JP2005282180A - コンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法 - Google Patents

コンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法 Download PDF

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勇 長束
Hideaki Ishimura
英明 石村
Masaru Tokashiki
勝 渡嘉敷
Mitsuhiro Mori
充広 森
Kazuo Eguchi
和雄 江口
Akira Takahashi
晃 高橋
Yuki Ando
祐樹 安東
Kazunari Kawabe
一成 河部
Masaki Ezaka
昌己 江坂
Hiroyuki Nakagawa
拓之 中川
Kazuo Kondo
和夫 近藤
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Abstract

【課題】経年変化せず水密性を保持し、脱落もせず、低コストで工期短縮を図る漏水防止用シール材及び同シール材を使用した漏水防止方法を提供する。
【解決手段】コンクリート構造物17、17の目地部18の両壁面17a、17aは対向配置されている。両壁面17a、17aは夫々その上部に段差面17b、17b又は凹部を形成している。段差面17b、17bは、断面形状が略L字状であって、漏水防止用シール材19の軸長方向に延在している。目地部18は上面開口部18a、中間部18b及び断面略V字状の深部18cで構成されてなり、漏水防止用シール材19は耳部19a、19aと、複数段の突条19b、19bと、軸長方向に略対称形状の貫通孔19c、19cとを成形している。漏水防止用シール材19の安定保持のため、耳部19a、19aを段差面17b、17bに固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート構造物や外壁等の接合部における目地に嵌め込まれる漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法に関する発明である。
従来、この種の目地材を示す従来の技術の第1の例としては、実開昭64−41505号公開実用新案公報に開示された技術がある。
これについて説明すれば、図5に示すように、前記目地材1は目地材本体2の貯留部3にシーリング材4を充填してなるものである。前記目地材本体2は可撓性を有する合成ゴムからなるもので、長尺状をなし前壁5と前壁5の両側に立設された側壁6、6からなる断面略チャンネル状に形成されている。前記前壁5の両側及び前記側壁6、6の外方側にはやや肉厚の突条7、7…が形成されるとともにその突条7、7…の間に谷部7a、7a…が形成されている。
また、前記目地材本体2には前壁5と側壁6、6とで形成される貯留部3が設けられており、この貯留部3にはペースト状のシーリング材4が均一に充填されている。前記シーリング材4はブチル系、アクリル系、シリコン系など、その使用される建材の種類、用途、目的等に応じて各種の品質のものが使用される。
先ず、例えば壁材8、8の目地の幅に適合する目地材1を選択し、この目地材1を目地に当てがって側壁6、6を挟めるように押圧するとともに前壁5を押圧し、目地材1を目地内に押し込み、第5図に示すように目地材1を前壁5の表面が壁材8、8の外表面と略面一となる程度に目地内に押し込みはめ込む。この場合、目地材本体2は可撓性を有するために、側壁6、6は撓み、はめ込まれた後に前壁5及び側壁6、6の突条7、7…は目地内の壁材8、8に密着する。
上記のようにして目地材1を目地内に押し込みはめ込む際、側壁6、6を押圧するとともに前壁5を押圧することにより、貯留部3がおしつぶされ予め貯留部3内に充填されていたシーリング材4が貯留部3から押し出される。そして、目地材本体2から押し出されたシーリング材4は目地内の奥部に充填される。
次に、この種の従来技術の第2の例としては実開昭57−193799号公開実用新案公報に開示されたコンクリート継目の防水樋に係る技術がある。これについて説明すれば、図6に示すように、9は隧道のコンクリート壁、10はコンクリート壁9に隣接して構築した接続コンクリート壁である。11はコンクリート壁9と接続コンクリート壁10の継目部12に形成した断面長方形状の嵌合溝で、通常その幅は30〜80ミリメートル、また奥行は50〜120ミリメートルであって、箱状に加工されたいわゆる目地部である。
13はジョイントラバーで、該ジョイントラバー13は、上に凹の円弧状樋部、該樋部13aの両端に内方に折返して形成したフランジ部13b、13b、樋部13aの下面に連設した凸状の大きな曲率半径の円弧状蓋部13c、13c、樋部13aの外面の中央に設けたやや下向きのリップ部13d、13dとにより構成されている。13eは必要に応じ設けた空隙で、ジョイントラバー13の弾性変形特性を変えるためのものである。13f、13f…は接着剤との接着力向上等のため、必要に応じジョイントラバー13に設けた突条である。
14は硬質合成樹脂製弾性拡開材で、該拡開材14は断面が円弧部と、該円弧部の切線方向に延長形成した直線部とよりなる上向きの略く字状の形状をしている。上記拡開材14をジョイントラバー13の樋部13aに嵌めてフランジ部13b、13bを上記拡開材14の端縁上に折返すことにより、第6図に示す如く、樋部13aの拡開した防水樋が構成される。
