JP2005297481A - 射出成形機の油圧制御装置および油圧制御方法 - Google Patents

射出成形機の油圧制御装置および油圧制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】射出成形機の油圧制御装置に関し、アンロード状態で多くの油圧ポンプ駆動用モータが運転される状態を少なくして、消費電力の無駄を無くす。
【解決手段】射出成形機の油圧供給源は複数のポンプユニットで構成され、各ポンプユニットは1台のモータ4,23,24及び単数または複数の油圧ポンプ1,2,3から構成されている。モータ4,23,24の各最大負荷電流を検出して電流比較器28,29,30の各設定電流と比較し、各最大負荷電流が各設定電流以下であればモータ4,23,24を停止させることにより消費電力を低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に省エネルギーを目的とした射出成形機の油圧アクチュエータに供給する油圧を制御する射出成形機の油圧制御装置と油圧制御方法に関するものである。
近年、油圧式射出成形機の消費電力を低減することが提案されている。射出成形機においては、射出プランジャ、原料計量用のスクリュウ、型の開閉機構などの油圧アクチュエータに油圧駆動機構が使用されている。
夫々の油圧駆動機構の油圧供給源は、通常、複数のポンプユニットによって構成され、それらポンプユニットは吐出側で合流したり、或いは夫々単独で使用されたりしている。なお、各ポンプユニットは一台のモータ、及びこのモータによって駆動される単数または複数の油圧ポンプから構成されている。
成形条件などの変更に対応して油圧アクチュエータに供給すべき油量が変動する。このため、前記結合部の上流側にリリーフバルブ、及び比例電磁弁を設け、比例電磁弁により油圧アクチュエータに供給する油量を制御するとともに余剰の圧油をリリーフバルブを介してタンクに戻している。
例えば、射出速度を低めに設定した場合には、成形サイクル中の必要な油量の最大値が少なくなる。このような場合、一部の油圧ポンプを駆動状態のままアンロードさせて圧油をリリーフバルブを介してタンクに戻される油量を減らし、これにより油圧ポンプの負荷を減らして消費電力の低減を図っている。
従来の射出成形機の油圧制御装置としては、特許文献1に開示されているものがある。
以下、図面を参照しながら上記従来の射出成形機の油圧制御装置を説明する。図7は、従来の射出成形機の油圧制御装置の概略構成図である。
図7において、油圧ポンプ1,2,3は複数個の油圧アクチュエータに圧油を供給する。モータ4は油圧ポンプ1,2,3を駆動する。逆止弁5,6,7は油圧回路19から油圧ポンプ1,2,3への圧油の逆流を防止する。
比例電磁弁8は設定器9によって油量を設定しその設定値に基づき、増幅器10を経由して電気的にその開度を変更し、タンク14から吸い上げた圧油の流量を制御し、油圧アクチュエータに供給する。
シリンダ11とピストン12は油圧アクチュエータに相当する。リリーフバルブ13は圧力設定のための弁である。方向切換弁15,16,17は、油圧ポンプ1,2,3を個別にオンロードまたはアンロードする。
方向切換弁選択回路18は設定器9の設定信号により、油圧ポンプ1,2,3の組み合わせを自動的に行ない、方向切換弁15,16,17を励磁または消磁する。油圧回路19によりモータ4によって駆動される複数個の油圧ポンプ1,2,3ならびに方向切換弁15,16,17と比例電磁弁8が連結されている。
電線20,21,22により方向切換弁15,16,17と設定器9及び方向切換弁選択回路18は電気的に接続されている。
以上のように構成された従来の射出成形機の油圧制御装置について、以下その動作を説明する。
まず、ピストン12に設定した移動速度が得られるように、シリンダ11に予め設定器9に設定された所定の油量の圧油が流れるように増幅器10を経由して比例電磁弁8に信号が送られ弁の開度を変更する。
同時に、設定器9により方向切換弁選択回路18に信号が送られ、設定された油量をシリンダ11に供給するのに必要かつ十分な油圧ポンプ1,2,3の組み合わせを方向切換弁選択回路18によって自動的に決定して信号を発信し、その信号によって選択された油圧ポンプ1,2,3を方向切換弁15,16,17の励磁または消磁によって個々にオンロードまたはアンロードして実行する。
特公昭59−35771号公報
しかしながら、上記従来の構成は、成形サイクル中に油圧アクチュエータの作動速度の如何によって全く使用しない油圧ポンプ1,2,3の何れかが生じた場合でも使用しない油圧ポンプは駆動したままアンロードさせていた。そのため、アンロード中の油圧ポンプの動力が全く無駄になるという欠点があった。
