JP2005283011A - 回転炉床炉及び回転炉床炉の操業方法 - Google Patents

回転炉床炉及び回転炉床炉の操業方法 Download PDF

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達也 小澤
Yoshitaka Sawa
義孝 澤
Hiroyuki Hirohane
弘行 広羽
Natsuo Ishiwatari
夏生 石渡
Takahide Higuchi
隆英 樋口
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Abstract

【課題】 炉外に排出された炭材のリサイクルに要する設備を簡便且つコンパクト化でき、排出された炭材の顕熱を効率的に回収可能な回転炉床炉の提供。
【解決手段】 炭材層Lcを炉床14上に積み付ける炭材ホッパ28と、炭材と原料とからなる混合物層Lbを炭材層Lcの上に積み付ける原料ホッパ30と、炉床14からスラグ・メタル粒Mを排出する排出装置38と、排出装置38の排出物から炭材を篩下炭材Cuとして分離する分粒装置44と、主路50と分岐路52とを有し分粒装置44に設けられている二股シュート48と、主路50から炭材ホッパ28へ篩下炭材Cuを搬送する鋼製のチェーンコンベヤ54と、新しい炭材をチェーンコンベヤ54の新炭材投入口67へ供給可能な新炭材ホッパ28nとから回転炉床炉10を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、炉外に排出された炭材を再利用可能な回転炉床炉及び回転炉床炉の操業方法に関するものである。
還元金属の典型例である鋼は、転炉や電気炉にて製造されるのが一般的である。例えば、電気炉を用いる電気炉法では、スクラップや還元鉄を原料とし、原料のスクラップ等を電気エネルギーにより加熱溶融し、必要に応じて更に精錬を行って鋼を製造している。しかし、近年、スクラップの需給状態が必ずしも安定しておらず、鋼の高品質化への要求が高まっていることから、スクラップよりも不純物が少ない還元鉄を原料とする傾向が高まっている。
還元鉄から鋼を製造する他の方法のひとつに、回転炉床炉と原料ペレットを用いる回転炉床炉法がある(従来例1)(例えば、特許文献1を参照)。回転炉床炉の一例を図6に示す。回転炉床炉10aは環状の炉体12を有し、炉内を環状の炉床14が水平に循環移動している。炉体12は、炉床14の移動方向上流側から順番に、積付位置16、予熱帯20、還元帯22、冷却帯26、排出位置18として区切られており、炉体12を一周して積付位置16と排出位置18とが隣接している。
積付位置16には、炉床14上に原料ペレットPrを積み付ける原料ホッパ30が設置されている。原料ペレットPrは、原料である粉状の鉄鉱石や鉄分を含有するダストと、炭材である石炭やコークス等とを混合し、ペレット状に成型したものである。予熱帯20から還元帯22にかけての炉内は、複数のバーナ32から吹き込まれる燃料の燃焼により炉床14上の原料ペレットPrを加熱可能に構成されており、予熱帯20には排ガスダクト34が設置されて、炉内のガスを炉外へ排気可能に構成されている。排出位置18には、スクリューフィーダを有する排出装置38が設置されており、炉床14上に生成する還元ペレットPdを炉外へ排出可能に構成されている。
積付位置16において、原料ペレットPrが原料ホッパ30から炉床14上に積み付けられる。炉床14上に積み付けられた原料ペレットPrが予熱帯20へ進入し、予熱帯20でバーナ32の燃焼熱によって予熱される。炉内のガスは、排ガスとして排ガスダクト34から炉外へ排気される。予熱された原料ペレットPrが還元帯22へ進入し、還元帯22でバーナ32の燃焼熱によって加熱される。原料ペレットPr中の鉄鉱石等が加熱、還元され、原料ペレットPrが還元帯22を出るときには還元ペレットPdとなっている。還元ペレットPdが冷却帯26に進入して冷却され、冷却された還元ペレットPdが排出位置18に進入して排出装置38によって炉外へ排出される。
この原料ペレットを用いる回転炉床炉法において、生産性を向上させるためには、炉床面積を広げて回転炉床炉を大型化せざるを得ず、生産性向上には限度があった。そこで、回転炉床炉法の生産性向上を目的として、回転炉床炉に石炭チャーを用いる技術が提唱されている(従来例2)(例えば、特許文献2を参照)。この技術において用いられる回転炉床炉の一例を図7及び図8に示す。図7及び図8に示す回転炉床炉10bの基本的構成は図6の回転炉床炉10aと同様であるが、以下の点が異なる。なお、図8は回転炉床炉10bを炉床14の移動方向に展開して示した構成図である。
