JP2005286866A - 無線通信装置、無線通信システム、無線通信プログラム、記録媒体 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、無線通信プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に新たな通信装置が参入してきた時に、干渉を確実に回避することができ、通信を確実に行うことが可能な無線通信装置を提供する。
【解決手段】 本発明の無線通信装置は、複数の親局200から受信した通信制御情報が一致した場合に、各親局200と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局200と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する変更先決定部101と、前記変更先決定部101で決定した変更先の親局200以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する通信制御情報決定部102を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、親局となる無線通信装置と子局となる複数の無線通信装置から形成されるネットワークが複数存在する環境において、電波の干渉を抑え、ネットワークを共存させる機能を持った無線通信装置に関するものである。
複数のコンピュータを接続してLAN(Local Area Network)を構築することにより、ファイルやデータの共有、プリンタなどの周辺機器の共有、コンテンツの相互転送などが行える。
しかしながら、従来、LANを構築するには、各機器をツイストペアケーブル等を用いて有線で接続するのが一般的であったため、LANの導入時に回線の敷設工事やケーブルの引き回しなど、煩雑な面も多かった。また、ケーブル長によって設置後の機器の移動範囲も制限されてしまうため、非常に不便であった。
そこで、このような問題を解決するために、各機器を無線通信で接続した無線LANが提案され実用化されている。これによって、家庭内やオフィス等においてLANを構築した後であっても、LAN内の機器をある程度自由に移動をすることが可能となった。また、LAN内への無線機器の追加も容易となった。
しかも、無線LANは、通信に使用する周波数帯として、2.4GHz帯や5GHz帯など、免許が不要な周波数帯を利用しているため、比較的気軽に導入することができる。さらに、近年では、無線LANの高速化、低価格化などにより、その普及が爆発的に進んでいる。
また、無線PAN(Personal Area Network)等に用いられる無線通信技術の一つとして、UWB(Ultra Wideband)が開発されてきている。これは、近距離ながら非常に高速にデータ通信が行えるという特徴を有している。UWBは、例えば3.1GHz〜10.6GHzという非常に広い周波数帯に拡散してデータ通信を行うものであり、それぞれの周波数帯で送信されるデータはノイズ程度の強さしか持たないため、同じ周波数帯を使う他の無線機器と混信することが無く、消費電力も少ない等のメリットを有している。
また、上記UWBは、通信の他に、位置測定やレーダーとして使用することも可能である。UWBの位置測定機能では、GPSよりも正確に測定することが可能で、ゴルフのティーからホールまでの正確な距離を知らせる機器に応用されている。また、UWBのレーダー機能では、事故現場等での人命救助やホームセキュリティ等といった用途が考えられている。
一方、UWBの通信機能に関しては、数メートルの距離に限れば数百Mbpsの通信速度を発揮できるため、USB(Universal Serial Bus)2.0の無線版やハイビジョンの家庭内AV機器のワイヤレス接続などの、近距離だが大容量の転送を必要とするものが利用シーンとして考えられている。
UWBの通信方式として、周波数ホッピングを用いたマルチバンドOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式や、CDMA(Code Division Multiple Access)方式等が提案されている。
例えば、マルチバンドOFDM方式の場合、使用する周波数帯域をいくつかのサブバンドに分割し、周波数ホッピングを用いて通信を行うものである。提案されている仕様では、周波数チャネルを3チャネルに分割し、それを組み合わせた4種類の周波数ホッピングパターン(図24参照)を用いて多重アクセスを可能としている。
また、CDMA方式の場合、拡散符号によって多重アクセスを可能にしており、提案されている仕様では、4種類の拡散符号のパターン(図25参照)を用いることで、同時に4つの通信を可能にしている。
また、UWBを用いたネットワークを構築する際に使用する規格として、IEEE802.15.3MACが提案されている。このIEEE802.15.3MACでは、PNC(Piconet Coordinator)と呼ばれる無線制御機器が一定の周期でビーコンを送信し、このビーコンを受信した無線通信機器からなる複数のDEV(Device)と、ピコネットと呼ばれるネットワークを形成する。このピコネットでは、ビーコンの周期が伝送フレーム周期として規定され、この伝送フレーム周期ごとに各無線通信装置が利用するタイムスロットの割り当てを行う。この割り当てられたタイムスロットに従って、PNCや各DEVは通信を行う。
しかしながら、このIEEE802.15.3MACでは、複数のPNCの通信範囲が重なる部分にDEVが参入してきた時に、同じ周波数ホッピングパターンや拡散符号のパターンを使用していた場合、電波干渉を起こしてしまい、通信が行えなくなることがある。
上記のような電波干渉の問題を解決するための方法が、特許文献1(特許第3382806号公報)や特許文献2(特許第3349861号公報)等において提案されている。
特許文献1は、複数の親無線局と子無線局の間で制御パケットの送受を行うことによって、自動的に自局の移動並びに複数の無線サブネットワーク同士の干渉を検出し、その検出結果に基づいてチャネルの変更設定を行うことで、複数のPNCの通信範囲が重なる部分にDEVが参入した場合の干渉を防いでいる。
また、特許文献2は、親局が管理する複数の無線ネットワークから構成される無線LANにおいて、使用チャネルの情報を親局同士でやり取りして、周囲で使用されていないチャネルを親局が効率的に選択し、電波の衝突を防いでいる。また、使用チャネルをリスト化し、同じチャネルの使用を防ぐことにより隠れ端末との電波の衝突を防いでいる。
これにより、特許文献2においても、複数のPNCの通信範囲が重なる部分にDEVが参入した場合の干渉を防いでいる。
特許第3382806号(2003年3月4日発行) 特許第3349861号(2002年11月25日発行)
しかしながら、特許文献1では、制御パケットを送信してきた側のネットワークに他のネットワークが複数隣接して存在している場合に、通信制御情報の変更によって1箇所の干渉を回避できたとしても、この回避によって変更された通信制御情報によって、別の場所で新たな干渉が生じる虞がある。