本発明は従来の課題を解決するもので、油圧ポンプの負荷に応じてモータを駆動したり停止したりするモータ駆動コントローラを備えた射出成形機の油圧制御装置および油圧制御方法を提供することを目的とする。
本発明の射出成形機の油圧制御装置は、射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプと、複数個の前記油圧ポンプを夫々個別に駆動する複数個のモータと、複数個の前記モータの負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器と、複数個の負荷電流検出器の夫々に個別に設けられ前記負荷電流検出器から出力される所定期間内の最大負荷電流と予め設定した設定電流とを比較し、前記最大負荷電流が前記設定電流より大きければ対応する前記モータを駆動させ、小さければ対応する前記モータを停止させる信号を出力する複数個の電流比較器と、複数個の前記電流比較器から出力された信号により対応する前記モータを駆動若しくは停止させるモータ駆動コントローラとを備えたものである。
これにより、油圧ポンプを駆動するモータの負荷を負荷電流検出器で検出し、最大負荷電流と電流比較器に予め設定した設定電流を比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ駆動信号を電流比較器からモータ駆動コントローラヘ出力するのでモータはそのまま駆動を続け、小さければ停止信号を電流比較器からモータ駆動コントローラヘ出力するのでモータは停止する。設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせる。
また、本発明の射出成形機の油圧制御方法は、射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプと、複数個の前記油圧ポンプを夫々個別に駆動する複数個のモータと、複数個の前記モータの負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器を備えた射出成形機の油圧制御方法であって、数成形サイクル中の前記モータの最大負荷電流が設定電流より大きければ前記モータをそのまま駆動させ、小さければ前記モータを停止させるのである。
これにより、設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせる。
本発明の射出成形機の油圧制御装置によれば、油圧ポンプを駆動するモータの負荷を負荷電流検出器で検出し、最大負荷電流と電流比較器に予め設定した設定電流を比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ駆動信号を電流比較器からモータ駆動コントローラヘ出力するのでモータはそのまま駆動を続け、小さければ停止信号を電流比較器からモータ駆動コントローラヘ出力するのでモータは停止する。したがって設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせるという効果がある。
また、本発明の射出成形機の油圧制御方法によれば、設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせる。
本発明の請求項1に記載の射出成形機の油圧制御装置の発明は、射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプと、複数個の前記油圧ポンプを夫々個別に駆動する複数個のモータと、複数個の前記モータの負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器と、複数個の負荷電流検出器の夫々に個別に設けられ前記負荷電流検出器から出力される所定期間内の最大負荷電流と予め設定した設定電流とを比較し、前記最大負荷電流が前記設定電流より大きければ対応する前記モータを駆動させ、小さければ対応する前記モータを停止させる信号を出力する複数個の電流比較器と、複数個の前記電流比較器から出力された信号により対応する前記モータを駆動若しくは停止させるモータ駆動コントローラとから構成したものである。
上記構成において、油圧ポンプを駆動するモータの負荷を負荷電流検出器で検出し、最大負荷電流と電流比較器に予め設定した設定電流を比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ駆動信号を電流比較器からモータ駆動コントローラヘ出力するのでモータはそのまま駆動を続け、小さければ停止信号を電流比較器からモータ駆動コントローラヘ出力するのでモータは停止する。
したがって、設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせるという効果がある。
