JP2005297776A - 車両の二重窓ガラス - Google Patents
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Abstract
【課題】 ガラスの間に空気などのガスを供給する空調装置の設計の自由度を高め、また、像のゆがみを防止した車両の二重窓ガラスを提供することを課題とする。
【解決手段】 車両の二重窓ガラス(フロントガラス)13は、車室18内に面した内側窓ガラス25と車室18外に面した外側窓ガラス26とを所定の隙間(St,Sb)をもって併設した二重窓ガラスである。上端42,45間の隙間をStとし、下端38,44間の隙間をSbとし、上端42,45間の隙間Stに比べ、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたものである。内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に所望のガスを導入・排出するための導入口31、下排出口、上第1排出口51及び上第2排出口52を配置した。内側窓ガラスは、曲率を、平板となる程度に設定した。内側窓ガラスは、調光ミラーガラスである。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両の二重窓ガラス(フロントガラス)13は、車室18内に面した内側窓ガラス25と車室18外に面した外側窓ガラス26とを所定の隙間(St,Sb)をもって併設した二重窓ガラスである。上端42,45間の隙間をStとし、下端38,44間の隙間をSbとし、上端42,45間の隙間Stに比べ、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたものである。内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に所望のガスを導入・排出するための導入口31、下排出口、上第1排出口51及び上第2排出口52を配置した。内側窓ガラスは、曲率を、平板となる程度に設定した。内側窓ガラスは、調光ミラーガラスである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両の二重窓ガラスに関するものである。
自動車の二重窓ガラスは、自動車の内部(車室)の温度を太陽光などの外部状況によって影響を受けないようにするため、自動車の内部(車室)と外部との熱伝達を防ぐのを目的として研究されている。
自動車のフロントガラスに採用した二重窓ガラスが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−338428号公報(第7頁、図2)
自動車のフロントガラスに採用した二重窓ガラスが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図8は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の自動車の車体断熱システムは、自動車201のフロントガラスを構成する外側フロントガラス202と内側フロントガラス203との間に空気を換気ファン204で流すとともに、屋根を構成する外板205と内張206との間に形成した空気流通路207に流すことで、フロントガラスや屋根を空気断熱することができるというものである。
図8は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の自動車の車体断熱システムは、自動車201のフロントガラスを構成する外側フロントガラス202と内側フロントガラス203との間に空気を換気ファン204で流すとともに、屋根を構成する外板205と内張206との間に形成した空気流通路207に流すことで、フロントガラスや屋根を空気断熱することができるというものである。
しかし、特許文献1のフロントガラスでは、外側フロントガラス202に並行に内側フロントガラス203を取付け、この下に換気用の吹出し口を形成すると、吹出し口の形状は外側フロントガラス202と内側フロントガラス203によって規制され、換気に用いる装置の設計の自由度は低くなる。
また、特許文献1では、外側フロントガラス202に並行に内側フロントガラス203を取付けるが、外側フロントガラス202と内側フロントガラス203は共に左右端側の曲率は大きく、内・外側フロントガラス203,202の左右端側を透して見る像はゆがみやすくなる。
また、特許文献1では、外側フロントガラス202に並行に内側フロントガラス203を取付けるが、外側フロントガラス202と内側フロントガラス203は共に左右端側の曲率は大きく、内・外側フロントガラス203,202の左右端側を透して見る像はゆがみやすくなる。
