JP2005285192A - ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率の良いスピンドルモータ起動を行うことができるディスク再生装置を提供する。
【解決手段】 送りモータ4、ドライバ回路5、デコーダLSI7、及びシステムコントローラ11から成る制御手段が、ショックプルーフメモリ8に記憶された信号量に応じてピックアップ3の駆動/非駆動及びスピンドルモータ3を線速度一定又は前記ディスクを複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させるサーボ制御駆動/非駆動を切り替え、スピンドルモータ3のサーボ制御駆動を開始する際に、ミニディスク1の信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値を設定し、前記起動印加電圧をスピンドルモータ3に印加してスピンドルモータ3を起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始することを特徴とするディスク再生装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクに記録された音声/音楽データ等の情報信号を再生するディスク再生装置に関するものである。
従来のディスク再生装置として、ここではミニディスク再生装置(以下、MD再生装置と呼ぶ)を例に挙げて説明を行う。MD再生装置は、記録媒体であるミニディスク(以下、MDと呼ぶ)にデジタル記録された音声/音楽データ等の情報信号を再生するデジタルオーディオ機器である。MDにデジタル記録された情報信号には時間軸圧縮が施されているため、MD再生装置は、MDから読み出した情報信号を時間軸伸長した後にデジタル/アナログ変換することで、元の音声/音楽データ等を再生する。
MD再生装置は、MDの回転が1倍速の場合、ピックアップにて1.4Mbit/秒の速度でMDからのメイン情報である音声/音楽データ等を読み出し、信号処理回路にて0.3Mbit/秒の速度でデータの時間軸伸長を行う。従って、MD再生装置においては、ピックアップのデータ読み取り速度と時間軸伸長して再生されるデータの送り出し速度との差を吸収するために、MDより読み取った時間軸圧縮された音声/音楽データ等を、一旦、D−RAMのような半導体メモリに格納し、そこから0.3Mbit/秒の速度にてデータを読み出して再生するようになっている。
また、MD再生装置においては、ピックアップのデータ読み取り速度と時間軸伸長して再生されるデータの送り出し速度との差を利用して、MDから読み取った時間軸圧縮された音声/音楽データ等を、上記半導体メモリに、常に所定のデータ量以上記憶しておくようにしている。こうすることにより、MD再生装置本体に振動等の外乱が印加されてピックアップが正しいトラックから外れた場合でも、上記半導体メモリ内のデータが無くなる前にピックアップを正しいトラックに復帰させれば、再生音が途切れないようにすることができる。
上記半導体メモリは、一般にショックプルーフメモリと呼ばれ、ポータブルMD再生装置の場合、通常16MbitのD−RAMが用いられる。このショックプルーフメモリにおいては、再生中、その容量の一部がショックプルーフメモリのデータ入出力におけるデータ転送速度の差を吸収するWORK−RAMとして働き、また、その容量の別の一部が再生しているMDのU−TOC情報等の情報を格納し、そして残りの容量がショックプルーフ用として利用されている。
例えば、上記ショックプルーフメモリが16MbitのD−RAMであって、MDの回転が1.5倍速の場合、ピックアップのデータ読み取り速度と時間軸伸長して再生されるデータの送り出し速度との差は、1.8Mbit/秒(=1.5×1.4−0.3)であり、MDからのデータの読み出し開始後約9秒にてショックプルーフメモリは容量一杯となり、再生時間にして約48秒のデータが記憶される。
ショックプルーフメモリが記憶データによって容量一杯となった場合、その後所定時間が経過するまで、MDから読み出されたデータの記憶は行われず、ショックプルーフメモリからのデータの読み出しのみが行われる。これにより、ショックプルーフメモリの容量に空き領域が生じるので、この空き領域に、再びMDから読み出されたデータが順次格納され、ショックプルーフメモリが記憶データによって容量一杯になったところで、再びショックプルーフメモリからのデータの読み出しのみが行われる。以下、同様の動作が繰り返される。