また、特許文献2では、親局同士は有線で接続され、親局同士の通信によって干渉を回避するための情報のやり取りを行っている。このため、例えば、親局同士が有線ではなく、無線で接続されている場合、距離によっては親局同士が通信できない虞がある。このような場合、干渉回避のための制御をうまく行えないという問題が生じる。
従って、特許文献1及び2においては、複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に新たな通信装置が参入してきた時に、干渉を回避することができない虞があり、通信を確実に行うことができない場合も生じる。
本発明は、上記の各問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に新たな通信装置が参入してきた時に、干渉を確実に回避することができ、通信を確実に行うことが可能な無線通信装置および無線通信システムを提供することにある。
本発明に係る無線通信装置は、上記課題を解決するために、多重アクセスを実行する際に、信号を分離するための通信方式をあらかじめ分類して複数個の異なる通信制御情報として設定し、親局から指定される前記通信制御情報の一つにしたがって、通信を行う通信システムにおける子局となる無線通信装置であって、複数の親局から受信した通信制御情報が一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する変更先決定手段と、前記変更先決定手段で決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する通信制御情報決定手段とを有することを特徴としている。
上記の構成によれば、複数の親局から受信した通信制御情報が一致した場合に、まず、通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定し、次いで、決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定することで、各親局の通信範囲が重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報を考慮して、通信制御情報が一致した状態の親局の通信制御情報を変更することができる。
従って、現時点で通信制御情報が一致しているネットワークにおける干渉を無くすと共に、決定先の親局以外の他の親局が形成するネットワークにおける干渉の発生を回避することができる。
これにより、複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に新たな通信装置が参入してきた場合であっても、干渉を確実に回避することができ、各ネットワークにおいて通信を確実に行うことが可能な無線通信装置を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明の無線通信装置は、上記の課題を解決するために、多重アクセスを実行する際に、信号を分離するための通信方式をあらかじめ分類して複数個の異なる通信制御情報として設定し、親局から指定される前記通信制御情報の一つにしたがって、通信を行う通信システムにおける親局となる無線通信装置であって、自無線通信装置で管理している通信制御情報と、他の親局から受信した通信制御情報とが一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する変更先決定手段と、前記変更先決定手段で決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する通信制御情報決定手段とを有することを特徴としている。
上記の構成によれば、自無線通信装置で管理している通信制御情報と、他の親局から受信した通信制御情報とが一致した場合に、まず、通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定し、次いで、決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定することで、各親局の通信範囲が重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報を考慮して、通信制御情報が一致した状態の親局の通信制御情報を変更することができる。
従って、現時点で通信制御情報が一致しているネットワークにおける干渉を無くすと共に、他の親局が形成するネットワークにおける干渉の発生を回避することができる。
これにより、複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に新たな通信装置が参入してきた場合であっても、干渉を確実に回避することができ、各ネットワークにおいて通信を確実に行うことが可能な無線通信装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る無線通信装置では、さらに、現在管理している通信制御情報を、前記通信制御情報決定手段によって決定された通信制御情報に変更する通信制御情報変更手段を有することが好ましい。
上記の通信制御情報変更手段を有することにより、確実に通信制御情報を変更できるので、干渉をより確実に回避できるという効果を奏する。
また、本発明に係る無線通信装置では、前記通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とをリスト情報として書き換え可能に記憶するリスト情報記憶手段と、前記通信制御変更手段によって通信制御情報が変更されたとき、変更された通信制御情報に基づいて、上記リスト情報を書き換えるリスト情報書換手段とが設けられていることで、親局内で書き換える対称となる通信制御情報と他の情報との関連付けが容易になり、結果として、干渉の回避の制御を容易に行うことが可能となる。
また、前記変更先決定手段は、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類が最も少ない親局を変更先として決定するようにしてもよい。
さらに、前記変更先決定手段は、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数が最もすくない親局を変更先として決定するようにしてもよい。
また、前記変更先決定手段は、各親局のうち、予め定められた規則に従って比較した親局の識別番号によって選択された親局を変更先として決定するようにしてもよい。
さらに、前記通信制御情報決定手段は、変更先の親局と通信範囲が重なる他のネットワークで使用されていない通信制御情報を、変更する通信制御情報として決定するようにしてもよい。
また、前記通信制御情報決定手段は、変更先でない親局と通信範囲が重なる他のネットワークで使用している通信制御情報の種類のうち最も多く使用されている通信制御情報を、変更する通信制御情報として決定するようにしてもよい。
さらに、前記通信制御情報決定手段は、変更先でない親局と通信範囲が重なる他のネットワークで使用している通信制御情報のうち、予め定めた規則に従って比較した通信制御情報の識別番号によって、変更する通信制御情報を決定するようにしてもよい。
また、前記通信制御情報は、周波数ホッピング方式で用いる周波数ホッピングパターンであってもよい。