回転炉床炉10bの炉体12の積付位置16には、原料ホッパ30が炭材ホッパ28とともに設置されており、原料ホッパ30が炭材ホッパ28よりも下流側に位置している。炭材ホッパ28は、炭材の一部をなす粉状石炭を炉床14上に積み付けて炭材層Lcを形成可能に構成され、原料ホッパ30は、原料の粉状鉄鉱石及び炭材の一部をなす石炭チャーの混合物Bを炭材層Lcの上に積み付け可能に構成されている。また、還元帯22と冷却帯26との間の炉体12が溶融帯24として区切られており、冷却帯26には水冷式の冷却装置36が設置されている。
炉床14上に炭材層Lcを形成し、炭材層Lcの上に混合物Bを積み付ける。炭材層Lc上に積み付けられた混合物Bは、予熱帯20から還元帯22において1000〜1200℃まで加熱され、混合物B中の粉状鉄鉱石が還元され、さらに溶融帯24において1500〜1550℃まで加熱されて溶融し、スラグ・メタルとなり、溶融したスラグ・メタルにおいて銑滓が分離される。溶融帯24を出たスラグ・メタルは、冷却帯26において500℃に冷却されて凝固し、スラグ・メタル粒Mとなる。生成したスラグ・メタル粒Mは排出位置18へ進入し、排出装置38により石炭チャーとともに炉外へ排出される。
この技術においては、混合物B中でスラグ・メタルが溶融状態となっても、溶融しているスラグ・メタルと炉床14との間には炭材層Lcが介在しており、溶融したスラグ・メタルが炉床14に固着することは防止されている。そして、炉外において、排出された石炭チャーをスラグ・メタル粒Mから分離して回収し、炭材ホッパ28に戻し再利用する。
炉床14から排出された石炭チャーはスラグ・メタル粒Mから篩い分けられて落下し低位置に溜まるので、低位置に溜まった石炭チャーを高位置にある炭材ホッパ28の入口まで搬送しなければならない。一般に、炉外で回収された石炭チャーを炭材ホッパ28まで搬送するためには、ゴム製のベルトコンベヤが用いられる。石炭チャーはベルトコンベヤに積載されて堆積をなすが、この堆積がベルトコンベヤから崩れ落ちることを防止する必要があり、堆積の斜面の傾斜角度を安息角以下に維持しなければならない。このため、ベルトコンベヤ上における石炭チャーの堆積の斜面の傾斜の許容角度は最大15°程度となっている。
さらに、操業中の回転炉床炉における熱的損失を極力低減するために、炉外に排出された還元ペレットやスラグ・メタル粒を炭材から篩い分ける排出装置に関する技術が提唱されている(従来例3)(例えば、特許文献3を参照)。この技術において用いられる排出装置の一例を図9に示す。
図9に示す排出装置38は、スクリューフィーダ40と篩筒42とを備え、スクリューフィーダ40がスラグ・メタル粒Mを炭材Cとともに炉床14から炉外へ排出し、篩筒42が排出されたスラグ・メタル粒Mと炭材Cとを篩い分け、篩い分けられた炭材Cを篩下として回収し、回収した炭材Cを回転炉床炉の炭材ホッパへ戻す。回収された炭材Cを炭材ホッパへ搬送する際は、従来例2の場合と同様に、ゴム製のベルトコンベヤが用いられる。したがって、炭材Cの堆積がベルトコンベヤから崩れ落ちることを防止する必要があり、ベルトコンベヤ上における炭材Cの堆積の斜面の傾斜の許容角度は最大15°程度までとなっている。
特開昭63―108188号公報 特開平11―106814号公報 特開2002―221393号公報
しかしながら、従来例2や従来例3において、ゴム製のベルトを有するベルトコンベヤを用いて炉外に排出された炭材等を炭材ホッパに戻しているが、以下に述べる問題を有する。
すなわち、環状の回転炉床炉では、炉内を回転循環する炉床を有効に利用するために、積付位置と排出位置とが互いに隣接しているが、炉外に排出され溜まった炭材等を上方の炭材ホッパの入口まで持ち上げなくてはならない。しかし、ベルトコンベヤ上で炭材等が崩れ落ちることを防止しなければならず、炭材等を炭材ホッパの入口まで急勾配で搬送できない。ベルトコンベヤ上における炭材等の堆積の斜面の傾斜の許容角度は最大15°程度であるので、緩やかな勾配の大きなループをベルトコンベヤによって形成せざるを得ない。したがって、積付位置と排出位置とが互いに隣接しているにもかかわらず、ベルトコンベヤの設置面積が大きくなり、回転炉床炉全体が非常に大型化してしまう。
