JP2005284871A - マイクロコンピュータ及びコンピュータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロセッサによる電力管理の処理負荷を低減して処理能力の低下を抑制できるマイクロコンピュータ及びコンピュータシステムを提供する。
【解決手段】 周辺マクロや周辺装置の消費電力に相当する重みの値を保持する複数の重み格納部、動作中の周辺マクロや周辺装置毎の重みの値を積算した積算値が格納される、プロセッサによるデータの読み出しが可能な加算値レジスタ、及びプロセッサからの指示にしたがって周辺マクロや周辺装置の動作/停止をそれぞれ制御する複数の動作許可/停止部を備えた電力管理モジュールを有する構成とする。重み格納部及び動作許可/停止部は、プロセッサからのアクセスが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は各種機能を実現する複数の周辺マクロを内蔵するマイクロコンピュータ及び複数の周辺装置を備えたコンピュータシステムに関する。
近年、各種機能を実現する複数の周辺マクロ(タイマーや通信制御部等)を内蔵するマイクロコンピュータが搭載される電子機器、あるいは各種の周辺装置(ハードディスク装置や表示装置等)を備えたコンピュータシステムは、バッテリーを備えることで様々な場所での利用が可能になってきている。これらバッテリーで動作するマイクロコンピュータやコンピュータシステムは、移動先における長時間の利用を可能にするために消費電力はできるだけ少ないことが要求される。
マイクロコンピュータやコンピュータシステムで必要な電力容量は、全ての周辺装置や周辺マクロが動作しているときの消費電力をピーク電力と想定すれば比較的容易に算定できる。しかしながら、そのような場合を想定してバッテリーの選定や電源回路の設計を行うと、バッテリー容量及び電源回路の規模が大きくなるためにマイクロコンピュータを含む電子機器やコンピュータシステムのコストが増大する。また、装置体積や重量が増大するため可搬性が低下する。そこで、各周辺マクロや周辺装置が実際に動作する時間や動作頻度を予め見積もり、バッテリー容量や電源回路の規模を実使用に合わせて縮小することが望ましい。しかしながら、周辺マクロや周辺装置の動作時間及び動作頻度の正確な見積もりは困難な場合が多く、これらの見積もり作業に設計時間を要することで設計効率が低下する。
そこで、各周辺マクロや周辺装置が動作しているか否かをリアルタイムにチェックし、処理を待機させたり不要な周辺マクロや周辺装置の動作を停止することでピーク電力を抑制する電力管理が重要になる。
例えば特許文献1には、各周辺装置で実行する制御プログラムを管理するキュー制御プログラム及び制御プログラムの実行を要求するリクエストを保存するためのFIFOバッファを備え、CPUによるプログラム制御にしたがって、新たなリクエストがFIFOバッファに格納された場合、該リクエストに対応する制御プログラムの処理に要する消費電力と現在実行中の制御プログラムの処理に要する消費電力の合計値を求め、その値が利用可能な最大消費電力(ピーク電力)よりも大きい場合は、新たなリクエストに対応する制御プログラムの処理を待機させる技術が開示されている。
特開平9−237138号公報
しかしながら上記したような従来の電力管理技術では、例えばCPUやDSP等のプロセッサから周辺マクロや周辺装置に個別にアクセスすることで周辺マクロや周辺装置の動作をそれぞれ確認し、動作中の周辺マクロや周辺装置による消費電力の総和を求める演算処理を行う必要がある。したがって、プロセッサによる電力管理の処理負荷が増大してマイクロコンピュータやコンピュータシステムの処理能力が低下する問題がある。
また、マイクロコンピュータやコンピュータシステムの処理能力の低下を最小限に抑制しようとすると、そのために複雑なプログラムを開発しなければならないため、プログラムの開発時間が増大する場合があった。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、プロセッサによる電力管理の処理負荷を低減して処理能力の低下を抑制できるマイクロコンピュータ及びコンピュータシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のマイクロコンピュータは、複数の周辺マクロを内蔵するマイクロコンピュータであって、
プロセッサと、
