JP2005277817A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体を異なる視点で同時に撮影して立体的な画像を再現可能にする。
【解決手段】 被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影する第1撮影光学系3と、この第1撮影光学系3と異なる視点で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影する第2撮影光学系4とを備え、これら第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を同時に撮影するときに、撮像素子2の撮影領域5を2分割し、この分割された一方の領域5aに第1撮影光学系3が被写体の像を投影し、他方の領域5bに第2撮影光学系4が被写体の像を投影する。従って、第1、第2撮影光学系3、4によって異なる視点で被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることができ、これにより左眼用の撮影画像と右眼用の撮影画像とを得ることができるので、立体的な画像を再現可能にすることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、立体的な画像を再現可能にするデジタルカメラに関する。
従来、デジタルカメラは、被写体の像をレンズ部で取り込んでCCDなどの撮像素子に投影させ、この投影された像を撮像素子で電気信号に変換して被写体の撮影画像を得るように構成されている。このようなデジタルカメラにおいては、薄型化を図るために、レンズ部と撮像素子との間に反射部を設け、この反射部でレンズ部が取り込んだ被写体の像を反射させて撮像素子に投影させることにより、カメラ本体の厚み方向におけるレンズ部と撮像素子との距離を短く構成したものがある。
特開2000−201286号公報
この特許文献1のデジタルカメラでは、焦点距離の異なる複数のレンズ部を有し、これらのレンズ部を被写体との距離に応じて選択し、この選択された1つのレンズ部で被写体の像を取り込んで共通の1つの撮像素子に投影させることにより、被写体の像を焦点距離に応じて撮影することができるようになっている。
しかしながら、上記のような従来のデジタルカメラでは、複数のレンズ部のいずれかで被写体の像を共通の1つの撮像素子に投影させて撮影することができても、複数のレンズ部で同じ被写体の像を1つの撮像素子に同時に投影させることができない。特に被写体またはデジタルカメラの撮影者が移動中に撮影した場合、一方のレンズ部で取り込んだ画像と他方のレンズで取り込んだ画像との間でデジタルカメラと被写体までの距離が変わってしまう。このため、視点の異なる被写体の像を同時に撮影し、この撮影した視点の異なる被写体の像を表示部に表示させて右眼と左眼とで同時に見ることにより、正常な立体的な画像を再現することができない。このような作用は、被写体が一方のレンズ部で撮影された後、他方のレンズで撮影するときに被写体が異なった状態に変化した場合にも生じうる。
この発明が解決しようとする課題は、被写体を異なる視点で同時に撮影して立体的な画像を再現可能にするデジタルカメラを提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図5に示すように、撮影領域(例えば撮影領域5)を有する撮像素子(例えば撮像素子2)と、被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域に投影する第1撮影光学系(例えば第1撮影光学系3、30)と、この第1撮影光学系と異なる視点で前記被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域に投影する第2撮影光学系(例えば第2撮影光学系4、31)とを備え、
前記第1、第2撮影光学系によって前記被写体を同時に撮影するときに、前記撮像素子の前記撮影領域を2分割し、この分割された一方の領域(例えば一方の領域5a)に前記第1撮影光学系が前記被写体の像を投影し、他方の領域(例えば他方の領域5b)に前記第2撮影光学系が前記被写体の像を投影することを特徴とするデジタルカメラである。
請求項2に記載の発明は、図1〜図4に示すように、前記第1撮影光学系が、前記被写体の像を取り込む第1レンズ部(例えば第1レンズ部6)を備え、この第1レンズ部の光軸(例えば第1レンズ部の光軸6a)の延長上に前記撮像素子の前記撮影領域における前記一方の領域が位置し、前記第2撮影光学系が、前記被写体の像を取り込む第2レンズ部(例えば第2レンズ部7)と、この第2レンズ部で取り込んだ前記被写体の像を反射する第1反射板(例えば第1反射板8、20)と、この第1反射板で反射された前記被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域における前記他方の領域に向けて反射する第2反射板(例えば第2反射板9、21)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラである。
請求項3に記載の発明は、図1〜図4に示すように、前記第2撮影光学系が、前記第1、第2反射板(第1反射板8、20、第2反射板9、21)のうち、少なくとも一方の反射板(第2反射板9または第1反射板20)を可動させて前記被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域内と前記撮影領域外とのいずれかに投影させる光路変更機構(例えば光路変更機構10)を備えていることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラである。
