JP2005276710A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】信号出力状態を簡単に切り替えることができるコネクタを提供する。
【解決手段】メスコネクタ30に対してオスコネクタ10を表裏いずれの方向からも挿入可能に形成される。オスコネクタ10をメスコネクタ30に対して表側で挿入すると、オスコネクタ10側に信号が外部出力され、オスコネクタ10をメスコネクタ30に対して裏側で挿入すると、オスコネクタ10側に信号が外部出力とともに、メスコネクタ30側にも信号が内部出力される。
【選択図】 図3

Description

本発明はコネクタに係り、特にオスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入することにより、互いに電気的に接続されるコネクタに関する。
一般にコネクタは接続可能なオスコネクタとメスコネクタと組み合わせが限られており、異なる形状のオスコネクタとメスコネクタは接続できないようにされている。このため、異なる形状のオスコネクタとメスコネクタとを接続する場合はアダプタ等を介して接続する必要があった。
一方、特許文献1では、1つのジャックで光ファイバプラグと電気プラグの両方を選択的に接続できるようにするために、光ファイバプラグを既存の電気プラグの形状に類似させ、ジャックの奥に光半導体素子を配するとともに、内周部に電気接続端子を配することが提案されている。
特開平6−140106号公報
しかしながら、従来のようにアダプタを用いて出力形式を切り替える方法では、常にアダプタを用意しておかなければならず、使い勝手が悪いという欠点がある。
また、特許文献1の方法では、光ファイバプラグと電気プラグの切り替えしか行なうことができず、汎用性が低いという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、信号出力状態を簡単に切り替えることができるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入することにより、相互に電気的に接続されるコネクタにおいて、前記オスコネクタの挿入部は、表裏2つの面を有するとともに、一方の面にオス端子を備え、前記メスコネクタの被挿入部は、前記オスコネクタの挿入部を表裏いずれの方向からも挿入可能に形成されるとともに、その内側に前記オスコネクタが表側で挿入された際に前記オス端子と接触する第1メス端子と、前記オスコネクタが裏側で挿入された際に前記オス端子と接触する第2メス端子及び第3メス端子を備えることを特徴とするコネクタを提供する。
本発明によれば、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に表裏いずれの方向からも挿入できる。そして、表側で挿入すると、オス端子に第1メス端子が接触し、裏側で挿入すると、オス端子に第2メス端子と第3メス端子とが接触する。
また、請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記第1メス端子と前記第3メス端子とを電気的に接続する接続端子を備え、該接続端子は、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部に挿入されると、前記第1メス端子と前記第3メス端子との接続を解除し、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部から抜かれると、前記第1メス端子と前記第3メス端子とを接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタを提供する。
本発明によれば、第1メス端子と第3メス端子とを電気的に接続する接続端子が備えられている。この接続端子は、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入すると、第1メス端子と第3メス端子との接続を解除し、抜くと、第1メス端子と第3メス端子とを接続する。
また、請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入することにより、相互に電気的に接続されるコネクタにおいて、前記オスコネクタの挿入部は、先端にオス端子を備え、前記メスコネクタの被挿入部は、前記オスコネクタの挿入部の挿入深さを浅挿入と深挿入の2段階に分けて挿入可能に形成されるとともに、その内側に前記オスコネクタが浅挿入された際に前記オス端子と接触する第1メス端子と、前記オスコネクタが深挿入された際に前記第1メス端子とともに前記オス端子と接触する第2メス端子を備えることを特徴とするコネクタを提供する。