一方、低消費電力化の観点から、ショックプルーフメモリが記憶データによって容量一杯となった後、MDからのデータの読み出しやピックアップやモータ等の動作を停止し、ショックプルーフメモリ内の記憶データが所定残量になるまでショックプルーフメモリからのデータの読み出しのみを行い、MDからのデータの空読みによる電力消費を削減できるようにしてもよい。かかる動作は、主にポータブルMD再生装置において採用されており、その理由は、ポータブルMD再生装置では、通常、電源として充電池や乾電池が使用されており、電池交換を行わないで連続使用できる時間が限定されるため、可能な限り消費電力を抑えて長時間使用を可能にすることが望まれているためである。
そして、更なる消費電力低減のために、MDからのデータの読込みを休止する休止モード(スリープモード)から、データの読込みモード(アクティブモード)に移行する際に、スピンドルモータに一定の起動電圧の印加を開始してからフォーカスをオンさせるためのフォーカス・サーチ動作を開始するまでの時間を、データの読込みを開始するトラック位置に応じて変化させて、スピンドルモータの起動時の消費電力を低減させるMD再生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−20688号公報
ところが、特許文献1で提案されているMD再生装置では、スピンドルモータ起動時にスピンドルドライバ回路からスピンドルモータに供給されるスピンドル信号 (スピンドルモータ駆動電圧)が、スピンドルモータ起動後にデータの読込みを開始するトラック位置に拘わらず一定であるので、そのトラック位置がMDの内周領域にあるときにはスピンドルモータ起動時間が長くなり、効率の良いスピンドルモータ起動が行えないといった問題があった。
また、特許文献1で提案されているMD再生装置において電源として充電池や乾電池を用いた場合、MD再生装置を動作させているうちに電源電圧が低下していくが、それにも拘わらずスピンドルモータ起動時にスピンドルドライバ回路からスピンドルモータに供給されるスピンドル信号 (スピンドルモータ駆動電圧)は一定であるので、電源電圧が低下すると電源にかかる負担が大きくなるといった問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、効率の良いスピンドルモータ起動を行うことができるディスク再生装置を提供することを第一の目的とする。また、効率の良いスピンドルモータ起動を行うことができ且つ電源電圧が低下したときに電源にかかる負担を小さくすることができるディスク再生装置を提供することを第二の目的とする。
上記第一の目的を達成するために本発明に係るディスク再生装置は、ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、前記ディスクに記録された信号を読み出すためのピックアップと、前記ピックアップにより前記ディスクから読み出された信号を一時記憶するメモリと、前記メモリに記憶された信号を再生する再生手段と、前記メモリに記憶された信号量に応じて前記ピックアップの駆動/非駆動及び前記スピンドルモータを線速度一定又は前記ディスクを複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させるサーボ制御駆動/非駆動を切り替える制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値を設定し、前記起動印加電圧を前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始するようにしている。
このような構成によると、ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値を設定することができるので、例えば、ディスクの信号読み取り開始位置がディスクの内周領域であるときに起動印加電圧の値を高く設定することで、スピンドルモータの起動時間が長くなることを防止することができ、効率の良いスピンドルモータ起動が行える。
また、前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値と前記スピンドルモータに前記起動印加電圧を印加する時間である起動時間の値とを設定し、前記起動印加電圧を前記起動時間前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始するようにしてもよい。
