JP5059546B2 - プラグ及びジャック - Google Patents

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Description

本発明は、プラグ及びジャックに係り、詳しくはサイズを大きくすることなく電極数を増やすことができるプラグ及びジャックに関するものである。
携帯電話機、MDプレーヤやCDプレーヤなどの携帯機器には、多種多様な製品が開発されて市販されている。これらの機器は、概ね、イヤホンやヘッドホンが使用されて、これらのイヤホンなどは、機器との接続にプラグとジャックとからなるコネクタが使用されている。
近年、この種の機器は、更に多機能化されてきている。例えば、携帯電話機は、本来の通信機能の他に、他の機能、例えば音楽を聴き或いはワンセグにみられるように画像が見られるものも開発・市販されている。このような多機能化に伴い、これらの機器に使用されるプラグとジャックとからなるコネクタは、電極数を多くしたものが開発されている(例えば、下記特許文献1参照)。
図10を参照して、下記特許文献1に記載されたプラグ及びジャックを説明する。なお、図10は、下記特許文献1に記載されたプラグ及びジャックの断面図ある。
プラグPは、先端にチップ電極30と、このチップ電極の後方に音声信号用の第1、第2リング電極31、32と、制御信号用の第3リング電極33とが配列されて、これらの電極がそれぞれ絶縁リング34で分離されている。また、このプラグPは、ハンドル部35のスリーブ35Sの内面に、筒状の制御用第1スリーブ電極36と、第2スリーブ電極37とが設けられている。
一方ジャックJは、絶縁性の樹脂からなるブロック状のボディ38を有し、このボディ38内にプラグ挿入孔Hが形成されて、この挿入孔Hに沿って複数のコンタクトが装着されている。これらの複数のコンタクトは、プラグ先端のチップ電極30に接触して導通状態になる先端接点CTを有するコンタクトユニットCU及び第1、第2リング電極31、32に接触して導通状態になる第1、第2中間接点C1、C2で構成されている。このプラグ挿入孔Hと連なる筒状部38Cの内面にも第3リング電極33に接触する内部制御接点が装着されている。また、この筒状部38Cの外面には、第1、第2スリーブ電極36、37に接触する第1、第2制御接点D1、D2が装着されている。
特開2003−308933号公報(段落〔0016〕〜〔0019〕、図9)
上記特許文献1のプラグとジャックとからなるコネクタによれば、それぞれのプラグ及びジャックに電極を増設することができる。しかしながら、電極を増設するためには、プラグ及びジャックは従来のものと大幅に構造を変更しなければならない構造なっている。すなわち、プラグはハンドル部35にスリーブ35Sを設け、この内面に増設する電極を、一方、ジャックは外面に設けなければならない構造となっている。このため、プラグの外径サイズが大ききなり、また、ジャックは外面に電極が露出したものとなる。そのため、
構造が複雑になり小型化できないなどの課題が潜在している。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、サイズを大きくすることなく電極数を増やすことができる構造が簡単なプラグ及びジャックを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のプラグは、先頭に頭部電極及び後方に胴部電極を有する単頭型のプラグにおいて、前記頭部電極は、先端の頂部電極と頭部リング電極とに分割し、前記頂部電極は、先端の頂部接点と、該頂部接点に連結した所定の外径及び長さを有する良導電性の支軸線と、で形成し、前記頭部リング電極は、前方の頭部リング接点と、該頭部リング接点の後方に連結した前記支軸線が挿通される大きさの内径並びに所定の外径及び長さを有する良導電性の中空管からなる頭部中空管と、で形成し、前記頭部中空管には、複数本の前記胴部電極をそれぞれの外径、内径及び長さを変えて装着し、前記頂部接点及び前記頭部リング接点並びに前記複数本の胴部電極に設けた複数の胴部接点は、同一の外径を有し、前記頂部電極の支軸線を前記頭部リング電極の頭部中空管に挿通して、更に前記頭部中空管に前記複数本の胴部電極を装着して、前記頂部接点及び前記頭部リング接点並びに前記支軸線、前記頭部中空管及び前記複数本の胴部電極の間に絶縁部材を介在して固定し、前記支軸線及び前記頭部リング電極並びに前記胴部電極は、前記支軸線の長さを最も長尺にし、前記支軸線に順次装着される前記頭部リング電極及び前記胴部電極は前記頭部電極に向かって前方の電極の長さを後方の電極の長さより長尺にして、前記支軸線に前記頭部リング電極及び前記胴部電極を装着し、該支軸線、前記頭部リング電極及び前記胴部電極の階段状に露出した後方箇所をリード線の接続部としたことを特徴とする。
