JP2005287250A - 架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機 - Google Patents

架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機 Download PDF

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Abstract

【課題】 架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外しを自動化する。
【解決手段】 機枠16の上枠17に前後に間隔をおいて取付けた電動式車輪21と、前後の車輪間の中央部に対向する機枠の下枠19上に立設した、円筒基柱32内に上端に傾斜可能な重り受皿37を有する電動ねじ式円筒昇降柱34を装着したダンパー取外し装置30と、ダンパー取外し装置30の側方の機枠の下枠19上に設置した、円筒昇降柱の上端部に向かって進退可能な電動ねじ式レンチ進退台55上に伸縮可能なレンチシャンク64を有する電動式ボックスレンチ62を支持するとともにレンチシャンクの直前部に下降可能に付勢したレンチボックス掛止めフック70を有するレンチボックス掛止めレバー69を取付けたボルト取外し装置50と、機枠の下枠に取付けたダンパー受容器76と、機枠に設置した逐次制御装置本体を含む制御ユニットと、バッテリー80とからなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、架空送電線に間隔をおいて取付けてあるねじれ防止ダンパーを自動的に取外すための機械に関するものである。
図6に示すように、この種のねじれ防止ダンパー11は、水平にのびる二連重り(重り連結体)12の中央部に、上斜めにのびる押えボルト14閉鎖型フック状の送電線クランプ13の基端部を取付けた構造からなっており、架空送電線10に対しては、開放状態の送電線クランプ13を架空送電線10に掛止めた状態で、ワッシャー15を介して押えボルト14により閉鎖することにより、架空送電線10を抱き締めることによって、二連重り12が架空送電線10の直下において架空送電線10に平行にのびるように取り付けている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
しかるにこのねじれ防止ダンパーは、架空送電線の張り替えの際には、架空送電線から取外す必要があり、従来においては、この取り外しは人力を介して行っているが、高所作業の点から、安全確保のために相当の対策を講じなければならないとともに、効率的な作業は至難な状況にある。
特開平8−19151号公報 特開平5−146018号公報
この発明は、ねじれ防止ダンパーの取外し作業の安全確保と効率化の点から、ねじれ防止ダンパーの取外しを自動化することを課題としている。
この発明によれば、上記の課題は、特許請求の範囲の請求項1に記載のように、機枠の上部(上枠部)に前後に間隔をおいて取付けた複数の電動式車輪と、前後の車輪間の中央部に対向する機枠の基部(下枠部)上に立設したダンパー取外し(ダンパー本体取外し)装置と、ダンパー取外し装置の一側方の機枠の基部上に設置したボルト取外し装置と、機枠の基部に取付けた、ダンパー取外し装置及びボルト取外し装置の直下部及びその周辺部を受容用開口とするダンパー受容器と、機枠に設置した逐次制御装置及びバッテリーとからなり、
ダンパー取外し装置は、少なくとも上下方向の中間部を上下にのびるとともに上部を軸心周りに実質上90°傾斜勾配で上下にのびる縦ガイド孔と、上端の前端部又は後端部に上方にのびる重り受皿ストッパーを有する円筒基柱と、円筒基柱内に同心的に昇降可能及び軸周りに回動可能に装着した、下部の側部に、円筒基柱の縦ガイド孔にスライド係合するガイドピンを有するとともに上端に、昇降の下部域において前端部又は後端部の円筒基柱の重り受皿ストッパーに対する当接支持状態で後ろ下がり又は前下がりに傾斜しかつ昇降の下部域以外は前後に水平にのびるように後端部又は前端部の枢着状態で支持した溝形の重り受皿を有する電動式円筒昇降柱を有し、
