JP2005293288A - 履歴データ管理システムと方法、データサーバ、ユーザ端末、およびプログラム - Google Patents

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孝志 久保
Tsuneo Watanabe
経夫 渡辺
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学 片岡
Katsunori Kodama
克徳 児玉
Manabu Ikemoto
学 池本
Masaru Hirakawa
勝 平川
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Abstract

【課題】 ユーザ端末に予め設けられた検索インタフェースあるいはユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザの意図を反映した検索要求を行うことが可能で、かつ、得られた検索結果データをユーザがそのまま利用可能な状態で出力可能とする。
【解決手段】 データサーバ101とユーザ端末102は通信ネットワーク103を介して接続される。ユーザ端末102の検索インタフェース手段120は、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含む検索要求A1を作成してデータサーバ101に送信する。データサーバ101のデータ検索手段110は、検索要求A1に基づいて、プラントデータベース111と点番号情報データベース112の検索を行い、得られた検索結果データを検索要求A1で指定されたファイルフォーマット形式に変換して検索結果データベース113に保存すると共に、応答通知D1を要求元のユーザ端末102に返信する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プラントデータを履歴データとして蓄積して、ユーザ端末からの検索要求に応じて、プラントデータの検索を行い、検索結果をユーザ端末に返信する履歴データ管理システムと方法、データサーバ、ユーザ端末、およびプログラムに関するものである。
従来、発電プラント等の各種のプラントの監視制御を行う監視制御用計算機やデータ収集装置においては、プラントの各部の機器や設備に取り付けられたセンサや計測器、および機器や設備自身から、各部の状態を示すプラントデータを定期的に収集している。定期的に収集されたプラントデータは、履歴データとしてデータサーバに蓄積され、プラントの解析、診断等に利用する観点から長期間保存される。また、プラントの運転状態に関するデータが、業務担当者により業務端末からマニュアル入力で入力される場合もあり、そのようなデータもまた、プラントデータとしてデータサーバに蓄積され、長期間保存される。
最近では、このようにプラントデータを蓄積したデータサーバに対して、通信ネットワークを介して複数のユーザ端末からプラントデータを検索できるように構成した履歴データ管理システムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。この履歴データ管理システムにおいて、データサーバは、ユーザ端末からの検索要求に応じてプラントデータの検索を行い、ユーザの指定したデータを取り出して検索結果を示す検索結果データとして出力し、要求元のユーザ端末に返信する。
特開2002−82715号公報
しかしながら、以上のような従来技術による履歴データ管理システムには次のような問題点がある。
まず、ユーザ端末側に搭載されるマンマシンインタフェース部分は、メーカが作成して納品しているため、ユーザには開放されておらず、ユーザがマンマシンインタフェース部分を容易に変更することは不可能である。そのため、ユーザが、ユーザ端末上でプラントデータの検索結果を示す検索結果データを出力する際には、画面上での予め決められた帳票形式やグラフ形式等の、予め決められたファイルフォーマット形式でしか出力できず、他の形式で出力することはできない。そのため、ユーザが、検索結果データを他の形式で利用する場合には、検索結果データの出力後に形式を変更するための作業を改めて行う必要がある。
また、ユーザ端末からの検索要求に応じて出力される検索結果データを、プラントデータとは別に保存する場合にも、上記のようにマンマシンインタフェース部分の変更が困難であることから、予め決められた保存場所に、予め決められたファイル名でしか出力できず、他の保存場所やファイル名で出力することはできない。そのため、ユーザが、検索結果データを他の保存場所に他のファイル名で保存する場合には、検索結果データの出力後に、保存された検索結果データを他の保存場所に移す、ファイル名を変更する、等の作業を改めて行う必要がある。
さらに、プラントデータの定期的な解析、診断等を行うために、ユーザが定期的に検索結果データを取得しようとする場合には、ユーザは、定期的に検索要求を行う必要がある上に、所定のファイルフォーマット形式で所定の保存場所に所定のファイル名で保存された検索結果データに対して、形式の変更作業、保存場所の変更作業、ファイル名の変更作業、等を改めて行う必要がある。
一方、従来、履歴データ管理システムのマンマシンインタフェースは、ユーザとメーカが綿密な打ち合わせを行った上で、要求仕様を満たしたマンマシンインタフェースをメーカが作成している。しかしながら、ユーザの要求する内容が100%反映されたマンマシンインタフェースの作成は、限定された納期内・予算内では実際上困難であり、履歴データ管理システムの構築後も、ユーザからの要求に応じて仕様変更等を行うことも多い。それにも関わらず、ユーザが100%満足するマンマシンインタフェースの作成は不可能であり、不満を持ったままユーザが使用するケースが多い。
これに対して、ユーザ自身がマンマシンインタフェースを改造したり、全く新規に作成したりすることも考えられるが、従来の履歴データ管理システムにおいては、ユーザ自身が改造あるいは作成したマンマシンインタフェースに対応することは困難であり、したがって、ユーザが望む検索結果データをユーザがそのまま利用可能な状態で出力し、管理することは困難である。
なお、上記の問題点は、プラントデータを履歴データとして蓄積する履歴データ管理システムに限らず、例えば、製品・サービス等の各種商品の販売実績データや顧客の購買実績データ等、各種の履歴データを蓄積して複数のユーザ端末からの検索要求に応じて検索結果データを所定のファイルフォーマット形式で出力する履歴データ管理システム一般に存在する問題点である。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、ユーザ端末に予め設けられた検索インタフェースあるいはユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザの意図を反映した検索要求を行うことが可能で、かつ、その検索要求により検索を行って得られた検索結果データを、何ら特別な作業を行う必要なしに、ユーザがそのまま利用可能な状態で出力可能な、履歴データ管理システムと方法、データサーバ、ユーザ端末、およびプログラムを提供することである。
より具体的な目的の一つは、ユーザ端末からの検索要求に応じて出力する検索結果データを、形式の変更、保存場所の変更、ファイル名、等の作業を行う必要なしに、ユーザがそのまま利用可能な形式で、そのまま利用可能な保存場所に、そのまま利用可能なファイル名で保存可能な履歴データ管理システムと方法、データサーバ、ユーザ端末、およびプログラムを提供することである。
また、別の具体的な目的は、ユーザが定期的に検索結果データを取得しようとする場合に、逐次的に検索要求を行う必要なしに、定期的な検索を自動的に実行し、ユーザがそのまま利用可能な状態で出力可能な履歴データ管理システムと方法、データサーバ、およびプログラムを提供することである。
さらに別の具体的な目的は、ユーザ側で自由に仕様変更あるいは作成したユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザの意図を確実に反映した検索要求を容易に行うことが可能で、かつ、その検索要求に対して得られた検索結果データをユーザが最も利用しやすい状態で提供可能な履歴データ管理システムと方法、ユーザ端末、およびプログラムを提供することである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、ユーザ端末からの検索要求に対してデータサーバ側で得られた検索結果データを元の履歴データとは別の出力先に出力すると共に、ユーザの意図する検索結果データの出力条件等を検索要求に反映させることにより、ユーザ端末に予め設けられた検索インタフェースあるいはユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザが望む検索結果データを、ユーザがそのまま利用できるようにしたものである。
なお、本発明において重要な用語の定義は次の通りである。
「履歴データ」は、検索対象となるプラントデータ等の履歴データに限らず、検索対象の履歴データを検索して得られた検索結果データをも含む広い概念である。
「検索要求」は、履歴データの検索を行わせるために送信される情報一般を総称する用語であり、検索に関する各種の条件となる情報を含む概念であるが、さらに、リアルタイムの検索要求に限らず、将来的あるいは定期的な検索実行を予約するための検索要求等を含む広い概念である。
「応答通知」は、ユーザ端末からの検索要求を受信した後に当該検索要求に応答して要求元の当該ユーザ端末に送信される通知一般を総称する用語であり、履歴データを検索した検索結果に関する情報を含む通知に限らず、当該検索要求に関連する何らかの情報を含む通知を含む広い概念である。
「検索結果データ」は、検索要求に対する履歴データの検索により得られた実体的なデータを意味しており、検索要求の目的に対応するデータである。
「検索結果」は、検索要求に対して行なわれた検索の結果を示す情報一般を総称する用語であり、実体的な検索結果データだけでなく、検索の成否等の、検索の結果として得られる何らかの状態に関する情報を含む広い概念である。
「検索実行条件」は、履歴データの検索を実行するための各種の条件を意味する用語であり、検索対象期間、データ種別等を含む概念である。
「検索結果データの出力条件」は、検索結果データを出力する際の条件を意味する用語であり、出力形式や出力先、出力ファイル名等を含む概念である。
「ユーザ作成のマンマシンインタフェース手段」は、ユーザ自身で全部または一部を作成したマンマシンインタフェースを意味しており、システムの一部として予め作成されたマンマシンインタフェースをユーザが適宜仕様変更した場合を含む。さらに、ユーザ端末上で作成されるものに限らず、システム外のコンピュータ上で作成されてユーザ端末に搭載されたものをも含む、広い概念である。
請求項1の発明は、各ユーザが使用するユーザ端末と、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバを備えた履歴データ管理システムにおいて、検索インタフェース手段とデータ検索手段を備えたことを特徴としている。ここで、検索インタフェース手段は、ユーザ端末上で、ユーザから与えられた情報に基づき、検索を実行する検索実行条件となる情報を含む検索要求を作成し、通信ネットワークを介してデータサーバに送信すると共に、当該検索要求に対する応答通知を受信する手段である。また、データ検索手段は、データサーバ上で、ユーザ端末からの検索要求に含まれる検索実行条件となる情報に基づいて履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信する手段である。さらに、検索インタフェース手段は、検索要求として、検索結果データの出力条件となる情報を含む検索要求、およびユーザ作成のマンマシンインタフェース手段を通じてユーザから与えられた情報に基づく検索要求、の少なくとも一方に分類される検索要求を作成するように構成される。
以上のような発明によれば、ユーザ端末からの検索要求に対してデータサーバ側で得られた検索結果データを元の履歴データとは別の出力先に出力すると共に、ユーザの意図する検索結果データの出力条件等を検索要求に反映させることにより、ユーザ端末に予め設けられた検索インタフェースあるいはユーザ製作のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザが望む検索結果データを、ユーザがそのまま利用できる。したがって、ユーザ端末に予め設けられた検索インタフェースあるいはユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザの意図を反映した検索要求を行うことが可能で、かつ、その検索要求により検索を行って得られた検索結果データを、何ら特別な作業を行う必要なしに、ユーザがそのまま利用可能な状態で出力できる。
