JP2005277893A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 NSAPアドレスを消費することなく容量を増設してルーティング処理を行う。
【解決手段】 主伝送装置10は、ユーザトラフィックが流れるユーザネットワーク31と、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワーク32とに接続し、管理ネットワーク32上ではNSAPアドレスにより一意に識別される。容量増設時には、ユーザネットワーク31及び管理ネットワーク32とも独立した内部ネットワーク33を介して、増設された装置20と接続して、1つのNSAPアドレスを持つ仮想ノード40を生成して通信を行う。副伝送装置20は、容量増設時には、内部ネットワーク33を介して主伝送装置10と接続して仮想ノード40を生成し、管理ネットワーク32上で主伝送装置10と同一NSAPアドレスを共有して通信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は通信システムに関し、特にネットワーク上でルーティング処理をして通信を行う通信システムに関する。
近年、インターネットに代表されるような通信ネットワークは大容量化、広域化が著しく、バックボーンとなるネットワークを構成して通信事業者によって管理される通信機器(NE:ネットワークエンティティ)も、多数化、複雑化している。
NEは、国際標準のISO9542とISO10589で規定されたOSI(Open Systems Interconnection:7階層のネットワークプロトコルの構造モデル)に準拠した管理ネットワーク(OSIネットワーク)内で使用される場合は、NSAP(Network Service Access Point)アドレスを用いて一意に識別されることが決められている(ATM網ではノードを識別するためにATMアドレスが用いられるが、これと同様に、OSIネットワーク上ではノードを識別するためにNSAPアドレスが用いられる)。
またこの場合、NEは、ユーザトラフィックが流れるネットワークとは独立したOSIネットワーク上で管理、制御される。なお、NSAPアドレスについては、ISO(International Organization for Standardization)/IEC(Inter-Exchange Carrier)8348:1996Annex.Aで規定される。
OSIネットワークを構成しているときのNEは、ネットワークノード(または単にノード)と呼ばれ、特にOSIネットワーク上でルーティング機能を持たないユーザコンピュータ等のノードはES(End System)、ルーティング機能を持つ中継ノードはIS(Intermediate System)と呼ばれる。
OSIネットワークではネットワーク全体(ドメイン)を複数のエリアに分割して管理する方式をとっており、エリア内のルーティングをLevel1(L1ルーティング)、エリア間のルーティングをLevel2(L2ルーティング)として分けて動作する仕組みになっている。
図13はドメインとエリアを示す図である。図中、IS1はL1ルーティング機能を持つノードであり、IS1IS2はL1とL2の両方のルーティング機能を持つノードである。また、太実線はエリア内のL1接続(L1ルーティングを行う接続ライン)、点線はエリア間のL2接続(L2ルーティングを行う接続ライン)を示している。
ドメイン100はエリア110、120に分かれている。エリア110では、ESノード111〜114とIS1ノード115、117がバス状にL1接続し、IS1ノード115、116がL1接続し、IS1ノード117、IS1IS2ノード118、ESノード114がL1接続している。
エリア120では、IS1IS2ノード121とIS1ノード122、IS1IS2ノード124がL1接続し、IS1ノード122とESノード123がL1接続している。そして、エリア110のIS1IS2ノード118と、エリア120のIS1IS2ノード121、IS1IS2ノード124がL2接続している。つまり、IS1IS2ノード同士はL1接続と同時にL2接続も行っている。
ここでOSIプロトコルの規定から、L1ルーティング機能を有するノードは、そのエリア内に存在する全ネットワークノードの情報を必要とする。したがって、あるエリアにネットワークノードを追加すると、そのエリア内の全ノードのメモリ資源、処理性能資源に影響を与えることになる。
また、エリアにノードを追加する場合は、そのエリア内でもっとも貧弱な資源を持つノードが動作できる程度のノード数(例えば、300ノードが上限となっているネットワークがある)しかエリア内に接続できない。なぜなら、ノードを追加したことで、あるNEの資源が不足すると、そのNEを含むネットワーク動作が保証できなくなってしまうからである。
このことは、ネットワーク上のノードがNSAPアドレスによって一意に識別され、その単位で管理されることから、あるエリアに含まれるNSAPアドレス数には上限があると言い換えることができる。
L2ルーティングでも同様で、L2ルーティングを行うノードは、L2ルーティングを行っている全ネットワークノードのルーティング情報を持っている必要があることから、L2プロトコルを有するノード数(またはNSAPアドレス数)には上限がある。
OSIネットワークに接続されるノード数は増える一方であるため、上記のことから、NSAPアドレスはネットワーク上の重要なリソースになりつつあると考えることができる。
NSAPアドレスに関連した従来技術としては、相互接続されたネットワーク全体に存在するデータ伝送装置に対して、データ伝送装置に割り当てられたNSAPアドレスの重複を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−112548号公報(段落番号〔0023〕〜〔0032〕,第1図)
従来、SONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchy)ネットワーク(以下、SONETネットワーク)のユーザ回線容量を増やす(回線数を増やす)場合には、単にNEを増設するか、または既存NEを撤去して大容量なものに置き換えるという方法がとられていた。