請求項4に記載の発明は、図1〜図4に示すように、前記第1撮影光学系が、前記第1、第2撮影光学系によって前記被写体を同時に撮影するときに、前記撮像素子の前記撮影領域における2分割された前記一方の領域とほぼ同じ画面サイズで前記被写体の像を投影する第1投影状態と、前記第1撮影光学系のみで前記被写体を撮影するときに、その被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域の全域とほぼ同じ画面サイズで投影する第2投影状態とのいずれかの状態に切り替える可動絞り部(例えば可動絞り部12)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデジタルカメラである。
請求項5に記載の発明は、図1〜図4に示すように、前記第1撮影光学系が前記可動絞り部によって前記第1投影状態と前記第2投影状態とのいずれかの状態に切り替わると、その切り替わった状態の投影範囲に応じて前記撮像素子を移動させる素子移動機構(例えば素子移動機構13)を備えていることを特徴とする請求項4に記載のデジタルカメラである。
請求項6に記載の発明は、図3および図4に示すように、前記第2撮影光学系の前記第2反射板が、半透過反射板(例えばハーフミラーやダイクロイックミラー)からなり、前記第1、第2撮影光学系の両方の光路に跨って配置され、前記光路変更機構が、前記第1反射板を可動させて前記第2レンズ部で取り込んだ前記被写体の像を前記第2反射板の反射領域内と反射領域外とのいずれかに向けて反射させることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のデジタルカメラである。
請求項1に記載の発明によれば、被写体の像を撮像素子の撮影領域に投影する第1撮影光学系と、この第1撮影光学系と異なる視点で被写体の像を撮像素子の撮影領域に投影する第2撮影光学系とを備え、これら第1、第2撮影光学系によって被写体を同時に撮影するときに、撮像素子の撮影領域を2分割し、この分割された一方の領域に第1撮影光学系が被写体の像を投影し、他方の領域に第2撮影光学系が前記被写体の像を投影するので、第1、第2撮影光学系によって視点の異なる被写体の像を1つの撮像素子に同時に投影することができ、これにより左眼用の画像と右眼用の画像とを得ることができるので、立体的な画像を再現可能にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1撮影光学系が、被写体の像を取り込む第1レンズ部を備え、この第1レンズ部の光軸の延長上に撮像素子の撮影領域における一方の領域が位置し、第2撮影光学系が、被写体の像を取り込む第2レンズ部と、この第2レンズ部で取り込んだ被写体の像を反射する第1反射板と、この第1反射板で反射された被写体の像を撮像素子の撮影領域における他方の領域に向けて反射する第2反射板とを備えていることにより、第1撮影光学系の第1レンズ部を撮像素子に接近させて配置することができると共に、撮像素子から第2撮影光学系の第2レンズ部が離れた位置に配置されていても、第2レンズ部で取り込んだ被写体の像を第2撮影光学系の第1、第2反射板によって確実に且つ正確に撮像素子の撮影領域に投影させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2撮影光学系が、第1、第2反射板のうち、少なくとも一方の反射板を可動させて被写体の像を撮像素子の撮影領域内と撮影領域外とのいずれかに投影させる光路変更機構を備えていることにより、この光路変更機構によって第2レンズ部で取り込んだ被写体の像を撮像素子の撮影領域外に投影させて、第1撮影光学系による被写体の像のみを撮像素子の撮影領域に投影させることができ、これにより通常の二次元画像を撮影するデジタルカメラとしても良好に使用することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1撮影光学系が、第1、第2撮影光学系によって被写体を同時に撮影するときに、撮像素子の撮影領域における2分割された一方の領域とほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第1投影状態と、第1撮影光学系のみで被写体を撮影するときに、その被写体の像を撮像素子の撮影領域の全域とほぼ同じ画面サイズで投影する第2投影状態とのいずれかの状態に切り替える可動絞り部を備えていることにより、この可動絞り部によって第1撮影光学系を第1投影状態に切り替えると、視点の異なる第1、第2撮影光学系の両方で被写体の像を1つの撮像素子に同時に投影させることが可能となり、また可動絞り部によって第1撮影光学系を第2投影状態に切り替えると、第1撮影光学系による被写体の像のみを撮像素子の撮影領域の全域に投影させることが可能となり、これによりデジタルカメラとして使用するときに解像度の高い撮影画像を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1撮影光学系が可動絞り部によって第1投影状態と第2投影状態とのいずれかの状態に切り替わると、この切り替わった状態の投影範囲に応じて撮像素子を移動させる素子移動機構を備えていることにより、可動絞り部によって第1投影光学系が第1投影状態に切り替わると、これに応じて素子移動機構が撮像素子を移動させて、視点の異なる第1、第2撮影光学系によって取り込まれた被写体の像を撮像素子の撮影領域における2分割された各領域にそれぞれ対応させて投影することができ、また可動絞り部によって第1投影光学系が第2投影状態に切り替わると、これに応じて素子移動機構が撮像素子を移動させて、第1撮影光学系によって取り込まれた被写体の像のみを撮像素子の撮影領域の全域に対応させて投影することができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2撮影光学系の第2反射板が、半透過反射板からなり、第1、第2撮影光学系の両方の光路に跨って配置され、光路変更機構が、第1反射板を可動させて第2レンズ部で取り込んだ被写体の像を第2反射板の反射領域内と反射領域外とのいずれかに向けて反射させることにより、第2反射板が第1、第2撮影光学系の両方の光路上に跨って配置されていても、第1撮影光学系で取り込んだ被写体の像が半透過反射板からなる第2反射板を透過するので、第1撮影光学系で取り込んだ被写体の像を撮像素子の撮影領域に投影させることができる。
