JP2005283021A - 熱交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの放熱器と、他の放熱体もしくは発熱体とを対向して配置することを可能にして省スペース化を図ることができる熱交換システムを提供する。
【解決手段】 空調システムの第1放熱器4と、この第1放熱器4の冷却風が通過する領域の一部に対向する動力系を冷却する第2放熱器10とを備え、第2放熱器10を第1放熱器4の冷媒の上流側冷媒パス17Aに対向する配置させ、第2放熱器の冷媒温度を第1放熱器4の上流側冷媒パス17Aの冷媒温度以下に設定した。
【選択図】 図3

Description

本発明は熱交換システムに関し、さらに詳しくは、超臨界下で運転される例えば二酸化炭素を冷媒として用いる冷凍サイクルの放熱器の配置に関するものである。
従来の空調システムでは、HFC134aなどのフロン系冷媒が用いられた冷凍サイクルを利用しているが、オゾン層の破壊や地球の温暖化といった環境問題が懸念されている。このため、脱フロン対策の一つとして、二酸化炭素、エチレン、エタン、酸化窒素などを冷媒として用いる冷凍サイクルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。これら二酸化炭素などを冷媒として用いる冷凍サイクルは、原理的にはフロン系冷媒を用いた従来の冷凍サイクルと同じである。
従来のフロン系冷媒を用いた冷凍サイクルでは、放熱器内で冷媒が凝縮状態となるため、放熱器内での温度勾配は極めて小さい。
一方、二酸化炭素を冷媒として用いる冷凍サイクルのように、放熱時に冷媒状態が超臨界下で運転される放熱器では、通過する冷媒はガス体である。また、放熱器の入口では、冷媒が100℃以上の高温となるが、放熱器に流入した後は、冷却風と急激に熱交換して冷却される特性がある。このように、二酸化炭素を冷媒として用いた冷凍サイクルでは、放熱器において冷媒の入口と出口との間で温度勾配が急峻となる特性がある。このように、この放熱器に別の放熱器を対向するように配置して冷却風を共用することは行われていなかった。
特公平7−18602号公報
上述のように、冷媒が超臨界下で運転される空調システムでは、その放熱器内の温度勾配が急峻であるため、その放熱器を通過してくる冷却風の温度も分布が発生するものであった。このため、この冷凍サイクルの放熱器に別の放熱器を対向配置して冷却風を共用させようとした場合に、何れか一方の放熱器において、ともすると吸熱が起きてしまい放熱性能を阻害してしまう可能性があった。
このような理由から、冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの放熱器に他の放熱器を対向させて配置して熱交換を行う熱交換システムはなかった。具体的には、例えば車両のエンジンルームなどにおいて空調システムの放熱器と他の放熱器などとを互いに干渉しない配置としていた。
そこで、本発明の目的は、冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの放熱器と、他の放熱体もしくは発熱体とを対向して配置することを可能にして省スペース化を図ることができる熱交換システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの第1放熱器と、該第1放熱器の冷却風が通過する領域の一部に対向するように他の第2放熱器とを、互いに放熱を維持するように配置させたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの第1放熱器と、該第1放熱器の冷却風が通過する領域の一部に対向するように他の第2放熱器と、を配置させると共に、前記第1放熱器と前記第2放熱器とのうち、互いに対向する領域における内部冷媒の温度が低い方を冷却風の上流側に配置させることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載された熱交換システムであって、前記第2放熱器を、前記第1放熱器における冷媒の上流側領域に対向するように、前記第1放熱器よりも冷却風の上流側に配置させたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の熱交換システムであって、前記上流側領域における冷媒の流れ方向と、前記第2放熱器における冷媒の流れ方向とを同一方向にしたことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の熱交換システムであって、前記上流側領域と前記第2放熱器とを、互いに高温側同士と低温側同士とが対向するようにしたことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