本発明は、ガラスの間に空気などのガスを供給する空調装置の設計の自由度を高め、また、像のゆがみを防止した車両の二重窓ガラスを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、車両の車室内に面した内側窓ガラスと車室外に面した外側窓ガラスとを所定の隙間をもって併設した車両の二重窓ガラスにおいて、隙間は、上端に比べ、下端を大きくしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に所望のガスを導入・排出するための導入口及び排出口を配置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、排出口は、車両のルーフに設けた流路の入口に接続したことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、導入口と排出口を循環流路で接続したことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、内側窓ガラスは、曲率を一定にしたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、内側窓ガラスは、曲率を、平板となる程度に設定したことを特徴とする。
請求項7に係る発明では、内側窓ガラスは、調光ミラーガラスであることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両の車室内に面した内側窓ガラスと車室外に面した外側窓ガラスとを所定の隙間をもって併設した車両の二重窓ガラスにおいて、隙間は、上端に比べ、下端を大きくした。隙間が大きな下端側に隙間へガスを供給する導入口や隙間からガスを排出する排出口を容易に設けることができ、空調装置の設計の自由度を高めることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に所望のガスを導入・排出するための導入口及び排出口を配置したので、所望の温度のガス(空気)を内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に流すことができるとともに、ガラス間の空気の流量を増加させることが容易になるにという利点がある。
請求項3に係る発明では、排出口は、車両のルーフに設けた流路の入口に接続したので、ルーフの流路を通して内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間の空気をガラス空調装置で強制的に排出し続けることができ、太陽光など外部環境による温度上昇を抑えることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、導入口と排出口を循環流路で接続したので、内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に所望のガスを循環させることができ、例えば、温度調節した空気などのガスを循環させた場合には、外側窓ガラス上の霜や雪を短時間で溶かすことができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、内側窓ガラスは、曲率を一定にしたので、外側窓ガラスと同様の曲率を用いた内側窓ガラスに比べ、外側窓ガラスの左右端側を透して見る像のゆがみを小さくすることができ、像のゆがみを抑制することができるという利点がある。
請求項6に係る発明では、内側窓ガラスは、曲率を、平板となる程度に設定したので、平板と同等に扱うことができ、平らな内側窓ガラスによって外側窓ガラスの左右端側を透して見る像がゆがむことはなく、像のゆがみを防止することができるという利点がある。
請求項7に係る発明では、内側窓ガラスは、調光ミラーガラスなので、車両を駐車した場合に、鏡の状態になり、日射しを反射することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明の二重窓ガラスを用いた車両の斜視図であり、車両11は、車体12と、車体12に取付けたフロントガラス13と、空調装置14と、を備える。
車体12は、フロントボデー15と、フロントボデー15に連なるサイドボデー16,16及びルーフ17と、を備える。18は車室、19はインストルメントパネルを示す。
図1は、本発明の二重窓ガラスを用いた車両の斜視図であり、車両11は、車体12と、車体12に取付けたフロントガラス13と、空調装置14と、を備える。
車体12は、フロントボデー15と、フロントボデー15に連なるサイドボデー16,16及びルーフ17と、を備える。18は車室、19はインストルメントパネルを示す。
ルーフ17は、内パネル21と、外パネル22と、内外パネル21,22間に形成した流路23と、を備える。
サイドボデー16はフロントピラー24を有する。
フロントガラス13は、車室18内に面した内側窓ガラス25と車室18外に面した外側窓ガラス26とを所定の隙間をもって併設した二重窓ガラスである。具体的には後述する。
