JP2005276075A - プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体 - Google Patents

プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005276075A
JP2005276075A JP2004091899A JP2004091899A JP2005276075A JP 2005276075 A JP2005276075 A JP 2005276075A JP 2004091899 A JP2004091899 A JP 2004091899A JP 2004091899 A JP2004091899 A JP 2004091899A JP 2005276075 A JP2005276075 A JP 2005276075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
plant
backup
plant data
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004091899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4393241B2 (ja
Inventor
Satoru Mishima
悟 三島
Masanori Hirotomo
雅典 弘友
Hiroshi Chiyonobu
宏 千代延
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2004091899A priority Critical patent/JP4393241B2/ja
Publication of JP2005276075A publication Critical patent/JP2005276075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4393241B2 publication Critical patent/JP4393241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 使い勝手がよく、プラントデータを長期間利用することが可能なプラントデータバックアップ技術を提供する。
【解決手段】 プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記記憶部に保存されたプラントデータをバックアップするバックアップサーバとを接続すると共に、バックアップサーバにデータを保存する主記憶手段とリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを設ける。プラントデータ管理サーバにて、バックアップ時期に、記憶部に保存されているプラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータをバックアップサーバへ送出し、この送出したデータの格納領域を新規なプラントデータのために利用可能とする。また、バックアップサーバにて、プラントデータ管理サーバから送出されたプラントデータの少なくとも一部を補助記憶手段にそのまま保存すると共に、間引いて主記憶手段に保存する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、火力発電プラントなどのようにプラント計算機から送出されるプラントの運用履歴に依存するプラントデータを長期間利用するために適したプラントデータバックアップ技術に関する。
火力発電プラント等のプラントにあっては、プラントの運用管理を行うためにプラント状態を把握する必要があり、プラント計算機で収集、演算されたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを例えば1分周期でプラントデータ管理サーバに取り込んでいる。このため、プラントデータ管理サーバの記憶部には、膨大なプラントデータが保存されることになるので、記憶部の容量を十分に設定した場合でも、早期に限界に達する不都合がある。
このため、従来にあっては、プラントデータ管理サーバの記憶部に格納されたプラントデータを磁気テープにバックアップしたり、特許文献1などを利用して、バックアップサーバを接続し、バックアップを実行してプラントデータ管理サーバ内のプラントデータを
バックアップサーバに移すこと等が考えられている。
特許第2938860号特許公報
しかしながら、プラントデータの全てを磁気テープにバックアップする場合には、過去のプラントデータを調べる場合に非常に手間がかかり、使い勝手が悪い等の不都合がある。また、バックアップサーバを利用する場合においてもプラントデータ管理サーバからプラントデータを単にデータを移すだけであるので、十分な保存期間を確保できない不都合がある。
そこで、この発明は、上述のような事情に鑑みてさなれたものであり、使い勝手がよく、プラントデータを長期間利用することが可能なプラントデータバックアップシステム及びバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明に係るプラントデータバックアップシステムは、プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記プラントデータ管理サーバに接続され、前記記憶部に保存された前記プラントデータをバックアップするバックアップサーバとを有して構成されるものであり、前記プラントデータ管理サーバは、前記プラントデータのバックアップ時期か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記バックアップ時期であると判定された場合に、前記記憶部に保存されている前記プラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出して前記バックアップサーバへ送出するデータ送出手段とを有し、前記バックアップサーバは、データを保存する主記憶手段と、リムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを備え、前記データ送出手段により送出された前記プラントデータの少なくとも一部を前記補助記憶手段にそのまま保存するフルデータバックアップ手段と、前記少なくとも一部のプラントデータを間引いて前記主記憶手段に保存する間欠データバックアップ手段とを有し、前記プラントデータ管理サーバは、前記データ送出手段によるプラントデータの送出後に前記バックアップサーバへ送出したプラントデータの格納領域を前記プラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とする手段をさらに有することを特徴としている(請求項1)。