このため、光路変更機構が第1反射板を可動させて第2レンズ部で取り込んだ被写体の像を第2反射板の反射領域内に向けて反射させれば、第2撮影光学系で取り込んだ被写体の像を半透過反射板からなる第2反射板で反射させて撮像素子の撮影領域に投影させることができるので、第1、第2撮影光学系によって被写体の像を撮像素子の撮影領域における2分割された各領域にそれぞれ投影させることができる。また、光路変更機構が第1反射板を可動させて第2レンズ部で取り込んだ被写体の像を第2反射板の反射領域外に向けて反射させれば、第1撮影光学系のみによって被写体の像を撮像素子の撮影領域の全域に投影させることができるので、通常の二次元画像を撮影するデジタルカメラとしても使用できると共に、解像度の高い撮影画像を得ることができる。
(実施形態1)
以下、図1および図2を参照して、この発明の静止画を撮影するデジタルカメラの実施形態1について説明する。
図1はこの発明のデジタルカメラの撮影系を原理的に示した構成図、図2は図1のデジタルカメラを通常のデジタルカメラとして使用する状態を示した構成図である。
このデジタルカメラは、図1に示すように、カメラ本体1を備えている。このカメラ本体1の内部における所定個所(図1では左下側の個所)には、CCDなどからなる一つの撮像素子2が配置されている。また、このカメラ本体1には、被写体の像を撮像素子2の撮影領域5内に投影する第1、第2撮影光学系3、4が設けられている。なお、このカメラ本体1には、上述した撮像素子2、第1、第2撮影光学系3、4のほかに、通常のデジタルカメラと同様、カメラ機能に必要な各種の部品(図示せず)が組み込まれている。
第1撮影光学系3は、被写体の像を取り込む第1レンズ部6を備え、この第1レンズ部6の光軸6aの延長上に撮像素子2の撮影領域5が位置し、この状態で第1レンズ部6で取り込んだ被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影するように構成されている。第2撮影光学系4は、第1撮影光学系3と視点の異なる被写体の像を取り込む第2レンズ部7と、この第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を所定の角度に反射する第1反射板8と、この第1反射板8で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に向けて反射する第2反射板9とを備え、第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を第1、第2反射板8、9で順次反射させて撮像素子2の撮影領域5に投影するように構成されている。
この場合、第1、第2撮影光学系3、4は、被写体を同時に撮影するときに、撮像素子2の撮影領域5を2分割し、この分割された一方の領域5aに第1撮影光学系3が被写体の像を投影し、他方の領域5bに第2撮影光学系4が被写体の像を投影するように構成されている。また、第2撮影光学系4は、第1、第2反射板8、9のうち、撮像素子2側に位置する第2反射板9を可動させて被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の範囲内と撮影領域5の範囲外とのいずれかに投影させる光路変更機構10を備えている。
この光路変更機構10は、第2反射板9に設けられた回転軸11をモータ(図示せず)によって回転させることにより、第2反射板9を撮像素子2の撮影領域5の面方向に対しほぼ45°の角度になるように回転させて第2反射板9で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の範囲内に向けて反射させると共に、第2反射板9を撮像素子2の撮影領域面に対しほぼ垂直になるように回転させて第2反射板9で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の範囲外に向けて反射させるように構成されている。
また、第1撮影光学系3の第1レンズ部6は、撮像素子2の撮影領域5の2分割された一方の領域5aとほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第1投影状態と、被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域とほぼ同じ画面サイズで投影する第2投影状態とのいずれかの状態に切り替える可動絞り部12を備えている。すなわち、この可動絞り部12は、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を同時に撮影するときに、第1レンズ部6を第1投影状態に切り替えて撮像素子2の撮影領域5における一方の領域5aに被写体の像を投影させ、第1撮影光学系3のみで被写体を撮影するときに、第1レンズ部6を第2投影状態に切り替えて被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影させるように構成されている。