サイドボデー16はフロントピラー24を有する。
フロントガラス13は、車室18内に面した内側窓ガラス25と車室18外に面した外側窓ガラス26とを所定の隙間をもって併設した二重窓ガラスである。具体的には後述する。
空調装置14は、車室空調装置(図に示していない)と、フロントガラス13用のガラス空調装置27と、からなり、車室空調装置は、既存の構成とほぼ同じ構成で、車室18の温度や湿度を調整することを目的とする。
ガラス空調装置27は、内側窓ガラス25と外側窓ガラス26との間に所望のガスを導入・排出するための導入口31及び下排出口32,32を配置し、導入口31と下排出口32,32を循環流路33,33で接続し、循環流路33,33をエアコン手段34に接続したものである。エアコン手段34は、外の空気を取り入れる外気取入口(図に示していない)と、車室18内の空気を取り入れる内気取入口(図に示していない)を有する。
「所望のガス」とは、ガラス空調装置27では、空気である。
「所望のガス」とは、ガラス空調装置27では、空気である。
図2は、図1の2−2線断面図であり、二重窓ガラス(フロントガラス)13の詳細を示す。
二重窓ガラス(フロントガラス)13は、具体的には、フロントボデー15の下内ウインドー部37に内側窓ガラス25の下端38を嵌め、ルーフ17のウインドー部41に内側窓ガラス25の上端42を嵌め、フロントボデー15の下外ウインドー部43に外側窓ガラス26の下端44を嵌め、ルーフ17のウインドー部41に外側窓ガラス26の上端45を樹脂製のシール兼緩衝部材46を介して内側窓ガラス25の上端42に重ねるように嵌め、また、上端42,45間の隙間をStとし、下端38,44間の隙間をSbとし、上端42,45間の隙間Stに比べ、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたものである。
二重窓ガラス(フロントガラス)13は、具体的には、フロントボデー15の下内ウインドー部37に内側窓ガラス25の下端38を嵌め、ルーフ17のウインドー部41に内側窓ガラス25の上端42を嵌め、フロントボデー15の下外ウインドー部43に外側窓ガラス26の下端44を嵌め、ルーフ17のウインドー部41に外側窓ガラス26の上端45を樹脂製のシール兼緩衝部材46を介して内側窓ガラス25の上端42に重ねるように嵌め、また、上端42,45間の隙間をStとし、下端38,44間の隙間をSbとし、上端42,45間の隙間Stに比べ、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたものである。
また、二重窓ガラス(フロントガラス)13は、フロントボデー15の下内・下外ウインドー部37,43間に隙間Sbにほぼ相当する長さのパネル部47を形成し、このパネル部47に既に述べた導入口31と下排出口32(図1参照),32(図1参照)を有するガラス空調装置27を接続し、一方、上のシール兼緩衝部材46に上第1排出口51を形成し、ルーフ17のウインドー部41に上第2排出口52を開けることでルーフ17に設けた流路23の入口53に接続したものである。
なお、ガラス空調装置27では、下排出口32(図3参照)及び上第1・上第2排出口51,52にそれぞれ図に示していない既存の開閉手段を設ける。下排出口32(図3参照)を使用する場合は、ルーフ17の流路23に接続した上第1・上第2排出口51,52を開閉手段で閉じる。逆に、上第1・上第2排出口51,52を使用する場合は、下排出口32(図3参照)を開閉手段で閉じる。
図中、54,54は内側窓ガラス25の上下を保持する樹脂製のシール兼緩衝部材、55,55は外側窓ガラス26を保持する樹脂製のシール兼緩衝部材、56は上端42、上端45を止めるクリップ、57は上端42、上端45を止めるアッパモール、61は下端44を止めるクリップ、62は下端44を止めるロアモール、63はパネル部47に取付けた内装材を示す。
図3は、図1の3−3線断面図であり、二重窓ガラス(フロントガラス)13は、既に説明した、内側窓ガラス25と車室18外に面した外側窓ガラス26とを有する。
内側窓ガラス25は、曲率を、平板となる程度に設定したもので、サイドボデー16,16間では平板と同等に扱うことができるものである。64は内側窓ガラス25の左端、65は内側窓ガラス25の右端を示す。
外側窓ガラス26は、中央部67から左右端68,69に至る間で曲率が変化し、左右端68,69側では、曲率は大きくなる。
内側窓ガラス25は、曲率を、平板となる程度に設定したもので、サイドボデー16,16間では平板と同等に扱うことができるものである。64は内側窓ガラス25の左端、65は内側窓ガラス25の右端を示す。
外側窓ガラス26は、中央部67から左右端68,69に至る間で曲率が変化し、左右端68,69側では、曲率は大きくなる。