請求項2の発明は、請求項1の履歴データ管理システムにおいて、検索インタフェース手段、データ検索手段、出力条件となる情報が、次のように構成されたことを特徴としている。すなわち、検索インタフェース手段は、検索要求として、出力条件となる情報を含む検索要求を作成するように構成される。また、データ検索手段は、検索要求に対する検索結果データを当該検索要求に含まれる出力条件となる情報に基づいて出力するように構成される。そして、出力条件となる情報は、出力時のファイルフォーマット形式の指定、出力先の指定、出力ファイル名の指定、の中から選択された1種類以上の情報を含む。
以上のような発明によれば、ユーザ端末上で、ユーザは、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式、出力先や出力ファイル名、等の検索結果出力条件を指定することができ、指定したそれらの検索結果出力条件を含む検索要求をデータサーバに送信することができる。それにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データが、ユーザの指定した検索結果出力条件に基づいて出力される。
したがって、ユーザが、当該ユーザにとって利用しやすい好適な検索結果出力条件を指定するだけで、検索により得られた検索結果データは、ユーザが利用しやすい状態で自動的に出力され、保存される。例えば、ファイルフォーマット形式、出力先および出力ファイル名を指定して検索要求を行った場合には、その検索要求に応じて出力される検索結果データは、ユーザがそのまま利用可能な形式で、そのまま利用可能な保存場所に、そのまま利用可能なファイル名で保存することができる。そのため、ユーザは、形式の変更作業、保存場所の変更作業、ファイル名の変更作業、等のデータを利用するための特別な作業を改めて行う必要なく、検索結果データの2次的なデータ利用を容易に行うことができる。特に、出力先や出力ファイル名を指定することにより、検索結果データの一元管理を確実かつ容易に行うことができる。
請求項7の発明は、請求項1の履歴データ管理システムにおいて、データ検索手段が、応答通知として、検索結果データを含む応答通知を要求元のユーザ端末に返信するように構成され、検索インタフェース手段が、応答通知を受信して、マンマシンインタフェース手段に対して当該応答通知に含まれる検索結果データに関する通知を行うように構成されたことを特徴としている。
以上のような発明によれば、ユーザ端末上で、ユーザは、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したマンマシンインタフェース手段により検索要求を行うことができ、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データが、要求元のユーザ端末に送信され、ユーザ作成のマンマシンインタフェース手段を通じて出力される。したがって、ユーザは、当該ユーザにとって利用しやすいマンマシンインタフェース手段を自由に作成してユーザの意図を確実に反映した検索要求を容易に行うことができ、ユーザが望む検索結果データをユーザが最も利用しやすい仕様で出力し、容易に利用することができる。
以上のような発明によれば、ユーザ端末上で、ユーザは、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したマンマシンインタフェース手段により、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式、出力先や出力ファイル名、等の検索結果出力条件を指定することができ、指定したそれらの検索結果出力条件を含む検索要求をデータサーバに送信することができる。それにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データが、ユーザの指定した検索結果出力条件に基づいて出力される。
したがって、ユーザが、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したマンマシンインタフェース手段を通じて、当該ユーザにとって利用しやすい好適な検索結果出力条件を指定するだけで、検索により得られた検索結果データは、ユーザが利用しやすい状態で自動的に出力され、保存される。例えば、ファイルフォーマット形式、出力先および出力ファイル名を指定して検索要求を行った場合には、その検索要求に応じて出力される検索結果データは、ユーザがそのまま利用可能な形式で、そのまま利用可能な保存場所に、そのまま利用可能なファイル名で保存することができる。そのため、ユーザは、形式の変更作業、保存場所の変更作業、ファイル名の変更作業、等のデータを利用するための特別な作業を改めて行う必要なく、検索結果データの2次的なデータ利用を容易に行うことができる。
特に、出力先や出力ファイル名を指定することにより、検索結果データの一元管理を確実かつ容易に行うことができる。この場合にはまた、ユーザ端末上で検索結果データを受信して任意の保存先に出力できるため、データサーバ側で認識していないネットワーク上の任意の保存場所に対して検索結果データを保存することも可能となる。
上記のように、本発明によれば、ユーザ端末に予め設けられた検索インタフェースあるいはユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じて、ユーザの意図を反映した検索要求を行うことが可能で、かつ、その検索要求により検索を行って得られた検索結果データを、何ら特別な作業を行う必要なしに、ユーザがそのまま利用可能な状態で出力可能な、履歴データ管理システムと方法、データサーバ、ユーザ端末、およびプログラムを提供することができる。
本発明は、各種の履歴データを蓄積して複数のユーザ端末からの検索要求に応じて結果データを所定のファイルフォーマット形式で出力する各種の履歴データ管理システム一般に適用可能であるが、特に、プラントデータを履歴データとして管理する履歴データ管理システムに好適である。
本発明の一つの形態においては、システム内の基本的な構成要素として予めユーザ端末上に設けられた検索インタフェース手段と、予めデータサーバ上に設けられたデータ検索手段とを使用する。そして、ユーザ端末上の検索インタフェース手段により検索要求を作成し、この検索要求に応じてデータサーバ側のデータ検索手段により検索を行い、検索した検索結果データを、ユーザから指定されたファイルフォーマット形式で保存することにより、ユーザが検索結果データの形式を変更することなく、保存された検索結果データをそのまま利用できる。
また、本発明の別の形態においては、システム内の基本的な構成要素として予めユーザ端末上に設けられた検索インタフェース手段と、予めデータサーバ上に設けられたデータ検索手段とを使用し、検索インタフェース手段を、ユーザ作成のマンマシンインタフェースに対応可能とする。すなわち、ユーザ端末上でユーザ作成のマンマシンインタフェースを通じてユーザから与えられた情報に基づき、検索インタフェースによりシステム内で取扱可能な検索要求を作成すると共に、検索結果データを受信してマンマシンインタフェースを通じてユーザに提示することにより、ユーザ自身が仕様変更あるいは作成したマンマシンインタフェースにより、ユーザが望む検索結果データをユーザがそのまま利用できる。
[システム構成]
図1は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本システムは、プラントの運転状態に関するプラントデータを長期間に亘って蓄積しているデータサーバ101とユーザがプラントデータ検索を含む業務にて使用するユーザ端末102とをインターネット、イントラネットなどの通信ネットワーク103を介して接続することで構成されている。以下には、データサーバ101とユーザ端末102の詳細について順次説明する。
まず、データサーバ101は、ユーザ端末102からの検索要求A1に基づいてデータ検索を行うデータ検索手段110を備えると共に、データベースとして、プラントデータBaを保存するプラントデータベース111、点番号情報Bbを保存する点番号情報データベース112、検索結果データC1を保存する検索結果データベース113、を備えている。
このうち、データ検索手段110は、ユーザ端末102からの出力時のファイルフォーマット形式の指定を含む検索要求A1に基づいて、プラントデータベース111および点番号情報データベース112の検索を行い、得られた検索結果データを検索要求A1で指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データC1に変換して検索結果データベース113に保存するようになっている。データ検索手段110はまた、検索結果状態を含む応答通知D1を要求元のユーザ端末102に返信するようになっている。なお、データ検索手段110は、コンピュータが通常有するプロセッサ、メインメモリ、補助記憶装置、等のハードウェアと、メインメモリおよび補助記憶装置上に記憶されたデータサーバ用のプログラムやデータ等の本システム用に特化されたソフトウェアとの組み合わせにより実現される。
また、プラントデータベース111に保存されるプラントデータBaは、プラントの監視制御用計算機、その他のデータ収集装置から定期的に送信されるデータ、あるいは業務担当者により業務端末からマニュアル入力で入力されるプラントの運転状態に関するデータ、等の動的なデータである。図2は、このようなプラントデータBaのレコード構成を示す構成図であり、各プラントデータBaは、日時Ba01、データ種別Ba02、点番号Ba03、データBa04、等の情報を含み、プラントの各部における各変数の各日時の値を表現するようになっている。
ここで、日時Ba01は、データの作成日時または受信日時等の、各データを取得した日時を特定する情報であり、データ種別Ba02は、各データによって表現されるプラントの各個所における各変数の種別を特定する情報である。また、点番号Ba03は、各データによって表現されるプラントの各部における各変数を特定する番号であり、データBa04は、点番号によって表現される各部の各変数の値を示す情報であり、各プラントデータBaのメイン部分である。
また、点番号情報データベース112に保存される点番号情報Bbは、点番号に関する固定的な情報である。図3は、このような点番号情報Bbのレコード構成を示す構成図であり、各点番号情報Bbは、図3に示すように、点番号Bb01、名称Bb02、単位Bb03、小数点桁数Bb04、伝送並び順Bb05、等の情報を含む。
なお、プラントデータベース111と点番号情報データベース112は、データサーバ101内の予め決められた固定の保存場所に構成されるが、本実施形態においては、検索結果データベース113もまた、それらのデータベース111,112とは別の、データサーバ101内の予め決められた固定の保存場所に構成される。
一方、ユーザ端末102は、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含む検索要求A1を作成してデータサーバ101に送信し、それに対するデータサーバ101からの応答通知D1を受け取る検索インタフェース手段120を備えると共に、ユーザに対してデータの入出力を行うためのキーボードやマウスなどの入力装置121、ディスプレイなどの出力装置122、を備えている。
ここで、検索インタフェース手段120は、検索実行条件となる情報として、検索対象期間の指定、データ種別の指定等を含むと共に、検索結果出力条件となる情報として、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含む検索要求A1を作成し、データサーバ101に送信するようになっている。この検索インタフェース手段120は、コンピュータが通常有するプロセッサ、メインメモリ、補助記憶装置、等のハードウェアと、メインメモリおよび補助記憶装置上に記憶されたユーザ端末用のプログラムやデータ等の本システム用に特化されたソフトウェアとの組み合わせにより実現される。