また、請求項2に記載の射出成形機の油圧制御装置の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに前記モータ駆動コントローラにより入力される停止信号を入力する入力部と、前記入力部と接続され前記停止信号が入力されている時間を日時ごとに計算する演算・制御部と、前記演算・制御部を接続され前記日時ごとの停止時間を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記日時ごとの停止時間を前記演算・制御部を介して読み出し表示する日時・停止時問表示部を備えたものである。
上記構成において、モータ駆動コントローラにより出力された停止信号が記憶部に設定された測定期間において、モータが日時ごとにどれくらい停止したかを記憶部に記憶し、前記演算・制御部を介して日時・停止時間表示部に表示することにより、どれくらい省エネルギー効果があったかを一目で把握することができるという効果がある。
また、請求項3に記載の射出成形機の油圧制御方法の発明は、射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプと、複数個の前記油圧ポンプを夫々個別に駆動する複数個のモータと、複数個の前記モータの負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器を備えた射出成形機の油圧制御方法であって、数成形サイクル中の前記モータの最大負荷電流が設定電流より大きければ前記モータをそのまま駆動させ、小さければ前記モータを停止させる。設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせるという効果がある。
また、請求項4に記載の射出成形機の油圧制御装置の発明は、請求項3に記載の発明に、記憶部に設定された測定期間において、複数個のモータを日時ごとにどれくらい停止させたかを記憶部に記憶させるとともに前記記憶部に記憶させた停止情報をそのまま若しくは加工・演算処理をして表示部に表示することにより、どれくらい省エネルギー効果があったかを一目で把握することができるという効果がある。
以下、本発明による射出成形機の油圧制御装置および油圧制御方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による射出成形機の油圧制御装置の概略構成図である。図2は同実施の形態による射出成形機の油圧制御装置の動作を示すフロチャートである。図3は同実施の形態によるモータ最大負荷電流が電流比較器の設定電流より小さい場合の時間と負荷電流の関係を示す特性図である。図4は同実施の形態によるモータ最大負荷電流が電流比較器の設定電流より大きい場合の時間と負荷電流を示す特性図である。
図1において、負荷電流検出器25,26,27は油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動するモータ4,23,24の負荷電流を個別に検出する。電流比較器28,29,30は負荷電流検出器25,26,27から検出された最大負荷電流と予め設定した電流を夫々比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ対応するモータ4,23,24を駆動させ、小さければ対応するモータを停止させる信号を出力する。
モータ駆動コントローラ31は電流比較器28,29,30から夫々出力された信号によりモータ4,23,24を夫々個別に駆動若しくは停止させる。電線32,33,34によりモータ4,23,24とモータ駆動コントローラ31は電気的に夫々接続されている。電線35,36,37により負荷電流検出器25,26,27と電流比較器28,29,30は電気的に夫々接続されている。電線38,39,40により電流比較器28,29,30とモータ駆動コントローラ31は電気的に夫々接続されている。
本実施の形態の射出成形機の油圧制御装置は、図7に示された従来の射出成形機の油圧制御装置の構成に、さらに油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動するモータ4,23,24の負荷電流を個別に検出する負荷電流検出器25,26,27や負荷電流検出器25,26,27から出力された最大負荷電流と予め設定した電流を夫々比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければモータ4,23,24を駆動させ、小さければモータ4,23,24を停止させる信号を出力し、電流比較器28,29,30から出力された信号によりモータ4,23,24を夫々個別に駆動若しくは停止させるモータ駆動コントローラ31を設けたものである。
以上のように構成された本実施の形態の射出成形機の油圧制御装置について、以下その動作を図2、図3、図4を参照して説明する。