パイプコンベヤを利用し、搬送中の炭材等をベルトでくるみ、炭材等の堆積の斜面の傾斜の許容角度を大きくすることが考えられる。しかし、パイプコンベヤを利用しても、この許容角度はせいぜい30°止まりであり、やはり大きなループをパイプコンベヤによって形成せざるを得ない。
さらに、炉内から排出された直後の炭材等は500℃程度となっている。これに対して、ベルトコンベヤ等のゴム製のベルトが耐熱仕様のものであっても、ベルトを損傷することなく搬送可能な炭材等の温度は100℃程度までである。したがって、炉内から排出された炭材等を炭材ホッパへ搬送するためには、搬送される炭材等を100℃程度まで冷却する必要があり、炉外に排出された炭材等の顕熱が無駄に消費されている。
本発明は、上記した従来の技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、炉外に排出された炭材のリサイクルに要する設備を簡便且つコンパクト化でき、排出された炭材の顕熱を効率的に回収し利用可能な回転炉床炉及び回転炉床炉の操業方法を提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。
請求項1の発明に係る回転炉床炉は、炉床上に粉状の炭材を積み付けて炭材層を形成し、当該炭材層上に、金属含有物を含有する粉状の原料と粉状の炭材との混合物を積み付けて混合物層を形成し、当該混合物層中の金属含有物を加熱、還元、溶融、冷却して、スラグ・メタル粒を生成する回転炉床炉であって、前記炭材層を炉床上に形成する炭材積付部と、前記混合物層を炉床上に形成する混合物積付部と、炉床上からスラグ・メタル粒を炭材とともに炉外へ排出する排出装置と、当該排出装置の排出物からスラグ・メタル粒と炭材とを篩い分ける分粒装置と、当該分粒装置により篩い分けられた炭材を篩下炭材として前記炭材積付部へ搬送する耐熱性部材からなる搬送装置と、を備える。
請求項1の発明によると、耐熱性部材からなる搬送装置が篩下炭材を炭材積付部まで搬送するので、搬送装置が熱的損傷を負うことは防止されており、高温の篩下炭材をそのまま搬送可能である。また、高温の篩下炭材を炭材積付部へ搬送するので、篩下炭材の顕熱によって炭材積付部内の炭材を昇温させることができ、篩下炭材の顕熱を有効利用できる。
請求項2の発明に係る回転炉床炉は、請求項1に記載の回転炉床炉であって、前記搬送装置が、循環する鋼製のチェーンと、当該チェーンとともに循環する鋼板とを有するチェーンコンベヤである。
請求項2の発明によると、チェーンコンベヤは、その鋼板上に篩下炭材を載せたまま鋼板を上昇させて、篩下炭材を垂直方向に搬送可能であるとともに、鋼板によって篩下炭材を押して、篩下炭材を水平方向に搬送可能である。したがって、チェーンコンベヤによって篩下炭材を垂直又は急勾配で搬送でき、チェーンコンベヤによって大きなループを形成する必要がなく、チェーンコンベヤの設置面積を小さく抑制でき、回転炉床炉全体をコンパクト化できる。
請求項3の発明に係る回転炉床炉は、請求項1又は請求項2に記載の回転炉床炉であって、前記篩下炭材を前記搬送装置よりも上流側から炉外の集積場所へ搬送可能とする分岐路を有する。
請求項3の発明によると、トラブル等によって搬送装置を停止しなければならない場合が発生しても、分岐路を介して分粒装置から篩下炭材を炉外の集積場所に送ることができ、分粒装置に篩下炭材が大量に滞留することが防止されている。したがって、篩下炭材の滞留が原因となって排出装置や分粒装置を停止させる事態が生じることが防止され、回転炉床炉を連続して操業できる。
請求項4の発明に係る回転炉床炉は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転炉床炉であって、前記搬送装置が、新しい炭材を前記炭材積付部へ搬送可能な新炭材投入口を有する。
請求項4の発明によると、炭材積付部まで戻される篩下炭材の量が、炉外へ排出される炭材の量よりも減少していても、新しい炭材を炭材積付部へ搬送してその減少分を補うことができ、炭材積付部における炭材のレベルを一定に維持でき、炭材積付部によって炉床上に形成される炭材層の層厚が変動することを防止できる。