このような構成によると、ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動時間を設定することができるので、起動印加電圧の設定範囲に上限値や下限値を設けた場合でも起動時間の設定値を変えることで、スピンドルモータの回転数をサーバに引き込める回転数まで上昇させることができる。
上記第二の目的を達成するために本発明に係るディスク再生装置は、ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、前記ディスクに記録された信号を読み出すためのピックアップと、前記ピックアップにより前記ディスクから読み出された信号を一時記憶するメモリと、前記メモリに記憶された信号を再生する再生手段と、前記メモリに記憶された信号量に応じて前記ピックアップの駆動/非駆動及び前記スピンドルモータを線速度一定又は前記ディスクを複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させるサーボ制御駆動/非駆動を切り替える制御手段と、前記ディスク再生装置の各部に電力を供給する電源の出力電圧値を検出する検出手段と、を備え、前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置と前記検出手段によって検出される前記電源の出力電圧値とに応じて起動印加電圧の値を設定し、前記起動印加電圧を前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始するようにしてもよい。
ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値を設定することができるので、例えば、ディスクの信号読み取り開始位置がディスクの内周領域であるときに起動印加電圧の値を高く設定することで、スピンドルモータの起動時間が長くなることを防止することができ、効率の良いスピンドルモータ起動が行える。また、このような構成によると、電源の出力電圧値に応じて起動印加電圧の値を設定することができるので、例えば、電源の出力電圧値が所定値未満であるときに起動印加電圧の値を低く設定することで、電源の出力電圧が低下したときに電源にかかる負担を小さくすることができる。
また、前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置と前記検出手段によって検出される前記電源の出力電圧値とに応じて起動印加電圧の値と前記スピンドルモータに前記起動印加電圧を印加する時間である起動時間の値とを設定するとともに、その設定によって前記ディスクの信号読み取り開始位置が同一である場合には前記起動印加電圧の値と前記起動時間の値との積が一定になるようにし、前記起動印加電圧を前記起動時間前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始するようにする。
このような構成によると、ディスクの信号読み取り開始位置が同一である場合にはスピンドルモータの起動時にスピンドルモータに供給される電力積が概ね一定になるので、たとえ電源の出力電圧値が変化してもディスクの信号読み取り開始位置が同一であれば起動終了時点でのスピンドルモータの回転数が変化しないようにすることができる。
本発明によると、効率の良いスピンドルモータ起動を行うことができるディスク再生装置を実現することができる。また、本発明によると、効率の良いスピンドルモータ起動を行うことができ且つ電源電圧が低下したときに電源にかかる負担を小さくすることができるディスク再生装置を実現することができる。
本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係るディスク再生装置として、ここではMD再生装置を例に挙げて説明を行う。
本発明に係るMD再生装置の概略構成を図1に示す。MD1は、同心円状または螺旋状のトラックを有しており、そのトラックに沿って音声/音楽データ等の情報信号がデジタル記録されている。また、MD1には音声/音楽データ等の主情報以外に、ディスクタイトル名、各トラックタイトル名、及び音声/音楽データが格納されている位置のアドレス情報等を含んだU−TOC情報も記録されている。
