JP2005297131A - 脚式移動ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的大型で自重が大きい脚式移動ロボットにおいて着座姿勢をとることを可能とすると共に、着座の前後を通じて安定した姿勢を保持できるようにした脚式移動ロボットを提供する。
【解決手段】基体3と、前記基体に関節(股関節)を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部(脚部リンク機構)とから少なくともなると共に、前記脚部を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボット1において、前記基体と脚部の少なくともいずれか、より具体的には基体フレーム3aに尻当て部80を設けて腰掛82に着座可能とすると共に、前記尻当て部80を、前記ロボット1が着座したとき、前記ロボットの着座したときの重心位置1gより後方となる位置に設ける。
【選択図】図8

Description

この発明は、脚式移動ロボットに関する。
近時、脚式移動ロボットとして2足歩行、4足歩行など種々のロボットが提案されているが、その4足歩行ロボットについて、胴体部の尻相当部に設けられた平面部と腹相当部とを繋ぐ曲面部を設け、ロボットの自重により、曲面部を接地させながら胴体部が腹相当部側に積極的に倒れるように、その平面部を形成し、よって姿勢変位をより自然で滑らかに行い得るようにすることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−71753号公報
上記した従来技術は比較的小型で軽量のペットロボットにおいて尻相当部に曲面部を設けて着座を含む姿勢変位を滑らかに行わせるようにしているが、他の脚式移動ロボット、特に人を模したヒューマノイド型の2足ロボットなどにおいても、腰掛などに着座させることができれば、保管(格納)スペースを低減できると共に、輸送の途中の安全性も向上し、さらにはメンテナンス作業も容易になるなどの利点がある。
しかしながら、他の脚式移動ロボット、特に人を模したヒューマノイド型の2足ロボットなどは比較的大型で自重が大きいと共に、着座の前後を通じて安定した姿勢を保持することが最優先することから、従来技術をそのまま適用させることは困難である。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、比較的大型で自重が大きい脚式移動ロボットにおいて着座姿勢をとることを可能とすると共に、着座の前後を通じて安定した姿勢を保持できるようにした脚式移動ロボットを提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、基体と、前記基体に関節を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構とから少なくともなると共に、前記脚部リンク機構を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能とすると共に、前記尻当て部を、前記ロボットが着座したとき、前記ロボットの着座したときの重心位置より後方となる位置に設けるように構成した。
請求項2にあっては、基体と、前記基体に関節を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構とから少なくともなると共に、前記脚部リンク機構を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能とすると共に、前記尻当て部を前記腰掛に対して変位自在とした如く構成した。
請求項3にあっては、基体と、前記基体に関節を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構とから少なくともなると共に、前記脚部リンク機構を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能とすると共に、前記尻当て部の前記腰掛に対する摩擦力を、前記足部の接地面の前記床面に対する摩擦力より小さくするように構成した。
請求項4にあっては、基体と、前記基体に股関節を介して揺動可能に連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構と、前記基体に肩関節を介して揺動可能に連結され、その先端にハンドを備えた腕部リンク機構とから少なくともなると共に、少なくとも前記腕部リンク機構を駆動して作業空間内において作業を行うようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座しつつ前記作業空間内の作業対象物群に対する作業を行えるようにすると共に、前記ロボットの着座時における前記足部接地面から前記肩関節までの高さを、前記作業対象物群の前記床面からの高さを平均して得た平均値とそれらの偏差に基づいて決定される範囲内に設定し、さらに前記尻当て部を、前記肩関節から重力方向において所定距離下方の位置に設けるように構成した。
請求項5に係る脚式移動ロボットにあっては、前記脚部リンク機構が大腿リンクと膝関節を介して連結される下腿リンクとを備えると共に、前記足部の接地面から前記膝関節までの距離をHとするとき、前記ロボットの着座時における前記尻当て部を前記足部の接地面からH±{(1/3)・H}の範囲内の位置に設けるように構成した。
請求項6に係る脚式移動ロボットにあっては、前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位が、弾性体からなるように構成した。
請求項7に係る脚式移動ロボットにあっては、前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位が、回転体からなるように構成した。
請求項8に係る脚式移動ロボットにあっては、前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位が、弾性材から製作される回転体からなるように構成した。
