JP2005298036A - 金属部材包装用防錆袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャドウマスク等の金属部材を梱包して輸送する場合には、これら梱包された金属部材を更に防錆袋にて包装しているが、内在されている金属部材に錆が発生しないように防錆袋自体を4層構造に構成するとともに、防錆袋内に更に乾燥剤を挿入して包装しているが、構成が複雑となるばかりでなく高価なものとなり、更に厚手の防錆袋を扱うために作業性にも劣るものとなっていたが、本発明ではこれら問題点を改善して、廉価で作業性にも優れているとともに、省資源化にも貢献する金属部材包装用防錆袋を提供する。
【解決手段】 合成樹脂製の第1のシート材11の一表面上に金属薄膜12を蒸着によって形成し、この金属薄膜12を覆うように合成樹脂製の第2のシート材13を被着したものを袋状に形成することで防錆袋14を形成し、この防錆袋14の開口部から梱包体26を挿入した後に防錆袋14の開口部をヒートシールによって封止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー陰極線管を構成するシャドウマスク等の金属部材を輸送する際に使用される包装用防錆袋に係わり、特に簡単な構成によって金属部材の防錆を可能とした金属部材包装用防錆袋に関するものである。
従来の一般的なカラーテレビジョン受像機や端末ディスプレイのモニター等に使用されているカラー陰極線管は、略矩形状を呈するフェースパネルと、このフェースパネルに一体的に接合された漏斗状のファンネルからなる外囲器を有し、そのフェースパネルの内面に青、緑、赤に発光するストライプ状あるいはドット状の3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンが形成され、この蛍光体スクリーンに対向してその内側に多数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマスクがマスクフレームを介して装着されている。
そして、ファンネルのネック内には3電子ビームを放射する電子銃が配設され、この電子銃から放出される3電子ビームをファンネルの外側に装着された偏向ヨークの発生する水平及び垂直偏向磁界によって偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査することによって蛍光体スクリーン上にカラー画像を表示するように構成されている。
このカラー陰極線管は、金属部材メーカー等から所定の大きさに成形加工されたアンバー(Fe−Ni合金)等からなる平板状のフラットマスクの状態でカラー陰極線管製造メーカーに納入され、この製造メーカーにおいてフォトエッチング法等を用いて電子ビーム通過孔を穿設する等の成形加工を施し、しかる後に、このシャドウマスクを用いて蛍光体スクリーンを形成し、フェースパネル内に装着してカラー陰極線管として製造されるのが一般的である。
このシャドウマスクは、金属素材メーカー等から出荷される時に、途中の輸送に耐えられるように梱包され、しかもシャドウマスクに錆が発生しないように防錆袋にて密閉し、更にその防錆袋の内部に乾燥剤を挿入する等して配送されている。
即ち、図2に示すように、例えば20パーツ分等の所定枚数の金属部材であるシャドウマスク(フラットマスク)21を積層、もしくは各シャドウマスク21間に緩衝材(図示せず)を介挿して積層し、これら積層されたシャドウマスク21を合成樹脂板22によって両側から挟持し、これらを一括してポリラミネートVCI紙23によって包装する。このポリラミネートVCI紙23とは、VCI(Volatile Corrosion Inhibiting)と称されている気化防錆材を紙材に塗布あるいは含浸された保護シート材であって、厚手のボール紙やライナー紙にVCIを塗布または含浸することによって構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このポリラミネートVCI紙23によって包装されたシャドウマスク21は、輸送時や保管時における外部からの衝撃からシャドウマスク21を保護するための段ボール製の外面保護材24によってコの字状に覆われ、更にこの外面保護材24が開かないように三方を粘着テープ25によって固定することで、複数枚のシャドウマスク21を一括した梱包体26として構成している。
しかしながら、このように単にシャドウマスク21をポリラミネートVCI紙23で覆っただけではシャドウマスク21とポリラミネート紙23間に隙間が生じ、この隙間を介して外部から湿気が流入してシャドウマスク21に錆を発生させてしまうという問題がある。そこで、このように複数枚のシャドウマスク21を一括梱包した梱包体26は、図3に示すような包装用の防錆袋31によって更に包装される。