ここで、プラントデータは、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データやこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データ等をいう。また、バックアップ時期は、定期的な時期であっても不定期な時期であってもよく、定期的なバックアップ時期としては、例えば、毎月所定日の所定時刻などをいう。さらに、プラントデータの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータとは、例えば、プラントデータを、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとで構成する場合には、アナログ履歴データであれば、2年を経過しようとする1ヶ月分のプラントデータを、計算機データであれば5年を経過しようとする1ヶ月分のプラントデータ等をいう。また、リムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶装置としては、例えば、DVDなどが該当する。
さらに、プラントデータを、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとにより構成する場合には、前記フルデータバックアップ手段および前記間欠データバックアップ手段をアナログ履歴データに対して実行し、バックアップサーバは、前記データ送出手段によって送出された前記計算機データを主記憶手段にそのまま保存する手段をさらに有するように構成してもよい(請求項2)。
また、上記課題を達成するために、本発明に係るプラントデータバックアップ方法は、プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記記憶部に保存された前記プラントデータをバックアップするバックアップサーバとを接続すると共に、前記バックアップサーバにデータを保存する主記憶手段とリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを備えて構成されたネットワークシステムを利用する方法であり、前記プラントデータ管理サーバにて、前記プラントデータのバックアップ時期か否かを判定する工程と、前記プラントデータのバックアップ時期であると判定された場合に、前記記憶部に保存されている前記プラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出して前記バックアップサーバへ送出する工程と、プラントデータの送出後に前記バックアップサーバへ送出したデータの格納領域を前記プラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とする工程とを含み、前記バックアップサーバにて、前記プラントデータ管理サーバから送出された前記プラントデータの少なくとも一部を前記補助記憶手段にそのまま保存すると共に、前記少なくとも一部のプラントデータを間引いて前記主記憶手段に保存するバックアップ工程を含むことを特徴としている(請求項3)。
ここで、プラントデータが、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとから構成される場合には、前記バックアップ工程は、前記アナログデータに対して行われ、前記計算機データに対しては、前記バックアップサーバにて、前記主記憶装置にそのまま保存させる工程を前記バックアップ工程の前後のいずれかに付加して行うようにしてもよい(請求項4)。
さらに、上記課題を達成するために、本発明に係るコンピュータ読み取り可能なバックアップ制御プログラムは、プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記プラントデータ管理サーバに接続され、前記記憶部に保存された前記プラントデータをバックアップするバックアップサーバとを有し、前記バックアップサーバにデータを保存する主記憶手段とリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを設けて構成されたシステムを利用してプラントデータをバックアップするためのものであり、前記プラントデータ管理サーバに、前記プラントデータのバックアップ時期か否かを判定させる機能と、前記プラントデータのバックアップ時期であると判定された場合に、前記記憶部に保存されている前記プラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出して前記バックアップサーバへ送出させる機能と、プラントデータの送出後に前記バックアップサーバへ送出したデータの格納領域を前記プラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とする機能とを実現させ、前記バックアップサーバに、前記プラントデータ管理サーバから送出された前記プラントデータの少なくとも一部を前記補助記憶手段にそのまま保存させる共に、前記少なくとも一部のプラントデータを間引いて前記主記憶手段に保存させるバックアップ機能を実現させるものであることを特徴としている(請求項5)。
ここで、プラントデータが、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとから構成される場合には、前記バックアップ制御プログラムは、アナログ履歴データに対して前記バックアップ機能を実現させ、計算機データに対して、前記バックアップサーバに、プラントデータ管理サーバから送出されたデータを主記憶装置にそのまま保存させる機能をさらに実現させてもよい(請求項6)。