請求項9に係る脚式移動ロボットにあっては、前記尻当て部に、前記ロボットの搭載機器を駆動するバッテリを充電するための端子を備えるように構成した。
請求項1に係る脚式移動ロボットにおいては、基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能としたので、占有スペースが減少して保管(格納)あるいは輸送するときのスペースを低減できると共に、輸送における安全性も向上する。さらには着座させた状態で固定できるので、メンテナンス作業も容易となる。さらには、作業範囲も拡大し、デスクワークなども可能となる。また、尻当て部を、ロボットが着座したとき、ロボットの着座したときの重心位置より後方となる位置に設けるように構成したので、換言すれば、床反力を受ける足部と逆方向の位置に尻当て部を設けるように構成したので、着座するときにロボットに作用する重心回りのモーメントがロボットを後傾するように作用することがなく、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
請求項2に係る脚式移動ロボットあっては、着座可能とすることで上記したのと同様の効果を得ることができると共に、尻当て部を前記腰掛に対して変位自在とした、具体的には、着座するときあるいは着座状態から立ち上がるときにおいて基体(上体)を腰掛部に対して変位自在(前後移動自在)としたので、ロボットの重心位置を前方に移動させることができ、同様に、着座するときにロボットに作用する重心回りのモーメントがロボットを後傾するように作用するのを回避することができる。また、着座状態から立ち上がるときにあっても前記したモーメントを所期通りに作用させることができ、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
請求項3に係る脚式移動ロボットにあっては、着座可能とすることで上記したのと同様の効果を得ることができると共に、尻当て部の腰掛に対する摩擦力を、足部の接地面の前記床面に対する摩擦力より小さくする、即ち、摩擦係数と垂直抗力の積によって求まる摩擦力において、足部の接地面の前記床面に対する値より尻当て部の腰掛に対する値を小さくするように構成したので、着座するときにロボットに作用する重心回りのモーメントを所期通りに作用させる、例えば、ロボットを後傾しないように作用させることができ、また着座状態から立ち上がるときにあっても、同様に、前記したモーメントを所期通りに作用させることができ、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
請求項4に係る脚式移動ロボットにあっては、尻当て部を設けて腰掛に着座しつつ作業空間内の作業対象物群に対する作業を行えるようにすることで、上記したのと同様な効果、特に作業範囲も拡大し、デスクワークなども可能となる効果が一層顕著となると共に、着座時における足部接地面から肩関節までの高さを作業対象物群の床面からの高さを平均して得た平均値とそれらの偏差に基づいて決定される範囲内に設定することで、肩関節の高さを着座時の作業対象物群の高さに応じて最適に決定することができる。さらに尻当て部を肩関節から重力方向において所定距離下方の位置に設けるように構成したので、その位置に肩関節が一致するように着座高さを設定することにより、安定した姿勢で着座することができ、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
請求項5に係る脚式移動ロボットにあっては、足部の接地面から膝関節までの距離をHとするとき、前記ロボットの着座時における尻当て部を接地面からH±{(1/3)・H}の範囲内の位置に設けるように構成したので、ロボットが着座状態にあってさまざまな作業をする場合において、肩関節を作業しやすい高さに位置させることができ、よって上記した効果に加え、作業能率を向上させることができる。
請求項6に係る脚式移動ロボットにあっては、尻当て部の腰掛に接触する部位が弾性体からなるように構成したので、上記した効果に加え、着座時に衝撃が生じても、それを効果的に吸収することができると共に、着座時の安定性も向上することから、着座の前後を通じてロボットに一層安定した姿勢を保持させることができる。
請求項7に係る脚式移動ロボットにあっては、尻当て部の腰掛に接触する部位が回転体からなるように構成したので、上記した効果に加え、ロボットの重心位置を前方に移動させるのが一層容易となって、よって着座の前後を通じてロボットに一層安定した姿勢を保持させることができる。さらに、基体の姿勢に関わらず安定した姿勢で着座できると共に腰掛に多少の傾斜があっても、その影響を受けることなく、着座の前後を通じて安定した姿勢を保持させることができる。
請求項8に係る脚式移動ロボットにあっては、尻当て部の腰掛に接触する部位が弾性材から製作される回転体からなるように構成したので、請求項6と7で述べた如く、着座時の衝撃を吸収できると共に、重心位置の前方への移動も一層容易となり、よって着座の前後を通じてロボットに一層安定した姿勢を保持させることができる。また、請求項6と7で述べた構成より簡易な構成で、それらと同等の効果を得ることができる。
請求項9に係る脚式移動ロボットにあっては、尻当て部にロボットの搭載機器を駆動するバッテリを充電するための端子を備えるように構成したので、充電などのメンテナンス作業が一層容易となる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る脚式移動ロボットを実施するための最良の形態について説明する。
以下、添付図面を参照してこの発明の第1実施例に係る脚式移動ロボットを説明する。尚、脚式移動ロボットとして2足歩行ロボットを例にとる。
図1はその2足歩行ロボット(以下「ロボット」という)1の正面図、図2はその側面図である。
図1に示すように、ロボット1は、2本の脚部リンク機構(以下「脚部」という)2を備えると共に、その上方には基体(上体)3が設けられる。基体3の上部には頭部4が設けられると共に、基体3の両側には2本の腕部リンク機構(以下「腕部」という)5が連結される。また、図2に示すように、基体3の背部には格納部6が設けられ、その内部にはECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット。後述)およびロボット1の関節を駆動する電動モータ(搭載機器)のバッテリ電源(図示せず)などが収容される。尚、図1および図2に示すロボット1は、内部構造を保護するためのカバーが取着されたものを示す。
図3を参照して上記したロボット1の内部構造を関節を中心に説明する。
図示の如く、ロボット1は、左右それぞれの脚部2に6個の関節を備える。計12個の関節は、腰部の脚回旋用の鉛直軸(Z軸あるいは重力軸)まわりの関節10R,10L(右側をR、左側をLとする。以下同じ)、股(腰部)のロール方向(X軸まわり)の関節12R,12L、股(腰部)のピッチ方向(Y軸まわり)の関節14R,14L、膝部のピッチ方向(Y軸まわり)の関節16R,16L、足首のピッチ方向(Y軸まわり)の関節18R,18L、および同ロール方向(X軸まわり)の関節20R,20Lから構成される。脚部2R(L)の下部には足部22R,22Lが取着される。
図4に示す如く、足部22R(L)の底面(接地面)には、ゴムなどからなる弾性体22aがその全面にわたって貼り付けられ、足部22R(L)の接地面を構成する。足部22R(L)の接地面を構成する弾性体22aの素材は、具体的にはゴムであり、その摩擦係数は凡そ0.6程度である。
このように、脚部2は、股関節(腰関節)10R(L),12R(L),14R(L)、膝関節16R(L)、および足関節18R(L),20R(L)から構成される。股関節と膝関節は大腿リンク24R(L)で、膝関節と足関節は下腿リンク26R(L)で連結される。
脚部2は股関節を介して基体3に連結されるが、図3では基体3を基体リンク28として簡略的に示す。前記したように、基体3には腕部5が連結される。腕部5は、肩部のピッチ方向(Y軸まわり)の関節30R(L)、同ロール方向(X軸まわり)の関節32R(L)、腕の回旋用の鉛直軸まわりの関節34R(L)、肘部のピッチ方向(Y軸まわり)の関節36R(L)、手首回旋用の鉛直軸まわりの関節38R(L)から構成される。手首の先にはハンド(エンドエフェクタ)40R(L)が取着される。
このように、腕部5は、肩関節30R(L),32R(L),34R(L)、肘関節36R(L)、手首関節38R(L)から構成される。また肩関節と肘関節とは上腕リンク42R(L)で、肘関節とハンドとは下腕リンク44R(L)で連結される。
頭部4は、鉛直軸まわりの首関節46およびそれと直交する軸で頭部4を回転させる頭部揺動機構48から構成される。頭部4の内部には、2個のCCDカメラ(撮像手段)50R(L)が、左右に並列してステレオ視(複眼視)自在に取りつけられる。CCDカメラ50R(L)がそれぞれ撮像して得た画像(カラー画像)はECU60に送られ、そこで後述する移動体の検出処理が行われる。
ロボット1は、上記の如く、左右の脚部2R(L)について合計12の自由度を与えられ、歩行中にこれらの12個の関節を適宜な角度で駆動することで、脚部2を駆動して足部22R(L)を接地させつつ、任意に3次元空間において床面(図3で図示せず)を歩行(移動)することができる。また、腕部5も左右の腕についてそれぞれ5つの自由度を与えられ、これらの関節を適宜な角度で駆動することで腕部5を駆動して3次元空間(作業空間)において所望の作業を行うことができる。
また、足関節の下方の足部22R(L)には公知の6軸力センサ54R(L)が取着され、ロボット1に作用する外力の内、接地面からロボット1に作用する床反力の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzを示す信号を出力する。さらに、基体3には傾斜センサ56が設置され、鉛直軸に対する傾きとその角速度を示す信号を出力する。
前述したとおり、格納部6の内部にはマイクロコンピュータからなるECU60などが収容され、6軸力センサ54R(L)などのセンサ出力およびCCDカメラ50R(L)の画像出力は、ECU60に送られる。
図5は、ECU60の構成を詳細に示すブロック部である。図示の如く、6軸力センサ54R(L)やCCDカメラ50R(L)などの出力は、ECU60の内部においてA/D変換器62でデジタル値に変換された後、バス64を介してRAM66に送られ、記憶される。RAM66には、さらに、上記した各関節を駆動する電動モータMに隣接して配置されるエンコーダEの出力が、カウンタ68を介して入力される。
また、ECU60には、CPU70が設けられる。CPU70はROM72に格納されている各種データおよびRAM66に記憶された各種出力に基づいて各関節の駆動に必要な電動モータMの制御値(操作量)を算出し、D/A変換器74とアンプAを介して電動モータMに出力する。
図1などに示すロボット1において特徴的なことは、基体3と脚部2の少なくともいずれか、より具体的には基体3に尻当て部80を設けて腰掛82に着座可能としたことにある。以下、それについて説明する。
図6から図8は、ロボット1が尻当て部80を介して腰掛82に着座する動作を時間的に示すロボット1の側面図、および図9は着座した後のロボット1の背面図である。尚、図6などにおいては尻当て部80の基体3への取り付けを詳細に示すため、頭部4を除き、図1などに示す内部構造を保護するためのカバーを取り外した状態のロボット1を示す。
図6などに示す如く、基体3の背部の格納部6(格納ケース6a)はボックス状を呈すると共に、その下部には側面視L字状の基体フレーム3aが配置される。尚、格納ケース6aにはECU60およびモータ駆動回路などの搭載機器の一部が格納される。
図10は基体フレーム3aの正面図、図11は基体フレーム3aの側面図、および図12は基体フレーム3aの下端の部分斜視図である。
