JP2005285469A - エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は単一駆動電圧で高輝度の発光をさせることができ、消費電力の低減が可能となるとともに、発光効率の高い、色純度の高い、寿命改善が図られた白色有機エレクトロルミネセンス素子を提供することを目的とする。
【解決手段】対向する陽極102と陰極107の間に青色発光ユニット204と緑色発光ユニット205が積層されて成り、この青色発光ユニット204と緑色発光ユニット205を含んで赤色発光ユニット208が形成されていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
【選択図】 図1c

Description

本発明は、エレクトロルミネセンス素子に関する。特に単一駆動電圧で、白色の発光が得られる有機エレクトロルミネセンス素子に関する。
近年、波長の異なる発光層を複数個有しているエレクトロルミネセンス素子が考案されている。特開2002−164170に示されている図7と同一構造を図6(a)に示す。厚み0.7mmの透明ガラス基板10の上にITO(インジウム―スズ酸化物)陽極1をスパッタにより形成し、真空蒸着装置により、ITO陽極1の上にホール輸送層11を形成する。このホール輸送層11の上にホール輸送材料α−NPDにドーパント「DCM2」を1質量%ドープして厚さ100Å蒸着により橙色発光層3eを形成する。橙色発光層3eの上にホスト層「DPVBi」にドーパント「BCzVBi」を1質量%ドープして厚さ500Åに蒸着して青緑発光層3dが形成される。青緑発光層3dの上に「Alq3」による電子輸送層12を厚さ200Åに蒸着により形成する。電子輸送層12の上に「LiF」を5Å、さらに、陰極2「Al」を1500Å蒸着により形成される。ここにおいて、ホールと電子の再結合がうまくいかないため10mA/cmの電流密度で駆動して、輝度300cd/m、視感効率1.9lm/w、CIE色度(0.30、0.35)、半減寿命800時間の性能しかないため、寿命が短く、輝度が低く、視感効率が悪い問題があった。
また、特開2002−164170の図1と同一構造を図6(b)に示すが、発光色の異なるストライプ状の発光層を並列配置して形成する白色エレクトロルミネセンス素子においては、青色発光層(3a)、緑色発光層(3b)、赤色発光層(3c)を間隔あけて並列配置するため白色ユニット3の大きさが大きくなる問題があった。
特開2002−164170号公報
本発明は上記問題を解決し、単一駆動電圧で、ホールと電子の再結合効率の向上により、消費電力の削減と発光効率の改善により光出力の向上と特性改善、寿命改善が図られた、さらに高精細度化が可能な白色有機エレクトロルミネセンス素子を提供することにある。
本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットを含んで、別の発光ユニットが形成されていることを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットと並列に、別の1個の発光ユニットが形成されていることを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットに並列に、別の複数個の発光ユニットが載置されていることを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットと並列に、別の1個の発光ユニットが形成され、この別の発光ユニットに並列に、更に別の複数個の発光ユニットが載置されていることを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に、複数個の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、複数個の発光ユニットの結合部に電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い活効率層をもつことを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に、複数個の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、複数個の発光ユニットの結合部に電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い複数個の活効率層が並列に載置されたことを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に、2個以上の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、隣接する発光ユニットの結合部において電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い複数個の活効率層が形成されており、該活効率層は上下の層で各々揃えて載置されたことを特徴とする。
また本発明のエレクトロルミネセンス素子は、対向する陽極と陰極の間に、2個以上の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、隣接する発光ユニットの結合部において電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い複数個の活効率層が形成されており、該活効率層は上下の層でずれた位置に載置されたことを特徴とする。
本発明の有機エレクトロルミネセンス素子によれば複数の発光層を層状に形成し、これらの発光層の間に発光層の巾より狭い活効率層を設けることにより、ホールと電子の再結合率の向上ができ発光効率の改善により、光出力の向上と多層化により、高精細度化ができ、2種以上のドーパントを添加することにより、駆動電圧の調整をして、単一駆動電圧で、色純度の特性改善と、寿命改善が図られた白色有機エレクトロルミネセンス素子を得ることができる。
図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、本発明に係る第1の実施形態である白色エレクトロルミネセンス(EL)素子の基本的な構成を示す概略図である。図1(a)において、101は厚さ0.7mmのガラス基板であり、このガラス基板101の上にITO(インジウム−スズ酸化物)をスパッタして透明陽極102が形成される。このガラス基板101を超音波洗浄後、真空蒸着装置にセットして各層を蒸着行う。透明陽極102の上に白色エレクトロルミネセンスユニット1(110)を形成し、この上に「Al」を1500Å蒸着して陰極107が形成される。
図1(b)は本発明に係る第1の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の各発光ユニットの基本的な構成を示す概略図である。
透明陽極102を含んで青色発光ユニット1(204)を形成し、青色発光ユニット1(204)に積層されて成る上部に陰極107を含んで緑色発光ユニット2(205)を形成する。青色発光ユニット1(204)、及び緑色発光ユニット2(205)を含んで、赤色発光ユニット3(208)が形成されたところに特徴がある。赤色発光ユニット3(208)の陽極は102であり、陰極は107である。