図4は、図3の4部詳細図であり、二重窓ガラス(フロントガラス)13はまた、フロントピラー24の内ウインドー部71に樹脂製のシール兼緩衝部材73を介して内側窓ガラス25の左端64を嵌め、フロントピラー24の外ウインドー部74に外側窓ガラス26の左端68を嵌める。75は左端68を止めるクリップ、76は左端68を止めるサイドモールを示す。
このように、図2に示す二重窓ガラス(フロントガラス)13では、上端42,45間の隙間Stに比べ、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたので、下端38,44間の空間を大きくすることができ、ガラス空調装置27の設計の自由度を高めることができる。
また、図2及び図3に示すように、二重窓ガラス(フロントガラス)13では、上端42,45間の隙間Stに比べ、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたので、下端38,44間の空間を大きくすることができ、例えば、導入口31と下排出口32,32を効果的に配置することができる。
図2及び図3に示す二重窓ガラス(フロントガラス)13では、内側窓ガラス25と外側窓ガラス26との間に所望のガス(空気)を導入・排出するための導入口31及び排出口32,32を配置したので、所望の温度の空気を内側窓ガラス25と外側窓ガラス26との間に流すことができる。
また、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたので、内側窓ガラス25と外側窓ガラス26との間の空気の流量を増加させることが容易になる。
また、下端38,44間の隙間Sbを大きくしたので、内側窓ガラス25と外側窓ガラス26との間の空気の流量を増加させることが容易になる。
図2に示すように、二重窓ガラス(フロントガラス)13では、排出口(上第1・上第2排出口51,52)は、車両11のルーフ17に設けた流路23の入口53に接続したので、流路23を矢印a1のように通して内側窓ガラス25と外側窓ガラス26との間の空気を矢印a2のようにガラス空調装置27のエアコン手段34で強制的に流し続けることができ、車室内の温度状態を太陽光など外部状況に対して影響を受け難くすることがで
図2及び図3に示すように、二重窓ガラス(フロントガラス)13では、導入口31と排出口32,32を循環流路33(図1参照),33(図1参照)で接続したので、所望の温度の空気を矢印a3,a4のように循環させることができ、外側窓ガラス26上の霜や雪を短時間で溶かすことができる。
図3に示すように、二重窓ガラス(フロントガラス)13では、内側窓ガラス25は、曲率を、平板となる程度に設定したので、内側窓ガラス25によって外側窓ガラス26の左右端68,69側を透して見る像がゆがむことはなく、像のゆがみを防止することができる。
次に、二重窓ガラスの別の実施の形態を示す。
図5は、別の実施の形態を示す第1図であり、図3に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
図5は、別の実施の形態を示す第1図であり、図3に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
二重窓ガラス(フロントガラス)13Bは、内側窓ガラス25Bの曲率を一定にしたことを特徴とする。
二重窓ガラス(フロントガラス)13Bでは、内側窓ガラス25Bの曲率を一定にした
ので、外側窓ガラス26と同様の曲率を用いた内側窓ガラスに比べ、外側窓ガラス26の左右端68,69側を透して見る像のゆがみを小さくすることができ、像のゆがみを抑制することができる。
二重窓ガラス(フロントガラス)13Bでは、内側窓ガラス25Bの曲率を一定にした
ので、外側窓ガラス26と同様の曲率を用いた内側窓ガラスに比べ、外側窓ガラス26の左右端68,69側を透して見る像のゆがみを小さくすることができ、像のゆがみを抑制することができる。
図6(a),(b)は、別の実施の形態を示す第2図であり、図2に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。(b)は(a)のb部詳細図である。
(a)において、二重窓ガラス(フロントガラス)13Cの内側窓ガラス25Cは、調光ミラーガラスであることを特徴とする。具体的には、内側窓ガラス25Cと外側窓ガラス26とでガスクロミック方式の調光ミラーガラスを形成したもので、内側窓ガラス25Cの内面81((b)参照)にマグネシウム・ニッケル合金薄膜82((b)参照)を形成し、このマグネシウム・ニッケル合金薄膜82の上に金属パラジウム83((b)参照)を形成し、上端42,45間に樹脂製のシール兼緩衝部材46Cを設けたものである。
なお、内側窓ガラス25Cを得るために用いるガラスは平板であり、内側窓ガラス25(図3参照)に相当する。