請求項に記載のジャックは、上述のプラグが接続されるジャックであって、前記ジャックは、複数本のコンタクト端子と、該複数本のコンタクト端子が装着されるジャックハウジングとを有し、前記ジャックハウジングには、長手方向にプラグ挿通穴を設け、前記プラグ挿通穴の周囲に前記コンタクト端子を装着し、
前記ジャックハウジングは、前記プラグ挿通穴の奥部に前記プラグの頂部電極と接触するコンタクト端子を設けたことを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、先頭の頭部電極が先端の頂部電極と頭部リング電極とに分割されているので、サイズを大きくすることなく電極数を増設することができる。すなわち、従来の単頭型のプラグにおいては、電極を増加させるときにはプラグハウジングなどに電極を設けることで行っていたが、本発明によれば、頭部電極を分割するだけの簡単な構造で、しかもサイズを大きくすることなく電極数を増やすことが可能になる。
また、請求項の発明によれば、頂部電極に連結された支軸線に、頭部リング電極及び胴部電極をそれぞれの外径、内径及び長さを変えて装着することにより、極数の多いプラグを構成できる。
また、請求項の発明によれば、頭部中空管に複数本の胴部電極を絶縁材を介して装着することにより、電極数をさらに多くすることができる。
また、請求項の発明によれば、標準サイズのジャックに適合できるプラグとすることができる。すなわち、外径を例えば2.5mm、3.5mmにすることにより標準サイズのジャックに適合させることができる。
また、請求項の発明によれば、支軸線の長さを最も長尺にして、この支軸線に順次装着される頭部リング電極及び胴部電極は前方の電極の長さを後方の電極の長さより長尺にして、支軸線及び各電極を絶縁材料を介して接続し、支軸線及び各電極の露出した後方箇所をリード線の接続部とすることにより、リード線の接続が容易になるとともに電極間の短絡も防止することができる。
請求項の発明によれば、ハウジングのプラグ挿通穴の奥部にコンタクト端子を設けたことにより、頂部電極を設けたプラグに適合したジャックを簡単に形成できる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのプラグ及びジャックを例示するものであって、本発明をこのプラグ及びジャックに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本発明の一実施形態に係るプラグとジャックとを結合した状態の背面図、図2はプラグの斜視図、図3はプラグ本体を示し、図3Aは斜視図、図3Bは側面図、図3Cは図3BのIIIC方向から見た正面図、図3Dは図3BのIIID方向からみた背面図、図4は図3に示すプラグ本体の分解側面図、図5は図3AのV−V線の断面図、図6はジャックの斜視図、図7は図6のジャックを示し、図7Aは側面図、図7Bは背面図、図7Cは上面図、図7Dは正面図、図7Eは後面図、図7Fは図7Bとは異なる角度からみた背面斜視図、図8は図6のジャックの一部を分離させて示す分解斜視図、図9はジャックの拡大背面斜視図である。
初めに、本発明の一実施形態に係るプラグ1及びジャック10の概要について簡単に説明する。
先ず、プラグ1は円柱状のプラグ本体2を有しており、このプラグ本体2は、先頭に頭部電極3を有するとともに、この頭部電極3の後方に複数個の胴部電極4を有する単頭型に形成されている。この頭部電極3は先端頂部に位置する頂部電極3Aとその後方に位置する頭部リング電極3Bとに分割されており、これらの電極3A、3B間に絶縁部材8が介在されて固定された構成を有している(図3B参照)。
一方、ジャック10は、プラグ1が挿入されるプラグ挿入穴13Aを有し、このプラグ挿入穴13Aの奥部にプラグ1の頂部電極3Aが接触される第1コンタクト端子14が配設され、プラグ挿入穴13Aの周囲に頭部リング電極3B及び複数個の胴部電極4が接触される複数本のコンタクト端子15、16、20、21が配設された構成を有している。