図14は従来のSONETネットワークの容量増設の例を示す図である。ネットワーク状態A1の容量増設の際に、NEを増設してネットワーク状態A2となった様子を示している。
ネットワーク状態A1は、IS1ノード51〜53を含み、IS1ノード51は、IS1ノード52、53とOSIネットワーク32で接続し、IS1ノード52、53は、SONETネットワーク31と接続する。
ネットワーク状態A2は、OSIネットワーク32上で、IS1ノード52にIS1ノード54が増設接続し、IS1ノード53にIS1ノード55が増設接続し、またIS1ノード54、55がSONETネットワーク31で接続する。
このようにしてNEを増設する場合、OSIネットワーク全体で管理制御を正常に動作させるために、上記の従来技術(特開平11−112548号公報)などを利用して、必ず既存ノードと重複しないNSAPアドレスを、増設したノード(IS1ノード54、55)に割り当てる必要があった。
しかし、従来のNE増設による容量増設方法では、NSAPアドレスを重複しないように割り当てたとしても、NSAPアドレスの消費を抑えることはできないといった問題があった。
図15は従来のSONETネットワークの容量増設の例を示す図である。ネットワーク状態A1の容量増設の際に、既存NEを大容量NEに置き換えてネットワーク状態A3となった様子を示している。
ネットワーク状態A3は、IS1ノード51、62、63を含み、IS1ノード51は、大容量の新しいNEであるIS1ノード62、63とOSIネットワーク32で接続し、IS1ノード62、63は、SONETネットワーク31と接続する。
このようにして既存NEを大容量NEに置き換える場合は、既存NEのNSAPアドレスを、取り替え後のNEに使用できるため、NSAPアドレスが容量増設前より消費するといったことはなくなる。しかし、大容量装置の購入コストは、同容量分の少容量装置を合計したものよりも高い上に、さらに既存NE設備が無駄になってしまうといったことからコストが大幅にかかり、運用性が低いといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、NSAPアドレスを消費することなく容量を増設してルーティング処理を行う通信システムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、ネットワーク上でルーティング処理をして通信を行う通信システム1において、ユーザトラフィックが流れるユーザネットワーク31と、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワーク32とに接続し、管理ネットワーク32上では特定アドレスにより一意に識別され、容量増設時には、ユーザネットワーク31及び管理ネットワーク32とも独立した内部ネットワーク33を介して、増設された装置20と接続して、1つの特定アドレスを持つ仮想ノード40を生成して通信を行う主伝送装置10と、容量増設時には、内部ネットワーク33を介して主伝送装置10と接続して仮想ノード40を生成し、管理ネットワーク32上で主伝送装置10と同一特定アドレスを共有して通信を行う副伝送装置20と、を有することを特徴とする通信システム1が提供される。
ここで、主伝送装置10は、ユーザトラフィックが流れるユーザネットワーク31と、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワーク32とに接続し、管理ネットワーク32上では特定アドレスにより一意に識別され、容量増設時には、ユーザネットワーク31及び管理ネットワーク32とも独立した内部ネットワーク33を介して、増設された装置20と接続して、1つの特定アドレスを持つ仮想ノード40を生成して通信を行う。副伝送装置20は、容量増設時には、内部ネットワーク33を介して主伝送装置10と接続して仮想ノード40を生成し、管理ネットワーク32上で主伝送装置10と同一特定アドレスを共有して通信を行う。
本発明の通信システムは、管理ネットワーク上で特定アドレスにより一意に識別される主伝送装置では、容量増設時に、ユーザネットワーク及び管理ネットワークとも独立した内部ネットワークを介して、増設された装置と接続して仮想ノードを生成する。そして、副伝送装置は、容量増設時に、内部ネットワークを介して主伝送装置と接続して仮想ノードを生成し、管理ネットワーク上で主伝送装置と同一特定アドレスを共有して通信を行う構成とした。これにより、容量増設時においても、特定アドレスのリソースを消費することなく効率よくルーティング処理を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の通信システムの原理図である。通信システム1は、主伝送装置10と副伝送装置20を含み、ネットワーク上でルーティング処理をして通信を行うシステムである。
主伝送装置10は、ユーザトラフィックが流れるユーザネットワーク31(図中、破線)と、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワーク32(図中、太実線)とに接続する。
主伝送装置10は、管理ネットワーク32上では特定アドレスにより一意に識別され、容量増設(回線数増設)時には、ユーザネットワーク31及び管理ネットワーク32とも独立した内部ネットワーク33(図中、点線)を介して、増設された装置(副伝送装置)20と接続して仮想ノード40を生成して通信を行う。
副伝送装置20は、容量増設時には、内部ネットワーク33を介して主伝送装置10と接続して仮想ノード40を生成し、管理ネットワーク32上で主伝送装置10と同一特定アドレスを共有して通信を行う。
なお、以降ではユーザネットワーク31をSONETネットワーク31、管理ネットワーク32をOSIネットワーク32とする。また、特定アドレスとしてNSAPアドレスを対象にして説明する。
さらに、OSIネットワーク32を流れるルーティングデータとは、ルーティングに必要な情報を含むパケットデータのことであり、例えば、HELLOパケットやLSP(Link State Packet)等が該当する。さらに、制御データとは、NEの監視制御を行うデータのことであり、例えば、TL1(Transaction Language 1)等のネットワーク管理コマンドが該当する。