載された熱交換システムであって、前記第1放熱器における冷媒の下流側領域に対向するように、前記第2放熱器を前記第1放熱器よりも冷却風の下流側に配置させたことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明であって、前記第2放熱器の冷媒の流れ方向が前記下流側領域における冷媒の流れ方向と逆方向であることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された熱交換システムであって、前記第1放熱器は、一対の平行なヘッダと、前記ヘッダ間を結ぶ複数のチューブと、前記チューブ間に配置されたフィンと、を備えてなることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明であって、前記チューブは、前記ヘッダの長手方向に沿って複数の冷媒パスに区分され、互いに隣接する前記冷媒パス同士は互いに異なる方向に冷媒を案内することを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載された熱交換システムであって、前記第2放熱器が電熱ヒータであることを特徴としている。
本発明によれば、超臨界下で運転される熱交換システムの第1放熱器の冷却風上流側もしくは下流側に、他の第2放熱器を対向して配置することが可能となり、熱交換システムが収納される空間、特に車両の内部空間における放熱器の設置スペースの有効利用ならびに省スペース化が図れる。
以下、本発明の実施の形態に係る熱交換システムをの詳細を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る熱交換システムは、冷媒として二酸化炭素を用いる車両用空調システムを燃料電池自動車に適用した例である。
(第1の実施の形態)
次に、図1〜図5を用いて本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る熱交換システムの概略を示す回路図である。図1に示すように、この熱交換システムは、周知の冷凍サイクルと、この冷凍サイクルにおける後述する第1放熱器(車室外放熱器)4に対向配置させた第2放熱器10とを備えてなる。
冷凍サイクルは、圧縮機1、室内放熱器2、三方弁3、第1放熱器4、チェック弁5、内部熱交換器6、膨張弁7、エバポレータ8、アキュムレータ9などで大略構成されている。第2放熱器10は、上記の第1放熱器4の冷却風上流側に対向配置されている。
次に、本実施の形態に係る熱交換システムの特徴を図2および図3を用いて説明する。なお、図2は第1放熱器4のみを示す斜視図であり、図3は第1放熱器4と第2放熱器10とを対向配置させた状態を示す斜視図である。
図2および図3に示すように、第1放熱器4は、一対の平行なヘッダ11、12を連結する複数のチューブ13が互いに平行をなすように配置されている。これらチューブ13同士の間隙には、放熱用のフィン14が介在されている。なお、ヘッダ11、12間の複数のチューブ13が連結された領域は、冷媒パス17となっている。
ヘッダ11、12は、長手方向の両端部が閉塞されている。ヘッダ11の一方(図中上側)の端部近傍の外側部には、冷媒入口15が設けられている。また、ヘッダ12の他方(図中下側)の端部近傍の外側部には、冷媒出口16が設けられている。また、ヘッダ11の一方の端部からこのヘッダ11の全長の略三分の一の長さ位置には、内部空間を遮断する隔壁11Aが形成されている。一方、ヘッダ12の他方の端部からこのヘッダ12の全長の略三分の一の長さ位置には、内部空間を遮断する隔壁12Aが形成されている。
なお、図2に示すように、冷媒パス17は、上流側冷媒パス17A、中間冷媒パス17B、下流側冷媒パス17Cの3つの領域に区画されている。そして、上流側冷媒パス17Aは、ヘッダ11に形成された隔壁11Aより一方の端部側(図中上側)に配置されている。中間冷媒パス17Bは、ヘッダ11に形成された隔壁11Aとヘッダ12に形成された隔壁12Aとの間の領域に配置されている。下流側冷媒パス17Cは、ヘッダ12に形成された隔壁12Aより他方の端部側(図中下側)に配置されている。
このような第1放熱器4においては、冷媒入口15から上流側冷媒パス17Aを経てヘッダ12に移動し、ヘッダ12に至った冷媒はヘッダ12の隔壁12Aで規制されるため中間冷媒パス17Bに流れ込む。そして、中間冷媒パス17Bを経てヘッダ11に移動した冷媒は、ヘッダ11の隔壁11Aでヘッダ11の一方の端部側へは移動が規制されているため、他方の端部側へ移動して下流側冷媒パス17Cへ流れ込み、ヘッダ12の冷媒出口16から出るようになっている。このように、第1放熱器4では、冷媒は上流側冷媒パス17A、中間冷媒パス17B、下流側冷媒パス17Cの3つのパスをジグザグ状に流れるようになっている。