さらに、前記通信制御情報は、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で用いる拡散符号パターンであってもよい。
本発明に係る無線通信装置は、以上のように、複数の親局から受信した通信制御情報が一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する変更先決定手段と、前記変更先決定手段で決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する通信制御情報決定手段とを有することで、複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に新たな通信装置が参入してきた場合であっても、干渉を確実に回避することができ、各ネットワークにおいて通信を確実に行うことが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態について説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態では、無線通信装置としての、親局と、この親局から指定され通信制御情報に従って通信を行う子局とで構成される無線通信システムについて説明する。
本実施の形態に係る無線通信システムは、図1(a)に示す子局100と、図1(b)に示す親局200とで構成されている。なお、子局100と親局200とで行われる無線通信の方式は、IEEE802.15.3MACに準拠したマルチバンドOFDM方式を用いるものとする。このマルチバンドOFDM方式は、周波数帯をいくつかのサブバンドに分割し、周波数ホッピングを用いて通信を行う通信方式である。
上記子局100は、図1(a)に示すように、変更先決定部101、通信制御情報決定部102、情報記憶部103、制御部104、通信制御情報(パターン)比較部105、送信部106、受信部107、アンテナ108から構成されている。
すなわち、上記構成の子局100では、制御部104が、情報記憶部103に格納されているプログラムに従って動作する。つまり、アンテナ108からの信号を受信部107で処理し、受信した内容に従って、通信制御情報比較部105、変更先決定部101、通信制御情報決定部102でそれぞれ処理し、送信部106はアンテナ108を通じて信号を送信する。
上記変更先決定部101は、アンテナ108を通して受信した複数の親局200からのリスト(後述する)を調べて、2つ以上の同じ通信制御情報があった場合に、通信する親局200を決定するところである。
上記通信制御情報決定部102は、上記変更先決定部101において決定した通信先の親局200との間の通信制御情報を決定するところである。
上記情報記憶部103は、上記変更先決定部101や通信制御情報決定部102等における処理を実行するためのプログラムや処理用のデータを格納するところである。
上記制御部104は、各部を制御するところである。
上記通信制御情報比較部105は、リスト内の通信制御情報を比較するところである。
上記送信部106は、子局100において外部にデータを送信するところである。
上記受信部107は、子局100において外部からのデータを受信するところである。
上記アンテナ108は、送信部106および受信部107がデータの送受信時に使用される部材である。
また、上記親局200は、図1(b)に示すように、通信制御情報決定部202、変更先決定部201、リスト記憶部203、情報記憶部204、制御部205、リスト処理部206、送信部207、通信制御情報制御部208、受信部209、アンテナ210から構成されている。
すなわち、上記構成の親局200では、制御部205が、情報記憶部204に格納されているプログラムに従って動作する。また、自身と周辺のネットワークの情報をリスト情報としてリスト記憶部203に格納している。アンテナ210からの信号を受信部209で処理し、受信した内容に従って、通信制御情報決定部202、変更先決定部201、通信制御情報制御部208、リスト処理部206でそれぞれ処理し、送信部207がアンテナ210を通じて信号を送信する。
上記変更先決定部201は、他の親局200からのリストを受信し、2つ以上の同じ通信制御情報があった場合に、同じ通信制御情報のリストを調べて、通信相手となる親局200を決定するところである。
上記通信制御情報決定部202は、上記変更先決定部201において決定した通信先の親局200との間の通信制御情報を決定するところである。
上記リスト記憶部203は、図2に示すようなリストを記憶するようになっている。
上記リストには、図2に示すように、PNCのID番号からなる自局識別番号と、自ネットワークで使用している通信制御情報、送信すべきリストが更新済かそうでないかを示す更新識別子が記され、さらに、隣接するネットワークに関する情報として、隣接する親局識別番号、隣接ネットワークで使用している通信制御情報が記され、必要に応じて読み出される。
なお、上記の隣接するネットワークに関する情報については、隣接するネットワーク分だけ記されている。また、新たにネットワークが隣接した場合には、そのネットワークに関する情報を追加してリストに記されるようになっている。これらの処理は、リスト処理部206において行われる。
上記情報記憶部204は、上記変更先決定部201や通信制御情報決定部202等における処理を実行するためのプログラムや処理用のデータを格納するところである。
上記制御部205は、各部を制御するところである。
上記リスト処理部206は、リスト記憶部203に記憶されたリストあるいは記憶されるリストに対して、リストの追加や削除等の処理を行うところである。
上記送信部207は、親局200において外部にデータを送信するところである。
上記通信制御情報制御部208は、ネットワーク内の通信制御情報を制御するところである。
上記受信部209は、親局200において内部にデータを受信するところである。
上記アンテナ210は、送信部207および受信部209がデータの送受信時に使用される部材である。
なお、IEEE802.15.3MACでは、PNC(Piconet Coordinator)と呼ばれる無線制御機器(親局200に相当)と、該PNCが一定の周期でビーコンを送信し、このビーコンを受信する複数のDEV(Device)(子局200に相当)とで、ピコネットと呼ばれるネットワークを形成する。
ところで、本実施の形態で採用するマルチバンドOFDM方式においては、通信に用いる周波数ホッピングパターン(通信制御情報)には限りがあるので、周囲に複数のネットワークが存在する場合、うまく通信制御情報を割り当ててやらなければ、通信制御情報が足りなくなってしまい、干渉を避けることができなくなってしまう。例えば、図3に示すように、通信制御情報が4種類の時に、周囲に4つのピコネットが隣接する時に、通信制御情報が足りなくなる場合がある。逆に、うまく割り当てることが出来れば、4つの通信制御情報だけでも、図4に示すように、周囲に4つ以上のネットワークを隣接させても干渉なく適切に通信を行わせることが可能である。
