JP2005293390A - 超流通システムのライセンス管理方法、コンテンツ配信方法、ライセンスサーバ、コンテンツ配信管理サーバおよびライセンスシステム - Google Patents

Abstract

【課題】 希少価値またはゲーム性が付加されたコンテンツを配信し、ユーザに利用して
もらうことが出来る超流通システムを提供する。
【解決手段】 著作権者は予め利用者に配信するコンテンツの一部を暗号化してコンテン
ツサーバ４に格納しておく。また、その暗号化コンテンツを復号する復号鍵を複数用意し
ておき、それぞれに確率を付与しておく。また利用者は、閲覧したいコンテンツグループ
をコンテンツサーバ４ヘ配信要求し、その中で、利用したいコンテンツグループのライセ
ンスをライセンスサーバ２へ要求する。ライセンスサーバ２のライセンス制御部２１はラ
イセンスデータベース２３に格納されている復号鍵の１つを著作権者が設定した確率でラ
ンダムに選択し、利用者に復号鍵をライセンスする。そしてその復号鍵を用いてコンテン
ツを復号し、利用者がコンテンツを利用できる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、超流通システムのライセンス管理方法、コンテンツ配信方法、ライセンスサ
ーバ、コンテンツ配信管理サーバおよびライセンスシステムに関する。

近年、インターネットなどの発展により情報の流通が盛んになり、様々な方法によって
情報を得ることができるようになった。その反面、様々な方法によって取得した情報のほ
とんどは、プロテクション対策が行われていないことから、他に配布又は流出していた。

このため、情報提供者（以下、著作権者と言う）の著作権を十分に守ることが出来ていな
いのが現状である。そこで、考え出された技術が超流通システムである。

超流通システムは、情報の適切な流通を実現する基盤として考えられた概念である（非
特許文献１参照。）。超流通システムの基本的な考え方は、コンテンツの入手に対して課
金するのではなく、コンテンツの中で予め著作権者が指定した部分の利用に応じて課金す
ることである。つまり、コンテンツの入手方法は公的な配信システム等を利用して入手し
てもよいし、同種のコンテンツを持つ者よりコピーを配布してもらう方法でもよい。しか
し、コンテンツを入手して、コンテンツの重要部分（予め著作権者が著作権保護を必要と
する部分）の利用にはライセンス料として対価を支払って利用するシステムである。なお
、重要部分以外の部分（著作権者が著作権保護を必要としない部分）の利用には一切利用
対価を支払う必要はない。

このような超流通システムは、著作権者の著作権を十分に保護することができるため、
有用な情報流通システムである。
特許庁標準技術集「２−Ａ−４ 電子透かし応用技術／著作権主張モデル／その他」「デジタルコンテンツの超流通システム」［平成１６年２月５日検索］、インターネット＜ＵＲＬ：http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/denshi_sukashi/2_a_4.htm＞

以上のような超流通システムによって、ユーザがコンテンツを利用したいと考えた場合
、利用料を支払いさえすれば、誰でも利用することができるため、そのコンテンツの利用
自体に希少価値またはゲーム性といった観念はなかった。

本発明は、超流通システムを利用してコンテンツを配信する場合においても、希少価値
またはゲーム性が付加されたコンテンツを配信できる超流通システムのライセンス管理方
法、コンテンツ配信方法、ライセンスサーバ、コンテンツ配信管理サーバおよびライセン
スシステムを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明の超流通システムのライセンス管理方法は、少なく
とも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツグループの一部である
前記コンテンツを利用するために必要な前記復号鍵をライセンスするライセンスサーバと
、前記コンテンツを利用する利用者端末とがネットワークに接続される超流通システムに
適用され、前記利用者端末から前記コンテンツを利用するために必要な復号鍵のライセン
ス取得を前記コンテンツグループ単位で要求した場合の超流通システムのライセンス管理
方法であって、前記ライセンスサーバは、前記利用者端末から前記ライセンス取得要求時
に発信される情報とデータベースに格納したライセンスを許容するライセンス条件とを照
合して合致するか否かを判断し、合致する場合にライセンスを許可するとした前記コンテ
ンツグループに含まれる複数の復号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択した
前記復号鍵を前記利用者端末に配信することを特徴とする。

また、本発明の超流通システムのコンテンツ配信方法は、少なくとも復号鍵の異なる複
数のコンテンツにより構成されたコンテンツグループ単位でコンテンツを配信するコンテ
ンツ配信管理サーバと、前記コンテンツグループの一部である前記コンテンツを利用する
ために必要な前記復号鍵をライセンスするライセンスサーバと、前記コンテンツを利用す
る利用者端末とがネットワークによって接続されているコンテンツ配信方法であって、前
記利用者端末から前記コンテンツ配信管理サーバに対し前記コンテンツグループ単位で前
記コンテンツの配信を要求し、また前記ライセンスサーバに対し前記コンテンツを利用す
るために必要な復号鍵のライセンス取得の要求を送信し、前記コンテンツ配信管理サーバ
は、多数のコンテンツを格納するコンテンツデータベースから前記配信要求のあった前記
コンテンツを配信し、前記ライセンスサーバは、前記利用者端末から前記ライセンス取得
要求時に発信される情報と条件データベースに格納されるライセンスを許容するライセン
ス条件とを照合して合致するか否かを判断し、合致する場合にライセンスを許可するとし
た前記コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵の中から予め決められた発行条件によ
って選択された復号鍵を前記利用者端末に配信することを特徴とする。