この防錆袋31は4層構造で構成されており、最外側にナイロンシート材32が位置し、このナイロンシート材32の内面上に接着層33が形成され、この接着層33を介してアルミニウムからなるフィルム材34がナイロンシート材32上に固定されている。更に、このフィルム材34を覆うようにフィルム材34上にポリエチレンシート材35が配置され、このポリエチレンシート材35とナイロンシート材32とを固着し、このポリエチレンシート材35が最内側となるように全体を袋状に成形することで、防錆袋31が構成されている。
このようにして形成されている防錆袋31内部に、複数のシャドウマスク21が一括梱包された梱包体26を挿入するとともに、更に防錆用のシリカゲル等の乾燥剤(図示せず)を併せて挿入し、その後に防錆袋31の開口部分をヒートシール(加熱溶着)することで密封させている。
このような防錆袋31を使用して金属部材を包装する方法としては、その他にも鉄材に防錆効果のある袋(VCI袋)、防錆を施したポリエチレン袋(防錆P袋)や非鉄金属であるアルミニウムに防錆効果のある袋(SSI袋)、導電性を有した袋(帯電防止袋)及び段ボールからなる外装袋等を使用することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、これらの包装においては、防錆効果を確保するために4層構成にした防錆袋31を使用しなければならず、防錆袋31自体の厚さも約110μmと厚くなってしまうばかりでなく、防錆効果を確実にするために別添の乾燥剤を内装させることが必要であった。従って、包装作業においては厚手の防錆袋31の包装作業の操作と併せて乾燥剤の挿入作業を要することから、包装時の作業性が頗る悪くなるとともに、高価なものとなるばかりでなく、省資源化にも逆行する等の多くの改善点を有するものとなっている。
特開平 5−147684号公報(第3頁) 特開平11−195049号公報(第3頁、図2)
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成でありながらも防錆効果を発揮させることが可能な金属部材包装用防錆袋を提供するものであって、より簡略化された金属部材包装用防錆袋を得ることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、合成樹脂製の第1のシート材と、この第1のシート材の一平面上に蒸着された金属薄膜と、この金属薄膜を覆うように第1のシート材と固着された合成樹脂製の第2のシート材とから構成され、これら第1、第2のシート材及び金属薄膜を金属部材の梱包体を包囲するように袋状に形成したことを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第2の手段として、第1のシート材が外側に、第2のシート材が内側となるように袋状に成形したことを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第3の手段として、第1及び第2のシート材をポリエチレンにて形成し、金属薄膜をアルミニウムによって形成したことを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するための第4の手段として、金属部材としてカラー陰極線管用シャドウマスクの包装に適用したことを特徴とする。
本発明によれば、防錆袋は何れも薄い部材の3層構成によって形成することができ、しかも密着強度が強いことから密封させることが可能となるので、簡単な構成でありながら乾燥剤を封入しなくとも確実に防錆効果を発揮することができるとともに、製造コストの削減が図れるので低廉で、しかも包装作業の効率を向上させ、且つ省資源化にも好適な金属部材包装用防錆袋を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る金属部材包装用防錆袋の実施の形態は、図1に示すように、外側に位置する部材として水分を透し難い防湿効果に極めて優れているポリエチレンシートからなる第1のシート材11を設け、この第1のシート材11の内側の一平面上にアルミニウムからなる金属薄膜12を蒸着によって形成する。この金属薄膜12を覆うように、この金属薄膜12上にポリエチレンシートからなる第2のシート材13を被覆して、この第2のシート材13と第1のシート材11の少なくとも各端部をヒートシール(加熱溶着)によって固着し、更にこれを筒状に形成するとともに一端開口部を残して夫々の端部をヒートシールによって固着することで、金属部材包装用防錆袋14を構成している。
この袋状に固着形成された防錆袋14の開口部から、上述の図2において説明したシャドウマスク21等の金属部材を梱包した梱包体26を挿入して、この梱包体26を防錆袋14によって被覆する。その後、梱包体26を収納した防錆袋14の開口部周辺の防錆袋14の各端部を寄せ集めてヒートシールすることによって封止部15を形成し、この封止部15により、梱包体26を防錆袋14の内部に密閉包装しているものである。
