JP2005292070A - サスペンション用防振ゴム変位測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤにかかる外力を効率よく推定する。
【解決手段】サスペンションブッシュ1における内筒6の外周部に磁石22,23を配置し、その磁石22,23に相対する外筒12の内周部の位置にホール素子13,14を配置する。ゴム弾性体8に変形が生じた場合、磁石22,23とホール素子13,14との間の距離が変化し、ホール素子13,14が磁束密度の変化を電気量に変換して出力を行う。これにより、サスペンションブッシュ1の変位を迅速、容易に且つ効率よく出力する。タイヤ内に圧力センサ等を設けなくても、タイヤにかかる外力を精度良く検出できる。
【選択図】図1
【解決手段】サスペンションブッシュ1における内筒6の外周部に磁石22,23を配置し、その磁石22,23に相対する外筒12の内周部の位置にホール素子13,14を配置する。ゴム弾性体8に変形が生じた場合、磁石22,23とホール素子13,14との間の距離が変化し、ホール素子13,14が磁束密度の変化を電気量に変換して出力を行う。これにより、サスペンションブッシュ1の変位を迅速、容易に且つ効率よく出力する。タイヤ内に圧力センサ等を設けなくても、タイヤにかかる外力を精度良く検出できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置に関するものである。
自動車において、急制動時や滑りやすい路面での制動時に車輪がロックしないようにするアンチロックブレーキシステムが利用されている。
従来のアンチロックブレーキシステムでは、車輪が路面でスリップしたときに、車輪速を回転速度センサーで検知することでそのスリップを事後的に検知し、その検知結果に基づいてブレーキ液圧を電子制御することで、車輪のロックを防止していた(例えば特許文献1参照)。
従来のように、回転速度センサーで車輪速を検知して車輪のスリップを検知する場合、一定のパルスの速度で車輪速を検出しているため、一定数のパルスが検出されてからしか車輪速を検出できず、その分だけ車輪速の検出が遅延する。また、そもそも車輪が路面でスリップしたことを事後的にしか検知できないが、実際にスリップしてしまうよりも早いタイミングでそのことを予測できれば、スリップを未然に防止することが可能である。このため、スリップにより車輪速が低下するより以前に、タイヤにかかる外力を推定する方法が望まれていた。
このようなタイヤにかかる外力を推定する方法としては、例えば、4輪のタイヤ内の空気圧を圧力センサを用いて逐次モニタリングする方法が考えられる。
しかしながら、タイヤ内部のホイール部分に、圧力センサや、その圧力センサからの信号を送信するための無線機等の通信機器を内蔵する必要がある。そうすると、タイヤの交換時にはタイヤに圧力センサ及び通信機器を取り付ける必要があり、非常に煩わしい作業が必要となる。
また、タイヤのホイールサイズや形状によっては、圧力センサを付け替えることができない場合があり、ユーザのタイヤ及びホイールの選択に大きな制約を与えてしまう。
さらに、タイヤの圧力の変位自体が小さく、精度の良い検知を行うことができないという問題もある。
そこで、本発明の課題は、自動車内に設けられたサスペンション用防振ゴムにかかる応力をサスペンション用防振ゴムの変位を迅速に検知できるサスペンション用防振ゴム変位測定装置を提供することにあり、これにより、圧力センサを使用せずにタイヤにかかる外力を効率よく推定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、磁場を形成するための磁石と、前記サスペンション用防振ゴムに入力される荷重によって該サスペンション用防振ゴムのゴム弾性体が変形することにより生ずる変位により前記磁石に対して変位するよう設置されたホール素子とを備えるものである。
請求項2に記載の発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、内筒と、該内筒の外周側に離隔して配置される外筒と、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間に充填状に設けられたゴム弾性体と、前記内筒及び外筒のいずれか一方に設けられた磁石と、該磁石に相対する位置の前記内筒及び外筒の他方に設けられたホール素子とを備えるものである。
請求項3に記載の発明は、前記磁石が内筒の外周面及び外筒の内周面のいずれか一方に設けられ、前記ホール素子が前記磁石に相対する位置の前記内筒の外周面及び外筒の内周面の他方に設けられている請求項2記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置である。
請求項4に記載の発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、内筒および外筒と、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられ、内部に微小磁石が分散配合されたゴム弾性体と、前記外筒が圧入固定される取付部または当該取付部を自動車内のサスペンション部材において支持固定する支持部材に止着されたホール素子とを備えるものである。
請求項5に記載の発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、全部または一部が磁石で構成された内筒と、前記内筒の外周に離間して配される外筒と、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体と、前記外筒が嵌合固定される取付部に止着されたホール素子とを備えるものである。