なお、図中では、簡略・明瞭化の観点から、単一のユーザ端末102のみが示されているが、実際には複数のユーザ端末102が接続される。また、図中では、簡略・明瞭化の観点から、データサーバ101、ユーザ端末102について、本発明に係る特徴的な手段や機能部のみを示しているが、実際には、他にも多様な手段や機能部、周辺装置等を有するものである。
[処理フロー]
図4は、図1のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図4に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121により検索要求A1を行うための情報が与えられた場合(S401のYES)には、検索インタフェース手段120により、その情報に基づき、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含む検索要求A1を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S402)。
図5は、このような検索要求A1の構成を示す構成図であり、検索要求A1は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定を含むと共に、検索結果出力条件となる情報として、出力フォーマット形式A16、等の指定を含む。ここで、検索開始日時A11、検索終了日時A12は、検索対象期間の起点および終点となる日時であり、検索間隔A13は、検索対象期間内において取得するデータ間の時間間隔である。また、出力フォーマット形式A16は、出力時のファイルフォーマット形式である。検索インタフェース手段120は、このような検索要求A1を構成する各情報毎に選択ウィンドウをユーザに提示する等の入力支援を行うようになっており、これにより、ユーザが検索要求に必要な情報を容易に指定できるようになっている。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索要求A1をデータ検索手段110により受信した場合(S411のYES)には、データ検索手段110は、データ検索処理として、プラントデータ取得処理(S412)、点番号情報取得処理(S413)、検索結果データ作成・保存処理(S414)、という一連の検索実行処理を行い、続いて、結果通知処理(S415)を行う。各処理(S412〜S415)の詳細は次の通りである。
プラントデータ取得処理(S412)は、プラントデータベース111から検索要求A1に応じたプラントデータBaを取得する処理である。具体的には、検索要求A1で指定された検索開始日時A11を起点とする日時Ba01の昇順に、指定された検索データ種別A14、検索点番号A15に一致するデータ種別Ba02、点番号Ba03を持つプラントデータBaを、指定された検索間隔A13毎に、指定された検索終了日時A12まで繰り返し取得し、各プラントデータBaに含まれるデータBa04を取り出す。
点番号情報取得処理(S413)は、点番号情報データベース112から検索要求A1に応じた点番号情報Bbを取得する処理である。具体的には、検索要求A1で指定された検索点番号A15に一致する点番号301を持つ点番号情報Bbを取得し、各点番号情報Bbに含まれる名称Bb02、単位Bb03、小数点桁数Bb04、等を取り出す。
検索結果データ作成・保存処理(S414)においては、プラントデータ取得処理と点番号情報取得処理によって得られた検索結果データを、検索要求A1中の出力フォーマット形式A16に従い、指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データC1に変換して、データサーバ101内の予め決められた固定の保存場所に構成された検索結果データベース113に保存する。
結果通知処理(S415)においては、応答通知として、先行する各処理(S412〜S415)の結果として得られた検索結果状態、すなわち、検索要求に応じた全てのデータが取得されたか否か、取得された検索結果データが指定されたファイルフォーマット形式で検索結果データベース113に正常に保存されたか否か、等の検索結果状態情報を含む応答通知D1を作成し、要求元のユーザ端末102に返信する。
要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された応答通知D1を検索インタフェース手段120により受信した場合(S403のYES)には、検索インタフェース手段120は、検索結果状態情報出力処理として、その応答通知D1に含まれる検索結果状態情報を、出力装置122により出力する(S404)。
なお、以上のようなユーザ端末102およびデータサーバ101の一連の処理(S401〜S404、S411〜S415)は、当該ユーザ端末102がデータサーバ101に接続している間中、繰り返し行なわれる。
[出力フォーマット形式と検索結果データの一例]
図6は、図5に示す検索要求A1中の出力フォーマット形式A16の具体的な構成を示す構成図である。この図6に示すように、出力フォーマット形式A16は、データコードA1601、文字コードA1602、区切り文字A1603、縦横並び型A1604、点番号順番A1605、日付時刻順番A1606、クオリティの表示有無A1607、点番号詳細表示範囲A1608、丸め処理A1609、日付時刻表示型A1610、接点データ出力型A1611、等の情報を含む。以下には、各情報A1601〜A1611について指定可能な値について順次説明する。
データコードA1601については、「ASCII/IEEE/IBM」等のデータコードが指定可能であり、文字コードA1602については、「データサーバ/ユーザ端末」等の文字コードが指定可能であり、区切り文字A1603については、「,(カンマ)/;(セミコロン)/(空白)/TAB」等の区切り文字が指定可能である。縦横並び型A1604については、「縦日付順/縦点番号順」等の縦並び順の基準となる項目が指定可能であり、点番号順番A1605については、「昇順/降順/指定なし」等の点番号の並び順が指定可能であり、日付時刻順番A1606については、「昇順/降順/指定なし」等の日付時刻の並び順が指定可能である。
クオリティの表示有無A1607については、「有り/無し」が指定可能であり、点番号詳細表示範囲A1608については、「名称/単位/小数点桁数/指定なし」等の表示範囲が指定可能であり、丸め処理A1609については、「丸め有り/丸め無し」が指定可能である。日付時刻表示型A1610については、「YYMMDD/相対時間」等の時刻表示型が指定可能であり、接点データ出力形式A1611については、「数値/ONOFF名」等の接点データ出力型が指定可能である。
なお、このような出力フォーマット形式A16の各情報A1601〜A1611を指定するための具体的な処理としては、例えば、各情報A1601〜A1611の図中最も左側の値をデフォルト値として設定してユーザに提示し、ユーザからの別の値の指定がない場合にはその各情報A1601〜A1611の値を出力フォーマット形式の指定情報として確定するなどの処理が可能である。また、前回の出力フォーマット形式を新たなデフォルト値として自動的に再設定してユーザに提示するなどの処理も可能である。あるいは、ユーザ自身が出力フォーマット形式の各情報のデフォルト値を自由に設定できるようにして、別の出力フォーマット形式を指定する場合にのみ、マニュアル的に選択できるようにするなどの処理が可能である。
図7は、図6に示す出力フォーマット形式A16について、各情報の値が具体的に指定された場合の一例を示す説明図である。この図7に示すように、データコードA1601には「ASCII」、文字コードA1602には「データサーバ」、区切り文字A1603には「,(カンマ)」、がそれぞれ指定されている。縦横並び型A1604には「縦日付順」、点番号順番A1605には「昇順」、日付時刻順番A1606には「昇順」、がそれぞれ指定されている。クオリティの表示有無A1607には「無し」、点番号詳細表示範囲A1608には「名称」、丸め処理A1609には「丸め有り」、がそれぞれ指定されている。日付時刻表示型A1610には「YYMMDD」、接点データ出力型A1611には「数値」、がそれぞれ指定されている。
図8は、図7に示すように指定された出力フォーマット形式A16に基づくファイルフォーマット形式で出力された検索結果データC1の一例を示す構成図である。この図8に示すように、検索結果データC1は、図7に示す出力フォーマット形式A16の指定に基づき、横方向(列方向)には点番号昇順C101、縦方向(行方向)には日付時刻昇順C102の縦横並びで構成されており、1行目には見出し行、2行目には点番号詳細表示行、3行目からデータ行が出力されている。
ここで、見出し行(1行目)の構成は、1番目はNULL文字C111、2番目は区切り文字C112「,(カンマ)」、3番目以降には点番号1から点番号Nまでのそれぞれの点番号C113が区切り文字C112「,(カンマ)」を挟んで出力され、最後に改行コードC114が出力される。点番号詳細表示行(2行目)の構成は、見出し行と対応しており、1番目はNULL文字C111、2番目は区切り文字C112「,(カンマ)」、3番目以降に点番号1から点番号Nまでのそれぞれの名称C115が区切り文文字C112「,(カンマ)」を挟んで出力され、最後に改行コードC114が出力される。
データ行(3行目以降)の構成は、1番目は日付時刻C116がYYMMDD形式で出力され、2番目は区切り文字C112「,(カンマ)」、3番目以降に点番号1から点番号Nに対応したデータC117が区切り文字C112「,(カンマ)」を挟んで点番号N個分出力され、最後に改行コードC114となる。データ行は、日付時刻1から検索個数M行分出力される。
[効果]
以上のような図1のシステムによれば、次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式を指定することができ、指定したファイルフォーマット形式を含む検索要求をデータサーバに送信することにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データがユーザの指定したファイルフォーマット形式で所定の検索結果データベースに保存される。
したがって、ユーザが、当該ユーザにとって利用しやすい好適なファイルフォーマット形式を指定するだけで、検索により得られた検索結果データは、ユーザが利用しやすい形式でデータサーバ内の所定の場所に自動的に保存される。そのため、ユーザは、検索結果データの形式の変更作業を行う必要なく、検索結果データの2次的なデータ利用を容易に行うことができる。
[システム構成]
図9は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図9に示すシステムは、図1のシステムの変形例であり、図1のシステム内におけるデータサーバ101およびユーザ端末102の機能を追加すると共に、通信ネットワーク103に接続されるユーザ側サーバ201を追加したものである。
ここで、ユーザ側サーバ201は、ユーザが、プラントデータ検索を含む業務または別の業務で使用するデータを管理するサーバであり、単一のユーザ専用のサーバであってもよいが、一般的には、複数のユーザが利用する共用のサーバである。このユーザ側サーバ201内には、検索結果データC2を保存する検索結果データベース202が設けられている。なお、図中では、簡略・明瞭化の観点から、単一のユーザ側サーバ201のみが示されているが、多くの場合、単一のユーザ端末102に対して当該ユーザ端末102が利用可能な複数のユーザ側サーバ201が接続されており、同様に、検索結果データベース202が設けられている。
本システムにおいては、ユーザが、検索結果データC2の保存先を、データサーバ101および複数のユーザ側サーバ201の中から指定できるようになっており、また、検索結果データC2の保存ファイル名を自由に指定できるようになっている。すなわち、本システムにおいて、ユーザ端末102の検索インタフェース手段120は、検索実行条件となる情報として、検索対象期間の指定、データ種別の指定等を含むと共に、検索結果出力条件となる情報として、出力時のファイルフォーマット形式の指定に加えて、保存先の指定および保存ファイル名の指定を含む検索要求A2を作成し、データサーバ101に送信するようになっている。
