JP2005283887A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 転写ローラが軸受け部に安定して保持され、かつ転写ローラの着脱を容易に行うことのできる構成を提供する。
【解決手段】 レーザプリンタ1は、ローラ部26aと、ローラ部26aを保持する軸部材26bとを備えた転写ローラ26が装着されるように構成されており、この転写ローラ26は、軸部材26bの両端部が一対の軸受け部80,80によって回転可能に保持される。一対の軸受け部80,80の少なくとも一方は、移動可能に構成された移動軸受け部83からなり、移動軸受け部83は、軸部材26bを、前写ローラ26の軸方向と交差する方向へ離脱不能な支持位置と、離脱可能な離脱位置とに移動変更可能に構成されている。
【選択図】 図4
Description
このようにすれば、転写ローラが軸受け部に安定して保持される構成となり、かつ転写ローラの着脱を容易に行うことのできる構成となる。
この構成によれば、孔部により軸部材を周方向全体に渡って支持することができるため、転写ローラをより安定して回転させることのできる軸受け構成となる。
本構成によれば、移動軸受け部が支持位置から離脱位置へと移動した際に、支持部による支持によって転写ローラの落下を防止することができるため、転写ローラの交換時にユーザがアクセスしやすい構成となる。
このようにすれば、面取り部によって軸部材が移動軸受け部内に案内されるため、軸部材を移動軸受け部に挿入する操作をスムーズに行うことができる構成となる。
このようにすれば、転写ローラが軸受け部から軸方向と交差する方向に離脱不能となるように構成でき、その一方で、転写ローラを軸受け部に対し容易に着脱できる構成となる。
このようにすれば、移動軸受け部をスライドさせることができ、かつ、支持位置において移動軸受け部を像担持体側へ付勢させることのできる好適構成となる。
このようにすれば、移動軸受け部に対し軸部材を挿入及び離脱する際に、支持状態と離脱状態とで各々適切な高さに設定することができる。
このようにすれば、移動軸受け部を像担持体側に押し出す構成をとりつつ、押圧手段をスライドさせなくても移動軸受け部をスライドさせることによって移動軸受け部に対する軸部材の着脱が可能となり、押圧手段をスライドさせるための機構を特別に設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
このようにすれば、移動軸受け部は一定の高さで移動するため、移動がスムーズとなり、かつ、支持位置と離脱位置とで高さが一定とされるため、移動軸受け部を離脱位置とした後、再び当該軸受け部に軸部材を挿入する際に挿入が行いやすい構成となる。
この構成によれば、歯車部材等の動力伝達部材を省略して構成の簡素化を図ることができる。
このようにすれば、歯車部材を設けつつ、移動軸受け部を支障なくスライドさせることのできる構成となる。
このように移動軸受け部を一方のみに配置すれば、着脱機構の簡素化を図ることができ、移動軸受け部とローラ部との間に歯車部材が介在することとなるため、移動軸受け部の移動によってローラ部に衝撃や損傷を与えてしまうようなことを防止できる。
このようにすれば、バイアス電圧を安定して印加することができる構成となる。
このようにすれば、他方側において軸部材を挿入しやすい適切な向きとなるように挿入方向を変更することができ、転写ローラの取り付ける際に、軸部材の挿入を一層行いやすい構成となる。
本構成によれば、装置の小型化を実現でき、その一方、スライド部材の操作によって転写ローラの離脱を容易に行うことができるので、装置小型化に起因して転写ローラの取外しが困難となるようなことがなく、有効な構成となる。
このようにすれば、プロセスカートリッジを収容する収容部を利用して転写ローラの着脱を行うことのできる構成となる。
このように軸方向と直交する方向に変位させることによって離脱させる構成とすれば、それほど大掛かりな操作を伴わず簡易に離脱できる構成となる。
このようにすれば、プロセスカートリッジを装置本体部に装着しやすい好適な構成となる。
本発明の実施形態1を図1から図6によって説明する。
1.本実施形態の構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙を給紙するためのフィーダユニット4や、給紙された用紙に所定の画像を形成するための画像形成ユニット5などを備えている。
フィーダユニット4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙カセット43と、給紙カセット43内に設けられた用紙押圧板6と、給紙カセット43の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ7および給紙パッド8と、給紙ローラ7に対し用紙の搬送方向の下流側に設けられる搬送ローラ59と、この搬送ローラ59に対し用紙の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ9とを備えている。