請求項6に記載の発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、内筒及び外筒と、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体と、前記内筒の内周に挿入されて磁石により構成された固定ボルトと、前記外筒に嵌合固定される取付部止着されたホール素子とを備えるものである。
請求項7に記載の発明は、自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、内筒及び外筒と、前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体と、前記内筒の内周に挿入された固定ボルトと、前記固定ボルトの両端に設置されて磁石により構成された固定ナットまたは非磁石である固定ナットの近傍に設けられた磁石と、前記外筒が嵌合固定される取付部または当該取付部を自動車内のサスペンション部材において支持固定する支持部材に止着されたホール素子とを備えるものである。
請求項8に記載の発明は、請求項2から請求項5のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、前記ホール素子が、前記外筒又は該外筒が嵌合固定される取付部の軸方向あるいは円周方向に沿って2個以上設けられたものである。
請求項9に記載の発明は、請求項2から請求項8のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、前記外筒又は該外筒が嵌合固定される取付部が、強磁性体以外の物質により構成されたものである。
請求項10に記載の発明は、請求項2から請求項9のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、前記サスペンション用防振ゴムを自動車内のサスペンション部材で固定する固定部材が、強磁性体以外の物質により構成されたものである。
請求項11に記載の発明は、請求項4から請求項10のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、前記ホール素子が前記支持部材に止着され、前記支持部材に、前記ホール素子を位置決め固定するための台座が形成されたものである。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、前記サスペンション用防振ゴムがサスペンションに設置され、前記ホール素子から出力された電気量を、予め保有する所定の相関データに基づいて、タイヤに加えられた外力の値に変換する電気量−変位変換手段をさらに備えるものである。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、前記電気量−変位変換手段で変換された外力の値が、アンチロックブレーキシステムに伝達されるものである。
請求項1〜請求項7に記載の発明のサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、サスペンション用防振ゴムに入力される荷重によって該サスペンション用防振ゴムのゴム弾性体が変形することにより生ずる変位により、ホール素子が磁石に対して変位した際に、磁石によって形成されている磁場がホール素子から見て変化する。このため、ホール素子は、その磁場の変化を電気量に変換して出力を行うことで、サスペンション用防振ゴムの変位を容易に且つ効率よく出力することができる。
特に、請求項5では、ゴム弾性体の内部に微小磁石を分散配合するための特別なゴム材料を使用しなくても、内筒を永久磁石で構成するだけで、サスペンション用防振ゴムの変位を容易に且つ効率よく出力することができる。
また、請求項6及び請求項7では、サスペンション用防振ゴムの内筒、外筒及びゴム弾性体のいずれをも従来のものをそのまま使用でき、固定ボルトまたは固定ナットのみを磁石で構成するか、あるいは非磁石である固定ナットの近傍に磁石を設けるだけでよいため便利である。
請求項8に記載の発明のサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、ホール素子が、外筒または外筒が嵌合固定される取付部の軸方向あるいは円周方向に沿って2個以上設けられているので、例えば、ホール素子が磁石に対して外筒または取付部の軸方向に沿って相対的に変位するような場合に、1個のホール素子だけだと変位の方向が分からないのに比べて、確実に変位の方向を検出することが可能となり、加えて、外力の分布が一様でなくサスペンション用防振ゴム内の各部材の変位の量が一様でない場合にも、そのばらつきを考慮して確実に変位を検知することができる。
請求項9に記載の発明のサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、外筒または外筒が嵌合固定される取付部として強磁性体以外の材料が使用されており、また請求項10に記載の発明のサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、サスペンション用防振ゴムを固定している固定部材が強磁性体以外の材料が使用されているため、これらの部品の材料として強磁性体を使用する場合に比べて、磁場の変化を大きくして精度良く検知することが可能である。
