JP2005278458A - 疑似餌 - Google Patents
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Abstract
【課題】疑似餌本体の色合いや透明性を生かしやすく、海中での抵抗が小さくて動きやすく、加工性も良好な疑似餌を提供する。
【解決手段】疑似餌本体にストッキング用生地を用いた外皮材が被覆されている。上記疑似餌本体はプラスチックにより透明若しくは半透明に形成されている。上記外皮材はストッキング用生地の模様が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体に被覆されている。上記疑似餌本体における反釣針固定側の端部に、疑似餌本体に被覆した外皮材を糸で固定するための細径棒状部が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】疑似餌本体にストッキング用生地を用いた外皮材が被覆されている。上記疑似餌本体はプラスチックにより透明若しくは半透明に形成されている。上記外皮材はストッキング用生地の模様が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体に被覆されている。上記疑似餌本体における反釣針固定側の端部に、疑似餌本体に被覆した外皮材を糸で固定するための細径棒状部が形成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、イカ角等の釣用の疑似餌に関する。
従来、疑似餌本体の外面部に布を被覆したり糸を巻き付けて、イカ等の魚に対するアピール度を高め、イカ等が食いつきやすくした疑似餌が存在する。
そして、従来の疑似餌本体に被覆される布や糸には、透明度の高い素材は柔軟性が乏しく加工性も劣るので、不透明な素材が用いられることが多かった。また、厚みや太さも大きく、吸水性も高い素材が用いられ、例えば綿やナイロンの布などが用いられていた。
しかしながら、不透明な素材で被覆したものは、疑似餌本体の色合いを生かすことが困難で、疑似餌本体の色と、それを被覆する布や糸の色を調整する必要があった。また、疑似餌本体のアピール度を高めるために、疑似餌本体の色を濃くする必要があった。
また、海水の色彩の濃度に対して、疑似餌自体に透明度を持たせ、疑似餌の色合いを使い分けると、魚の食いつきが良い場合があるが、不透明な布や糸で疑似餌本体を被覆すると、その疑似餌本体の透明性が生かされないという不具合があった。
また、吸水性の高い素材は、吸水により海中での比重が大きくなって、海中での抵抗が増大するので、浮力性能が低下するという不具合があった。
また、厚みの大きい素材は、海中での比重が低下すると共に、疑似餌本体に被覆して固定する加工性に劣るという不具合があった。
本出願人は上記の不具合を解消できる疑似餌について調査したが、関連する先行技術文献を見い出すことはできなかった。
そこで本発明は、疑似餌本体の色合いや透明性を生かしやすく、海中での比重や抵抗が小さくて動きやすく、加工性も良好な疑似餌の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明に係る疑似餌は、疑似餌本体にストッキング用生地を用いた外皮材が被覆されていることを特徴とするものである。
即ち、請求項1記載の本発明に係る疑似餌にあっては、疑似餌本体と、上記疑似餌本体を被覆する外皮材とにより構成され、上記外皮材はストッキング用生地であることを特徴とする。
また、請求項2記載の本発明に係る疑似餌は、上記疑似餌本体がプラスチックにより透明若しくは半透明に形成されていることを特徴とする。
即ち、請求項2記載の本発明に係る疑似餌にあっては、実物の餌に用いられることの多い稚魚の体が透明若しくは半透明に近いことに鑑みて、それに似るように疑似餌本体を透明若しくは半透明のプラスチックにより形成したものである。
また、請求項3記載の本発明に係る疑似餌は、上記外皮材はストッキング用生地の模様が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体に被覆されていることを特徴とする。
即ち、請求項3記載の本発明に係る疑似餌にあっては、ストッキング用生地が有する模様を実物の餌の模様のように見せて、魚にアピールしようとするものである。
また、請求項4記載の本発明に係る疑似餌は、上記疑似餌本体における反釣針固定側の端部に、疑似餌本体に被覆した外皮材を糸で固定するための細径棒状部が形成されたことを特徴とする。
即ち、請求項4記載の本発明に係る疑似餌にあっては、疑似餌本体の上記細径棒状部において外皮材を糸で固定するように構成されている。
請求項1記載の本発明に係る疑似餌は、疑似餌本体に被覆されたストッキング用生地を用いた外皮材が伸縮性に富み、透明度に優れていることから、疑似餌本体の色合いや透明性を生かしやすくなる。
また、面倒な疑似餌本体の色合いと外皮材の色の調整が容易になると共に、疑似餌本体の色を濃くせずとも疑似餌本体自体のアピール度を高めることができる。
また、疑似餌本体の色と外皮材の色が混じり合った色合いを出すことができるので、外観を様々な色調にすることができる。
従って、本発明に係る疑似餌は、魚の食いつきが良好になって、釣果がアップする。
また、ストッキング用生地は撥水性にすぐれるので、海水を吸って比重が大きくなることがなく、海中での抵抗の増大を防ぎ、動き易さを阻害することがない。
また、ストッキング用生地は伸縮性に富み、薄いので、加工性にもすぐれ、容易に加工できて、製造コストを抑えることができる。
また、面倒な疑似餌本体の色合いと外皮材の色の調整が容易になると共に、疑似餌本体の色を濃くせずとも疑似餌本体自体のアピール度を高めることができる。
また、疑似餌本体の色と外皮材の色が混じり合った色合いを出すことができるので、外観を様々な色調にすることができる。
従って、本発明に係る疑似餌は、魚の食いつきが良好になって、釣果がアップする。
