JP2005293908A - 小型蛍光灯内に水銀を注入する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型蛍光灯内に水銀を注入する方法を提供する。
【解決手段】 外径が製品の蛍光灯の内径より小さいガラスパイプ10が準備され、ガラスパイプ10には注射器20により水銀が注入される。加工待ちの蛍光灯30にガラスパイプ10を差し込む。加工待ちの蛍光灯30の開放端32を密封し、加工待ちの蛍光灯30のガラスパイプ10を有する一端32を加熱する。これにより、加熱された加工待ちの蛍光灯30内の水銀は、気化し、加熱側から冷却側へ拡散する。拡散した水銀は、冷却側の端部で冷却され、加工待ちの蛍光灯30の内壁面に付着する。
【選択図】 図4
【解決手段】 外径が製品の蛍光灯の内径より小さいガラスパイプ10が準備され、ガラスパイプ10には注射器20により水銀が注入される。加工待ちの蛍光灯30にガラスパイプ10を差し込む。加工待ちの蛍光灯30の開放端32を密封し、加工待ちの蛍光灯30のガラスパイプ10を有する一端32を加熱する。これにより、加熱された加工待ちの蛍光灯30内の水銀は、気化し、加熱側から冷却側へ拡散する。拡散した水銀は、冷却側の端部で冷却され、加工待ちの蛍光灯30の内壁面に付着する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、気体放電蛍光灯の製造方法に関し、特に小型蛍光灯内に水銀を注入する方法に関するものである。
現今、よく使用されている電気放電蛍光灯または一般に称される蛍光灯は、蛍光灯内部に水銀を有するものである。製造方法、即ち蛍光灯内に水銀を注入する方法は二つに分かられる。
一つは、直接滴下の方法を採用することである。この方法は簡単そうであるが、大きな問題を抱くと見受けられる。それは、水銀の凝集力がかなり大きいため、液体水銀の点滴を滴下させる場合、点滴が一定の程度まで大きくなければ滴下しないということである。したがって、この方法は直径の比較的大きい蛍光灯にしか適用できない。
一つは、直接滴下の方法を採用することである。この方法は簡単そうであるが、大きな問題を抱くと見受けられる。それは、水銀の凝集力がかなり大きいため、液体水銀の点滴を滴下させる場合、点滴が一定の程度まで大きくなければ滴下しないということである。したがって、この方法は直径の比較的大きい蛍光灯にしか適用できない。
もう一つは、水銀と他の金属を混合し顆粒状の固体水銀を形成し、蛍光灯内に必要な量だけで固体水銀を入れ、そののち蛍光灯を加熱し、適量の水銀液体を注入する目的を果たすことである。この方法の欠点は、水銀と他の金属を混合し合金顆粒を形成しなければならないことにあるため、製造のプロセスが比較的に複雑で、コストが高い。また合金顆粒が他の種類の金属を含有するため、水銀を加熱し気化させるには必要な加熱の温度が比較的に高く、かつ他の金属成分が完成品の蛍光灯内壁の塗布の品質に影響を多少に及ばす。したがって、上述の二つの方法は改善する余地がある。
本発明の主な目的は、小型蛍光灯内に水銀を注入する方法を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明による小型蛍光灯内に水銀を注入する方法は、ガラスパイプを準備し、ガラスパイプを、一端にプランジャおよび他端に注入部を有するチューブを備える注射器の前に置き、チューブ内に液体水銀を注入し、注入部が針状であり、注射器の前に置かれたガラスパイプに注入部を差し込みガラスパイプの内壁面に接近させるステップと、チューブ内の液体水銀を注入部を通して必要な量だけガラスパイプ内に注入し、加工待ちの蛍光灯を準備し、加工待ちの蛍光灯は一端が密封され他端が開放され、液体水銀が注入されたガラスパイプを加工待ちの蛍光灯の開放端から加工待ちの蛍光灯内に差し込み、加工待ちの蛍光灯の開放端を密封し、そののち加工待ちの蛍光灯のガラスパイプを有する一端を加熱し、加工待ちの蛍光灯の他端を冷風で冷却し、加熱された加工待ちの蛍光灯内の液体水銀を気化させ、加熱端から冷却端へ拡散させ冷却し、加工待ちの蛍光灯の内壁面に付着させるステップと、加工待ちの蛍光灯のガラスパイプを有する部位を切除し、切除した後の加工待ちの蛍光灯を密封するステップと、を含んでいる。