画像形成ユニット5は、スキャナユニット11、特許請求の範囲でいうプロセスカートリッジとしてのプロセスユニット12、定着ユニット13などを備えている。
スキャナユニット11は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー14、レンズ15および16、反射鏡17、18および19などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー14、レンズ15、反射鏡17および18、レンズ16、反射鏡19の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット12の感光ドラム21の表面上に高速走査にて照射させている。なお、本実施形態では、感光ドラム21が特許請求の範囲でいう像担持体に相当する。
次に、図2に基づいてプロセスユニット12を説明する。
図2は、プロセスユニット12を拡大して示す側断面図である。同図において、プロセスユニット12は、スキャナユニット11の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ20内に、感光ドラム21、現像カートリッジ36、スコロトロン型帯電器25などを備えている。現像カートリッジ36は、ドラムカートリッジ20に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ22、層厚規制ブレード23、供給ローラ24およびトナーボックス27などを備えている。
図4に示すように、本実施形態に係る転写ローラ26は、装置本体部1aに装着される構成をなしており、像担持体に相当する感光ドラム21と対向して配置されるローラ部26aと、このローラ部26aを保持する軸部材26bとを備えた構成をなしている。他方、装置本体部1a側には、この転写ローラ26を保持するために、軸部材26bの両端部90,90をそれぞれ支持する一対の軸受け部80,80が設けられている。これら一対の軸受け部80,80のうちの一方は、移動可能に構成された移動軸受け部83として構成されている。移動軸受け部83は、軸部材26bを、転写ローラ26の軸方向(Z軸方向)と交差する方向へ離脱不能となるよう支持する支持位置と、軸部材26bが離脱する離脱位置とに移動変更可能に構成されている。
定着ユニット13は、図1に示すように、プロセスユニット12の側方下流側に配設され、加熱ローラ32、その加熱ローラ32に押圧される押圧ローラ31、これら加熱ローラ32および押圧ローラ31の下流側に設けられる1対の搬送ローラ対33を備えている。加熱ローラ32は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスユニット12において用紙上に転写されたトナーを、用紙が加熱ローラ32と押圧ローラ31との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙を搬送ローラ33によって、排紙パス56に搬送するようにしている。排紙パス56に送られた用紙は、後述する排紙ローラ34に送られて、その排紙ローラ34によって排紙トレイ35上に排紙される。本実施形態では、これら、搬送ローラ33、排紙パス56、及び排紙ローラ34が特許請求の範囲でいう第2の方向転換部に相当し、これらによって転写ローラ26を通過した用紙が前方側に向かうように方向転換されて排紙トレイ35(排紙トレイ35が特許請求の範囲でいう用紙排出部に相当する)側に送り出されることとなる。
なお、このレーザプリンタ1には、用紙の両面に画像を形成するために、両面画像形成手段としての反転搬送ユニット52が設けられている。この反転搬送ユニット52は、排紙ローラ34と、反転搬送パス53と、フラッパ54と、反転搬送ローラ55とを備えている。
次に、図12及び図13を参照して実施形態2について説明する。
図12は、実施形態2における転写ローラ26と移動軸受け部183の関係を概念的に説明するものであり、図13は、転写ローラ26、押圧部材110、移動軸受け部183、及びガイド溝120の正面から見た位置関係を、支持位置(a)と離脱位置(b)とでそれぞれ説明するものである。本実施形態では、移動軸受け部183が支持位置にある場合に、この移動軸受け部183を感光ドラム21側に押し出すように押圧する押圧手段110を備えた構成をなしている。図12のように、移動軸受け部183が支持位置から離脱位置に変位した場合、押圧手段110による移動軸受け部183に対する押圧が解除され、かつ移動軸受け部183から離脱した軸部材26bが押圧手段110によって支持されるようになっている。押圧手段110は、一端が底部72に固定されたばね部材130に支持されており、図13(b)のように移動軸受け部183が支持位置にある場合にこの移動軸受け部183を上方側(即ち感光ドラム21側)に付勢するように構成されている。