MD1に記録された情報信号を再生する際、図1に示すMD再生装置は、MD1をスピンドルモータ2によって線速度一定又はMD1を複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させると共に、ピックアップ3を送りモータ4によってMD1の半径方向にステップ駆動させる。そして、所定のトラックに位置決めしたピックアップ3からMD1に向けてレーザービームが照射され、その反射光の強弱変化を再びピックアップ3で検出することにより前記情報信号の読み取りが行われる。なお、詳細は後述するが、消費電力を低減する観点から、図1に示すMD再生装置は、MD1を線速度一定又はMD1を複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させる制御即ちディスクスピンのサーボ制御及び前記情報信号の読み取りを間欠的に行っている。
ここで、ピックアップ3は、レーザ光源、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズアクチュエータ、及びディテクタ(いずれも図示せず)等によって構成されている。なお、スピンドルモータ2、ピックアップ3、及び送りモータ4の駆動制御は、全てドライバ回路5が行っている。したがって、ドライバ回路5の中にスピンドルモータ駆動回路も含まれている。
ピックアップ3は、MD1から読み取った前記情報信号をRFアンプ6に送出する。RFアンプ6は、前記情報信号を増幅して、信号処理回路、サーボ回路、伸長回路、ショックプルーフメモリコントローラ、及びD/Aコンバータ等を有するLSI(以下、デコーダLSIと呼ぶ)7に出力すると共に、前記情報信号に基づいて、フォーカスエラー信号及びトラッキングサーボ信号といったサーボ制御信号を生成して、デコーダLSI7内のサーボ回路に出力する。デコーダLSI7内のサーボ回路は、前記サーボ制御信号、デコーダLSI7内の信号処理回路からのアドレス信号、及びシステムコントローラ用マイクロコンピュータ(以下、システムコントローラと呼ぶ)11からのコントロール信号に従って、ドライバ回路5を制御することで、フォーカシング、トラッキング、及びディスクスピンといった各種動作のサーボ制御を行っている。
一方、デコーダLSI7内の信号処理回路は、RFアンプ6で増幅された前記情報信号について、アドレス信号の抽出、主信号の復調、誤り訂正といった処理を施す。そして、処理の済んだ前記情報信号を、デコーダLSI7内のショックプルーフメモリコントローラ(以下、メモリコントローラと呼ぶ)に送出する。デコーダLSI7内のメモリコントローラは、ショックプルーフメモリ8に対する情報の書き込み及び読み出しを制御する制御回路であり、デコーダLSI7内の信号処理回路からの前記情報信号は、デコーダLSI7内のメモリコントローラによって、一旦、ショックプルーフメモリ8に書き込まれる。この際の書き込み速度は、MD1の回転が1.5倍速の場合、1.5×1.4Mbit/秒である。
また、デコーダLSI7内のメモリコントローラは、ショックプルーフメモリ8から0.3Mbit/秒の読み出し速度で前記情報信号を読み出して、デコーダLSI7内の伸長回路に送出する。
このように、MD1から読み出した前記情報信号をショックプルーフメモリ8に書き込む速度と、ショックプルーフメモリ8からデコーダLSI7内の伸長回路に前記情報信号を送出する速度との間には、1.8Mbit/秒(=1.5×1.4−0.3)の差異がある。この処理速度の差によって、ショックプルーフメモリ8には時間軸圧縮を解く前の前期情報信号が蓄積されることになる。
さらに、ショックプルーフメモリ8は、MD1より読み出したU−TOC情報の格納も行っており、このU−TOC情報からディスクタイトル名や各トラックタイトル名等の他に例えばMD1に記録されている各曲のスタート位置、エンド位置、或いは時間情報等も得ることができる。
デコーダLSI7内の伸長回路は、入力された前記情報信号を所定のフォーマットに従って時間軸伸長することで圧縮を解き、デコーダLSI7内のD/Aコンバータに送る。デコーダLSI7内のD/Aコンバータは、圧縮を解かれた前記情報信号をアナログ変換することで、音声/音楽データ等を生成する。そして、デコーダLSI7内のD/Aコンバータによって生成された音声/音楽データ等は、アンプ回路9によって音量等が調節された後、ヘッドホンスピーカ10によって音に変換され、使用者に聴取される。
また、システムコントローラ11は、電源電圧検出回路13によって検出された電源14の電圧値を常時監視しており、電源14の電圧値がMD1の再生動作に適しているか否かを判定し、電源14の電圧値がMD1の再生動作に適していると判定した場合に電源回路12を動作させる。電源回路12はDC−DC変換回路等で構成されており、図1に示すMD再生装置の各部に必要な電圧を供給している。なお、電源14には、携帯性が良く長寿命のリチウムイオン充電池やNi−MH充電池等を用いると良い。