図2において、まず、ステップ41で1回目の成形サイクルがスタートする。次に、ステップ42で成形サイクル中の油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動するモータ4,23,24の負荷電流を負荷電流検出器25,26,27により個別に検出し、検出されたモータ負荷電流と電流比較器28,29,30に予め設定された設定電流を夫々比較する。なお、設定電流は油圧ポンプ1,2,3がアンロード運転時のモータ4,23,24の負荷電流に夫々設定している。
次に、ステップ43で成形サイクル中の最大負荷電流が設定電流より小さければ、次の成形サイクルで再度、次成形サイクル中の最大負荷電流が設定電流より小さいか確認し、これをN回繰り返す。(N+1)回目成形サイクルによりこの処理を終了する。
次に、ステップ44でN回の成形サイクル中の最大負荷電流が設定電流よりも小さいので電流比較器25,26,27からモータ駆動コントローラ31へ個別に停止信号が出力される。
次にステップ45で、モータ駆動コントローラ31よりモータ4,23,24を個別に停止させる。図3にこの時の例を示しているが、ハッチング部面積の消費電力を削減できる。
また、ステップ46で成形サイクル中の最大負荷電流が設定電流よりも大きければ電流比較器25,26,27からモータ駆動コントローラ31へ個別に駆動信号が出力される。次に、ステップ47でモータ駆動コントローラ31よりモータ4,23,24を個別に駆動させる。図4にこの時の例を示しているが、モータが駆動することになるので消費電力は削減できない。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2の油圧制御装置のモータ停止時間を記憶、並びに表示する装置のブロック図である。図6は同実施の形態による油圧制御装置のモータ停止時問を記憶、並びに表示する装置の動作を示すフローチヤートである。
図5において、モータ駆動コントローラ31により出力される停止信号48を入力する入力部49と、入力部49と接続され停止信号48が入力されている時間を日時ごとに計算する演算・制御部50と、演算・制御部50と接続され日時ごとの停止時間48を記憶する記憶部51と、記憶部51に記憶された日時ごとの停止時間を演算・制御部50を介して読み出し表示する日時・停止時間表示部52となっている。入力部49、演算・制御部50、記憶部51、及び日時・停止時間表示部52はコンピュータ53を構成している。
本実施の形態の油圧制御装置のモータ停止時間を記憶、並びに表示する装置は、実施の形態1による射出成形機の油圧制御装置に、さらにモータ駆動コントローラ31により出力される停止信号48を入力する入力部49と、入力部49と接続され停止信号48が入力されている時間を日時ごとに計算する演算・制御部50と、演算・制御部50と接続され日時ごとの停止時間48を記憶する記憶部51と、記憶部51に記憶された日時ごとの停止時間を演算・制御部50を介して読み出し表示する日時・停止時問表示部52を設けたものである。
以上のように構成された本実施の形態の油圧制御装置のモータ停止時間を記憶、並びに表示する装置について、以下その動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
図6において、まず、ステップ54で現在の日時が記憶部51に記憶されている測定開始日時以降であるか比較する。以降でなければ現在の日時が測定開始日時以降になるまで処理を開始しない。
次に、ステップ55でモータ駆動コントローラ31から入力された停止信号の入力時間を計数する。次に、ステップ56で現在の日時と停止時間を記憶部51に記憶する。次に、ステップ57で現在の日時と停止時間を日時・停止時間表示部52に表示する。
次に、ステップ58で現在の日時が記憶部51に格納されている測定終了日時以降であるか比較する。以降でなければステップ55に戻り、以降であれば処理を終了する。
以上のように本実施の形態の射出成形機の油圧制御装置は、射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプ1,2,3と、複数個の油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動する複数個のモータ4,23,24と、複数個のモータ4,23,24の負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器25,26,27と、複数個の負荷電流検出器25,26,27の夫々に個別に設けられ負荷電流検出器25,26,27から出力される所定期間内の最大負荷電流と予め設定した設定電流とを比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ対応するモータ4,23,24を駆動させ、小さければ対応するモータ4,23,24を停止させる信号を出力する複数個の電流比較器28,29,30と、複数個の電流比較器28,29,30から出力された信号により対応するモータ4,23,24を駆動若しくは停止させるモータ駆動コントローラ31とから構成したものである。