尚、上述したプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよいし(請求項7)、有線または無線による通信手段を介して配信されてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、バックアップ時期に、プラントデータ管理サーバにおいては、記憶部に保存されているプラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出してバックアップサーバへ送出し、バックアップサーバへ送出したデータの格納領域をプラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とし、また、バックアップサーバにおいては、プラントデータ管理サーバから送出されたプラントデータの少なくとも一部を、補助記憶手段にそのまま保存すると共に間引いて主記憶手段に保存するようにしたので、プラントデータ管理サーバで保存しきれない期間は、バックアップサーバに保存された間引いたプラントデータを利用することでプラントのおよその運転履歴を迅速に把握することが可能となり、仔細なデータを必要とする場合にのみ、リムーバブルな記憶メディアに記憶されたプラントデータを参照することが可能になるので、長期間のプラントデータを使い勝手よく利用することが可能となる。
また、プラントデータを、プラントの運用履歴に依存するアナログデータとこのアナログデータに基づいて演算された計算機データとに分け、アナログデータに対しては、間引いて主記憶装置に保存すると共に間引かずに補助記憶装置に保存し、計算機データに対しては、プラントデータ管理サーバからバックアップサーバへ出力されたものをそのまま主記憶装置に保存するようにすれば、データの種類に応じて保存形式を異ならせてそれぞれのデータを長期間利用することが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、ボイラ、タービン、発電機から構成される火力発電プラント(BTGプラント)のプラントデータを管理するプラントデータ管理システムに本発明に係るプラントデータバックアップシステム及び方法を適用した構成例を示す。
プラントデータ管理システムは、プラントデータ管理サーバ2、制御室端末3、バックアップサーバ4などがネットワーク1を介して接続され、また、発電所ユニットネットワーク6に接続されたユニット計算機7a,7bや、発電所ユニットネットワーク6にゲートウェイプロセッサ(GWP)8を介して接続された屋外設備用計算機9a,9bがゲートウエイサーバ5を介してネットワーク1に接続されている。
ここで、上述した各サーバ2,4や制御室端末3は、それぞれ、CPU,ROM,RAM、外部記憶装置等を有する情報処理装置であり、これらサーバや端末に対する各種ソフトウエアは、記憶媒体から読み込まれるなどしてメモリに保持され、CPUにより実行される。また、ユニット計算機7a,7bや屋外設備用計算機9a,9bなどのプラント計算機は、発電所の発電設備に関する運転実績データ、即ちプラントの運用履歴に依存するプラントデータを収集・演算しており、これらプラントデータをゲートウエイサーバ5を介してプラントデータ管理サーバ2へ送出するようにしている。ここで、プラント計算機(ユニット計算機7a,7b、屋外設備用計算機9a,9b)から送出されるプラントデータは、各プラント計算機で収集されたプラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データやこのアナログデータに基づいて演算された平均値、最大値、最小値などの計算機データを含んでいる。
ゲートウエイサーバ5は、各プラント計算機(ユニット計算機7a,7b、屋外設備用計算機9a,9b)から送出されたプラントデータ(アナログ履歴データ、計算機データ)を受信・選別すると共に一時的に保存し、アナログ履歴データと計算機データとを例えば1分周期でプラントデータ管理サーバ2へ送出するようにしている。
プラントデータ管理サーバ2は、プラントデータを収集して一定期間保存するようにしているもので、図2に示されるように、バックアップサーバ4や、制御室端末3、ゲートウエイサーバ5などとの間の通信を制御する入出力部2aと、ゲートウエイサーバ5から入出力部2aを介して取り込まれたプラントデータを格納するデータ記憶部2bと、メモリに与えられた所定の制御プログラムにしたがってプラントデータの入出力制御や管理などを行う制御部2cとを有している。
ここで、制御部2cは、バックアップ時期か否かを判定するバックアップ時期判定手段2c1と、バックアップ時期にバックアップの対象となるプラントデータをデータ記憶部2bに格納されたプラントデータから抽出するバックアップデータ送出手段2c2とを備えており、ゲートウエイサーバ5から送られるプラントデータを取り込んでデータ記憶部2bに格納すると共に、データ記憶部2bに格納されたプラントデータの中からバックアップするプラントデータを抽出して入出力部2aを介してバックアップサーバ4へ送出するようにしている。尚、データ記憶部2bは、アナログ履歴データを約2年分、計算機データを約5年分格納することができる容量を有している。
バックアップサーバ4は、プラントデータ管理サーバ2から送出されたプラントデータを長期間保存するもので、プラントデータ管理サーバ2や制御室端末3などとの間の通信を制御する入出力部4aと、プラントデータ管理サーバから出力されたバックアップ対象データを入出力部4aを介して取り込み、一時的に保存するデータ記憶部4bと、メモリに与えられた所定の制御プログラムにしたがってプラントデータの入出力制御や管理などを行う制御部4cとを有している。
ここで、制御部4cは、データ記憶部4bに一時的に記憶されたバックアップ対象データを所定の周期(例えば20分周期)に間引いてデータ記憶部4bの別の領域に記憶させる間欠データバックアップ処理手段4c1と、データ記憶部に一時的に記憶されたバックアップ対象データを間引かずにDVDなどのリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶装置10に移動させるフルデータバックアップ処理手段4c2と、補助記憶装置10を介してリムーバブルな記憶メディアに格納されたプラントデータをデータ記憶部にリストアするリストア手段4c3とを備えており、バックアップ時期にプラントデータ管理サーバ2で抽出されたバックアップ対象データをデータ記憶部4dと補助記憶装置10とに記憶させるようにしている。