ここで、図の大きい円は、各親局の通信範囲を示し、円の中心にある小さい円が親局、小さい四角は子局をそれぞれ示している。なお、隣接するネットワークとは、複数のネットワークが存在する時、通信範囲が重なる部分に別の通信装置が存在する時、それらのネットワークは隣接するという。例えば、図4では、ネットワーク1とネットワーク2は隣接しているが、ネットワーク3とネットワーク4は隣接していないことを示している。
本発明は、複数のネットワークが隣接するような状態になった場合、親局から定期的に送信される、その親局と隣接しているネットワークの情報が記載されたリストを参照し、同じ通信制御情報が使用されて干渉が生じるかどうかをチェックする。もし、同じ通信制御情報が使用されていた場合、異なる通信制御情報を使用するように変更し、干渉を回避する必要があるため、通信制御情報の変更先と、変更する通信制御情報を決定する。
通信制御情報の変更先を、以下のようなアルゴリズムで決定する。
通信制御情報が同じであるような各ネットワークと通信範囲が重なるネットワークの種類が少ない方の親局を変更先として決定する。もし種類が同じであれば、各ネットワークと通信範囲が重なるネットワークの数が少ない方を変更先として決定する。もし、種類も数も同じであれば、各ネットワークの親局の識別番号をあらかじめ定めた規則に従って比較し、ここでは数値の小さい方を変更先として決定する。
また、どの通信制御情報に変更させるかを、以下のようなアルゴリズムで決定する。変更先のネットワークと通信範囲が重なるネットワークで使用されていない通信制御情報のうちから変更する通信制御情報を決定する。さらに、変更先以外のネットワークと通信範囲が重なるネットワークで使用している通信制御情報の種類のうち、最も多く使用されているものを変更する通信制御情報として決定する。もし種類が同じであれば、変更先以外のネットワークと通信範囲が重なるネットワークで使用している通信制御情報を、あらかじめ定めた規則に従って比較し、ここでは数値の小さい方を、変更する通信制御情報として決定する。
通信制御情報の変更を完了した親局は、リストを更新し、更新済みのリストを周囲に送信する。更新済みのリストを受信した子局は、隣接する親局に向かってそのリストを中継する。更新済みのリストを受信した親局は、そのリストを参照し、自身の持つリストを更新する。また、定期的に送信しているリストか、通信制御情報の変更によって更新されたリストかを識別できるような識別子をリストは備える。
以上のことから、本発明では、隣接するネットワーク同士の通信制御情報を管理することで、常に、適切な通信状態を確保できる無線通信システムを提供しようとするものである。
また、本実施の形態では、上述のように通信方式として、マルチバンドOFDM方式を採用しているので、PNCとDEVは3つの周波数チャネルを持ち、パターン1からパターン4の4種類のホッピングパターン(図24参照)を用いて、これを通信制御情報として周波数ホッピングで通信を行うようになっている。
ここで、親局200、新規参入の子局100、既に親局200と通信している子局100のぞれぞれの動作について、図5〜図9に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
親局200と子局100とで構成されるピコネットが複数隣接して存在している状態での、親局200、子局100、および新規参入の子局100の動作について、図5から図9に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
ここで、新規参入の子局100は、ピコネット同士の重なり部分に新たに配置された子局100とする。
親局200の動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、親局200は、図2に示したリストを送信する(ステップS001)、次に、親局200は、他の親局200からのリストを受信したか否かを判断する(ステップS002)。ここで、リストを受信していれば、ステップS003に移行し、リストを調べる。また、リストを受信していなければ、ステップS011に移行し、子局100からの変更要求の受信の有無を判断する。
続いて、親局200は、リストを調べた結果、2つ以上の同じ通信制御情報があるか否かを判断する(ステップS004)。ここで、2つ以上の同じ通信制御情報があれば、ステップS005に移行し、同じ通信制御情報のリストを調べる。また、2つ以上の同じ通信制御情報がなければ、ステップS013に移行して、リストを更新する。
次に、親局200は、リストを調べた結果に基づいて、変更先を決定する(ステップS006)。変更先の決定処理についての詳細は後述する。
そして、親局200は、決定した変更先が自分(自局)であるか否かを判断する(ステップS007)。ここで、変更先が自分でないと判断すれば、ステップS009に移行して更新済リストを受信したか否かを判断する。一方、変更先が自分であると判断した場合には、ステップS008に移行して、変更する通信制御情報を決定する。変更する通信制御情報の決定処理についての詳細は後述する。
その後、ステップS012に移行し、現在の通信制御情報を決定した通信制御情報に変更する。
また、上記のステップS011において、変更要求の受信があったと判断したときにも、上記のステップS012に移行し、通信制御情報を変更する。
さらに、ステップS011において、変更要求を受信していないと判断した場合には、ステップS009に移行して更新済リストを受信したか否かを判断する。このとき、更新済リストを受信していないと判断すれば、ステップS001に移行し、再度リストを送信する。
また、上記ステップS009において、更新済リストを受信したと判断した場合には、リスト更新を行い(ステップS010)、処理を終了し、通信を開始する。
一方、ステップS012において通信制御情報を変更した後、リストの更新を行い(ステップS013)、更新済リストを送信し(ステップS014)、処理を終了する。そして、通信を開始する。
新規参入の子局100の動作について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、親局200から送信されるリストを受信し(ステップS101)、そのリストが複数あるか否かを判断する(ステップS102)。ここで、リストが複数無い、すなわち一つのリストだけであると判断すれば、そのリストを送信してきた親局200と通信を開始し(ステップS108)、処理を終了する。
一方、ステップS102において、リストが複数あると判断した場合には、リストを調べ(ステップS103)、2つ以上の同じ通信制御情報があるか否かを判断する(ステップS104)。ここで、同じ通信制御情報がなければ、親局200に対してリストの更新要求を行い(ステップS109)、ステップS111に移行する。
また、ステップS104において、2つ以上の同じ通信制御情報があると判断した場合には、同じ通信制御情報のリストを調べ(ステップS105)、変更先決定処理を行う(ステップS106)。そして、変更先が決定したのち、変更する通信制御情報を決定する(ステップS107)。
その後、親局200に対して変更要求を送信し(ステップS110)、更新済リストを中継し(ステップS111)、処理を終了する。