また、炭材投入口から供給される新しい炭材は、搬送装置によって篩下炭材とともに搬送されているので、搬送中に篩下炭材の顕熱によって昇温する。したがって、新しい炭材が低温のまま炭材積付部に入ってしまうことはなく、炭材積付部内の炭材に大きな温度ムラができることが防止され、炭材積付部により形成される炭材層中に大きな温度ムラができることも防止され、回転炉床炉の温度制御が容易なものとなる。
請求項5の発明に係る回転炉床炉の操業方法は、炉床上に粉状の炭材を積み付けて炭材層を形成し、当該炭材層上に、金属含有物を含有する粉状の原料と粉状の炭材との混合物を積み付けて混合物層を形成し、当該混合物層中の金属含有物を加熱、還元、溶融、冷却して、スラグ・メタル粒を生成する回転炉床炉の操業方法であって、排出装置によりスラグ・メタル粒を炭材とともに炉外へ排出し、200〜500℃の温度条件下で、分粒装置により前記排出装置の排出物からスラグ・メタル粒と炭材とを篩い分け、前記分粒装置により篩い分けられた200〜500℃の炭材を篩下炭材とし、炭材層を炉床上に形成する炭材積付部へこの篩下炭材を耐熱性部材からなる搬送装置により搬送する。
請求項5の発明により、請求項1の発明に係る回転炉床炉を使用してスラグ・メタル粒を製造でき、搬送装置が熱的損傷を負うことなく、200〜500℃の篩下炭材を直ちに炭材積付部へ搬送でき、篩下炭材の顕熱が無駄に消費されることが防止されている。
請求項6の発明に係る回転炉床炉の操業方法は、請求項5に記載の回転炉床炉の操業方法であって、前記篩下炭材を前記搬送装置よりも上流側に設けられた分岐路から炉外の集積場所へ搬送する。
請求項6の発明により、請求項3の発明に係る回転炉床炉を使用してスラグ・メタル粒を製造でき、搬送装置を停止せざるを得ない場合であっても、搬送装置のみを停止すれば足り、回転炉床炉の操業を継続できる。
請求項7の発明に係る回転炉床炉の操業方法は、請求項5又は請求項6に記載の回転炉床炉の操業方法であって、前記搬送装置が有する炭材投入口から新しい炭材を前記炭材積付部へ搬送する。
請求項7の発明により、請求項4の発明に係る回転炉床炉を使用してスラグ・メタル粒を製造でき、炭材積付部まで戻される篩下炭材の量の減少分を新しい炭材によって補うことができ、炭材積付部における炭材のレベルを一定に維持できる。また、新しい炭材を篩下炭材の顕熱によって昇温させることができ、新しい炭材が低温のまま炭材積付部に入ることは防止され、炭材積付部内の炭材に温度ムラが生じることが防止され、炉床上の炭材層中に温度ムラができることも防止され、回転炉床炉の温度制御が容易なものとなる。
本発明は、上記のような回転炉床炉及び回転炉床炉の運転方法であるので、炉外に排出された炭材のリサイクルに要する設備を簡便且つコンパクト化でき、排出された炭材の顕熱を効率的に回収して利用可能な回転炉床炉及び回転炉床炉の操業方法を提供できるという効果がある。
本発明を実施するために最良の第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る回転炉床炉の斜視図、図2は本実施の形態に係る回転炉床炉を炉床進行方向に展開して示す構成図、図3は本実施の形態に係るチェーンコンベヤの内部構成図であり、図3(i)は鋼製パイプの水平部分におけるチェーンコンベヤの内部構成図、図3(ii)は鋼製パイプの垂直部分におけるチェーンコンベヤの内部構成図、図4は本実施の形態における篩下炭材搬送の説明図である。
図1及び図2に示すように、回転炉床炉10は環状の炉体12を有し、炉内を環状の炉床14が水平に循環移動している。炉体12は、炉床14の移動方向上流側から順番に、積付位置16、予熱帯20、還元帯22、溶融帯24、冷却帯26、排出位置18として区切られており、炉体12を一周して積付位置16と排出位置18とが隣接している。
積付位置16には、炭材Cを炉床14上に積み付ける炭材ホッパ28と、原料R及び炭材Cの混合物Bを炉床14上に積み付ける原料ホッパ30が設置されている。炭材ホッパ28が炭材積付部をなし、原料ホッパ30が混合物積付部をなす。炭材ホッパ28は、原料ホッパ30よりも炉床14の移動方向上流側に位置している。
予熱帯20、還元帯22、溶融帯24には複数のバーナ32がそれぞれ設置されており、予熱帯20には排ガスダクト34が設置されている。
冷却帯26には冷却装置36が配置されており、冷却装置36内を冷却水が循環している。
排出位置18には排出装置38が設置されている。排出装置38はスクリューフィーダを有し、スラグ・メタル粒Mを炭材Cの一部とともに炉床14上から後述する分粒装置44のスクリーン46まで排出可能に構成されている。