尚、データ記憶部4dは、間引いたアナログ履歴データを約30年分、計算機データを約30年分、それぞれ格納することができ得る容量を有している。また、DVDなどのリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶装置10は、アナログ履歴データを間引かずに約2ヶ月分格納することができ得る容量を有している。また、プラントデータ管理サーバ2のデータ記憶部に格納されたプラントデータや、バックアップサーバ4のデータ記憶部に格納されたプラントデータ、及び、補助記憶装置10にセットされたリムーバブルな記憶メディアに記録されているプラントデータは、制御室端末3などの専用端末で見ることができるようになっている。
以上のデータ処理のプロセスは、例えば、プラントデータ管理サーバやバックアップサーバで読み取ることが可能なバックアップ制御プログラムをCD−R等の記憶媒体を介して供給することにより、或いは、ネットワークを介して各サーバに配信することによってインストールし、このインストールされた制御プログラムを実行させることで行われるもので、以下において、プラントデータ管理サーバ2やバックアップサーバ4で行われるデータ処理例を図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、プラントデータ管理サーバ2において、プラント計算機側から1分周期のアナログ履歴データと計算機データが入力された否かを判定し(S01P)、入力されたと判定された場合には、これらデータをデータ収集日時と関連づけてデータ記憶部に格納する(S02P)。
その後、バックアップ時期か否かが判定され(S03P)、バックアップ時期でないと判定された場合には、以下述べるバックアップ処理を行わず、上述した処理ルーチンを所定の間隔で繰返し行う。バックアップ時期は、例えば、毎月第1土曜日の午後12時に設定されており、したがって、この時期がくるまで、プラントデータ管理サーバ2のデータ記憶部2bには、アナログ履歴データと計算機データとが1分周期で蓄積されることになる。
S03でバックアップ時期であると判定された場合には、データ記憶部2bに記憶されたプラントデータの一部がバックアップサーバ4にバックアップされる。
具体的には、データ記憶部2bに記憶されたアナログ履歴データのうち、2年前の1ヶ月分のアナログ履歴データ(1年11ヶ月以前の1ヶ月分のデータ)をバックアップサーバ4へ送信し(S04P)、このバックアップの対象となるアナログ履歴データ(バックアップ対象アナログ履歴データ)を格納するテーブルを新規アナログ履歴データの読み込み用に再構成し(S05P)、データ記憶部2bに記憶された計算機データのうち、5年前の1ヶ月分のアナログ履歴データ(4年11ヶ月以前の1ヶ月分のデータ)をバックアップサーバ4へ送信し(S06P)、このバックアップの対象となる1ヶ月分の計算機データ(バックアップ対象計算機データ)をデータ記憶部2bから削除する(S07P)。
このようなプラントデータ管理サーバ2での処理を受けて、バックアップサーバ4では、2年前の1ヶ月分のアナログ履歴データが入力されたか否かが判定され(S01B)、入力されたと判定された場合には、2年前の1ヶ月分のアナログ履歴データをデータ記憶部4bにバックアップする(S02B)。
そして、バックアップした1ヶ月分のアナログ履歴データを一時的にリストアし(S03B)、このバックアップされた1ヶ月分のアナログ履歴データを20分周期で間引いてデータ記憶部4bの別のテーブルに格納する(S04B)。また、一時的にリストアされたアナログ履歴データを間引かずにそのまま補助記憶装置10であるDVDに移動させる(S05B)。
その後、バックアップサーバ4では、5年前の1ヶ月分の計算機データが入力されたか否かが判定され(S06B)、入力されたと判定された場合には、5年前の1ヶ月分のアナログ履歴データをデータ記憶部4bにバックアップする(S07B)。
このようにして、プラントデータ管理サーバに格納されたプラントデータのデータ総容量がプラントデータ管理サーバのメモリ容量の限界に近くなると、最も古い1ヶ月分のプラントデータがバックアップサーバ4に移され、アナログ履歴データにあっては間引いた状態でデータ記憶部4bに保存されると共にDVDに間引かずに保存されるので、直近2年分のデータはプラントデータ管理サーバ2のデータ記憶部2bにアクセスすることによって得ることができ、2年を経過した分においても、バックアップサーバのデータ管理部にアクセスすることで間引いたプラントデータを得ることが可能となる。そして、間引いたプラントデータでは不十分である場合には、対応する期間のフルデータを収録したDVDメディアを補助記憶装置10にセットし、制御室端末3などから希望する時期のプラントデータを取得することが可能となる。
よって、プラントデータ管理サーバ2によっては十分に遡った期間のプラントデータを利用することができなかったが、さらに30年間に亘ってプラントデータを利用することが可能となる。また、2年以前のプラントデータにあっても、間引いたプラントデータによってプラントのおよその履歴を迅速に把握することが可能となり、仔細なデータを必要とする場合にのみ、リムーバブルな記憶メディアに記憶されたプラントデータを参照することができるので、使い勝手のいいバックアップシステムを構築することが可能となる。
尚、上述の構成においては、間引く周期を例えば20分周期としたが、ゲートウエイサーバから送出されるプラントデータの周期(1分)よりも長い周期であればよい。また、上述の構成においては、リムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶装置としてDVDを利用した例を示したが、リムーバブルな記憶メディアを有する他の装置で代替させてもよい。