ここで、更新済リストを中継するとは、以下のような内容を示す。あるネットワークの通信制御情報を変更した場合、そのネットワークの親局の持つリストを更新するのはもちろん、そのネットワークに隣接するネットワークの親局の持つリストも更新しなければならない。これは、リストには自身の通信制御情報と、隣接するネットワークの通信制御情報も含まれているためである。そこで、通信制御情報を変更した親局はリストを更新し、更新済みのリストを周囲の子局を中継することによって、親局同士が直接通信できない場合に、隣接する親局に渡す。それによって隣接する親局のリストを更新することが出来る。
すなわち、上記のステップS111では、ステップS110で変更要求を送信した後、変更要求を受信した親局でチャネル変更処理(S012)、リスト更新処理(S013)が行われ、更新したリストを周囲に送信する(S014)。その更新済みのリストを、変更先以外の親局に対して送信(中継)することで変更先以外の親局の持つリストも更新することが出来る。
また、既に親局と通信している子局の動作について、図7に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、自親局からのリストを受信しているか否かを判断する(ステップS201)。ここで、自親局からのリストを受信していないと判断すれば、親局との通信が途絶えたと判断し(ステップS205)、再び、ステップS201に移行する。
また、ステップS201において、自親局からのリストを受信した場合には、リストを周囲に中継し(ステップS202)、自親局以外からのリストを受信したか否かを判断する(ステップS203)。ここで、自親局以外からのリストを受信したと判断すれば、前述した新規参入の子局の動作を示すフローチャートのステップS103に移行して、干渉発生時の処理を行う。
一方、ステップS203において、自親局以外からのリストを受信していないと判断すれば、変更要求を受信したか否かを判断する(ステップS206)。ここで、変更要求を受信したと判断すれば、自親局に変更要求を送信し(ステップS207)、ステップS208に移行する。
また、ステップS206において、変更要求を受信していないと判断すれば、ステップS208に移行して、更新済みリストを受信したか否かを判断する。ここで、更新済みリストを受信していないと判断すれば、処理を終了し、更新済みリストを受信したと判断すれば、更新済みリストを中継し(ステップS209)、処理を終了する。
ここで、上記変更先決定サブルーチンについて、図8に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、ここでの変更先決定サブルーチンは、子局100と親局200とで同じ処理が行われ、子局100では、変更先決定部101で実行され、親局200では、変更先決定部201で実行される。
まず、同じ通信制御情報のリストを調べた結果、各ネットワークに隣接しているネットワークが使用している通信制御情報の数に差があるか否かを判断する(ステップS301)。ここで、数に差があると判断した場合に、少数のものを選択し(ステップS304)、処理を終了する。
一方、ステップS301において、数に差がないと判断した場合には、さらに、各ネットワークに隣接しているネットワークの数に差があるか否かを判断する(ステップS302)。ここで、数に差があると判断すれば、ステップS304に移行し少数のものを選択する。
また、ステップS302において、数に差がないと判断すれば、各ネットワークの親局ID番号の若いものを選択し(ステップS303)、処理を終了する。
続いて、変更する通信制御情報の決定サブルーチンについて、図9に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお、ここでの変更する通信制御情報の決定サブルーチンは、子局100と親局200とで同じ処理が行われ、子局100では、通信制御情報決定部102で実行され、親局200では、通信制御情報決定部202で実行される。
まず、変更先のネットワークに隣接するネットワークで使用されていない通信制御情報を選択し(ステップS401)、変更先以外のネットワークに隣接するネットワークの使用している通信制御情報の数に差があるか否かを判断する(ステップS402)。ここで、数に差があると判断すれば、多数のものを選択し(ステップS405)、処理を終了する。
一方、ステップS402において、数に差がないと判断すれば、変更先以外のネットワークに隣接するネットワークの使用している通信制御情報の番号の数に差があるか否かを判断する(ステップS403)。ここで、通信制御情報の番号の数に差があると判断すれば、ステップS406に移行し、少数の番号の通信制御情報を選択し、処理を終了する。
また、ステップS403において、番号の数に差がないと判断すれば、ステップS404に移行し、最も通信制御情報の番号の若いものを選択し、処理を終了する。
以下に、上記構成の無線通信システムにおいて、複数のピコネットが存在する環境における無線通信制御について、ピコネットの存在環境毎に具体的な動作とともに説明する。
まず、図10に示すように、空間上に5つのピコネット(ピコネット1〜ピコネット5)が存在し、PNC1がDEV1−1とDEV1−2とパターン1で、PNC2がDEV2とパターン1で、PNC3がDEV3とパターン2で、PNC4がDEV4とパターン3で、PNC5がDEV5−1とDEV5−2とパターン2で、それぞれ通信を行っている状態を想定する。この状態では、各ピコネットは干渉を起こさず通信を行うことが可能である。
ここで、図10に示す状態のピコネットにおいて、図11に示すように、PNC1とPNC2の通信範囲の重なる部分に、DEV1−3が新たに参入してきた場合を考える。
この場合、PNC1とPNC2は同じパターン1を使用して通信を行っているため、このままでは干渉を起こし通信が行えなくなってしまう可能性がある。そこでパターンの変更を行い、干渉を軽減させるようにする。具体的には、図12に示すように、ピコネット2のパターン1をパターン3に変更することで、干渉を低減している。
この場合の処理の流れについて、親局(PNC1,PNC2)における処理を示す図5に示すフローチャートと、新規参入の子局(DEV1−3)における処理を示す図6に示すフローチャートと、既設の子局(DEV1−1,DEV1−2等)における処理を示す図7に示すフローチャートとを参照しながら以下に説明する。
まず、PNC1およびPNC2は、周期的にリストを送信する(ステップS001)。
一方、DEV1−3は、PNC1およびPNC2からのリストを受信し(ステップS101)、受信したリストが複数であるか否かを判断する(ステップS102)。ここで、PNC1のリストとPNC2のリストの2つを受信するようになっているので、複数のリストを受信していると判断する。
そして、DEV1−3は、受信した各リストを調べる(ステップS103)。その後、DEV1−3は、それぞれのPNCでどのパターンが使用されているかをチェックする(ステップS104)。ここでは、どちらのリストにも、パターン1を使用しているという情報を含んでいるので、パターンの変更を行う。
同時に、PNC1とPNC2は、他のPNCからリストを受信しているか否かを判断する(ステップS002)。ここでは、他のPNCからリストを受信していないので、ステップS011に移行し、子局からの変更要求の受信の有無を判断する(ステップ受信しない(ステップS002)。