また、本発明の超流通システムのライセンスサーバは、ライセンスを許容するライセン
ス条件が格納される条件データベースと、少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツに
より構成されたコンテンツクループに対応して前記複数の復号鍵とその復号鍵毎に予め決
められた前記複数の復号鍵を発行する条件とが格納される鍵情報データベースとを有し、
利用者端末から前記コンテンツグループ単位で前記コンテンツのライセンス取得要求を受
けた時に発信される情報と前記条件データベースとを照合して合致するか否かを判断し、
合致する場合に前記鍵情報データベースに格納されたライセンスを許可するとした前記コ
ンテンツグループに含まれる複数の復号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択
した前記復号鍵を前記利用者端末に配信することを特徴とする。

また、本発明のコンテンツ配信管理サーバは、多数のコンテンツが格納されるコンテン
ツデータベースと、ライセンスを許容するライセンス条件が格納される条件データベース
と、少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツクループに
対応して前記複数の復号鍵と、その復号鍵毎に予め決められた前記複数の復号鍵を発行す
る条件が格納される鍵情報データベースとを有し、利用者端末から前記グループ単位で前
記コンテンツの配信要求を受けた時に前記コンテンツデータベースから前記配信要求のあ
った該当コンテンツを配信し、利用者コンピュータから前記該当コンテンツのライセンス
取得要求を受けた時に発信される情報と前記条件データベースとを照合して合致するか否
かを判断し、合致する場合に鍵情報データベースに格納された前記該当コンテンツグルー
プに含まれる複数の復号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択した復号鍵を前
記利用者端末に配信することを特徴とする。

更に、本発明のライセンスシステムは、コンテンツの復号鍵を許諾するライセンス条件
が格納される条件データベースと、少なくとも前記復号鍵の異なる複数の前記コンテンツ
により構成されたコンテンツクループに対応して前記複数の復号鍵とその発行確率が格納
される鍵情報データベースとを有し、利用者端末から前記コンテンツグループ単位で前記
コンテンツのライセンス取得要求を受けた時に前記条件データベースと照合して合致する
か否かを判断し、合致する場合に鍵情報データベースに格納された前記コンテンツグルー
プに含まれる複数の復号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択された復号鍵を
前記利用者端末に配信するライセンスサーバと、前記ライセンスサーバとネットワークを
介して接続され、前記コンテンツのライセンス取得要求を前記ネットワークを介して、前
記ライセンスサーバへ送信し、前記コンテンツグループの一部を前記復号鍵を用いて復号
する利用者端末を有することを特徴とする。

本発明によれば、超流通システムを利用してコンテンツを配信する場合、著作権者が予
め設定した条件でライセンスすることができるため、希少価値またはゲーム性が付加され
たコンテンツを配信できる超流通システムのライセンス管理方法、コンテンツ配信方法、
ライセンスサーバ、コンテンツ配信管理サーバおよびライセンスシステムを提供すること
ができる。

以下に、本発明の実施の形態を説明する。

本発明の超流通システムの実施の形態を、図面を用いて説明する。なおここでは、ある
サンプルコンテンツを含むコンテンツグループがコンテンツサーバに置かれ、そのコンテ
ンツグループは自由に入手し、サンプルコンテンツについては自由に利用出来るが、著作
権者が指定した箇所のコンテンツを利用する場合は、ライセンスサーバからのライセンス
を必要し、更にそのコンテンツに希少価値が付加されている超流通システムについて説明
する。

図１は実施の形態の超流通システムの構成を示した図である。実施の形態の超流通シス
テムは、暗号化サーバ１、ライセンスサーバ２、利用者端末３、コンテンツサーバ４、お
よび課金システム５等から構成される。そして、著作権者は暗号化サーバ１を利用してコ
ンテンツの著作権保護を依頼し、利用者は利用者端末３を利用して著作権者が配布したコ
ンテンツを利用する。なお、暗号化サーバ１、ライセンスサーバ２、およびコンテンツサ
ーバ４は論理的な概念であり、複数のサーバで構成しても１台のサーバによって構成して
も良い。

次に、各部の構成および動作を説明する。暗号化サーバ１は、コンテンツ暗号化部１１
、ライセンス制御情報送信部１２、暗号化鍵情報送信部１３を備える。

コンテンツ暗号化部１１は、著作権者が作成した平文のコンテンツのうち、著作権者に
よって保護を必要とするコンテンツが指定された部分を暗号化し、その暗号化したコンテ
ンツをコンテンツサーバ４へ送る（図１の矢印Ｄ１）機能を有する。そして、コンテンツ
サーバ４から格納完了または格納エラーの信号を受信し（図１の矢印Ｄ２）、もしエラー
信号を受けとった場合は、当該コンテンツを再送する（図１の矢印Ｄ１）。

次に、暗号化鍵情報送信部１３は、コンテンツ暗号化部１１がコンテンツを暗号化する
ときに使用した暗号化鍵の情報をライセンスサーバ２へ送る（図１の矢印Ｄ３）機能を有
する。そして、暗号化鍵情報送信部１３は、ライセンスサーバ２から暗号化鍵情報の格納
完了または格納エラーの信号を受信し（図１の矢印Ｄ４）、もしエラー信号の場合は当該
鍵情報を再送する（図１の矢印Ｄ３）。

次に、ライセンス制御情報送信部１２は、著作権者によってどのような条件でライセン
スするかが設定され、その情報をライセンスサーバ２のライセンス制御部２１へ送る機能
を有する（図１の矢印Ｄ３）。