そして、油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動するモータ4,23,24の負荷電流を負荷電流検出器25,26,27で夫々検出し、所定期間内の最大負荷電流と電流比較器28,29,30に予め設定した設定電流とを夫々比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ駆動信号を個別に電流比較器28,29,30からモータ駆動コントローラ31へ出力するのでモータ4,23,24はそのまま駆動を続け、最大負荷電流が設定電流より小さければ停止信号を個別に電流比較器28,29,30からモータ駆動コントローラ31へ出力するのでモータ4,23,24は停止する。
このように、設定された成形条件のもとで比較的負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせるという効果がある。
また、本実施の形態の射出成形機の油圧制御装置は、さらにモータ駆動コントローラ31により入力される停止信号48を入力する入力部49と、入力部49と接続され停止信号48が入力されている時間を日時ごとに計算する演算・制御部50と、演算・制御部50と接続され日時ごとの停止時間を記憶する記憶部51と、記憶部51に格納された日時ごとの停止時問を演算・制御部50を介して読み出し表示する日時・停止時間表示部52とから構成したものである。
そして、モータ駆動コントローラ31により入力された停止信号48が記憶部51に設定された測定期間において、複数個のモータ4,23,24を個別に日時ごとにどれくらい停止したかを記憶部51に格納し、演算・制御部50を介して日時・停止時間表示部52に表示することにより、どれくらい省エネルギー効果があったかを一目で把握することができる。
また、本実施の形態の射出成形機の油圧制御方法は、射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプ1,2,3と、複数個の油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動する複数個のモータ4,23,24と、複数個のモータ1,2,3の負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器25,26,27と、複数個の負荷電流検出器25,26,27の夫々に個別に設けられ負荷電流検出器25,26,27から出力される最大負荷電流と予め設定した設定電流とを比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければ対応するモータ4,23,24を駆動させ、小さければ対応するモータ4,23,24を停止させる信号を出力する複数個の電流比較器28,29,30と、電流比較器28,29,30から出力された信号により対応するモータ4,23,24を駆動若しくは停止させるモータ駆動コントローラ31を備えた射出成形機の油圧制御方法であって、複数個の油圧ポンプ1,2,3を夫々個別に駆動するモータ4,23,24の負荷電流を負荷電流検出器25,26,27より数成形サイクル測定し、数成形サイクル中のモータ4,23,24の最大負荷電流を検出して電流比較器28,29,30に予め設定したアンロード電流と夫々比較し、最大負荷電流が設定電流より大きければモータ4,23,24をそのまま駆動させ、小さければ対応するモータを停止させるのである。
そして、設定された成形条件のもとで比較的負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせる。更に、金型交換や成形条件が変わっても油圧ポンプ1,2,3の負荷に応じて対応するモータ4,23,24を駆動及び停止するので調整は不要である。
また、本実施の形態の射出成形機の油圧制御方法は、さらにモータ駆動コントローラ31により入力される停止信号48を入力する入力部49と、入力部49と接続され停止信号48が入力されている時間を日時ごとに計算する演算・制御部50と、演算・制御部50と接続され日時ごとの停止時間を記憶する記憶部51と、記憶部51に格納された日時ごとの停止時間を演算・制御部50を介して読み出し表示する日時・停止時間表示部52を備えた射出成形機の油圧制御方法であって、モータ駆動コントローラ31により入力された停止信号48が記憶部31に設定された測定期間において、モータ4,23,24を日時ごとにどれくらい停止したかを記憶部51に格納し、演算・制御部50を介して日時・停止時間表示部52に表示するのである。