ボルト取外し装置は、上部にダンパー取外し装置の側方部からその上端部又は直上部に向かってのびるレンチ進退ガイドを有するレンチ進退用基台と、レンチ進退用基台のレンチ進退ガイドに沿ってダンパー取外し装置側に進退可能に設置した電動式レンチ進退台と、レンチ進退台に支持(保持)した、レンチ進退台の進退方向にのびるとともに先部に進退方向に伸縮可能でかつ伸長方向にばね付勢したレンチボックス付きレンチシャンクを有する電動式ボックスレンチと、レンチ進退台に取付けた、ボックスレンチの上方部をボックスレンチに沿ってのびるとともに先端に伸長状態のレンチシャンクのレンチボックス上に臨むレンチボックス掛止めフックを有しかつ常時レンチボックス掛止めフックがレンチボックスを超えて下降可能な先後不釣合い型のレンチボックス掛止めレバーと、レンチ進退用基台に取り付けた、レンチボックス掛止めレバーを、レンチ進退台の前進時にレンチボックス掛止めフックがレンチボックスを超えてその前面部に下降し、レンチ進退台の後退時にレンチボックス掛止めフックがレンチボックスの上方に上昇するように揺動させるレバー後端部昇降(上下)ガイドを有し、
逐次制御装置は、遠隔操作(制御)器又は機枠取付け操作器による操作信号、機枠に取付けたダンパー検出センサーによるダンパー検出信号、レンチ進退用基台に前後に間隔をおいて取付けたレンチ前進検出センサー及びレンチ後退検出センサーによるレンチ前進検出信号及びレンチ後検出信号に基づいて、車輪の回転駆動、車輪の回転駆動停止、ボルト取外し装置の円筒昇降柱の初期上昇、ボルト取外し装置のレンチ進退台の前進、レンチ進退台の前進停止、ボックスレンチの駆動(レンチ軸の回転駆動)とレンチ進退台の後退、レンチ進退台の後退停止、ダンパー取外し装置の円筒昇降柱の後期上昇及び下降の動作の逐次制御を行うように構成してなる、架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機によって解決する。
この発明に係るねじれ防止ダンパーの取外し機により、ねじれ防止ダンパーを取外す際には、まず遠隔操作器(一般には無線操作器)又は機枠設置操作器からの操作信号(起動信号)に基づいて、前後の各車輪が回転駆動し、架空送電線に沿って前進する。この前進は、前側の車輪が取外すべきねじれ防止ダンパーの送電線クランプの上部を越えた後に、ダンパー検出センサーのねじれ防止ダンパーの検出信号に基づいて停止する。この時前後の車輪間の中央部にねじれ防止ダンパーの送電線クランプが位置するとともにねじれ防止ダンパーの真下にダンパー取外し装置が位置する状態になる。続いて制御信号に基づいて、ダンパー取外し装置の円筒昇降柱が、昇降の中間域を所定の高さ上昇(初期上昇)する。これによりねじれ防止ダンパーは、二連重りが重り受皿で不動状態に支持された後、所定高さ持上げられ、押えボルトの頭部がボルト取外し装置のボックスレンチのレンチボックスと正対するダンパー位置決め状態になる。
次いで、ボルト取外し装置のレンチ保持台が、ねじれ防止ダンパーに向かって前進し、レンチ前進検出センサーの検出信号に基づいて前進を停止する。この前進の間に、ボックスレンチのレンチボックスが押えボルトの頭部に嵌合するとともに、レンチシャンクがばねに抗して収縮(後退)し、レンチボックス掛止めレバーの先端のボックスレンチ掛止めフックが、先後のアンバラス重量による下降付勢のままにレンチボックスの前面部に下降して、レンチシャンクを収縮位置に保持する状態になる。この後電動ボックスレンチの作動により、レンチシャンクが所定量回転して、押えボルトを緩めると同時に、進退ねじ軸が逆転して、レンチ進退台を後退し、押えボルトを送電線クランプのねじ穴から引き抜く。
レンチ進退台が後退する間には、レンチボックス掛止めレバーの後端部がレバー後端部昇降ガイドによって押下げられて、レンチボックス掛止めフックが跳ね上がり、これにより収縮状態のレンチシャンクがばねの作用力により瞬時に伸長するため、押えボルトの頭部はレンチボックスから離脱し、この結果押えボルトは自重により落下して、下方のダンパー受容器内に収容される。