図２は、ライセンス制御情報送信部１２および課金システム５からライセンスを許可す
る際に設定される必要なデータの一例である。図２（１）はユーザＩＤおよび利用状況の
リストであって、課金システム５からライセンス制御部２１へ送られた後は、ユーザデー
タベース２２に格納される。また、図２（２）はコンテンツグループのリストであって、
ライセンス制御情報送信部１２からライセンス制御部２１へ送られた後は、ライセンスデ
ータベース２３に格納される。また、図２（３）は例えばコンテンツグループ０１の暗号
化されたコンテンツ番号とその復号鍵の発行条件（数・確率）のリストであり、ライセン
ス制御情報送信部１２からライセンス制御部２１へ送られた後は、ライセンスデータベー
ス２３に格納される。図２（１）のリストは、ライセンスを許可したユーザＩＤと、その
利用状況が登録されており、利用状況の欄にはライセンス日時、ライセンスしたグループ
、ライセンスにあたって復号鍵を発行したコンテンツの番号等が登録され、再度同じユー
ザが利用すると、利用に応じて利用状況項目が追加される。これを、以下ユーザＩＤデー
タという。

例えば、図２（１）において、ユーザＩＤ「００８３」の利用状況「０１０４０３０１
」は、１月４日（最初の４文字「０１０４」の意味）にコンテンツグループ０３のライセ
ンス申し込みがあり（「０１０４」に続く２文字「０３」の意味）、コンテンツ番号０１
がライセンスされ（「０１０４０３」に続く２文字「０１」の意味）ていることを示して
いる。更に、次の利用状況「０１０４０２０２」は、１月４日（最初の４文字「０１０４
」の意味）にコンテンツグループ０２のライセンス申し込みがあり（「０１０４」に続く
２文字「０２」の意味）、コンテンツ番号０２がライセンスされていること（「０１０４
０２」に続く２文字「０２」の意味）を示している。また、ユーザＩＤ「０１０５」の利
用状況のようにすべて「０」の場合は、課金システム５に登録されているが、ライセンス
の利用がない状況を示している。また、図２（２）にはライセンスできる暗号化されたコ
ンテンツグループの番号一覧が登録されている。以下、このデータをコンテンツグループ
データという。このコンテンツグループデータはユーザがライセンスを要求して来た時に
、存在しないグループの鍵を要求していないか（グループが１〜５までしか存在していな
いのにも拘わらず、グループ８を要求して来た時など）をチェックするためのデータであ
る。

また、図２（３）は、例えばコンテンツグループ０１の暗号化されたコンテンツ番号の
一覧とその復号鍵の発行条件が記されている。例えば、１行目の「コンテンツ番号０１」
の鍵は発行確率１％であることを示す（「発行条件」欄の「００１１００」の意味）。ま
た、５行目の「コンテンツ番号０５」の鍵は、発行確率２５％であることを示す（「発行
条件」欄の「０２５１００」の意味）。なお、図２に示したリストは、この様式に限定さ
れることなく、条件が全て登録されるものであれば、他の様式も設定することが出来る。

次に、ライセンスサーバ２は、ライセンス制御部２１、ユーザデータベース２２、ライ
センスデータベース２３、および復号鍵生成部２４などを有する。

ライセンス制御部２１は、利用者端末３からのライセンス要求（図１の矢印Ｄ６）に対し
て、ライセンスの可否をユーザデータベース２２の情報を参照して決定し、またライセン
スデータベース２３を参照してライセンスするコンテンツを決定するもので、その決定し
たコンテンツの復号鍵を要求応答として利用者端末３へライセンスする（図１の矢印Ｄ５
）機能を有する。

ユーザデータベース２２は、課金システム５より送られてきたライセンスを許可したユー
ザＩＤとその利用状況を格納する機能を有する。また、ライセンスデータベース２３は、
暗号化サーバ１の暗号化鍵情報送信部１３から送られてきた暗号化鍵情報、及びライセン
ス制御情報送信部１２から送られてきた復号鍵の発行条件を格納する機能を有する。復号
鍵生成部２４は、ライセンスデータベース２３の暗号化鍵情報に基づきライセンス制御部
２１から指示されたコンテンツの復号鍵を発行する。なお、復号鍵生成部２４はライセン
スデータベース２３の暗号化鍵情報と利用者端末３からのライセンス要求に含まれるユー
ザＩＤを使用して、ユーザに固有のコンテンツの復号鍵を発行してもよい。

次に、利用者端末３は、要求部３１、コンテンツデータベース３２、復号部３３、およ
び表示部３４などを有する。要求部３１は、コンテンツサーバ４に対してコンテンツの配
信を要求し（図１の矢印Ｄ７）、またライセンスサーバ２に対してライセンスを要求する
（図１の矢印Ｄ６）機能を有する。また、コンテンツデータベース３２は、コンテンツサ
ーバ４の配信部４２から配信されたコンテンツを格納する機能と、ライセンスサーバ２の
ライセンス制御部２１からライセンスされた暗号化コンテンツを実行する際の復号鍵を格
納する機能を有する。

また、復号部３３は、コンテンツデータベース３２に格納されたコンテンツのうち、著
作権者によって暗号化された部分をランセンス制御部２１から得た復号鍵を用いて復号す
る機能を有する。そして、復号部３３にて復号されたコンテンツは、表示部３４に表示し
て利用者に利用できるようにする。なお、ライセンスサーバ２の復号鍵生成部２４がユー
ザ固有の復号鍵を発行するシステムである場合には、復号部３３において、ライセンス制
御部２１から得たコンテンツの復号鍵と自身のユーザＩＤから新たな復号鍵を生成する。

次に、コンテンツサーバ４は、配信データベース４１及び配信部４２を有する。配信デ
ータベース４１は、暗号化サーバ１内のコンテンツ暗号化部１１より送られた、暗号化コ
ンテンツを格納する機能を有する。また、配信部４２は、利用者端末３の要求部３１から
配信要求があった場合に、配信データベース４１より要求のあったグループのコンテンツ
を読み出し配信する（図１の矢印Ｄ８）機能を有する。