そして、データサーバ101のデータ検索手段110は、そのようなファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定を含む検索要求A2に基づき、得られた検索結果データを、データサーバ101内に固定的に保存するのではなく、ユーザから指定された保存先に、指定されたファイル名の、指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データC2に変換して保存するようになっている。図9中では、このように、保存先の指定に応じて検索結果データC2の出力先が異なることを表現する観点から、検索結果データC2を破線矢印で示している。
[処理フロー]
図10は、図9のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図10に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121により検索要求A2を行うための情報が与えられた場合(S1001のYES)には、検索インタフェース手段120により、その情報に基づき、ファイルフォーマット形式の指定に加えて、保存先の指定および保存ファイル名の指定を含む検索要求A2を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S1002)。
図11は、このような検索要求A2の構成を示す構成図であり、検索要求A2は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定を含むと共に、検索結果出力条件となる情報として、出力フォーマット形式A16の指定に加えて、保存先A21、保存ファイル名A22の指定を含んでいる。
この場合、保存先A21や保存ファイル名A22を指定するためのユーザに対する入力支援方法としては、前述したように、選択ウィンドウをユーザに提示することなどが考えられる。さらに、保存先A21を指定するためのより具体的な処理としては、例えば、デフォルト値としてデータサーバ101を設定してユーザに提示し、ユーザからの別の保存先の指定がない場合には自動的にデータサーバ101内に保存し、別の保存先が指定された場合にのみその指定された保存先に保存するなどの処理が可能である。また、前回の保存先を新たなデフォルト値として自動的に再設定してユーザに提示するなどの処理も可能である。あるいは、ユーザ自身が保存先のデフォルト値を自由に設定できるようにして、例えば、保存先として最もよく利用するユーザ側サーバ201を設定しておき、別の保存先に保存する場合にのみ、マニュアル的に選択できるようにするなどの処理が可能である。
また、保存ファイル名A22を指定するためのより具体的な処理については、例えば、同一のユーザ端末からの検索要求に対する検索結果データC2に、デフォルト値として所定のルールに基づく連続番号等のファイル名を自動的に付加し、ユーザからの別のファイル名の指定がない場合にはそのファイル名を保存ファイル名の指定情報として確定するなどの処理が可能である。また、前回の保存ファイル名を新たなデフォルト値として自動的に再設定してユーザに提示するなどの処理も可能である。あるいは、ユーザ自身が保存ファイル名を付加するためのルール等を自由に設定できるようにして、特別なファイル名を付加する場合にのみ、マニュアル的にファイル名を指定できるようにするなどの処理が可能である。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索要求A2をデータ検索手段110により受信し(S1011のYES)、プラントデータ取得処理(S1012)、点番号情報取得処理(S1013)、を行うまでの流れは、図4の処理フローと同様である。図9のシステムでは、データ検索手段110により、これらの処理に続いて、検索要求A2で指定された保存先A21がデータサーバ101以外である場合(S1014のYES)には、保存先接続状態確認処理として、実際の保存先、すなわち、ユーザ側サーバ201が通信ネットワーク103に正常に接続されているか否かを確認する(S1015)。
保存先が正常に接続されている場合(S1016のYES)に、データ検索手段110は、保存ファイル名設定処理として、検索要求A2に含まれる保存ファイル名A22を、保存先に保存する検索結果データC2のファイル名とする(S1017)。続いて、検索結果データ作成・保存処理として、プラントデータ取得処理と点番号情報取得処理によって得られた検索結果データを、検索要求A2中の出力フォーマット形式A16で指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データC2に変換して、正常に接続されている保存先のユーザ側サーバ201に送信し、当該ユーザ側サーバ201の検索結果データベース202に保存させる(S1018)。
このように、検索結果データC2が、検索要求A2により指定された保存先に、指定されたファイル名で、指定されたファイルフォーマット形式で保存された場合には、結果通知処理として、正常に保存されたことを示す検索結果状態情報を含む応答通知D2を作成し、要求元のユーザ端末102に返信する(S1019)。
また、保存先A21の指定によって特定される実際の保存先が正常に接続されていない場合(S1016のNO)に、データ検索手段110は、結果通知処理として、保存先の接続異常を示す検索結果状態情報を含む応答通知D2を作成し、要求元のユーザ端末102に返信する(S1019)。
一方、保存先がデータサーバ101である場合(S1014のNO)には、保存ファイル名設定処理(S1017)、検索結果データ作成・保存処理(S1018)、結果通知処理(S1019)のみを行う。
さらに、要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された応答通知D2を検索インタフェース手段120により受信した場合(S1003のYES)に、検索インタフェース手段120が検索結果状態情報出力処理を行う(S1004)点は、図4の処理フローと同様である。
[効果]
以上のような図9のシステムによれば、図1のシステムと同様の効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式だけでなく、保存先や保存ファイル名をも指定することができ、指定したそれらの検索結果出力条件を含む検索要求をデータサーバに送信することができる。それにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データがユーザの指定した保存先に、ユーザの指定したファイル名で、ユーザの指定したファイルフォーマット形式で保存される。
したがって、ユーザが、当該ユーザにとって利用しやすい好適なファイルフォーマット形式に加えて、当該ユーザにとって利用しやすい好適な保存先やファイル名を指定するだけで、検索により得られた検索結果データは、ユーザが利用しやすい保存先に、利用しやすいファイル名、利用しやすい形式で自動的に保存される。そのため、ユーザは、形式の変更作業、保存場所の変更作業、ファイル名の変更作業、等を改めて行う必要なく、検索結果データの一元管理を確実かつ容易に行うことができる。
[変形例]
なお、図9のシステムにおいては、検索結果データの保存先を、データサーバ101および複数のユーザ側サーバ201の中から選択する場合について説明したが、変形例として、データサーバ101および複数のユーザ側サーバ201だけでなく、要求元のユーザ端末102や、通信ネットワーク103に接続された別の端末または別のサーバ等を含む多数の保存先の中から選択できるようにしてもよい。
また、図9のシステムにおいては、検索結果データの保存先と保存ファイル名を指定する場合について説明したが、変形例として、保存ファイル名を指定せず、保存先のみを指定することや、あるいは逆に、保存ファイル名のみを指定し、保存先を指定しないことも可能である。保存ファイル名を指定しない場合には、連続番号などの予め決められた所定のファイル名設定ルールにより自動的にファイル名を付けるなどの処理を行う。また、保存先を指定しない場合には、データサーバなどの予め決められた所定の保存先に自動的に保存するなどの処理を行う。
[システム構成]
図12は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図12に示すシステムは、図9のシステムの変形例であり、図9のシステム内におけるデータサーバ101の構成および機能を追加すると共に、ユーザ端末102の機能を追加したものである。
本システムにおいては、ユーザが、検索を実行する検索実行周期を自由に指定できるようになっており、データサーバ101側でそのような検索実行周期の指定に基づいて、周期的にデータ検索処理を行うようになっている。すなわち、本システムにおいて、ユーザ端末102の検索インタフェース手段120は、検索結果出力条件となる情報として、出力時のファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定を含むと共に、検索実行条件となる情報として、検索対象期間の指定、データ種別の指定等に加えて、検索を実行する検索実行周期の指定を含む検索要求A3を作成し、データサーバ101に送信するようになっている。
そして、データサーバ101のデータ検索手段110は、そのようなファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定、検索実行周期の指定、を含む検索要求A3に基づいて、それらの情報を含む検索条件E3を設定する検索条件設定手段301と、検索条件E3に基づいて検索を実行する検索実行手段302を備えている。また、検索条件設定手段301で設定された検索条件E3は、データサーバ101内に設けられた検索条件データベース303に保存されるようになっている。
ここで、データ検索手段110の検索実行手段302は、検索条件データベース303に保存された検索条件E3に基づき、定期的にデータ検索処理を繰り返し、得られた検索結果データを、ユーザから指定された保存先に、指定されたファイル名の、指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データC3に変換して保存するようになっている。図12中では、このように、保存先の指定に応じて検索結果データC3の出力先が異なることを表現する観点から、図9と同様に検索結果データC3を破線矢印で示している。
[処理フロー]
図13は、図12のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図13に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121により新規設定用の検索要求A3を行うための情報が与えられた場合(S1301のYES)には、検索インタフェース手段120により、その情報に基づき、ファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定に加えて、検索実行周期の指定を含む新規の検索要求A3を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S1302)。
図14は、このような新規設定用の検索要求A3の構成を示す構成図であり、検索要求A3は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定に加えて、検索実行周期A31の指定を含んでいる。また、検索結果出力条件となる情報としては、図11の検索要求A2と同様に、出力フォーマット形式A16、保存先A21、保存ファイル名A22の指定を含んでいる。
この場合、検索実行周期A31を指定するためのユーザに対する入力支援方法としては、前述したように、選択ウィンドウをユーザに提示することなどが考えられる。さらに、検索実行周期A31を指定するためのより具体的な処理としては、例えば、検索実行周期として予め設定されたデフォルト値をユーザに提示し、ユーザからの別の値の指定がない場合にはそのデフォルト値を検索実行周期として確定するなどの処理が可能である。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された新規設定用の検索要求A3をデータ検索手段110により受信した場合(S1311のYES)には、データ検索手段110の検索条件設定手段301により、検索条件設定処理として、検索要求A3に含まれる各種の情報を用いて、検索実行周期A31で定期的に検索を実行するための検索条件E3を設定し、検索条件データベース303に保存する(S1312)。