本発明による小型蛍光灯内に水銀を注入する方法の一実施例について、図1から図3に基づいて説明する。
ガラスパイプ10を予め準備する。ガラスパイプ10は外径が製品の蛍光灯の内径より小さい。ガラスパイプ10は注射器20の前に置かれる。注射器20は、チューブ21を備えている。チューブ21は、一端にプランジャー22を有し、他端に注入部23を有している。チューブ21内には、液体水銀を一杯に注入される。チューブ21は、注入部23が針状となっており、注射器20の前に置かれたガラスパイプ10に注入部23が差し込まれる。そして、注入部23はガラスパイプ10の内壁面に接近させられる。プランジャー22を自動制御機構または漸進的な機構24に連接することで、液体水銀の送出量を正確に自動制御することが可能である。
ガラスパイプ10を予め準備する。ガラスパイプ10は外径が製品の蛍光灯の内径より小さい。ガラスパイプ10は注射器20の前に置かれる。注射器20は、チューブ21を備えている。チューブ21は、一端にプランジャー22を有し、他端に注入部23を有している。チューブ21内には、液体水銀を一杯に注入される。チューブ21は、注入部23が針状となっており、注射器20の前に置かれたガラスパイプ10に注入部23が差し込まれる。そして、注入部23はガラスパイプ10の内壁面に接近させられる。プランジャー22を自動制御機構または漸進的な機構24に連接することで、液体水銀の送出量を正確に自動制御することが可能である。
注射器20のプランジャー22を押し出し、チューブ21内の液体水銀Hを注入部23を通して必要な量だけでガラスパイプ10内に注入する。注射器20の注入部23がガラスパイプ10の内壁面に接近しているため、液体水銀が注入部23から押し出されるとガラスパイプ10の内壁面に付着し、水銀の点滴が小さくて滴下できないという問題が生じない。
続いて、加工待ちの蛍光灯30を準備する。加工待ちの蛍光灯30は、密封端31及び開放端32を有している。加工待ちの蛍光灯30は、開放端31からの一定の距離を置きパイプ内へ突起する突起部33が設けられている。加工待ちの蛍光灯30の開放端32は、温度制御パイプ40内に差し込まれる。温度制御パイプ40は、抽気端41を有している。抽気端41は、抽気装置に連接される。これにより、抽気を持続させることによって、加工待ちの蛍光灯30の開放端32を温度の安定した状態で保持することができる。その結果、ガラスパイプ10内の液体水銀が外部の環境温度の変化に伴い蒸発することはない。液体水銀を有するガラスパイプ10を加工待ちの蛍光灯30の開口端31から加工待ちの蛍光灯30内に差し込んだ場合、ガラスパイプ10が加工待ちの蛍光灯30の突起部33に嵌まり、下へ落下することはない。
加工待ちの蛍光灯30の開放端32を密封し、そののち加工待ちの蛍光灯30のガラスパイプ10を有する一端32を加熱する。また、加工待ちの蛍光灯30の他端31は冷たい風で冷却される。これにより、加熱された加工待ちの蛍光灯30内の液体水銀は、気化するとともに、加熱側の端部から冷却側の端部へ拡散する。拡散した水銀は、冷却側の端部で冷却され、加工待ちの蛍光灯30の内壁面に付着する。
一定の時間で加熱した後、加工待ちの蛍光灯30の突起部33でガラスパイプ10を有する部位を切除し、切除した後の加工待ちの蛍光灯30を密封し、所定の製品が完成する。
一定の時間で加熱した後、加工待ちの蛍光灯30の突起部33でガラスパイプ10を有する部位を切除し、切除した後の加工待ちの蛍光灯30を密封し、所定の製品が完成する。