排出装置38の排出口には分粒装置44が設置されている。分粒装置44はスクリーン46とスクリーン46の下にある二股シュート48とを有しており、二股シュート48の一方のシュートが主路50をなし、他方のシュートが分岐路52をなす。主路50と分岐路52とは図示しない切り替えダンパにより任意に切り替え可能に構成されている。分岐路52の出口は炉外の集積場所68に連なっている。なお、主路50の出口は炭材ホッパ28の入口よりも低位置にある。
二股シュート48の主路50の出口から炭材ホッパ28の入口までは、チェーンコンベヤ54によってつながれている。チェーンコンベヤ54は、図3に示すように、鋼製パイプ56内の複数の鋼製チェーン62に連結された鋼製搬送板64が、一定の間隔で鋼製パイプ56内を区切る構成となっており、図示しない駆動装置により鋼製チェーン62を手繰ることで、鋼製搬送板64の間に投入された搬送物が鋼製パイプ56内を移動可能とされているものである。
図1及び図2には、簡単のため、主路50から炭材ホッパ28の入口に至る経路のみを示し、帰路は省略しているが、鋼製パイプ56は駆動装置の部分が開放されたループを形成していて、炭材ホッパ28の入口で搬送物を排出した後も鋼製搬送板64は鋼製パイプ56中を移動して主路50の位置まで戻りエンドレスに回転する。
鋼製パイプ56は、水平部分58sと水平部分58hを有する。水平部分58sには篩下炭材入口65及び新炭材投入口67が開口しており、篩下炭材入口65が主路50の出口の下方に位置し、新炭材投入口67が後述の新炭材フィーダ70の出口の下方に位置している。水平部分58hには炭材出口66が開口しており、炭材出口66が炭材ホッパ28の上方に位置している。
図3(i)及び(ii)に示すように、チェーンコンベヤ54では搬送物を水平方向へも垂直方向へも自在に搬送することができるので、主路50の位置から炭材ホッパ28の入口へ至る経路は可能な限り最短に設置することができる。
チェーンコンベヤ54脇には、新炭材ホッパ28nが設置されており、新炭材ホッパ28nには新しい炭材Cnが貯蔵されている。新炭材ホッパ28nと新炭材投入口67との間は新炭材フィーダ70によってつながれている。新炭材フィーダ70はスクリューフィーダであり、炭材Cnを新炭材ホッパ28nから新炭材投入口67へ搬送可能に構成されている。
本実施の形態は上記のように構成されており、次に、その作用について説明する。
積付位置16において、炭材Cが炭材ホッパ28から循環移動する炉床14上へ積み付けられ、炭材Cの炭材層Lcが炉床14上に形成される。そして、炭材ホッパ28の下流側で、混合物Bが原料ホッパ30から炭材層Lcの上に積み付けられ、混合物Bの混合物層Lbが炭材層Lcの上に形成される。
炉床14が循環移動して、炭材層Lc及び混合物層Lbが予熱帯20に進入する。予熱帯20において、バーナ32を介して、LPGや石炭ガス等のガス燃料あるいは重油、石油等の液体燃料と、空気、酸素等の助燃ガスを吹き込み、燃焼させて、炭材層Lc及び混合物層Lbを予熱する。予熱された炭材層Lc及び混合物層Lbから放出されるガスは排ガスダクト34から炉外へ排気される。
炉床14が循環移動して、500℃まで予熱された炭材層Lc及び混合物層Lbが還元帯22に進入する。還元帯22において、バーナ32を介して吹き込んだ燃料の燃焼熱で炭材層Lc及び混合物層Lbを1000〜1200℃程度まで加熱する。混合物層Lb中の原料Rは加熱、還元される。
炉床14が循環移動して、1000〜1200℃程度まで加熱された炭材層Lc及び混合物層Lbが溶融帯24に進入する。溶融帯24において、バーナ32を介して吹き込んだ燃料の燃焼熱で炭材層Lc及び混合物層Lbを更に1500〜1550℃まで加熱する。混合物層Lb中の原料Rは、スラグ・メタルとなって溶融し、溶融したスラグ・メタルが銑滓として分離される。銑滓として分離されたスラグ・メタルは炭材層Lc上に保持されている。
炉床14が循環移動して、炭材層Lc及び溶融したスラグ・メタルが冷却帯26に進入する。冷却帯26において、冷却装置36がスラグ・メタルを200〜500℃程度まで冷却し、溶融したスラグ・メタルが冷却固化し、スラグ・メタル粒Mとなる。スラグ・メタル粒Mは炭材層Lc上に保持されている。