請求項11に記載の発明のサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、支持部材にホール素子を取り付ける際に、台座にホール素子を装着するだけで、このホール素子のサスペンション用防振ゴムに対する位置決めを容易に行いながら、その取り付けを容易に行うことができる。
請求項12に記載の発明のサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、ホール素子からの電気量に基づいてタイヤに加えられた外力を推定するので、従来のように圧力センサを直接タイヤに取り付けなくても、タイヤにかかる外力を効率よく推定することができる。したがって、タイヤの交換時にも煩わしい作業を必要とせず、使用されるタイヤ及びホイールの選択に制約がなく、さらに精度の良い検知を行うことができる。特に、請求項13のように、タイヤへの外力に基づいてアンチロックブレーキシステムの作動をする場合に有効である。
{第1の実施の形態}
図1は本発明の第1の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置が適用されるサスペンションブッシュ(サスペンション用防振ゴム)を示す断面図、図3はそのサスペンションブッシュが自動車内に取り付けられている状態を示す斜視図、図4はサスペンションブッシュによるサスペンション用防振ゴム変位測定装置を示すブロック図である。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置が適用されるサスペンションブッシュ(サスペンション用防振ゴム)を示す断面図、図3はそのサスペンションブッシュが自動車内に取り付けられている状態を示す斜視図、図4はサスペンションブッシュによるサスペンション用防振ゴム変位測定装置を示すブロック図である。
このサスペンションブッシュによるサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、図1に示したサスペンションブッシュ1(サスペンション用防振ゴム)の変位を測定することで、タイヤにかかった外力を推定し、その推定結果に基づいてアンチロックブレーキシステム18(図4)を作動して、急制動時や滑りやすい路面での制動時に車輪がロックしないようにするためのものである。
サスペンションブッシュ1は、図3の如く、自動車のサスペンション2のサスペンション部材3の一部分であるアーム4に取り付けられ、図1の如く、そのアーム4に一体化された取付部7内において、それぞれ円筒形に形成されて同心円上に配置される内筒6および外筒12と、内筒6の外周面と外筒12の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体8とを備えて構成され、圧入により取付部7に取り付けられる。内筒6の内周には固定ボルト9が挿入され、この固定ボルト9が、ボディ側に固定されるハウジング5の両端に形成された中央孔10を貫通し、その外側で、固定ボルト9の片端が固定ナット11により係止されている。これにより、内筒6はボディ側のサスペンション部材3に対して固定される一方、アーム4の取付部7はゴム弾性体8を介在してボディ側のサスペンション部材3に対して変位可能となっている。
内筒6の両端部近くの外周部に磁石22,23を配置し、その磁石22,23に相対する位置、本実施例ではその磁石22,23に対向する外筒12の内周部の位置にホール素子13,14を配置させている。この配置においては、アーム4に入力された外力が取付部7に伝達され、ゴム弾性体8に変形が生じた場合、磁石22,23とホール素子13,14間の距離が変化するためホール素子13,14で検出される磁束密度が変わり、ホール素子13,14からの出力としてその変形度合いを把握することが可能である。しかも、図1に示すようにサスペンションブッシュ1の軸直中心線に対して、対称な2箇所に磁石22,23−ホール素子13,14を配置することで紙面上下方向の並進変位、紙面に直交する軸周りの回転変位を双方の主力符号から分離把握することが可能であり、かつ、紙面左右方向の変位に対しては感度を持たない指向性の高い検出も可能となる。
また、ホール素子13,14と磁石22,23との位置関係が逆であっても良く、場合によってはそのいずれか、もしくは双方が、アーム4とボディ側のサスペンション部材3に配置されていても良い。ホール素子13,14が配置される部材の材料については、強磁性体以外の例えば、硬質の樹脂やアルミニウム等が好適に用いられるが、配置される部材からの磁力の強さが影響しないようにホール素子の固定ができれば、鉄等の強磁性体の金属であっても良い。
{第2の実施の形態}
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置が適用されるサスペンションブッシュの断面図を示しており、上記第1の実施の形態では、ゴム弾性体8には通常のゴム材料が使用されているが、図2の本発明の第2の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、サスペンションブッシュ1のゴム弾性体8のゴム材料の配合の中に、直径が20μm以下の微小磁石が分散配合されている。それに伴い、ホール素子13,14のh配置位置が変更されている以外は、その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置が適用されるサスペンションブッシュの断面図を示しており、上記第1の実施の形態では、ゴム弾性体8には通常のゴム材料が使用されているが、図2の本発明の第2の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、サスペンションブッシュ1のゴム弾性体8のゴム材料の配合の中に、直径が20μm以下の微小磁石が分散配合されている。それに伴い、ホール素子13,14のh配置位置が変更されている以外は、その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
