JP2005278976A - 電気掃除機 - Google Patents

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哲治 野町
Hideaki Sakatani
英明 酒谷
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Abstract

【課題】長時間にわたって強力な吸い込み力を持続させ、集塵フィルターのメンテナンスを軽減できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】フィルター部5に付着した塵埃を除塵する除塵手段12を備えるとともに、当該除塵手段で除塵される前記フィルター部の吸気上流側面にPTFEからなる多孔質膜26を配置した構成としてあり、塵埃はPTFEからなる非常に微細な多孔質膜26の表面で捕集され、かつこのPTFEの塵離れ性が非常に良いため、除塵手段12を用いてフィルター部に振動を与えるだけで付着した塵埃をほぼ満足できる程度まで除去することができ、長時間にわたって吸込力を維持させることが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は長時間にわたって良好な吸込み性能を維持できる電気掃除機に関するものである。
一般に電気掃除機は、吸塵した塵埃を集塵部内に設けた集塵フィルターによって捕集して集塵部に堆積させるようになっており、前記集塵フィルターに付着した塵埃は手動で除塵する除塵装置で除塵する構成となっていた。
そしてこのような電気掃除機に用いられるフィルターの一例としてはポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと称す)多孔質膜を不織布からなる通気性支持部材でサンドイッチ状にしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−273126号公報
しかしながら、上述の電気掃除機では除塵手段で除塵してもフィルター部に付着している塵を十分に落とすことができず、使用者が別途ブラシ等を利用して掃除、或いは水洗い等をして掃除する必要があり、非衛生な作業を強いられるものであった。
また、フィルター部がプリーツ形状に形成されていると、フィルターの各折返面毎に掃除をする必要があり、掃除作業、すなわちメンテナンスが大変面倒なものであった。そしてプリーツ形状谷部の最奥部では、清掃用のブラシ等が届きにくくて、付着した塵埃を十分に除去することが難しく、集塵フィルターの表面に塵埃が堆積していって目づまりし、早い段階で吸込性能が低下するという問題があった。
本発明は上記課題を解消して、強力な吸い込み力を持続させ、集塵フィルターのメンテナンスを軽減できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明は、フィルター部に付着した塵埃を除塵する除塵手段とを備えるとともに、当該除塵手段で除塵される前記フィルター部の吸気上流側面にPTFEからなる多孔質膜を配置した構成としてあり、フィルター部の吸気上流側にPTFEからなる多孔質膜を配置したことにより、塵埃はPTFEからなる非常に微細な多孔質膜の表面で捕集され、かつこのPTFEの塵離れ性が非常に良いため、除塵手段を用いてフィルターに振動を与えるだけで付着した塵埃をほぼ満足できる程度まで除去することができ、長時間にわたって吸込力を維持させることが可能となる。
本発明によれば、長時間にわたって強力な吸い込み力を持続させ、塵埃捕集手段である集塵フィルターのメンテナンスを軽減できる電気掃除機を提供できる。
第1の発明は、電動送風機によって吸引した塵埃を捕集するフィルター部と、前記フィルター部に付着した塵埃を除塵する除塵手段とを備え、前記フィルター部の吸気上流側面にPTFEからなる多孔質膜を配置した構成としてあり、塵埃はPTFEからなる非常に微細な多孔質膜の表面で捕集され、かつこのPTFEの塵離れ性が非常に良いため、除塵手段を用いてフィルターに振動を与えるだけで付着した塵埃をほぼ満足できる程度まで除去することができ、長時間にわたって吸込力を維持させることが可能となる。
第2の発明は、フィルター部の多孔質膜とは反対側面を除塵手段で叩いて除塵する構成としてあり、PTFEからなる多孔質膜が除塵手段による加振除塵によって損傷することがなく、長期間にわたって良好な捕集性能を維持することができるとともに除塵性能を良好に維持することができる。