前記周辺マクロの消費電力に相当する重みの値を保持する複数の重み格納部、動作中の前記周辺マクロ毎の重みの値を積算した積算値が格納される、前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な加算値レジスタ、及び前記プロセッサからの指示にしたがって前記周辺マクロの動作/停止をそれぞれ制御する複数の動作許可/停止部を備えた電力管理モジュールと、
を有する構成である。
このとき、前記電力管理モジュールは、
予め設定された前記マイクロコンピュータの最大許容電力に相当する重みの値である許容値を保持する許容値レジスタと、
前記積算値と前記許容値との比較結果を出力する比較回路と、
を有し、
前記プロセッサは、
実行中の処理に不要な周辺マクロの動作を停止させると共に、前記比較回路の比較結果により前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、直前に動作させた周辺マクロまたは優先度の低い周辺マクロの動作を停止させる指示を、該周辺マクロの動作/停止を制御する動作許可/停止部に出力してもよい。
また、前記重み格納部は、
前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタであってもよく、
前記動作許可/停止部は、
前記プロセッサによるデータの読み出し/書き込みが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタであってもよい。
さらに、前記電力管理モジュールは、
前記周辺マクロが消費電力の異なる複数の動作モードで動作する場合、該周辺マクロに対応して、前記動作モード毎の消費電力に相当する重みの値を保持する、該動作モードの数に等しい重み保持部を備えていてもよく、
前記動作許可/停止部は、
停止中の周辺マクロを動作させる際に、前記比較回路の比較結果から前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、前記プロセッサからの停止指示を待たずに該周辺マクロの動作を停止させてもよい。
一方、本発明のコンピュータシステムは、複数の周辺装置を備えたコンピュータシステムであって、
プロセッサと、
前記周辺装置毎の消費電力に相当する重みの値を保持する複数の重み格納部、動作中の前記周辺装置毎の重みの値を積算した積算値が格納される、前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な加算値レジスタ、及び前記プロセッサからの指示にしたがって前記周辺装置の動作/停止をそれぞれ制御する複数の動作許可/停止部を備えた電力管理モジュールと、
前記周辺装置と前記電力管理モジュールを接続すると共に、前記周辺装置と前記プロセッサとを互いにデータの送受信が可能に接続するインタフェース部と、
を有する構成である。
このとき、前記電力管理モジュールは、
予め設定された前記コンピュータシステムの最大許容電力に相当する重みの値である許容値を保持する許容値レジスタと、
前記積算値と前記許容値との比較結果を出力する比較回路と、
を有し、
前記プロセッサは、
実行中の処理に不要な周辺装置の動作を停止させると共に、前記比較回路の比較結果により前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、直前に動作させた周辺装置または優先度の低い周辺装置の動作を停止させる指示を、該周辺装置の動作/停止を制御する動作許可/停止部に出力してもよい。
また、前記重み格納部は、
前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタであってもよく、
前記動作許可/停止部は、
前記プロセッサによるデータの読み出し/書き込みが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタであってもよい。
さらに、前記電力管理モジュールは、
前記周辺装置が消費電力の異なる複数の動作モードで動作する場合、該周辺装置に対応して、前記動作モード毎の消費電力に相当する重みの値を保持する、該動作モードの数に等しい重み保持部を備えていてもよく、
前記動作許可/停止部は、
停止中の周辺装置を動作させる際に、前記比較回路の比較結果から前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、前記プロセッサからの停止指示を待たずに該周辺装置の動作を停止させてもよい。