図1(c)は本発明に係る第1の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。透明陽極102の上に、NBPを400Å厚に蒸着しLUMO2.45eV、HOMO5.46eV、エネルギーバンドギャップ3.0eVのホール輸送層103が形成される。次いで、このホール輸送層103の上にLUMO2.6eV、HOMO5.3eV、エネルギーバンドギャップ2.7eVのホスト層「BAlq」に青色ドーパント「Perylene」を1重量%ドープしたものを、厚さ500Å蒸着して青色発光の有機発光材料により青色発光層1(104)が形成される。青色発光層1(104)の上にシャドウマスクを用いて巾を青色発光層1(104)より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層106と、この上にNBPを400Å厚に蒸着してホール輸送層203とからなる活効率層109が形成される。青色発光層1(104)、及び活効率層109の上にLUMO2.85eV,HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」に緑色ドーパント「Coumarin6」を1重量%ドープした緑色発光層2(105)が厚さ500Å蒸着して形成される。青色発光層1(104)、及び緑色発光層2(105)形成時に両方のホスト層「BAlq」、「Alq3」に赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープして赤色発光層3(108)が形成される。赤色発光層3(108)は青色発光層1(104)と緑色発光層2(105)を含んで形成される。緑色発光層2(105)の上にLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVの「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層206が形成される。電子輸送層206の上にフッ化リチウム「LiF」を厚み5Å蒸着し、「Al」を厚さ1500Å蒸着することにより陰極107が形成される。
ここで本実施例のエレクトロルミネセンス素子において、例えば輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(204)青色発光層1(104)上に、輝度100cd/m時に4Vの電圧特性を示す発光ユニット(205)緑色発光層(105)を形成する。青色発光層(104)上に緑色発光層(105)との間に活効率層109を設け、青色発光層(104)と緑色発光層(105)のホールと電子の再結合度を上げ、更に活効率層109が駆動電圧の高い赤色発光層(108)にとってバリア層となるため活効率層109より外側の青色発光層(104)部分と緑色発光層(105)部分が赤色発光層(108)として発光するところに特徴がある。活効率層109の巾により青色発光層(104)と緑色発光層(105)と赤色発光層(108)の光量比を調整できる。発光ユニット(208)赤色発光層(108)のドーパントとして「DCJTB」が1重量%添加される。陽極102と陰極107の間に発光ユニット(204)と発光ユニット(205)の駆動電圧5+4=9Vを印加した時、発光ユニット(204)青色発光層(104)により青色が、発光ユニット(205)緑色発光層(105)により緑色が、及び赤色発光ユニット(208)の駆動電圧9Vが印加されるため青色発光ユニット(204)、緑色発光ユニット(205)を含んだ発光ユニット(208)赤色発光層(108)が赤色に発光するため図1(a)、(b)、(c)のエレクトロルミネセンス素子は白色に発光する。図1(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子は駆動電圧が単一の9V電圧でよいため青色、緑色、赤色を個別に発光させて得られる白色素子に比べ駆動が容易で、回路を省略できる。
青色発光層(104)、緑色発光層(105)、赤色発光層(108)のドーピング材料を選択することにより個々の駆動電圧を下げ、全体としての駆動電圧、消費電力を下げることができる。
また青色、緑色、赤色を単独で個別に発光させて白色とする場合に比べ1/3の発光面積にでき、さらにストリップ状発光でなくベタで発光層を形成するため、例えば、発光巾0.5mm、ピッチ0.5mmととる必要がないため発光面積を1/2に、合わせて1/6の面積で同一の発光量を得ることができるため高精細度化ができる。また同一電流では3つの発光層により約2倍の発光量を得ることができ、同一の光量では電流を1/2にできるため消費電力を大幅に低減できる。
一方、発光ユニット(208)赤色発光層(108)はLUMO3.15eVであるドーパント「DCJTB」を1重量%添加して形成してもよいが、駆動電圧が9Vと、発光ユニット(204)青色発光層(104)の駆動電圧5V、発光ユニット(205)緑色発光層(105)の駆動電圧4Vと比べて高く設定できるため、添加するドーパントを2種以上に設定できる。例えば、LUMO2.85eVであるホスト層「Alq3」にLUMO3.11eVであるドーパント「DCM2」を2重量%ドープし、LUMO3.15eVであるドーパント「DCJTB」を1〜6重量%ドープしてホスト層とドーパント層のLUMOバンドギャップエネルギー差が0.3eV以下のホスト層「Alq3」とドーパント「DCM2」はどちらも発光して橙色となるがLUMOバンドギャップエネルギー差が0.3eV以上のホスト層「Alq3」とドーパント「DCJTB」はドーパントが発光して赤色となるためドーパント「DCJTB」により赤色発光出力の増加と駆動電圧を9Vに調整できるため、更に図1(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子の色純度が改善できる。
以上、説明した様に、本実施形態によれば、図1(a)、(b)、(c)において構造的に発光ユニット(204)青色発光層(104)、発光ユニット(205)緑色発光層(105)、発光ユニット(208)赤色発光層(108)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがなく、発光ユニット(208)赤色発光層(108)は駆動電圧を9Vと高く設定できドーピング材を2種以上とすることにより励起・エネルギーの移動が円滑に行われるため寿命を10mA/cmで4200時間とのばすことが出来た。
尚、ここにおいて上記呼称にて記載材料の正式名称は以下の通りである。
・「NBP」・・N,N‘−Di((naphthalene−1−yl)−N,N’−diphenyl−benzidine)
・「Alq3」・・Tris(8−hydroxyquinolinato)aluminum
・「DCJTB」・・(2−(1,1−Dimethylethyl)−6−(2−(2,3,6,7−tetrahydro−1,1,7,7−tertramethyl−1H,5H−benzo[ij]quinolizin−9−yl)ethenyl)−4H−pyran−4−ylidene)propanedinitrile.
・「Coumarin6」・・3−(2−Benzothiazolyl)−7−(diethylamino)coumarin.
・「BAlq」・・(1,1’−Bisphenyl−4−Olato)bia(2−methyl−8−quinolinplate−N1,08)Aluminum.