次に図1を用いて本発明によるSONETネットワーク31の容量増設例について説明する。容量増設前の状態では、本発明の主伝送装置10の機能を持ったIS1ノード10a、10bがOSIネットワーク32と接続し、互いにSONETネットワーク31で接続している。
本発明の容量増設を行う場合には、IS1ノード10aに対して、SONETネットワーク31及びOSIネットワーク32とも独立した、NE間で情報(ユーザデータ及び管理制御情報)を交換できる通信チャネルである内部ネットワーク33aで、本発明の副伝送装置20の機能を持ったIS1ノード20aと接続して、仮想的なノードとしてNE40aを生成する。
同様に、本発明の主伝送装置10の機能を持ったIS1ノード10bは、内部ネットワーク33bで、本発明の副伝送装置20の機能を持ったIS1ノード20bと接続して、仮想的なノードとしてNE40bを生成する。このようにして、容量増設前のIS1ノード10aは、仮想NE40aに置き換わり、IS1ノード10bは、仮想NE40bに置き換わることになる。
ここで、IS1ノード10aは、OSIネットワーク32上ではNSAPアドレス(#1とする)により一意に識別され、IS1ノード10aに増設したIS1ノード20aは、内部ネットワーク33aを介して、IS1ノード10aと同一NSAPアドレス#1を共有して通信を行う。
このため、容量増設後の仮想NE40aのNSAPアドレスは、容量増設前のIS1ノード10aのNSAPアドレスと変わらずに、OSIネットワーク32から見ると1つのNSAPアドレス#1であり、容量増設後もあらたなNSAPアドレスを割り当てる必要がない。
同様にして、IS1ノード10bのNSAPアドレスを#2とすると、増設後の仮想NE40bのNSAPアドレスも#2であり、容量増設前のIS1ノード10bのNSAPアドレス#2をそのまま使用できる。
このように、本発明によれば、容量増設時において、内部ネットワーク33によってNEを接続し、OSIプロトコル情報(管理制御情報)やユーザデータを交換することにより、複数NEを同一のNSAPアドレスにて管理、制御することが可能になる。また、本発明の主伝送装置10、副伝送装置20は、SONET/SDH等の光伝送装置に具備されることで、監視制御用として用いられるOSIネットワーク32の機能を改善させ、同一エリア内に収容できるNE数を増加させることが可能になる。
なお、上記では、1台の主伝送装置10に1台の副伝送装置20を1本の内部ネットワーク33で接続して増設したが、1台の主伝送装置10に対して複数台の副伝送装置20を複数本の内部ネットワーク33で接続して増設することも可能である。
次に主伝送装置10と副伝送装置20の構成について説明する。以降では、主伝送装置をMain NE、副伝送装置をTrib NEと呼ぶ。図2はMain NE10の概略構成を示す図である。図は本発明に関係する構成要素のみを示している。
Main NE10は、内部ネットワーク終端部11、SONET終端部12、OSI終端部13、データベース管理部14、ルーティング処理部(主伝送側ルーティング処理部)15、データ処理部16から構成される。
内部ネットワーク終端部11は、容量増設時に、SONETネットワーク31及びOSIネットワーク32とも独立した内部ネットワーク33を介して、増設されたTrib NE20との接続インタフェースを行う。
SONET終端部12は、SONETネットワーク31の接続インタフェースを行い、OSI終端部13は、OSIネットワーク32の接続インタフェースを行う。
データベース管理部14は、Adjacencyデータベース14a、LSPデータベース14b、転送データベース(以下、Forwardingデータベース)14cの3つのデータベースを管理する。以下、それぞれのデータベースについて概略を説明する。なお、それぞれのデータベースのフォーマット構成は図5〜図7に示す(図5〜図7に示すフォーマットのデータが複数蓄積され、それぞれのデータベースは構成される)。
Adjacencyデータベース14aは、自NEと同じ物理ネットワーク(ここではOSIネットワーク32)上にあるすべての隣接NEに関連する情報が格納されており、HELLOパケット(自装置の機能が生きていることを示すために隣接装置へ投げるパケット)から受け取る情報にもとづいて確立される。
NEは、ネットワーク上でHELLOパケットを周期的に送信する。HELLOパケットは、同じネットワーク上にある隣接のNEに届くので、そのNEは自分が受信した応答が隣接NEからの応答であることがわかる。Adjacencyデータベース14aには、例えば、自NEに接続するすべてのNEの識別番号(NEコード)や回線番号などが格納される。
LSPデータベース14bは、パケットを宛先に届けるための端点から端点へのルートを形成できるルーティング情報やネットワークのマップ情報が格納されており、LSP(Adjacencyデータベース14aで格納された情報を含め、NEのリンク情報等が記述されたパケットであり、エリア内のすべてのNE間で送信されて共有される)から受け取る情報にもとづいて確立される。LSPデータベース14bには、該当NEを含む、ネットワーク上にあるすべてのNEにおける隣接NEとのリンク情報等が含まれている(なお、後述の図6に示すLSPデータベース14bの内部フォーマットは本発明で使用する要素のみ簡潔に示している)。
Forwardingデータベース14cは、LSPデータベース14bで格納されている情報にもとづいて、宛先ルート情報を収集して生成されるデータベースである(例えば、Dijkstraのような最短経路探索アルゴリズムを使用して計算し、その計算結果から生成される)。Forwardingデータベース14cを利用することで、ネットワーク上の宛先までの最も速いルートを知ることができる。
一方、図2のルーティング処理部15は、受信した制御データやSONETデータのルーティング処理を行う。なお、以降では本発明に関連する制御データのルーティング処理のみを説明する。また、L1ルーティング、L2ルーティングは、操作データが置き換わるだけでいずれも同様の手順なので、エリア内でのルーティング処理であるL1ルーティングのみ説明する。