次に、図1に示すMD再生装置の再生動作について図2のフローチャートを参照して具体的に説明する。MD1を再生している状態にて、システムコントローラ11は、デコーダLSI7を介して、ショックプルーフメモリ8に格納されているデータ量であるメモリ格納量を検出し、メモリ格納量が、新たにショックプルーフメモリ8にデータを追加する必要の有ることを規定する値である最小設定値Rmin以下であるか否かを判定する(ステップm1)。メモリ格納量が最小設定値Rmin以下でなければ(ステップm1のNO)、再度ステップm1に戻り、メモリ格納量が最小設定値Rmin以下になるまでショックプルーフメモリ8からの情報信号の読み出しが続行される。一方、メモリ格納量が最小設定値Rmin以下であれば、ステップm2に移行する。
ステップm2において、システムコントローラ11は、前回メモリー格納量が最大設定値Rmaxに達してデータを読み終えたときに記録しておいたアドレス情報を内部メモリから読み出し、今回の読み取り開始位置がMD1のどの位置かを確認する。なお、今回が初回である場合には、キー入力等により指定された読み取り開始位置がMD1のどの位置かを確認する。続くステップm3において、システムコントローラ11は、電源電圧検出回路13の出力から、電源14の出力電圧値(例えば、充電池の端子電圧の値)を確認し、ステップm4に移行する。
ステップm4において、システムコントローラ11は、ステップm2にて確認した読み取り開始位置とステップm3にて確認した電源14の出力電圧値に応じて、スピンドルモータ2の起動印加電圧Vを決定する。また、続くステップm5において、システムコントローラ11は、ステップm2にて確認した読み取り開始位置とステップm3にて確認した電源14の出力電圧値に応じて、スピンドルモータ2に起動印加電圧Vを印加する時間(以下、起動時間と呼ぶ)tを決定する。
その後、ステップm6において、システムコントローラ11はステップm4にて決定した起動印加電圧Vとステップm5にて決定した起動時間tの情報をデコーダLSI7に送り、デコーダLSI7内のサーボ回路とドライバ回路5とがシステムコントローラ11から送られた起動印加電圧Vと起動時間tの情報に基づいてスピンドルモータ2の起動を行う。したがって、スピンドルモータ2に起動印加電圧Vが印加され、スピンドルモータ2の起動が開始される。
続くステップm7において、システムコントローラ11は、内部タイマによりスピンドルモータ2の起動開始からの経過時間を測定し、その経過時間が起動時間tに達したか否かを判定する。スピンドルモータ2の起動開始からの経過時間が起動時間tに達したと判定されれば(ステップm7のYES)、ステップm8に移行する。一方、スピンドルモータ2の起動開始からの経過時間が起動時間tに達していないと判定されれば(ステップm7のNO)、再度ステップm7に戻り、スピンドルモータ2の起動開始からの経過時間が起動時間tに達するまで判定を続ける。
ステップm8において、デコーダLSI7内のサーボ回路は、ドライバ回路5から送られる回転数出力(FG出力)を入力し、スピンドルモータ2の回転数延いてはMD1の回転数がサーボに引き込めるまでの回転数に達しているか否かを判定する。スピンドルモータ2の回転数がサーボに引き込めるまでの回転数に達していないと判定されれば(ステップm8のNO)、システムコントローラ11に起動時間tの再設定を促し(ステップn1)、スピンドルモータ2の回転数延いてはMD1の回転数をサーボに引き込めるまでの回転数に上げるために起動時間tが所定時間だけ延長されたのち、ステップm7に戻る。一方、スピンドルモータ2の回転数がサーボに引き込めるまでの回転数に達していると判定されれば(ステップm8のYES)、ステップm9に移行する。
ステップm9においては、システムコントローラ11からの指令により、ピックアップ3がレーザーを点灯させる。そして、続くステップ10において、デコーダLSI7内のサーボ回路は、全サーボを起動して、MD1を線速度一定又はMD1を複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させてMD1からデータを読み出すための準備を行う。
その後、ステップm11において、MD1に記録されているデータの読み取りを開始する。続くステップm12において、システムコントローラ11は、デコーダLSI7を介して、ショックプルーフメモリ8に格納されているデータ量であるメモリ格納量を検出し、メモリ格納量が、これ以上ショックプルーフメモリ8内にデータを追加する必要のないことを規定する値である最大設定値Rmax以上であるか否かを判定する。