樋部13aを上記拡開材14に抗して幅狭にした状態で、第6図に示す如く防水樋を嵌合溝11に押込むと、上記拡開材14の弾発力により防水樋は嵌合溝11中に保持され、リップ部13d、13dは下向きに折曲して嵌合溝11の側壁に圧着され、蓋部13c、13cの側端は嵌合溝11つまり目地部の側壁に軽く接触し且つ外に向け若干湾曲する。この状態において、樋部13aと嵌合溝11の底壁との間に導水路15が形成されると共に、リップ部13d、13dと蓋部13c、13cとの間に空間16、16が形成される。最後に蓋部13c、13cとリップ部13d、13dとの間の空間16、16内にたとえばエポキシ樹脂やウレタンシール材等の接着剤を注入して硬化させ、防水樋の施工を完了する。
また、この種の従来技術の第3の例としては両壁材間、つまり目地部をいわゆるVカット状に加工し、当該Vカット状の目地部に止水用のシール材及びコーキング材を充填する構成を採用し、漏水処理を施こす技術である。
実開昭64−41505号公開実用新案公報 実開昭57−193799号公開実用新案公報
従来の技術は、叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
従来の技術に於ける前述した第1の例を示す実開昭64−41505号公開実用新案公報に開示した技術によれば、目地材1に張出し耳部又は脚部を形成しておらず、壁材8、8間に形成した目地内に該目地材1を押し込みかつ嵌め込み施工の際に定位置に保持することが困難であり、また、施工後の経年変化に伴い、上記目地材1の位置ずれが誘起されること及び上記目地材本体2の側壁6、6と突条7、7…間に形成した貯留部3の押し潰し作用による弾性反発力が弱いうえに、比較的厚みのある突条7、7…による壁材8、8への密着性が悪く漏水防止を完全に行なうことができないという問題点があった。
更に、該第1の例によればシーリング材4を予め上記貯留部3に封入する工程が必要であり目地材1自体を高価なものとし、施工工事費用が嵩むうえに施工工期が長くなるという隘路があった。
また、従来の技術に於ける前述した第2の例を示す実開昭57−193799号公開実用新案公報に開示した技術によれば、目地部、つまり略箱状の嵌合溝11に押込まれるジョイントラバー13自体が円弧状樋部13aや円弧状蓋部13c等複雑な構成を有するうえに別異の該円弧状樋部13aに嵌合する硬質合成樹脂製弾性拡開材14を備えた構造であり、施工工事が複雑化するうえに各部材点数が増大し、施工工事の長期化及び費用が高騰化し、加えて、施工手順や方法如何によって又は経年変化により上記ジョイントラバー13や上記弾性拡開材14が目地部内で傾く惧れがあり、漏水防止機能が劣化するという問題点があった。
更に、当該第2の例によれば、ジョイントラバー13の形状に適合させることなく嵌合溝11、つまり目地部が単に略箱状又は略矩形であるため該ジョイントラバー13及び上記弾性拡開材14が外部要因により目地部から押出され易くなり所定位置に保持設定するための施工工事が複雑化すると共に経年変化等により上記目地部から脱落し易く、かつ弾性力の減衰により漏水現象が誘起するという問題点があった。
また、従来の技術に於ける前述した第3の例を示す目地部をいわゆるVカット状に加工した構造によれば、施工工期が短いという特徴点があるが充填したシール材やコーキング材が紫外線の劣化現象により経年変化し、特に、コンクリート構造面(壁材)に対する接着性が弱まり再び漏水現象が発生するという問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、背景技術で述べた問題点を解決することにある。
本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法は、例えば、水路や水路トンネル等のコンクリート構造物の目地部を漏水防止用シール材の形状に適合させて、加工又は形成した後、当該漏水防止用シール材を目地部の所定位置に容易に装填でき、当該漏水防止用シール材の上面及び表面に引張応力を発生させない断面を提供する技術であって、具体的には当該漏水防止用シール材が拡張した耳部又は下方部位に立設した脚部を有することなく、そしてコンクリート構造物における目地部の上方部位に拡張した耳部及び/又は該コンクリート構造物における目地部の下方部位に立設した脚部を形成すると共に、当該目地部を形成した該コンクリート構造物の相対向する上壁部に上記拡張した耳部を係止又は収容する第1の段差面及び/又は当該目地部を形成した該コンクリート構造物の相対向する下壁部に上記立設した脚部を係止又は収容する第2の段差面を形成し、当該耐候性及び耐久性を有した漏水防止用シール材を目地部に圧縮挿入した後にも経年変化せず水密性を保持できると共に該目地部から定位置を確保し、脱落することなく低コストでの施工工事を容易に実現し、工期短縮化を図る漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法を提供することを目的としたものであり、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記両壁面に係止されかつ該両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の上部に対向した段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記段差面に係止されかつ上端左右に拡張形成した耳部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の下部に対向した段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記段差面に係止されかつ下端左右に立設形成した脚部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の上部及び下部に対向した第1及び第2段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記第1段差面に係止されかつ上端左右に拡張形成した耳部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔と、上記第2段差面に係止されかつ下端左右に立設形成した脚部とを成形したことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、請求項1、2、3又は4記載の発明に於いて、前記漏水防止用シール材は該漏水防止用シール材の断面の全面積に対して、20〜40(%)の空隙率を有した断面の総面積の貫通孔を形成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、請求項1、2、3、4又は5記載の発明に於いて、前記漏水防止用シール材は、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、高純度クロロプレンゴム、天然ゴム、再生ゴム、高減衰ゴムの一つ又は二つ以上の組成物で成形したことを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、コンクリート構造物に於ける目地部の両壁面の上部に対向した第1段差面を加工又は形成し及び/又は該目地部の両壁面の下部に対向した第2段差面を加工又は形成してなり、前記請求項1、2、3、4、5又は6記載の漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入したときに上記目地部の両壁面と上記漏水防止用シール材の上記断面略山形状の突条とで形成した隙間内に接着剤を充填施工することを特徴とする。
本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法は、叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記両壁面に係止されかつ該両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材を提供する。
このような構成としたので、当該漏水防止用シール材を目地部内の所定位置に装填することが容易であるばかりか、該漏水防止用シール材の表面又は上面に引張応力を発生することがなく、経時変化も誘起されず、該漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入した後は該漏水防止用シール材が目地部の壁面との密着状態を保持すると共に該目地部からの脱落を防止し漏水防止効果を高める効果がある。
請求項2記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の上部に対向した段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記段差面に係止されかつ上端左右に拡張形成した耳部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材を提供する。
このような構成としたので、目地部の形状又は構造を上記漏水防止用シール材の形態に基本的に適合させて加工又は形成し、当該漏水防止用シール材を目地部内の所定位置に装填することが容易であるばかりか、経年時変化も誘起されず、例えば、該漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入した後は該漏水防止用シール材が目地部の壁面との密着状態を保持すると共に該目地部からの脱落を防止し漏水防止効果を高める。特に、目地部内に該漏水防止用シール材を装填する際、上端の左右に拡張形成した耳が対向するストッパー機能としての段差面、又は凹部に当接しかつ保持され、該漏水防止用シール材が所定の高さにかつ目地部と略面一に安定して設定保持される効果がある。
請求項3記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の下部に対向した段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記段差面に係止されかつ下端左右に立設形成した脚部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材を提供する。
このような構成としたので、目地部の形状又は構造を上記漏水防止用シール材の形態に基本的に適合させて加工又は形成し、当該漏水防止用シール材を目地部内の所定位置に装填することが容易であるばかりか、経時変化も誘起されず、例えば、該漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入した後は該漏水防止用シール材が目地部の壁面との密着状態を保持すると共に該目地部からの脱落を防止し漏水防止効果を高める。特に、目地部内に該漏水防止用シール材を装填する際、下端の左右に立設形成した脚部が対向するストッパー機能としての段差面又は凹部に当接しかつ保持され、該脚部の底面が目地部の最深部まで衝当し、該漏水防止用シール材が所定の高さ又は深さまで安定して設定保持される効果がある。また、該漏水防止用シール材の下部からの圧力変動に対して該脚部に隣接する断面略山形状の突条が浮上り防止機能を有するので目地部内から押出されないという効果がある。