ルーティング処理部15は、自身(Main NE10)に接続するOSIネットワーク32を通じて制御データを受信、または内部ネットワーク33を介してTrib NE20から制御データを受信する。このとき、ルーティング処理を行うと判断したら、Forwardingデータベース14cから宛先を検索し、同一宛先に対応する項目中にMain NEコードが記されているか否かを判断し、記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信する。また、Trib NEコードが記されている場合は、内部ネットワーク33を介してTrib NE20へ制御データを送信する(ルーティング処理の詳細については後述の図8〜図10にて示す)。データ処理部16は、制御データのルーティング判断時に自装置宛と判断された場合は、自装置宛のコマンドであるので、このコマンドの該当処理を行う。
図3はTrib NE20の概略構成を示す図である。図は本発明に関係する構成要素のみを示している。Trib NE20は、内部ネットワーク終端部21、SONET終端部22、OSI終端部23、通信部24、データ処理部25から構成される。
内部ネットワーク終端部21は、容量増設時には、SONETネットワーク31及びOSIネットワーク32とも独立した内部ネットワーク33を介して、既設のMain NE10との接続インタフェースを行う。
SONET終端部22は、SONETネットワーク31の接続インタフェースを行い、OSI終端部23は、OSIネットワーク32の接続インタフェースを行う。通信部24は、OSIネットワーク32上でMain NE10と同一NSAPアドレスを共有して通信を行う。通信部24では基本的には受信したすべての制御データは、内部ネットワーク33を介して、一旦Main NE10へ転送して、Main NE10にてルーティング処理を集中管理させる(Main NE10から戻された制御データはTrib NE20でルーティングを行う)。データ処理部25は、自装置宛の制御データ(コマンド)を処理するブロックである。
次にTrib NE20がOSIネットワーク32から管理制御情報を受信してMain NE10へ転送する際のデータフォーマットについて説明する。図4は転送情報のフォーマットを示す図である。Trib NE20は、OSIネットワーク32を通じて受信した、HELLOパケットやLSP等のルーティングデータ及び管理コマンドである制御データを含む管理制御情報は、すべてMain NE10へ転送する(Main NE10側へ一旦転送するのではなく、Trib NE20で処理できるものはTrib NE20側で即時にルーティング処理を行う実施の形態については図11、図12で後述する)。
この場合、Trib NE20は、OSIネットワーク32を通じて管理制御情報を受信すると、管理制御情報に制御コード、NEコード、回線番号、データサイズを付加して転送情報3を生成してMain NE10へ転送する。
制御コードは、OSIネットワーク32から受信したデータであることを示すコードであり、1固定とする。NEコードは、Main NE10、Trib NE20のどのNEで受信されたかを示すコードであり、Main NE10は1、Trib NE20は2とする(ここではTrib NE20で受信されるものであるから2となる)。
回線番号は、管理制御情報を受信したTrib NE20内のOSIネットワーク32の回線番号を示す。データサイズは、受信した管理制御情報のデータサイズを示す。これらの情報が、管理制御情報に付加され転送情報3となって、Trib NE20から内部ネットワーク33を介してMain NE10へ転送される。
次にデータベースの構成について説明する。Main NE10は、OSIネットワーク32を通じて直接受信した管理制御情報、またはTrib NE20から内部ネットワーク33を介して送信された管理制御情報(転送情報3)を受信すると図5〜図7に示すデータベースを作成する。
図5はAdjacencyデータベース14aの構成を示す図である。Adjacencyデータベース14aは、HELLOパケットの情報を格納して、隣接したNE情報をとりまとめたデータベースであり、リザーブド、NEコード、回線番号、データサイズがHELLO PDU(Protocol Data Unit)データ(HELLOパケットのペイロードデータ)に付加されて保存される。
リザーブドは0固定、NEコードは、どのNEで受信されたデータであるかを表すコードであり、Main NE10で受信したのであれば1、Trib NE20で受信され、転送されてきたのであれば2と設定する。回線番号は、管理制御情報を受信したMain NE10またはTrib NE20内のOSIネットワーク32の回線番号を示す。データサイズは受信した管理制御情報のデータサイズを示す。
これらの情報が、HELLO PDUデータに付加されてAdjacencyデータベース14aによって格納管理される。なお、図に示す格納単位は、Main NE10及びTrib NE20が接続するOSIネットワーク32の回線数分格納管理される。
図6はLSPデータベース14bの構成を示す図である。LSPデータベース14bは、LSPデータを格納するデータベースであり、リザーブド、NEコード、回線番号、データサイズがLSPデータに付加されて保存される。
リザーブド、NEコード、回線番号、データサイズの内容は図5と同様である。これらの情報が、LSPデータに付加されてLSPデータベース14bによって格納管理される。
ただし、L1ルーティングのLSPとL2ルーティングのLSPとがあるので、図に示す格納単位はL1ルーティング用のLSPデータに対応するLSPデータベースと、L2ルーティング用のLSPデータに対応するLSPデータベースとが存在することになる。L1ルーティングのLSPデータベースは、図に示す格納単位が、1つのエリア内で許容する最大L1ノード数分格納管理され、L2ルーティングのLSPデータベースは、図に示す格納単位が、1つのエリア内で許容する最大L2ノード数分格納管理される。