ここで、第2放熱器10の構成、配置位置の説明に先駆けて、本実施の形態の第1放熱器4における冷媒入口15から冷媒出口16へ向けた冷媒の温度を測定した結果を示す図4に基づいて説明する。
図4に示すように、冷媒入口(ガスクーラ入口)15に入り込む冷媒温度は約140℃であるが、上流側冷媒パス17Aを通過してヘッダ12に至るまでに(パス数0〜1の間に)、約58℃まで低下している。また、ヘッダ12から中間冷媒パス17Bを通ってヘッダ11に至るまでの間に(パス数1〜2の間に)、冷媒温度は約58℃から約43℃まで低下している。さらに、ヘッダ11から下流側冷媒パス17Cを通過してヘッダ12に至るまでの間に(パス数2〜3の間に)、冷媒温度は約43℃から約38℃まで低下している。
図4から判るように、冷媒温度は冷媒入口15から入って上流側冷媒パス17Aを通過することにより、急激に冷却される。これに比較して、中間冷媒パス17Bと下流側冷媒パス17Cとを通過したときの冷媒の温度降下は小さくなる。
次に、第2放熱器10の構成を説明する。図3に示すように、第2放熱器10は、第1放熱器4の幅寸法と同程度の幅寸法に設定されている。
第2放熱器10は、互いに平行な一対のヘッダ18、19と、これらヘッダ18、19を連結する互いに平行な複数のチューブ20と、これらチューブ20同士の間に介在されたフィン21とを備えてなる。
ヘッダ18、19は、第1放熱器4のヘッダ11、12の長さの三分の一の長さに設定されている。また、チューブ20の長さは、第1放熱器4のチューブ13とほぼ同じ長さに設定されている。そして、ヘッダ18、19の外側部のほぼ中央に冷媒入口18A、19Aが設けられている。
本実施の形態では、このような構成の第2放熱器10は、例えば燃料電池自動車用の放熱器であり、動力系を冷却する放熱器であるが、この他に燃料電池系を冷却する放熱器を適用することもできる。
本実施の形態では、上述した第1放熱器4の現象を踏まえ、図3に示すように、第2放熱器10を、第1放熱器4の上流側冷媒パス17Aと対向するように、冷却風上流側に配置している。そして、第2放熱器10内の冷媒の温度は、第1放熱器4の上流側冷媒パス17A内の冷媒の温度以下に設定している。
このため、第2放熱器10を通過した冷却風は、第2放熱器10内の冷媒の温度より温度が高くなることはなく、第2放熱器10を通過した冷却風で第1放熱器4の上流側冷媒パス17Aを冷却することができる。また、第1放熱器4の中間冷媒パス17Bおよび下流側冷媒パス17Cの2つのパスでは、第2放熱器10を通過しない冷却風で冷却されるため、上流側冷媒パス17A内を通過した冷媒を確実に冷却することができる。
このように、第1放熱器4の上流側冷媒パス17Aの冷却風上流側に対向する第2放熱器10を配置し、第2放熱器10の冷媒温度を上流側冷媒パス17Aの冷媒温度以下に設定したことにより、第1放熱器4では吸熱することがなく、第1放熱器4および第2放熱器10の双方の熱交換器を成立させることができる。
なお、熱交換システムの運転条件により、第1放熱器4と第2放熱器10の冷媒温度は、絶対温度は変化するが、基本的に通常運転時は、吸熱を起こさないように制御することが可能である。
また、第2放熱器10を第1放熱器4に対向して冷却風を共用できる構成であるため、第2放熱器10を別の場所に配置する必要がなく、例えばエンジンルーム内の省スペース化を図ることができる。
本実施の形態の熱交換システムにおいては、図5に示すように、第2放熱器10の冷媒が流れる方向をヘッダ18からヘッダ19に向けて、第1放熱器4の上流側冷媒パス17Aと第2放熱器10の高温側と低温側とを合わせることにより、第1放熱器4の上流側冷媒パス17A内で局部的に吸熱が起こることを防止でき、放熱効率を高めることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る熱交換システムを図6を用いて説明する。なお、本実施の形態では、上述の第1の実施の形態の構成を大部分が同一であるため、異なる構成部分のみを説明する。
図6に示すように、本実施の形態の熱交換システムにおいては、幅の狭い第2放熱器30を第1放熱器4の冷却風上流側に配置したものである。この第2放熱器30は、第1放熱器4の上流側冷媒パス17Aの冷媒入口15側に近い部分に対向配置されている。