再度各リストを調べ(ステップS105)、どちらに変更要求を出すかを決定する(ステップS106)。まず、各ピコネットに隣接するピコネットの使用しているパターンの数を比較する(ステップS301)。ここで、ピコネット1に隣接するのはピコネット3とピコネット4でありそれぞれパターン2とパターン3を使用している。同様にピコネット2に隣接するのはピコネット5でパターン2を使用している。ここではピコネット2側の方が少ないので、変更先はPNC2とする。
ここで、もしパターンの数に差が無ければ、各ピコネットに隣接しているネットワークの数を比較し少ない方を選択する(ステップS302)。ここでも差が無ければ、各ピコネットの親局の識別番号を見て、あらかじめ定めた規則に基づいて、ここでは数値の若い方を選択する(ステップS303)。
続いて、どのパターンに変更するかを決定する。まず、変更先のピコネット2に隣接するピコネット5でパターン2が既に使用されているため、パターン2に変更することは出来ない(ステップS401)。次に、変更要求を出さないピコネット(ここではピコネット1)に隣接するピコネットの使用しているパターンはパターン2が1つ、パターン3が1つである。しかしパターン2は使用することが出来ないので、ピコネット1に隣接するピコネットの中で、最も多く使用されているのはパターン3である。よってパターン3に変更させることとする(ステップS402)。
ここで、もし数に差が無ければ、変更先以外のネットワークに隣接するピコネットの使用しているパターンの番号に差があるかを調べる(ステップS403)。差があれば、数値の若い方を選択する。もし変更先以外のネットワークに隣接するネットワークが無ければ、使用可能な通信制御情報の番号の若い者を選択する(ステップS404)。
変更先と通信制御情報が決定したので、変更先であるPNC2に対してパターン3への変更要求を出す(ステップS110)。変更要求を受信したPNC2は(ステップS011)、ピコネット2で使用するパターンをパターン3に変更する(ステップS012)。またこれによって、ピコネット2の使用するパターンと、隣接するピコネットの情報が変化したのでリストの更新を行う(ステップS013)。使用パターンをパターン1からパターン3に、隣接ピコネットとして新たにPNC1とDEV1−3、パターン1をそれぞれ追加する。
更新したリストを送信し(ステップS014)、隣接するPNCのリストも更新する。PNC2の発した更新済みリストは、DEV1−3とDEV2を中継して(ステップS111)、PNC1とPNC5に渡る(ステップS009)。更新済みリストを受信したPNCは、それを参照して自身のリストを更新する(ステップS010)。
そして、新たに参入してきたDEV1−3はPNC1と通信を開始する(ステップS112、図12)。
また、図13に示すように、ピコネットが離れて存在している場合を考える。この場合、空間上に2つのピコネットが存在し、PNC6がDEV6とパターン1で、PNC7がDEV7−1とパターン1で、それぞれ通信を行っている。この状態では、各ピコネットは干渉を起こさず通信を行うことが可能である。
ここで、図14に示すように、新たにDEV7−2が参入してきた場合を考えると、DEV6とPNC7の通信範囲の重なる部分にDEV7−2が、またDEV7−2とPNC6の通信範囲の重なる部分にDEV6が入ってしまう。ここで、ピコネット6とピコネット7は同じホッピングパターン1を使用して通信を行っているため、DEV6はDEV7−2からの干渉を受けてしまい、通信が行えなくなってしまう可能性がある。また同様に、DEV7−2がPNC7と通信を開始しようとしても、DEV6からの干渉を受けてしまうことによって通信が出来ない可能性がある(図15)。そこで、この場合も、干渉を軽減させるためにパターンの変更を行う必要がある。
PNCは、周期的にリストを送信しており(ステップS001)、既に通信を行っているピコネット6では、図16に示すように、DEV6はPNC6が発したリストを受信し(ステップS201)、それを更に周囲に送信する(ステップS202)。これにより、新たに参入してきたDEV7−2はPNC7からのリストと、PNC6からのリストの2種類を受信することになる。また、PNC6とPNC7は、他のPNCからリスト受信しない(ステップS002)。
以下フローチャートに従って、変更先と通信制御情報を決定する。ここでは省略するが、変更先はPNC6、通信制御情報はパターン2となる。
DEV7−2は、PNC6に向かって変更要求を出す必要があるが、直接送信することが出来ないため、DEV6を中継することによって変更要求を渡す。DEV7−2から変更要求を受け取ったDEV6は(ステップS206)それをそのまま自身の親局であるPNC6に対して送信する(ステップS207)。変更要求を受け取ったPNC6は、その要求にしたがってパターンを変更し、リストを更新する。そして更新したリストを周囲に送信する。
更新済みリストを受信したDEV6は(ステップS208)さらにDEV7−2を中継して(ステップS209)、PNC7に送られる。更新済みリストを受信したPNC7は(ステップS009)、それを参照して自身のリストを更新する(ステップS010)。
そして、新たに参入してきたDEV7−2は、PNC7と通信を開始する(図17)。
また、図18に示すように、同時に3つのピコネットが重なる場合を考える。この場合、空間上に3つのピコネットが存在し、PNC8がDEV8−1とパターン1で、PNC9がDEV9とパターン1で、PNC10がDEV10とパターン1で、それぞれ通信を行っている。この状態では、各ピコネットは干渉を起こさず通信を行うことが可能である。
ここで、図19に示すように、PNC8とPNC9とPNC10の通信範囲の重なる部分に、DEV8−2が新たに参入してきたとする。PNC8とPNC9とPNC10はそれぞれ同じパターン1を使用して通信を行っているため、このままでは干渉を起こし通信が行えなくなってしまう可能性がある。そこでパターンの変更を行い、干渉を軽減させるようにする。
PNCは、周期的にリストを送信しているため(ステップS001)、DEV8−2はPNC8のリストとPNC9のリストとPNC10のリストの3つを受信する(ステップS101)。ここで、リストは複数あるので(ステップS102)、各リストを調べ(ステップS103)、それぞれのPNCでどのパターンが使用されているかをチェックする。ここでは、3つともパターン1を使用しているので(ステップS104)、パターンの変更を行う。また、PNC8とPNC9とPNC10は、他のPNCからリスト受信しない(ステップS002)。
以下フローチャートに従って、変更先と通信制御情報を決定する。ここでは省略するが、変更先はPNC8とPNC9、通信制御情報はパターン2とパターン3になる。ここでは、同じパターンを使用しているPNCが3つあるので、2つのPNCに対して変更要求を出す必要がある。
以下、前記の実施例1や実施例2と同様にして、パターンを変更し、リストを更新する。そして、新たに参入してきたDEV8−2はPNC8と通信を開始する(図20)。