図６は、コンテンツサーバ４の配信データベース４１に格納されているコンテンツグル
ープの一例である。図６のようにコンテンツグループ５０には「コンテンツ０１」５１〜
「コンテンツ０６」５６までのコンテンツと共通コンテンツ５７とが格納されている。そ
して、「コンテンツ０１」５１〜「コンテンツ０６」５６までの各コンテンツには、著作
権者が予め決めた暗号化された部分「コンテンツ０１暗号部」５１ａ〜「コンテンツ０６
暗号部」５６ａがある。共通コンテンツ５７および暗号化された部分以外の「コンテンツ
０１」５１〜「コンテンツ０６」５６までは、復号鍵がなくとも利用者によって閲覧する
ことが出来る。しかし、暗号化された「コンテンツ０１暗号部」５１ａ〜「コンテンツ０
６暗号部」５６ａまでは、それぞれのコンテンツ番号に対応する復号鍵がなければ閲覧す
ることは出来ない。なお、図６の「コンテンツ０１暗号部」５１ａは、例えば図２（３）
に示した「コンテンツ番号」の「０１」に示す復号鍵によって復号でき、同様に「コンテ
ンツ０２暗号部」５２ａ〜「コンテンツ０６暗号部」５６ａも、それぞれ図２（３）の「
コンテンツ番号」の「０２」〜「０６」によって復号できる。

また、暗号化された「コンテンツ０１暗号部」５１ａ〜「コンテンツ０６暗号部」５６
ａまでの復号鍵は利用者が個別指定してライセンスすることは出来ず、利用者端末３の要
求部３１からグループ単位でライセンスを要求し（図１の矢印Ｄ６）、これに対しライセ
ンスサーバ２のライセンス制御部２１は、著作権者が予め決めた確率によって「コンテン
ツ０１暗号部」５１ａ〜「コンテンツ０６暗号部」５６ａまでのうち１つの復号鍵をライ
センスする（図１の矢印Ｄ５）。なお、ここでのライセンス制御部２１によるライセンス
は著作権者が予め決めた確率による方法に限定されることなく、著作権者が予め決めた条
件によってライセンスされる方法であるならば、著作権者がライセンスする復号鍵の回数
を予め決め、その回数を越えたらライセンスしないとする条件を設定する方法や、上記確
率と上記回数制限の双方を条件する方法など、他の方法でも構わない。

従って、利用者からのライセンス要求に対して著作権者によって予め決められた条件（
ユニークな条件を含む）に基づいてコンテンツの復号鍵がライセンスされることから、偶
然性・ゲーム性が高まり、例えば復号鍵の発行確率の低いコンテンツは希少価値の高いコ
ンテンツとして利用者からの評価が高まる。例えば、野球やサッカー等の対戦コンピュー
タゲームにおいて、ゲームに使用する選手を配信するサービスがあった場合、有力な選手
（コンテンツ）を獲得することにより勝率が高まるが、ユーザが選手の配信を要求して、
どのような選手が配信されるかは著作権者によって設定された条件によって決まることか
ら、そのゲーム性が高まることになる。

次に、課金システム５は、ライセンスサーバ２からのライセンスの対価を利用者に課金
し、その対価を著作権者へ支払う機能を有する。まず、利用者はライセンスを要求するに
あたって、預金口座あるいはクレジットカード番号や利用者名等の情報を利用者端末３か
ら課金システム５に登録する（図１の矢印Ｄ１０）。そうすると、課金システム５はライ
センスサーバ２のユーザデータベース２２へユーザＩＤを登録する（図１の矢印Ｄ１２）
。その後、ユーザＩＤが登録完了すると、ライセンスサーバ２から登録完了の情報を課金
システム５に知らせ（図１の矢印Ｄ１３）、更に、課金システム５は利用者端末３に登録
完了の情報を知らせる（図１の矢印Ｄ９）。そして、利用者端末３の要求部３１から利用
者によるライセンス要求があれば、その要求に対応したライセンス制御部２１はユーザデ
ータベース２２に利用状況を追加し、課金システム５へ課金の要求を行う（図１の矢印Ｄ
１３）。そして、課金システム５は登録された利用者の情報から課金し（図１の矢印Ｄ１
０）、その対価を著作権者に支払う（図１の矢印Ｄ１１）。

次に、実施の形態の超流通システムの動作を説明する。始めに、暗号化サーバ１の動作
に関して図３のフローチャートを用いて説明する。

まず、著作権者からのコンテンツ入力があるかを判断する（ステップ１０１）。そして
、著作権者からのコンテンツ入力があった場合（ステップ１０１の「あり（１）」）、著
作権者に暗号化する部分の選択を促し、著作権者によって指定された部分の暗号化をコン
テンツ暗号化部１１を用いて行う（ステップ１０２ａ）。そして、暗号化されたコンテン
ツはコンテンツ暗号化部１１からコンテンツサーバ４へ送られ（Ｄ１）、配信データベー
ス４１に格納される（ステップ１０２ｂ）。もし、コンテンツサーバ４から受信エラーの
報告（Ｄ２）があれば（ステップ１０２ｃの「あり」）、コンテンツ暗号化部１１は当該
コンテンツをコンテンツサーバ４に再送する。そして、コンテンツサーバ４から受信完了
の通知を受けると（ステップ１０２ｃの「なし」）、ステップ１０１へ戻る。