また、ストッキング用生地は撥水性にすぐれるので、海水を吸って比重が大きくなることがなく、海中での抵抗の増大を防ぎ、動き易さを阻害することがない。
また、ストッキング用生地は伸縮性に富み、薄いので、加工性にもすぐれ、容易に加工できて、製造コストを抑えることができる。
また、請求項2記載の本発明に係る疑似餌は、上記疑似餌本体がプラスチックにより透明若しくは半透明に形成されていることから、外皮材として使用したストッキング用生地の透明性が生かされる。
そして、実物の餌が稚魚である場合は透明若しくは半透明のものが多いので、擬似餌本体を透明若しくは半透明にすると、実物の稚魚の餌に間違いやすい。従って、魚の食い付きが良くなり、釣果を上げることができる。
また、外皮材に使用するストッキング用生地は伸縮性が良好なので、疑似餌本体に被覆しやすく加工性が良い。
そして、実物の餌が稚魚である場合は透明若しくは半透明のものが多いので、擬似餌本体を透明若しくは半透明にすると、実物の稚魚の餌に間違いやすい。従って、魚の食い付きが良くなり、釣果を上げることができる。
また、外皮材に使用するストッキング用生地は伸縮性が良好なので、疑似餌本体に被覆しやすく加工性が良い。
また、請求項3記載の本発明に係る疑似餌は、上記外皮材がストッキング用生地の模様が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体に被覆されることから、疑似餌本体や外皮材に特に模様を付す必要がない。
そして、そのストッキング用生地の模様が実物の餌である魚の鱗等の模様に似ていることから、実物の餌と間違えられやすく、魚の食いつきが良くなって釣果がアップする。
そして、そのストッキング用生地の模様が実物の餌である魚の鱗等の模様に似ていることから、実物の餌と間違えられやすく、魚の食いつきが良くなって釣果がアップする。
また、請求項4記載の本発明に係る疑似餌は、上記疑似餌本体の反釣針固定側の端部に、疑似餌本体に被覆した外皮材を糸で固定するための細径棒状部が形成されたことから、外皮材を疑似餌本体の釣針固定側から被覆し、反釣針固定側の端部に設けられた上記細径棒状部においてその外皮材を糸で結び止めすることにより容易に固定することができるので、加工性が良好になって、製造が容易なため、コスト低減が可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る疑似餌1は、図1及び図2に示すように、疑似餌本体2に、ストッキング用生地4を用いた外皮材3が被覆されている。
また、上記疑似餌本体2は、プラスチックにより透明若しくは半透明に形成されている。
また、上記外皮材3は、図1に示すように、ストッキング用生地4の模様14が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体2に被覆されている。
また、図3に示すように、上記疑似餌本体2における反釣針固定側の端部に、疑似餌本体2に被覆した外皮材3を糸で固定するための細径棒状部5が形成されている。
本実施形態に係る疑似餌1は、図1及び図2に示すように、疑似餌本体2に、ストッキング用生地4を用いた外皮材3が被覆されている。
また、上記疑似餌本体2は、プラスチックにより透明若しくは半透明に形成されている。
また、上記外皮材3は、図1に示すように、ストッキング用生地4の模様14が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体2に被覆されている。
また、図3に示すように、上記疑似餌本体2における反釣針固定側の端部に、疑似餌本体2に被覆した外皮材3を糸で固定するための細径棒状部5が形成されている。
以下、図示した本発明の実施例について説明する。
まず、本実施例に係る疑似餌1は、図1に示すように、イカ釣用のイカ角6に形成されている。
まず、本実施例に係る疑似餌1は、図1に示すように、イカ釣用のイカ角6に形成されている。
上記イカ角6は、図1に示すように、疑似餌本体2と、釣針7と、外皮材3とを有して構成されている。
上記疑似餌本体2は、図3に示すように、中央に紡錘状に形成された太径部8を有し、その太径部8の一端から軸方向に細径部9が延長するように設けられると共に、太径部8の他端にも反対方向へ伸びる細径棒状部5が設けられている。
なお、上記疑似餌本体2における中央の太径部8は、図2に示すように、中空に形成されている。
上記疑似餌本体2は着色透明なプラスチックにより形成されている。
上記疑似餌本体2には、図1及び図2に示すように、外皮材3が被覆されている。そして、この外皮材3には、透明性及び伸縮性にすぐれたストッキング用生地4が使用されている。
上記外皮材3は、図3に示すように、上記疑似餌本体2に対し、上記細径部9側から被覆される。そして、図1に示すように、疑似餌本体2の反対側の細径棒状部5において上記外皮材3は糸10により結び止めされている。
なお、上記のように外皮材3であるストッキング用生地4を疑似餌本体2に被覆する場合は、ストッキング用生地4が引き伸ばされると共に、皺取りされた状態で被覆される。
上記のようにストッキング用生地4が引き伸ばされることにより、図1に示すように、外皮材3には魚の鱗に似た模様14が出現している。
上記疑似餌本体2における上記細径棒状部5の先端部位は外皮材3から露出しており、同所には釣糸連結孔部11と、釣糸結び止め用溝部12が形成されている。
上記疑似餌本体2における細径部9の先端部には、図1に示すように、複数の釣針7が周方向に適宜な間隔で配置され、それら釣針7は糸13により外皮材3の周りに結び止めされている。
疑似餌本体2が外皮材3により被覆されることにより、かつ、その外皮材3にストッキング用生地4が用いられることにより、疑似餌本体2だけでは表れることのない独特の模様や上記生地素材からの風合いを出すことができる。
また、ストッキング用生地4は透明性にすぐれ、特に引き伸ばされることにより透明度が増すので、内側に被覆された疑似餌本体2の色合いを生かしやすくなる。また、疑似餌本体2の色合いと外皮材3の色の調整が容易になると共に、疑似餌本体2の色を濃くせずとも、疑似餌本体2自体のアピール度を高めることができる。