請求項4記載の発明によれば、コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の上部及び下部に対向した第1及び第2段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記第1段差面に係止されかつ上端左右に拡張形成した耳部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した2個の略対称形状の貫通孔と、上記第2段差面に係止されかつ下端左右に立設形成した脚部とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材を提供する。
このような構成としたので、目地部の形状又は構造を上記漏水防止用シール材の形態に基本的に適合させて加工・施工し、当該漏水防止用シール材を目地部内の所定位置に装填することが容易であるばかりか、経時変化も誘起されず、例えば、該漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入した後は該漏水防止用シール材が目地部の壁面との密着状態を保持すると共に該目地部からの脱落を防止し漏水防止効果を高める。特に、上記請求項1及び2記載の発明の効果及びその相乗効果を実現すると共に2つの貫通孔により該漏水防止用シール材の表面又は上面に掛る引張応力を吸収でき、目地部内との密着性を常に確保する効果がある。
請求項5記載の発明によれば、前記漏水防止用シール材は該漏水防止用シール材の断面の全面積に対して20〜40(%)の空隙率を有した断面の総面積の貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のコンクリート構造物における漏水防止用シール材を提供する。
このような構成としたので、漏水防止用シール材にかかる伸縮量や引張応力又は圧縮応力を適宜に設定できる効果がある。
請求項6記載の発明によれば、前記漏水防止用シール材は、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、高純度クロロプレンゴム、天然ゴム、再生ゴム、高減衰ゴムの一つ又は二つ以上の組成物で成形したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のコンクリート構造物における漏水防止用シール材を提供する。
このような構成としたので、汎用の素材で作製された耐候性及び耐久性の高いかつ量産に好適な漏水防止用シール材を市場に提供できる効果がある。
請求項7記載の発明によれば、コンクリート構造物における目地部の両壁面の上部に対向した第1段差面を加工又は形成し及び/又は該目地部の両壁面の下部に対向した第2段差面を加工又は形成してなり、前記請求項1、2、3、4、5又は6記載の漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入したときに上記目地部の両壁面と上記漏水防止用シール材の上記断面略山形状の突条とで形成した隙間内に接着剤を充填施工することを特徴とする漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法を提供する。
このような構成としたので、簡単な構成を有する上記漏水防止用シール材を使用することによりコンクリート構造物における目地部の漏水防止工事を短工期でかつ工費の低減を図り、再漏水のない高品質に施工する効果がある。
以下、本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施の形態を示すものであって、目地部分の垂直断面図である。
17は水路、水路トンネル等各種の土木構造物や建築構造物等でなるコンクリート構造物である。18は上記コンクリート構造物17、17の継目に形成された目地部であって、その両壁面17a、17aは対向して配置されている。該コンクリート構造物17の一方、他方の壁面17a、17aはそれぞれその上部又は上端部に段差面17b、17b又は凹部を形成している。該段差面17b、17bは例えば、図1に示すように断面形状が略L字状であって、所定長、例えば、後述する漏水防止用シール材の軸長方向に延在している。
上記目地部18は上面開口部18a、中間部18b及び断面略V字状の深部18cで構成されてなり、基本的には上記漏水防止用シール材の外観形状に適合させて上記漏水防止用シール材を装填し易く構成している。
19は漏水防止用シール材であって、長尺状又は長軸状若しくは棒状に形成されており、例えば、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、高純度クロロプレンゴム、天然ゴム、再生ゴム、高減衰ゴムの一つ又は二つ以上の組成物で構成されている。尚、詳しくは、上記EPMはエチレンとプロピレンとの共重合体であり、EPDMはエチレンとプロピレン及び若干のジエン成分との三元重合体である。
而して、漏水防止用シール材19の組成物として上記EPM及EPDMを採用すれば、耐オゾン性や耐候性がよく経年変化や劣化現象がない素材として利用できる。また、耐寒性や低温特性も良好で耐薬品性又は反発弾性も大きく圧縮ひずみを抑える機能も併有している。