尻当て部80は、基体フレーム3aの下端に相互に離間しつつ、2個、取り付けられる。尻当て部80は、図12に良く示す如く、円筒状の部材80aを備える。部材80aは防振ゴムなどの弾性材からなる。部材80aにはボルト80bが差し込まれ、ナット80cを介してボルト80bに固定される。部材80aと基体フレーム3aの下端の間にはロードセル(荷重センサ)80dが配置される。ボルト80bはロードセル80dを貫通し、基体フレーム3aの下端に穿設された孔を通って上方に延び、ナット80eで固定される。このように、ボルト80bにより、部材80aとロードセル80dが基体フレーム3aの下端に取り付けられ、よって尻当て部80が基体3に取り付けられる(設けられる)。
図6から図8を参照してロボット1の着座動作を説明すると、ECU60は、図6に示すようにロボット1が腰掛82の前に直立した状態から、図7に示すように膝関節16R(L)が大きく曲がると共に、股関節(10R(L)など)が基体3に対して曲がり、かつ足関節(18R(L)など)が足部22R(L)に対して曲がるように、それぞれの電動モータMを駆動して尻当て部80を腰掛82に向けて下降させ、図8に示すように尻当て部80が腰掛82の着座面82aに十分に接触した状態で電動モータMの駆動を停止する。
このとき、尻当て部80の部材80aはロボット1が腰掛82に着座するときの衝撃を吸収すると共に、ロードセル80dは、接触による荷重に応じた出力を生じ、ハーネス80fを介してECU60に送出する。図9に示す如く、ロボット1は2個の尻当て部80によって支持されることから、腰掛82に安定した姿勢で着座することができる。尚、図7から図8を通じて明らかなように、ロボット1が着座するとき、直立姿勢を保つように制御される。着座した後、ロボット1の基体3より上位の部分の重量の多くは、腰掛82で支持される。
図8から明らかな如く、尻当て部80は、ロボット1が着座したときの(ロボット1の)重心位置1gよりも、後方となる位置に設けられる。また、部材80a(尻当て部80の腰掛82の着座面82aに接触する部位に相当)の素材は弾性材、具体的には、接触面にフッ素樹脂系コーティングなどの低摩擦化処理を施したものであり、その摩擦係数は凡そ0.1程度であり、前記した足部22R(L)の弾性体22aのそれよりも小さい。
さらに、尻当て部80の部材80aは摩擦係数が上記の如く比較的小さな値であり、部材80aを介して腰掛82の着座面82aに接触しているに過ぎないため、腰掛82の着座面82aに対して変位(スライド)することができる。尚、腰掛82はアルミ材からなると共に、着座面82aはそのアルミ材にフッ素樹脂系コーティングなどの低摩擦化処理を施してなり、摩擦係数は凡そ0.1程度である。
尚、図12において、符号84は、ロボット1の搭載機器を駆動するバッテリを充電するための端子を示す。このように、尻当て部80、それに近接して配置された端子84を備える。また、符号86は、カバーなどの位置決めガイドを示す。
次いで、図13および図14を参照し、この実施例に係るロボット1における肩関節(30R(L)など)の位置(高さ)などについて説明する。
図13は、肩関節の床面Fからの高さなどを示すロボット1の正面図であり、図14は作業対象物群を示すロボット1の側面図である。
この実施例に係るロボット1は、家庭、オフィスなどの作業空間において軽作業を行うことを目的とするが、そのときの作業対象物として、例えば図14に示すようなものが挙げることができる。尚、図14に示す作業対象物とその床面Fからの高さの関係は、建築用のJIS(日本工業規格)により推奨されているものの中の代表的な一部であり、図14に示すものの他に、例えばコートハンガーなど、数多くの家庭環境内において使用される据え付け品などの推奨高さが規定されている。
図14から明らかなように、家庭環境における作業対象物は、ある特定の高さ範囲、具体的には700mmから1100mmの範囲に多く分布している。ここで、これら作業対象物群の高さの平均値Havgをとると、約862mmとなる。また、これらの分布の標準偏差σを公知の標準偏差算出式を用いて導くと、約305mmとなる(尚、平均値および推奨高さは図示の作業対象物以外にも種々の物品の推奨高さが含まれる)。即ち、平均値Havg±1/2標準偏差σ(709.5mmから1014.5mm)の範囲内に作業対象物が集中していると言える。尚、この傾向は、工場などの人間が活動する空間において当然ながら数多く見られる。
次いで、作業対象物群に応じたロボット1の肩関節の床面Fからの高さ(別言すれば、脚部2の床面Fとの接地端、即ち足部22L(R)の接地面からの高さ)について考察する。肩関節の床面からの高さが決定されると、ロボット1が人間を模した2足歩行ロボットであれば、その身長や腕部リンク2の長さなどの取り得る範囲が外観的な観点から限定される。腕部5の長さが凡そ決定されれば、肩関節(30R(L)など)および肘関節(36R(L))の揺動範囲から、腕部5全体の揺動範囲、より具体的にはハンド40L(R)の作業領域も決定される。
そこで、肩関節の床面からの高さを概ね「作業対象物群高さの平均値Havg±1/2標準偏差σ」とすることで、一般的な可動範囲を有する関節を用い、直立姿勢のまま作業対象物群の集中する高さ範囲全般にハンド40L(R)を位置させることができ、よって作業性を向上させることができると共に、関節にも過剰な負担をかけるおそれがない。
また、「作業対象物群高さの平均値Havg±1/2標準偏差σ」とは、上記したように709.5mm〜1014.5mmの範囲内であり、略700mmから1000mm程度ということができる。肩関節(30R(L)など)の高さが700mmから1000mm程度になれば、通常、人間を模した場合、その身長は1000mmから1300mm程度となる。これは、小学校低学年位に相当する身長であり、従って、肩関節の高さを700mmから1000mmに設定することにより、家庭環境における作業性が高く、かつ親しみ易く人間社会との親和性を有した外観(サイズ)を呈するロボットとなる。以上の理由により、この実施例に係るロボット1は、図13に示すように、肩関節の床面Fからの高さを910mmに設定すると共に、身長を約1210mmとした。尚、歩行時の一歩の歩幅は335mmである。
次いで、ロボット1の着座時の高さについて説明する。