図1(d)は本発明に係る第2の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。尚,上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、個々では詳細な説明を省略する。
透明陽極102の上に、NBPを400Å厚に蒸着しLUMO2.45eV、HOMO5.46eV、エネルギーバンドギャップ3.0eVのホール輸送層103が形成される。次いで、このホール輸送層103の上にLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」にドーパント「CuPc銅フタロシアニン」を1重量%ドープしたものを、厚さ500Å蒸着して青緑色発光の有機発光材料により発光ユニット(204)、480〜510mn青緑色発光層(404)が形成される。青緑色発光層(404)の上にシャドウマスクを用いて巾を青緑色発光層(404)より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層106と、この上にNBPを400Å厚に蒸着してホール輸送層203とからなる活効率層109が形成される。青緑色発光層1(404)、及び活効率層109の上にLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」にLUMO3.11eVの橙色ドーパント「DCM2」を1重量%ドープした発光ユニット(205)580〜620mn橙色発光層(405)を厚さ500Å蒸着して形成される。青緑色発光層1(404)、及び橙色発光層2(405)形成時に両方のホスト層「Alq3」にLUMO3.15eV、赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープして赤色発光層(408)が形成される。赤色発光層(408)は青緑色発光層(404)と橙色発光層(405)を含んで形成される。橙色発光層(405)の上にLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVの「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層206が形成される。電子輸送層206の上にフッ化リチウム「LiF」を厚み5Å蒸着し、「Al」を厚さ1500Å蒸着することにより陰極107が形成される。
本実施形態によれば、図1(d)において構造的に発光ユニット(204)青緑色発光層(404)、発光ユニット(205)橙色発光層(405)、発光ユニット(208)赤色発光層(408)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがなく、発光ユニット(208)赤色層(408)は駆動電圧を9Vと高く設定できドーピング材を2種以上とすることにより励起・エネルギーの移動が円滑に行われるため寿命を10mA/cmで2200時間とのばすことが出来た。また、図1(d)において発光層のホスト層を「Alq3」により共通化できるため生産性に優れる。
図2(a)は本発明に係る第3の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。尚,上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、個々では詳細な説明を省略する。
図2(a)において101は厚さ0.7mmガラス基板であり、このガラス基板101の上にITO(インジウム−スズ酸化物)をスパッタして透明陽極102を形成する。このガラス基板101を超音波洗浄後、真空蒸着装置にセットして各層を蒸着行う。透明陽極102の上に白色エレクトロルミネセンスユニット(210)を形成し、この上に「Al」を1500Å蒸着して陰極107が形成される。
図2(b)は本発明に係る第3の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の各発光ユニットの基本的な構成を示す概略図である。
透明陽極102を含んで青色発光ユニット(204)を形成し、青色発光ユニット(204)に積層されて成る上部に陰極107を含んで緑色発光ユニット(205)を形成する。青色発光ユニット(204)、及び緑色発光ユニット(205)に並列に赤色発光ユニット(708)が形成されたところに特徴がある。赤色発光ユニット(708)の陽極は102であり、陰極は107である。
図2(c)は本発明に係る第3の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。透明陽極102の上に、NBPを400Å厚に蒸着しLUMO2.45eV、HOMO5.46eV、エネルギーバンドギャップ3.0eVのホール輸送層103が形成される。このホール輸送層103の上にシャドウマスク1を用いてLUMO2.6eV、HOMO5.3eV、エネルギーバンドギャップ2.7eVのホスト層「BAlq」に青色ドーパント「Perylene」を1重量%ドープしたものを、厚さ500Å蒸着して青色発光の有機発光材料により青色発光層(104)が形成される。青色発光層(104)の上にシャドウマスク2を用いて巾を青色発光層104より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層106を、この上にNBPを400Å厚に蒸着してホール輸送層203からなる活効率層109が形成される。青色発光層(104)、及び活効率層109の上にシャドウマスク1を用いてLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」に緑色ドーパント「Coumarin6」を1重量%ドープして厚さ500Å蒸着する。シャドウマスク1をずらしてホスト層「Alq3」に赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープして厚さ1600Å蒸着して青色発光層(104)、緑色発光層(105)に並列に赤色発光層(808)が形成される。発光層(105)と発光層(808)の上には「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層206を形成する。電子輸送層206の上にフッ化リチウム「LiF」を厚み5Å蒸着し、「Al」を厚み1500Å蒸着することにより陰極107が形成される。
ここで本実施例のエレクトロルミネセンス素子において青色発光層(104)上に緑色発光層(105)との間に活効率層109を設け、青色発光層(104)と緑色発光層(105)のホールと電子の再結合度を上げたところに特徴がある。活効率層109の巾により青色発光層(104)と緑色発光層(105)と赤色発光層(808)の光量比を調整できる。
例えば、輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(204)青色発光層(104)上に、輝度100cd/m時に4Vの電圧特性を示す発光ユニット(205)緑色発光層(105)を形成する。発光ユニット(708)の赤色発光層(808)のドーパントとして「DCJTB」が1重量%添加され、陽極102と陰極107の間に青色発光ユニット(204)と緑色発光ユニット(205)の駆動電圧5+4=9Vを印加した時、発光ユニット(204)青色発光層(104)が青色に、発光ユニット(205)緑色発光層(105)が緑色に、及び発光ユニット(708)の駆動電圧9Vが印加されるため青色発光ユニット(204)、緑色発光ユニット(205)に並列に形成された発光ユニット(708)赤色発光層(808)が赤色に発光するため図2(a)、(b)、(c)のエレクトロルミネセンス素子は白色に発光する。図2(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子は駆動電圧が単一の9V電圧でよいため青色、緑色、赤色を個別に発光させて得られる白色素子に比べ駆動が容易で、回路を省略できる。青色発光層(104)、緑色発光層(105)、赤色発光層(808)のドーピング材料を選択することにより個々の駆動電圧を下げ、全体としての駆動電圧、消費電力を下げることができる。また青色、緑色、赤色を単独で個別に発光させて白色とする場合に比べ2/3の発光面積にでき、さらにストリップ状発光でなくベタで発光層を形成するため、例えば発光巾0.5mm、ピッチ0.5mmととる必要がないため1/2の発光面積に、合わせて1/3の面積で同一の発光量を得ることができるため高精細度化できる。また、同一電流では3発光層で約2倍の発光量を得ることができ、同一の光量では電流を1/2にできるため消費電力を大幅に低減できる。発光ユニット(708)は駆動電圧が9Vと、発光ユニット(204)青色発光層(104)の駆動電圧5V、発光ユニット(205)緑色発光層(105)の駆動電圧4Vと比べて高く設定できるため、添加するドーパントを2種以上に設定できる。例えば、LUMO85eVであるホスト層「Alq3」にLUMO3.11eVであるドーパント「DCM2」を2重量%ドープし、LUMO3.15eVであるドーパント「DCJTB」を1〜6重量%ドープして、ホスト層とドーパント層のLUMOバンドギャップエネルギー差が0.3eV以下のホスト層「Alq3」とドーパント「DCM2」はどちらも発光して橙色となるが、LUMOバンドギャップエネルギー差が0.3eV以上のホスト層「Alq3」とドーパント「DCJTB」はドーパントが発光して赤色となるため、ドーパント「DCJTB」により赤色発光出力の増加と駆動電圧を9Vに調整できるため、更に図2(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子の色純度の改善ができる。