本実施の形態では、第2放熱器30が第1放熱器4の冷媒温度の高い領域と対向するため、第2放熱器30の冷媒温度より第1放熱器4の冷媒温度のほうが確実に高いため、第2放熱器30を通過した冷却風により第1放熱器4で吸熱が確実に起こることがないように設定されている。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る熱交換システムを図7および図8を用いて説明する。本実施の形態では、第2放熱器40を第1放熱器4の冷却風下流側に配置したことを特徴としている。なお、本実施の形態における他の構成は、上述した第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態では、図7に示すように、第2放熱器40を第1放熱器4の冷却風下流側で、第1放熱器4の下流側冷媒パス17Cに対向するように配置している。この第2放熱器40の幅寸法は、第1放熱器4の幅寸法とほぼ同一であり、ヘッダ41、41の長さ寸法は、ヘッダ11、12の三分の一に設定されている。ヘッダ41、42の互いの外側部には、冷媒出入口41A、42Aが設けられている。
このような構成において、第2放熱器4の下流側冷媒パス17C内の冷媒温度は、第1放熱器40内の冷媒温度以下になるように設定されている。このため、第1放熱器4の下流側冷媒パス17Cを通過した冷却風は、第2放熱器40内の冷媒の温度より温度が高くなることはなく、第1放熱器4の下流側冷媒パス17Cを通過した冷却風で第2放熱器40のを冷却することができる。また、第1放熱器4の冷却風上流側には放熱器が存在しないため、確実に冷却することができる。
このように、第1放熱器4の下流側冷媒パス17Cの冷却風下流側に対向する第2放熱器40を配置し、下流側冷媒パス17Cの冷媒温度が第2放熱器40内の冷媒温度以下に設定されているため、第2放熱器40では吸熱することがなく、第1放熱器4および第2放熱器40の双方の熱交換器を成立させることができる。
なお、上述の第1および第2の実施の形態と同様に、熱交換システムの運転条件により、第1放熱器4と第2放熱器40の冷媒温度は、絶対温度は変化するが、基本的に通常運転時は、吸熱を起こさないように制御することが可能である。
また、本実施の形態においても、第2放熱器40を第1放熱器4に対向して冷却風を共用できる構成であるため、第2放熱器40を別の場所に配置する必要がなく、例えばエンジンルーム内の省スペース化を図ることができる。
本実施の形態の熱交換システムにおいては、図8に示すように、第2放熱器40の冷媒が流れる方向をヘッダ42側からヘッダ41側へ向けて、第1放熱器4の下流側冷媒パス17Cと第2放熱器40の高温側と低温側とを逆にすることにより、第2放熱器40を効率的に冷却させることも可能である。なお、この場合も、第1放熱器4の下流側冷媒パス17C内の冷媒温度は、第2放熱器40内の冷媒温度以下に保たれていることが必要である。
なお、下流側冷媒パス17Cは、図4に示すように、冷媒の流れ方向に沿って比較的緩やかに温度が低下するため、第2放熱器40内の冷媒の流れ方向は、図8とは逆に下流側冷媒パス17C内の冷媒の流れ方向と一致させてもよい。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る熱交換システムについて図9を用いて説明する。本実施の形態は、上述した第3の実施の形態とほぼ同様の構成であり、第2放熱器50の幅寸法が第1放熱器4より短い場合である。
本実施の形態では、第2放熱器50の幅寸法が第1放熱器4の幅寸法の略半分であり、第1放熱器4の下流側冷媒パス17Cのヘッダ12側の領域に合わせて対向配置している。また、本実施の形態でも上述の第3の実施の形態と同様に、第2放熱器50は、第1放熱器4の冷却風下流側に配置されている。
また、第2放熱器50のヘッダ51、52には、冷媒出入口51A、52Aが設けられている。なお、本実施の形態では、図4に示すように、第1放熱器4の冷媒温度の変動が少ない下流側冷媒パス17Cの終端側の領域に、第2放熱器50を対向配置しているため、第2放熱器50の冷媒出入口51A、52Aのどちらを冷媒入口としてもよい。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した各実施の形態では、チューブが水平方向に沿って配置した状態を図示したが、第1放熱器4や第2放熱器10、30、40、50は上下左右の配置方向に限定されるものではない。
また、上述した各実施の形態では、熱交換システムとして、二酸化炭素冷媒を用いる車両用空調システムを燃料電池自動車に適用した例であるが、本発明は、燃料電池自動車以外の車両や他の空調システムなどに適用可能である。
さらに、上述した各実施の形態では、第1放熱器4が3つの冷媒パスをもつ場合で説明したが、単数でも3つ以外の複数でもよい。
また、上述した第3および第4の実施の形態では、第2放熱器40,50が熱交換器であるが、これに代えて電熱ヒータを配置する構成としてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、第1放熱器4が図4に示す特性を持つ場合に適用して第2放熱器の配置を設定したが、冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの放熱器では図4に示した特性と同様の特性を持っているため、第1放熱器の特性に対応して第2放熱器の配置位置などを決定すればよい。