上記したように肩関節の高さが直立時において910mmに設定されたロボット1が腰掛82に着座した場合、作業対象物は、図14において、概ね、高さ500mmから1000mmの範囲にあるものに限られる。それらの範囲にあって建築用のJISにより推奨された作業対象物群の高さの平均値Havgをとると、約780mmとなり、それらの分布の標準偏差σは同様の手法で求めると、約240mmとなる。即ち、平均値Havg±1/2標準偏差σの範囲内、即ち、660mmから900mmの範囲内に作業対象物が集中しているということができる。
また、ロボット1において肩関節から尻当て部80までの長さは430mmであることから、その値を上記した着座時の作業対象物範囲(660mmから900mm)から減算すると、ロボット1が腰掛82に着座したとき、腰掛82の着座面82a(同図に示す)の床面(足部22R(L)の接地面)からの高さは230mmから470mmの範囲内にあるのが望ましいことになる。そこで、この実施例においては、腰掛82の着座面82aの高さを380mm±10mmと設定するようにした。
この腰掛82の着座面82aの床面(足部22R(L)の接地面)からの高さについてより一般的に述べると、人を模したヒューマノイド型の2足ロボットが人の生活環境内で共存する場合、腰掛に着座する(腰掛ける)、さらには着座状態でさまざまな作業をすることも必要性の一つと考えられる。
そこで、知見を重ねた結果、床面から直立時の膝関節までの距離をHとするとき、腰掛82の着座面82aの接地面からの高さをH±{(1/3)・H}の範囲内の位置とする、換言すれば、足部22R(L)の接地面から膝関節16R(L)までの距離をHとするとき、着座時の尻当て部80(より正確にはその部材80aの接地面)から足部22R(L)の接地面までの高さを前記した作業対象物範囲に基づいて設定するようにした。具体的には、H±{(1/3)・H}の範囲内の位置に設けるようにした。これにより、2足ロボットが着座状態にあってさまざまな作業をする場合において、肩関節を作業しやすい(可動させやすい)高さに位置させることができ、作業能率を向上させることができることを見出した。尚、図14において、ロボット1が直立したとき、膝関節の床面Fからの高さHは350mmである。
この実施例に係るロボット1においては、基体3に尻当て部80を設けて腰掛82に着座可能としたので、ロボット1の占有スペースが減少して保管(格納)あるいは輸送するときのスペースを低減できると共に、輸送における安全性も向上する。さらには着座させた状態で固定できるので、メンテナンス作業も容易となる。さらには、作業範囲も拡大し、デスクワークなども可能となる。
また、尻当て部80を、ロボット1が着座したとき、ロボット1の着座したときの重心位置1gより後方となる位置に設けるように構成したので、換言すれば、床反力を受ける足部22R(L)と逆方向の位置に尻当て部80を設けるように構成したので、着座するときにロボット1に作用する重心回りのモーメントがロボット1を後傾するように作用することがなく、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
また、尻当て部80を腰掛82に対して変位自在としたので、ロボット1の重心位置を前方に移動させることができ、同様に、着座するときにロボット1に作用する重心回りのモーメントがロボットを後傾するように作用するのを回避することができる。また、着座状態から立ち上がるときにあっても前記したモーメントを所期通りに作用させることができ、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
また、尻当て部80の腰掛82に接触する部材80aを構成する素材の摩擦係数を、足部22R(L)の接地面(弾性体22a)を構成する素材のそれより小さくする、即ち、尻当て部80の腰掛82に対する摩擦力を、足部22R(L)の接地面の前記床面Fに対する摩擦力より小さくするように構成したので、着座するときにロボット1に作用する重心回りのモーメントを所期通りに作用させる、例えば、ロボット1を後傾しないように作用させることができ、また着座状態から立ち上がるときにあっても前記したモーメントを所期通りに作用させることができ、よって着座の前後を通じてロボットに安定した姿勢を保持させることができる。
また、着座時における足部22の接地面、即ち、弾性体22aから肩関節までの高さを作業対象物群の床面Fからの高さを平均して得た平均値とそれらの偏差に基づいて決定される範囲内に設定することで、肩関節の高さを着座時の作業対象物群の高さに応じて最適に決定することができる。さらに尻当て部80を肩関節から重力方向において所定距離、具体的には430mm下方の位置に設けるように構成したので、その位置に肩関節が一致するように腰掛82の着座面82aの高さを設定することにより、安定した姿勢で着座することができ、よって着座の前後を通じてロボット1に安定した姿勢を保持させることができる。
また、より一般的には、足部22R(L)の接地面、即ち、弾性体22aから膝関節までの距離をHとするとき、前記ロボットの着座時における尻当て部80を接地面からH±{(1/3)・H}の範囲内の位置に設けるように構成したので、ロボットが着座状態にあってさまざまな作業をする場合において、肩関節を作業しやすい高さに位置させることができ、よって上記した効果に加え、作業能率を向上させることができる。
また、尻当て部80の腰掛82に接触する部材80aが弾性体からなるように構成したので、上記した効果に加え、着座時に衝撃が生じても、それを効果的に吸収することができると共に、着座時の安定性も向上することから、着座の前後を通じてロボット1に一層安定した姿勢を保持させることができる。
また、尻当て部80に、より正確にはその付近にロボット1の搭載機器を駆動するバッテリを充電するための端子84を備えるように構成したので、充電などのメンテナンス作業が一層容易となる。
図15および図16は、この発明の第2実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図10と図11と同様な基体フレーム3aの正面図および側面図である。