レンチ進退台の後退が進むと、レンチ後退検出センサーの検出信号に基づいて、進退ねじ軸の逆転が停止する。この後、ダンパー取外し装置の円筒昇降柱が、ガイドピンと上下に真直ぐにのびる縦ガイド孔との係合により、押えボルトを取外されたねじれ防止ダンパー(すなわちダンパー本体)とともに、その昇降の上部域直前までを真直ぐに上昇した後、昇降の上部域において、ガイドピンと略90°軸周りの傾斜勾配でのびる縦ガイド孔部との係合により、略90°回転しながら上昇する。これにより送電線クランプは架空送電線から完全に離脱する。
続いて昇降ねじ軸が逆転して、円筒昇降柱は、ダンパー本体とともに、昇降の上部域を逆回転しながら下降した後、昇降の中間域を真直ぐに下降する。この下降が昇降の下部域に入ると、重り受皿が、前端部又は後端部の重り受皿ストッパーに当接して、その下降を制止されるため、後ろ下がり又は前下がりに傾斜する。これによりダンパー本体は二連重りを介して後方又は前方に滑り落ちて、ダンパー受容器内に受容され、目的のねじれ防止ダンパーの取外しが完了する。
この発明においては、特許請求の範囲の請求項2に記載のように、車輪の幅方向の中央部に、ねじれ防止ダンパーの送電線クランプ係合時に送電線が離脱不能な送電線嵌合溝を設けることが望ましい。
また特許請求の範囲の請求項3に記載のように、機枠の上下方向の中間部に、前の車輪の下方部を前後にのびる左右一対のダンパー整向用重りガイドを設けることが好ましい。
さらに特許請求の範囲の請求項4に記載のごとく、重り受皿の内底部に、前後の間隔をおいて複数の小形ローラを列設することが望ましい。
また特許請求の範囲の請求項5に記載のごとく、レンチ進退台に、レンチシャンクの両側方部をレンチ進退台の進退方向にのびるとともに先端に二又の送電線挟みを有する一対の送電線掛止めアームを取付けることが望ましい。
さらにまた特許請求の範囲の請求項6に記載のごとく、ダンパー取外し装置とボルト取外し装置の隣接部に、押えボルト及び押えボルトを取外したねじれ防止ダンパーをダンパー受容器に向かって誘導可能なガイドシュートを設けることが望ましい。
特許請求の範囲の請求項1に記載のこの発明に係るねじれ防止ダンパーの取外し機によれば、上述のごとく、ねじれ防止ダンパーの取り外しを自動的に行うので、実質上作業員の安全上の問題が生じないとともに、効率的な取外しが可能である。
特許請求の範囲の請求項2に記載の車輪の送電線嵌合溝構成によると、ねじれ防止ダンパーの送電線クランプ部の乗り越えも含めて、送電線上を安定して走行させることができる。
また特許請求の範囲の請求項3に記載のダンパー整向用重りガイドの設置構成によれば、重りガイドが二連重りに係合して、その横(左右)方向へのねじれ(傾き)を修正するため、前後の車輪間に位置する際には、ねじれ防止ダンパーは送電線に沿って前後に真直ぐにのびる。この結果この後における取外し位置である前後の車輪間の中央部への位置決め及び円筒昇降柱の上端の重り受皿による二連重りの支持操作を適正に行うことができる。
さらに特許請求の範囲の請求項4に記載の重り受皿の内底部における小形ローラの列設構成によれば、重り受皿の傾斜角度を大きくしなくても、ダンパーを容易に滑落させることができる。
また特許請求の範囲の請求項5に記載のレンチ進退台におけるケーブル掛止めアームの設置構成によれば、電動式ボックスレンチの押えボルトに対する位置決め操作、従ってレンチボックスの押えボルトの頭部に対する嵌合操作及び押えボルトの弛緩操作を的確に行うことができる。
特許請求の範囲の請求項6に記載のガイドシュートの設置構成によれば、押えボルト及び押えボルトが取外し済のねじれ防止ダンパーをダンパー受容器に向かって的確に誘導して、収容することができる。
以下図面に基づいて、この発明に係るねじれ防止ダンパーの取外し機の好適な実施形態について説明する。
図示した形態は前後を逆にして使用可能な可逆型で、機枠16は、前後にのびる上枠17と、上枠17の前後の各端から下方にのびる前後一対の縦枠18と、前後の各縦枠18の下端から左右前後に広がる下枠(基枠)19とからなる正面から見ると逆T状、側面から見ると方形状である。