上記漏水防止用シール材19は、上端左右に拡張形成した耳部19a、19aと、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条19b、19b…と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔19c、19cとを成形している。上記拡張形成した耳部19a、19aの下面はそれぞれ所定幅の接着テープ、つまりブチルテープ20、20を貼着しており、上記漏水防止用シール材19を目地部18に装填した際、拡張形成した耳部19a、19aが上記段差面17b、17bに安定して保持されるよう固定する。上記2個の貫通孔19c、19cは図1に示すように断面形状が例えば、形状、寸法の比較的大きい略矩形であって、該漏水防止用シール材19の肉厚部19d内に穿孔されている。
また、上記漏水防止用シール材19の下端面は略山形形状19eを有し、目地部18内の深部18cの形状に概ね適合するように形成されている。尚、上記貫通孔19c、19cの断面形状は楕円形又は円形、多角形等各種の形状を採用してもよい。
作用
次に上述した本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施の形態に基づきその作用を説明し、漏水防止工法を明らかにする。
上記コンクリート構造物17、17の継目に形成された目地部18を箱抜きし、具体的には上面開口部18aとしての上記段差面17b、17bと、これに連なる中間部18bとしての壁面17a、17a及びこの壁面17a、17aに連なる目地部18の断面略山形状の深部18cを加工又は形成する。そして、該壁面17a、17a若しくは上記段差面17b、17bにエポキシ樹脂等の接着剤21を封入し、充填シールを行なう。而して、上記漏水防止用シール材19を上記目地部18に装填する。この際、該漏水防止用シール材19は左右から圧縮されつつ、そして、上記断面略山形状の複数個の突条19b、19b…の先端部が上記壁面17a、17aに衝当して変形しながら目地部18の深部18c方向に押込まれる。そして、上記2つの貫通孔19c、19cも圧縮されて変形するが、このときの当該2つの貫通孔19c、19cの内壁に生ずる反発力が上記漏水防止用シール材19の上面又は表面に作用し、引張応力が発生しない。
また、上記漏水防止用シール材19の上端左右に拡張形成した耳部19a、19aが上記段差面17b、17b又は凹部に係止又は収容され、該漏水防止用シール材19は目地部18内の深部18cまで挿入されず所定位置に保持される。そして、該拡張形成した耳部19a、19aが接着テープ又はブチルテープ20によりさらに安定した状態で目地部18内に装填される。
かくして、目地部18の形状又は構造を上記漏水防止用シール材19の形態に基本的に適合させて加工又は形成し、当該漏水防止用シール材19を目地部18内の所定位置に装填することが容易であるばかりか、経時変化も誘起されず、例えば、該漏水防止用シール材19を上記目地部18内に圧縮挿入した後は該漏水防止用シール材19が目地部18の壁面17aとの密着状態を保持すると共に該目地部18からの脱落を防止し漏水防止効果を高める。特に、目地部18内に該漏水防止用シール材19を装填する際、上端の左右に拡張形成した耳19a、19aが対向するストッパー機能としての段差面17b、17b、又は凹部に当接しかつ保持され、該漏水防止用シール材19が所定の高さにかつ目地部18と略面一に安定して設定保持される。また、簡単な構成を有する上記漏水防止用シール材19を使用することによりコンクリート構造物17、17における目地部18の漏水防止工事を短工期でかつ工費の低減を図り、再漏水のない高品質に施工する漏水防止方法を提供できる。
次に、本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例1を説明する。
図1に基づき目地部18及び漏水防止用シール材19の具体的構造、形状等について詳しく説明する。
一般的に上記漏水防止用シール材19の上面又は表面に引張応力が発生すると、外部からの日光による紫外線の劣化が著しいためにこの漏水防止用シール材19を劣化を促進させないように伸縮の状態に拘らず、常に圧縮応力が掛かるように設計することが肝要である。
そして、漏水防止用シール材19の断面形状は、上述した該漏水防止用シール材19の伸縮量を設計したうえで、漏水防止用シール材19を装填する際施工する目地部18の寸法誤差を考慮し、上記2つの貫通孔19c、19cの断面積(孔面積)が該漏水防止用シール材19の断面積の約20〜40(%)に設定することが望ましい。
そして、この場合、当該漏水防止用シール材19のポアソン比(例えば0.5)と、上記漏水防止用シール材19の伸縮量つまり、±5(mm)から解析して貫通孔19c、19cの孔面積を算出する。
ここで、上述した実施例1に基づく漏水防止用シール材19について、図2に示すように例えば、該漏水防止用シール材19の断面の全面積S0=2062.663mm、該漏水防止用シール材19の軸長方向に形成した2個の貫通孔19c、19cの断面の総面積S1=454.909mm、従って空隙率δ1=S1/S0×100=22.05(%)の条件に於けるその作用を解析したところ、次のことが判明した。すなわち、先づ上記漏水防止用シール材19を目地部18に装填すれば、該漏水防止用シール材19は左右から矢印G1、G2の方向に圧縮され、突条19b、19b…の先端部が壁面17a、17aにより変形しつつ目地部18の深部18c方向に押込まれる。そして、上記2つの貫通孔19c、19cの境界部分に形成した肉厚部19dの上下方向、すなわち矢印G3、G4方向に引張応力が発生する。また、該漏水防止用シール材19の下端面にも引張応力が掛ることが分った。このように図2に示す上記漏水防止用シール材19の断面部に於ける影表示部分S2、S3、S4、S5に引張応力が発生するが、該漏水防止用シール材19の上面又は表面に引張応力が全く生じないことが明確化された。