第2実施例においても、第1実施例と同様、尻当て部80は基体フレーム3aの下端に相互に離間しつつ2個取り付けられるが、尻当て部80の形状を変えるようにした。即ち、尻当て部80は、円柱状を呈すると共に、先端に向けて円錐台を呈する金属材などからなる部材80gと、その内部に回転自在に収容されるボール(回転体)80hと、部材80gを基体フレーム3aの下端にロードセル80dを介して固定するフランジ状の取付具80iとを備える。
図16から想像されるように、尻当て部80は、第1実施例と同様、ロボット1が着座したときの(ロボット1の)重心位置1gよりも、後方となる位置に設けられる。また、ボール80h(尻当て部80の腰掛82に接触する部位に相当)の素材はゴムなどの弾性材からなる。即ち、ボール80hは弾性材から製作される回転体からなる。
尚、残余の構成および効果は、第1実施例のそれと異ならない。
第2実施例に係るロボット1は上記の如く構成したので、第1実施例で述べたと同様の効果を得ることができる。
さらに、尻当て部80の腰掛82に接触する部位(ボール80h)が回転体、より正確には弾性材から製作される回転体からなるように構成したので、着座時の衝撃を吸収できると共に、ロボット1の重心位置を前方に移動させるのが一層容易となって、よって着座の前後を通じてロボット1に一層安定した姿勢を保持させることができる。さらに、基体3の姿勢に関わらず安定した姿勢で着座できると共に腰掛に多少の傾斜があっても、その影響を受けることなく、着座の前後を通じて安定した姿勢を保持させることができる。また、構成としても簡易な構成である。
図17および図18は、この発明の第3実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図10と図11と同様な基体フレーム3aの正面図および側面図である。
第3実施例においても、第1実施例と同様、尻当て部80は基体フレーム3aの下端に相互に離間しつつ2個取り付けられるが、尻当て部80の形状を変えるようにした。即ち、尻当て部80は、正面視U字状の金属材などからなるフレーム80kと、同様に金属材などからなると共に、フレーム80kに回転自在に取り付けられた2個のローラ(回転体)80lとを備える。フレーム80kは、その中央部において、第1実施例で述べた部材80aおよびロードセル80dを介して基体フレーム3aの下端に固定される一方、その両端側には孔が穿設され、その内部にナット80mで基体フレーム3aの下端に固定されるロッド80nがスライド自在に挿入される。
第3実施例において、尻当て部80は、合計4個のローラ80lを介して腰掛82の着座面82aに対して変位自在に構成されると共に、着座時に衝撃を受けたとき、部材80aが収縮し、それに応じてフレーム80kがロッドに対してスライドして衝撃を吸収する。このように、第3実施例においても、第2実施例と同様、尻当て部80は、弾性材からなる回転体として構成される。
尚、残余の構成および効果は、第1実施例のそれと異ならない。
第3実施例に係るロボット1は上記の如く構成したので、第1実施例で述べたと同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施例と同様、尻当て部80が弾性材から製作される回転体からなるように構成したので、着座時の衝撃を吸収できると共に、ロボット1の重心位置を前方に移動させるのが一層容易となって、よって着座の前後を通じてロボット1に一層安定した姿勢を保持させることができる。さらに、基体3の姿勢に関わらず安定した姿勢で着座できると共に腰掛82に多少の傾斜があっても、その影響を受けることなく、着座の前後を通じて安定した姿勢を保持させることができる。
図19および図20は、この発明の第4実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図10と図11と同様な基体フレーム3aの正面図および側面図である。
第4実施例においても、第1実施例と同様、尻当て部80は基体フレーム3aの下端に相互に離間しつつ2個取り付けられるが、尻当て部80の形状を変えるようにした。即ち、尻当て部80は、金属材などからなるポスト80pと、弾性材からなると共に、ポスト80pに回転自在に取り付けられた2個のローラ(回転体)80qとを備える。ポスト80pは、ロードセル80dを介して基体フレーム3aの下端に固定される。
第4実施例においても、尻当て部80は、合計4個のローラ80qを介して腰掛82の着座面82aに対して変位自在に構成されると共に、着座時に衝撃を受けたとき、ローラ80qが収縮して衝撃を吸収する。このように、第4実施例においても、第2実施例と同様、尻当て部80は、弾性材からなる回転体として構成される。
尚、残余の構成および効果は、第1実施例のそれと異ならない。
第4実施例に係るロボット1は上記の如く構成したので、第2実施例および第3実施例で述べたと同様の効果を得ることができると共に、第3実施例に比して簡素な構成となる。
図21は、この発明の第5実施例に係る脚式移動ロボットを示す、尻当て部80の正面図、および図22はその側面図である。
第5実施例においては、尻当て部80は、上下2個の金属材からなるプレート80r,80sと、プレート80r,80sの間に弾装されるコイルスプリング80tと、前記プレート80r,80sを接続する油圧シリンダからなるダンパ80uと、それらをロードセル80dを介して基体フレーム3aの下端に取り付ける取付具80vとを備える。プレート80r,80sの中、腰掛82の着座面82aに接触する下方のプレート80sにはフッ素樹脂系コーティングなどの低摩擦化処理がなされ、摩擦係数を減少させて着座面82a上の変位を容易にする。尚、図示は省略するが、第5実施例においても、従前の実施例と同様、尻当て部80は基体フレーム3aの下端に相互に離間しつつ2個取り付けられる。