そして、検索要求A3に応じて設定された検索条件E3が、検索条件データベース303に保存された場合には、検索条件設定手段301は、結果通知処理として、検索条件が正常に設定されたか否か、設定された検索条件が正常に保存されたか否か、等の設定結果状態情報を含む応答通知D3を作成し、要求元のユーザ端末102に返信する(S1313)。
要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された応答通知D3を検索インタフェース手段120により受信した場合(S1303のYES)には、検索インタフェース手段120は、設定結果状態情報出力処理として、その応答通知D3に含まれる設定結果状態情報を、出力装置122により出力する(S1304)。
また、検索要求A3に基づいて検索条件E3が一旦設定された後に、ユーザ端末102上で、設定変更用の検索要求A3を行うための情報が与えられた場合(S1305のYES)には、検索インタフェース手段120により、その情報に基づき、設定変更用の検索要求A3を作成し、データサーバ101に送信する(S1302)。なお、このような設定変更用の検索要求A3は、図14に示すような各種の情報を含む構成としてもよいが、一部の項目のみを変更するための変更情報、例えば、検索実行周期のみを変更するための変更情報が与えられた場合には、変更しない項目に関する情報を省略することにより、検索要求A3のデータサイズを縮小できる。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された設定変更用の検索要求A3をデータ検索手段110により受信した場合(S1314のYES)には、データ検索手段110の検索条件設定手段301により、検索条件設定変更処理として、検索要求A3に含まれる変更情報を用いて、設定済みの検索条件E3の設定を変更し、更新された検索条件E3を検索条件データベース303に保存する(S1312)。
データ検索手段110の検索実行手段302は、検索条件データベース303に保存された検索条件E3に基づき、設定された検索実行周期A31毎(S1315のYES)に、所定の検索実行処理として、図10の一連の検索実行処理(S1012〜S1018)と同様の処理を行い、検索結果データC3を、検索要求A3により指定された保存先に、指定されたファイル名で、指定されたファイルフォーマット形式で保存する(S1316)。検索実行手段302は、当該ユーザ端末102から検索条件に対する削除要求がなされない限り(S1317のNO)、検索実行周期A31毎の検索実行処理(S1315のYES、S1316)を繰り返し、指定された保存先に検索結果データC3を蓄積する。
また、ユーザ端末102上で、ユーザから入力装置121により設定済みの検索条件E3に対する削除要求を行うための情報が与えられた場合(S1306のYES)には、検索インタフェース手段120により、その情報に基づき、検索条件E3に対する削除要求を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S1307)。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索条件E3に対する削除要求をデータ検索手段110により受信した場合(S1317のYES)には、データ検索手段110の検索条件設定手段301は、検索条件削除処理として、検索条件データベース303に保存された当該検索条件E3を削除する(S1318)。
[効果]
以上のような図12のシステムによれば、図9のシステムと同様の効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、検索実行周期を指定し、指定した検索実行周期を含む検索要求をデータサーバに送信することができる。それにより、データサーバ側では、検索要求に応じた検索が、ユーザの指定した検索実行周期毎に繰り返し行われ、得られた検索結果データは、ユーザの指定した保存先に、ユーザの指定したファイル名で、ユーザの指定したファイルフォーマット形式で保存される。
したがって、ユーザが、定期的な検索結果データを得ようとする場合に、当該ユーザにとって有用な検索実行周期の指定を含む検索要求を一回行うだけで、それ以降は、指定した検索実行周期毎にデータ検索が自動的に繰り返し行なわれ、それにより定期的に得られる検索結果データは、ユーザが利用しやすい保存先に、利用しやすいファイル名、利用しやすい形式で自動的に保存、蓄積される。そのため、ユーザは、検索実行周期毎に逐次的な検索要求を行う必要なく、検索結果データの管理を定期的に確実かつ容易に行うことができる。
[システム構成]
図15は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図15に示すシステムは、図1のシステムの変形例であり、図1のシステム内におけるデータサーバ101の構成および機能を変更すると共に、ユーザ端末102の機能を追加したものである。本システムにおいては、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したマンマシンインタフェース手段を通じてユーザ仕様の検索要求を受け付け、データサーバ101でデータ検索処理を行い、ユーザが望む検索結果データをユーザ仕様で出力できるようになっている。
すなわち、本システムにおいて、ユーザ端末102の検索インタフェース手段120は、ユーザ作成のマンマシンインタフェース手段(ユーザ作成MMI手段)401を通じてユーザから与えられたユーザ仕様の検索要求F4を受け付けて、この検索要求F4に含まれる情報から、データサーバ101のデータ検索手段110で取扱可能なシステム仕様の検索要求A4を作成し、データサーバ101に送信するようになっている。この場合、ユーザ仕様の検索要求F4およびシステム仕様の検索要求A4は、検索実行条件となる情報として、検索対象期間の指定、データ種別の指定等を含む。
検索インタフェース手段120はまた、データサーバ101からの、検索結果データを含む応答通知D4を受信して、この応答通知D4に含まれる検索結果データから、ユーザ作成MMI手段401で取扱可能なユーザ仕様の検索結果データを含む結果通知G4を作成し、ユーザ作成MMI手段401に提供するようになっている。
そして、データサーバ101のデータ検索手段110は、ユーザ端末102からの検索要求A4に基づいて検索を実行し、得られた検索結果データを含む応答通知D4を、要求元のユーザ端末102に返信するようになっている。
[処理フロー]
図16は、図15のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図16に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121によりユーザ作成MMI手段401を通じてユーザ仕様の検索要求F4が与えられた場合(S1601のYES)には、検索インタフェース手段120により、その検索要求F4に含まれる情報から、データサーバ101のデータ検索手段110で取扱可能なシステム仕様の検索要求A4を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S1602)。
図17は、このような検索要求処理として検索インタフェース手段120により処理されるユーザ仕様の検索要求F4と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求A4の構成を示す構成図であり、システム仕様の検索要求A4は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定を含む。ユーザ仕様の検索要求F4は、それらの情報A11〜A15に対応する情報F11〜F15の指定を含むが、具体的な記述や伝送並び順等は、ユーザ作成MMI手段401に応じた独自のユーザ仕様となっており、個々の検索要求を識別する検索要求番号等といった、システム仕様の検索要求A4に含まれない項目を含む場合もある。例えば、検索データ種別の記述がユーザ仕様とシステム仕様とで異なる場合に、検索インタフェース手段120は、同義の記述あるいは類似の記述に読み替えるなどの処理により対応する。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索要求A4をデータ検索手段110により受信し(S1611のYES)、プラントデータ取得処理(S1612)、点番号情報取得処理(S1613)、を行うまでの流れは、図4の処理フローと同様である。図15のシステムでは、データ検索手段110により、これらの処理に続いて、検索結果データ通知処理として、プラントデータ取得処理と点番号情報取得処理によって得られた検索結果データと検索結果状態情報を含む応答通知D4を作成し、要求元のユーザ端末102に返信する(S1614)。この場合、検索結果状態情報は、検索要求に応じた全てのデータが取得されたか否か、記述の読み替えを行ったか否か、等の情報である。
さらに、要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された検索結果データを含む応答通知D4を検索インタフェース手段120により受信した場合(S1603のYES)には、検索インタフェース手段120は、検索結果データ出力処理を行う(S1604)。すなわち、システム仕様の応答通知D4から、ユーザ作成MMI手段401で取扱可能なユーザ仕様の検索結果データを含む結果通知G4を作成し、ユーザ作成MMI手段401に提供して出力装置122により出力させる。
[効果]
以上のような図15のシステムによれば、次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したユーザ作成MMI手段により検索要求を行うことができ、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データが、要求元のユーザ端末に送信され、ユーザ作成MMI手段を通じて出力される。したがって、ユーザは、当該ユーザにとって利用しやすいユーザ作成MMI手段を自由に作成してユーザの意図を確実に反映した検索要求を容易に行うことができ、ユーザが望む検索結果データをユーザが最も利用しやすい仕様で出力し、容易に利用することができる。
[システム構成]
図18は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図18に示すシステムは、図15のシステムの変形例であり、図15のシステム内におけるユーザ端末102の構成および機能を追加したものである。本システムにおいて、ユーザ作成MMI手段401を通じて与えられた、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含むユーザ仕様の検索要求を受け付け、データサーバ101でデータ検索処理を行い、ユーザが望む検索結果データを、指定されたファイルフォーマット形式で保存できるようになっている。
すなわち、検索インタフェース手段120は、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含むユーザ仕様の検索要求F5を受け付けた場合には、データサーバ101からの応答通知D5に含まれる検索結果データから、指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データH5を作成し、ユーザ端末102内の検索結果データベース501に保存するようになっている。そして、ユーザ作成MMI手段401に対しては、検索結果状態情報を含む結果通知G5を行うようになっている。なお、検索結果データベース501は、ユーザ端末102内の予め決められた固定の保存場所に構成される。
[処理フロー]
図19は、図18のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図19に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121によりユーザ作成MMI手段401を通じて出力時のファイルフォーマット形式の指定を含むユーザ仕様の検索要求F5が与えられた場合(S1901のYES)には、検索インタフェース手段120により、検索要求処理を行う。すなわち、検索インタフェース手段120は、ユーザ仕様の検索要求F5に含まれる情報から、ファイルフォーマット形式の指定、という検索結果出力条件となる情報を除外したシステム仕様の検索要求A5を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S1902)。