本発明によれば、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に段階的に挿入できる。そして、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に浅挿入すると、オス端子に第1メス端子が接触し、深挿入すると、オス端子に第1メス端子と第2メス端子とが接触する。
また、請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記第1メス端子と前記第2メス端子とを電気的に接続する接続端子を備え、該接続端子は、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部に挿入されると、前記第1メス端子と前記第2メス端子との接続を解除し、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部から抜かれると、前記第1メス端子と前記第2メス端子とを接続することを特徴とする請求項3に記載のコネクタを提供する。
本発明によれば、第1メス端子と第2メス端子とを電気的に接続する接続端子を備えている。この接続端子は、オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入すると、第1メス端子と第2メス端子との接続を解除し、抜くと、第1メス端子と第2メス端子とを接続する。
本発明に係るコネクタによれば、1つのオスコネクタとメスコネクタとによって2つの出力形式を選択して接続することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るコネクタを実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明に係るコネクタの第1の実施の形態の構成図である。このコネクタは、たとえばテレビ等の機器からヘッドフォン等の機器に音声信号を出力する際に使用され、入力機器側に設けられたオスコネクタ10と出力機器側に設けられたメスコネクタ30とで構成されている。
図2(a)、(b)は、それぞれオスコネクタ10を表側から見た斜視図と裏側から見た斜視図である。
オスコネクタ10は、ケーブル12の先端部に設けられており、オスコネクタ本体14と挿入部16とで構成されている。このケーブル12には、図示しないヘッドフォン等の入力機器が接続されている。
オスコネクタ本体14は、プラスチック等の樹脂材で四角いブロック状に形成されており、このオスコネクタ本体14の先端に挿入部16が設けられている。
挿入部16は、不導体によって四角い平板状に形成されており、その基端部外周に導体からなるGND端子18が設けられている。また、表側の面の先端には、導体からなる入力端子20が設けられている。
GND端子18には、図1に示すように、ケーブル12から続くGND線22が接続されており、また、入力端子20には、ケーブル12から続く信号入力線24が接続されている。
メスコネクタ30は、テレビ等の出力機器に設けられており、図1に示すように、差込口(被挿入部)32を備えている。差込口32は、オスコネクタ10の挿入部16の形状に対応して長方形状に形成されており、オスコネクタ10は、この差込口32に対して挿入部16を表裏いずれの方向からも挿入できるようにされている。
差込口32の内側には、第1外部出力端子34、第2外部出力端子36、内部出力端子38、接続端子40及びGND端子42が配設されている。
第1外部出力端子34は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点34Aを備えている。この第1外部出力端子34は、差込口32の内側上部に接点34Aを下側に向けて配設されており、支持部34Bに片持ち支持されている。
第2外部出力端子36は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点36Aを備えている。この第2外部出力端子36は、差込口32の内側下部に接点36Aを上側に向けて配設されており、支持部36Bに片持ち支持されている。
ここで、この第1外部出力端子34と第2外部出力端子36とは互いに対向して配置されており、その接点間の間隔はオスコネクタ10の挿入部16の厚さよりも短く形成されている。
内部出力端子38は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点38Aを備えている。この内部出力端子38は、差込口32の内側下部に接点38Aを上側に向けて配設されており、支持部38Bに片持ち支持されている。