また、ステップ１０２ａにおいて、著作権者によって指定された部分の暗号化が行われ
ると、コンテンツ暗号化部１１から暗号化鍵情報送信部１３へコンテンツの暗号化に用い
た鍵情報が送られ（ステップ１０４ａ）、暗号化鍵情報送信部１３はその情報をライセン
スサーバ２へ送信し（Ｄ３）、ライセンスデータベース２３に登録される（ステップ１０
４ｂ）。もし、ライセンスサーバ２から受信エラーの報告（Ｄ４）があれば（ステップ１
０４ｃの「あり」）、暗号化鍵情報送信部１３は当該鍵情報をライセンスサーバ４に再送
する。そして、ライセンスサーバ２から受信完了の通知を受けると（ステップ１０４ｃの
「なし」）、ステップ１０１へ戻る。

また、ステップ１０１において、著作権者からのコンテンツ入力（Ｄ１１）があった場
合（ステップ１０１の「あり（２）」）、暗号化サーバ１ではライセンスを許可する条件
や、それぞれのコンテンツの復号鍵を発行する条件の決定を著作権者に促し、それらのラ
イセンス条件を決定する（ステップ１０３ａ）。そして、ライセンス制御情報送信部１２
はそれらのライセンス条件をライセンスサーバ２へ送り（Ｄ３）、ライセンスデータベー
ス２３に登録する（ステップ１０３ｂ）。そして、ライセンスサーバ２から受信エラーの
報告（Ｄ４）があれば（ステップ１０３ｃの「あり」）、ライセンス制御情報送信部１２
は当該情報をライセンスサーバ２ヘ再送する。そして、ライセンス制御情報送信部１２か
ら受信完了の通知を受けると（ステップ１０３ｃの「なし」）、ステップ１０１へ戻る。

一方、ステップ１０１において、著作権者からのコンテンツ入力がなかった場合（ステ
ップ１０１の「なし」）、暗号化サーバ１は課金システム５からの課金通知があるかを判
断する（ステップ１０５ａ）。そして、課金通知があった場合（ステップ１０５ａの「あ
り」）、暗号化サーバ１は当該著作権者に課金のあった旨を報告（図１に図示せず）し、
ステップ１０１へ戻る（ステップ１０５ｂ）。また、課金通知がなかった場合（ステップ
１０５ａの「なし」）、ステップ１０１へ戻る。

次に、ライセンスサーバ２の動作を図４を用いて説明する。図４は、ライセンスサーバ
２の動作を示したフローチャートである。

まず、ライセンス制御部２１は暗号化サーバ１の暗号化鍵情報送信部１３からコンテン
ツ暗号化鍵情報の入力があるか、またはライセンス制御情報送信部１２からライセンス条
件の入力があるか判断する（ステップ２０１）。そして、コンテンツ暗号化鍵情報または
ライセンス条件の入力がなかった場合には再度ステップ２０１に戻り、コンテンツ暗号化
鍵情報またはライセンス条件の入力が有るまでこれを繰り返す。そして、コンテンツ暗号
化鍵情報またはライセンス条件の入力（Ｄ３）があった場合、ライセンス制御部２１はラ
イセンスデータベース２３へコンテンツ暗号化鍵情報およびライセンス条件、および復号
鍵の発行条件を格納する（ステップ２０２）。そして、その後ステップ２０１へ戻る。

また、ライセンス制御部２１はステップ２０１の判断と同時に、利用者端末３の要求部
３１からライセンス要求（Ｄ６）があるか否かも判断する（ステップ２１１）。このステ
ップ２１１において、ライセンス要求がなければステップ２１１に戻り、ライセンス要求
が有るまでこれを繰り返す。利用者端末３の要求部３１からライセンス要求があった場合
、ライセンス制御部２１はそのライセンス要求に含まれているユーザＩＤ情報やコンテン
ツグループ番号情報などの情報を読み取る（ステップ２１２）。そして、ライセンス制御
部２１はステップ２１２で読み取ったユーザＩＤ情報がユーザデータベース２２に格納さ
れているユーザＩＤデータ（例えば、図２（１）のデータ）に存在するか否かを判断し、
かつステップ２１２で読み取ったコンテンツグループ番号情報がライセンスデータベース
２３に格納されているコンテンツグループ番号データ（例えば図２（２）のデータ）に存
在するか否かなどのライセンス条件を満たしているかを判断する（ステップ２１３）。

もし、要求情報に含まれているユーザＩＤ情報がユーザデータベース２２に格納された
ユーザＩＤデータと一致し、かつ要求情報に含まれているコンテンツグループ番号がユー
ザデータベース２２に格納されたコンテンツグループ番号データと一致しているなどのラ
イセンス条件を満たしている場合（ステップ２１３のＹｅｓ）、ライセンス制御部２１は
、ユーザからの要求によって指定されたコンテンツグループに登録されている複数のコン
テンツの中から、ライセンスサーバ２３に格納されている予め決められた発行条件（例え
ば図２（３）のデータ）に基づきユーザにライセンスするコンテンツを決定し、復号鍵生
成部２４に復号鍵の生成を指示する。

そして復号鍵生成部２４は、ライセンス制御部２１から指示されたコンテンツの復号鍵を
、ライセンスデータベース２３に格納されたコンテンツ暗号化鍵情報に基づき生成し、ラ
イセンス制御部２１は、ユーザにライセンスするため、復号鍵とその復号鍵で復号するコ
ンテンツの番号を利用者端末３に送信（Ｄ５）する（ステップ２１４ａ）。そして、利用
者端末３のコンテンツデータベース３２にその復号鍵とコンテンツ復号鍵番号が記憶され
る。