また、上記漏水防止用シール材19の上端左右に拡張形成した耳部19a、19aが上記段差面17b、17b又は凹部に係止又は収容され、該漏水防止用シール材19は目地部18内の深部18cまで挿入されず所定位置に保持される。そして、該拡張形成した耳部19a、19aが接着テープ又はブチルテープによりさらに安定した状態で目地部18内に装填される。
また、本実施例1として上記目地部19の漏水防止機能を図るための好適な寸法は次のように設定することが望ましい。図1に示す目地部18の上面開口部幅長Aは70(mm)、中間部の幅長Bは50(mm)及び上壁面から断面略V字状の深部までの深さCは50(mm)、上壁面から段差面までの深さDは10(mm)であった。
尚、目地部18及び漏水防止用シール材19に係る他の構成等は前記した発明をするための最良の形態の項で述べたのでその説明を省略する。また、当該漏水防止用シール材19を使用した漏水防止方法についても略同一でなり、その説明を省略する。
次に、本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例2を説明する。
図3に基づき目地部及び漏水防止用シール材の具体的構造、形状等について詳しく説明する。
図3は本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例2を示すものであって、目地部分の垂直断面図である。
17は水路、水路トンネル等各種の土木構造物や建築構造物等でなるコンクリート構造物である。18は上記コンクリート構造物17、17の継目に形成された目地部であって、その両壁面17a、17aは対向して配置されている。該コンクリート構造物17、17の一方、他方の壁面17a、17aはそれぞれその下部又は下端部に段差面17b1、17b1又は凹部を形成している。該段差面17b1、17b1は例えば、図3に示すように断面形状が略逆コ字状であって、所定長、例えば、後述する漏水防止用シール材の軸長方向に延圧している。
上記目地部18は上面開口部18a1、中間部18b1及び断面略V字状の深部18c1で構成されてなり、本実施例2では上面開口部18a1と中間部18b1は同一幅で構成されている。基本的には上記漏水防止用シール材の外観形状に適合させて上記漏水防止用シール材を装填し易く構成している。
191は漏水防止用シール材であって、長尺状又は長軸状若しくは棒状に形成されており、例えば、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、高純度クロロプレンゴム、天然ゴム、再生ゴム、高減衰ゴムの一つ又は二つ以上の組成物で構成されている。尚、詳しくは、上記EPMはエチレンとプロピレンとの共重合体であり、EPDMはエチレンとプロピレン及び若干のジエン成分との三元重合体である。
而して、漏水防止用シール材191の組成物として上記EPM及EPDMを採用すれば、耐オゾン性や耐候性がよく経年変化や劣化現象がない素材として利用できる。また、耐寒性や低温特性も良好で耐薬品性又は反発弾性も大きく圧縮ひずみを抑える機能も併有している。
上記漏水防止用シール材191は、下端左右に立設形成した脚部19a1、19a1と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条19b1、19b1…と、軸長方向に並置して形成した2個の略対称形状の貫通孔19c1、19c1とを成形している。上記漏水防止用シール材191を目地部18に装填した際、上記立設形成した脚部19a1、19a2が上記段差面17b1、17b1に安定して保持されるよう固定する。そして、上記漏水防止用シール材191の下面からの圧力が掛ったとき、上記脚部19a1、19a1の上方に隣接する上記突条19b1の先端が該段差面17b1、17b1の側壁部又は内面上壁部と当接し、該漏水防止用シール材191は押出されない。ここで、該段差面17b1、17b1はそれぞれ目地部18の壁面17a、17aから側壁部19b2、19b2までの距離Fを有してなり、内面上壁部19b3、19b3とで凹陥を形成している。上記貫通孔19c1、19c1は図2に示すように断面形状が例えば、形状、寸法の比較的大きい略五角形であって、該漏水防止用シール材191の肉厚部19d1内に穿孔されている。
また、上記漏水防止用シール材191の下端面は略山形形状19e1を有し、目地部18内の深部18c1の形状に概ね適合するように形成されている。
次に上述した本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例2に基づきその作用を説明し、漏水防止工法を明らかにする。
上記コンクリート構造物17、17の継目に形成された目地部18を箱抜きし、具体的には上面開口部18a1、これに連なる中間部18b1と、これに連なる逆コ字状の段差面17b1、17b1としての壁面17a、17a及びこの壁面17a、17aに連なる目地部18の断面略山形状の深部18c1を加工又は形成する。そして、該壁面17a、17aにエポキシ樹脂等の接着剤21を封入し、充填シールを行なう。而して、上記漏水防止用シール材191を上記目地部18に装填する。この際、該漏水防止用シール材191は左右から圧縮されつつ、そして、上記断面略山形状の複数個の突条19b1、19b1…の先端部が上記壁面17a、17aに衝当して変形しながら目地部18の深部18c1方向に押込まれる。そして、上記2つの貫通孔19c1、19c1も圧縮されて変形するが、このときの当該2つの貫通孔19c1、19c1の内壁に生ずる反発力が上記漏水防止用シール材191の上面又は表面に作用し、引張応力が発生しない。
