JP2005282192A - 鉄骨造の露出形柱脚部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】柱に水平力が作用したときの柱脚部におけるスリップ型の履歴を改善し、エネルギー吸収能力の高い柱脚部を実現することができる鉄骨造の露出形柱脚部構造を提供する。
【解決手段】基礎コンクリート3中において、アンカーボルト4の上端側の周囲に、アンカーボルト4の伸び出しを抑制するスパイラル筋5が備えられている。
【選択図】 図1
【解決手段】基礎コンクリート3中において、アンカーボルト4の上端側の周囲に、アンカーボルト4の伸び出しを抑制するスパイラル筋5が備えられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉄骨造の露出形柱脚部構造に関する。
図2に示すように、鉄骨柱51のベースプレート52を、コンクリート基礎53の側に埋込み状態にされたアンカーボルト54でコンクリート基礎53に連結した鉄骨造の露出形柱脚部構造は、従来より知られている。
しかしながら、上記のような柱脚部構造では、アンカーボルト先行降伏型である場合に、柱51に水平力Fが作用すると、ベースプレート52が加力側においてコンクリート基礎53の天面から浮き上がろうして、アンカーボルト54の上端側の周囲のコンクリートが剥落を起こし、アンカーボルト54の上端側がコンクリート基礎53の天面から過度に伸び出し、ベースプレート52がコンクリート基礎53の天面部で滑りを生じて、その荷重変形関係はスリップ型となる。
本発明は、柱に水平力が作用したときの柱脚部におけるスリップ型の履歴を改善し、エネルギー吸収能力の高い柱脚部を実現することができる鉄骨造の露出形柱脚部構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、鉄骨柱のベースプレートを、コンクリート基礎側に埋込み状態にされたアンカーでコンクリート基礎に連結した鉄骨造の露出形柱脚部構造において、
基礎コンクリート中において、アンカーの上端側の周囲に、アンカーの伸び出しを抑制する補強筋が備えられていることを特徴とする、鉄骨造の露出形柱脚部構造によって解決される。
基礎コンクリート中において、アンカーの上端側の周囲に、アンカーの伸び出しを抑制する補強筋が備えられていることを特徴とする、鉄骨造の露出形柱脚部構造によって解決される。
この構造では、補強筋によって、アンカー上端側の周囲のコンクリートの剥落が防がれて、柱に水平力が作用した時のアンカーの伸び出しが抑えられ、それによって、スリップ型の履歴が改善されて、エネルギー吸収能力の高い柱脚部を実現することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、柱に水平力が作用したときの柱脚部におけるスリップ型の履歴が改善され、エネルギー吸収能力の高い柱脚部を実現することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の鉄骨造露出形柱脚部構造において、鉄骨柱1は角形鋼管柱からなっており、コンクリート基礎3側には、アンカーとしての複数本のアンカーボルト4…が基礎コンクリート3中に埋め込み状態に備えられ、鉄骨柱1の下端部に溶接等で取り付けられたベースプレート2が、コンクリート基礎3側にアンカーボルト4…で連結されて、アンカーボルト先行降伏型の柱脚部に構成されている。
そして、基礎コンクリート3中において、各アンカーボルト4…の上端側の周囲には、補強筋としてのスパイラル筋5…が備えられている。
上記の構造では、柱1に水平力Fが作用した時、アンカーボルト4の上端側の周囲のコンクリートはスパイラル筋5によって剥落を防止され、そのため、アンカーボルト4の伸び出しが抑えられ、スリップ型の履歴が改善されて、エネルギー吸収能力の高い柱脚部が実現される。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、補強筋として、スパイラル筋5を用いた場合を示したが、その他の環状筋が用いられてもよいし、要は、柱1に水平力Fが作用した時のアンカーボルト4の伸び出しを抑制することができる筋材であればよい。また、上記の実施形態では、アンカーとして、アンカーボルトを用いた場合を示しているが、高ナットを用いて構成されたアンカーであってもよい。
1…鉄骨柱
2…ベースプレート
3…コンクリート基礎
4…アンカーボルト(アンカー)
5…スパイラル筋(補強筋)
2…ベースプレート
3…コンクリート基礎
4…アンカーボルト(アンカー)
5…スパイラル筋(補強筋)
Claims (1)
- 鉄骨柱のベースプレートを、コンクリート基礎側に埋込み状態にされたアンカーでコンクリート基礎に連結した鉄骨造の露出形柱脚部構造において、
基礎コンクリート中において、アンカーの上端側の周囲に、アンカーの伸び出しを抑制する補強筋が備えられていることを特徴とする、鉄骨造の露出形柱脚部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004098816A JP2005282192A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 鉄骨造の露出形柱脚部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004098816A JP2005282192A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 鉄骨造の露出形柱脚部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005282192A true JP2005282192A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35180888
Family Applications (1)
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JP2004098816A Pending JP2005282192A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 鉄骨造の露出形柱脚部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005282192A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101748903B (zh) * | 2009-12-31 | 2011-11-23 | 宝业集团浙江建设产业研究院有限公司 | 一种工业化低层住宅结构体系 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07197600A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-01 | Kajima Corp | 鉄骨柱脚定着構造 |
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004098816A patent/JP2005282192A/ja active Pending
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