上記のように構成されたマイクロコンピュータ及びコンピュータシステムでは、動作中の周辺マクロや周辺装置毎の重みの値を積算した積算値が格納される加算値レジスタを備えることで、プロセッサは、周辺マクロや周辺装置の総消費電力が最大許容電力を越えたか否か、または越えそうか否かを直ちに知ることができる。また、プロセッサは、加算値レジスタに格納された積算値を参照することで、例えば、現在実行中の処理で不要な周辺マクロや周辺装置、あるいは優先度の低い周辺マクロや周辺装置の動作を停止させ、処理の終了後に動作を再開させる等の制御も可能になる。したがって、プロセッサによる処理能力を低下させることなく周辺マクロや周辺装置の総消費電力を容易に管理することができる。
特に、動作制御部の重み格納部をレジスタで構成し、同一または連続するアドレスにマッピングすることで、プロセッサは、各周辺マクロや周辺装置が動作中であるか停止中であるかを容易に判別できるため、情報を効率良く入手できる。また、動作許可/停止部をレジスタで構成し、同一または連続するアドレスにマッピングすることで、プロセッサは、各周辺マクロや周辺装置の動作または停止を効率良く制御できる。
また、動作モード毎の消費電力に相当する重みの値を保持する、該動作モードの数に等しい重み保持部を備えることで、周辺マクロが消費電力の異なる複数のモードで動作する場合でも、動作モードに応じた最適な重みの値を選択することで重みの積算値の精度を維持できるため、周辺マクロや周辺装置の総消費電力を正確に知ることができる。
さらに、比較回路の比較結果から積算値が許容値を越えることを検知した場合は、プロセッサからの停止指示を待たずに該周辺装置の動作を停止させることで、周辺マクロや周辺装置の総消費電力(電流)が許容値を一瞬でも越えてはならない構成にも適用できる。
次に本発明について図面を参照して説明する。
なお、以下では複数の周辺マクロを備えたマイクロコンピュータを例にして、該マイクロコンピュータが備える本発明の電力管理モジュールについて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のマイクロコンピュータが備える電力管理モジュールの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態の電力管理モジュール3は、対応する周辺マクロの消費電力に相当する重みの値を保持すると共に、該周辺マクロの動作/停止を制御する、周辺マクロ20〜2N(Nは正の整数)毎に設けられた複数の動作制御部40〜4Nと、動作制御部40〜4Nから得られる重みを積算した、動作中の周辺マクロの総消費電力に相当する積算値を保持する加算値レジスタ(Σ)5と、予め設定されたマイクロコンピュータの最大許容電力に相当する重みの値である許容値を保持する許容値レジスタ6と、加算値レジスタ5に保持された積算値と許容値レジスタ6に格納された許容値との比較結果を出力する比較回路7とを有する構成である。動作制御部40〜4N、加算値レジスタ5、許容値レジスタ6、及び周辺マクロ20〜2Nはバス8を介してそれぞれCPU1と接続される。
CPU1は、バス8を介して電力管理モジュール3の加算値レジスタ5及び許容値レジスタ6にアクセスすることで、加算値レジスタ5に格納された積算値の読み出し、及び許容値レジスタ6に対する許容値の書き込み/読み出しが可能である。
動作制御部40〜4Nは、対応する周辺マクロの消費電力に相当する重みの値を保持する重み格納部41と、CPU1からの指示にしたがって対応する周辺マクロに対して動作許可あるいは動作停止を指示するための動作許可フラグを出力する動作許可/停止部42と、重み格納部41で保持された重みの値と隣接する動作制御部4から供給される重みの値とを加算する加算回路43と、対応する周辺マクロの動作許可時に重み格納部41に保持された重みの値を加算回路43へ供給するゲート回路44とをそれぞれ有する構成である。
動作制御部40〜4Nが有する各加算回路43は直列に接続され、各加算回路43の演算結果は隣接する後段の動作制御部4の加算回路43に順次出力される。最終段の動作制御部4N(図1のChN)が有する加算回路43の演算結果は、上記積算値として加算値レジスタ5に格納される。なお、初段の動作制御部40(図1のCh0)が有する加算回路43には、隣接する前段の加算回路43の演算結果に代えて“0”が入力される。
重み格納部41で保持される重みの値は、対応する周辺マクロの動作時の消費電力に相当する指標値であり、例えば重みの値が+2の周辺マクロは、重みの値が+1の周辺マクロの約2倍の電力を消費することを意味する。これら重み格納部41で保持される重みの値は、対応する周辺マクロが動作時のみゲート回路44を通して加算回路43へ供給される。動作許可/停止部42からの指示にしたがって周辺マクロの動作が停止している場合、対応する動作制御部4の加算回路43にはゲート回路44から“0”が供給される。