例えば、図２の例で、ユーザＩＤ「０１０３」の利用者がコンテンツグループ０１を指
定してライセンスを要求（Ｄ６）した場合、まず、ライセンス制御部２１が要求部３１か
らのユーザＩＤ情報「０１０３」と要求するコンテンツグループ番号情報「０１」を読み
取る。そして、ライセンス制御部２１はユーザＩＤ情報「０１０３」がユーザデータベー
ス２２に格納された図２（１）のリストに存在し、コンテンツグループ番号情報「０１」
がライセンスデータベース２３に格納された図２（２）のリストに存在するかをチェック
し、双方のデータともリストに存在するためステップ２１４ａヘ移行する。次に、ライセ
ンス制御部２１は、ライセンスデータベース２３に格納されている図２（３）に示したコ
ンテンツ番号および発行条件のリストを参照し、ライセンス要求１回につき１個だけライ
センスするコンテンツを決定し、復号鍵生成部２４に復号鍵の生成を指示する。ここで、
コンテンツ番号０３をライセンスすることが決定した場合は、コンテンツ番号「０３」と
復号鍵生成部２４によって生成された復号鍵が利用者端末３に送信（Ｄ５）される。

一方、要求情報に含まれているユーザＩＤ情報がユーザデータベース２２に格納された
ユーザＩＤデータに存在しない場合、または要求情報に含まれているコンテンツグループ
番号情報がライセンスデータベース２３に格納されたコンテンツグループ番号データに合
致しない場合など、ライセンス条件に合致しない場合（ステップ２１３のＮｏ）、ライセ
ンス制御部２１は当該要求に対してライセンス出来ないことの応答と、その理由を利用者
端末３に送信（Ｄ５）する（ステップ２１４ｂ）。そしてステップ２１１へ戻り、再度繰
り返す。

ステップ２１４ａでライセンス送信（Ｄ５）が終了した場合、ライセンス制御部２１は
送信したライセンスの復号鍵番号、利用日時などをユーザデータベース２２へ登録する（
ステップ２１５）。そして、その登録が終了すると課金システム５へ利用者の利用状況登
録が完了したことを通知（Ｄ１３）する（ステップ２１６）。その後、再度ステップ２１
１ヘ戻る。

また、ライセンス制御部２１は上記ステップ２０１、ステップ２１１と並行して、課金
システム５からユーザデータベース２２へ新規ユーザ登録要求（Ｄ１２）があるか否かを
判断する（ステップ２２１）。そして、この登録要求がなければ、再度ステップ２２１の
判定を繰り返す（ステップ２２１の「なし」）。そして、課金システム５から新規ユーザ
登録要求がある場合は（ステップ２２１の「あり」）、ライセンス制御部２１はユーザデ
ータベース２２へその登録要求されたユーザＩＤを登録する（ステップ２２２）。そして
、登録が終わると登録完了を課金システム５へ通知（Ｄ１３）する（ステップ２２３）。
その後、再び、ステップ２２１へ戻り、繰り返す。

次に、利用者端末３の動作を図５及び図６を用いて説明する。図５は、利用者端末３の
動作を示したフローチャートである。

まず、要求部３１は利用者からコンテンツの配信が要求されているかを判断する（ステ
ップ３０１）。そして、利用者からのコンテンツ配信要求がなければ（ステップ３０１の
「ない」）、再度ステップ３０１を繰り返す。また、利用者からコンテンツの配信が要求
されたならば（ステップ３０１の「ある」）、要求部３１はコンテンツサーバ４の配信部
４２へ利用者が望む図６のようなグループ単位でのコンテンツの配信を要求（Ｄ７）する
（ステップ３０２）。そして、配信部４２は、配信データベース４１から利用者の要求す
るコンテンツグループのコンテンツを読み出し、利用者端末３へ送信（Ｄ８）する。利用
者端末３では、受信したコンテンツをコンテンツデータベース３２へ記憶し（ステップ３
０３）、ステップ３０１を繰り返す。

要求部３１は同時に、利用者からコンテンツの暗号化された部分のライセンス要求があ
るか否かを判断する（ステップ３１１）。そして、暗号化部分のライセンス要求がなかっ
た場合（ステップ３１１の「ない」）、再度ステップ３１１を繰り返す。また、暗号化部
分のライセンス請求があった場合（ステップ３１１の「ある」）、要求部３１は、ライセ
ンスサーバ２のライセンス制御部２１へライセンスの要求（Ｄ６）をする（ステップ３１
２）。そして、前述したユーザデータベース２２およびライセンスデータベース２３によ
る照合によってライセンス条件を満たすと判断されると、ライセンス制御部２１よりコン
テンツ番号と復号鍵が利用者端末３に送信（Ｄ５）される。利用者端末３ではコンテンツ
データベース３２に受信したコンテンツ番号と復号鍵が格納される（ステップ３１３）。

なお、ライセンスサーバ２から得たコンテンツ番号と復号鍵が、コンテンツデータベース
３２に既に存在している場合は、著作権者の定める方法により、他の端末に複製する権利
や他人に譲渡する権利を付加するようにしてもよい。

同時に、復号部３３は、利用者からの暗号化されたコンテンツの閲覧要求があるか否か
を判断する（ステップ３２１）。暗号化されたコンテンツの閲覧要求が無かった場合、（
ステップ３２１の「ない」）再度ステップ３２１を繰り返す。暗号化されたコンテンツの
閲覧要求があった場合（ステップ３２１の「ある」）、復号部３３は暗号化されたコンテ
ンツの復号鍵がコンテンツデータベース３２に格納されているか否かを判断する（ステッ
プ３２２）。