第3の発明は電動送風機によって吸引した塵埃を捕集するフィルター部を備え、上記フィルター部は吸気上流側面にPTFEからなる多孔質膜を配置し、この多孔質膜の上流側に当該多孔質膜より強度の高い多孔保護膜を設けた構成としてあり、多孔質膜が多孔保護膜の孔開口部分から表面に露出しているので多孔質膜が持つ塵離れ性のよさを生かしてその表面に付着した塵埃を振動等によって簡単に除去できるとともに、当該多孔質膜より吸気上流側にある多孔保護膜が多孔質膜を保護するので比較的脆弱な多孔質膜の損傷を防止して長期間にわたって安定且つ良好な塵離れ性を維持することができる。そして、前記振動等の除塵によっても除去できない塵埃が堆積し始めてきたときにはフィルター部を外して使用者が水洗い等によって簡単に掃除をすることができることができ、その際にも多孔保護膜が多孔質膜を保護するので多孔質膜の損傷を防止することができ、長期間にわたって良好な性能を維持することができる。
第4の発明は、フィルター部はその上部が下部より吸気上流側に位置するよう前傾させて設けた構成としてあり、除塵手段等により振動を与えたときに多孔質膜から剥離した塵埃は多孔質膜の下部に引っかかるようなことなく確実に落下するので、塵落し性が向上する。
第5の発明は上記第3、4の発明において、フィルター部の多孔質膜とは反対側面を叩いて除塵する除塵手段を設けた構成としてあり、PTFEからなる多孔質膜が除塵手段による加振除塵によって損傷することがなく、長期間にわたって良好な捕集性能を維持することができるとともに除塵性能を良好に維持することができる。
第6の発明は上記第4、5の発明において、多孔保護膜を多孔質膜の上流側面に密着させて設けた構成としてあり、PTFEからなる多孔質膜と多孔保護膜との間への塵埃進入防止が図れると共に、PTFEからなる多孔質膜を保護してこれが損傷することがなく、長期間にわたってより良好な捕集性能を維持することができるとともに除塵性能を良好に維持することができる。
第7の発明は上記第4、5の発明において、多孔保護膜を多孔質膜の上流側面に隙間を置いて設けた構成としてあり、PTFEからなる多孔質膜の塵離れ性の良さを多孔保護膜で阻害することがなく、より除塵性能を向上させることができる。
第8の発明は、上記1〜7の発明において、フィルター部をプリーツ形状にした構成としてあり、フィルター部の表面積が増加して塵捕集性能が一段と良好なものとなる。
第9の発明は上記第3〜7の発明において、多孔保護膜を多孔質膜に部分的に接着または溶着にて取り付けた構成としてあり、多孔質膜に対して多孔保護膜がずれるのを防止できるとともに、使用者が従来と同様ブラシ等を用いて掃除をすることがあってもPTFEからなる多孔質膜を保護してこれが損傷することがなく、長期間にわたって良好な捕集性能と除塵性能を維持することができる。
第10の発明は第3〜9の発明において、多孔保護膜の孔の開口を0.1〜5mmとした構成としてあり、多孔保護膜による通気圧損を増加させずに、PTFEからなる多孔質膜を保護することができる。
第11の発明は上記第1〜10の発明において、多孔質膜の吸気下流側に基材を設けた構成としてあり、フィルター自体の強度を向上させることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1に示すように、電気掃除機の本体1は、吸引風を発する電動送風機2と、着脱自在な集塵部3を有しており、前記集塵部3は、吸引した塵埃を捕集する塵埃捕集部であるフィルター部5と、塵埃を蓄積する塵埃蓄積部4とで構成されている。また、6は前記フィルター部5で捕集され付着した塵埃を除塵する除塵手段で、7は電源コードを収納するコードリールである。8は塵埃を吸引する吸込具で、延長管9に取り付けてあり、該延長管9はハンドル部10とホース11とを介して本体1に連結されている。
吸込具8から吸引された塵埃と吸引風は、延長管9、ハンドル部10、ホース11を介して本体1の集塵部3に運ばれ、フィルター部5で捕集される。この塵埃は次第に堆積していってフィルター部5が目詰まりを起こし、吸い込み風量が低下することになるが、定期的もしくは塵埃が目詰まりした状態を検知し、除塵手段6が動作するため、フィルター部5に付着した塵埃が、振動・衝撃・掻き出しまたはワイピング等で効率良く除塵・清掃され、前記除塵・清掃された塵埃が、塵埃蓄積部4に堆積されていく。その結果、吸い込み風量が回復し、初期の吸込力が確保されるようになる。