この時、開口部を封止部15によって密閉する際に、防錆袋14内の空気を外部に排出するように真空吸引させながら、もしくは真空吸引の後にヒートシールすることにより、防錆袋14内の空気を可能な限り排出することで、防錆効果を向上させることが可能となる。
なお、梱包体26については、本発明においても従来と同様な構成のものを使用するので、同じ部分については同じ符号を付すことによって、梱包体26自体の詳細な説明は省略する。
このようにして構成された金属部材包装用防錆袋14によれば、第1及び第2のシート材11,13と、これらシート材11,13の間に介挿され第1のシート材11にアルミニウムを蒸着することによって形成された金属薄膜12の3層構造によって防錆袋14を形成することが可能となるので、従来の包装用防錆袋に比して簡単な構成で製造することが可能となり、しかも第1、第2のシート材11,13及び金属薄膜12の全てを薄膜化することができ、防錆袋14全体としても薄く形成することが可能となり、このために防錆袋14の気密性が向上しているので、防錆袋14内に乾燥剤を挿入せずとも従来と同等以上の防錆効果を発揮することが可能となっている。
ここで、上記した構成の防錆袋14を試作して、これをカラー陰極線管のシャドウマスク21の包装材に適用して防錆効果を確認したところ、次のような結果を得ることができた。
即ち、シャドウマスク21を20枚重ねて梱包した梱包体26を1セットとして、これを15セット用意し、夫々のセット毎に防錆袋14にて包装して輸送したところ、各セット共にシャドウマスク21には全く錆の発生を見ることなく、しかも折れ皺等の発生もなく輸送することができたことが確認された。この結果、耐錆、耐強度に優れた十分な機能を有する金属部材包装用防錆袋14として使用することができるものである。
このように、第1のシート材11の一表面上に金属薄膜12を蒸着によって形成し、更に第2のシート材13によって被覆することにより、3層構造の防錆袋14として構成することが可能となり、しかも防錆袋14の厚さも約80μmと極めて薄く構成することが可能となるので、防錆袋14の開口部をヒートシールして封止部15によって封着する際の密着性も極めて良好となるので、従来必要としていた乾燥剤を使用せずとも十分な防錆効果が得られるので、防錆袋14全体として廉価に構成することが可能となっている。しかも、防錆袋14の各部分も一層薄く構成することだできるので、梱包体26を包装する際の作業性の向上も図られ、乾燥剤を不用とすることから省資源化も達成することができる。
また、簡単な構成でありながら防錆効果に優れているので、従来の包装に比較して1セットあたり50円のコストダウンが図られている。
なお、上記説明では、第1及び第2のシート材11,13にポリエチレンを使用した場合について説明しているが、防湿効果及び溶着性能に優れた合成樹脂製のシート材であれば使用が可能であり、また金属薄膜12も柔軟で丈夫な材質の金属材料の使用も可能である。更に梱包される金属部材としてはシャドウマスク21に限定されることなく、その他の金属部材の包装用にも適用が可能で、梱包形態も上記説明のものに限定されることなく、種々の方法で梱包された金属部材にも適用することが可能である。
本発明に係る金属部材包装用防錆袋を示す斜視図。 金属部材包装用防錆袋によって包装される金属部材の梱包体を説明するための一部切欠斜視図。 従来の金属部材包装用防錆袋を示す斜視図。
符号の説明
11:第1のシート材
12:金属薄膜
13:第2のシート材
14:防錆袋
15:封止部
26:梱包体

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の第1のシート材と、
    この第1のシート材の一平面上に蒸着された金属薄膜と、
    この金属薄膜を覆うように前記第1のシート材と固着された合成樹脂製の第2のシート材とから構成され、
    これら第1、第2のシート材及び金属薄膜を金属部材の梱包体を包囲するように袋状に形成したことを特徴とする金属部材包装用防錆袋。
  2. 前記第1のシート材が外側に、前記第2のシート材が内側となるように袋状に形成したことを特徴とする請求項1記載の金属部材包装用防錆袋。
  3. 前記第1及び第2のシート材をポリエチレンにて形成し、前記金属薄膜をアルミニウムによって形成したことを特徴とする請求項1または2記載の金属部材包装用防錆袋。
  4. 前記金属部材はカラー陰極線管用シャドウマスクであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の金属部材包装用防錆袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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