図1は、本発明に係るプラントデータバックアップシステムを利用した火力発電プラントの例を示すブロック図である。 プラントデータ管理サーバとバックアップサーバとの構成例を示すブロック図である。 図3は、プラントデータ管理サーバとバックアップサーバとによるプラントデータの処理例を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 プラントデータ管理サーバ
4 バックアップサーバ
7a,7b ユニット計算機
9a,9b 屋外設備用計算機
10 補助記憶装置

Claims (7)

  1. プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記プラントデータ管理サーバに接続され、前記記憶部に保存された前記プラントデータをバックアップするバックアップサーバとを有して構成されるプラントデータバックアップシステムにおいて、
    前記プラントデータ管理サーバは、前記プラントデータのバックアップ時期か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記バックアップ時期であると判定された場合に、前記記憶部に保存されている前記プラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出して前記バックアップサーバへ送出するデータ送出手段とを有し、
    前記バックアップサーバは、データを保存する主記憶手段と、リムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを備え、前記データ送出手段により送出された前記プラントデータの少なくとも一部を前記補助記憶手段にそのまま保存するフルデータバックアップ手段と、前記少なくとも一部のプラントデータを間引いて前記主記憶手段に保存する間欠データバックアップ手段とを有し、
    前記プラントデータ管理サーバは、前記データ送出手段によるプラントデータの送出後に前記バックアップサーバへ送出したプラントデータの格納領域を前記プラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とする手段をさらに有することを特徴とするプラントデータバックアップシステム。
  2. 前記プラントデータは、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとからなり、
    前記フルデータバックアップ手段および前記間欠データバックアップ手段は前記アナログ履歴データに対して実行され、
    前記バックアップサーバは、前記データ送出手段によって送出された前記計算機データを前記主記憶手段にそのまま保存する手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のプラントデータバックアップシステム。
  3. プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記記憶部に保存された前記プラントデータをバックアップするバックアップサーバとを接続すると共に、前記バックアップサーバにデータを保存する主記憶手段とリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを備えて構成されたネットワークシステムを利用するプラントデータバックアップ方法において、
    前記プラントデータ管理サーバにて、前記プラントデータのバックアップ時期か否かを判定する工程と、前記プラントデータのバックアップ時期であると判定された場合に、前記記憶部に保存されている前記プラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出して前記バックアップサーバへ送出する工程と、プラントデータの送出後に前記バックアップサーバへ送出したデータの格納領域を前記プラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とする工程とを含み、
    前記バックアップサーバにて、前記プラントデータ管理サーバから送出された前記プラントデータの少なくとも一部を前記補助記憶手段にそのまま保存すると共に、前記少なくとも一部のプラントデータを間引いて前記主記憶手段に保存するバックアップ工程を含むことを特徴とするプラントデータバックアップ方法。
  4. 前記プラントデータは、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとからなり、
    前記バックアップ工程は、前記アナログデータに対して行われ、前記計算機データに対しては、前記バックアップサーバにて、前記主記憶装置にそのまま保存させる工程が前記バックアップ工程の前後のいずれかに付加される
    ことを特徴とする請求項3記載のプラントデータバックアップ方法。
  5. プラント計算機から送られたプラントの運用履歴に依存するプラントデータを周期的に取り込んで記憶部に保存するプラントデータ管理サーバと、前記プラントデータ管理サーバに接続され、前記記憶部に保存された前記プラントデータをバックアップするバックアップサーバとを有し、前記バックアップサーバにデータを保存する主記憶手段とリムーバブルな記憶メディアを有する補助記憶手段とを設けて構成されたシステムを利用してプラントデータをバックアップするためのコンピュータ読み取り可能なバックアップ制御プログラムにおいて、
    前記プラントデータ管理サーバに、前記プラントデータのバックアップ時期か否かを判定させる機能と、前記プラントデータのバックアップ時期であると判定された場合に、前記記憶部に保存されている前記プラントデータのうち、データの種類に応じて設定された過去の所定期間のプラントデータを抽出して前記バックアップサーバへ送出させる機能と、プラントデータの送出後に前記バックアップサーバへ送出したデータの格納領域を前記プラント計算機から取り込む新規なプラントデータのために利用可能とする機能とを実現させ、
    前記バックアップサーバに、前記プラントデータ管理サーバから送出された前記プラントデータの少なくとも一部を前記補助記憶手段にそのまま保存させる共に、前記少なくとも一部のプラントデータを間引いて前記主記憶手段に保存させるバックアップ機能を実現させるためのバックアップ制御プログラム。