図7はForwardingデータベース14cの構成を示す図である。Forwardingデータベース14cは、制御データをルーティングするための情報(宛先ルート情報)を格納するためのデータベースであり、LSPデータベース14bにもとづいて装置内部で計算され生成される。
宛先ルート情報は、System ID、リーザーブド、NEコード、回線番号を含む。System IDはNSAPアドレス中に含まれる識別子で、Forwardingデータベース14cの検索に用いられる。リザーブドは0固定、NEコードは、どのNEから送信するかを表すコードであり、Main NE10から送信するのであれば1、Trib NE20から送信するのであれば2と設定する。回線番号は、接続しているOSIネットワーク32のどの回線から送信するかを示す回線番号が記されている。なお、Forwardingデータベース14cもL1ルーティング用のものとL2ルーティング用のものとが存在する。
ここで、NSAPアドレスのフォーマット構成を説明すると、NSAPアドレスは、エリアアドレス、System ID、NSAP-Selectorの3つの部分に分けられる。エリアアドレス(可変長)は、エリアを示すアドレスであり、System ID(6バイト)は、エリア内のES/ISを定義する識別子である。また、NSAP-Selector(1バイト)は、特定のネットワークサービスを定義するフィールドである。なお、本発明で使用するのはエリアアドレスとSystem IDである。
次に本発明の通信システム1によるルーティング(L1ルーティング)処理の詳細について説明する。L1ルーティングは、L1用のForwardingデータベース14cを参照して行われる。Trib NE20は、OSIネットワーク32から受信したデータをTrib NE20内の通信部24によって、内部ネットワーク33を介して一旦Main NE10へ転送し、Main NE10内のルーティング処理部15が受信する。
Main NE10とTrib NE20は、それぞれの内部ネットワーク終端部11、21によって、内部ネットワーク33上にIPネットワークを形成しており、Main NE10やTrib NE20固有のIPアドレスにて識別されている。またルーティング処理部15及び通信部24は、別々のUDP(User Datagram Protocol)ポート番号が割り当てられて、そのポートを指定して互いに通信を行うようにしている。
ルーティング処理部15及び通信部24は、そのIPネットワークを経由して、UDP/IP通信にてデータ転送を実施する。Trib NE20は、受信したHELLOパケットやLSPのようなルーティングデータも、制御データと同様にMain NE10へ送信する(このデータ転送の際に用いられるデータフォーマットは図4で示した)。
また、Main NE10でOSIネットワーク32から受信されたデータ(すなわち、OSI終端部13で受信したデータ)も同様にルーティング処理部15へ転送される。ルーティング処理部15は、HELLOパケットやLSPのようなルーティングデータをデータベース管理部14へ渡し、データベース管理部14では、これらルーティング情報から、Adjacencyデータベース14a、LSPデータベース14bを生成管理し、さらにこれらのデータベースからForwardingデータベース14cを生成して管理する。なお、受信したルーティングデータから変更内容を検出した際は、Adjacencyデータベース14a、LSPデータベース14b、Forwardingデータベース14cに対して該当のデータベースの再構築を行う。
図8、図9はMain NE10のルーティング処理部15の動作を示すフローチャートである。ステップS8以降がルーティング処理部15におけるL1ルーティング処理を示している。
〔S1〕OSIネットワーク32を通じて直接、管理制御情報のデータを受信する。またはTrib NE20から内部ネットワーク33を通じて送信された管理制御情報のデータを受信する。
〔S2〕受信データがHELLOパケットやLSPのようなルーティングデータか否かを判断する。ルーティングデータであればステップS3へ、制御データであればステップS4へいく。
〔S3〕データベース管理部14へルーティングデータを送信し、データベース管理部14でデータベースの構築処理が行われる。
〔S4〕受信制御データの宛先NSAPアドレスに含まれるエリアアドレスが、自Main NE10が位置するエリアアドレスと一致するか否かを判断する。一致すればステップS6へ、一致しなければステップS5へいく。
〔S5〕L2ルーティング処理を行う。
〔S6〕受信制御データの宛先NSAPアドレスに含まれるSystem IDが、自Main NE10のSystem IDと一致するか否かを判断する。一致すればステップS7へ、一致しなければステップS8へいく。
〔S7〕受信制御データは自Main NE10宛のネットワーク管理コマンドであるので、データ処理部16へ送信し、データ処理部16でコマンドの該当処理が行われる。
〔S8〕受信制御データは、L1ルーティング対象の制御データである。したがって、Forwardingデータベース14cから、受信制御データの宛先NSAPアドレスのSystem IDと同じSystem IDを持つ項目を検索する。受信制御データのNSAPアドレス内に記載されていたSystem IDと同じSystem IDがForwardingデータベース14c内にあればステップS10へ、なければステップS9へいく。
〔S9〕ルーティング宛先不明データとして廃棄する。
〔S10〕同じSystem IDを持つ項目の中のNEコードを見て、それがMain NEコードを表すものか否かを判断する。Main NEコードを表すものであればステップS12へ、Trib NEコードを表すものであればステップS11へいく。
〔S11〕内部ネットワーク33を通じてTrib NE20の通信部24へ制御データを送信する。
〔S12〕同じ項目の中の回線番号を見て、この回線番号を持つOSIネットワーク32から制御データを送信する。
図10はMain NE10からTrib NE20へ転送する制御データのフォーマットを示す図である。上記のステップS11における、Trib NE20へ転送される制御データのフォーマットを示している。