この第2の実施の形態で使われているゴム材料の配合に入っている微小磁石は、粉末状の永久磁石であり、練りゴムをつくる時に原料ゴムに、有機、無機薬品やカーボン等と共に一緒に散乱状に混入されて分散配合される。そして、アーム4の取付部7からサスペンションブッシュ1に力が伝達され、ゴム弾性体8が変形することで内筒6と、外筒12との間の距離が変化すると、ゴム弾性体8の内部の微小磁石の密度が変化し、これにより周囲の磁場が変化する。
また、取付部7の外周部には、この取付部7の軸方向に沿って一対のホール素子13,14が並べられて固定されている。このホール素子13,14は、磁場の大きさに比例する電圧を出力することで、周囲に形成された磁場の変化を検出するもので、ゴム弾性体8の内部の微小磁石の密度が変化したことにより周囲の磁場が変化したときに、その磁場の変化を検出し、その変化に対応した電圧Eを出力する。
ここで、取付部7の軸方向に沿って一対のホール素子13,14が並んで設けられているのは、例えば、取付部7がゴム弾性体8に対して軸方向に変位するような場合に、1個のホール素子が中央部に配置されているだけだと、自動車の前方に変位したのか後方に変位したのか分からないのに対して、取付部7の軸方向に沿って一対のホール素子13,14から出力される電圧Eの増減を判断することで、確実に変位の方向を検出することができる。また、例えば取付部7がゴム弾性体8に対して外方向と内方向に変位するような場合であっても、サスペンション2に外力が加わった際に、取付部7からゴム弾性体8側にかかる力の分布が、固定ボルト9の軸方向に沿って一様ではないことがあるため、両ホール素子13,14の平均値を求めるなどして、その力のばらつきを考慮してゴム弾性体8の外周面の変位を確実に検知できるようにするためである。
各ホール素子13,14は、図4の如く、電気量−変位変換部17に接続されている。この電気量−変位変換部17は、CPU及びフラッシュROM等の記憶媒体を備え、記憶媒体内に予め格納されている所定のソフトウェアプログラムに従って動作する機能要素であって、ホール素子13,14から出力された電圧Eとタイヤにかかった外力σとの相関を意味する相関データ15を予め保有している。この相関データ15は、予め実験によって求められて内部の記憶媒体に予め格納されている。そして、この電気量−変位変換部17は、各ホール素子13,14から与えられた電圧Eについて相関データ15を参照し、タイヤにかかった外力σを推定した後、ここで推定した外力σを、アンチロックブレーキシステム18に伝達する。
ここで、取付部7として鉄等の強磁性体を使用すると、磁場の形成に弊害を及ぼすことから、取付部7としては強磁性体以外の材料が使用され、例えばアルミニウム等の常磁性体等が使用されて形成される。これにより、磁場の変化を大きくしてホール素子13,14により精度良く検知できるようになっている。
また、図3において、サスペンションブッシュ1を固定している固定部材としてのサスペンション部材3(アーム4等)は、磁場に影響を与える強磁性体以外の材料が使用されており、例えばオーステナイト系ステンレスまたはFRP等が使用される。
上記構成のサスペンション用防振ゴム変位測定装置の使用方法を説明する。
上記のように、ゴム弾性体8の内部には、直径が20μm以下の微小磁石が分散配合されていることから、その周囲に磁場が形成されている。
この状態で、自動車の走行中に、車輪が路面でスリップしたときには、タイヤに多大な外力が加えられ、サスペンション2のサスペンション部材3の一部分であるアーム4に外力が加わる。
このため、このアーム4に一体化された取付部7に外力が加えられ、ゴム弾性体8が変形することにより外筒12が変位する。内筒6はボディ側のサスペンション部材3に設けられたハウジング5に固定されているため、外筒12は内筒6に対して相対変位する。つまり、内筒6と取付部7との相対的な位置が変化するのである。
このようにして、内筒6と取付部7との間の距離が変化すると、ゴム弾性体8の内部の微小磁石の密度が変化し、これにより周囲の磁場が変化する。
このとき、ホール素子13,14は、ゴム弾性体8の内部の微小磁石の密度が変化したことにより生じる周囲の磁場の変化を検出し、その変化に対応した電圧Eを電気量−変位変換部17に出力する。
電気量−変位変換部17は、各ホール素子13,14から与えられた電圧Eについて相関データ15を参照し、タイヤにかかった外力σを推定した後、ここで推定した外力σを、アンチロックブレーキシステム18に伝達する。
アンチロックブレーキシステム18は、電気量−変位変換部17から伝達された外力σに応じて、ブレーキ液圧を電子制御することで、車輪のロックを防止する。
以上のように、自動車のサスペンション2において、サスペンションブッシュ1の変位を磁場の変化としてホール素子13,14により検出し、その検出結果に基づいてタイヤの外力を推定しているので、圧力センサを直接タイヤに取り付けなくても、タイヤにかかる外力を効率よく推定することができる。したがって、タイヤの交換時にも煩わしい作業を必要とせず、使用されるタイヤ及びホイールの選択に制約がなく、さらに精度の良い検知を行うことができる。