そして、プラグ1をジャック10のプラグ挿入穴13Aに挿入すると、プラグ1の頂部電極3Aが第1コンタクト端子14に接触し、また、頭部リング電極3B及び各胴部電極5〜7の胴部リング接点5A〜7Aはそれぞれ第2〜第5コンタクト端子15、16、20、21に接触して電気的接続がなされる。以下、これらのプラグ1及びジャック10の構成について詳しく述べる。
以下、図2〜図5を参照してプラグ1の具体的な構成を説明する。
プラグ1は、図2に示すように、プラグ本体2と、このプラグ本体2の後端部を覆うグリップ部材9と、から構成されている。このうち、プラグ本体2は、図2〜図4に示すように、先頭に良導電性の金属材からなる頭部電極3と、この頭部電極3の後方に設けられた良導電性の金属材からなる複数個の胴部電極4と、を有している。
頂部電極3Aと頭部リング電極3Bとに分割され間に絶縁部材8を介在して固定された頭部電極3のうち、頂部電極3Aは、先頭端部に形成された長さL11の頂部接点3Aと、この頂部接点3Aに連結された所定の長さL12及び外径dを有する支軸線3Aとで構成された全長Lの棒状体から構成されている。なお、このような構成からなる頂部電極3Aは良導電性の金属材で一体形成されてなる。頂部接点3Aは、先頭端部3A11が略砲弾状に形成されている。このように砲弾状にすることにより、ジャック10のプラグ挿通穴13Aへの挿入が容易になる。また、この頂部接点3Aの後端には小径の突起部3A12が形成されており、この突起部3A12に支軸線3Aが連結されている。
頭部リング電極3Bは、先頭端部に形成された長さL21の頭部リング接点3Bと、この頭部リング接点3Bに連結し内部に中空穴が設けられた所定の長さL22、外径d及び内径φを有する頭部中空管3Bと、から構成されている。なお、このような構成からなる頭部リング電極3Bは全長Lの良導電性の金属管で一体形成されている。頭部リング接点3Bは、その内部に頂部電極3Aの突起部3A12が挿入される大きさの窪みが設けられた長さL21を有する筒状体で形成されており、この窪みは頭部中空管3Bの中空穴に連通している。支軸線3Aの外径dと頭部中空管3Bの中空穴の内径φとの関係は、dとなっている。また、支軸線3Aの長さL12と頭部リング電極3Bの長さLとの関係は、L12>Lとなっている。
複数個の胴部電極4は、頭部電極3の後方に順次タンデムに連結される第1〜第3胴部電極5〜7で構成されている。このうち、第1胴部電極5は、先頭端部に形成された長さL31の第1胴部リング接点5Aと、この第1胴部リング接点5Aに連結された所定の長さL32、外径d及び内径φを有する第1胴部中空管5Bと、から構成されている。なお、このような構成からなる第1胴部電極5は全長Lの良導電性の金属管で一体形成されている。
また、第2胴部電極6は、先頭端部に形成された長さL41の第2胴部リング接点6Aと、この第2胴部リング接点6Aに連結された所定の長さL42、外径d及び内径φを有する第2胴部中空管6Bと、から構成されている。なお、このような構成からなる第2胴部電極6は全長Lの良導電性の金属管で一体形成されている。
さらに、第3胴部電極7は、先頭端部に形成された長さL51、外径dの第3胴部リング接点7Aと、この第3胴部リング接点7Aに連結したフランジ7Bと、このフランジ7Bに連結した後端部7Cとから構成されている。また、この第3胴部電極7は内部に内径φの中空穴が形成された全長Lの中空管からなり、これらは良導電性の金属材で一体形成されている。フランジ7Bはリング状をなし、その外周囲に細溝7が形成されている。このようにフランジ7Bに細溝7を設けることにより、グリップ部材9をモールド成型するときにモールド材との接触面積が増大して堅固な固定が行えるようになる。
上述の支軸線3A、頭部中空管3B並びに胴部電極4の外径及び内径の関係は、d<φ、d<φ、d<φ、d<φ、L12>L>L>L>Lに設定されている。また、頂部接点3A、頭部リング接点3B及び第1〜第3胴部リング接点5A〜7Aの外径は、いずれも同径になっている。
次に、図2〜図5を参照して、プラグ1の製造方法を説明する。