Main NE10のルーティング処理部15は、受信制御データが自Main NEに接続しているOSIネットワーク32から出力すべきデータでないと認識すると、回線番号とデータサイズを付して転送データ3aを生成してTrib NE20へ転送する。
ここで、ステップS8以降の処理について、具体的な値を用いて説明する。Forwardingデータベース14cの格納情報として、System ID=1の項目に、NEコード=1(Main NEなら1、Trib NEなら2)、回線番号#01が記されていたとする。そして、受信した制御データの宛先NSAPアドレスにSystem ID=1が記されていたとする。
この場合、ステップS8より、Forwardingデータベース14c内のSystem ID=1の情報を検索すると、System ID=1の情報はデータベース内に存在する。これは、制御データを同一エリア内にルーティングすべきNEが存在することを意味している。
ステップS10から、NEコードを見ると、Main NEコードの1が記載されているので、Main NE10でルーティング処理すべき制御データと知り、回線番号が#01であるから、この制御データはMain NE10に接続する回線番号#01のOSIネットワーク32から出力されることになる。
一方、System ID=1の項目のNEコードにTrib NEコードの2が記されている場合を考える。Forwardingデータベース14cの格納情報として、System ID=1の項目に、NEコード=2、回線番号#01が記されていたとする。この場合、受信制御データには、データサイズの他に、System ID=1の項目の中の回線番号#01を付してTrib NE20へ内部ネットワーク33を介して転送する。このような処理により、Main NE10とTrib NE20が同じNSAPアドレスを持ちながら、OSIネットワーク32上で1つのNEとして動作させることが可能になる。
次にTrib NE20から送信する制御データがあれば、Main NE10側へ転送せずに、Trib NE20側で即時にルーティング処理を行う実施の形態について説明する。図11はMain NEの構成を示す図である。Main NE10−1は、図2で上述した構成に対して、宛先ルート情報転送部17をさらに有する。その他の構成は同じである。
宛先ルート情報転送部17は、現在のForwardingデータベース14cに格納されている宛先ルート情報を、内部ネットワーク終端部11を介し、内部ネットワーク33を通じてTrib NE20へ転送する。
図12はTrib NEの構成を示す図である。Trib NE20−1の通信部24−1は、宛先ルート情報格納部24aとルーティング処理部(副伝送側ルーティング処理部)24bを含む。その他の構成は図3と同じである。
宛先ルート情報格納部24aは、Main NE10−1から送信された宛先ルート情報をコピーし格納する。ルーティング処理部24bは、Trib NE20−1自身につながるOSIネットワーク32を通じて制御データを受信してルーティング処理を行うと判断した場合、コピーした宛先ルート情報から宛先を検索し、同一宛先(同一System ID)の項目中にTrib NEコードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、Main NEコードが記されている場合は、内部ネットワーク33を介してMain NE10へ制御データを送信する。
この実施の形態では、Main NE10でForwardingデータベース14cが作られるまでは同様である。Forwardingデータベース14cが作られた後、そのデータベース内のテーブル情報全体がTrib NE20−1の宛先ルート情報格納部24aに転送され、保存して利用できるようにする。
Trib NE20−1のOSIネットワーク32から管理制御情報が受信された場合、そのデータがルーティングデータであればMain NE10−1のルーティング処理部15に転送する。その際のデータ構成は図4の通りであり、その後のルーティング処理部15のルーティングデータの処理も図8のフローと同様である。
一方、管理制御情報が制御データならば、図9で示したフローをTrib NE20−1のルーティング処理部24bにて実施し、Trib NE20−1の回線から送信すべきデータであれば指定の回線から送信を行い、そうでなければMain NE10−1にデータを転送する。
このように、Main NE10−1で生成されたForwardingデータベース14cの中身(宛先ルート情報)をTrib NE20−1へコピーして、Trib NE20−1でルーティング処理を実行できるようにした。これにより、Trib NE20−1側で閉じたルーティング処理も行うことができ、Main NE10−1の処理負荷の軽減、さらに内部ネットワーク33におけるMain NE10−1とTrib NE20−1との情報のやりとりの効率化を図ることが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、複数NEを協調させて仮想NEを構成することにより、OSIネットワーク上の1つの完全なネットワークノードとして動作させることができる。これにより、追加のNSAPアドレスを消費せずにSONETネットワーク容量を増加させることが可能になる。また既存NEを大容量NEと置き換えるのに比べて、安価なコストで回線容量の追加を行うことができる。
また、その結果として、エリアを分割せずに、同一エリアにて多数のネットワークノードを管理できるようになるので、ネットワークノード管理を簡単にすることができる。
なお、上記の説明では、特定アドレスをNSAPアドレスとしたが、NSAPアドレスに限らず、容量増設時にリソースとしてのアドレス消費を抑える目的であれば、その他のアドレスに対しても同様に、本発明を適用することが可能である。
(付記1) ネットワーク上でルーティング処理をして通信を行う通信システムにおいて、