また、上記疑似餌本体2の素材としてプラスチックを用いることにより成形が容易でコストを低減することができる、
また、疑似餌本体2が透明若しくは半透明に形成されたことにより、実物の餌である稚魚に似た外観になり、釣果がアップする。また、海水の透明度が高いときに、光の透過効果等により周囲の海水中に溶け込みやすくなり、実物の餌のように見える。
また、外皮材3を引き伸ばすことにより、ストッキング用生地4の模様14が表れて、魚の鱗のように見えるので、外観が実物の餌にそっくりとなって、釣果がアップする。
また、上記疑似餌本体2における反釣針固定側の端部に形成された細径棒状部5に、疑似餌本体2に被覆した外皮材3を糸で結び止めしやすくなり、加工性が良好になる。
また、ストッキング用生地4は透明性にすぐれ、特に引き伸ばされることにより透明度が増すので、内側に被覆された疑似餌本体2の色合いを生かしやすくなる。また、疑似餌本体2の色合いと外皮材3の色の調整が容易になると共に、疑似餌本体2の色を濃くせずとも、疑似餌本体2自体のアピール度を高めることができる。
また、上記疑似餌本体2の素材としてプラスチックを用いることにより成形が容易でコストを低減することができる、
また、疑似餌本体2が透明若しくは半透明に形成されたことにより、実物の餌である稚魚に似た外観になり、釣果がアップする。また、海水の透明度が高いときに、光の透過効果等により周囲の海水中に溶け込みやすくなり、実物の餌のように見える。
また、外皮材3を引き伸ばすことにより、ストッキング用生地4の模様14が表れて、魚の鱗のように見えるので、外観が実物の餌にそっくりとなって、釣果がアップする。
また、上記疑似餌本体2における反釣針固定側の端部に形成された細径棒状部5に、疑似餌本体2に被覆した外皮材3を糸で結び止めしやすくなり、加工性が良好になる。
本発明は、イカ角に限らず、全ての疑似餌に適用可能である。
1 疑似餌
2 疑似餌本体
3 外皮材
4 ストッキング用生地
5 細径棒状部
6 イカ角
7 釣針
8 太径部
9 細径部
10 糸
11 釣糸連結孔部
12 釣糸結び止め用溝部
13 糸
14 模様
2 疑似餌本体
3 外皮材
4 ストッキング用生地
5 細径棒状部
6 イカ角
7 釣針
8 太径部
9 細径部
10 糸
11 釣糸連結孔部
12 釣糸結び止め用溝部
13 糸
14 模様
Claims (4)
- 疑似餌本体と、上記疑似餌本体を被覆する外皮材とにより構成され、上記外皮材はストッキング用生地であることを特徴とする疑似餌。
- 上記疑似餌本体がプラスチックにより透明若しくは半透明に形成されていることを特徴とする請求項1記載の疑似餌。
- 上記外皮材は、ストッキング用生地の模様が表れるように引き伸ばされた状態で疑似餌本体に被覆されていることを特徴とする請求項1又は2記載の疑似餌。
- 上記疑似餌本体における反釣針固定側の端部に、疑似餌本体に被覆した外皮材を糸で固定するための細径棒状部が形成されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の疑似餌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004095388A JP2005278458A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 疑似餌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004095388A JP2005278458A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 疑似餌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005278458A true JP2005278458A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35177516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004095388A Pending JP2005278458A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 疑似餌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005278458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
HRP20060035B1 (en) * | 2006-01-26 | 2010-04-30 | Urličić Marko | Angling artificial bait changing colour in water |
-
2004
- 2004-03-29 JP JP2004095388A patent/JP2005278458A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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HRP20060035B1 (en) * | 2006-01-26 | 2010-04-30 | Urličić Marko | Angling artificial bait changing colour in water |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060209 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060420 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060908 |