このように周辺マクロ20〜2Nの消費電力の値を重みに置き換えて保持することで、重み格納部41で保持するデータ量(ビット数)を低減できる。また、本実施形態では、この重み格納部41で保持する重みの値をゲート回路44及びバス8を通してCPU1により読み出し可能とする。さらに、動作制御部40〜4Nが有する各重み格納部41を、例えばCPU1から見て同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングしたレジスタで構成する。このようにすると、CPU1は1回または2回程度のレジスタ(重み格納部41)からのデータ読み出し処理で、どの周辺マクロが動作しているか停止しているかを容易に判別できる。
比較回路7から出力される積算値と許容値との比較結果は割込制御回路9に供給され、割込制御回路9は積算値が許容値を越えたときにCPU1へその旨を割込み信号として通知する。CPU1は、実行中の処理に必要な周辺マクロを動作させるための制御信号を各動作制御部40〜4Nの動作許可/停止部42にそれぞれ送出すると共に、停止中の任意の周辺マクロの動作を許可することで積算値が許容値を越えた場合は、直前に動作を許可した周辺マクロ、あるいは優先度の低い周辺マクロの動作許可/停止部42に、動作を停止させるための制御信号を送出する。
本実施形態の動作許可/停止部42は、例えばCPU1によりバスを介して読み出し/書き込みが可能なレジスタによって構成される。動作許可/停止部42から周辺マクロには、例えば、動作許可時に“1”となり、動作停止時に“0”となる動作許可フラグが出力される。また、動作許可/停止部42を構成するレジスタは、CPU1から見て同一アドレスまたは連続するアドレスにマッピングする。このようにすると、CPU1は1回または2回程度のレジスタ(動作許可/停止部42)に対するデータの書き込み処理で、周辺マクロ20〜2Nの動作または停止を容易に制御できる。
次に、第1の実施の形態の電力管理モジュールの動作について説明する。
上述したように、通常動作時、CPU1は、各動作制御部40〜4Nの動作許可/停止部42にそれぞれ所定の制御信号を出力することで、実行中の処理に必要な周辺マクロを動作させ、不要な周辺マクロを停止させている。
このような状態において、動作停止中の任意の周辺マクロを利用する処理が要求されると、CPU1は該周辺マクロに対応する動作制御部4に動作を許可する制御信号を送出する。
動作制御部4は、該制御信号を受信すると、動作許可/停止部42を用いて周辺マクロ2に送出する動作許可フラグを“1”に設定する。動作許可フラグが“1”に設定されると、重み格納部41に格納された重みの値がゲート回路44を通して加算回路43に供給され、該加算回路43の演算結果が該重みの値を加算した値に更新される。その結果、後段の動作制御部4が有する各加算回路43の演算結果、及び加算値レジスタ5に格納される積算値の値もそれぞれ更新される。
比較回路7は、更新後の積算値と許容値との比較結果を割り込み制御回路9に出力し、割込制御回路9は積算値が許容値を越える場合はCPU1に割込み信号を送出する。CPU1は、割込制御回路から積算値が許容値を越えたことを示す割り込み信号を受け取ると、直前に動作を許可した周辺マクロ、あるいは優先度の低い周辺マクロの動作許可を取り消し、該周辺マクロに対応する動作制御部4の動作許可/停止部42に動作の停止を指示する制御信号を送出する。該制御信号を受け取った動作許可/停止部42は、周辺マクロに出力する動作許可フラグを“0”に切り替え、該周辺マクロによる処理を停止させる。
第1の実施の形態によれば、バス8を介して読み出し可能な加算値レジスタ5を備えることで、CPU1は、周辺マクロの総消費電力が最大許容電力を越えたか否か、または越えそうか否かを直ちに知ることができる。また、CPU1は、加算値レジスタ5に格納された積算値を参照することで、例えば、現在実行中の処理で不要な周辺マクロや優先度の低い周辺マクロの動作を停止させ、処理の終了後に動作を再開させる等の制御も可能になる。したがって、プロセッサによる処理能力を低下させることなく周辺マクロや周辺装置の総消費電力を容易に管理することができる。