次に、図14を参照して実施形態3について説明する。図14は、図4を変形した構成を示すものであり、実施形態3に係る収容部の底部72の構成を例示していう。図14では、軸部材26bに歯車部材が設けられていない点が、他の実施形態と異なり、それ以外の点は同様であるので、同様の構成をなす部分は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する(特に軸受けユニット81及びその付近の構成については実施形態1と同一である)。本実施形態では、転写ローラ26と感光ドラム21とによって用紙が挟持され、かつ感光ドラム21の回転によって用紙が移動される構成をなし、さらには、転写ローラ26は、用紙との間に生じる摩擦力により、用紙の移動と連動して回転するようになっている。即ち、感光ドラム21の回転によって搬送される用紙の作用によって連れ回るように構成されている。
次に図15及び図16を参照して実施形態4について説明する。図15は、本実施形態における転写ローラ26と一対の軸受け部80,80とを概念的に例示するものである。また、図16は、転写ローラ26の取り外し方を説明する説明図である。本実施形態では、一対の軸受け部80,80のうち、一方の軸受け部のみが移動軸受け部83とされ、軸部材26bを支持する支持位置と離脱位置とに変位可能に構成されている。他方の軸受け部182には、軸部材26bの端部90(具体的には移動軸受け部83とは反対側の端部90b)を周方向全周に渡って支持可能な孔部182aが形成されており、軸受け部182に軸部材26bが支持された状態では、この軸部材26bが軸受け部182から軸方向に対して交差する方向に離脱できないように構成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、移動軸受け部83に孔部83aが形成され、当該孔部83aによって軸部材26bを周方向全体にわたって囲むように保持する構成を例示したが、軸部材26bの軸方向と交差する方向に離脱不能であれば軸部材26bの周方向一部分を囲まない構成(例えば、若干のスリットが形成されるような構成)であってもよい。
(2)上記実施形態では、移動軸受け部を離脱位置までスライドさせる構成を例示したが、スライドさせずに離脱させてもよい。例えば、図17(a)に示すように、移動軸受け部83を軸部材26bの軸方向と交差する方向に移動させて離脱するような構成であってもよい。例えば、図17(b)では、支持位置において高さ規制部72bにより張出部83bの上方への移動が規制される一方、移動軸受け部83がローラ部26aから離間する方向にスライドすると、開口部72aを介して移動軸受け部83が上方にも移動できるようになっている。図17(b)のように開口部72aの位置に到達した段階では軸部材26bは移動軸受け部283から抜けきっていないが、図17(a)の矢印にも示すように、移動軸受け部83(具体的には軸受けユニット81全体)を上方に移動させることにより完全に抜くことができる。このような構成を転写ローラ26の両端に設けてもよいし、或いは一方をこのような構成とし、他端側については軸受け部80を実施形態4と同様に回動可能にする等の構成が挙げられる。
1a…装置本体部
12…プロセスユニット(プロセスカートリッジ)
21…感光ドラム(像担持体)
26…転写ローラ
26a…ローラ部
26b…軸部材
35…排紙トレイ(用紙排出部)
43…給紙カセット
70…収容部
74…開口部
97…高さ設定ガイド部(高さ設定部)
Claims (18)
- 静電潜像が現像剤により現像されることによって形成される可視像を担持する像担持体と、
その像担持体と対向して配置されるローラ部と、当該ローラ部を保持する軸部材とを備えた転写ローラと、
前記軸部材の両端部を支持する一対の軸受け部と、
を有し、
前記転写ローラが、装置本体部に装着される画像形成装置であって、
前記一対の軸受け部の少なくとも一方は、移動可能に構成された移動軸受け部からなり、
前記移動軸受け部は、前記軸部材を、前記転写ローラの軸方向と交差する方向へ離脱不能な支持位置と、離脱可能な離脱位置とに移動変更可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記移動軸受け部は、前記軸部材を周方向全体に渡って支持する孔部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記軸部材に対し、前記像担持体側とは反対側の位置には、前記移動軸受け部が前記支持位置から前記離脱位置へと移動した場合に当該軸部材を支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記移動軸受け部における前記軸部材が挿入される側の開口端部、及び、前記軸部材における前記移動軸受け部へ挿入する側の端部の少なくともいずれかには面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記移動軸受け部は、前記軸方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記移動軸受け部を保持する保持ベースと、