図20は、このような検索要求処理として検索インタフェース手段120により処理されるユーザ仕様の検索要求F5と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求A5の構成を示す構成図であり、システム仕様の検索要求A5は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定を含む。ユーザ仕様の検索要求F5は、それらの情報A11〜A15に対応する情報F11〜F15の指定に加えて、検索結果出力条件となる情報として、出力フォーマット形式F16の指定を含む。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索要求A5をデータ検索手段110により受信し(S1911のYES)、データ検索処理として、プラントデータ取得処理(S1912)、点番号情報取得処理(S1913)、検索結果データ通知処理(S1914)、を行う流れは、図16の処理フローと同様である。
さらに、要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された検索結果データを含む応答通知D5を検索インタフェース手段120により受信した場合(S1903のYES)には、検索インタフェース手段120は、検索結果データ作成・保存処理を行う(S1904)。すなわち、システム仕様の応答通知D5に含まれる検索結果データを、ユーザ仕様の検索要求F5で指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データH5に変換して、ユーザ端末102内の予め決められた固定の保存場所に構成された検索結果データベース501に保存する。
検索インタフェース手段120は、結果通知処理として、データサーバ101からの応答通知D5に含まれる検索結果状態情報、および、検索結果データH5を検索結果データベース501に保存したことを示す検索結果状態情報を含む結果通知G5を作成し、ユーザ作成MMI手段401に提供して出力装置122により出力させる(S1905)。
[効果]
以上のような図18のシステムによれば、図15のシステムと同様の効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したユーザ作成MMI手段により、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式を指定することができ、指定したファイルフォーマット形式を含む検索要求をデータサーバに送信することにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データがユーザの指定したファイルフォーマット形式でユーザ端末内の所定の検索結果データベースに保存される。
したがって、ユーザが、ユーザ作成MMI手段を通じて、当該ユーザにとって利用しやすい好適なファイルフォーマット形式を指定するだけで、検索により得られた検索結果データは、ユーザが利用しやすい形式でユーザ端末内の所定の場所に自動的に保存される。そのため、ユーザは、検索結果データの形式の変更作業を行う必要なく、検索結果データの2次的なデータ利用を容易に行うことができる。
[システム構成]
図21は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図21に示すシステムは、図18のシステムの変形例であり、図18のシステム内におけるユーザ端末102の構成および機能を追加すると共に、通信ネットワーク103に接続されるユーザ側サーバ601を追加したものである。
ここで、ユーザ側サーバ601は、図9に示すユーザ側サーバ201と同様に、ユーザが、プラントデータ検索を含む業務または別の業務で使用するデータを管理するサーバであり、単一のユーザ専用のサーバであってもよいが、一般的には、複数のユーザが利用する共用のサーバである。このユーザ側サーバ601内には、検索結果データH6を保存する検索結果データベース602が設けられている。なお、図中では、簡略・明瞭化の観点から、単一のユーザ側サーバ601のみが示されているが、多くの場合、単一のユーザ端末102に対して当該ユーザ端末102が利用可能な複数のユーザ側サーバ601が接続されており、同様に、検索結果データベース602が設けられている。
本システムにおいては、ユーザが、検索結果データH6の保存先を、ユーザ端末102自身および複数のユーザ側サーバ601の中から指定できるようになっており、また、検索結果データH6の保存ファイル名を自由に指定できるようになっている。そして、ユーザ端末102の検索インタフェース手段120は、ユーザ作成MMI手段401を通じて与えられた、出力時のファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、および保存ファイル名の指定、を含むユーザ仕様の検索要求F6を受け付けるようになっている。
検索インタフェース手段120は、ファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、および保存ファイル名の指定、を含むユーザ仕様の検索要求F6を受け付けた場合には、データサーバ101からの応答通知D6に含まれる検索結果データから、指定されたファイル名、指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データH6を作成し、指定された保存先に保存するようになっている。図21中では、このように、保存先の指定に応じて検索結果データH6の出力先が異なることを表現する観点から、検索結果データH6を破線矢印で示している。また、検索インタフェース手段120は、ユーザ作成MMI手段401に対しては、検索結果状態情報を含む結果通知G6を行うようになっている。
[処理フロー]
図22は、図21のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図22に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121によりユーザ作成MMI手段401を通じて、ファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定、を含むユーザ仕様の検索要求F6が与えられた場合(S2201のYES)には、検索インタフェース手段120により、検索要求処理を行う。すなわち、検索インタフェース手段120は、ユーザ仕様の検索要求F6に含まれる情報から、ファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定、という検索結果出力条件となる情報を除外したシステム仕様の検索要求A6を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S2202)。
図23は、このような検索要求処理として検索インタフェース手段120により処理されるユーザ仕様の検索要求F6と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求A6の構成を示す構成図であり、システム仕様の検索要求A6は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定を含む。ユーザ仕様の検索要求F6は、それらの情報A11〜A15に対応する情報F11〜F15の指定に加えて、検索結果出力条件となる情報として、出力フォーマット形式F16、保存先F21、保存ファイル名F22、の指定を含む。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索要求A6をデータ検索手段110により受信し(S2211のYES)、データ検索処理として、プラントデータ取得処理(S2212)、点番号情報取得処理(S2213)、検索結果データ通知処理(S2214)、を行う流れは、図19の処理フローと同様である。
さらに、要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された検索結果データを含む応答通知D6を検索インタフェース手段120により受信した場合(S2203のYES)には、検索インタフェース手段120は、ユーザ仕様の検索要求F6で指定された保存先F21が当該ユーザ端末102以外であるか否かを判定する(S2204)。そして、指定された保存先F21が当該ユーザ端末102以外である場合(S2204のYES)には、保存先接続状態確認処理として、実際の保存先、すなわち、ユーザ側サーバ601が通信ネットワーク103に正常に接続されているか否かを確認する(S2205)。
保存先が正常に接続されている場合(S2206のYES)に、検索インタフェース手段120は、保存ファイル名設定処理として、ユーザ仕様の検索要求F6に含まれる保存ファイル名F22を、保存先に保存する検索結果データH6のファイル名とする(S2207)。続いて、検索結果データ作成・保存処理として、データサーバ101からの応答通知D6に含まれる検索結果データを、ユーザ仕様の検索要求F6中の出力フォーマット形式F16で指定されたファイルフォーマット形式の検索結果データH6に変換して、正常に接続されている保存先のユーザ側サーバ601に送信し、当該ユーザ側サーバ601の検索結果データベース602に保存させる(S2208)。
このように、検索結果データH6が、ユーザ仕様の検索要求F6により指定された保存先に、指定されたファイル名で、指定されたファイルフォーマット形式で保存された場合には、検索インタフェース手段120は、データサーバ101からの応答通知D6に含まれる検索結果状態情報、および、検索結果データH6を正常に保存したことを示す検索結果状態情報を含む結果通知G6を作成し、ユーザ作成MMI手段401に提供して出力装置122により出力させる(S2209)。
また、保存先F21の指定によって特定される実際の保存先が正常に接続されていない場合(S2206のNO)に、検索インタフェース手段120は、結果通知処理として、保存先の接続異常を示す検索結果状態情報を含む結果通知G6を作成し、ユーザ作成MMI手段401に提供して出力装置122により出力させる(S2209)。
一方、指定された保存先F21が要求元のユーザ端末102自身である場合(S2204のNO)には、保存ファイル名設定処理(S2207)、検索結果データ作成・保存処理(S2208)、結果通知処理(S2209)のみを行う。
[効果]
以上のような図21のシステムによれば、図18のシステムと同様の効果に加えて、さらに、次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したユーザ作成MMI手段により、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式だけでなく、保存先や保存ファイル名をも指定することができ、それらの指定を含む検索要求をデータサーバに送信することができる。それにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データが、ユーザの指定した保存先に、ユーザの指定したファイル名で、ユーザの指定したファイルフォーマット形式で保存される。
したがって、ユーザが、ユーザ作成MMI手段を通じて、当該ユーザにとって利用しやすい好適なファイルフォーマット形式に加えて、当該ユーザにとって利用しやすい好適な保存先やファイル名を指定するだけで、検索により得られた検索結果データは、ユーザが利用しやすい保存先に、利用しやすいファイル名、利用しやすい形式で自動的に保存される。そのため、ユーザは、形式の変更作業、保存場所の変更作業、ファイル名の変更作業、等を改めて行う必要なく、検索結果データの一元管理を確実かつ容易に行うことができる。また、ユーザ端末上で検索結果データを受信して任意の保存先に出力できるため、データサーバ側で認識していないネットワーク上の任意の保存場所に対して検索結果データを保存することも可能となる。
[変形例]
なお、図21のシステムにおいては、検索結果データの保存先を、要求元のユーザ端末102自身および複数のユーザ側サーバ601の中から選択する場合について説明したが、変形例として、要求元のユーザ端末102自身および複数のユーザ側サーバ201だけでなく、通信ネットワーク103に接続された別の端末または別のサーバ等を含む多数の保存先の中から選択できるようにしてもよい。