上記、除塵手段12とフィルター部5とは、図2に示すように除塵手段12に連結された連結体A15と、フィルター部5を振動させる連結体B16とで結合されており、集塵部3を本体1から取り外して再度本体1に装着した場合には、連結体A15と連結体B16とが連結される構成となっている。集塵部3のエアータイトは連結体の外面外周で行っており、掃除機本体1と集塵部3のタイト面にはテーパー角を設けているため、集塵部3を着脱しても空気等の漏れは無く、集塵部3のみ水洗い等のメンテナンスがされても、除塵手段12には影響がなく信頼性が高い構成が実現できるものである。
また、除塵手段12や電動送風機2の動作は制御手段17で制御されるようになっている。すなわち、制御手段17は操作手段18の操作により、除塵手段12や電動送風機2の運転・停止等を行い、かつ前記操作手段18の操作により、電動送風機2の運転の開始又は停止又は運転途中において除塵手段12を所定時間動作させるよう構成してある。
図3は、除塵手段12の実施の一形態を示すものであり、除塵手段12は、鉄心部19と電気的駆動源であるコイル部20と鉄心部19の磁路中に一定の空間を持たせて配置した磁石21とからなり、磁石21は振動伝達体である連結体A15に一体に形成され、連結体A15は弾性体であるバネ体22で軸部を支持され、稼動可能に軸支されている。コイル部20に商用電源または直流パルス電源を通電すると、鉄心部19に磁界が発生することで、磁石21に磁力が作用し、連結体A15が上下方向に振動する。その振動成分を連結体B16を介してフィルター部5に伝達し、前記フィルター部5を上下方向へ振動させ、前記フィルター部5に付着した塵埃が剥離するよう動作するものである。
図4は、除塵手段12の他の実施の形態を示すものであり、除塵手段12は、電気的駆動源であるソレノイドコイル部23、移動体であるシャフト24、弾性体であるバネ体25で構成されており、シャフト24先端の伝達体である連結体A15はバネ体25を介して接続されており、ソレノイドコイル部23に商用電源または直流パルス電源を通電すると、シャフト24が前後方向への振動運動を行い、その振動成分がバネ体25、連結体A15、連結体B16を介してフィルター部5に伝達し、前記フィルター部5を前後方向へ振動させ、フィルター部5に付着した塵埃が剥離するよう動作するものである。
そして、上記いずれの実施形態もそのフィルター部5を振動させる連結体B16の加振部16aはフィルター部5の吸気下流側に設けてあり、この加振部16aがフィルター部5を叩いたり振動させたりするように構成してある。
尚、上記説明においては、除塵手段12が電気的駆動源で動作する場合を一例として、説明したが、除塵手段12が電源コード7を収納するコードリールとメカ的に連動していて、手動で電源コード7を引き出す際の力を駆動源にして動作する場合においても、同様な効果が得られることは言うまでもない。
さて、図5はこのような電気掃除機に用いたフィルター部5の構成を示すもので、濾材ユニット5Aと保護ユニット5Bとの組み合わせで構成してある。濾材ユニット5Aはポリエステル、レーヨン、ポリプロピレン等の単一材料或いはこれらを混合して構成した不織布等からなる基材25の吸気上流側の前面表層部に、PTFEからなる多孔質膜26を配置した濾材をプリーツ状にしてその外周を合成樹脂製の枠部材5Aaに一体化することにより構成してある。また、保護ユニット5Bは前記濾材ユニット5Aの枠部材5Aaに着脱自在に嵌合するゴム等の軟質材料で形成した枠体5Bbに、PTFE多孔質膜26より強度の高いポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ステンレス等で形成したネット或いは多孔シート状の多孔保護膜5Bcを一体化して形成してあり、前記PTFE多孔質膜26の吸気上流側に間隙Tをおいて位置していて比較的大きな粗塵埃を除去するとともにPTFE多孔質膜26を外部から保護するものである。そしてこのフィルター部5はその上部が下部より吸気上流側に位置するよう前傾させて設けてある。
上記構成において、この電気掃除機は図2に示すように、集塵部3に吸い込まれた塵埃のうち粗塵埃はフィルター部5のまず保護ユニット5Bの多孔保護膜5Bcにて分離捕集され、前記捕集された塵埃は、塵埃蓄積部4内に蓄積される。そしてこの多孔保護膜5Bcを通過した微細塵埃はPTFE多孔質膜26にて分離捕集され、堆積していく。
そして、定期的もしくはフィルター部5の目詰まり状態を検知したら、除塵手段12が、フィルター部5のPTFE多孔質膜26を加振し、当該PTFE多孔質膜26及びこのPTFE多孔質膜26の枠部材5Aaに嵌合した保護ユニット5Bの多孔保護膜5Bcを振動させる。これにより前記PTFE多孔質膜26の吸気上流側に付着堆積した微細塵はその振動力により除塵され、粗ゴミは塵埃蓄積部4内に落ち、細塵は細塵室13内に落ちるよう動作する。