接続端子40は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点40Aを備えている。この接続端子40は、第1外部出力端子34の下側に接点40Aを上側に向けて配設されており、支持部40Bに片持ち支持されている。また、この接続端子40の接点40Aは、第1外部出力端子34に接触されており、オスコネクタ10がメスコネクタ30に挿入されると、第1外部出力端子34の撓みにより、接触が解除される。
GND端子42は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点42Aを備えている。このGND端子42は、差込口32の内側下部に接点42Aを上側に向けて配設されており、支持部42Bに片持ち支持されている。
第1外部出力端子34には、外部信号出力線44Aが接続されており、外部信号出力線44Aには、第2外部出力端子36に接続された第2外部信号出力線44Bが接続されている。
また、内部出力端子38には、内部信号出力線46Aが接続されており、内部信号出力線46Aには、接続端子40に接続された第2内部信号出力線46Bが接続されている。この内部信号出力線46Aは、たとえば、テレビの内蔵スピーカに接続される。
また、GND端子42には、GND線50が接続されており、GND線50はアースに接続されている。
前記のごとく構成された第1の実施の形態のコネクタの作用は次のとおりである。
図1に示すように、オスコネクタ10が抜かれた状態において、メスコネクタ30は、その差込口32の内側に配設された接続端子40の接点40Aが第1外部出力端子34に接続する。この結果、アンプ52を介して外部信号出力線44Aに信号を流すと、第1外部出力端子34から接続端子40に信号が流れ、接続端子40から第2内部信号出力線46Bを介して内部信号出力線46Aに信号が流れるようになる。
このように、オスコネクタ10が抜かれた状態では、メスコネクタ30の内部信号出力線46Aにのみ信号が流れる。
一方、図3(a)に示すように、表側の面を上にしてオスコネクタ10の挿入部16をメスコネクタ30の差込口32に挿入すると、メスコネクタ30の第1外部出力端子34、第2外部出力端子36、内部出力端子38及びGND端子42は、それぞれ接点がオスコネクタ10の挿入部16に押し上げられ又は押し下げられて撓む。
そして、メスコネクタ30に対してオスコネクタ10の挿入部16を基端部まで差し込むと、第1外部出力端子34の接点34Aが、オスコネクタ10の挿入部16に設けられた入力端子20に接続され、これと同時にGND端子42が、オスコネクタ10の挿入部16に設けられたGND端子18に接続される。このとき、接続端子40は、第1外部出力端子34が撓むことにより、接点40Aが第1外部出力端子34から離れ、第1外部出力端子34との接続が解除される。
この結果、アンプ52を介して外部信号出力線44Aに信号を流すと、第1外部出力端子34から接続端子40には信号が流れなくなり、第1外部出力端子34からオスコネクタ10の入力端子20に流れ、入力端子20から信号入力線24に信号が流れるようになる。
このように、オスコネクタ10をメスコネクタ30に表側で挿入した場合には、オスコネクタ10の信号入力線24にのみ信号が流れる。
これに対して、図3(b)に示すように、裏側の面を上にしてオスコネクタ10の挿入部16をメスコネクタ30の差込口32に基端部まで挿入すると、第2外部出力端子36の接点36Aと内部出力端子38の接点38Aとが、オスコネクタ10の挿入部16に設けられた入力端子20に接続され、これと同時にGND端子42が、オスコネクタ10の挿入部16に設けられたGND端子18に接続される。このとき、接続端子40は、第1外部出力端子34が撓むことにより、接点40Aが第1外部出力端子34から離れ、第1外部出力端子34との接続が解除される。
この結果、アンプ52を介して外部信号出力線44Aに信号を流すと、第2外部出力端子36からオスコネクタ10の入力端子20に流れ、入力端子20から信号入力線24に信号が流れるとともに、入力端子20から内部出力端子38を介して内部信号出力線46Aにも信号が流れるようになる。
このように、本実施の形態のコネクタによれば、オスコネクタ10を接続しない状態では、内部信号出力線46Aにのみ信号が出力され、オスコネクタ10を表側で接続すると(表面側を上にして接続すると)、オスコネクタ10の信号入力線24にのみ信号が出力される。そして、オスコネクタ10を裏側で接続すると(裏面側を上にして接続すると)、オスコネクタ10の信号入力線24とメスコネクタ30の内部信号出力線46Aの双方に信号が出力される。