以上、説明した様に、本実施形態によれば、図2(a)、(b)、(c)において、構造的に発光ユニット(204)青色発光層(104)、発光ユニット(205)緑色発光層(105)、発光ユニット(708)赤色発光層(808)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがなく、発光ユニット(708)赤色発光層(808)は駆動電圧を9Vと高く設定できドーピング材を2種以上とすることにより励起・エネルギーの移動が円滑に行われるため寿命を10mA/cmで4700時間とのばすことが出来た。
図2(d)は本発明に係る第4の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。尚,上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、個々では詳細な説明を省略する。図2(c)の青色発光層(104)と青緑色発光層(404)、緑色発光層(105)と橙色発光層(405)を入れ替えた構成とする。各発光層は図1(d)と同様に形成される。この場合も上記、図2(c)のエレクトロルミネセンス素子と同一の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、図2(d)において構造的に発光ユニット(204)青緑色発光層(404)、発光ユニット(205)橙色発光層(405)、発光ユニット(708)赤色発光層(808)どれかの層に集中して電圧、電流が加わることがなく、赤色発光ユニット(708)赤色発光層(808)は駆動電圧を9Vと高く設定できドーピング材を2種以上とすることにより励起・エネルギーの移動が円滑に行われるため寿命を10mA/cm、4000時間とのばすことが出来た。また、図2(d)において発光層のホスト層を「Alq3」により共通化できるため生産性に優れる。
図3(a)は本発明に係る第5の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。
図3(a)において101は厚さ0.7mmガラス基板であり、このガラス基板101の上にITO(インジウム−スズ酸化物)をスパッタして透明陽極102が形成される。このガラス基板101を超音波洗浄後、真空蒸着装置にセットして各層を蒸着行う。透明陽極102の上に白色エレクトロルミネセンスユニット(310)を形成し、この上に「Al」を1500Å蒸着して陰極107が形成される。
図3(b)は本発明に係る第5の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の各発光ユニットの基本的な構成を示す概略図である。透明陽極102を含んで青色発光ユニット(204)を形成し、青色発光ユニット(204)に積層されて成る、上部に陰極107を含んで緑色発光ユニット(205)が形成される。青色発光ユニット(204)、及び緑色発光ユニット(205)に並列に赤色発光ユニット(708−1)、赤色発光ユニット(708−2)が形成されたところに特徴がある。赤色発光ユニット(708−1)の陽極は102であり、赤色発光ユニット(708−2)の陰極は107である。
図3(c)は本発明に係る第5の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。透明陽極102の上に、NBPを400Å厚に蒸着しLUMO2.45eV、HOMO5.46eV、エネルギーバンドギャップ3.0eVのホール輸送層103が形成される。このホール輸送層103の上にシャドウマスク1を用いてLUMO2.6eV、HOMO5.3eV、エネルギーバンドギャップ2.7eVのホスト層「BAlq」に青色ドーパント「Perylene」を1重量%ドープしたものを、厚さ500Å蒸着して青色発光の有機発光材料により青色発光層(104)が形成される。シャドウマスク1をずらしてホスト層「Alq3」にLUMO3.15eVの赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープしたものを厚さ500Å蒸着して赤色発光層(808−1)が形成される。青色発光層(104)と赤色発光層(808−1)の上にシャドウマスク3を用いて巾を青色発光層(104)より内側、赤色発光層(808−1)より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層106及び306と、この上にNBPを400Å厚に蒸着してホール輸送層203,303よりなる活効率層109、活効率層209が形成される。青色発光層(104)、及び活効率層109の上にシャドウマスク1を用いてLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」に緑色ドーパント「Coumarin6」を1重量%ドープした緑色発光層(105)を形成する。さらにシャドウマスク1をずらしてホスト層「Alq3」に赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープして厚さ500Å蒸着して赤色発光層(808−2)が形成される。赤色発光層(808−1)、赤色発光層(808−2)は青色発光層(104)と緑色発光層(105)と並列に形成される。緑色発光層(105)と赤色発光層(808−2)に上には、「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層206が形成される。電子輸送層206の上にフッ化リチウム「LiF」を厚み5Å蒸着し、「Al」を厚み1500Å蒸着することにより陰極107が形成される。
ここで本実施例のエレクトロルミネセンス素子において青色発光層(104)上に緑色発光層(105)との間に活効率層109を設け、青色発光層(104)と緑色発光層(105)のホールと電子の再結合度を上げ、更に赤色発光層(808−1)上に赤色発光層(808−2)との間に活効率層209を設け、駆動電圧の高い赤色発光層(808−1)と赤色発光層(808−2)が1つの赤色発光層として発光することを制限するバリア層として働くところに特徴がある。活効率層109と活効率層209の巾により青色発光層(104)と緑色発光層(105)と赤色発光層(808−1),赤色発光層(808−2)の光量比を調整できる。例えば、輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(204)青色発光層(104)上に、輝度100cd/m時に4Vの電圧特性を示す発光ユニット(205)緑色発光層(105)を形成する。青色発光ユニット(204)と緑色発光ユニット(205)に併置して発光ユニット(708−1)赤色発光層(808−1)、発光ユニット(708−2)赤色発光層(808−2)のドーパントとして「DCJTB」が1重量%添加され、陽極102と陰極107の間に青色発光ユニット(204)と緑色発光ユニット(205)の駆動電圧5+4=9Vを印加した時、発光ユニット(204)青色発光層(104)より青色に、発光ユニット(205)緑色発光層(105)より緑色に、及び赤色発光ユニット(708−1)、赤色発光ユニット(708−2)の駆動電圧9Vが印加されるため青色発光ユニット(204)、緑色発光ユニット(205)に併置された発光ユニット(708−1)赤色発光層(808−1)、発光ユニット(708−2)赤色発光層(808−2)の活効率層209の外側が1つの赤色発光層として赤色に発光するため図3(a)、(b)、(c)のエレクトロルミネセンス素子は白色に発光する。図3(c)は図2(c)の駆動電圧が9Vと高い赤色発光層808の中間部に活効率層209を入れ、活効率層209を赤色発光層808のバリア層として活効率層209の周辺部のみが赤色発光する構成にされたものである。
図3(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子は駆動電圧が単一の9V電圧でよいため青色、緑色、赤色を個別に発光させて得られる白色素子に比べ駆動が容易で、回路を省略できる。
又、青色発光層(104)、緑色発光層(105)、赤色発光層(808−1)、赤色発光層(808−2)のドーピング材料を選択することにより個々の駆動電圧を下げ、全体としての駆動電圧、消費電力を下げることができる。
更に、青色、緑色、赤色を単独で個別に発光させて白色とする場合に比べ2/3の発光面積にでき、さらにストリップ状発光でなくベタで発光層を形成するため、例えば、発光巾0.5mm、ピッチ0.5mmととる必要がないため1/2の発光面積に、合わせて1/3の面積で同一の発光量を得ることができるため高精細度化できる。また、同一電流では3つの発光層で約2倍の発光量を得ることができ、同一の光量では電流を1/2にできるため消費電力を大幅に低減できる。