先ず、頭部電極3Aの支軸線3Aに頭部リング電極3Bを装着する。次いで、頭部リング電極3Bが装着された頭部電極3Aに、第1、第2及び第3胴部電極5、6、7をこの順番で装着する。この装着は、頭部電極3の支軸線3Aを頭部リング電極3Bの中空穴に挿入し、この頭部リング電極3Bの頭部中空管3Bを第1胴部電極5の中空穴に挿入し、以後同様の方法で小径の中空管を大径の中空穴に順に挿入して装着する。その後、頂部電極3Aの支軸線3Aに装着した頭部リング電極3B及び第1〜第3胴部電極5〜7は、頭部リング接点3B及び第1〜第3胴部電極5〜7の第1〜第3胴部リング接点5A〜7Aをそれぞれ所定の隙間gを空けて配設すると共に、頭部リング電極3B及び第1〜第3胴部電極5〜7を支軸線3Aを軸芯にして同軸状に配設して、支軸線3Aと頭部リング電極3Bの頭部中空管3Bの間、頭部リング電極3Bの頭部中空管3Bと第1胴部電極5の第1胴部中空管5Bの間、第1胴部電極5の第1胴部中空管5Bと第2胴部電極6の第2胴部中空管6Bの間、及び、第2胴部電極6の第2胴部中空管6Bと第3胴部電極7の中空穴との間に隙間gができるように配設する。
この状態でこれらの隙間g、gに絶縁材料8を注入してこの絶縁材料8を硬化させ、頭部リング電極3B及び第1〜第3胴部電極5〜7を支軸線3Aを軸芯にして同軸状に固定する。この固定により、支軸線3A、頭部リング電極3B及び第1〜第3胴部電極5〜7の長さが、L12>L>L>L>Lとなっているので、第3胴部電極7の後方に、支軸線3A、頭部リング電極3B及び第1、第2胴部電極5、6のそれぞれの後端部3a、3b、5b、6bが露出される。そして、これらの露出した後端部及び第3胴部電極7の後端部7Cには、リード線(図示省略)が接続される。また、第3胴部電極7の後端部7Cには固定部材9Aを装着する。その後、このプラグ本体2の第3胴部電極7のフランジ7Bより後方の部分を金型(図示省略)に挿入して、この金型にモールド材を注入・固定し、グリップ部材9を形成する。
以上の構成を備えるプラグ1によると、頭部電極3は頂部電極3Aと頭部リング電極3Bとに分割されているので、サイズを大きくすることなく電極数を増やすことができる。すなわち、従来技術で電極数を増加させる場合にはプラグハウジングなどに電極を設けていたが、この実施形態のプラグによれば、頭部電極を分割するだけの簡単な構造で、しかもサイズを大きくすることなく電極数を増やすことが可能になる。
次に、図6〜図9を参照して、ジャック10の構成を説明する。
ジャック10は、図6及び図7に示すように、細長の直方体からなるジャックハウジング11と、このジャックハウジング11の側壁面に装着されるシールドカバー22と、を有している。
ジャックハウジング11は、前後壁11a、11b、左右壁11c、11d及び上下壁11e、11fを有する長方体のブロック状体からなり、電気絶縁性の合成樹脂成型体で形成されている。また、前壁11aには、中心部にプラグ1の差込穴が設けられて、その周囲に前面カバー12が装着される溝が形成されている。前面カバー12は、その前面に設けられたキャップカバー12Aと、このキャップカバー12Aの一側端に繋がれた板状の後方カバー12B(図9参照)とからなり、電気絶縁性の合成樹脂成型体で形成されている。キャップカバー12Aは化粧カバーを形成しており、中心部にプラグ1の差込穴12が形成されている。また、後方カバー12Bはジャックハウジング11の下壁11fの一部を覆うと共に、プラグ1の挿入ガイドの働きをするものである。そして、この前面カバー12は、キャップカバー12Aがジャックハウジング11の前壁11aの装着溝に嵌合結合される。キャップカバー12Aの差込穴12は、ジャックハウジング11の前壁11aの差込穴を通して後述するジャックハウジング11内部の空間13に連通している。
ジャックハウジング11の下壁11fはその大部分が刳り抜かれており、内部に空間13が形成されている。この空間13の略中央部に位置する箇所がプラグ1が挿入される挿入空間13Aとなっている。この挿入空間13Aは、キャップカバー12Aの差込穴12に連通したプラグ挿入穴となっている。この空間13の内周壁面には複数個の取付け溝11〜11が形成されている。これらの取付け溝11〜11のうち、1つの取付け溝11は、後壁11bに形成された細溝からなる。この取付け溝11には、プラグ1の頂部接点3Aと接触される第1コンタクト端子14が装着される。この第1コンタクト端子14は、頂部接点3Aと接触する接点14aと、外部端子14cと、弾性が付与されているとともに接点14aと外部端子14cとの間を繋ぐ連結部11bとからなり、良導電性の金属板片で形成されている。この第1コンタクト端子14は、連結部14bに取付け片が設けられ、この取付け片が取付け溝11に圧入されることで固定される。