特に、動作制御部40〜4Nの重み格納部41をレジスタで構成し、同一または連続するアドレスにマッピングすることで、CPU1は周辺マクロが動作中であるか停止中であるかを容易に判別できるため、情報を効率良く入手できる。また、各動作制御部4の動作許可/停止部42をレジスタで構成し、同一または連続するアドレスにマッピングすることで、CPU1は各周辺マクロ20〜2Nの動作または停止を効率良く制御できる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明のマイクロコンピュータが備える電力管理モジュールの第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態のマイクロコンピュータは、周辺マクロ2Nが消費電力の異なる複数のモードで動作する例であり、図2に示すように本実施形態の動作制御部4Nは、対応する周辺マクロ2Nの各動作モードの消費電力に相当する重みの値を保持する複数の重み格納部(図2では411、412)と、周辺マクロ2Nから出力される、該周辺マクロ2Nの動作モードを示すモード信号にしたがって、動作モードに対応した重みの値を選択・出力するセレクタ45とを図1に示した動作制御部に追加した構成である。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態の動作制御部4Nが有する重み格納部411、412は、対応する周辺マクロ2Nが複数のモードで動作する場合に、動作モード毎の消費電力に相当する重みの値(図2では、+m、+k:m、kは正の整数)をそれぞれ個別に保持する。セレクタ45には対応する周辺マクロ2Nから現在の動作モードを示すモード信号が入力され、セレクタ45は、該モード信号にしたがって複数の重みの値のなかから動作モードに対応する重みの値を選択し、ゲート回路44に供給する。
本実施形態の構成によれば、周辺マクロが消費電力の異なる複数のモードで動作する場合でも、動作モードに応じた最適な重みの値を選択することで重みの積算値の精度を維持できるため、周辺マクロや周辺装置の総消費電力を正確に知ることができる。したがって、本実施形態の構成も第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図2では動作制御部4Nに2つの重み格納部411、412を備えた構成を示しているが、重み格納部41は、対応する周辺マクロの動作モード数に応じた数だけ備えていればよい。
(第3の実施の形態)
図3は本発明のマイクロコンピュータが備える電力管理モジュールの第3の実施の形態の構成を示すブロック図であり、図4は図3に示した動作許可/停止部の動作を示すタイミングチャートである。なお、図3には、1つの動作制御部4、加算値レジスタ5、許容値レジスタ6、比較回路7及び割込制御回路9のみを記載し、周辺マクロ20〜2N、CPU1、及びバス8をそれぞれ省略した様子を示している。動作制御部は、第1、2の実施の形態と同様に各周辺マクロ20〜2Nに対応して設けられている。
図3に示すように、第3の実施の形態の電力管理モジュールが備える動作制御部4は、動作許可/停止部42の構成が第1、2の実施の形態と異なっている。
本実施形態の動作許可/停止部42は、CPU1から送出された周辺マクロの動作/停止を指示する制御信号をラッチする第1のレベルセンシティブラッチ(F/F1)421及び第2のレベルセンシティブラッチ(F/F2)422と、第2のレベルセンシティブラッチ422に対するクロック(WriteCLK)入力をマスクする論理和ゲート回路423と、第2のレベルセンシティブラッチに対するクロック入力のマスク条件を検出する論理積ゲート回路424とを有する構成である。第1のレベルセンシティブラッチ421にはマイクロコンピュータが有する不図示の内部回路から書き込みクロック(WriteCLK)が供給され、第2のレベルセンシティブラッチ422には論理和ゲート回路423を通して書き込みクロックが供給される。
第1のレベルセンシティブラッチ421及び第2のレベルセンシティブラッチ422は書き込みクロックのタイミングでバス8を介してCPU1から送出される周辺マクロの動作/停止を指示する制御信号をラッチする。但し、第2のレベルセンシティブラッチ422に供給される書き込みクロックは、対応する周辺マクロが動作停止中であり、CPU1から動作許可を示す制御信号が新たに出力され、かつ該動作許可により積算値が許容値を越えた場合にマスクされる。
本実施形態の電力管理モジュールは、停止中の周辺マクロを動作させる際に、重みの積算値が許容値を越える場合はCPU1からの停止指示を待たずに電力管理モジュールの制御により該周辺マクロの動作を停止させる。その際、CPU1には比較回路7の比較結果により割込制御回路9を通して積算値が許容値を越えたことが通知される。
このような構成において、本実施形態では、CPU1から停止中任意の周辺マクロに対する動作許可を示す制御信号が出力されると、対応する動作制御部の第1のレベルセンシティブラッチ421は書き込みクロック(WriteCLK)の立上りに同期して該制御信号をラッチする。