以上、説明した様に、本実施形態によれば、図3(a)、(b)、(c)において構造的に発光ユニット(204)青色発光層(104)、発光ユニット(205)緑色発光層(105)、発光ユニット(708−1)赤色発光層(808−1)、発光ユニット(708−2)赤色発光層(808−2)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがなく、発光ユニット(708−1)赤色発光層(808−1)と発光ユニット(708−2)赤色発光層(808−2)は1つの赤色発光層として駆動電圧を9Vと高く設定でき活効率層109、209により励起・エネルギーの移動が円滑に行われるため寿命を10mA/cmで4600時間とのばすことが出来た。
図3(d)は本発明に係れる第6の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。尚、上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、個々では詳細な説明を省略する。
図3(c)の青色発光層(104)と青緑色発光層(404)、緑色発光層(105)と橙色発光層(405)を入れ替えて構成される。各発光層は図1(d)と同様に形成される。この場合も上記、図3(c)のエレクトロルミネセンス素子と同一の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、図3(d)において構造的に発光ユニット(204)青緑色層(404)、発光ユニット(205)橙色発光層(405)、発光ユニット(708−1)赤色発光層(808−1)、発光ユニット(708−2)赤色発光層(808−2)どれかの層に集中して電圧、電流が加わることがなく、発光ユニット(708−1)赤色発光層(808−1)と発光ユニット(708−2)赤色発光層(808−2)は1つの赤色発光層として駆動電圧を9Vと高く設定でき活効率層109、209により励起・エネルギーの移動が円滑に行われるため寿命を10mA/cmで4300時間とのばすことが出来た。また、図3(d)において発光層のホスト層を「Alq3」により共通化できるため生産性に優れる。
図3(c)図3(d)において赤色発光層(808−1)、赤色発光層(808−2)を形成するに際して真空蒸着装置内でのシャドウマスク1のセット時移動ピッチが従来、青色、緑色、赤色を個別に形成する際、所定のピッチにて2回移動する必要があったが、本発明では1回であるためズレ量が少なく、更に青色発光層(104)、青色発光層(105)、青緑色発光層(404)、青緑色発光層(405)、赤色発光層(808−1)赤色発光層(808−2)の活効率層109、209の巾の調整により発光面積が決り発光量をドット毎に均一化できるため生産性が良い。
図4(a)は本発明に係る第7の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。
図4(a)において101は厚さ0.7mmガラス基板であり、このガラス基板101の上にITO(インジウム−スズ酸化物)をスパッタして透明陽極102を形成する。このガラス基板101を超音波洗浄後、真空蒸着装置にセットして各層を蒸着行う。透明陽極102の上に白色エレクトロルミネセンスユニット(410)を形成し、この上に「Al」を1500Å蒸着して陰極107が形成される。
図4(b)は本発明に係る第7の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の各発光ユニットの基本的な構成を示す概略図である。透明陽極102を含んで青色発光ユニット(204−1)、緑色発光ユニット(205−1)を形成し、青色発光ユニット(204−1)、緑色発光ユニット(205−1)に積層されて成る、上部に陰極107を含んで青色発光ユニット(204−2)、緑色発光ユニット(205−2)が形成される。青色発光ユニット(204−1)、青色発光ユニット(204−2)、及び緑色発光ユニット(205−1)、緑色発光ユニット(205−2)に並列に赤色発光ユニット(708)が形成される。赤色発光ユニット(708)の陽極は102であり、陰極は107である。
図4(c)は本発明に係る第7の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。透明陽極102の上にNBPを400Å厚に蒸着しLUMO2.45eV、HOMO5.46eV、エネルギーバンドギャップ3.0eVのホール輸送層103が形成される。このホール輸送層103の上にシャドウマスク4を用いてLUMO2.6eV、HOMO5.3eV、エネルギーバンドギャップ2.7eVのホスト層「BAlq」にドーパント「Perylene」を1重量%ドープしたものを、厚さ500Å蒸着して青色発光の有機発光材料により青色発光層(104−1)が形成される。シャドウマスク4をずらしてホスト層「Alq3」に赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープしたものを厚さ500Å蒸着して赤色発光層(808)の下部を形成する。シャドウマスク4をずらしてLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」に緑色ドーパント「Coumarin6」を1重量%ドープした緑色発光層(105−1)を500Å蒸着して形成される。青色発光層(104−1)、緑色発光層(105−1)の上にシャドウマスク5を用いて巾を青色発光層(104−1)、緑色発光層(105−1)より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層106−1、106−2が形成される、この上にNBPを400Å厚に蒸着してホール輸送層203−1、203−2よりなる活効率層109−1、109−2を形成する。シャドウマスク4を用いて青色発光層(104−1)と活効率層109−1の上にホスト層「BAlq」に青色ドーパント「Perylene」を1重量%ドープしたものを厚さ500Å蒸着して青色発光層(104−2)が形成される。シャドウマスク4をずらして青色発光層(104−2)と並列にホスト層「Alq3」に赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープしたものを厚さ1100Å蒸着して赤色発光層(808)の上部が形成される。更にシャドウマスク4をずらして青色発光層(104−2)、赤色発光層(808)と並列に緑色発光層(105−1)と活効率層109−2の上にLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」に緑色ドーパント「Coumarin6」を1重量%ドープした緑色発光層(105−2)が500Å形成される。青色発光層(104−1)に青色発光層(104−2)が、及び緑色発光層(105−1)に緑色発光層(105−2)が積層されて成り、赤色発光層(808)は青色発光層(104−1)、青色発光層(104−2)、及び緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)と並列に形成される。青色発光層(104−2)、赤色発光層(808)、緑色発光層(105−2)の上には、「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層206を形成する。電子輸送層206の上にフッ化リチウム「LiF」を厚み5Å蒸着し、「Al」を厚み1500Å蒸着することにより陰極107が形成される。
ここで本実施例のエレクトロルミネセンス素子において青色発光層(104−1)上に青色発光層(104−2)との間に活効率層109−1を設け、青色発光層(104−1)、青色発光層(104−2)のホールと電子の再結合度を上げ、さらに緑色発光層(105−1)上に緑色発光層(105−2)との間に活効率層109−2を設け、緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)のホールと電子の再結合度を上げ、青色発光層(104−1)、青色発光層(104−2)、緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)に併置して赤色発光層(808)を形成したところに特徴がある。
即ち、活効率層109−1と活効率層109−2の巾により青色発光層(104−1)青色発光層(104−2)と緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)と赤色発光層(808)の光量比を調整できる。シャドウマスク4のズレがあり青色発光層(104−1)、青色発光層(104−2)、赤色発光層(808)、緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)に巾方向のズレが生じても青色発光層、緑色発光層の発光部は活効率層の巾で決まるためドット毎の発光量を同一にできる。
又、更に駆動電圧の低いドーパントを用い赤色発光部(808)の中間部に活効率層を入れて図4(c)青色発光層(104−1)、青色発光層(104−2)、緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)と同様に活効率層の巾により赤色発光層の光量を一定化することもできる。活効率層を用いることにより異なる発光層を図4(c)のように近接して設けても発光ユニットの領域を確保できるため発光量のバラッキを押さえることができる。