また、図21のシステムにおいては、検索結果データの保存先と保存ファイル名を指定する場合について説明したが、変形例として、保存ファイル名を指定せず、保存先のみを指定することや、あるいは逆に、保存ファイル名のみを指定し、保存先を指定しないことも可能である。保存ファイル名を指定しない場合には、連続番号などの予め決められた所定のファイル名設定ルールにより自動的にファイル名を付けるなどの処理を行う。また、保存先を指定しない場合には、要求元のユーザ端末自身などの予め決められた所定の保存先に自動的に保存するなどの処理を行う。
[システム構成]
図24は、本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図である。この図24に示すシステムは、図21のシステムの変形例であり、図21のシステム内におけるユーザ端末102の構成および機能を追加すると共に、ユーザ側サーバ601の構成を追加したものである。
すなわち、本システムにおいては、ユーザ端末102およびユーザ側サーバ601に、検索結果データを2次利用するためのデータ利用アプリケーション701,702をそれぞれ備えており、検索結果データH7を保存した際に、ユーザ端末102の検索インタフェース手段120からの起動信号J7により保存先のデータ利用アプリケーション701,702を起動するようになっている。図24中では、このように、保存先の指定に応じて検索結果データH7の出力先が異なり、また、起動信号J7の出力先が異なることを表現する観点から、検索結果データH7および起動信号J7を破線矢印で示している。
[処理フロー]
図25は、図24のシステムの処理フローを示すフローチャートである。この図25に示すように、ユーザ端末102上でユーザから入力装置121によりユーザ作成MMI手段401を通じてファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定、起動アプリケーション名を含むユーザ仕様の検索要求F6が与えられた場合(S2501のYES)には、検索インタフェース手段120により、検索要求処理を行う。すなわち、検索インタフェース手段120は、ユーザ仕様の検索要求F7に含まれる情報から、ファイルフォーマット形式の指定、保存先の指定、保存ファイル名の指定、起動アプリケーション名の指定、という検索結果出力条件となる情報を除外したシステム仕様の検索要求A7を作成し、通信ネットワーク103を介してデータサーバ101に送信する(S2502)。
図26は、このような検索要求処理として検索インタフェース手段120により処理されるユーザ仕様の検索要求F7と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求A7の構成を示す構成図であり、システム仕様の検索要求A7は、検索実行条件となる情報として、検索開始日時A11、検索終了日時A12、検索間隔A13、検索データ種別A14、検索点番号A15、等の指定を含む。ユーザ仕様の検索要求F5は、それらの情報A11〜A15に対応する情報F11〜F15の指定に加えて、検索結果出力条件となる情報として、出力フォーマット形式F16、保存先F21、保存ファイル名F22、起動アプリケーション名F71、の指定を含む。
データサーバ101において、ユーザ端末102から送信された検索要求A7をデータ検索手段110により受信し(S2511のYES)、データ検索処理として、プラントデータ取得処理(S2512)、点番号情報取得処理(S2513)、検索結果データ通知処理(S2514)、を行う流れは、図22の処理フローと同様である。
さらに、要求元のユーザ端末102において、データサーバ101から送信された検索結果データを含む応答通知D7を検索インタフェース手段120により受信した場合(S2503のYES)に、必要に応じて(S2504のYES)保存先接続状態確認処理を行い(S2505)、続いて、保存ファイル名設定処理(S2507)、検索結果データ作成・保存処理(S2508)を行う点は、図22の処理フローと同様である。
次に、要求元のユーザ端末102の検索インタフェース手段120は、ユーザ仕様の検索要求F7により指定された起動アプリケーション名F71に基づき、それによって特定されるアプリケーションを起動する(S2509)。すなわち、検索結果データH7の保存先がユーザ端末102内の検索結果データベース501である場合には、ユーザ端末102内のデータ利用アプリケーション701に対して起動信号J7を出力し、この起動信号J7によりデータ利用アプリケーション701を起動する。また、検索結果データH7の保存先がユーザ側サーバ601内の検索結果データベース602である場合には、ユーザ側サーバ601内のデータ利用アプリケーション702に向けて起動信号J7を送信し、この起動信号J7によりデータ利用アプリケーション702を起動する。
このように、検索結果データH7が、ユーザ仕様の検索要求F7により指定された保存先に、指定されたファイル名で、指定されたファイルフォーマット形式で保存され、さらに、指定されたアプリケーションが起動した場合には、検索インタフェース手段120は、データサーバ101からの応答通知D7に含まれる検索結果状態情報、および、検索結果データH7を正常に保存し、アプリケーションを正常に起動させたことを示す検索結果状態情報を含む結果通知G7を作成し、ユーザ作成MMI手段401に提供して出力装置122により出力させる(S2510)。
[効果]
以上のような図24のシステムによれば、図21のシステムと同様の効果に加えて、さらに、次のような効果が得られる。すなわち、ユーザ端末上で、ユーザは、ユーザ側で仕様変更あるいは作成したユーザ作成MMI手段により、検索結果データの出力時におけるファイルフォーマット形式、保存先や保存ファイル名だけでなく、2次利用のために起動するアプリケーションをも指定することができ、それらの指定を含む検索要求をデータサーバに送信することができる。それにより、データサーバ側で検索要求に応じた検索が行なわれ、その検索結果データが、ユーザの指定した保存先に、ユーザの指定したファイル名で、ユーザの指定したファイルフォーマット形式で保存されると共に、指定されたアプリケーションが起動する。
したがって、ユーザが、ユーザ作成MMI手段を通じて、検索結果データを2次利用するために必要なアプリケーション名を指定するだけで、検索により得られた検索結果データが保存された際に、その検索結果データを2次利用するためのアプリケーションを自動的に起動させることができる。そのため、ユーザは、起動されたアプリケーションを用いて、検索結果データの2次加工、あるいは、グラフや帳票などの特殊なデータ表示を容易に行うことができる。
なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な形態が実施可能である。例えば、前記複数の実施例を選択的に適宜組み合わせることにより、組み合わせに応じた相乗的な効果が得られることは明らかである。一例として、図12のシステムと図24のシステムを組み合わせて、ユーザ端末上のユーザ作成MMI手段を通じて、検索実行周期の指定を含む検索要求を行うこと等が考えられる。この場合には、前述したそれらのシステムの効果を合わせた相乗的な効果が得られる。
本発明によれば、従来は、固定ファイルフォーマット・固定保存場所・固定ファイル名で保存されていた検索結果データが、指定したファイルフォーマットで、指定した場所・名称にて保存可能になるため、ユーザの意図を反映した装置となる。さらに、検索結果データの2次的な利用が容易に可能になる。
本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例1) 図1に示すプラントデータベースに保存されるプラントデータのレコード構成を示す構成図。(実施例1) 図1に示す点番号情報データベースに保存される番号情報のレコード構成を示す構成図。(実施例1) 図1に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例1) 図1に示すユーザ端末上で作成される検索要求の構成を示す構成図。(実施例1) 図5に示す検索要求中の出力フォーマット形式の具体的な構成を示す構成図。(実施例1) 図6に示す出力フォーマット形式について、各情報の値が具体的に指定された場合の一例を示す説明図。(実施例1) 図7に示すように指定された出力フォーマット形式に基づくファイルフォーマット形式で出力された検索結果データの一例を示す構成図。(実施例1) 本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例2) 図9に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例2) 図9に示すユーザ端末上で作成される検索要求の構成を示す構成図。(実施例2) 本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例3) 図12に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例3) 図12に示すユーザ端末上で作成される検索要求の構成を示す構成図。(実施例3) 本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例4) 図15に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例4) 図15に示すユーザ端末上で検索インタフェース手段により処理されるユーザ仕様の検索要求と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求の構成を示す構成図。(実施例4) 本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例5) 図18に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例5) 図18に示すユーザ端末上で検索インタフェース手段により処理されるユーザ仕様の検索要求と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求の構成を示す構成図。(実施例5) 本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例6) 図21に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例6) 図21に示すユーザ端末上で検索インタフェース手段により処理されるユーザ仕様の検索要求と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求の構成を示す構成図。(実施例6) 本発明を適用した一つの実施例に係る履歴データ管理システムの構成を示すブロック図。(実施例7) 図24に示すシステムの処理フローを示すフローチャート。(実施例7) 図24に示すユーザ端末上で検索インタフェース手段により処理されるユーザ仕様の検索要求と、処理結果として得られるシステム仕様の検索要求の構成を示す構成図。(実施例7)
符号の説明
101…データサーバ
102…ユーザ端末
103…通信ネットワーク
110…データ検索手段
111…プラントデータベース
112…点番号情報データベース
113,202,303,501,602…検索結果データベース
120…検索インタフェース手段
121…入力装置
122…出力装置
201,601…ユーザ側サーバ
301…検索条件設定手段
302…検索実行手段
401…ユーザ作成MMI手段
701,702…データ利用アプリケーション
A1〜A7,F4〜F7…検索要求
Ba…プラントデータ
Bb…点番号情報
C1〜C3,H5〜H7…検索結果データ
D1〜D7…応答通知
E3…検索条件
G4〜G7…結果通知
J7…起動信号

Claims (15)

  1. 各ユーザが使用するユーザ端末と、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバを備えた履歴データ管理システムにおいて、
    前記ユーザ端末上で、ユーザから与えられた情報に基づき、検索を実行する検索実行条件となる情報を含む検索要求を作成し、前記通信ネットワークを介して前記データサーバに送信すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を受信する検索インタフェース手段と、