この結果、たとえば、オスコネクタ10の信号入力線24をヘッドフォンに接続し、メスコネクタ30の内部信号出力線46Aをテレビの内蔵スピーカに接続して、アンプ52から音声信号を出力すると、オスコネクタ10を接続しない状態ではテレビの内蔵スピーカから音声が出力され、オスコネクタ10を表側で接続すると、ヘッドフォンから音声が出力される。そして、オスコネクタ10を裏側で接続すると、ヘッドフォンと内蔵スピーカの双方から音声が出力されるようになる。
このように、本実施の形態のコネクタによれば、一組のオスコネクタとメスコネクタの組み合わせで3通りの信号出力形式を得ることができる。
なお、本実施の形態では、メスコネクタ側から信号を出力する場合を例に説明したが、本発明に係るコネクタは、オスコネクタ側から信号を出力する場合にも使用することができる。
すなわち、たとえば図3(a)に示すように、表側でオスコネクタ10をメスコネクタ30に接続し、オスコネクタ10の信号入力線24に信号を流すと、入力端子20から第1外部信号出力端子34を介して外部信号出力線44Aにのみ信号が流れる。
一方、図3(b)に示すように、裏側でオスコネクタ10をメスコネクタ30に接続し、オスコネクタ10の信号入力線24に信号を流すと、入力端子20から第2外部出力端子36を介して外部信号出力線44Aに信号が流れると同時に内部出力端子38を介して内部信号出力線46Aにも信号が流れるようになる。
このように、本発明に係るコネクタは、オスコネクタ側から信号を出力する場合にも使用することができる。
また、本実施の形態では、オスコネクタ10をメスコネクタ30に挿入しない場合は、信号がメスコネクタ側に内部出力されるように構成しているが、オスコネクタ10をメスコネクタ30に挿入しない場合は、メスコネクタ側にも内部出力されないように構成してもよい。
図4は本発明に係るコネクタの第2の実施の形態の構成図である。このコネクタも上述した第1の実施の形態のコネクタと同様に、たとえばテレビ等の機器からヘッドフォン等の機器に音声信号を出力する際に使用され、入力機器側に設けられたオスコネクタ60と出力機器側に設けられたメスコネクタ80とで構成されている。
図5は、オスコネクタ60の斜視図である。同図に示すように、オスコネクタ60は、ケーブル62の先端部に設けられており、オスコネクタ本体64と挿入部66とで構成されている。このケーブル62には、図示しないヘッドフォン等の入力機器が接続されている。
オスコネクタ本体64は、プラスチック等の樹脂材で円柱状に形成されており、このオスコネクタ本体64先端に挿入部66が設けられている。
挿入部66は、円柱状に形成されており、GND端子部68と入力端子部70とで構成されている。
GND端子部68は、挿入部66の基端部に設けられており、ケーブル62から続くGND線72が接続されている。
入力端子部70は、GND端子部68の先端に絶縁部74を介して設けられており、ケーブル62から続く信号入力線76が接続されている。この入力端子部70は、先端がテーパ状に形成されており、また、その先端部近傍には、クビレ部78が形成されている。
メスコネクタ80は、テレビ等の出力機器に設けられており、図1に示すように、差込口(被挿入部)82を備えている。差込口82は、オスコネクタ60の挿入部66の形状に対応して円形状に形成されている。
差込口82の内側には、外部出力端子84、内部出力端子86、接続端子88及びGND端子90が配設されている。
外部出力端子84は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点84Aを備えている。この外部出力端子84は、差込口82の内側上部に接点84Aを下側に向けて配設されており、支持部84Bに片持ち支持されている。
内部出力端子86は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点86Aを備えている。この内部出力端子86は、差込口82の内側下部に接点86Aを上側に向けて配設されており、支持部86Bに片持ち支持されている。
接続端子88は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点88Aを備えている。この接続端子88は、外部出力端子84の下側に接点88Aを上側に向けて配設されており、支持部88Bに片持ち支持されている。また、この接続端子88の接点88Aは、外部出力端子84に接触されており、オスコネクタ60がメスコネクタ80挿入されると、外部出力端子84の撓みにより、接触が解除される。