例えば、輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(204−1)青色発光層(104−1)上に、輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(204−2)青色発光層(104−2)を形成する。青色発光ユニット(204−1)と青色発光ユニット(204−2)に併置して輝度100cd/m時に10Vの電圧特性を示す発光ユニット(708)赤色発光層3(808)、さらに輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(205−1)緑色発光層(105−1)、発光ユニット(205−2)緑色発光層(105−2)が形成される。
陽極102と陰極107の間に青色発光ユニット(204−1)と青色発光ユニット(204−2)の駆動電圧5+5=10Vを印加した時、発光ユニット(204−1)青色発光層(104−1)、発光ユニット(204−2)青色発光層(104−2)により青色光が、発光ユニット(708)赤色発光層(808)、緑色発光ユニット(205−1)、緑色発光ユニット(205−2)の駆動電圧10Vが印加されるため青色発光ユニット(204−1)、青色発光ユニット(204−2)に併置された発光ユニット(708)赤色発光層(808)により赤色光が、発光ユニット(205−1)緑色発光層(105−1)、発光ユニット(205−2)緑色発光層(105−2)により緑色光が発光するため図4(a)、(b)、(c)のエレクトロルミネセンス素子は白色に発光する。図4(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子は駆動電圧が単一の10V電圧でよいため青色、緑色、赤色を個別に発光させて得られる白色素子に比べ駆動が容易で、回路を省略できる。
又、青色発光層(104−1)、青色発光層(104−2)、赤色発光層(808)、緑色発光層(105−1)、緑色発光層(105−2)のドーピング材料を選択することにより個々の駆動電圧を下げ、全体としての駆動電圧、消費電力を下げることができる。
更に、青色、緑色、赤色を単独で個別に発光させ白色とする場合に比べ同等の発光面積にでき、さらにストリップ状発光でなくベタで発光層を形成するため、例えば、発光巾0.5mm、ピッチ0.5mmととる必要がないため1/2に、合わせて1/2の面積で同一の発光量を得ることができるため高精細度化できる。また同一電流では5つの発光層で約3倍の発光を得ることができ、同一の光量では電流を1/3にできるため消費電力を大幅に低減できる。
赤色発光ユニット(708)は駆動電圧が10Vと、発光ユニット(204−1)青色発光層(104−1)の駆動電圧5V、発光ユニット(204−2)青色発光層(104−2)の駆動電圧5V、発光ユニット(205−1)緑色発光層(105−1)の駆動電圧5V、発光ユニット(205−2)緑色発光層(105−2)の駆動電圧5Vと比べて高く設定できるため、添加するドーパントを2種以上に設定できる。例えば、LUMO2.85eVであるホスト層「Alq3」にLUMO3.11eVであるドーパント「DCM2」を2重量%ドープし、LUMO3.15eVであるドーパント「DCJTB」を1〜6重量%ドープして、ドーパント「DCJTB」により赤色発光出力の増加と駆動電圧を10Vに調整できるため、更に図4(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子の赤色色純度の改善ができる。
以上、説明した様に、本実施形態によれば、図4(a)、(b)、(c)において構造的に発光ユニット(204−1)青色発光層(104−1)、発光ユニット(204−2)青色発光層(104−2)、発光ユニット(708)赤色発光層(808)、発光ユニット(205−1)緑色発光層(105−1)、発光ユニット(205−2)緑色発光層(105−2)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがないため寿命を6000時間とのばすことが出来た。
図4(d)は本発明に係る第8の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。尚、上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、個々では詳細な説明を省略する。
図4(c)の青色発光層(104−1)と青緑色発光層(404−1)、青色発光層(104−2)と青緑色発光層(404−2)、緑色発光層(105−1)と橙色発光層(405−1)、緑色発光層(105−2)と橙色発光層(405−2)を入れ替えて構成される。各発光層は図1(d)と同様に形成される。この場合も上記、図4(c)のエレクトロルミネセンス素子と同一の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、図4(d)において構造的に発光ユニット(204−1)青緑色発光層(404−1)、発光ユニット(204−2)青緑色発光層(404−2)、発光ユニット(708)赤色発光層(808)、発光ユニット(205−1)橙色発光層(405−1)、発光ユニット(205−2)橙色発光層(405−2)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがないため寿命を5800時間とのばすことが出来た。また、図4(d)において発光層のホスト層を「Alq3」により共通化できるため生産性に優れる。
図5(a)は本発明に係る第9の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。
図5(a)において101は厚さ0.7mmガラス基板であり、このガラス基板101の上にITO(インジウム−スズ酸化物)をスパッタして透明陽極102を形成する。このガラス基板101を超音波洗浄後、真空蒸着装置にセットして各層を蒸着行う。透明陽極102の上に白色エレクトロルミネセンスユニット(510)を形成し、この上にAlを1500Å蒸着して陰極107が形成される。
図5(b)は本発明に係る第9の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の各発光ユニットの基本的な構成を示す概略図である。透明陽極102を含んで青色発光ユニット(204)に積層されて成る緑色発光ユニット(205)を形成し、上部に陰極107を含んで赤色発光ユニット(708)が緑色発光ユニット(205)の上に形成される。
図5(c)は本発明に係る第9の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。透明陽極102の上にNBPを400Å厚に蒸着しLUMO2.45eV、HOMO5.46eV、エネルギーバンドギャップ3.0eVのホール輸送層103を形成する。このホール輸送層103の上にLUMO2.6eV、HOMO5.3eV、エネルギーバンドギャップ2.7eVのホスト層「BAlq」にドーパント「Perylene」を1重量%ドープしたものを、厚さ500Å蒸着して青色発光の有機発光材料により青色発光層(104)が形成される。シャドウマスク6を用いて巾が青色発光層(104)より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して複数個の電子輸送層106−1が形成される、この上にNBPを400Å厚に蒸着して複数個のホール輸送層203−1よりなる複数個の活効率層309を形成する。青色発光層(104)と活効率層309の上にLUMO2.85eV、HOMO5.62eV、エネルギーバンドギャップ2.77eVのホスト層「Alq3」に緑色ドーパント「Coumarin6」を1重量%ドープした緑色発光層(105)が400Å形成される。シャドウマスク6を用いて巾が緑色発光層(105)より内側となるように「Alq3」を厚さ200Å蒸着して複数個の電子輸送層106−2が形成される、この上にNBPを400Å厚に蒸着して複数個のホール輸送層203−2よりなる複数個の活効率層409が形成される。緑色発光層2(105)と活効率層409の上にホスト層「Alq3」に赤色ドーパント「DCJTB」を1重量%ドープしたものを厚さ400Å蒸着して赤色発光層(808)が形成される。赤色発光層(808)の上には、「Alq3」を厚さ200Å蒸着して電子輸送層206を形成する。電子輸送層206の上にフッ化リチウム「LiF」を厚み5Å蒸着し、「Al」を厚み1500Å蒸着することにより陰極107を形成する。
ここで本実施例のエレクトロルミネセンス素子において青色発光層(104)上の緑色発光層(105)との間に活効率層309を設け、青色発光層(104)、緑色発光層(105)のホールと電子の再結合度を上げ、さらに緑色発光層(105)上の赤色発光層(808)との間に活効率層409を設け、緑色発光層(105)、赤色発光層(808)のホールと電子の再結合度を上げたところに特徴がある。複数の活効率層309と活効率層409の巾により青色発光層(104)緑色発光層(105)と赤色発光層(808)の光量比を調整できる。