この場合、撮像素子2は、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を同時に撮影するときと、第1撮影光学系3のみで被写体を撮影するときとで、第1撮影光学系3の第1レンズ部6が可動絞り部12によって第1投影状態と第2投影状態とのいずれかの状態に切り替わり、これに伴って第1撮影光学系3の投影範囲が異なるため、素子移動機構13によって移動するように構成されている。すなわち、この素子移動機構13は、可動絞り部12によって第1レンズ部6が第1投影状態に切り替わると、第1撮影光学系3で取り込んだ被写体の像を撮像素子2の撮影領域5における2分割された一方の領域5aに投影させるために、第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5の2分割された一方の領域5aの中心に位置するように撮像素子2を移動させるように構成されている。
また、この素子移動機構13は、可動絞り部12によって第1レンズ部6が第2投影状態に切り替わると、第1撮影光学系3で取り込んだ被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影させるために、第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5全体の中心に位置するように撮像素子2を移動させるように構成されている。例えば、この実施形態1の素子移動機構13は、撮像素子2の下面に設けられたラック14と、このラック14に噛み合って回転するピニオン15と、このピニオン15を回転させるモータ(図示せず)とからなり、このモータでピニオン15を回転させると、このピニオン15の回転に伴ってラック14が移動し、これにより撮像素子2を移動させるように構成されている。
なお、このデジタルカメラでは、第2撮影光学系4の光路長が第1撮影光学系3の光路長よりも長くなっているため、第1撮影光学系3と第2撮影光学系4との光路長の差によって撮像素子2に投影された被写体の像に色収差が生じるが、この光路長の差によって生じる色収差を電子回路の演算処理によって色補正するように構成されている。
このようなデジタルカメラでは、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を異なる視点で同時に撮影する場合、まず、図1に示すように、第1撮影光学系3の可動絞り部12によって第1レンズ部6を撮像素子2の撮影領域5における2分割された一方の領域5aとほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第1投影状態に切り替える。このときには、撮影領域5の2分割された一方の領域5aの中心が第1レンズ部6の光軸6a上に位置するように素子移動機構13によって撮像素子2を移動させる(図中左側に移動。)。さらに、第2撮影光学系4の光路変更機構10によって第2反射板9を可動させて第1反射板8で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の2分割された他方の領域5bに投影させるようにセットする。
この状態で、カメラ本体1のシャッタスイッチ(図示せず)を操作すると、第1撮影光学系3の第1レンズ部6が被写体の像を取り込み、この取り込まれた被写体の像が撮像素子2の撮影領域5における2分割された一方の領域5aに投影されると共に、第2撮影光学系4の第2レンズ部7が第1レンズ部6と視点の異なる被写体の像を取り込み、この取り込まれた被写体の像が第1反射板8によって第2反射板9に向けて反射され、この反射された被写体の像が第2反射板9によって撮像素子2の撮影領域5における2分割された他方の領域5bに投影される。これにより、第1、第2撮影光学系3、4によって視点の異なる被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることができ、このため左眼用の撮影画像と右眼用の撮影画像とを得ることができるので、たとえ、被写体またはデジタルカメラの撮影者が移動中に撮影しても、或いは被写体が動作中に撮影しても正確な立体的な画像を再現可能にすることができる。
また、このデジタルカメラでは、第1撮影光学系3のみで被写体を撮影する場合、まず、図2に示すように、第1撮影光学系3の可動絞り部12をより開放することによって第1レンズ部6を撮像素子2の撮影領域5を拡大させ、撮影領域5の全域とほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第2投影状態に切り替える。このときには、素子移動機構13によって撮像素子2を第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5全体の中心に位置する個所に移動させる。さらに、第2撮影光学系4の光路変更機構10によって第2反射板9を可動させて第1反射板8で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の範囲外に投影させるようにセットする。
この状態で、カメラ本体1のシャッタスイッチ(図示せず)を操作すると、第1撮影光学系3は、その第1レンズ部6で取り込んだ被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影する。しかし、第2撮影光学系4は、その第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像が第1反射板8で反射されても、その被写体の像が第2反射板9によって撮像素子2の撮影領域5の範囲外に投影されるため、撮像素子2に結像されることはない。これにより、第1撮影光学系3で投影された撮影画像のみを得ることができるので、通常のデジタルカメラとして使用することができると共に、第1撮影光学系3で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影することができるので、解像度の高い撮影画像を得ることができる。