なお、内側窓ガラス25Cを得るために用いるガラスは平板であり、内側窓ガラス25(図3参照)に相当する。
また、二重窓ガラス(フロントガラス)13Cは、内側窓ガラス25Cと外側窓ガラス26の間に所望のガスを導入するために、導入口31に接続したガス供給装置84を有する。
所望のガスとは、アルゴン、水素及び酸素である。
ガス供給装置84は、アルゴン供給源85と、水素供給源86と、酸素供給源87と、これらを制御する制御装置88と、制御装置88に接続するとともにインストルメントパネル19に配置したスイッチボタン類89と、からなる。
所望のガスとは、アルゴン、水素及び酸素である。
ガス供給装置84は、アルゴン供給源85と、水素供給源86と、酸素供給源87と、これらを制御する制御装置88と、制御装置88に接続するとともにインストルメントパネル19に配置したスイッチボタン類89と、からなる。
ガスクロミック方式の調光ミラーガラス(二重窓ガラス(フロントガラス)13C)は、外側窓ガラス26と内側窓ガラス25Cの間にアルゴンを充填しておき、アルゴンを充填した状態(酸素を含む状態)では、2層からなる金属膜は銀色でガラス(フロントガラス13C)は鏡の状態である。その次に、導入口31から水素を供給すると、パラジウム83によってパラジウム83並びにマグネシウム・ニッケル合金薄膜82は反応(水素化)することで、パラジウム83並びにマグネシウム・ニッケル合金薄膜82は透明な状態に変化する。透明な状態のところに導入口31から酸素を供給すると、パラジウム83によって水素と反応(水蒸気を形成し脱水素化)し、元の鏡の状態に戻る。
なお、ガス供給装置84の構成は、一例であり、ここでは、目視で透明状態を判断し、水素の供給を停止する。
二重窓ガラス13Cでは、アルゴン、水素及び酸素を外側窓ガラス26と内側窓ガラス25Cの間に充填するため、図1〜図3に示した各排出口を封じるか若しくは各排出口を形成しない構成とする。
二重窓ガラス13Cでは、アルゴン、水素及び酸素を外側窓ガラス26と内側窓ガラス25Cの間に充填するため、図1〜図3に示した各排出口を封じるか若しくは各排出口を形成しない構成とする。
このように、二重窓ガラス(フロントガラス)13Cの内側窓ガラス25Cは、調光ミラーガラスなので、車両11を駐車した場合に、スイッチボタン類89の情報に基づいて導入口31から酸素を供給すると、鏡の状態になり、日射しを反射することができる。
二重窓ガラス(フロントガラス)13Cでは、調光ミラーガラスをなす内側窓ガラス25Cと外側窓ガラス26をウインドー部に取付け、下端に導入口31を形成するとともに導入口31にガス供給装置84を接続したので、インストルメントパネル19に配置したスイッチボタン類89を押すだけで、フロントガラス13Cの遮光性を高めることができ、結果的に、フロントガラス13を遮光状態に変えるのに手間がかからず、また、遮光状態から元に戻すのに手間がかからない。
図7(a)〜(c)は、別の実施の形態を示す第3図であり、図2に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。(b)は(a)のb部詳細図、(c)は(a)のc部詳細図である。
(a)において、二重窓ガラス(フロントガラス)13Dの内側窓ガラス25Dは、調光ミラーガラスであることを特徴とする。具体的には、内側窓ガラス25Dと外側窓ガラス26Dとでエレクトロクロミック方式の調光ミラーガラスを形成したもので、内側窓ガラス25Dの内面91((b)参照))に透明導電膜92を形成し、透明導電膜92上にマグネシウム・ニッケル合金薄膜82を形成し、このマグネシウム・ニッケル合金薄膜82の上に金属パラジウム83を形成し、外側窓ガラス26Dの内面93((c)参照)に透明導電膜94を形成し、透明導電膜92に陽極用の電線95を接続し、透明導電膜94に陰極用の電線96を接続し、これらの透明導電膜92、94への通電を制御する制御装置97を接続し、制御装置97に接続するとともにインストルメントパネル19にスイッチボタン98を配置し、上端42,45間に樹脂製のシール兼緩衝部材46Dを設け、フロントボデー15の下内・下外ウインドー部37,43間に隙間Sbにほぼ相当する長さのパネル部47Dを形成し、内側窓ガラス25Dと外側窓ガラス26Dの間に電解液(例えば、NaOH(水酸化ナトリウム))101を充填し、電圧によって透明の程度を変化させることができるものである。
制御装置97は、所定の電圧を印加することで、内側窓ガラス25Dを透明にし続け、スイッチボタン98の「ON」の情報に基づいて、電圧を切る。「ON」状態のスイッチボタン98を「OFF」にすると、「OFF」の情報に基づいて、所定の電圧を印加する。
なお、内側窓ガラス25Dの透明導電膜92に陽極を固定したが、透明導電膜92、94に接続する極は制御装置97で任意に制御するのが望ましい。
「ON」、「OFF」を規制するのに必要な条件は任意である。