即ち、活効率層を用いることにより複数の異なる発光層を積層しても発光効率を上げることができ、消費電力を低減できる。
例えば、輝度100cd/m時に5Vの電圧特性を示す発光ユニット(204)青色発光層(104)上に、輝度100cd/m時に4Vの電圧特性を示す発光ユニット(205)緑色発光層(105)を形成する。発光ユニット(205)の上に輝度100cd/m時に9Vの電圧特性を示す発光ユニット(708)赤色発光層(808)を形成する。陽極102と陰極107の間に青色発光ユニット(204)、緑色発光ユニット(205)と赤色発光ユニット(708)の駆動電圧5+4+9=18Vを印加した時、発光ユニット(204)青色発光層(104)、発光ユニット(205)緑色発光層(105)、及び発光ユニット(708)赤色発光層(808)の駆動電圧18Vが印加されるため発光ユニット(204)青色発光層(104)が青色に、発光ユニット(205)緑色発光層(105)が緑色に、発光ユニット(708)赤色発光層(808)が赤色に発光するため図5(a)、(b)、(c)のエレクトロルミネセンス素子は白色に発光する。
図5(a)、(b)、(c)の白色エレクトロルミネセンス素子は駆動電圧が単一の18V電圧でよいため青色、緑色、赤色を個別に発光させて得られる白色素子に比べ駆動が容易で、回路を省略できる。
又、発光層(104)、発光層(105)、発光層(808)のドーピング材料を選択することにより個々の駆動電圧を下げ、全体としての駆動電圧、消費電力を下げることができる。
更に、青色、緑色、赤色を単独で個別に発光させ白色とする場合に比べ1/3の発光面積にでき、さらにストリップ状発光でなくベタで発光層を形成するため、例えば、発光巾0.5mm、ピッチ0.5mmととる必要がないため1/2に、合わせて1/6の面積で同一の発光量を得ることができるため高精細度化できる。また同一電流では3つの発光層で約2倍の発光を得ることができ、同一の光量では電流を1/2にできるため消費電力を大幅に低減できる。
以上、説明した様に、本実施形態によれば、図5(a)、(b)、(c)において構造的に発光ユニット(204)青色発光層(104)、発光ユニット(205)緑色発光層(105)、発光ユニット(708)赤色発光層(808)のどれかの層に集中して電圧、電流が加わることがないため寿命を3100時間とのばすことが出来た。
又、活効率層を用いることにより発光波長の異なる発光層を積層して設けても発光効率の改善と白色発光時の混色比を活効率層の巾を変えることにより調整することができる。
図5(d)は本発明に係る第10の実施形態であるエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す発光層実施例の概略図である。尚、上述した第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、個々では詳細な説明を省略する。
図5(d)は図5(c)と比べ活効率層509が309に対してずらして形成されている。具体的には上下層が交互に形成されているところに特徴がある。効果については図5(c)と同じである。
以上、説明した様に、本実施形態によれば、図1〜図5において活効率層の働きとして(1)積層されて成る複数の発光ユニットのホールと電子の再結合率を向上する。(2)複数の発光ユニット駆動時に別の発光ユニットの領域確保をする。(3)別の発光ユニットへ流れようとする電流を阻止する。(4)発光ユニット間に挿入することにより駆動電圧を和で計算できるように整合をとる。(5)駆動電圧の高い発光ユニットの間に挿入することにより活効率層をバリア層として活効率層の上下部分を発光できなくできる。(6)巾の調整により発光面積、発光量の調整ができる。(7)発光ユニット内にあるため湿度の影響が少ない。(8)表示部を並置しても活効率層どうしが接触しないため電位的に安定である。(9)位置をコントロールすることにより発光位置の調整ができるなどの特徴がある。
表1に実施例1〜10、及び従来の実施例11で示した白色エレクトロルミネセンス素子を作製し、各素子へ駆動電流10mA/cmの電流を供給して測定を行った結果を示す。輝度は輝度計で測定し、視感効率とCIE色度はマルチチャネルアナライザーで測定した。また寿命については輝度が初期の半分になる時間を計測した。
Figure 2005285469
又、本発明では蛍光発光による有機エレクトロルミネセンス素子について説明を行ったが、キャリアの再結合により発生する分子の励起状態には1重項状態と3重項状態があるため3重項状態である燐光発光を使うとエネルギーを光に変える効率が約4倍に向上するため更に消費電力の低減と発光効率の改善を行うことができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨にもとづいて種々の変形をすることが可能であり、それらは本発明の範囲から除外するものではない。例えば、本発明の実施形態では、エレクトロルミネセンス素子として基板側に陽極、上層に陰極を形成した構造を説明したが、基板側を陰極、上側を陽極とした構成としてもよい。

又、本発明の実施形態では、図1(c)において発光層巾より狭い活効率層の例として電子輸送層106、ホール輸送層203にて示したが電子輸送層、電子注入層、ホール注入層、ホール輸送層などの構成をとることもできる。
又、本発明の実施形態では、図1(c)において発光層巾より狭い活効率層例を示したが図5(c)に示したように複数個の活効率層が並列に形成されていて隙間部分を赤色発光層として、図1(c)では活効率層の両側が発光するが、素子内部においても光らせることができる。
又、本発明では図1(b)において赤色発光ユニット208が青色発光ユニット204と緑色発光ユニット205に含まれる例を説明したが赤色発光ユニット208が青色発光ユニット204と緑色発光ユニット205にまたがった構成としても良い。
又、本発明では図2(b)において赤色発光ユニット708を並列する方法について説明したが青色発光ユニット204の下部と、緑色発光ユニット205上部を赤色発光ユニット708へ伸ばし青色発光ユニット204と緑色ユニット205で赤色発光ユニット708をはさむ構成としても良い。
又、本発明では図2(c)において赤色発光ユニット708を片側に並列する方法について説明を行ったが青色発光ユニット204、緑色ユニット205を中心に置き赤色発光ユニット708で左右から挟む構成としても良い。
又、本発明では図3(b)において赤色発光ユニット708−1、708−2と2層重ねる方法を示したが708−1、708−2、708−3と3層重ねる構成としても良い。
又、本発明では図4(b)において青色発光ユニット204−1、204−2、緑色発光ユニット205−1、205−2の間に赤色発光ユニット708を挟む構成を示したが順序を変えても良い。更に赤色発光ユニット708を708−1、708−2と2ユニットとして間に活効率層を入れて活効率層の巾により発光面積、光量のコントロールを行っても良い。
又、本発明では図5(b)、(c)、(d)において青色発光層104、緑色発光層105、赤色発光層808の3層について説明を行ったが青緑色発光層、橙色発光層の2層としても良い。
第1の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。 第1の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光ユニットの概略図である。 第1の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第2の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第3の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。 第3の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光ユニットの概略図である。 第3の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第4の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第5の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。 第5の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光ユニットの概略図である。 第5の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第6の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第7の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。 第7の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光ユニットの概略図である。 第7の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第8の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第9の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。 第9の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光ユニットの概略図である。 第9の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 第10の実施形態である白色エレクトロルミネセンス素子の発光層の概略図である。 従来のエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。 従来のエレクトロルミネセンス素子の基本的な構成を示す概略図である。