また、サスペンションブッシュ1内の内筒6と取付部7との相対的な変位によりタイヤの外力を推定できるので、信号のパルス幅が一定パルス数だけ経過してから始めて車輪速を検出していた従来に比べて、迅速にタイヤの外力を推定することができる。
また、単一のホール素子ではなく、一対のホール素子13,14で取付部7の内筒6に対する変位を検知しているので、変位の方向を確実に検出できるとともに、取付部7からゴム弾性体8側にかかる力の分布が、固定ボルト9の軸方向に沿って一様でなくても、取付部7の内筒6に対する変位を確実に検知することができる。
さらに、取付部7として強磁性体以外の材料が使用されており、またサスペンション1を固定しているサスペンション部材3(アーム4等)の固定部材としても、強磁性体以外の材料が使用されているため、これらの部品の材料として強磁性体を使用する場合に比べて、磁場の変化を大きくして精度良く検知することが可能である。
{第3の実施の形態}
上記第2の実施の形態では、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合してその周囲に磁場を形成していたが、本発明の第3の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合するのではなく、内筒6(図2参照)の全ての部分を永久磁石で構成している。
上記第2の実施の形態では、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合してその周囲に磁場を形成していたが、本発明の第3の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置は、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合するのではなく、内筒6(図2参照)の全ての部分を永久磁石で構成している。
その他の構成は第2の実施の形態と同様である。
これによっても、内筒6と取付部7との間の距離が変化した際に、永久磁石としての内筒6が形成している磁場に対して、ホール素子13,14の相対位置が変化し、これによって、内筒6に対する取付部7の変位をホール素子13,14により電気的信号に変換して電気量−変位変換部17に出力することが可能である。
この実施形態によると、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合するための特別なゴム材料を使用しなくても、内筒6を永久磁石で構成するだけで、第2の実施の形態と同等の効果を容易に得ることができる。
尚、この実施形態では、内筒6の全ての部分を永久磁石で構成しているが、かかる構成に代えて、内筒6の一部のみを永久磁石で構成してもよく、あるいは、内筒6の近傍に永久磁石を設置してもよい。かかる構成によっても、同様の効果を得ることが可能である。
{第4の実施の形態}
上記第2の実施の形態では、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合してその周囲に磁場を形成し、また上記第3の実施の形態では、内筒6だけを永久磁石で構成したのに対して、本発明の第4の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置では、固定ボルト9(図2参照)のみを永久磁石で構成している。
上記第2の実施の形態では、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合してその周囲に磁場を形成し、また上記第3の実施の形態では、内筒6だけを永久磁石で構成したのに対して、本発明の第4の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置では、固定ボルト9(図2参照)のみを永久磁石で構成している。
その他の構成は第2の実施の形態または第3の実施の形態と同様である。
これによっても、内筒6の内周に配された固定ボルト9と取付部7との間の距離が変化した際に、永久磁石としての固定ボルト9が形成している磁場に対して、ホール素子13,14の相対位置が変化し、これによって、固定ボルト9に対する取付部7の変位をホール素子13,14により電気的信号に変換して電気量−変位変換部17に出力することが可能である。
この実施形態によると、サスペンションブッシュ1のゴム弾性体8及び内筒6を従来のものから変更しなくても、第2の実施の形態及び第3の実施の形態と同等の効果を容易に得ることができる。
{第5の実施の形態}
上記第2の実施の形態では、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合してその周囲に磁場を形成し、上記第3の実施の形態では、内筒6だけを永久磁石で構成し、また上記第4の実施の形態では、固定ボルト9のみを永久磁石で構成していたのに対し、本発明の第5の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置では、固定ナット11(図2参照)のみを永久磁石で構成している。
上記第2の実施の形態では、ゴム弾性体8の内部に微小磁石を分散配合してその周囲に磁場を形成し、上記第3の実施の形態では、内筒6だけを永久磁石で構成し、また上記第4の実施の形態では、固定ボルト9のみを永久磁石で構成していたのに対し、本発明の第5の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置では、固定ナット11(図2参照)のみを永久磁石で構成している。
その他の構成は第2の実施の形態〜第4の実施の形態と同様である。