他の取付け溝11〜11は、プラグ挿入穴13Aの挿入路に沿って、左右側壁11c、11dに形成されている。詳しくは、一方の側壁11dには3本の取付け溝11、11、11が所定間隔をおいて形成されている。これらの取付け溝11〜11は、比較的長い細溝からなり、これらの溝が間に隔壁を挟んで略並行に形成されている。また、これらの取付け溝のうち2本の取付け溝11、11には、スイッチ端子17、18が装着される。各スイッチ端子17、18は、弾性片に繋がれた接点17a、18aと、外部端子17c、18cと、これらの間を繋ぐ連結部17b、18bとからなり、良導電性の金属片で形成されている。そして、これらのスイッチ端子17、18の連結部17b、18bが取付け片となっており、これらの取付け片が各取付け溝11、11に圧入されて固定される。さらに、スイッチ端子17、18の先端部の各接点17a、18aは、互いに非接触状態に保持されており、プラグ1が挿入されたときに両接点が接触して、プラグ1がジャック10に差込まれたことが検知される。
残りの取付け溝11にはロックピン部材19が装着される。このロックピン部材19は、弾性片に繋がれた接触部19aと固定部19bとからなり、金属片で形成されている。このロックピン部材19は固定部19bが取付け溝11に圧入されて固定される。そして、このロックピン部材19は、プラグ1がジャック10に完全に差込まれたときに、接触部19aが頭部中空管3Bに接触してプラグ1を保持する働きをする。
他方の側壁11cには、2本の取付け溝11、11が形成されている。一方の取付け溝11には、プラグ1の頭部中空管3Bと接触される第2コンタクト端子15が装着される。この第2コンタクト端子15は、プラグ1の頭部中空管3Bに接触する接点15aと、外部端子15cと、これらの間を繋ぐ連結部15bとからなり、良導電性の金属片で形成されている。この第2コンタクト端子15は、連結部15bが取付け片を構成しており、この取付け片が取付け溝11に圧入されて固定される。他方の取付け溝11には、プラグ1の第1胴部リング接点5Aと接触される第3コンタクト端子16が装着される。この第3コンタクト端子16は、第1胴部リング接点5Aに接触する接点16aと、外部端子16cと、これらの間を繋ぐ連結部16bとからなり、良導電性の金属片で形成されている。この第3コンタクト端子16は、連結部16bが取付け片を構成しており、この取付け片が取付け溝11に圧入されて固定される。
上述した複数個の取付け溝11〜11は、空間13の内周壁面に形成されているが、左右側壁11c、11dの前壁11a近傍にも第4、第5コンタクト端子20、21の取付け溝11、11が形成されている(図8参照)。このうち、一方の取付け溝11には、プラグ1の第2胴部接点6Aと接触される第4コンタクト端子20が装着される。この第4コンタクト端子20は、プラグ1の第2胴部接点6Aに接触する接点20aと、外部端子20cと、これらの間を繋ぐ連結部20bとからなり、良導電性の金属片で形成されている。この第4コンタクト端子20は、連結部20bに取付け片が設けられて、この取付け片が取付け溝11に圧入されて固定される。他方の取付け溝11には、プラグ1の第3胴部接点7Aと接触される第5コンタクト端子21が装着される。この第5コンタクト端子21は、プラグ1の第3胴部接点7Aに接触する接点21aと、外部端子21cと、これらの間を繋ぐ連結部21bとからなり、良導電性の金属片で形成されている。この第5コンタクト端子21は、連結部21bが取付け片を構成しており、この取付け片が取付け溝11に圧入されて固定される。
左右側壁11c、11dの外壁面には、それぞれ係止突起11c'、11d'が形成されている。また、上壁11eの後壁12b側には、後述するシールドカバー22が取付けられる凹みが形成されている。シールドカバー22は、ジャックハウジング11の上壁11eの一部を覆う大きさの天井板22aと、この天井板22aの両側端から下方へ垂下してジャックハウジング11の側壁11b、11cを覆う側板22b、22cとからなり、金属板で形成されている。天井板22aの後方端には突出片22a'が形成されている。また、両側板22b、22cには係合穴22、22が形成されると共に、その端部にはこの両側板22b、22cに対して垂直な方向へ延在する取付け端部22b'、22c'が形成されている。このシールドカバー22は、ジャックハウジング11の上壁11eの凹み及び左右側壁11c、11dを覆い、両側壁11c、11dの各係合穴22、22が係止突起11c'、11d'に係合されて固定される。