電動式の車輪21は、可逆式電動モータ22を直結した型式で、前後の各縦枠18の上部の左側部に、前後にのびる車輪支持アーム24を介して、二個ずつ回転可能に支持してあり、それぞれには、幅方向の中央部に送電線嵌合溝23が設けてある。
前後の各縦枠18の中間部には、各車輪支持アーム24の直下部を左右に間隔をおいて前後にのびる一対の重りガイド25が取り付けてある。この前側の重りガイド25の後端及び後側の重りガイド25の前端には、それぞれ重りガイド25の左右の間隔より大きい間隔をおいて後方及び前方に先端相互が略ねじれ防止ダンパー11の二連重り12の長さと同等の間隔をおいて対向する位置までのびる一対のセンサー支持アーム26が取り付けてあり、各一対のセンサー支持アーム26の先端には、それぞれ発光器と受光器からなる光電式のダンパー検出センサー27が、二連重り12の各端を検出可能に支持してある。
ダンパー取外し装置30は、前後の車輪21間の中央部の真下の左側の基枠19部上に取付けたベースボックス31上に設置してあり、中間部を上下にのびるとともに上部を軸線周りに90°の範囲上下方向に傾斜してのびる縦ガイド孔33を有する円筒基柱32内に、中間の下部隣接部にガイドピン35を固定するとともに上端に前後にのびる溝形の重り受皿37を支持した電動ねじ式の円筒昇降柱34が同心的に装着してある。
重り受皿37は、前端が円筒昇降柱34の上端に固定した前後にのびる支持板36の前端にヒンジピン38を介して枢着してあるとともに、後端部に支持板36に支持係合する支持脚ピン39と、側方に突出するストッパー当接板40が取り付けてあり、ストッパー当接板40には、円筒昇降柱34が昇降の下部域に位置する場合に、円筒基柱32の上端の後部に立設したストッパーピン41が当接し、これにより前下がりに傾斜可能になっている。また重り受皿37には、内底部に、複数の小形ローラとしてのニードルローラ42が前後に列設してある(図3参照)。
図1に示すように、円筒基柱32と円筒昇降柱34の軸心部には、ベースボックス31内を下端として上下にのびる昇降ねじ軸43が配設してあるとともに、円筒昇降柱34の下端部の軸心には、昇降ねじ軸43と係合する昇降ナット(昇降めねじ部材)46が取り付けてあり、これらの昇降ねじ軸43と昇降ナット46は、昇降ねじ軸43の下端部にチエン機構44を介して連結した、円筒基柱32に隣接してボックス形基台31上に設置した可逆式電動モータ45とともに、円筒昇降柱34の電動手段を構成している。
ボルト取外し装置50は、ダンパー取外し装置30の右側に隣接して、右側の基枠19部上にレンチ進退用基台51をベースにして設置してある。すなわち図2、図4に示すように、レンチ進退用基台51上には、それぞれ内壁部に左上がりに傾斜してのびるガイド溝53を有する一対のレンチ進退用サイドガイド52が、間隔をおいて付設してあり、このガイド溝53には、電動ねじ式のレンチ進退台55の両側部に設けたラグ(耳部)56がスライド可能に係合させてある一方、両サイドガイド52間には、サイドガイド52の前端部に取付けた可逆式電動モータ59にチエン機構60を介して連結した進退ねじ軸58が、サイドガイド52に沿ってのびており、レンチ進退台55の中央部に形成したねじ穴57に係合して、レンチ進退台55を電動化している。
レンチ進退台55上には、レンチ取付け板61を介して、レンチ軸63上に装着したばね66を介して伸長状態を取るように付勢したレンチシャンク64を有する電動式(可逆式電動モータ付き)のボックスレンチ62とともに、レンチシャンク64の両側方部をレンチシャンク64を越えてのびかつ先端に二又の送電線挟み68を有する一対の送電線掛止めアーム67が取り付けてあり、この一対の送電線掛止めアーム67の中間部には、先端に二又状のレンチボックス掛止めフック70を有するレンチボックス掛止めレバー69の中間部が枢支してある。このレンチボックス掛止めレバー69は、先端のレンチボックス掛止めフック70に重り71が取り付けてあり、これにより常時レンチボックス掛止めフック70がレンチシャンク64の先端のレンチボックス65を超えてその前面部に下降可能な重量のアンバランス状態にしてある。