本発明の熱交換システムの概略をを示す回路図である。 本発明の各実施の形態で用いる第1放熱器の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る熱交換システムの放熱器部分の斜視図である。 本発明の各実施の形態で用いる第1放熱器における流路の位置と冷媒温度との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る熱交換システムにおける放熱器部分の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る熱交換システムにおける放熱器部分の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る熱交換システムにおける放熱器部分の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る熱交換システムにおける放熱器部分の斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る熱交換システムにおける放熱器部分の斜視図である。
符号の説明
4 第1放熱器
10,30,40,50 第2放熱器
11,12 ヘッダ
13 チューブ
14 フィン
15 冷媒入口
16 冷媒出口
17 冷媒パス
17A 上流側冷媒パス
17B 中間冷媒パス
17C 下流側冷媒パス
18,19,41,42,51,52 ヘッダ

Claims (10)

  1. 冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの第1放熱器(4)と、該第1放熱器(4)の冷却風が通過する領域の一部(17A,17C)に対向するように他の第2放熱器(10,30,40,50)とを、互いに放熱を維持するように配置させたことを特徴とする熱交換システム。
  2. 冷媒が超臨界下で運転される冷凍サイクルの第1放熱器(4)と、該第1放熱器(4)の冷却風が通過する領域の一部(17A,17C)に対向するように他の第2放熱器(10,30,40,50)と、を配置させると共に、
    前記第1放熱器(4)と前記第2放熱器(10,30,40,50)とのうち、互いに対向する領域における内部冷媒の温度が低い方を冷却風の上流側に配置させることを特徴とする熱交換システム。
  3. 前記第2放熱器(10,30)を、前記第1放熱器(4)における冷媒の上流側領域(17A)に対向するように、前記第1放熱器(4)よりも冷却風の上流側に配置させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された熱交換システム。
  4. 前記上流側領域(17A)における冷媒の流れ方向と、前記第2放熱器(10,30)における冷媒の流れ方向とを同一方向にしたことを特徴とする請求項3記載の熱交換システム。
  5. 前記上流側領域(17A)と前記第2放熱器(10,30)とを、互いに高温側同士と低温側同士とが対向するようにしたことを特徴とする請求項3記載の熱交換システム。
  6. 前記第1放熱器(4)における冷媒の下流側領域(17C)に対向するように、前記第2放熱器(40,50)を前記第1放熱器(4)よりも冷却風の下流側に配置させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された熱交換システム。
  7. 前記第2放熱器(4)の冷媒の流れ方向が前記下流側領域(17C)における冷媒の流れ方向と逆方向であることを特徴とする請求項6記載の熱交換システム。
  8. 前記第1放熱器(4)は、一対の平行なヘッダ(11,12)と、前記ヘッダ(11,12)間を結ぶ複数のチューブ(13)と、前記チューブ(13)間に配置されたフィン(14)と、を備えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された熱交換システム。
  9. 前記チューブ(13)は、前記ヘッダ(11,12)の長手方向に沿って複数の冷媒パス(17A,17B,17C)に区分され、互いに隣接する前記冷媒パス(17A,17B,17C)同士は互いに異なる方向に冷媒を案内することを特徴とする請求項8記載の熱交換システム。
  10. 前記第2放熱器(40,50)が電熱ヒータであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載された熱交換システム。
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