これにより、どれくらい省エネルギー効果があったかを一目で把握することができる。更に、油圧ポンプがアンロード時はモータ4,23,24が停止し省エネルギー効果があることが一目でわかるので、オペレータは設定した成形条件の速度に応じて省エネルギー運転の可能性について検討することができる。
以上、本実施の形態の射出成形機の油圧制御装置および制御方法は、油圧ポンプを駆動するモータの負荷電流を検出し、最大負荷電流がアンロード電流以下であればモータを停止し、最大負荷電流がアンロード電流より大きければモータを駆動させるので、消費電力の無駄をなくす。
従来の油圧制御装置と本実施の形態の油圧制御装置の消費電力の比較を図3に示すと、明らかに大幅な電力削減ができ、ハッチング部分の面積分が節約されたことになり、従来の油圧制御装置の消費電力29.4kWhに対し、本発明の油圧制御装置の消費電力は26.0kWhとなり、従来比約11.5%の消費電力の削減となったことが確認できた。
本発明の射出成形機の油圧制御装置は、設定された成形条件のもとで比較的油圧ポンプの負荷が大きく油圧ポンプの駆動を必要とするモータは駆動し、比較的油圧ポンプの負荷が小さく油圧ポンプの駆動を必要としないモータは停止させることができるので消費電力の無駄をなくせる。したがって、特に省エネルギーを目的とした射出成形機の油圧アクチュエータに供給する油圧を制御する用途に適用できる。
本発明の実施の形態による射出成形機の油圧制御装置の概略構成図 同実施の形態の油圧制御装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態のモータ最大負荷電流が電流比較器の設定電流より小さい場合の時間と負荷電流の関係を示す特性図 同実施の形態のモータ最大負荷電流が電流比較器の設定電流より大きい場合の時間と負荷電流の関係を示す特性図 同実施の形態の油圧制御装置のモータ停止時間を記憶、並びに表示する装置のブロック図 同実施の形態の油圧制御装置のモータ停止時間を記憶、並びに表示する装置の動作を示すフローチャート 従来の射出成形機の油圧制御装置の概略構成図
符号の説明
1,2,3 油圧ポンプ
4,23,24 モータ
11 シリンダ(油圧アクチュエータ)
25,26,27 負荷電流検出器
28,29,30 電流比較器
31 モータ駆動コントローラ
32,33,34,35,36,37,38,39,40 電線

Claims (4)

  1. 射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプと、複数個の前記油圧ポンプを夫々個別に駆動する複数個のモータと、複数個の前記モータの負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器と、複数個の負荷電流検出器の夫々に個別に設けられ前記負荷電流検出器から出力される所定期間内の最大負荷電流と予め設定した設定電流とを比較し、前記最大負荷電流が前記設定電流より大きければ対応する前記モータを駆動させ、小さければ対応する前記モータを停止させる信号を出力する複数個の電流比較器と、複数個の前記電流比較器から出力された信号により対応する前記モータを駆動若しくは停止させるモータ駆動コントローラとを備えたことを特徴とする射出成形機の油圧制御装置。
  2. 前記モータ駆動コントローラにより入力される停止信号を入力する入力部と、前記入力部と接続され前記停止信号が入力されている時間を日時ごとに計算する演算・制御部と、前記演算・制御部を接続され前記日時ごとの停止時間を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記日時ごとの停止時間を前記演算・制御部を介して読み出し表示する日時・停止時問表示部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の油圧制御装置。
  3. 射出成形機の複数個のシリンダに圧油を供給する複数個の油圧ポンプと、複数個の前記油圧ポンプを夫々個別に駆動する複数個のモータと、複数個の前記モータの負荷電流を夫々個別に検出する複数個の負荷電流検出器を備えた射出成形機の油圧制御方法であって、数成形サイクル中の前記モータの最大負荷電流が設定電流より大きければ前記モータをそのまま駆動させ、小さければ前記モータを停止させることを特徴とする射出成形機の油圧制御方法。
  4. 複数個のモータを日時ごとにどれくらい停止させたかを記憶部に記憶させるとともに前記記憶部に記憶させた停止情報をそのまま若しくは加工・演算処理をして表示部に表示することを特徴とする請求項3記載の射出成形機の油圧制御方法。
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