これによっても、内筒6の内周に配された固定ボルト9の両端に取り付けられた固定ナット11と取付部7との間の距離が変化した際に、永久磁石としての固定ナット11が形成している磁場に対して、ホール素子13,14の相対位置が変化し、これによって、固定ナット11に対する取付部7の変位をホール素子13,14により電気的信号に変換して電気量−変位変換部17に出力することが可能である。
このように、固定ナット11を永久磁石で構成することで、小さな永久磁石を用いるだけで、第2の実施の形態、第3の実施の形態及び第4の実施の形態と同等の効果を容易に得ることができる。
尚、この実施形態では、固定ナット11自体を永久磁石で構成しているが、かかる構成に代えて、非磁石である固定ナット11の近傍に磁石を設けた構成としてもよい。かかる構成によっても、同様の効果を得ることが可能である。
{第6の実施の形態}
本発明の第6の実施の形態は、サスペンションブッシュ1を支持しているサスペンション部材3の一部分であるアーム4(図2参照)が、図5の如く、取付部7に当接して固定されている。即ち、アーム4は、自動車内のサスペンション部材3において取付部7を支持固定する支持部材として機能している。
本発明の第6の実施の形態は、サスペンションブッシュ1を支持しているサスペンション部材3の一部分であるアーム4(図2参照)が、図5の如く、取付部7に当接して固定されている。即ち、アーム4は、自動車内のサスペンション部材3において取付部7を支持固定する支持部材として機能している。
そして、上記の第2の実施の形態〜第5の実施の形態では、ホール素子13,14を取付部7に取り付けていたのに対して、この第6の実施の形態に係るサスペンション用防振ゴム変位測定装置では、図5の如く、取付部7を支持している部材、具体的にはサスペンション部材3の一部分であるアーム4(図3参照)にホール素子13,14を固着している。
その他の構成は第2の実施の形態〜第4の実施の形態と同様である。
これによっても、タイヤに外力がかかった際に、アーム4に固着されたホール素子13,14と、ゴム弾性体8の内部に分散配合された微小磁石、あるいは内筒6としての永久磁石との相対位置が変化すると、その変位をホール素子13,14により電気的信号に変換して電気量−変位変換部17に出力することが可能である。
このように、アーム4にホール素子13,14を固着しているので、サスペンションブッシュ1内にホール素子13,14を取り付けなくても、取り付けしやすいサスペンションブッシュ1の外側のアーム4に固着したホール素子13,14を使用して、第2の実施の形態〜第4の実施の形態と同等の効果を容易に得ることができる。
{第7の実施の形態}
本発明の第7の実施の形態では、図6の如く、アーム4に、ホール素子13,14を位置決めして取り付けるための鉤形の台座21が予め形成されている。
本発明の第7の実施の形態では、図6の如く、アーム4に、ホール素子13,14を位置決めして取り付けるための鉤形の台座21が予め形成されている。
その他の構成は第6の実施の形態同様である。
アーム4にホール素子13,14を取り付ける際には、鉤形の台座21の窪み24にホール素子13,14を嵌入するだけで、このホール素子13,14のサスペンションブッシュ1に対する位置決めを容易に行いながら、その取り付けを容易に行うことができる。
その他の効果は、第6の実施の形態と同様である。
尚、上記各実施形態において、取付部7をアルミニウムで構成する例を説明したが、その他、例えばオーステナイト系ステンレス等の強磁性体以外の金属であれば、どのようなものを使用しても差し支えない。
また、第3の実施の形態では、内筒6の全ての部分を永久磁石で構成していたが、一部分のみを永久磁石で構成しても差し支えない。
さらに、上記各実施形態では、一対のホール素子13,14を設けていたが、3個以上であっても差し支えない。
さらにまた、上記実施形態では、ホール素子13,14から電気量−変位変換部17に出力される電気量として電圧Eを例にあげたが、電気量として電流を適用してもよい。
1 サスペンションブッシュ(サスペンション用防振ゴム)
2 サスペンション
3 サスペンション部材
4 アーム
5 ハウジング
6 内筒
7 取付部
8 ゴム弾性体
9 固定ボルト
10 中央孔
11 固定ナット
12 外筒
13,14 ホール素子
13,14 各ホール素子
17 電気量−変位変換部
18 アンチロックブレーキシステム
21 台座
22,23 磁石
2 サスペンション
3 サスペンション部材
4 アーム
5 ハウジング
6 内筒
7 取付部
8 ゴム弾性体
9 固定ボルト
10 中央孔
11 固定ナット
12 外筒
13,14 ホール素子
13,14 各ホール素子
17 電気量−変位変換部
18 アンチロックブレーキシステム
21 台座
22,23 磁石
Claims (13)
- 自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
磁場を形成するための磁石と、
前記サスペンション用防振ゴムに入力される荷重によって該サスペンション用防振ゴムのゴム弾性体が変形することにより生ずる変位により前記磁石に対して変位するよう設置されたホール素子と
を備えるサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
内筒と、
該内筒の外周側に離隔して配置される外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間に充填状に設けられたゴム弾性体と、
前記内筒及び外筒のいずれか一方に設けられた磁石と、