ゲート回路44は、第1のレベルセンシティブラッチ421のラッチ出力を受けて、重み格納部41に格納された重みの値を加算回路43に供給する。よって、該加算回路43の演算結果及び加算値レジスタ5に格納される積算値が該重みの値を加えた値に更新される。更新後の積算値が許容値を越える場合、比較回路7からは積算値が許容値を越えたことを示す“1”が出力される(図4のA)。
比較回路7から“1”が出力されると、動作許可/停止部42の論理積ゲート424は論理和ゲート423へ“1”を出力し(図4のB)、論理和ゲート423は第2のレベルセンシティブラッチ422に供給する書き込みクロックを“1”で固定する(図4のC)。
この場合、第2のレベルセンシティブラッチ422は、CPU1から動作許可を示す制御信号が送出されているにも拘わらず、周辺マクロに出力する動作許可フラグを“0”(動作停止指示)で維持する。
一方、加算値レジスタ5に格納される更新後の積算値が許容値を越えない場合、動作許可/停止部42の論理積ゲート424は論理和ゲート423へ“0”を出力し、論理和ゲート423は書き込みクロックを第2のレベルセンシティブラッチに供給する。この場合、第2のレベルセンシティブラッチ422は書き込みクロックの立上りに同期して第1のレベルセンシティブラッチ421の出力信号をラッチし、周辺マクロに出力する動作許可フラグを“1”に設定する。
本実施形態の構成によれば、停止中の周辺マクロを動作させる際に、重みの積算値が許容値を越える場合はCPU1からの停止指示を待たずに電力管理モジュール4の制御により該周辺マクロの動作を停止させるため、周辺マクロの総消費電力(電流)が許容値を一瞬でも越えてはならない構成に適用できる。
なお、上述した第1〜第3の実施の形態で示した電力管理モジュールは、複数の周辺装置を備えたコンピュータシステムに適用しても上述したマイクロコンピュータと同様の効果を得ることができる。コンピュータシステムは、図1〜図3に示した周辺マクロに代えて複数の周辺装置を設け、該周辺装置とバス及び電力管理モジュール間を、例えば周知のI/Oインタフェース部を介して接続した構成とすればよい。
本発明のマイクロコンピュータが備える電力管理モジュールの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のマイクロコンピュータが備える電力管理モジュールの第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のマイクロコンピュータが備える電力管理モジュールの第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図3に示した動作許可/停止部の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 CPU
0〜2N 周辺マクロ
3 電力管理モジュール
4、40〜4N 動作制御部
5 加算値レジスタ
6 許容値レジスタ
7 比較回
8 バス
9 割込制御回路
41、411、412 重み格納部
42 動作許可/停止部
43 加算回路
44 ゲート回路
45 セレクタ
421 第1のレベルセンシティブラッチ
422 第2のレベルセンシティブラッチ
423 論理和ゲート回路
424 論理積ゲート回路

Claims (12)

  1. 複数の周辺マクロを内蔵するマイクロコンピュータであって、
    プロセッサと、
    前記周辺マクロの消費電力に相当する重みの値を保持する複数の重み格納部、動作中の前記周辺マクロ毎の重みの値を積算した積算値が格納される、前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な加算値レジスタ、及び前記プロセッサからの指示にしたがって前記周辺マクロの動作/停止をそれぞれ制御する複数の動作許可/停止部を備えた電力管理モジュールと、
    を有するマイクロコンピュータ。
  2. 前記電力管理モジュールは、
    予め設定された前記マイクロコンピュータの最大許容電力に相当する重みの値である許容値を保持する許容値レジスタと、
    前記積算値と前記許容値との比較結果を出力する比較回路と、
    を有し、
    前記プロセッサは、
    実行中の処理に不要な周辺マクロの動作を停止させると共に、前記比較回路の比較結果により前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、直前に動作させた周辺マクロまたは優先度の低い周辺マクロの動作を停止させる指示を、該周辺マクロの動作/停止を制御する動作許可/停止部に出力する請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  3. 前記重み格納部は、