    前記データサーバ上で、前記ユーザ端末からの前記検索要求に含まれる前記検索実行条件となる情報に基づいて前記履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、前記履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信するデータ検索手段を備え、
    前記検索インタフェース手段は、前記検索要求として、前記検索結果データの出力条件となる情報を含む検索要求、およびユーザ作成のマンマシンインタフェース手段を通じてユーザから与えられた情報に基づく検索要求、の少なくとも一方に分類される検索要求を作成するように構成された、
    ことを特徴とする履歴データ管理システム。
  2. 前記検索インタフェース手段は、前記検索要求として、前記出力条件となる情報を含む検索要求を作成するように構成され、
    前記データ検索手段は、前記検索要求に対する前記検索結果データを当該検索要求に含まれる前記出力条件となる情報に基づいて出力するように構成され、
    前記出力条件となる情報は、出力時のファイルフォーマット形式の指定、出力先の指定、出力ファイル名の指定、の中から選択された1種類以上の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴データ管理システム。
  3. 前記検索インタフェース手段は、前記検索要求として、出力時のファイルフォーマット形式の指定を含む検索要求を作成するように構成され、
    前記データ検索手段は、前記検索要求に対する前記検索結果データを当該検索要求により指定されたファイルフォーマット形式に変換して出力するように構成された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の履歴データ管理システム。
  4. 前記データ検索手段は、前記データサーバ内における前記履歴データの保存場所以外の保存場所を前記出力先として、当該出力先に前記検索結果データを保存するように構成された、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の履歴データ管理システム。
  5. 前記検索インタフェース手段は、前記検索要求として、前記データサーバ、要求元の前記ユーザ端末、前記通信ネットワークに接続された別の端末または別のサーバ、の中から選択された場所を前記出力先の指定として含む検索要求を作成するように構成され、
    前記データ保存手段は、前記検索結果データを、前記検索要求により指定された前記出力先に保存するように構成された、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の履歴データ管理システム。
  6. 前記検索インタフェース手段は、前記検索要求として、ファイル名の指定を含む検索要求を作成するように構成され、
    前記データ保存手段は、前記検索結果データを、前記検索要求により指定された前記ファイル名で保存するように構成された、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の履歴データ管理システム。
  7. 前記データ検索手段は、前記応答通知として、前記検索結果データを含む前記応答通知を要求元の前記ユーザ端末に返信するように構成され、
    前記検索インタフェース手段は、前記応答通知を受信して、前記マンマシンインタフェース手段に対して当該応答通知に含まれる前記検索結果データに関する通知を行うように構成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴データ管理システム。
  8. 前記検索インタフェース手段は、前記マンマシンインタフェース手段を通じてユーザから与えられた情報が、前記出力条件となる情報を含む場合に、当該検索要求に対する前記応答通知に含まれる前記検索結果データを前記出力条件となる情報に基づいて出力するように構成され、
    前記出力条件となる情報は、出力時のファイルフォーマット形式の指定、出力先の指定、出力ファイル名の指定、の中から選択された1種類以上の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の履歴データ管理システム。
  9. 各ユーザが使用するユーザ端末と、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバを用いて履歴データを管理する方法において、
    前記ユーザ端末により、ユーザから与えられた情報に基づき、検索を実行する検索実行条件となる情報を含む検索要求を作成し、前記通信ネットワークを介して前記データサーバに送信する検索要求ステップと、
    前記データサーバにより、前記ユーザ端末からの前記検索要求に含まれる前記検索実行条件となる情報に基づいて前記履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、前記履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信するデータ検索ステップと、
    前記ユーザ端末により、前記検索要求に対する前記応答通知を受信する応答通知受信ステップを備え、
    前記検索要求ステップは、前記検索要求として、前記検索結果データの出力条件となる情報を含む検索要求、およびユーザ作成のマンマシンインタフェース手段を通じてユーザから与えられた情報に基づく検索要求、の少なくとも一方に分類される検索要求を作成するステップを含む、
    ことを特徴とする履歴データ管理方法。
  10. 履歴データ管理システム中で使用され、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバにおいて、
    前記ユーザ端末からの前記検索要求に含まれる検索実行条件となる情報に基づいて前記履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、前記履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信するデータ検索手段を備え、
    前記データ検索手段は、前記検索要求が前記検索結果データの出力条件となる情報を含む場合に、当該出力条件となる情報に基づいて当該検索結果データを出力するように構成され、
    前記出力条件となる情報は、出力時のファイルフォーマット形式の指定、出力先の指定、出力ファイル名の指定、の中から選択された1種類以上の情報を含む、
    ことを特徴とするデータサーバ。
  11. 履歴データ管理システム中で使用され、履歴データを蓄積するデータサーバに対して、通信ネットワークを介しての検索要求を送信し、当該検索要求に対する応答通知をデータサーバから受信するユーザ端末において、
    ユーザ作成のマンマシンインタフェース手段を通じてユーザから与えられた情報に基づき、検索を実行する検索実行条件となる情報を含む検索要求を作成し、前記通信ネットワークを介して前記データサーバに送信すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を受信する検索インタフェース手段を備え、
    前記検索インタフェース手段は、前記応答通知が前記検索要求に対する検索結果として得られた検索結果データを含む場合に、前記マンマシンインタフェース手段に対して、当該応答通知に含まれる当該検索結果データに関する通知を行うように構成された、
    ことを特徴とするユーザ端末。
  12. 履歴データ管理システム中で使用され、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバにおいて、
    前記ユーザ端末からの前記検索要求に含まれる検索実行条件となる情報に基づいて前記履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、前記履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信するデータ検索手段を備え、
    前記検索実行条件となる情報は、前記履歴データの検索を実行する検索実行周期の指定を含み、
    前記データ検索手段は、前記検索要求により指定された前記検索実行周期に基づいて、定期的に前記履歴データの検索を行うように構成された、
    ことを特徴とするデータサーバ。
  13. 履歴データ管理システム中で使用され、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバに適用されるサーバ用プログラムにおいて、
    前記ユーザ端末からの前記検索要求に含まれる検索実行条件となる情報に基づいて前記履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、前記履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信するデータ検索機能をコンピュータに実現させるように構成され、
    前記データ検索機能は、前記検索要求が前記検索結果データの出力条件となる情報を含む場合に、当該出力条件となる情報に基づいて当該検索結果データを出力する機能を含み、
    前記出力条件となる情報は、出力時のファイルフォーマット形式の指定、出力先の指定、出力ファイル名の指定、の中から選択された1種類以上の情報を含む、
    ことを特徴とするサーバ用プログラム。
  14. 履歴データ管理システム中で使用され、履歴データを蓄積するデータサーバに対して、通信ネットワークを介しての検索要求を送信し、当該検索要求に対する応答通知をデータサーバから受信するユーザ端末に適用されるユーザ端末用プログラムにおいて、
    ユーザ作成のマンマシンインタフェース手段を通じてユーザから与えられた情報に基づき、検索を実行する検索実行条件となる情報を含む検索要求を作成し、前記通信ネットワークを介して前記データサーバに送信すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を受信する検索インタフェース機能をコンピュータに実現させるように構成され、
    前記検索インタフェース機能は、前記応答通知が前記検索要求に対する検索結果として得られた検索結果データを含む場合に、前記マンマシンインタフェース手段に対して、当該応答通知に含まれる当該検索結果データに関する通知を行う機能を含む、
    ことを特徴とするユーザ端末用プログラム。
  15. 履歴データ管理システム中で使用され、履歴データを蓄積し、通信ネットワークを介してユーザ端末からの検索要求を受信し、受信した検索要求に応じて履歴データの検索を行い、当該検索要求に対する応答通知を要求元のユーザ端末に返信するデータサーバに適用されるサーバ用プログラムにおいて、
    前記ユーザ端末からの前記検索要求に含まれる検索実行条件となる情報に基づいて前記履歴データの検索を行い、検索結果として得られた検索結果データを、前記履歴データの保存場所以外の出力先に出力すると共に、当該検索要求に対する前記応答通知を要求元の当該ユーザ端末に返信するデータ検索機能をコンピュータに実現させるように構成され、
    前記検索実行条件となる情報は、前記履歴データの検索を実行する検索実行周期の指定を含み、
    前記データ検索機能は、前記検索要求により指定された前記検索実行周期に基づいて、定期的に前記履歴データの検索を行う機能を含む、
    ことを特徴とするサーバ用プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1757486A2 (en) 2005-08-26 2007-02-28 Nissan Motor Co., Ltd. Device and method for controlling vehicle headlamps
JP2012008613A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Hitachi Solutions Ltd 情報検索システム

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