スラグ・メタル粒Mを200〜500℃まで冷却するのは、500℃を超える温度で炉外へ排出すると、大気雰囲気中で発火する可能性が高いからである。また、200℃を下回る温度まで冷却してしまうと、炉外へ排出後に篩い分け、搬送等の操作を受ける間にさらに冷却されてしまうために顕熱回収の面で好ましくないからである。このスラグ・メタル粒Mの温度は、スラグ・メタル粒Mの生産量や炉床14の速度、冷却装置36の冷却水の流量を調整等することで調整可能である。
炉床14が循環移動して、炭材層Lc及びスラグ・メタル粒Mが排出位置18に進入する。排出位置18において、排出装置38がスラグ・メタル粒Mを炭材Cの一部とともに掻き取る。図2及び図4に示すように、掻き取られたスラグ・メタル粒M及び炭材Cは排出装置38の排出口から分粒装置44のスクリーン46の上に排出される。
スクリーン46の上に排出されたスラグ・メタル粒M及び炭材Cは、スクリーン46によって篩い分けられ、スラグ・メタル粒Mがスクリーン46の上に残り、炭材Cがスクリーン46の下に落下して篩下炭材Cuとなる。スラグ・メタル粒Mがスクリーン46の上から製品として回収され、篩下炭材Cuがスクリーン46の下の二股シュート48に落下して入る。
回転炉床炉10の通常の操業条件下では、二股シュート48の分岐路52が切り替えダンパ等により閉じており、主路50が開いている。二股シュート48に入った篩下炭材Cuは主路50を通り、篩下炭材入口65からチェーンコンベヤ54の鋼製パイプ56の水平部分58sに入る。
チェーンコンベヤ54の鋼製パイプ56内を鋼製チェーン62及び鋼製搬送板64が循環移動しており、水平部分58sにおいて鋼製搬送板64が垂直部分60に向かって横方向に移動している。横方向に移動する鋼製搬送板64が、水平部分58sに入った篩下炭材Cuを垂直部分60まで押して搬送する(図3(i)を参照)。鋼製搬送板64が垂直部分60に入ると、その移動方向が垂直方向となる。垂直部分60まで搬送された篩下炭材Cuは、鋼製搬送板64の上に載り、鋼製搬送板64とともに垂直部分60を上昇し、水平部分58hまで搬送される(図3(ii)を参照)。鋼製搬送板64が水平部分58hに入ると、その移動方向が再び横方向となる。鋼製搬送板64が水平部分58hまで搬送された篩下炭材Cuを横方向に押し炭材出口66まで搬送する(図3(i)を参照)。炭材出口66まで搬送された篩下炭材Cuは、炭材出口66から炭材ホッパ28に落下して入る。
チェーンコンベヤ54を構成する鋼製パイプ56、鋼製チェーン62及び鋼製搬送板64は鋼製であるので、200〜500℃の篩下炭材Cuを搬送しても、篩下炭材Cuの熱によって損傷することはない。
炭材ホッパ28に入った篩下炭材Cuは、炭材ホッパ28中の他の炭材Cと混ざり、再び、排出位置18から積付位置16へ循環移動してくる炉床14上に積み付けられて炭材層Lcを形成する。
スラグ・メタル粒Mとともに炉外に排出された炭材Cの全量を篩下炭材Cuとして回収することは困難であり、チェーンコンベヤ54によって炭材ホッパ28へ戻される篩下炭材Cuの量は、炉外に排出された炭材Cの量よりも減少している。この減少分は新炭材ホッパ28nから供給される新しい炭材Cnによって補充される。新炭材ホッパ28nから必要量の炭材Cnを払い出し、新炭材フィーダ70が炭材Cnをチェーンコンベヤ54の鋼製パイプ56の水平部分58sの新炭材投入口67まで搬送する。炭材Cnは新炭材投入口67から水平部分58sに入り、チェーンコンベヤ54によって篩下炭材Cuとともに炭材ホッパ28へ搬送される。炭材Cnが新炭材ホッパ28nから補充されるので、炭材ホッパ28のストックレベルは常に一定レベルに保たれており、炭材ホッパ28から炉床14上に積み付けられて形成される炭材層Lcの層厚が変動等することは防止されている。
炭材Cnはチェーンコンベヤ54によって搬送されている間に篩下炭材Cuと混ざり合い、篩下炭材Cuの顕熱によって昇温され、炭材ホッパ28へ入るときには、炭材Cnと篩下炭材Cuとはほぼ同じ温度となっており、炭材ホッパ28内に低温の炭材Cnが入ることは防止されている。したがって、炭材ホッパ28内の炭材Cに大きな温度ムラが生じることが防止され、炭材ホッパ28から炉床14上に積み付けられて形成される炭材層Lc中に温度ムラが生じることも防止され、回転炉床炉10の温度制御が不安定化することも防止されている。