レンチ進退用サイドガイド52の長さ方向の中間部には、ボックスレンチ62を跨ぐゲート形枠72が取り付けてあり、このゲート形枠72には、前部が前方に向かってボックスレンチ62から離隔するように上り勾配でのびるとともに後部が後方に向かってボックスレンチ62に近い位置を水平にのびるガイドエッジを備えたレバー後端部昇降ガイド73が取り付けてある。このレバー後端部昇降ガイド73のガイドエッジに対しては、ボルト挟みレバー69の後端部は、レンチ進退台55の前進時には、前部に係合して、重り71の付勢力によって先端を下降可能にし、レンチ進退台55の後退時には、後部に係合して、重り71の下降付勢力に抗して先端を上昇させる。
また両サイドガイド52の上端には、その長さ方向に間隔をおいて、それぞれ相互に対向する発光器と受光器とからなる光電センサーからなるレンチ前進検出センサー74とレンチ後退検出センサー75が取り付けてあり、これによるレンチ進退台55の後端部の検出を介して、レンチ進退台55の所定の位置までの前進と後退を検出するようになっている。
図1、図2に示すように、機枠16の基枠19には、略その全域にわたって開口する可撓性の網袋製のダンパー受容器76が垂下させてあるとともに、ダンパー取外し装置30の前部に隣接する基枠19部上には、円筒基柱32の上端部近傍からダンパー受容器76に向かって下方にのびるダンパー本体滑落用のダクト状のガイドシュート77設置してあり、またボルト取外し装置50のレンチ進退用サイドガイド52の前端部には、ガイドシュート77上に臨む押えボルト滑落用のガイドシュート78取り付けてある。
さらに機枠16の基枠19上には、逐次制御装置本体とともに無線のアンテナ付き遠隔操作器(発信器)から発信される操作信号を受信可能なアンテナ付き受信器を含むとともに主操作(制御)盤を付設した制御ユニット(制御ボックス)79と、バッテリー80が設置してあるとともに、機枠16の後側の縦枠18の上端部には、手動操作用の起動ボタン82と緊急停止ボタン83を有する補助操作盤81が取り付けてある。
図示の形態は大略上記のような構成で、遠隔操作器又は補助操作盤81の起動ボタン82からの起動操作信号に基づいて、前後の各車輪21を各電動モータ24により正転駆動して、架空送電線10に沿って前進させ、ダンパー検出センサー27によるねじれ防止ダンパー11の二連重り12の前端の検出信号により、各電動モータ24の駆動を停止して、ねじれ防止ダンパー11に対する位置決めをした後、次の制御信号に基づいて、ダンパー取外し装置30の円筒昇降柱34の電動手段である昇降ねじ軸43を、電動モータ45の初期の所定の駆動を介して規定量正転して、円筒昇降柱34を、図2の状態から昇降の中間域を所定の高さ上昇することにより、ねじれ防止ダンパー11を、重り受皿37によって二連重り12を支持しながら所定高さ持上げて、図1に示すように、ねじれ防止ダンパー11、従って押えボルト14をボルト取外し装置50のボックスレンチ62に対して位置決めにする。
次いで、ボルト取外し装置50のレンチ進退台55の電動手段を構成する進退ねじ軸58を電動モータ59からチェーン機構60を介して正転して、レンチ進退台55をねじれ防止ダンパー11に向かって前進し、レンチ前進検出センサー74の検出信号に基づいて停止する。これによりレンチボックス掛止めレバー69の後端部はレバー後端部昇降ガイド72の前部のガイドエッジの上部に係合して、レンチボックス掛止めフック70がレンチボックス65を超えて下降可能な状態でレンチボックス65上に当接する一方、電動式ボックスレンチ62の先端のレンチボックス65の押えボルト14の頭部に対する嵌合後に、レンチシャンク64がばね66に抗して収縮(後退)し、この結果レンチボックス掛止めレバー69のレンチボックス掛止めフック70がレンチボックス65の直前部に押えボルト14のヘッド部(及びワッシャー15)を挟むように下降し、レンチシャンク64を収縮位置に保持する(図5仮想線参照)。この後ボックスレンチ62の作動により、レンチ軸63及びレンチシャンク64が回転し、押えボルト14を緩めるとともに、電動モータ59の逆転駆動により進退ねじ軸58が逆転して、レンチ進退台55が後退し、押えボルト14をワッシャー15付きの状態でダンパー本体の送電線クランプ13のねじ穴から引き抜く。