ここで、暗号化されたコンテンツの復号鍵がない場合（ステップ３２３ｂ）、復号できな
い旨を表示部３４に表示する。

暗号化されたコンテンツの復号鍵がある場合、コンテンツの暗号化された部分をステップ
３１３で得たコンテンツ番号と復号鍵を用いて、該当する箇所を復号する（ステップ３２
３ａ）。更に、ステップ３２３ａで復号されたコンテンツは表示部３４に表示される（ス
テップ３２４）。

なお、本発明の実施形態においては、これに限定されるものでなく、趣旨を逸脱しない
範囲で応用可能である。また、利用者が利用するコンテンツはコンテンツサーバ４に予め
コンテンツを格納しておき、利用者がコンテンツサーバ４の配信部４２へ配信要求をして
コンテンツを入手するとしたが、この入手方法に限定することなく、希望するコンテンツ
を他のデータベースや、ネットワーク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＳＤカード、その他のメディア等
から随時又は事前に入手するものであってもよい。その場合、上記実施例において、コン
テンツサーバ４およびそれに係る部分の機能が省略される。また、課金システム５も特に
この方法に限定されることなく、利用者のライセンス要求に対するライセンスサーバ２か
らのライセンスに基づき課金されるシステムであれば、どのような方法でもよい。

以上のように、実施形態の超流通システムによれば、コンテンツを配信する場合におい
て、ライセンスするコンテンツが複数用意されて、かつそれぞれのコンテンツに対し復号
鍵の発行確率が付与されていることから、ライセンス要求をしても全てのコンテンツの利
用ができるとは限らず、コンテンツの利用に希少価値またはゲーム性が付加できる。

本発明の超流通システムの実施形態を示したブロック図。 本発明の実施形態のライセンスサーバのユーザデータベース２２およびライセンスデータベース２３を示した図。 本発明の実施形態の超流通システムの動作を示したフローチャート。 本発明の実施形態のライセンスサーバの動作を示したフローチャート。 本発明の実施形態の利用者システムの動作を示したフローチャート。 本発明の実施形態のコンテンツサーバから利用者システムに配信されるコンテンツグループの一例を示した図。

符号の説明

１ 暗号化サーバ
２ ライセンスサーバ
３ 利用者端末
４ コンテンツサーバ
５ 課金システム
１１ コンテンツ暗号化部
１２ ライセンス制御情報送信部
１３ 暗号化鍵情報送信部
２１ ライセンス制御部
２２ ユーザデータベース
２３ ライセンスデータベース
２４ 復号鍵生成部
３１ 要求部
３２ コンテンツデータベース
３３ 復号部
３４ 表示部
４１ 配信データベース
４２ 配信部
５０ コンテンツグループ
５１ コンテンツ０１
５１ａ コンテンツ０１暗号化部
５７ 共通コンテンツ

Claims (18)