また、篩下炭材Cuが劣化している場合は、二股シュート48の主路50を閉じて分岐路52を開き、篩下炭材Cuを分岐路52から集積場所68へ搬送する。そして、新炭材ホッパ28nから必要量の炭材Cnを払い出し、払い出された炭材Cnをチェーンコンベヤ54によって炭材ホッパ28へ搬送する。
次に、本発明を実施するために最良の第2の実施の形態を図5に基づいて説明する。本実施の形態に係る回転炉床炉は、図1〜図4に示した第1の実施の形態のものと基本的に構成を同じくするが、1基のチェーンコンベヤ54の代わりに、並設された2基のチェーンコンベヤ54a、54bを備える。なお、第1の実施の形態と同様の構成については、同じ番号を付し、重複する説明を省略する。
第1の実施の形態におけるチェーンコンベヤ54と同様に、チェーンコンベヤ54a、54bは、それぞれ、水平部分58s、58h及び垂直部分60からなる鋼製パイプ56を有し、鋼製チェーン62及び鋼製搬送板64が鋼製パイプ56内を循環している。
一方のチェーンコンベヤ54aにおいて、鋼製パイプ56の水平部分58sは篩下炭材入口65のみを有し、水平部分58hは炭材出口66を有しており、二股シュート48の主路50の出口から炭材ホッパ28の入口まで篩下炭材Cuのみを搬送可能に構成されている。
他方のチェーンコンベヤ54bにおいて、鋼製パイプ56の水平部分58sは新炭材入口67のみを有し、水平部分58hは炭材出口66nを有しており、新炭材フィーダ70の出口から炭材ホッパ28の入口まで新しい炭材Cnのみを搬送可能に構成されている。
他の構成は、第1の実施の形態の構成と同じである。
次に、その作用について説明する。なお、第1の実施の形態の作用と同様のものについては、重複する説明を省略する。
チェーンコンベヤ54aに故障等の不具合が生じた場合、チェーンコンベヤ54aを停止するとともに、二股シュート48の主路50を閉じて分岐路52を開き、篩下炭材Cuを分岐路52から集積場所68へ送る。そして、新炭材フィーダ70により炭材Cnを新炭材ホッパ28nからチェーンコンベヤ54bの新炭材入口67まで搬送し、チェーンコンベヤ54bにより炭材Cnを新炭材入口67から炭材出口66nまで搬送し、炭材Cnを炭材出口66nから炭材ホッパ28に入れる。
チェーンコンベヤ54aが停止しても、篩下炭材Cuがスクリーン46の下に堆積して滞留することはなく、炭材Cnによって炭材ホッパ28内の炭材Cのストックレベルを一定レベルに維持でき、炭材ホッパ28から炉床14上へ必要量の炭材Cを積み付けて炭材層Lcを形成でき、排出装置38と分粒装置44とによってスラグ・メタル粒Mを炉外に製品として排出できる。したがって、チェーンコンベヤ54aが停止する事態が生じても、スラグ・メタル粒Mの製造が停止することは防止されている。
他の作用は、第1の実施の形態の作用と同様である。
なお、第1の実施の形態において、チェーンコンベヤ54により篩下炭材Cu及び炭材Cnを搬送しているが、代わりに、鋼製バケットを有するバケットコンベヤにより篩下炭材Cu及び炭材Cnを搬送可能であることは勿論である。また、第2の実施の形態においても、チェーンコンベヤ54a、54bを鋼製バケットを有するバケットコンベヤとすることが可能である。
次に、第1の実施の形態で説明した回転炉床炉10を用いてスラグ・メタル粒Mを製造し、炉外に排出された篩下炭材Cuの温度変化を調べた。分粒装置44のスクリーン46によって篩い分けられた直後の時点で、篩下炭材Cuの温度は500℃程度であった。篩下炭材Cuを直ちにチェーンコンベヤ54によって炭材ホッパ28へ搬送した。同時に、新しい炭材Cnをチェーンコンベヤ54によって新炭材ホッパ28nから炭材ホッパ28へ搬送した。
篩下炭材Cuと炭材Cnは、チェーンコンベヤ54によって搬送されている間に混合され、炭材ホッパ28へ入る直前の時点で、篩下炭材Cuと炭材Cnとの混合物は300℃となっており、炭材ホッパ28中の炭材Cに温度ムラが発生することはなく、また、粒度が偏析することもなかった。
第1の実施の形態に係る回転炉床炉の斜視図である。 第1の実施の形態に係る回転炉床炉を炉床進行方向に展開して示す構成図である。 第1の実施の形態に係るチェーンコンベヤの内部構成図であり、図3(i)は鋼製パイプの水平部分におけるチェーンコンベヤの内部構成図、図3(ii)は鋼製パイプの垂直部分におけるチェーンコンベヤの内部構成図である。 第1の実施の形態における篩下炭材搬送の説明図である。 第2の実施の形態における篩下炭材搬送の説明図である。 従来例1の回転炉床炉を部分的に破断して示す斜視図である。 従来例2の回転炉床炉を部分的に破断して示す斜視図である。 従来例2の回転炉床炉を炉床進行方向に展開して示す構成図である。 従来例3の排出装置の断面図である。