第5実施例において、尻当て部80は着座面82a上を変位自在に構成されると共に、着座時に衝撃を受けたとき、コイルスプリング80tが収縮して衝撃を吸収する。そのとき、ダンパ80uが衝撃吸収による振動を減衰させるように動作することから、ロードセル80dの出力などに基づいてロボット1の着座を制御するときも、発振することがない。
尚、残余の構成および効果は、第1実施例のそれと異ならない。
第5実施例に係るロボット1は上記の如く構成したので、第1実施例で述べたと同様の効果を得ることができる。
図23および図24は、この発明の第6実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図21および図22と同様な尻当て部80の正面図および側面図である。
第6実施例は第2実施例の変形例であり、金属材などからなる部材80gを防振ゴムなどの弾性体80wを介して取付具80iによって基体フレーム3aの下端にロードセル80dを介して固定するようにした。部材80gにはフッ素樹脂系コーティングなどの低摩擦化処理がなされる。尚、図示は省略するが、第6実施例においても、従前の実施例と同様、尻当て部80は基体フレーム3aの下端に相互に離間しつつ2個取り付けられる。
第6実施例において、尻当て部80は着座面82a上を変位自在に構成されると共に、着座時に衝撃を受けたとき、弾性体80wが収縮して衝撃を吸収する。
尚、残余の構成および効果は、第1実施例のそれと異ならない。
上記した如く、第1実施例から第6実施例においては、基体3と、前記基体3に関節(股関節(10R(L)など))を介して連結され、その先端に足部22R(L)を備えた脚部(脚部リンク機構)2とから少なくともなると共に、前記脚部2を駆動して前記足部22R(L)を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボット1において、前記基体3と脚部2の少なくともいずれか、より具体的には基体フレーム3aに尻当て部80を設けて腰掛82に着座可能とすると共に、前記尻当て部80を、前記ロボット1が着座したとき、前記ロボットの着座したときの重心位置1gより後方となる位置に設けるように構成した。
また、基体3と、前記基体3に関節(股関節(10R(L)など))を介して連結され、その先端に足部22R(L)を備えた脚部(脚部リンク機構)2とから少なくともなると共に、前記脚部2を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボット1において、前記基体3と脚部の少なくともいずれか、より具体的には基体フレーム3aに尻当て部80を設けて腰掛82に着座可能とすると共に、前記尻当て部80を前記腰掛82に対して変位自在、具体的には、着座するときあるいは着座状態から立ち上がるときにおいて基体(上体)を腰掛部に対して変位自在(前後移動自在)とするように構成した。
また、基体3と、前記基体3に関節(股関節(10R(L)など))を介して連結され、その先端に足部22R(L)を備えた脚部(脚部リンク機構)2とから少なくともなると共に、前記脚部を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボット1において、前記基体3と脚部2の少なくともいずれか、より具体的には基体フレーム3aに尻当て部80を設けて腰掛82に着座可能とすると共に、前記尻当て部80の前記腰掛82に対する摩擦力を、前記足部の接地面(弾性体22a)の前記床面Fに対する摩擦力より小さくする、即ち、前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位(部材80a,80g,80s)を構成する素材の摩擦係数を、前記足部の接地面(弾性体22a)を構成する素材のそれより小さくするように構成した。
また、基体3と、前記基体3に股関節(10R(L)など)を介して揺動可能に連結され、その先端に足部22R(L)を備えた脚部(脚部リンク機構)2と、前記基体に肩関節(30R(L)など)を介して揺動可能に連結され、その先端にハンド40R(L)を備えた腕部(腕部リンク機構)5とから少なくともなると共に、少なくとも前記腕部を駆動して作業空間内において作業を行うようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部の少なくともいずれか、より具体的には基体フレーム3aに尻当て部80を設けて腰掛82に着座しつつ前記作業空間内の作業対象物群に対する作業を行えるようにすると共に、前記ロボットの着座時における前記足部接地面(弾性体22a)から前記肩関節までの高さを、前記作業対象物群の前記床面Fからの高さを平均して得た平均値Havgとそれらの偏差δに基づいて決定される範囲内に設定し、さらに前記尻当て部を、前記肩関節から重力方向において所定距離下方の位置に設けるように構成した。
また、前記脚部が大腿リンク24R(L)と膝関節16R(L)を介して連結される下腿リンク26R(L)とを備えると共に、前記足部の接地面から前記膝関節までの距離をHとするとき、前記ロボット1の着座時における前記尻当て部80を前記足部の接地面(弾性体22a)からH±{(1/3)・H}の範囲内の位置に設けるように構成した。
また、前記尻当て部80の前記腰掛82に接触する部位(部材80a,80q)が、弾性体からなるように構成した。
また、前記尻当て部80の前記腰掛82に接触する部位(部材80h,80l,80q)が、回転体からなるように構成した。
また、前記尻当て部80の前記腰掛82に接触する部位(部材80q)が、弾性材から製作される回転体からなるように構成した。
また、前記尻当て部80に、前記ロボットの搭載機器を駆動するバッテリを充電するための端子84を備えるように構成した。
尚、上記において、尻当て部80を基体3(基体フレーム3a)に設けたが、脚部2に設けても良い。
また、尻当て部80の個数、材質および形状などについても記載したものに限られるものではない。