メモリ格納量が最小設定値Rmax以上でなければ(ステップm12のNO)、ステップm11に戻り、MD1に記録されているデータの読み取りを続行する。一方、メモリ格納量が最大設定値Rmax以上であると判定されれば(ステップm12のYES)、デコーダLSI7内のサーボ回路は全サーボを停止し、システムコントローラ11からの指令によりピックアップ3がレーザーを消灯させ、MD1からのデータの読み取りも停止する(ステップm13)。スピンドルモータ2のサーバ制御が停止されるので、MD1の回転は、線速度一定又はMD1を複数の領域に分けた各領域において角速度一定の回転から慣性回転に移行する。
続くステップm14において、システムコントローラ11は、ステップm13にてMD1からのデータの読み取りを停止したときのアドレス情報を内部メモリに記録する。そして、その後ステップm1に戻り、以後上記ステップの繰り返しとなる。
更に、図1に示すMD再生装置の再生動作について図3〜図5のタイムチャートを参照して説明する。なお、図3はMD1のデータ読み取り位置が内周部分であり且つ電源14の出力電圧が所定値以上である場合のタイムチャートであり、図4はMD1のデータ読み取り位置が外周部分であり且つ電源14の出力電圧が所定値以上である場合のタイムチャートであり、図5はMD1のデータ読み取り位置が内周部分であり且つ電源14の出力電圧が所定値未満である場合のタイムチャートである。
まず、再生時の全サーボが停止している状態において、メモリ格納量が減少して最小設定値Rminに達した時点TP1から、起動印加電圧Vが立ち上がってスピンドルモータ2の起動が開始される。
MD1の読み取り開始位置と電源14の出力電圧値に応じて決定された起動印加電圧Vと起動時間tにしたがってスピンモータ2を起動し、スピンドルモータ2の回転数延いてはMD1の回転数を上昇させる。
例えば、MD1のデータ読み取り位置が内周部分であり且つ電源14の出力電圧が所定値以上である場合、図3に示すように起動印加電圧Vの値をV1とし、起動時間tの値をt1とする。逆に、MD1のデータ読み取り位置が外周部分であり且つ電源14の出力電圧が所定値以上である場合、図4に示すように起動印加電圧Vの値をV2(<V1)とし、起動時間tの値をt1とする。このように、MD1の読み取り開始位置に応じて起動印加電圧Vを設定することで、MD1のデータ読み取り位置が内周部分である場合でも起動時間を短くすることができ、上記の例のようにMD1のデータ読み取り位置が異なっても起動時間をほぼ一定にすることが可能となる。
また、MD1のデータ読み取り位置が内周部分であり且つ電源14の出力電圧が所定値未満である場合、図5に示すように起動印加電圧Vの値をV2(<V1)とし、起動時間tの値をt2(>t1)とする。このように、電源14の出力電圧が所定値以上である場合に比べて起動印加電圧Vを小さくすることで、起動時間は若干長くなるが、スピンドルモータ2の起動における電源14の負担を軽くすることができる。
そして、スピンドルモータ2の回転数が、サーボ引きこみに必要な回転数(MD1のデータ読み取り位置が内周部分のときはfS1、MD1のデータ読み取り位置が外周部分のときはfS2(<fS1))に達すると、レーザーが点灯し、全サーボが起動し、一定の線速度又はMD1を複数の領域に分けた各領域において角速度一定でMD1が回転して、MD1に記録されているデータの読み込みが開始される。その後、メモリ格納量が増大して最大設定値Rmaxに達した時点TP2またはTP2’で、レーザーが消灯し、全サーボが停止する。以後、上記タイムチャートを繰り返すこととなる。
起動印加電圧Vは、MD1のデータ読み出し開始位置と電源14の出力電圧値から計算して、MD1のデータ読み出し開始位置と電源14の出力電圧値それぞれに対して連続的に対応した値になるようにしても良いし、MD1のデータ読み出し開始位置と電源14の出力電圧値をそれぞれいくつかのテーブルに分け、そのテーブルに沿って起動印加電圧Vの値を決定しても良い。基本的には、MD1のデータ読み出し開始位置が外周であるほど起動印加電圧Vの値を小さくし、電源14の出力電圧値が小さいほど起動印加電圧Vの値を小さくすると良い。また、出力電圧が低くなった電源14の負担軽減を図れなくなるが、MD1のデータ読み出し開始位置のみに応じて起動印加電圧Vの値を設定しても構わない。