このように、このデジタルカメラによれば、被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影する第1撮影光学系3と、この第1撮影光学系3と異なる視点で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影する第2撮影光学系4とを備え、これら第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を同時に撮影するときに、撮像素子2の撮影領域5を2分割し、この分割された一方の領域5aに第1撮影光学系3が被写体の像を投影し、他方の領域5bに第2撮影光学系4が被写体の像を投影するので、第1、第2撮影光学系3、4によって異なる視点で被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることができ、これにより左眼用の撮影画像と右眼用の撮影画像とを得ることができるので、立体的な画像を再現可能にすることができる。
この場合、第1撮影光学系3が、被写体の像を取り込む第1レンズ部6を備え、この第1レンズ部6の光軸6aの延長上に撮像素子2の撮影領域5における一方の領域5aが位置し、第2撮影光学系4が、被写体の像を取り込む第2レンズ部7と、この第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を所定の角度に反射する第1反射板8と、この第1反射板8で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5における他方の領域5bに向けて反射する第2反射板9とを備えていることにより、第1撮影光学系3の第1レンズ部6を撮像素子2に接近させて配置することができると共に、第2撮影光学系4の第2レンズ部7が撮像素子2から離れた位置に配置されていても、第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を第2撮影光学系4の第1、第2反射板8、9によって確実に且つ正確に撮像素子2の撮影領域5に投影させることができる。
また、第2撮影光学系4が、第1、第2反射板8、9のうち、第2反射板9を可動させて被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の範囲内と範囲外とのいずれかに投影させる光路変更機構10を備えているので、この光路変更機構10によって第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の範囲外に投影させることにより、第1撮影光学系3による被写体の像のみを撮像素子2の撮影領域5に投影させることができ、これにより通常の二次元画像を撮影するデジタルカメラとしても良好に使用することができる。
特に、第1撮影光学系3が、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を同時に撮影するときに、撮像素子2の撮影領域5における2分割された一方の領域5aとほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第1投影状態と、第1撮影光学系3のみで被写体を撮影するときに、その被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域とほぼ同じ画面サイズで投影する第2投影状態とのいずれかの状態に切り替える可動絞り部12を備えているので、この可動絞り部12によって第1投影状態に切り替えると、視点の異なる第1、第2撮影光学系3、4の両方で被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることが可能となり、また可動絞り部12によって第2投影状態に切り替えると、被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影させることが可能となり、これにより解像度の高い撮影画像を得ることができる。
この場合、第1撮影光学系3が可動絞り部12によって第1投影状態と第2投影状態とのいずれかの状態に切り替わると、その切り替わった状態の投影範囲に応じて撮像素子2を移動させる素子移動機構13を備えていることにより、可動絞り部12で第1撮影光学系3を第1投影状態に切り替えると、素子移動機構13が撮像素子2を移動させて、視点の異なる第1、第2撮影光学系3、4によって取り込まれた被写体の像を撮像素子2の撮影領域5における2分割された各領域5a、5bにそれぞれ対応させて投影することができ、これにより精度の高い立体画像の再現が可能になる。また、可動絞り部12で第1撮影光学系3を第2投影状態に切り替えると、素子移動機構13が撮像素子2を移動させて、第1撮影光学系3によって取り込まれた被写体の像のみを撮像素子2の撮影領域5の全域に対応させて投影することができ、これにより解像度の高い撮影画像が得られる。
(実施形態2)
次に、図3および図4を参照して、この発明のデジタルカメラの実施形態2について説明する。なお、図1および図2に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