ここで、上記濾材ユニット5AはPTFE多孔質膜26が最上流に位置していてこの表面に微細塵が付着するため、このPTFEが非常に塵離れ性が良いことから、フィルター部5に振動を与えるだけで付着している塵埃を除去・清掃することができ、簡単な振動除塵だけで吸込み力を維持することができる。
また、このPTFE多孔質膜26は強度が弱く脆弱であるためこれ自体に吸引された粗いゴミや質量の大きな小石等が当たるとその一部が剥離する等の損傷を受けやすいが、このPTFE多孔質膜26の吸気上流側にはこれよりも強度の高い多孔保護膜5Bcが設けてあるためこのような粗いゴミや質量の大きな小石等が当たることによる損傷を最小限のものにとどめ、長期間にわたってその良好な塵離れ性を発揮させることができる。
(実施の形態2)
図6はフィルター部の他の実施形態を示し、このフィルター部は、濾材ユニット5Aに回転支軸29を介して保護ユニット5Bを開閉自在に設けたものである。なお、前記保護ユニット5Bの枠体5Bbは回転支軸29とは反対側の寸法、すなわち嵌合深さが大きく(深く)なるようテーパ状に形成してある。
この実施の形態によれば保護ユニット5Bが回転支軸29によって濾材ユニット5Aに連結されているので保護ユニット5Bを掃除すべく外して紛失する恐れがなくなるとともに、保護ユニット5Bの濾材ユニット5Aへのはめ込みが容易になる利点がある。
(実施の形態3)
図7はフィルター部の更に他の実施形態を示し、このフィルター部は、濾材ユニット5Aの両側部に例えばレール状のガイド30を設け、このガイド30に案内させて保護ユニット5Bスライド自在に設けたものである。
この実施の形態も上記実施形態2と同様保護ユニット5Bの紛失を防止できるとともに、濾材ユニット5Aへセットが容易になる利点がある。
(実施の形態4)
図8フィルター部の他の実施形態を示すものである。25はポリエステル、レーヨン、ポリプロピレン等の単一材料或いはこれらを混合して構成した不織布等からなる基材、26はこの基材25の吸気上流側の前面表層部に設けた多孔質膜で、塵離れ性のよいPTFEで構成してある。27は前記PTFE多孔質膜26の吸気上流側に密着させて設けた多孔保護膜で、PTFE多孔質膜26より強度の高いポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ステンレス等でネット或いは多孔シート状に形成してあり、前記PTFE多孔質膜26の吸気上流側に位置してPTFE多孔質膜26を外部から保護するものである。そして前記基材25、PTFE多孔質膜26、多孔保護膜27からなる濾材はプリーツ状に形成して、その外周を合成樹脂製の枠部材29に一体化してある。
上記構成において、このフィルター部5を用いた場合、多孔質膜が多孔保護膜27の孔開口部分から露出していてこの部分に塵埃が付着しているため、このPTFEが非常に塵離れ性が良いことから、フィルター部5に振動を与えるだけで付着している塵埃を除去・清掃することができ、簡単な振動除塵だけで吸込み力を維持することができる。
そして前記実施の形態1と同様多孔保護膜が多孔質膜26を保護することになり、粗いゴミや質量の大きな小石等が当たることによる損傷を最小限のものにとどめ、長期間にわたってその良好な塵離れ性を発揮させることができる。
一方、上記のようにPTFE多孔質膜26に付着した塵埃を加振除塵してこれを何回か繰り返すうちに完全に除去されずにいくらかの塵埃が残るが、このような場合はフィルター部5を取り外して使用者がPTFE多孔質膜26を清掃用ブラシ等でブラッシュング、或いは水洗いすればよく、これによりPTFE多孔質膜26に付着した塵埃をきれいに除去することができる。
この時、PTFE多孔質膜26が強度が弱く脆弱であっても多孔保護膜27がPTFE多孔質膜26を保護する。したがって、従来と同様に清掃用のブラシ等で掃除して十分に除去することができると共に、ブラシ等で掃除してもそれによる外力は多孔保護膜27が受けてPTFE多孔質膜26を保護することになり、この多孔保護膜27は強度が高いためはがれる等の損傷を受けることがなく、長期間にわたってPTFE多孔質膜26の損傷を防止することができる。そしてこのPTFE多孔質膜26はポリエチレン等の多孔保護膜27の孔部分から露出しているのでその塵離れ性の良さは維持でき、高い除塵性を長時間にわたって維持することができる。
なお、上記多孔保護膜29とPTFE多孔質膜26とは、部分的に接着または溶着等で固着してあり、これによりPTFE多孔質膜26に対し多孔保護膜27のずれ防止が図れる。