本発明による製造方法は、水銀を注入する場合、予め水銀を顆粒状にする必要がなく、また液体水銀は点滴があまり小さく、凝集力があまり大きくて落下しないこともないため、製造上の困難さを明らかに改善することができる。特にPL蛍光灯または冷陰極蛍光灯などの直径が比較的小さい蛍光灯は、mmで計算されるものである。このような寸法の極めて小さい蛍光灯に本発明による製造方法を適用すれば、改善効果が特に明らかになる。
10 ガラスパイプ、20 注射器、21 チューブ、22 プランジャー、23 注入部、24 自動制御機構、30 加工待ちの蛍光灯、31 密封端、32 開放端、33 突起部、40 温度制御パイプ、41 抽気端
Claims (5)
- ガラスパイプを準備し、ガラスパイプを、一端にプランジャおよび他端に注入部を有するチューブを備える注射器の前に置き、チューブ内に液体水銀を注入し、注入部が針状であり、注射器の前に置かれたガラスパイプに注入部を差し込みガラスパイプの内壁面に接近させるステップと、
チューブ内の液体水銀を注入部を通して必要な量だけガラスパイプ内に注入し、加工待ちの蛍光灯を準備し、加工待ちの蛍光灯は一端が密封され他端が開放され、液体水銀が注入されたガラスパイプを加工待ちの蛍光灯の開放端から加工待ちの蛍光灯内に差し込み、加工待ちの蛍光灯の開放端を密封し、そののち加工待ちの蛍光灯のガラスパイプを有する一端を加熱し、加工待ちの蛍光灯の他端を冷風で冷却し、加熱された加工待ちの蛍光灯内の液体水銀を気化させ、加熱端から冷却端へ拡散させ冷却し、加工待ちの蛍光灯の内壁面に付着させるステップと、
加工待ちの蛍光灯のガラスパイプを有する部位を切除し、切除した後の加工待ちの蛍光灯を密封するステップと、
を含むことを特徴とする小型蛍光灯内に水銀を注入する方法。 - 加工待ちの蛍光灯に、開放端からの一定の距離を置きパイプ内へ突起する突起部を設け、ガラスパイプを加工待ちの蛍光灯内の突起部に嵌まらせ、落下を防止することを特徴とする請求項1に記載の小型蛍光灯内に水銀を注入する方法。
- 加工待ちの蛍光灯の開放端を温度制御パイプ内に置き、加工待ちの蛍光灯の開放端を温度の安定した状態に保持することを特徴とする請求項1に記載の小型蛍光灯内に水銀を注入する方法。
- 温度制御パイプが抽気端を有し、抽気端に抽気装置を設置し、抽気を持続させることで、加工待ちの蛍光灯の開放端を温度の安定した状態で保持可能であることを特徴とする請求項1に記載の小型蛍光灯内に水銀を注入する方法。
- プランジャーを自動制御機構に連接することで、液体水銀の送出量を正確に自動制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の小型蛍光灯内に水銀を注入する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004104155A JP2005293908A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 小型蛍光灯内に水銀を注入する方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100896196B1 (ko) | 2008-01-28 | 2009-05-12 | 희성소재 (주) | 형광램프에 수은을 도입시키기 위한 장치 |
CN102194625A (zh) * | 2010-03-05 | 2011-09-21 | 深圳市凯世光电科技有限公司 | 简单高效的超高压毛细管汞灯注汞方法及系统 |
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CN102194625A (zh) * | 2010-03-05 | 2011-09-21 | 深圳市凯世光电科技有限公司 | 简单高效的超高压毛细管汞灯注汞方法及系统 |
CN102194625B (zh) * | 2010-03-05 | 2013-03-13 | 深圳市凯世光电科技有限公司 | 超高压毛细管汞灯注汞方法及系统 |
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