このデジタルカメラは、図3および図4に示すように、第2撮影光学系4が第1、第2反射板20、21を備え、光路変更機構22が第1反射板20を可動させて第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を第2反射板21の反射領域内と反射領域外とのいずれかに向けて反射させると共に、第2反射板21がハーフミラーやダイクロイックミラーなどの半透過反射板からなり、この第2反射板21が第1、第2撮影光学系3、4の両方の光路に跨って配置された構成で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、第2反射板21は、撮像素子2の撮影領域5の全域に対応した状態で所定角度、例えば撮影領域5の面方向に対しほぼ45°の角度で傾斜して配置され、これにより撮像素子2の撮影領域5における光入射側の近傍に位置した状態で第1、第2撮影光学系3、4の両方の光路に跨って配置されている。また、この第2反射板21は、半透過反射板であることにより、第1撮影光学系3の第1レンズ部6で取り込んだ被写体の像を透過させると共に、第2撮影光学系4で取り込んで第1反射板20で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に向けて反射するように構成されている。
また、光路変更機構22は、第1反射板20に設けられた回転軸23をモータ(図示せず)で回転させることにより、第1反射板20を第2レンズ部7の光軸7aに対しほぼ45°の角度にして光軸7a方向から進行する光をほぼ直角に反射するように回転させて被写体の像を第2反射板21の反射領域内に到達させると共に、第1反射板20を第2レンズ部7の光軸7aに対しほぼ平行或いは直交するように回転させて(図4では平行)被写体の像を第2反射板21の反射領域に到達させないように構成されている。
この場合にも、第1撮影光学系3の第1レンズ部6は、実施形態1と同様、撮像素子2の撮影領域5における一方の領域5aとほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第1投影状態と、被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域とほぼ同じ画面サイズで投影する第2投影状態とのいずれかの状態に切り替える可動絞り部12を備えている。また、撮像素子2は、素子移動機構13によって移動し、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を同時に撮影するときに、第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5の2分割された一方の領域5aの中心に位置する個所に移動し、第1撮影光学系3のみで被写体を撮影するときに、第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5全体の中心に位置する個所に移動するように構成されている。
なお、このデジタルカメラにおいても、第2撮影光学系4の光路長が第1撮影光学系3の光路長よりも長くなっているため、その光路長の差によって生じる色収差を補正するように構成されているほか、特に第2反射板21が半透過反射板からなるため、この第2反射板21の透過率および反射率を考慮して撮影画像の明るさをも補正するように構成されている。
このようなデジタルカメラでは、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体を異なる視点で同時に撮影する場合、まず、図3に示すように、第1撮影光学系3の可動絞り部12によって第1レンズ部6を撮像素子2の撮影領域5における一方の領域5aとほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第1投影状態に切り替える。このときには、素子移動機構13によって撮像素子2を第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5の2分割された一方の領域5aの中心に位置する個所に移動させる。さらに、第2撮影光学系4の光路変更機構22によって第1反射板20を可動させて第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を第2反射板21に向けて反射させるようにセットする。
この状態で、カメラ本体1のシャッタスイッチ(図示せず)を操作すると、第1撮影光学系3の第1レンズ部6が被写体の像を取り込み、この取り込んだ被写体の像が第2撮影光学系4の半透過反射板である第2反射板21を透過し、この透過した被写体の像が撮像素子2の撮影領域5における2分割された一方の領域5aに投影される。これと同時に、第2撮影光学系4の第2レンズ部7が第1レンズ部6と視点の異なる被写体の像を取り込み、この取り込まれた被写体の像が第1反射板20によって第2反射板21に向けて反射され、この反射された被写体の像が第2反射板21によって反射されて撮像素子2の撮影領域5における2分割された他方の領域5bに投影される。これにより、第1、第2撮影光学系3、4によって視点の異なる被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることができ、このため左眼用の撮影画像と右眼用の撮影画像とを得ることができるので、立体的な画像を再現可能にすることができる。
また、このデジタルカメラでは、第1撮影光学系3のみで被写体を撮影する場合、まず、図4に示すように、第1撮影光学系3の可動絞り部12を開放することによって第1レンズ部6を撮像素子2の撮影領域5の全域とほぼ同じ画面サイズで被写体の像を投影する第2投影状態に切り替える。このときには、素子移動機構13によって第1レンズ部6の光軸6aが撮影領域5全体の中心に位置する個所に撮像素子2を移動させる(図中左側に移動。)。さらに、第2撮影光学系4の光路変更機構22によって第1反射板20を可動させて被写体の像を第2反射板21の反射領域外に向けて反射させるようにセットする。