上述の構成を有するプラグ1をジャック10のプラグ挿入穴13Aに挿入すると、プラグ1の頂部電極3Aが第1コンタクト端子14に接触し、第1〜第3胴部電極5〜7はそれぞれ第3〜第5コンタクト端子16、20、21に接触して電気的接続がなされる。
この実施形態のジャック10によると、プラグ挿入穴13Aの奥部、すなわち、後壁11b近傍にプラグ1の頂部電極3Aと接触される第1コンタクト端子14を配設したので、プラグ1に適合できるジャック10を簡単に形成できる。すなわち、後壁11bは、従来技術のジャックのハウジングにもある周知の構造であるので、この後壁を利用して第1コンタクト端子を取付けることができ、ジャックハウジングを特別な形状にすることなく第1コンタクト端子を取付けできる。
図1は本発明の一実施形態に係るプラグとジャックとを結合した状態の背面図である。 図2はプラグの斜視図である。 図3はプラグ本体を示し、図3Aは斜視図、図3Bは側面図、図3Cは図3BのIIIC方向から見た正面図、図3Dは図3BのIIID方向からみた背面図である。 図4は図3に示すプラグ本体の分解側面図である。 図5は図3AのV−V線の断面図である。 図6はジャックの斜視図である。 図7は図6のジャックを示し、図7Aは側面図、図7Bは背面図、図7Cは上面図、図7Dは正面図、図7Eは後面図、図7Fは図7Bとは異なる角度からみた背面斜視図である。 図8は図6のジャックの一部を分離させて示す分解斜視図である。 図9はジャックの拡大背面斜視図である。 図10は従来技術のプラグ及びジャックの断面図である。
符号の説明
1 プラグ
2 プラグ本体
3 頭部電極
3A 頂部電極
3A 頂部接点
3A 支軸線
3B 頭部リング電極
3B 頭部リング接点
3B 頭部中空管
4 胴部電極
5 第1胴部電極
5A 第1胴部リング接点
5B 第1胴部中空管
6 第2胴部電極
6A 第2胴部リング接点
6B 第2胴部中空管
7 第3胴部電極
7A 第3胴部リング接点
10 ジャック
11 ジャックハウジング
12 前面カバー
13A プラグ挿入穴(挿入空間)
14 第1コンタクト端子
15 第2コンタクト端子
16 第3コンタクト端子
17、18 スイッチ端子
19 ロックピン部材
20 第4コンタクト端子
21 第5コンタクト端子

Claims (2)

  1. 先頭に頭部電極及び後方に胴部電極を有する単頭型のプラグにおいて、
    前記頭部電極は、先端の頂部電極と頭部リング電極とに分割し、
    前記頂部電極は、先端の頂部接点と、該頂部接点に連結した所定の外径及び長さを有する良導電性の支軸線と、で形成し、
    前記頭部リング電極は、前方の頭部リング接点と、該頭部リング接点の後方に連結した前記支軸線が挿通される大きさの内径並びに所定の外径及び長さを有する良導電性の中空管からなる頭部中空管と、で形成し、
    前記頭部中空管には、複数本の前記胴部電極をそれぞれの外径、内径及び長さを変えて装着し、
    前記頂部接点及び前記頭部リング接点並びに前記複数本の胴部電極に設けた複数の胴部接点は、同一の外径を有し、
    前記頂部電極の支軸線を前記頭部リング電極の頭部中空管に挿通して、更に前記頭部中空管に前記複数本の胴部電極を装着して、前記頂部接点及び前記頭部リング接点並びに前記支軸線、前記頭部中空管及び前記複数本の胴部電極の間に絶縁部材を介在して固定し、
    前記支軸線及び前記頭部リング電極並びに前記胴部電極は、前記支軸線の長さを最も長尺にし、前記支軸線に順次装着される前記頭部リング電極及び前記胴部電極は前記頭部電極に向かって前方の電極の長さを後方の電極の長さより長尺にして、前記支軸線に前記頭部リング電極及び前記胴部電極を装着し、該支軸線、前記頭部リング電極及び前記胴部電極の階段状に露出した後方箇所をリード線の接続部としたことを特徴とするプラグ。
  2. 請求項1に記載のプラグが接続されるジャックであって、前記ジャックは、複数本のコンタクト端子と、該複数本のコンタクト端子が装着されるジャックハウジングとを有し、前記ジャックハウジングには、長手方向にプラグ挿通穴を設け、前記プラグ挿通穴の周囲に前記コンタクト端子を装着し、
    前記ジャックハウジングは、前記プラグ挿通穴の奥部に前記プラグの頂部電極と接触するコンタクト端子を設けたことを特徴とするジャック。
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