この発明の第1実施例に係る脚式移動ロボット(2足歩行ロボット)の正面図である。 図1に示すロボットの側面図である。 図1に示すロボットの内部構造を関節を中心に説明するスケルトン図である。 図1に示すロボットの足部の底面図である。 図3に示すECUの構成を詳細に示すブロック部である。 図1に示すロボットが尻当て部を介して腰掛に着座する動作を示すロボットの側面図である。 図1に示すロボットが尻当て部を介して腰掛に着座する動作を示すロボットの側面図である。 同様に、図1に示すロボットが尻当て部を介して腰掛に着座した状態を示すロボットの側面図である。 図8に示す着座したときのロボットの背面図である。 図6などに示す基体フレームの正面図である。 図6などに示す基体フレームの側面図である。 図6などに示す基体フレームの下端の部分斜視図である。 図1に示すロボットの肩関節の床面からの高さなどを示すロボットの正面図である。 図1に示すロボットの作業対象物群を示すロボットの側面図である。 この発明の第2実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図10と同様な基体フレームの正面図である。 図15に示す基体フレームの側面図である。 この発明の第3実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図10と同様な基体フレームの正面図である。 図17に示す基体フレームの側面図である。 この発明の第4実施例に係る脚式移動ロボットを示す、図10と同様な基体フレームの正面図である。 図19に示す基体フレームの側面図である。 この発明の第5実施例に係る脚式移動ロボットを示す、尻当て部の正面図である。 図21に示す尻当て部の側面図である。 この発明の第6実施例に係る脚式移動ロボットを示す、尻当て部の正面図である。 図23に示す尻当て部の側面図である。
符号の説明
1 ロボット(脚式移動ロボット)
2 脚部(脚部リンク機構)
3 基体
3a 基体フレーム
4 頭部
5 腕部(腕部リンク機構)
6 格納部
10,12,14R(L) 股関節
16R(L) 膝関節
18,20R(L) 足関節
22 足部
22a 足部の弾性体(接地面)
30,32,34R(L) 肩関節
60 ECU
80 尻当て部
82 腰掛
84 端子

Claims (9)

  1. 基体と、前記基体に関節を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構とから少なくともなると共に、前記脚部リンク機構を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能とすると共に、前記尻当て部を、前記ロボットが着座したとき、前記ロボットの着座したときの重心位置より後方となる位置に設けることを特徴とする脚式移動ロボット。
  2. 基体と、前記基体に関節を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構とから少なくともなると共に、前記脚部リンク機構を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能とすると共に、前記尻当て部を前記腰掛に対して変位自在としたことを特徴とする脚式移動ロボット。
  3. 基体と、前記基体に関節を介して連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構とから少なくともなると共に、前記脚部リンク機構を駆動して前記足部を接地させつつ床面上を歩行するようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座可能とすると共に、前記尻当て部の前記腰掛に対する摩擦力を、前記足部の接地面の前記床面に対する摩擦力より小さくすることを特徴とする脚式移動ロボット。
  4. 基体と、前記基体に股関節を介して揺動可能に連結され、その先端に足部を備えた脚部リンク機構と、前記基体に肩関節を介して揺動可能に連結され、その先端にハンドを備えた腕部リンク機構とから少なくともなると共に、少なくとも前記腕部リンク機構を駆動して作業空間内において作業を行うようにした脚式移動ロボットにおいて、前記基体と脚部リンク機構の少なくともいずれかに尻当て部を設けて腰掛に着座しつつ前記作業空間内の作業対象物群に対する作業を行えるようにすると共に、前記ロボットの着座時における前記足部接地面から前記肩関節までの高さを、前記作業対象物群の前記床面からの高さを平均して得た平均値とそれらの偏差に基づいて決定される範囲内に設定し、さらに前記尻当て部を、前記肩関節から重力方向において所定距離下方の位置に設けることを特徴とする脚式移動ロボット。
  5. 前記脚部リンク機構が大腿リンクと膝関節を介して連結される下腿リンクとを備えると共に、前記足部の接地面から前記膝関節までの距離をHとするとき、前記ロボットの着座時における前記尻当て部を前記足部の接地面からH±{(1/3)・H}の範囲内の位置に設けることを特徴とする請求項4に記載の脚式移動ロボット。
  6. 前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位が、弾性体からなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の脚式移動ロボット。
  7. 前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位が、回転体からなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の脚式移動ロボット。
  8. 前記尻当て部の前記腰掛に接触する部位が、弾性材から製作される回転体からなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の脚式移動ロボット。
  9. 前記尻当て部に、前記ロボットの搭載機器を駆動するバッテリを充電するための端子を設けることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の脚式移動ロボット。
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