この状態で、カメラ本体1のシャッタスイッチ(図示せず)を操作すると、第1撮影光学系3の第1レンズ部6で取り込んで被写体の像が第2撮影光学系4の第2反射板21を透過し、この透過した被写体の像が撮像素子2の撮影領域5の全域に投影される。しかし、第2撮影光学系4の第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像は第1反射板8で反射されない。仮に、第1反射板8で反射されても、その被写体の像は第2反射板9によって反射されることがないため、撮像素子2の撮影領域5に投影されることはない。これにより、第1撮影光学系3で投影された撮影画像のみが得られるので、実施形態1と同様、通常のデジタルカメラとして使用することができると共に、第1撮影光学系3で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影することができるので、解像度の高い撮影画像を得ることができる。
このように、このデジタルカメラによれば、第2撮影光学系4の第2反射板21が、半透過反射板からなり、第1、第2撮影光学系3、4の両方の光路に跨って配置され、光路変更機構22が、第1反射板20を可動させて第2レンズ部7で取り込んだ被写体の像を第2反射板21の反射領域内と反射領域外とのいずれかに向けて反射させることにより、第2反射板21が第1、第2撮影光学系3、4の両方の光路上に跨って配置されていても、第1撮影光学系3で取り込んだ被写体の像が半透過反射板からなる第2反射板21を透過するので、第1撮影光学系3で取り込んだ被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影させることができ、また第2撮影光学系4で取り込んだ被写体の像が第1反射板20によって第2反射板21に反射されれば、この第2反射板21で被写体の像を反射させて撮像素子2の撮影領域5に投影させることができる。
このため、第1、第2撮影光学系3、4によって被写体の像を撮像素子2の撮影領域5における2分割された各領域5a、5bにそれぞれ投影させることができる。これにより、実施形態1と同様、第1、第2撮影光学系3、4によって異なる視点で被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることができ、このため左眼用の撮影画像と右眼用の撮影画像とを得ることができるので、立体的な画像を再現可能にすることができる。また、第1撮影光学系3のみによって被写体の像を撮像素子2の撮影領域5の全域に投影させることができるので、実施形態1と同様、通常の二次元画像を撮影するデジタルカメラとしても使用することができると共に、解像度の高い撮影画像を得ることができる。
(実施形態3)
次に、図5を参照して、この発明のデジタルカメラの実施形態3について説明する。この場合にも、図1および図2に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
このデジタルカメラは、カメラ本体1内のほぼ中間部分に撮像素子2を配置し、第1撮影光学系30で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影させ、この第1撮影光学系30と異なる視点の第2撮影光学系31で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影させる構成になっている。
この場合、第1撮影光学系30は、被写体の像を取り込む第1レンズ部32と、この第1レンズ部32で取り込んだ被写体の像を反射する第1反射板33と、この第1反射板33で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に向けて反射する第2反射板34とを備え、第1レンズ部32で取り込んだ被写体の像を第1、第2反射板33、34で順次反射させて撮像素子2の撮影領域5における2分割された一方の領域5aに投影するように構成されている。
また、第2撮影光学系31は、第1撮影光学系30と異なる視点で被写体の像を取り込む第2レンズ部35と、この第2レンズ部35で取り込んだ被写体の像を反射する第3反射板36と、この第3反射板36で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に向けて反射する第4反射板37とを備え、第2レンズ部35で取り込んだ被写体の像を第3、第4反射板36、37で順次反射させて撮像素子2の撮影領域5における2分割された他方の領域5bに投影するように構成されている。
このようなデジタルカメラによれば、被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影する第1撮影光学系30と、この第1撮影光学系30と異なる視点で被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に投影する第2撮影光学系31とを備え、これら第1、第2撮影光学系30、31によって被写体を同時に撮影するときに、撮像素子2の撮影領域5を2分割し、この2分割された一方の領域5aに第1撮影光学系30が被写体の像を投影し、他方の領域5bに第2撮影光学系31が被写体の像を投影するので、実施形態1、2と同様、第1、第2撮影光学系30、31によって異なる視点で被写体の像を1つの撮像素子2に同時に投影させることができ、これにより左眼用の撮影画像と右眼用の撮影画像とを得ることができるので、立体的な画像を再現可能にすることができる。