また、起動時間tの値はできるだけ小さい値に固定することが望ましいが、起動印加電圧Vの設定範囲に上限値や下限値がある場合は、起動時間tも起動印加電圧Vと同様にMD1のデータ読み出し開始位置と電源14の出力電圧値に応じた値或いはMD1のデータ読み出し開始位置のみに応じた値になるようにする。そして、電源14の出力電圧値に応じて起動印加電圧Vの設定を変化させる場合、MD1のデータ読み出し開始位置が同一であれば、起動印加電圧値Vと起動時間tの積が一定となるように、起動印加電圧値Vと起動時間tの値を設定することが望ましい。
なお、上述した実施形態においては、MD再生装置を例に挙げて説明を行ったが、本発明はMD再生装置に限るものではなく、ディスクから読み出した情報信号をメモリに格納しながら、前記メモリに対する書き込み速度より遅い速度で前記メモリから前記情報を読み出すことで、前記メモリに前記情報信号を蓄積しつつ前記ディスクの再生を行うディスク再生装置に広く適用し得るものである。
は、本発明に係るMD再生装置の概略構成を示すブロック図である。 は、図1のMD再生装置の再生動作を示すフローチャートである。 は、MDのデータ読み取り位置が内周部分であり且つ電源の出力電圧が所定値以上である場合における図1のMD再生装置の再生動作を示すタイムチャートである は、MDのデータ読み取り位置が外周部分であり且つ電源の出力電圧が所定値以上である場合における図1のMD再生装置の再生動作を示すタイムチャートである は、MDのデータ読み取り位置が内周部分であり且つ電源の出力電圧が所定値未満である場合における図1のMD再生装置の再生動作を示すタイムチャートである
符号の説明
1 ミニディスク
2 スピンドルモータ
3 ピックアップ
4 送りモータ
5 ドライバ回路
6 RFアンプ
7 デコーダLSI
8 ショックプルーフメモリ
9 アンプ回路
10 ヘッドホンスピーカ
11 システムコントローラ
12 電源回路
13 電源電圧検出回路
14 電源

Claims (4)

  1. ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、前記ディスクに記録された信号を読み出すためのピックアップと、前記ピックアップにより前記ディスクから読み出された信号を一時記憶するメモリと、前記メモリに記憶された信号を再生する再生手段と、前記メモリに記憶された信号量に応じて前記ピックアップの駆動/非駆動及び前記スピンドルモータを線速度一定又は前記ディスクを複数の領域に分けた各領域において角速度一定で回転させるサーボ制御駆動/非駆動を切り替える制御手段と、を備え、
    前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値を設定し、前記起動印加電圧を前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置に応じて起動印加電圧の値と前記スピンドルモータに前記起動印加電圧を印加する時間である起動時間の値とを設定し、前記起動印加電圧を前記起動時間前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始する請求項1に記載のディスク再生装置。
  3. 前記ディスク再生装置の各部に電力を供給する電源の出力電圧値を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置と前記検出手段によって検出される前記電源の出力電圧値とに応じて起動印加電圧の値を設定し、前記起動印加電圧を前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始する請求項1に記載のディスク再生装置。
  4. 前記制御手段が、前記スピンドルモータのサーボ制御駆動を開始する際に、前記ディスクの信号読み取り開始位置と前記検出手段によって検出される前記電源の出力電圧値とに応じて起動印加電圧の値と前記スピンドルモータに前記起動印加電圧を印加する時間である起動時間の値とを設定するとともに、その設定によって前記ディスクの信号読み取り開始位置が同一である場合には前記起動印加電圧の値と前記起動時間の値との積が一定になるようにし、前記起動印加電圧を前記起動時間前記スピンドルモータに印加して前記スピンドルモータを起動させたのち、前記サーボ制御駆動を開始する請求項1に記載のディスク再生装置。
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