レンチ進退台55が所定の位置まで後退する間には、ボルト挟みレバー69の後端部がレバー後端部昇降ガイド72の後部のガイドエッジに係合して、レンチボックス掛止めフック70が跳ね上がり、収縮状態のレンチシャンク64がばね66の作用力により瞬時に伸長するので、レンチボックス65から押えボルト14の頭部が離脱する。この結果ワッシャー15を伴っている押えボルト14は自重によりガイドシュート78からガイドシュート77を通してダンパー受容器76内に落下する。
レンチ進退台55が所定の位置まで後退すると、レンチ後退検出センサー75の検出信号に基づいて、後退が停止する。この後ダンパー取外し装置30の円筒昇降柱34の電動手段の電動モータ45の正転駆動により、昇降ねじ軸43が正転して、円筒昇降柱34、従って重り受皿37が図1に示す状態から昇降の上部域直前までを真直ぐに上昇した後、昇降の上部域を略90°回転しながら上昇する。これによって重り受皿37上のダンパー本体は送電線クランプ13が架空送電線10から外れる状態まで真直ぐに上昇した後、送電線クランプ13が架空送電線10から離脱する。
この後電動モータ45の逆転駆動に基づいて、昇降ねじ軸43が逆転し、円筒昇降柱34が重り受皿37及びその上のダンパー本体とともに、昇降の上部域を逆回転しながら下降した後、昇降の中間域を真直ぐに下降する。この下降が昇降の下部域に入ると、直ちに重り受皿37は後端部が受皿ストッパー41に当接して、前下がりに傾斜し(図3参照)、これによりダンパー本体は二連重り12を介して前方に滑り落ちて、ガイドシュート77を通してダンパー受容器76内に受容され、一つのねじれ防止ダンパー11の取外しが完了する。
この発明は、このほか種々の形態で実施することができるもので、上記の形態に限定されるものでないことはもちろんである。
この発明に係るねじれ防止ダンパーの取外し機の好適な実施形態の円筒昇降柱が初期上昇した状態の略正面図である。 図1に示す実施形態の円筒昇降柱が初期上昇する前の状態の略左側面図である。 図1に示す実施形態の重り受皿が傾斜した状態の拡大部分略図である。 図1に示す実施形態のボルト取外し装置のレンチ進退用サイドガイド、レンチ進退台及びボックスレンチの後部の拡大略図である。 図1に示す実施形態のボルト取外し装置のボックスレンチの前面部の拡大略図である。 ねじれ防止ダンパーの代表例の拡大略図である。
符号の説明
10 架空送電線
11 ねじれ防止ダンパー
12 二連重り
13 送電線クランプ
14 押えボルト
15 ワッシャー
16 機枠
17 上枠
19 基枠
21 車輪
22 電動モータ
23 送電線嵌合溝
25 ダンパー整向用重りガイド
27 ダンパー検出センサー
30 ダンパー取外し装置
32 円筒基柱
33 縦ガイド孔
34 円筒昇降柱
35 ガイドピン
37 重り受皿
38 ヒンジピン
40 ストッパー当接板
41 受皿ストッパー
43 昇降ねじ軸
45 電動モータ
46 昇降ナット
50 ボルト取外し装置
52 レンチ進退用サイドガイド
53 ガイド溝
55 レンチ進退台
56 ガイドラグ
57 ねじ穴
58 進退ねじ軸
59 電動モータ
62 ボックスレンチ
63 レンチ軸
64 レンチシャンク
65 レンチボックス
66 ばね
68 送電線挟みアーム
69 レンチボックス掛止めレバー
70 レンチボックス掛止めフック
71 重り
73 レバー後端部昇降ガイド
74 レンチ進退検出センサー
75 レンチ後退検出センサー
76 ダンパー受容器
77 ガイドシュート
78 ガイドシュート
79 制御ユニット
80 バッテリー
81 補助操作盤
82 起動ボタン

Claims (6)

  1. 機枠の上部に前後に間隔をおいて取付けた複数の電動式車輪と、前後の車輪間の中央部に対向する機枠の基部上に立設したダンパー取外し装置と、ダンパー取外し装置の一側方の機枠の基部上に設置したボルト取外し装置と、機枠の基部に取付けた、ダンパー取外し装置及びボルト取外し装置の直下部及びその周辺部を受容用開口とするダンパー受容器と、機枠に設置した逐次制御装置及びバッテリーとからなり、