なお、内側窓ガラス25Dの透明導電膜92に陽極を固定したが、透明導電膜92、94に接続する極は制御装置97で任意に制御するのが望ましい。
「ON」、「OFF」を規制するのに必要な条件は任意である。
エレクトロクロミック方式の調光ミラーガラス(二重窓ガラス(フロントガラス)13D)は、既に述べたガスクロミック方式の調光ミラーガラス13C(図6参照)と同様の効果を発揮することができる。
つまり、「OFF」状態のスイッチボタン98を「ON」にすると、透明な状態から元の鏡の状態に戻る。スイッチボタン98を「OFF」にすると、パラジウム83並びにマグネシウム・ニッケル合金薄膜82は透明な状態に変化する。
このように、二重窓ガラス(フロントガラス)13Dの内側窓ガラス25Dは、調光ミラーガラスなので、車両11を駐車した場合に、スイッチボタン98の情報に基づいて導電圧を切ると、鏡の状態になり、日射しを反射することができる。
二重窓ガラス(フロントガラス)13Dでは、二重窓ガラス(フロントガラス)13Cと同様にフロントガラス13Dを遮光状態に変えるのに手間がかからず、また、遮光状態から元に戻すのに手間がかからない。
尚、本発明の車両の二重窓ガラスは、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
また、フロントガラス以外の箇所のガラスにも適用することができる。
また、フロントガラス以外の箇所のガラスにも適用することができる。
本発明の車両の二重窓ガラスは、四輪車に好適である。
11…車両、13…二重窓ガラス(フロントガラス)、17…ルーフ、18…車室、23…ルーフに設けた流路、25…内側窓ガラス、25C…調光ミラーガラス、26…外側窓ガラス、31…導入口、32…下排出口、33…循環流路、38…内側窓ガラスの下端、42…内側窓ガラスの上端、44…外側窓ガラスの下端、45…外側窓ガラス26の上端、51…上第1排出口、52…上第2排出口、53…流路の入口、St…上端の隙間、Sb…下端の隙間。
Claims (7)
- 車両の車室内に面した内側窓ガラスと車室外に面した外側窓ガラスとを所定の隙間をもって併設した車両の二重窓ガラスにおいて、
前記隙間は、上端に比べ、下端を大きくしたことを特徴とする車両の二重窓ガラス。 - 前記内側窓ガラスと外側窓ガラスとの間に所望のガスを導入・排出するための導入口及び排出口を配置したことを特徴とする請求項1記載の車両の二重窓ガラス。
- 前記排出口は、車両のルーフに設けた流路の入口に接続したことを特徴とする請求項2記載の車両の二重窓ガラス。
- 前記導入口と排出口を循環流路で接続したことを特徴とする請求項2記載の車両の二重窓ガラス。
- 前記内側窓ガラスは、曲率を一定にしたことを特徴とする請求項1記載の車両の二重窓ガラス。
- 前記内側窓ガラスは、曲率を、平板となる程度に設定したことを特徴とする請求項5記載の車両の二重窓ガラス。
- 前記内側窓ガラスは、調光ミラーガラスであることを特徴とする請求項1記載の車両の二重窓ガラス。
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018059936A1 (de) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Saint-Gobain Glass France | Fahrzeugscheibenanordnung |
| JP2021008239A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用二重窓構造 |
| JP2022510718A (ja) * | 2018-12-10 | 2022-01-27 | イベオ オートモーティブ システムズ ゲーエムベーハー | センサのための除氷システム |
| DE102022121747A1 (de) | 2022-08-29 | 2024-02-29 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Schutzvorrichtung für einen Umfeldsensor eines Fahrzeugs zum Temperieren einer Sensorabdeckung mit einer Heizeinrichtung nach Art einer Dampfkammer, Sensoranordnung sowie Fahrzeug |
| WO2025246190A1 (zh) * | 2024-05-31 | 2025-12-04 | 比亚迪股份有限公司 | 车辆的玻璃组件和车辆 |
-
2004
- 2004-04-12 JP JP2004117031A patent/JP2005297776A/ja active Pending
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