1. 少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツグループの一
   部である前記コンテンツを利用するために必要な前記復号鍵をライセンスするライセンス
   サーバと、前記コンテンツを利用する利用者端末とがネットワークに接続される超流通シ
   ステムに適用され、前記利用者端末から前記コンテンツを利用するために必要な復号鍵の
   ライセンス取得を前記コンテンツグループ単位で要求した場合の超流通システムのライセ
   ンス管理方法であって、
   前記ライセンスサーバは、
   前記利用者端末から前記ライセンス取得要求時に発信される情報とデータベースに格納し
   たライセンスを許容するライセンス条件とを照合して合致するか否かを判断し、
   合致する場合にライセンスを許可するとした前記コンテンツグループに含まれる複数の復
   号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択した前記復号鍵を前記利用者端末に配
   信する
   ことを特徴とした超流通システムのライセンス管理方法。
2. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
   ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得
   要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布す
   ることを特徴とした請求項１に記載の超流通システムのライセンス管理方法。
3. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
   ープに含まれる前記複数の復号鍵毎に発行する確率および個数を決めておき、１回の前記
   ライセンス取得要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵
   を発行、配布し、該当復号鍵の発行個数が上限に達した場合に、該当復号鍵の発行を停止
   することを特徴とした請求項１に記載の超流通システムのライセンス管理方法。
4. 少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツグループ単位
   でコンテンツを配信するコンテンツ配信管理サーバと、前記コンテンツグループの一部で
   ある前記コンテンツを利用するために必要な前記復号鍵をライセンスするライセンスサー
   バと、前記コンテンツを利用する利用者端末とがネットワークによって接続されているコ
   ンテンツ配信方法であって、
   前記利用者端末から前記コンテンツ配信管理サーバに対し前記コンテンツグループ単位
   で前記コンテンツの配信を要求し、また前記ライセンスサーバに対し前記コンテンツを利
   用するために必要な復号鍵のライセンス取得の要求を送信し、
   前記コンテンツ配信管理サーバは、
   多数のコンテンツを格納するコンテンツデータベースから前記配信要求のあった前記コン
   テンツを配信し、
   前記ライセンスサーバは、
   前記利用者端末から前記ライセンス取得要求時に発信される情報と条件データベースに格
   納されるライセンスを許容するライセンス条件とを照合して合致するか否かを判断し、
   合致する場合にライセンスを許可するとした前記コンテンツグループに含まれる複数の復
   号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択された復号鍵を前記利用者端末に配信
   する
   ことを特徴としたコンテンツ配信方法。
5. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
   ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得
   要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布す
   ることを特徴とした請求項４に記載のコンテンツ配信方法。
6. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
   ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率および個数を決めておき、１回の前記ライ
   センス取得要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発
   行、配布し、該当復号鍵の発行個数が上限に達した場合に、該当復号鍵の発行を停止する
   ことを特徴とした請求項４に記載のコンテンツ配信方法。
7. 少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツグループ単位
   でコンテンツを配信するコンテンツ配信管理サーバと、前記コンテンツグループの一部で
   ある前記コンテンツを利用する利用者端末とがネットワークによって接続されているコン
   テンツ配信方法であって、
   前記利用者端末から前記コンテンツ配信管理サーバに対し前記コンテンツグループ単位で
   前記コンテンツの配信および前記コンテンツを利用するために必要な復号鍵のライセンス
   取得の要求を送信し、
   前記コンテンツ配信管理サーバは、
   多数のコンテンツを格納するコンテンツデータベースから前記配信要求のあった前記コン
   テンツを配信し、前記利用者端末から前記ライセンス取得要求時に発信される情報と条件
   データベースに格納されるライセンスを許容するライセンス条件とを照合して合致するか
   否かを判断し、
   合致する場合にライセンスを許可するとした前記コンテンツグループに含まれる前記複数
   の復号鍵の中から予め決められた発行条件によって選択された復号鍵を前記利用者端末に
   配信する
   ことを特徴としたコンテンツ配信方法。
8. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
   ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得
   要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布す
   ることを特徴とした請求項７に記載のコンテンツ配信方法。
9. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
   ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率および個数を決めておき、１回の前記ライ
   センス取得要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発
   行、配布し該当復号鍵の発行個数が上限に達した場合に、該当復号鍵の発行を停止するこ
   とを特徴とした請求項７に記載のコンテンツ配信方法。
10. ライセンスを許容するライセンス条件が格納される条件データベースと、
    少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツクループに対
    応して前記複数の復号鍵とその復号鍵毎に予め決められた前記複数の復号鍵を発行する条
    件とが格納される鍵情報データベースとを有し、
    利用者端末から前記コンテンツグループ単位で前記コンテンツのライセンス取得要求を
    受けた時に発信される情報と前記条件データベースとを照合して合致するか否かを判断し
    、合致する場合に前記鍵情報データベースに格納されたライセンスを許可するとした前記
    コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵の中から予め決められた発行条件によって選
    択した前記復号鍵を前記利用者端末に配信する
    ことを特徴とするライセンスサーバ。
11. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
    ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得
    要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布す
    ることを特徴とした請求項１０に記載のライセンスサーバ。
12. 前記予め決められた発行条件は、前記ライセンスを許可するとした前記コンテンツグル
    ープに含まれる複数の復号鍵毎に発行する確率および個数を決めておき、１回の前記ライ
    センス取得要求に対して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発
    行、配布し、該当復号鍵の発行個数が上限に達した場合に、該当復号鍵の発行を停止する
    ことを特徴とした請求項１０に記載のライセンスサーバ。
13. 多数のコンテンツが格納されるコンテンツデータベースと、
    ライセンスを許容するライセンス条件が格納される条件データベースと、
    少なくとも復号鍵の異なる複数のコンテンツにより構成されたコンテンツクループに対
    応して前記複数の復号鍵と、その復号鍵毎に予め決められた前記複数の復号鍵を発行する
    条件が格納される鍵情報データベースとを有し、
    利用者端末から前記コンテンツグループ単位で前記コンテンツの配信要求を受けた時に
    前記コンテンツデータベースから前記配信要求のあった該当コンテンツを配信し、利用者
    コンピュータから前記該当コンテンツのライセンス取得要求を受けた時に発信される情報
    と前記条件データベースとを照合して合致するか否かを判断し、合致する場合に鍵情報デ
    ータベースに格納された前記該当コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵の中から予
    め決められた発行条件によって選択した復号鍵を前記利用者端末に配信する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理サーバ。
14. 前記予め決められた発行条件は、前記該当コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵
    毎に発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得要求に対して、前記複数の復
    号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布することを特徴とした請求項１
    ３に記載のコンテンツ配信管理サーバ。
15. 前記予め決められた発行条件は、前記該当コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵
    毎に発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得要求に対して、前記複数の復
    号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布し、該当復号鍵の発行個数が上
    限に達した場合に、該当復号鍵の発行を停止することを特徴とした請求項１３に記載のコ
    ンテンツ配信管理サーバ。
16. コンテンツの復号鍵を許諾するライセンス条件が格納される条件データベースと、
    少なくとも前記復号鍵の異なる複数の前記コンテンツにより構成されたコンテンツクル
    ープに対応して前記複数の復号鍵とその発行確率が格納される鍵情報データベースとを有
    し、
    利用者端末から前記コンテンツグループ単位で前記コンテンツのライセンス取得要求を
    受けた時に前記条件データベースと照合して合致するか否かを判断し、合致する場合に鍵
    情報データベースに格納された前記コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵の中から
    予め決められた発行条件によって選択された復号鍵を前記利用者端末に配信するライセン
    スサーバと、
    前記ライセンスサーバとネットワークを介して接続され、前記コンテンツのライセンス
    取得要求を前記ネットワークを介して、前記ライセンスサーバへ送信し、前記コンテンツ
    グループの一部を前記復号鍵を用いて復号する利用者端末
    を有することを特徴としたコンテンツのライセンスシステム。
17. 前記予め決められた発行条件は、前記該当コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵
    のそれぞれに発行する確率を決めておき、１回の前記ライセンス取得要求に対して、前記
    複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布することを特徴とした
    請求項１６に記載のコンテンツのライセンスシステム。
18. 前記予め決められた発行条件は、前記該当コンテンツグループに含まれる複数の復号鍵
    のそれぞれに発行する確率および個数を決めておき、１回の前記ライセンス取得要求に対
    して、前記複数の復号鍵の中から前記確率によって１つの復号鍵を発行、配布し、該当復
    号鍵の発行個数が上限に達した場合、当該復号鍵の発行を停止することを特徴とした請求
    項１６に記載のコンテンツのライセンスシステム。

Images