ユーザトラフィックが流れるユーザネットワークと、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワークとに接続し、管理ネットワーク上では特定アドレスにより一意に識別され、容量増設時には、ユーザネットワーク及び管理ネットワークとも独立した内部ネットワークを介して、増設された装置と接続して、1つの特定アドレスを持つ仮想ノードを生成して通信を行う主伝送装置と、
容量増設時には、内部ネットワークを介して前記主伝送装置と接続して前記仮想ノードを生成して、管理ネットワーク上で前記主伝送装置と同一特定アドレスを共有して通信を行う副伝送装置と、
を有することを特徴とする通信システム。
(付記2) 前記副伝送装置は、受信した管理制御情報を前記主伝送装置へすべて送信する通信部をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記3) 前記主伝送装置は、ルーティングデータから収集した宛先ルート情報を含む転送データベースを生成して管理するデータベース管理部と、自装置でまたは内部ネットワークを介して前記副伝送装置から制御データを受信し、ルーティング処理を行うと判断した場合、転送データベースから宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に主伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、副伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ制御データを送信する主伝送側ルーティング処理部と、から構成されることを特徴とする付記2記載の通信システム。
(付記4) 前記主伝送装置は、転送データベース内の宛先ルート情報を、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ転送する宛先ルート情報転送部をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記5) 前記副伝送装置は、宛先ルート情報を格納する宛先ルート情報格納部と、制御データを受信してルーティング処理を行うと判断した場合、宛先ルート情報から宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に副伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、主伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記主伝送装置へ制御データを送信する副伝送側ルーティング処理部と、から構成されることを特徴とする付記4記載の通信システム。
(付記6) ユーザトラフィックが流れるユーザネットワークと、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワークとに接続し、管理ネットワーク上では特定アドレスにより一意に識別されて、ルーティング処理を行う主伝送装置において、
容量増設時には、ユーザネットワーク及び管理ネットワークとも独立した内部ネットワークを介して、増設された副伝送装置との接続インタフェースを行う内部ネットワーク終端部と、
ルーティングデータから収集した宛先ルート情報を含む転送データベースを生成して管理するデータベース管理部と、
自装置でまたは内部ネットワークを介して前記副伝送装置から制御データを受信し、ルーティング処理を行うと判断した場合、転送データベースから宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に主伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、副伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ制御データを送信する主伝送側ルーティング処理部と、
を有することを特徴とする主伝送装置。
(付記7) 宛先ルート情報を、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ転送する宛先ルート情報転送部をさらに有することを特徴とする付記6記載の主伝送装置。
(付記8) ユーザトラフィックが流れるユーザネットワークと、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワークとに接続し、管理ネットワーク上では特定アドレスにより一意に識別される主伝送装置に対して、容量増設時に取り付けられる副伝送装置において、
容量増設時には、ユーザネットワーク及び管理ネットワークとも独立した内部ネットワークを介して、既設の主伝送装置との接続インタフェースを行う内部ネットワーク終端部と、
管理ネットワーク上で前記主伝送装置と同一特定アドレスを共有して通信を行う通信部と、
を有することを特徴とする副伝送装置。
(付記9) 前記通信部は、受信した管理制御情報を前記主伝送装置へすべて送信することを特徴とする付記8記載の副伝送装置。
(付記10) 前記通信部は、前記主伝送装置から転送された、宛先ルート情報を格納する宛先ルート情報格納部と、制御データを受信し、ルーティング処理を行うと判断した場合、宛先ルート情報から宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に副伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、主伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記主伝送装置へ制御データを送信する副伝送側ルーティング処理部と、を含むことを特徴とする付記8記載の副伝送装置。
(付記11) ネットワーク上に設けられた伝送装置の回線容量を、特定アドレスを消費することなく増設してルーティング処理を行うルーティング方法において、
ユーザトラフィックが流れるユーザネットワークと、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワークとに接続し、管理ネットワーク上では特定アドレスにより一意に識別される主伝送装置と、増設される副伝送装置とに対して、