また、図21に示すようなピコネット11とピコネット12とが、図22に示すように、親局同士の通信範囲が重なっている場合を考える。この場合、最初にPNC11とDEV11がパターン1で、PNC12とDEV12がパターン1で通信を行っている。この状態では各ピコネットは干渉を起こさずに通信を行うことが可能である。
ここで、端末の移動などで、図23に示すように、PNC11の通信範囲にPNC12が、PNC12の通信範囲にPNC11がそれぞれ参入してきたとする。この時、PNC11の通信範囲とPNC12の通信範囲が重なるため、同じ周波数ホッピングパターンを使用していると、干渉を起こし通信が行えなくなってしまう可能性がある。そこでパターンの変更を行い、干渉を低減させるようにする。
PNCは、周期的にリストを発信しているため(ステップS001)、PNC11は自身のリストとPNC12から受信したリスト(ステップS002)、PNC12は自身のリストとPNC11から受信したリスト(ステップS002)をそれぞれ所有することになる。ここでリストが複数になるので、各リストを調べ(ステップS003)、それぞれのPNCでどのパターンが使用されているかをチェックする。ここではどちらもパターン1を使用しているので(ステップS004)、パターンの変更を行う。
再度各リストを調べ(ステップS005)、どちらの親局が変更するのかをチェックする(ステップS006)。ここでは、省略するが、変更先はPNC11となる。
ここで、PNC11に着目すると、変更先は自分となるので(ステップS007)、どのパターンに変更するかを決定する(ステップS008)。ここではパターン2となる。変更パターンが決定したら、パターンを変更し(ステップS012)、リストを更新する(ステップS013)。リストを更新したら、周囲に更新済みのリストを送信し(ステップS014)、通信を開始する(ステップS015)。
一方、PNC12に着目すると、変更先は自分ではないので(ステップS013)、そのまま待機する。更新済みのリストを受信したら(ステップS009)、リストを更新し(ステップS010)、通信を開始する(ステップS015)。
以上のように、前記実施の形態においては、マルチバンドOFDM方式を採用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、通信方式としてCDMA方式を用いても良い。またこれら2種類に限るものではない。
この場合、例えば、通信制御情報として、図25に示すような拡散符号のパターン1〜パターン4を使用するようにすれば、マルチバンドOFDM方式と同様の効果を得ることができる。
また、本発明は、IEEE802.15.3MACに限定するものではなく、異なるMAC間で適用しても良い。
さらに、本発明では、無線通信システムを構成する無線通信装置(子局100、親局200)は、パーソナルコンピュータやAV機器、その他情報機器と接続して動作することが可能である。
以上のことから、本願の無線通信装置によれば、複数のネットワークの通信範囲が重なる部分に、新たな通信装置が参入してきた時に干渉が生じてしまっても、通信制御情報をうまく割り当ててやることによって、干渉を軽減させることが出来る。
また、本発明によれば、通信制御情報の種類が少なくても、通信制御情報の無駄な割当てを防ぎ、多くのネットワークを混在させることが可能である。
また、本発明は、USB2.0の無線版として、PC(personal computer)周辺機器の無線接続などが考えられているので、例えば、プリンタやスキャナ、USB接続のハードディスクなどに適用できる。他にも家庭内でのAV機器の無線伝送などが考えられるので、デジタルTV、デジタルレコーダ、チューナなどに適用できる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記実施形態の無線通信装置(子局100、親局200)の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の無線通信装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
親局となる無線通信装置と子局となる複数の無線通信装置から形成されるネットワークが複数存在する環境、家庭内における無線LANや、オフィスでの無線LAN、さらには、家庭内での無線によるAV機器の通信等の用途にも適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、(a)は子局の要部構成を示すブロック図であり、(b)は親局の要部構成を示すブロック図である。 図1(b)に示す親局に記憶されるリスト情報の一例を示す図である。 複数のピコネットが干渉のある状態で隣接した状態を示す図である。 複数のピコネットが干渉の無い状態で隣接した状態を示す図である。 図1(b)に示す親局の動作の流れを示すフローチャートである。 図1(a)に示す子局の動作の流れを示すフローチャートである。 図1(a)に示す子局の動作の流れを示すフローチャートである。 親局及び子局における変更先決定の処理の流れを示すフローチャートである。 親局及び子局における通信制御情報決定の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施例を説明するための、複数のピコネットが隣接して存在している状態を示す図である。 図10に示すピコネットの通信範囲が重なる領域に新たに子局が導入された状態を示す図である。 図11に示す状態で、本願発明を適用して干渉低減を図った結果を示す図である。 本発明の他の実施例を説明するための、2つのピコネットが隣接して存在している状態を示す図である。 図13に示すピコネットの一方の通信範囲に新たに子局が導入された状態を示す図である。 図14に示す状態で、本願発明を適用して干渉低減を図るための処理開始を示す図である。 図14に示す状態で、本願発明を適用して干渉低減を図るための処理動作中を示す図である。 図14に示す状態で、本願発明を適用して干渉低減を図るための処理完了を示す図である。 本発明のさらに他の実施例を説明するための、3つのピコネットが隣接して存在している状態を示す図である。 図18に示すピコネットの通信範囲が重なる領域に新たに子局が導入された状態を示す図である。 図19に示す状態で、本願発明を適用して干渉低減を図った結果を示す図である。 本発明のさらに他の実施例を説明するための、2つのピコネットの一部が重なって存在している状態を示す図である。 図21に示すピコネットの通信範囲が重なる領域に新たに子局が導入された状態を示す図である。 図22に示す状態で、本願発明を適用して干渉低減を図った結果を示す図である。 マルチバンドOFDM方式で使用される周波数ホッピングパターンの一例を示す図である。 CDMA方式で使用される拡散符号の一例を示す図である。
符号の説明
100 子局
101 変更先決定部(変更先決定手段)
102 通信制御情報決定部(通信制御情報決定手段)
103 情報記憶部
104 制御部
105 通信制御情報比較部
106 送信部
107 受信部
108 アンテナ
200 親局
201 変更先決定部(変更先決定手段)
202 通信制御情報決定部(通信制御情報決定手段)
203 リスト記憶部
204 情報記憶部
205 制御部
206 リスト処理部
207 送信部