GND端子90は、導体である金属片で形成されており、その先端部に接点90Aを備えている。このGND端子90は、差込口82の内側下部に接点90Aを上側に向けて配設されており、支持部90Bに片持ち支持されている。
外部出力端子84には、外部信号出力線92が接続されている。一方、内部出力86には、内部信号出力線94が接続されており、この内部信号出力線94には、接続端子88に接続された第2内部信号出力線96が接続されている。この内部信号出力線94は、たとえば、テレビの内蔵スピーカに接続される。
また、GND端子90には、GND線98が接続されており、GND線98はアースに接続されている。
前記のごとく構成された第2の実施の形態のコネクタの作用は次のとおりである。
図4に示すように、オスコネクタ60が抜かれた状態において、メスコネクタ80は、その差込口82の内側に配設された接続端子88の接点88Aが外部出力端子84に接続する。この結果、アンプ100を介して外部信号出力線92に信号を流すと、外部出力端子84から接続端子88に信号が流れ、接続端子88から第2内部信号出力線96を介して内部信号出力線94に信号が流れるようになる。
このように、オスコネクタ60が抜かれた状態では、メスコネクタ80の内部信号出力線94にのみ信号が流れる。
一方、図6(a)に示すように、オスコネクタ60の挿入部66をメスコネクタ80の差込口82に差し込むと、まず、外部出力端子84の接点84Aがオスコネクタ60の挿入部66の先端、すなわち入力端子部70の先端テーパ部に当接する。この状態で更にオスコネクタ60を押し込むと、外部出力端子84が撓み、接点84Aがテーパ部を乗り越えて、入力端子部70の外周に当接する。そして、オスコネクタ60を押し込むと、外部出力端子84の接点84Aが、入力端子部70の外周に形成されたクビレ部78に嵌合し、オスコネクタ60を押し込む力に規制が働く。
この状態がオスコネクタ60をメスコネクタ80に浅挿入した状態であり、この状態において、メスコネクタ80は、その外部出力端子84の接点84Aが、オスコネクタ60の入力端子部70に接続されるとともに、GND端子90の接点90Aが、オスコネクタ60のGND端子部68に接続される。また、外部出力端子84が撓むことにより、接続端子88の接点88Aが外部出力端子84から離れ、接続端子88と外部出力端子84との接続が解除される。
この結果、アンプ100を介して外部信号出力線92に信号を流すと、外部出力端子84から接続端子88には信号が流れなくなり、外部出力端子84からオスコネクタ60の入力端子部70に流れ、入力端子部70から信号入力線76に信号が流れるようになる。
このように、オスコネクタ60をメスコネクタ80に浅挿入すると、オスコネクタ60の信号入力線76にのみ信号が流れる。
このオスコネクタ60をメスコネクタ80に浅挿入した状態からオスコネクタ60を更に押し込むと、メスコネクタ80の外部出力端子84の接点84Aが、クビレ部78を乗り上げ、再びオスコネクタ60の押し込みが可能になる。そして、オスコネクタ60を更に押し込むと、内部出力端子86の接点86Aがオスコネクタ60の入力端子部70の先端テーパ部に当接したのち、そのテーパ部を乗り越えてクビレ部78に嵌合する。このとき、差込口82にオスコネクタ本体64の端面が当接する。
この状態がオスコネクタ60をメスコネクタ80に深挿入した状態であり、この状態において、メスコネクタ80は、その外部出力端子84の接点84Aが、オスコネクタ60の入力端子部70に接続されるとともに、内部出力端子86の接点86Aがオスコネクタ60の入力端子部70に接続され、GND端子90の接点90Aが、オスコネクタ60のGND端子部68に接続される。なお、接続端子88と外部出力端子84との接続は解除されたままである。
この結果、アンプ100を介して外部信号出力線92に信号を流すと、外部出力端子84からオスコネクタ60の入力端子部70に流れるとともに、メスコネクタ80の内部出力端子86に流れ、信号入力線76と内部信号出力線94の双方に信号が流れるようになる。
このように、オスコネクタ60をメスコネクタ80に深挿入すると、オスコネクタ60の信号入力線76とメスコネクタ80の内部信号出力線94の双方に信号が流れる。
以上説明したように、本実施の形態のコネクタによれば、オスコネクタ60を接続しない状態では、内部信号出力線94にのみ信号が出力され、オスコネクタ60をメスコネクタ80に浅挿入すると、オスコネクタ60の信号入力線76にのみ信号が出力される。そして、オスコネクタ60をメスコネクタ80に深挿入すると、オスコネクタ60の信号入力線76とメスコネクタ80の内部信号出力線94の双方に信号が出力される。