また、上記漏水防止用シール材191の下端左右に立設形成した脚部19a1、19a1が上記段差面17b1、17b1又は凹部に係止又は収容されかつ立設され、該漏水防止用シール材191は目地部18内の深部18c1まで挿入し所定位置に安定した状態で保持される。
尚、本実施例2に於いては上述した段差面17b1、17b1を設けることなく前記壁面17a、17aから目地部18の深部18c1まで面一に形成してもよい。
かくして、目地部18の形状又は構造を上記漏水防止用シール材191の形態に基本的に適合させて加工又は形成し、当該漏水防止用シール材191を目地部18内の所定位置に装填することが容易であるばかりか、経時変化も誘起されず、例えば、該漏水防止用シール材191を上記目地部18内に圧縮挿入した後は該漏水防止用シール材191が目地部18の壁面17aとの密着状態を保持すると共に該目地部18からの脱落を防止し漏水防止効果を高める。特に、目地部18内に該漏水防止用シール材191を装填する際、下端の左右に立設形成した脚部19a1、19a1が対向するストッパー機能としての逆コ字状段差面17b1、17b1又は凹部に当接しかつ保持され、該漏水防止用シール材191が目地部18内に安定して設定保持される。また、簡単な構成を有する上記漏水防止用シール材191を使用することによりコンクリート構造物17に於ける目地部18の漏水防止工事を短工期でかつ工費の低減を図り、再漏水のない高品質に施工する漏水防止方法を提供できる。
一般的に上記漏水防止用シール材191の上面又は表面に引張応力が発生すると、外部からの日光による紫外線の劣化が著しいためにこの漏水防止用シール材191を劣化を促進させないように伸縮の状態に拘らず、常に圧縮応力が掛かるように設計することが肝要である。
そして、漏水防止用シール材191の断面形状は、上述した該漏水防止用シール材191の伸縮量を設計したうえで、漏水防止用シール材191を装填する際施工する目地部の寸法誤差を考慮し、上記2つの貫通孔19c1、19c1の断面積(孔面積)が該漏水防止用シール材191の断面積の約20〜40(%)に設定することが望ましい。
そして、この場合、当該漏水防止用シール材191のポアソン比(例えば0.5)と、上記漏水防止用シール材191の伸縮量つまり、±5(mm)から解析して貫通孔19c1、19c1の孔面積を算出する。
ここで、上述した実施例2に基づく漏水防止用シール材191について、図4に示すように例えば、該漏水防止用シール材191の断面の全面積S0=1917.914mm、該漏水防止用シール材191の軸長方向に形成した2個の貫通孔19c1、19c1の断面の総面積S1=545.994mm、従って空隙率δ2=S1/S0×100=28.45(%)の条件及び上記段差面17b1、17b1をコンクリート構造物17、17に設けない場合に於けるその作用を解析したところ、次のことが判明した。すなわち、先づ上記漏水防止用シール材191を目地部18に装填すれば、該漏水防止用シール材191は左右から矢印G5、G6の方向に圧縮され、突条19b1、19b1…の先端部が壁面17a、17aにより変形しつつ目地部18の深部18c1方向に押込まれる。そして、上記2つの貫通孔19c1、19c1の境界部分に形成した肉厚部19d1の上下方向、すなわち矢印G7、G8方向に引張応力が発生する。また、該漏水防止用シール材191の下端面にも引張応力が掛ることが分った。このように図4に示す上記漏水防止用シール材191の断面部に於ける影表示部分S6、S7、S8、S9に引張応力が発生するが、該漏水防止用シール材191の上面又は表面に引張応力が全く生じないことが明確化された。
また、本実施例2として上記目地部18の漏水防止機能を図るための好適な寸法は次のように設定することが望ましい。目地部18の上面開口部幅長A1(中間部の幅長も同じ)は50(mm)、上壁面から断面略V字状の深部までの深さCは50(mm)、上記段差面17b1の側壁の高さEは約13(mm)、上記目地部18の壁面17aから段差面17b1までの奥行きFは約13(mm)であった。
尚、目地部18及び漏水防止用シール材191に係る他の構成等は前記した発明をするための最良の形態の項で述べたのでその説明を省略する。また、漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法についても略同一でなり、その説明を省略する。
次に、本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例3について説明する。
当該実施例3は図示しないが大概すれば上述した実施例1及び2を組合せた構成を有する技術である。
つまり、その構成上の特徴点は、コンクリート構造物17、17の継目に形成された目地部18、特に、該コンクリート構造物17、17の壁面17aの上部に対向した段差面17b(第1段差面)又は凹部を形成すると共に上記壁面17aの下部に対向した段差面17b1(第2段差面)又は凹部を形成する。そして、上記漏水防止用シール材19、191の構造は上記段差面17b(第1段差面)又は凹部に係止又は収容する上記漏水防止用シール材19の上端に左右に拡張形成した耳部19a、19aを備えると共に上部段差面17b1(第2段差面)又は凹部に係止又は収容若しくは衝当する上記漏水防止用シール材191の下端の左右に立設形成した脚部19a1、19a1を備えたことである。
上記目地部18及び漏水防止用シール材19、191等の他の構成は上述した発明の実施の形態並びに実施例1及び2と略同一であり、その説明を省略する。
また、漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法も同様であり、その説明を省略する。