    ダンパー取外し装置は、少なくとも上下方向の中間部を上下にのびるとともに上部を軸心周りに実質上90°傾斜勾配で上下にのびる縦ガイド孔と、上端の前端部又は後端部に上方にのびる重り受皿ストッパーを有する円筒基柱と、円筒基柱内に同心的に昇降可能及び軸周りに回動可能に装着した、下部の側部に、円筒基柱の縦ガイド孔にスライド係合するガイドピンを有するとともに上端に、昇降の下部域において前端部又は後端部の円筒基柱の重り受皿ストッパーに対する当接支持状態で後ろ下がり又は前下がりに傾斜しかつ昇降の下部域以外は前後に水平にのびるように後端部又は前端部の枢着状態で支持した溝形の重り受皿を有する電動式円筒昇降柱を有し、
    ボルト取外し装置は、上部にダンパー取外し装置の側方部からその上端部又は直上部に向かってのびる進退ガイドを有するレンチ進退用基台と、レンチ進退用基台の進退ガイドに沿ってダンパー取外し装置側に進退可能に設置した電動式レンチ進退台と、レンチ進退台に支持した、レンチ進退台の進退方向にのびるとともに先部に進退方向に伸縮可能でかつ伸長方向にばね付勢したレンチボックス付きレンチシャンクを有する電動式ボックスレンチと、レンチ進退台に取付けた、ボックスレンチの上方部をボックスレンチに沿ってのびるとともに先端に伸長状態のレンチシャンクのレンチボックス上に臨むレンチボックス掛止めフックを有しかつ常時レンチボックス掛止めフックがレンチボックスを超えて下降可能な先後不釣合い型のボルト挟みレバーと、レンチ進退用基台に取り付けた、レンチボックス掛止めレバーを、レンチ進退台の前進時にレンチボックス掛止めフックがレンチボックスを越えてその前面部に下降し、レンチ進退台の後退時にレンチボックス掛止めフックがレンチボックスの上方に上昇するように揺動させるレバー後端部昇降ガイドを有し、
    逐次制御装置は、遠隔操作器又は機枠取付け操作器からの操作信号、機枠に取付けたダンパー検出センサーによるダンパー検出信号、レンチ進退用基台に前後に間隔をおいて取付けたレンチ前進検出センサー及びレンチ後退検出センサーからのレンチ前進検出信号及びレンチ後退検出信号に基づいて、車輪の回転駆動、ダンパー検出センサーの検出信号に基づく車輪の回転駆動停止、ボルト取外し装置の円筒昇降柱の所定量の初期上昇、ボルト取外し装置のレンチ進退台の前進、レンチ前進検出センサーの検出信号に基づくレンチ進退台の前進停止、ボックスレンチの作動とレンチ進退台の後退、レンチ後退センサーの検出信号に基づくレンチ進退台の後退停止、ダンパー取外し装置の円筒昇降柱の後期上昇及び下降の動作を逐次制御するように構成してなる、架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機。
  2. 車輪の幅方向の中央部に、ねじれ防止ダンパーの送電線クランプ係合時に送電線が離脱不能な送電線嵌合溝を設けてなる、請求項1記載の架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機。
  3. 機枠の上下方向の中間部に、前の車輪の下方部を前後にのびる溝形のダンパー整向用重りガイドを設けてなる、請求項1又は2に記載の架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機。
  4. 重り受皿の内底部に、前後の間隔をおいて複数の小形ローラを列設してなる、請求項1〜3のいずれかに記載の架空配電線のねじれ防止ダンパーの取外し機。
  5. レンチ進退台に、レンチシャンクの両側方部をレンチ進退台の進退方向にのびるとともに先端に二又の送電線挟みを有する一対の送電線掛止めアームを取付けてなる、請求項1〜4のいずれかに記載の架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機。
  6. ダンパー取外し装置とボルト取外し装置の隣接部に、押えボルト及び押えボルトを取外したねじれ防止ダンパーをダンパー受容器に向かって誘導可能なガイドシュートを設けてなる、請求項1〜5のいずれかに記載の架空送電線のねじれ防止ダンパーの取外し機。
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