この結果、上記第1の実施の形態のコネクタと同様に、たとえば、オスコネクタ60の信号入力線76をヘッドフォンに接続し、メスコネクタ80の内部信号出力線94をテレビの内蔵スピーカに接続して、アンプ100から音声信号を出力すると、オスコネクタ60を接続しない状態ではテレビの内蔵スピーカから音声が出力され、オスコネクタ60を浅挿入すると、ヘッドフォンから音声が出力される。そして、オスコネクタ60を深挿入すると、ヘッドフォンと内蔵スピーカの双方から音声が出力されるようになる。
このように、本実施の形態のコネクタにおいても上記第1の実施の形態のコネクタと同様に、一組のオスコネクタとメスコネクタの組み合わせで3通りの信号出力形式を得ることができる。
なお、本実施の形態では、メスコネクタ側から信号を出力する場合を例に説明したが、上記第1の実施の形態のコネクタと同様にオスコネクタ側から信号を出力する場合にも使用することができる。
また、本実施の形態では、オスコネクタ60をメスコネクタ80に挿入しない場合は、信号がメスコネクタ側に内部出力されるように構成しているが、オスコネクタ60をメスコネクタ80に挿入しない場合は、メスコネクタ側にも内部出力されないように構成してもよい。
また、本実施の形態では、オスコネクタ60のクビレ部78に外部出力端子84の接点84Aを嵌合させることにより、オスコネクタ60をメスコネクタ80に浅挿入し、オスコネクタ60のクビレ部78に内部出力端子86の接点86Aを嵌合させることにより、オスコネクタ60をメスコネクタ80に深挿入しているが、より明確に浅挿入と深挿入とを切り替えるために、たとえば図7に示すように、ガイド機構を設けてもよい。
このガイド機構は、オスコネクタ60の先端部に設けられるガイド用の突起部110とメスコネクタ80の内周部に配設されるガイド筒112とで構成されている。ガイド筒112には、突起部110が嵌合するガイド溝114が形成されており、ガイド溝114は、第1直線ガイド部114Aと、回転ガイド部114Bと、第2直線ガイド部114Cとで構成されている。
第1直線ガイド部114Aは、メスコネクタ80の差込口82からガイド筒112の軸方向に沿って形成されており、終端部で回転ガイド部114Bの一端と連結されている。回転ガイド部114Bは、ガイド筒112の周方向に沿って形成されており、終端部で第2直線ガイド部114Cの一端に連結されている。第2直線ガイド部114Cは、ガイド筒112の軸方向に沿って形成されている。
このように構成されたガイド機構において、オスコネクタ60はメスコネクタ80に挿入する際、その先端部に設けられた突起部110をガイド筒112の第1直線ガイド部114Aに嵌合させて挿入する。このように挿入すると、オスコネクタ60は、所定位置まで挿入したところで、突起部110が第1直線ガイド部114Aの終端に当接し、挿入が止められる。この状態がオスコネクタ60をメスコネクタ80に浅挿入した状態であり、この結果、メスコネクタ80の外部出力端子84の接点84Aが、オスコネクタ60の入力端子部70に接続されるとともに、GND端子90の接点90Aが、オスコネクタ60のGND端子部68に接続される。
オスコネクタ60をメスコネクタ80に深挿入する場合は、まず、オスコネクタ60を周方向に回転させる。この結果、オスコネクタ60の突起部110が回転ガイド部114Bに沿って移動する。突起部110は、所定量移動したところで、回転ガイド部114Bの終端に当接するので、この状態から次にオスコネクタ60を軸に沿って押し込む。オスコネクタ60を軸に沿って押し込むと、突起部110はガイド溝114の第2直線ガイド部114Cに沿って移動する。そして、所定量挿入したところで、オスコネクタ60のオスコネクタ本体64の端面が差込口82に当接する。この状態がオスコネクタ60をメスコネクタ80に深挿入した状態であり、この結果、メスコネクタ80の外部出力端子84の接点84Aが、オスコネクタ60の入力端子部70に接続されるとともに、内部出力端子86の接点86Aがオスコネクタ60の入力端子部70に接続され、GND端子90の接点90Aが、オスコネクタ60のGND端子部68に接続される。
このように、ガイド機構を設けることにより、オスコネクタ60の浅挿入と深挿入とをより明確に切り替えることができる。
本発明に係るコネクタの第1の実施の形態の構成図 第1の実施の形態のオスコネクタの構成を示す斜視図 第1の実施の形態のコネクタの作用の説明図 本発明に係るコネクタの第2の実施の形態の構成図 第2の実施の形態のオスコネクタの構成を示す斜視図 第2の実施の形態のコネクタの作用の説明図 ガイド機構の構成を示す斜視図