該磁石に相対する位置の前記内筒及び外筒の他方に設けられたホール素子と
を備えるサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 前記磁石が内筒の外周面及び外筒の内周面のいずれか一方に設けられ、
前記ホール素子が前記磁石に相対する位置の前記内筒の外周面及び外筒の内周面の他方に設けられている請求項2記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
内筒および外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられ、内部に微小磁石が分散配合されたゴム弾性体と、
前記外筒が嵌合固定される取付部または当該取付部を自動車内のサスペンション部材において支持固定する支持部材に止着されたホール素子と
を備えるサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
全部または一部が磁石で構成された内筒と、
前記内筒の外周に離間して配される外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体と、
前記外筒が嵌合固定される取付部に止着されたホール素子と
を備えるサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
内筒及び外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体と、
前記内筒の内周に挿入されて磁石により構成された固定ボルトと、
前記外筒が嵌合固定される取付部に止着されたホール素子と
を備えるサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 自動車のボディに対して車輪を連結支持せしめるサスペンション部材の前記ボディへの連結部位に介装されるサスペンション用防振ゴムの変位を測定するためのサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
内筒及び外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面間に充填状に設けられたゴム弾性体と、
前記内筒の内周に挿入された固定ボルトと、
前記固定ボルトの両端に設置されて磁石により構成された固定ナットまたは非磁石である固定ナットの近傍に設けられた磁石と、
前記外筒が嵌合固定される取付部または当該取付部を自動車内のサスペンション部材において支持固定する支持部材に止着されたホール素子と
を備えるサスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 請求項2から請求項5のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
前記ホール素子が、前記外筒または該外筒が嵌合固定される取付部の軸方向あるいは円周方向に沿って2個以上設けられた、サスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 請求項2から請求項8のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
前記外筒又は該外筒が嵌合固定される取付部が、強磁性体以外の物質により構成された、サスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 請求項4から請求項9のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
前記サスペンション用防振ゴムを自動車内のサスペンション部材で固定する固定部材が、強磁性体以外の物質により構成された、サスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 請求項4から請求項10のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
前記ホール素子が前記支持部材に止着され、
前記支持部材に、前記ホール素子を位置決め固定するための台座が形成された、サスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
前記サスペンション用防振ゴムがサスペンションに設置され、
前記ホール素子から出力された電気量を、予め保有する所定の相関データに基づいて、タイヤに加えられた外力の値に変換する電気量−変位変換手段をさらに備える、サスペンション用防振ゴム変位測定装置。 - 請求項12に記載のサスペンション用防振ゴム変位測定装置であって、
前記電気量−変位変換手段で変換された外力の値が、アンチロックブレーキシステムに伝達される、サスペンション用防振ゴム変位測定装置。
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JP2004110816A JP2005292070A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | サスペンション用防振ゴム変位測定装置 |
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-
2004
- 2004-04-05 JP JP2004110816A patent/JP2005292070A/ja active Pending
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