    前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタである請求項1または2記載のマイクロコンピュータ。
  4. 前記動作許可/停止部は、
    前記プロセッサによるデータの読み出し/書き込みが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタである請求項1乃至3のいずれか1項記載のマイクロコンピュータ。
  5. 前記電力管理モジュールは、
    前記周辺マクロが消費電力の異なる複数の動作モードで動作する場合、該周辺マクロに対応して、前記動作モード毎の消費電力に相当する重みの値を保持する、該動作モードの数に等しい重み保持部を備えた請求項1乃至4のいずれか1項記載のマイクロコンピュータ。
  6. 前記動作許可/停止部は、
    停止中の周辺マクロを動作させる際に、前記比較回路の比較結果から前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、前記プロセッサからの停止指示を待たずに該周辺マクロの動作を停止させる請求項1乃至5のいずれか1項記載のマイクロコンピュータ。
  7. 複数の周辺装置を備えたコンピュータシステムであって、
    プロセッサと、
    前記周辺装置毎の消費電力に相当する重みの値を保持する複数の重み格納部、動作中の前記周辺装置毎の重みの値を積算した積算値が格納される、前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な加算値レジスタ、及び前記プロセッサからの指示にしたがって前記周辺装置の動作/停止をそれぞれ制御する複数の動作許可/停止部を備えた電力管理モジュールと、
    前記周辺装置と前記電力管理モジュールを接続すると共に、前記周辺装置と前記プロセッサとを互いにデータの送受信が可能に接続するインタフェース部と、
    を有するコンピュータシステム。
  8. 前記電力管理モジュールは、
    予め設定された前記コンピュータシステムの最大許容電力に相当する重みの値である許容値を保持する許容値レジスタと、
    前記積算値と前記許容値との比較結果を出力する比較回路と、
    を有し、
    前記プロセッサは、
    実行中の処理に不要な周辺装置の動作を停止させると共に、前記比較回路の比較結果により前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、直前に動作させた周辺装置または優先度の低い周辺装置の動作を停止させる指示を、該周辺装置の動作/停止を制御する動作許可/停止部に出力する請求項7記載のコンピュータシステム。
  9. 前記重み格納部は、
    前記プロセッサによるデータの読み出しが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタである請求項7または8記載のコンピュータシステム。
  10. 前記動作許可/停止部は、
    前記プロセッサによるデータの読み出し/書き込みが可能な、同一のアドレスまたは連続するアドレスにマッピングされたレジスタである請求項7乃至9のいずれか1項記載のコンピュータシステム。
  11. 前記電力管理モジュールは、
    前記周辺装置が消費電力の異なる複数の動作モードで動作する場合、該周辺装置に対応して、前記動作モード毎の消費電力に相当する重みの値を保持する、該動作モードの数に等しい重み保持部を備えた請求項7乃至10のいずれか1項記載のコンピュータシステム。
  12. 前記動作許可/停止部は、
    停止中の周辺装置を動作させる際に、前記比較回路の比較結果から前記積算値が前記許容値を越えることを検知した場合は、前記プロセッサからの停止指示を待たずに該周辺装置の動作を停止させる請求項7乃至11のいずれか1項記載のコンピュータシステム。
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JP2012027655A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Hitachi Ltd 情報処理装置および省電力メモリ管理方法

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