符号の説明
10…オスコネクタ、12…ケーブル、14…オスコネクタ本体、16…挿入部、18…GND端子、20…入力端子、22…GND線、24…信号入力線、30…メスコネクタ、32…差込口(被挿入部)、34…第1外部出力端子、34A…接点、36…第2外部出力端子、36A…接点、38…内部出力端子、38A…接点、40…接続端子、40A…接点、42…GND端子、42A…接点、44A…外部信号出力線、44B…第2外部信号信号出力線、46A…内部信号出力線、46B…第2内部信号出力線、50…GND線、52…アンプ、60…オスコネクタ、62…ケーブル、64…オスコネクタ本体、66…挿入部、68…GND端子部、70…入力端子部、72…GND線、74…絶縁部、76…信号入力線、78…クビレ部、80…メスコネクタ、82…差込口(被挿入部)、84…外部出力端子、84A…接点、84B…支持部、86…内部出力端子、86A…接点、86B…支持部、88…接続端子、88A…接点、88B…支持部、90…GND端子、90A…接点、90B…支持部、92…外部信号出力線、94…内部信号出力線、96…第2内部信号出力線、98…GND線、100…アンプ、110…突起部、112…ガイド筒、114…ガイド溝、114A…第1直線ガイド部、114B…回転ガイド部、114C…第2直線ガイド部

Claims (4)

  1. オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入することにより、相互に電気的に接続されるコネクタにおいて、
    前記オスコネクタの挿入部は、表裏2つの面を有するとともに、一方の面にオス端子を備え、
    前記メスコネクタの被挿入部は、前記オスコネクタの挿入部を表裏いずれの方向からも挿入可能に形成されるとともに、その内側に前記オスコネクタが表側で挿入された際に前記オス端子と接触する第1メス端子と、前記オスコネクタが裏側で挿入された際に前記オス端子と接触する第2メス端子及び第3メス端子を備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1メス端子と前記第3メス端子とを電気的に接続する接続端子を備え、該接続端子は、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部に挿入されると、前記第1メス端子と前記第3メス端子との接続を解除し、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部から抜かれると、前記第1メス端子と前記第3メス端子とを接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. オスコネクタの挿入部をメスコネクタの被挿入部に挿入することにより、相互に電気的に接続されるコネクタにおいて、
    前記オスコネクタの挿入部は、先端にオス端子を備え、
    前記メスコネクタの被挿入部は、前記オスコネクタの挿入部の挿入深さを浅挿入と深挿入の2段階に分けて挿入可能に形成されるとともに、その内側に前記オスコネクタが浅挿入された際に前記オス端子と接触する第1メス端子と、前記オスコネクタが深挿入された際に前記第1メス端子とともに前記オス端子と接触する第2メス端子を備えることを特徴とするコネクタ。
  4. 前記第1メス端子と前記第2メス端子とを電気的に接続する接続端子を備え、該接続端子は、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部に挿入されると、前記第1メス端子と前記第2メス端子との接続を解除し、前記オスコネクタの挿入部が前記メスコネクタの被挿入部から抜かれると、前記第1メス端子と前記第2メス端子とを接続することを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
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JP2008259251A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Matsushita Electric Works Ltd 配線システム
JP2014096274A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Nec Infrontia Corp コネクタ

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