符号の説明
101:基板
102:陽極
110:白色発光ユニット
204、205:発光ユニット
104、105:発光層
107:陰極
109:活効率層

Claims (21)

  1. 対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットを含んで、別の発光ユニットが形成されていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  2. 対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットと並列に、別の1個の発光ユニットが形成されていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  3. 対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットに並列に、別の複数個の発光ユニットが載置されていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  4. 対向する陽極と陰極の間に複数個の発光ユニットが積層されて成り、この複数個の発光ユニットと並列に、別の1個の発光ユニットが形成され、この別の発光ユニットに並列に、更に別の複数個の発光ユニットが載置されていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  5. 前記複数個の発光ユニットに同一のドーパントを各々添加することにより、別の発光ユニットが形成されることを特徴とする請求項1に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  6. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが緑色発光ユニットであり、前記別の発光ユニットが赤色発光ユニットであることを特徴とする請求項1又は5に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  7. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが緑色発光ユニットであり、前記別の1個の発光ユニットが赤色発光ユニットであることを特徴とする請求項2に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  8. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが緑色発光ユニットであり、この複数個の発光ユニットに併置された第3の発光ユニットが赤色発光ユニットであり、積層されて成る第4の発光ユニットが赤色発光ユニットであることを特徴とする請求項3に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  9. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが青色発光ユニットでありこの複数個の発光ユニットに併置された別の1個の第3の発光ユニットが赤色発光ユニットであり、第3の発光ユニットに、更に併置された第4の発光ユニットが緑色発光ユニットであり、積層されて成る第5の発光ユニットが緑色発光ユニットであることを特徴とする請求項4に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  10. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青緑色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが橙色発光ユニットであり、前記別の発光ユニットが赤色発光ユニットであることを特徴とする請求項1又は5に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  11. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青緑色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが橙色発光ユニットであり、前記別の1個の発光ユニットが赤色発光ユニットであることを特徴とする請求項2に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  12. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青緑色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが橙色発光ユニットであり、この複数個の発光ユニットに併置された第3の発光ユニットが赤色発光ユニットであり、積層されて成る第4の発光ユニットが赤色発光ユニットであることを特徴とする請求項3に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  13. 前記複数個の発光ユニットは2個の発光ユニットからなり、第1の発光ユニットが青緑色発光ユニットであり、積層されて成る第2の発光ユニットが青緑色発光ユニットでありこの複数個の発光ユニットに併置された別の1個の第3の発光ユニットが赤色発光ユニットであり、第3の発光ユニットに、更に併置された第4の発光ユニットが橙色発光ユニット4であり、積層されて成る第5の発光ユニットが橙色発光ユニット5であることを特徴とする請求項4に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  14. 対向する陽極と陰極の間に、複数個の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、複数個の発光ユニットの結合部に電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い活効率層をもつことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  15. 対向する陽極と陰極の間に、複数個の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、複数個の発光ユニットの結合部に電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い複数個の活効率層が並列に載置されたことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  16. 対向する陽極と陰極の間に、2個以上の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、隣接する発光ユニットの結合部において電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い複数個の活効率層が形成されており、該活効率層は上下の層で各々揃えて載置されたことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  17. 対向する陽極と陰極の間に、2個以上の発光ユニットが積層されて成るエレクトロルミネセンス素子において、隣接する発光ユニットの結合部において電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い複数個の活効率層が形成されており、該活効率層は上下の層でずれた位置に載置されたことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  18. 前記複数個の発光ユニットの結合部に、電子とホールの結合を活発にするために挿入された、発光ユニット幅より狭い活効率層をもつことを特徴とする請求項1〜3に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  19. 前記活効率層の巾を調整することにより複数の発光ユニットの光量を調整したことを特徴とする請求項1〜18に記載のエレクトロルミネセンス素子。
  20. 請求項1〜19に記載のエレクトロルミネセンス素子の発光色は白色光であることを特徴とする
  21. 前記発光ユニットの組み合わせによる発光色は、白色光であることを特徴とする請求項1〜20に記載のエレクトロルミネセンス素子。
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