208 通信制御情報制御部(通信制御情報変更手段)
209 受信部
210 アンテナ

Claims (17)

  1. 多重アクセスを実行する際に、信号を分離するための通信方式をあらかじめ分類して複数個の異なる通信制御情報として設定し、親局から指定される前記通信制御情報の一つにしたがって、通信を行う通信システムにおける子局となる無線通信装置であって、
    複数の親局から受信した通信制御情報が一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する変更先決定手段と、
    前記変更先決定手段で決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する通信制御情報決定手段とを有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 多重アクセスを実行する際に、信号を分離するための通信方式をあらかじめ分類して複数個の異なる通信制御情報として設定し、親局から指定される前記通信制御情報の一つにしたがって、通信を行う通信システムにおける親局となる無線通信装置であって、
    自無線通信装置が管理している通信制御情報と、他の親局から受信した通信制御情報とが一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する変更先決定手段と、
    前記変更先決定手段で決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する通信制御情報決定手段とを有することを特徴とする無線通信装置。
  3. さらに、現在管理している通信制御情報を、前記通信制御情報決定手段によって決定された通信制御情報に変更する通信制御情報変更手段を有することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とをリスト情報として書き換え可能に記憶するリスト情報記憶手段と、
    前記通信制御変更手段によって通信制御情報が変更されたとき、変更された通信制御情報に基づいて、上記リスト情報を書き換えるリスト情報書換手段とが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記変更先決定手段は、
    各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類が最も少ない親局を変更先として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  6. 前記変更先決定手段は、
    各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数が最も少ない親局を変更先として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  7. 前記変更先決定手段は、
    各親局のうち、予め定められた規則に従って比較した親局の識別番号によって選択された親局を変更先として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  8. 前記通信制御情報決定手段は、
    変更先の親局と通信範囲が重なる他のネットワークで使用されていない通信制御情報を、変更する通信制御情報として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  9. 前記通信制御情報決定手段は、
    変更先でない親局と通信範囲が重なる他のネットワークで使用している通信制御情報の種類のうち最も多く使用されている通信制御情報を、変更する通信制御情報として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  10. 前記通信制御情報決定手段は、
    変更先でない親局と通信範囲が重なる他のネットワークで使用している通信制御情報のうち、予め定めた規則に従って比較した通信制御情報の識別番号によって、変更する通信制御情報を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  11. 前記通信制御情報は、周波数ホッピング方式で用いる周波数ホッピングパターンであることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  12. 前記通信制御情報は、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で用いる拡散符号パターンであることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  13. 多重アクセスを実行する際に、信号を分離するための通信方式をあらかじめ分類して複数個の異なる通信制御情報として設定し、親局から指定される前記通信制御情報の一つにしたがって、通信を行う通信システムにおいて、
    請求項1に記載の無線通信装置を子局とし、請求項2に記載の無線通信装置を親局としたことを特徴とする無線通信システム。
  14. 前記子局は、前記通信制御情報決定手段によって、変更する通信制御情報を決定したとき、前記親局に対して、通信制御情報の変更を要求する変更要求手段を備え、
    前記親局は、前記子局の変更要求手段による要求に基づいて、通信制御情報の変更を行う通信制御情報変更手段を備えていることを特徴とする請求項13に記載の無線通信システム。
  15. コンピュータに、
    複数の親局から受信した通信制御情報が一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する手順と、
    前記手順によって決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する手順とを実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    ネットワークの親局である無線通信装置が管理している通信制御情報と、他のネットワークの親局から受信した通信制御情報とが一致した場合に、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークで使用されている通信制御情報の種類と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの数と、各ネットワークの親局の識別番号とのいずれかに基づいて、通信制御情報の変更先の親局を決定する手順と、
    前記手順によって決定した変更先の親局以外の親局と通信範囲が重なるネットワークの親局が管理している通信制御情報の識別番号と、各親局と通信範囲の重なる他のネットワークの通信制御情報の種類とのいずれかに基づいて、変更する通信制御情報を決定する手順とを実行させるためのプログラム。
  17. 請求項15または16の何れかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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