この場合、第1撮影光学系30が、被写体の像を取り込む第1レンズ部32と、この第1レンズ部32で取り込んだ被写体の像を反射する第1反射板33と、この第1反射板33で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に向けて反射する第2反射板34とを備え、第2撮影光学系31が、被写体の像を取り込む第2レンズ部35と、この第2レンズ部35で取り込んだ被写体の像を反射する第3反射板36と、この第3反射板36で反射された被写体の像を撮像素子2の撮影領域5に向けて反射する第4反射板37とを備えていることにより、第1、第2撮影光学系30、31の第1、第2レンズ部32、35がそれぞれ撮像素子2の撮影領域5から離れた位置に配置されていても、第1、第2レンズ部32、35でそれぞれ取り込んだ被写体の像を第1、第2反射板33、34および第3、第4反射板36、37によって確実に且つ正確に撮像素子2の撮影領域5に投影させることができる。
特に、このデジタルカメラでは、撮像素子2がカメラ本体1内の中間部分に配置され、第1、第2撮影光学系3、4の光路長が同じ長さに設定されているため、実施形態1、2のように、光路長の差による色収差を補正する必要がなく、しかも実施形態2のように、第2撮影光学系4の第2反射板として半透過反射板を用いていないため、半透過反射板による透過率および反射率を考慮して撮影画像の明るさを補正する必要もないので、電子回路を簡素化することができる。
上記実施形態1、2では、右目側に相当する第2レンズ部7に対応する第2反射板9又は第1反射板20を回転させて二次元画像を撮影したが、これに限らず左目側に相当する第1撮影光学系を回転自在な反射板を含む第2撮影光学系に置き換え、右目側に相当する第2撮影光学系を第1撮影光学系に置き換えてもよい。
この発明を適用したデジタルカメラの撮影系を原理的に示した構成図である。(実施形態1) 図1のデジタルカメラを通常のデジタルカメラとして使用する状態を示した構成図である。 この発明を適用したデジタルカメラの撮影系を原理的に示した構成図である。(実施形態2) 図3のデジタルカメラを通常のデジタルカメラとして使用する状態を示した構成図である。 この発明を適用したデジタルカメラの撮影系を原理的に示した構成図である。(実施形態3)
符号の説明
1 カメラ本体
2 撮像素子
3、30 第1撮影光学系
4、31 第2撮影光学系
5 撮影領域
5a 一方の領域
5b 他方の領域
6、32 第1レンズ部
6a 第1レンズ部の光軸
7、35 第2レンズ部
7a 第2レンズ部の光軸
8、9 第1、第2反射板
10 光路変更機構
12 可動絞り部
13 素子移動機構
20、21 第1、第2反射板
33、34、36、37 第1〜第4反射板

Claims (6)

  1. 撮影領域を有する撮像素子と、
    被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域に投影する第1撮影光学系と、
    この第1撮影光学系と異なる視点で前記被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域に投影する第2撮影光学系とを備え、
    前記第1、第2撮影光学系によって前記被写体を同時に撮影するときに、前記撮像素子の前記撮影領域を2分割し、この分割された一方の領域に前記第1撮影光学系が前記被写体の像を投影し、他方の領域に前記第2撮影光学系が前記被写体の像を投影することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記第1撮影光学系は、前記被写体の像を取り込む第1レンズ部を備え、この第1レンズ部の光軸の延長上に前記撮像素子の前記撮影領域における前記一方の領域が位置し、
    前記第2撮影光学系は、前記被写体の像を取り込む第2レンズ部と、この第2レンズ部で取り込んだ前記被写体の像を反射する第1反射板と、この第1反射板で反射された前記被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域における前記他方の領域に向けて反射する第2反射板とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記第2撮影光学系は、前記第1、第2反射板のうち、少なくとも一方の反射板を可動させて前記被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域内と前記撮影領域外とのいずれかに投影させる光路変更機構を備えていることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記第1撮影光学系は、前記第1、第2撮影光学系によって前記被写体を同時に撮影するときに、前記撮像素子の前記撮影領域における2分割された前記一方の領域とほぼ同じ画面サイズで前記被写体の像を投影する第1投影状態と、前記第1撮影光学系のみで前記被写体を撮影するときに、その被写体の像を前記撮像素子の前記撮影領域の全域とほぼ同じ画面サイズで投影する第2投影状態とのいずれかの状態に切り替える可動絞り部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  5. 前記第1撮影光学系が前記可動絞り部によって前記第1投影状態と前記第2投影状態とのいずれかの状態に切り替わると、その切り替わった状態の投影範囲に応じて前記撮像素子を移動させる素子移動機構を備えていることを特徴とする請求項4に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記第2撮影光学系の前記第2反射板は、半透過反射板からなり、前記第1、第2撮影光学系の両方の光路に跨って配置され、
    前記光路変更機構は、前記第1反射板を可動させて前記第2レンズ部で取り込んだ前記被写体の像を前記第2反射板の反射領域内と反射領域外とのいずれかに向けて反射させることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のデジタルカメラ。

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