符号の説明
10、10a、10b 回転炉床炉
12 炉体
14 炉床
16 積付位置
18 排出位置
20 予熱帯
22 還元帯
24 溶融帯
26 冷却帯
28 炭材ホッパ
28n 新炭材ホッパ
30 原料ホッパ
32 バーナ
34 排ガスダクト
36 冷却装置
38 排出装置
40 スクリューフィーダ
42 篩筒
44 分粒装置
46 スクリーン
48 二股シュート
50 主路
52 分岐路
54、54a,54b チェーンコンベヤ
56 鋼製パイプ
58s、58h 鋼製パイプの水平部分
60 鋼製パイプの垂直部分
62 鋼製チェーン
64 鋼製搬送板
66 篩下炭材入口
66 炭材出口
67 新炭材投入口
68 集積場所
70 新炭材フィーダ
R 原料
C 炭材
Cn 新しい炭材
Cu 篩下炭材
B 原料と炭材の混合物
M スラグ・メタル粒
Lc 炭材層
Lb 混合物層
Pr 原料ペレット
Pd 還元ペレット

Claims (7)

  1. 炉床上に粉状の炭材を積み付けて炭材層を形成し、当該炭材層上に、金属含有物を含有する粉状の原料と粉状の炭材との混合物を積み付けて混合物層を形成し、当該混合物層中の金属含有物を加熱、還元、溶融、冷却して、スラグ・メタル粒を生成する回転炉床炉であって、
    前記炭材層を炉床上に形成する炭材積付部と、前記混合物層を炉床上に形成する混合物積付部と、炉床上からスラグ・メタル粒を炭材とともに炉外へ排出する排出装置と、当該排出装置の排出物からスラグ・メタル粒と炭材とを篩い分ける分粒装置と、当該分粒装置により篩い分けられた炭材を篩下炭材として前記炭材積付部へ搬送する耐熱性部材からなる搬送装置と、を備えることを特徴とする回転炉床炉。
  2. 請求項1に記載の回転炉床炉であって、前記搬送装置が、循環する鋼製のチェーンと、当該チェーンとともに循環する鋼板とを有するチェーンコンベヤであることを特徴とする回転炉床炉。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回転炉床炉であって、前記篩下炭材を前記搬送装置よりも上流側から炉外の集積場所へ搬送可能とする分岐路を有することを特徴とする回転炉床炉。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転炉床炉であって、前記搬送装置が、新しい炭材を前記炭材積付部へ搬送可能な新炭材投入口を有することを特徴とする回転炉床炉。
  5. 炉床上に粉状の炭材を積み付けて炭材層を形成し、当該炭材層上に、金属含有物を含有する粉状の原料と粉状の炭材との混合物を積み付けて混合物層を形成し、当該混合物層中の金属含有物を加熱、還元、溶融、冷却して、スラグ・メタル粒を生成する回転炉床炉の操業方法であって、
    排出装置によりスラグ・メタル粒を炭材とともに炉外へ排出し、200〜500℃の温度条件下で、分粒装置により前記排出装置の排出物からスラグ・メタル粒と炭材とを篩い分け、前記分粒装置により篩い分けられた200〜500℃の炭材を篩下炭材とし、炭材層を炉床上に形成する炭材積付部へこの篩下炭材を耐熱性部材からなる搬送装置により搬送することを特徴とする回転炉床炉の操業方法。
  6. 請求項5に記載の回転炉床炉の操業方法であって、前記篩下炭材を前記搬送装置よりも上流側に設けられた分岐路から炉外の集積場所へ搬送することを特徴とする回転炉床炉の操業方法。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の回転炉床炉の操業方法であって、前記搬送装置が有する炭材投入口から新しい炭材を前記炭材積付部へ搬送することを特徴とする回転炉床炉の操業方法。
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JP2008189972A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Jfe Steel Kk 移動型炉床炉の操業方法

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