容量増設時には、ユーザネットワーク及び管理ネットワークとも独立した内部ネットワークを介して、前記主伝送装置と、管理ネットワーク上で前記主伝送装置と同一特定アドレスを共有して通信を行う前記副伝送装置とが接続して、1つの特定アドレスを持つ仮想ノードを生成し、
前記主伝送装置または前記副伝送装置で、制御データのルーティング処理を実行するルーティング方法。
(付記12) 前記副伝送装置は、受信した管理制御情報を前記主伝送装置へすべて送信し、前記主伝送装置は、ルーティングデータから収集した宛先ルート情報を含む転送データベースを生成して管理し、自装置でまたは内部ネットワークを介して前記副伝送装置から制御データを受信し、ルーティング処理を行うと判断した場合、転送データベースから宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に主伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、副伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ制御データを送信することを特徴とする付記11記載のルーティング方法。
(付記13) 前記主伝送装置は、転送データベース内の宛先ルート情報を、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ転送し、前記副伝送装置は、宛先ルート情報を格納し、制御データを受信してルーティング処理を行うと判断した場合、宛先ルート情報から宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に副伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、主伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記主伝送装置へ制御データを送信することを特徴とする付記11記載のルーティング方法。
本発明の通信システムの原理図である。 Main NEの概略構成を示す図である。 Trib NEの概略構成を示す図である。 転送情報のフォーマットを示す図である。 Adjacencyデータベースの構成を示す図である。 LSPデータベースの構成を示す図である。 Forwardingデータベースの構成を示す図である。 Main NEのルーティング処理部の動作を示すフローチャートである。 Main NEのルーティング処理部の動作を示すフローチャートである。 Main NEからTrib NEへ転送する制御データのフォーマットを示す図である。 Main NEの構成を示す図である。 Trib NEの構成を示す図である。 ドメインとエリアを示す図である。 従来のSONETネットワークの容量増設の例を示す図である。 従来のSONETネットワークの容量増設の例を示す図である。
符号の説明
1 通信システム
10、10a、10b 主伝送装置
20、20a、20b 副伝送装置
31 ユーザネットワーク(SONETネットワーク)
32 管理ネットワーク(OSIネットワーク)
33、33a、33b 内部ネットワーク
40、40a、40b 仮想ノード

Claims (5)

  1. ネットワーク上でルーティング処理をして通信を行う通信システムにおいて、
    ユーザトラフィックが流れるユーザネットワークと、ルーティングデータ及び制御データを含む管理制御情報が流れる管理ネットワークとに接続し、管理ネットワーク上では特定アドレスにより一意に識別され、容量増設時には、ユーザネットワーク及び管理ネットワークとも独立した内部ネットワークを介して、増設された装置と接続して、1つの特定アドレスを持つ仮想ノードを生成して通信を行う主伝送装置と、
    容量増設時には、内部ネットワークを介して前記主伝送装置と接続して前記仮想ノードを生成して、管理ネットワーク上で前記主伝送装置と同一特定アドレスを共有して通信を行う副伝送装置と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記副伝送装置は、受信した管理制御情報を前記主伝送装置へすべて送信する通信部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記主伝送装置は、ルーティングデータから収集した宛先ルート情報を含む転送データベースを生成して管理するデータベース管理部と、自装置でまたは内部ネットワークを介して前記副伝送装置から制御データを受信し、ルーティング処理を行うと判断した場合、転送データベースから宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に主伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、副伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ制御データを送信する主伝送側ルーティング処理部と、から構成されることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 前記主伝送装置は、転送データベース内の宛先ルート情報を、内部ネットワークを介して前記副伝送装置へ転送する宛先ルート情報転送部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  5. 前記副伝送装置は、宛先ルート情報を格納する宛先ルート情報格納部と、制御データを受信してルーティング処理を行うと判断した場合、宛先ルート情報から宛先を検索し、検索した宛先に対応する項目中に副伝送装置コードが記されている場合は、自装置の該当回線番号から制御データを送信し、主伝送装置コードが記されている場合は、内部ネットワークを介して前記主伝送装置へ制御データを送信する副伝送側ルーティング処理部と、から構成されることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
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