前記保持ベースに支持されると共に、前記移動軸受け部を前記像担持側に付勢する付勢部材と、
を備え、
前記移動軸受け部、前記付勢部材、及び前記保持ベースを備えてなる軸受けユニットが前記軸方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記付勢手段による付勢方向を高さ方向とした場合、前記移動軸受け部に対し前記軸部材を挿入及び離脱する際の、当該移動軸受け部の高さが前記支持位置と前記離脱位置とで異なるように当該移動軸受け部の高さを設定する高さ設定部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記移動軸受け部が前記支持位置にある場合に、当該移動軸受け部を前記像担持体側に押し出すように押圧する押圧手段を備え、
前記移動軸受け部が前記支持位置から前記離脱位置に変位することにより、前記押圧手段による当該移動軸受け部に対する押圧が解除され、かつ当該移動軸受け部から離脱した前記軸部材が前記押圧手段によって支持されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記押圧手段による押圧方向を高さ方向とした場合、前記移動軸受け部に対し前記軸部材を挿入及び離脱する際に、当該移動軸受け部は、前記支持位置と前記離脱位置との間で高さが一定とされた状態で前記軸方向にスライドすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記転写ローラと前記像担持体とによって用紙が挟持され、かつ前記像担持体の回転によって前記用紙が移動される構成をなし、
前記転写ローラは、前記用紙との間に生じる摩擦力により、前記用紙の移動と連動して回転することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記転写ローラの前記軸部材には、当該転写ローラに対して外部から動力を伝達するための歯車部材が設けられており、前記軸方向において、前記一対の軸受け部の間に前記歯車部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記歯車部材は、前記軸部材の一端側のみに配置されており、前記一対の軸受け部のうち前記歯車部材が設けられた側の軸受け部のみが前記移動軸受け部として構成されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記一対の軸受け部のうち、一方の軸受け部のみが前記移動軸受け部とされており、他方の軸受け部側において前記軸部材に対し電圧を印加するための電極部が接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記一対の軸受け部のうち、一方の軸受け部のみが前記移動軸受け部とされ、他方の軸受け部は、前記軸部材の挿入方向が変更されるように変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
- 当該画像形成装置は、給紙カセットの長手方向一端側から供給される用紙を他端側に向かうように方向転換すると共に前記給紙カセットの上方に配置される前記転写ローラ側に送り出す第1の方向転換部と、
前記転写ローラを通過した用紙を前記一端側に向かうように方向転換して前記転写ローラの上方に配置される用紙排出部側に送り出す第2の方向転換部と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記像担持体を少なくとも備えると共に、前記装置本体部に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジを有し、
前記装置本体部には、前記プロセスカートリッジを収容する収容部が形成されると共に、当該装置本体部の一端側において前記収容部と連通する開口部が形成され、前記開口部を介して前記プロセスカートリッジが着脱可能となっており、
前記転写ローラは、前記プロセスカートリッジを前記装置本体部から取り外した状態で前記収容部側に露出する構成をなし、かつその露出状態で前記収容部側に離脱することにより前記装置本体部から取り外されることを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記転写ローラは、前記装置本体部から前記軸方向と略直交する方向に取り外されることにより前記収容部側に離脱することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
- 前記収容部から前記プロセスカートリッジを取り外す方向は、前記軸方向と略直交する方向とされていることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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