また、上記多孔保護膜27の全面を多孔質膜26に接着または溶着等で一体化させても良く、この場合は前記部分的接着、溶着したものに発生しがちなPTFE多孔質膜26と多孔保護膜27間への塵埃進入防止が図れ、この塵埃進入による除塵性能の悪化を防止することができる。
また、上記多孔保護膜28はその孔の開口寸法aを0.1〜5mm、好ましくは1〜2mmとしてあり、当該開口寸法aを0.1〜5mm、好ましくは1〜2mmとすることで、多孔保護膜28により通気圧損を増加させずに、多孔質膜26を清掃用ブラシ等の外部の力から保護することができる。そして、上記、開口寸法aが0.5〜5mm、好ましくは1〜2mmであればこの孔開口部分から露出する多孔質膜26の塵離れ性が維持され、所期の除塵性能を発揮させることができる。
なお、この開口寸法aは前記実施の形態1の多孔保護膜26でも同様である。
加えて、前記各実施形態では連結体B16の加振部16aが吸気下流側、すなわちPTFE多孔質膜26とは反対側の基材25を叩いて加振させるようにしてあるためPTFE多孔質膜26を直接叩いてこれがはがれる等の損傷を与えることがなく、長期間にわたってその機能を発揮させることができる。
更に、各実施の形態における除塵手段12は、フィルター部5の吸気下流側かつ略上方部に設けられているため、除塵された塵埃が、フィルター部5より剥離しても、除塵手段12には落下しないため、除塵手段12に対する塵埃の影響が出ず信頼性が向上する。
以上のように本発明によれば、捕集した塵埃を剥離しやすくし、除塵手段による塵埃の除塵効果を大幅に高めたことで長期間にわたって良好な通気性を確保できるとともに、フィルター掃除のメンテナンスも軽減でき、電気掃除機に用いた場合にはその吸い込み性能を長期間にわたって維持させることができて特に有用である。
本発明の第1の実施の形態フィルター部を採用した電気掃除機の外観図 同集塵部の側断面図 同除塵手段の側断面図 同他の除塵手段の側断面図 (a)同第1の実施の形態におけるフィルター部の正面図(b)同断面図(c)同正面拡大図(d)同拡大断面図 (a)同第2の実施の形態におけるフィルター部の一部決側面図(b)同保護ユニット開成時の一部決裁側面図 (a)同第3の実施の形態におけるフィルター部の一部決側面図(b)同保護ユニット開成時の一部決裁側面図 (a)同第1の実施の形態におけるフィルター部の正面図(b)同断面図(c)同正面拡大図(d)同拡大断面図
符号の説明
5 フィルター部
5A 濾材ユニット
5B 保護ユニット
5Aa 枠部材
5Bb 枠体
5Bc 多孔保護膜
12 除塵手段
25 基材
26 多孔質膜

Claims (11)

  1. 電動送風機によって吸引した塵埃を捕集するフィルター部と、前記フィルター部に付着した塵埃を除塵する除塵手段とを備え、前記フィルター部の吸気上流側面にポリテトラフルオロエチレンからなる多孔質膜を配置した電気掃除機。
  2. 除塵手段はフィルター部の多孔質膜とは反対側面を叩いて除塵する構成とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 電動送風機によって吸引した塵埃を捕集するフィルター部を備え、上記フィルター部は吸気上流側面にポリテトラフルオロエチレンからなる多孔質膜を配置し、この多孔質膜の上流側に当該多孔質膜より強度の高い多孔保護膜を設けた電気掃除機。
  4. フィルター部はその上部が下部より吸気上流側に位置するよう前傾させて設けた請求項3記載の電気掃除機。
  5. フィルター部の多孔質膜とは反対側面を叩いて除塵する除塵手段を設けた構成とした請求項3又は4記載の電気掃除機。
  6. 多孔保護膜を多孔質膜の上流側面に密着させて設けた請求項4又は5記載の電気掃除機。
  7. 多孔保護膜を多孔質膜の上流側面に隙間をおいて設けた請求項4又は5記載の電気掃除機。
  8. フィルター部をプリーツ形状にした請求項1〜7のいずれか1項記載の電気掃除機。
  9. フィルター部をプリーツ形状にするとともに多孔保護膜を多孔質膜に部分的に取り付けた請求項3〜7のいずれか1項記載の電気掃除機。
  10. 多孔保護膜の孔の開口を0.1〜5mmとした請求項3〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  11. 多孔質膜の吸気下流側に基材を設けた請求項1〜10のいずれか1項記載の電気掃除機。
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