本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施の形態及び実施例1を示す垂直断面図である。 本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例1を示すものであって、該漏水防止用シール材の引張応力又は圧縮応力の作用を示す説明図である。 本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例2を示す垂直断面図である。 本発明に係るコンクリート構造物における漏水防止用シール材及び漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法の実施例2を示すものであって、該漏水防止用シール材の引張応力又は圧縮応力の作用を示す説明図である。 従来の技術に於ける第1の例としての目地材の構成を示す垂直断面図である。 従来の技術に於ける第2の例としてのコンクリート継目の防水樋の構成を示す垂直断面図である。
符号の説明
17 コンクリート構造物
17a コンクリート構造物の壁面
17b 段差面(第1段差面)
17b1 段差面(第2段差面)
18 目地部
18a 目地部の上面開口部
18a1 目地部の上面開口部
18b 目地部の中間部
18b1 目地部の中間部
18c 目地部の断面略V字状の深部
18c1 目地部の断面略V字状の深部
19 漏水防止用シール材
191 漏水防止用シール材
19a 拡張形成した耳部
19a1 拡張形成した耳部
19b 断面略山形状突条
19b1 断面略山形状突条
19c 貫通孔
19c1 貫通孔
19d 肉厚部
19d1 肉厚部
19e 漏水防止用シール材の略山形形状
19e1 漏水防止用シール材の略山形形状
20 プチルテープ
21 接着剤
A 目地部の上面開口部幅長
A1 目地部の上面開口部幅長
B 目地部の中間部の幅長
C 目地部の上壁面から断面略V字状の深部までの深さ
C1 目地部の上壁面から断面略V字状の深部までの深さ
D 目地部の上壁面から段差面までの深さ
E 段差面17b1の側壁の高さ
F 目地部の壁面17aから段差面17b1の側壁までの奥行長
G1ないしG8 引張応力又は圧縮応力の方向
S0 漏水防止用シール材の断面の全面積
S1 貫通孔19c、19c1の断面の総面積
δ1 実施例1に基づく空隙率(%)
δ2 実施例2に基づく空隙率(%)
S2ないしS9 引張応力又は圧縮応力が発生する影表示部分

Claims (7)

  1. コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記両壁面に係止されかつ該両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材。
  2. コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の上部に対向した段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記段差面に係止されかつ上端左右に拡張形成した耳部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材。
  3. コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の下部に対向した段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記段差面に係止されかつ下端左右に立設形成した脚部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材。
  4. コンクリート構造物の目地部に装填される漏水防止用シール材であって、上記目地部が両壁面の上部及び下部に対向した第1及び第2段差面を形成すると共に上記漏水防止用シール材が上記第1段差面に係止されかつ上端左右に拡張形成した耳部と、両側面に複数段を形成した断面略山形状の突条と、軸長方向に並置して形成した複数個の略対称形状の貫通孔と、上記第2段差面に係止されかつ下端左右に立設形成した脚部とを成形したことを特徴とするコンクリート構造物における漏水防止用シール材。
  5. 前記漏水防止用シール材は該漏水防止用シール材の断面の全面積に対して20〜40(%)の空隙率を有した断面の総面積の貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のコンクリート構造物における漏水防止用シール材。
  6. 前記漏水防止用シール材は、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、高純度クロロプレンゴム、天然ゴム、再生ゴム、高減衰ゴムの一つ又は二つ以上の組成物で成形したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のコンクリート構造物における漏水防止用シール材。
  7. コンクリート構造物に於ける目地部の両壁面の上部に対向した第1段差面を加工又は形成し及び/又は該目地部の両壁面の下部に対向した第2段差面を加工又は形成してなり、前記請求項1、2、3、4、5又は6記載の漏水防止用シール材を上記目地部内に圧縮挿入したときに上記目地部の両壁面と上記漏水防止用シール材の上記断面略山形状の突条とで形成した隙間内に接着剤を充填施工することを特徴とする漏水防止用シール材を使用した漏水防止方法。
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