  6. 前記プラントデータは、プラントの運用履歴に依存するアナログ履歴データとこのアナログ履歴データに基づいて演算された計算機データとからなり、
    前記アナログ履歴データに対して前記バックアップ機能を実現させ、
    前記計算機データに対して、前記バックアップサーバに、前記プラントデータ管理サーバから送出されたものを前記主記憶装置にそのまま保存させる機能をさらに実現させることを特徴とする請求項5記載のバックアップ制御プログラム。
  7. 前記請求項5又は6に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2004091899A 2004-03-26 2004-03-26 プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体 Expired - Fee Related JP4393241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091899A JP4393241B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091899A JP4393241B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005276075A true JP2005276075A (ja) 2005-10-06
JP4393241B2 JP4393241B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=35175654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004091899A Expired - Fee Related JP4393241B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4393241B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200524A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Adc Technology Kk 記録装置、データ管理システム
JP2016091292A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 三菱電機株式会社 プラント監視制御装置
JP2020201682A (ja) * 2019-06-09 2020-12-17 株式会社エネサイバー コンピュータ保有データ取出し装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200524A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Adc Technology Kk 記録装置、データ管理システム
JP2016091292A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 三菱電機株式会社 プラント監視制御装置
JP2020201682A (ja) * 2019-06-09 2020-12-17 株式会社エネサイバー コンピュータ保有データ取出し装置
JP7089146B2 (ja) 2019-06-09 2022-06-22 株式会社エネサイバー コンピュータ保有データ取出し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4393241B2 (ja) 2010-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008005154A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
CN110750497A (zh) 一种数据调度系统
JP6788235B1 (ja) 情報管理システム、情報管理方法
CN103778024A (zh) 服务器系统及其讯息处理方法
CN113196251A (zh) 储存管理装置、方法及程序
JP4393241B2 (ja) プラントデータバックアップシステム及びプラントデータバックアップ方法、並びにバックアップ制御プログラム及びこれを記憶した記憶媒体
JPWO2010018637A1 (ja) 業務フロー分散処理システム及び方法
JP2000259239A (ja) ロギング装置、ロギングシステム及びロギングレポート
JP2004062276A (ja) 機器情報収集配信装置、方法、プログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体
JP6012869B2 (ja) 情報管理システム、情報管理装置、情報管理方法、及びプログラム
TW201227268A (en) Data backup system and data backup and retrival method
JP2011028516A (ja) プラント運転データ管理装置、管理方法及び管理プログラム
JP2010039620A (ja) 作業管理システム
JP7046423B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2005190107A (ja) トレンドグラフ表示方法および装置
JP2007172043A (ja) プリント注文システム
JP3754692B2 (ja) 通信網管理装置及びジャーナルデータ管理方法
WO2022264279A1 (ja) プログラム、ラベリング支援装置及びラベリング支援方法
CN117827535A (zh) 基于TiCDC与BR的TiDB数据库的PITR方法、装置、设备及存储介质
JP2518390B2 (ja) システム性能監視方式
JP6526541B2 (ja) 映像情報管理装置、映像情報管理システム、映像情報管理方法、及びプログラム
JP2020141227A (ja) データ収集装置、データ収集システム、データ収集方法、及びデータ収集プログラム
JP2024074000A (ja) 障害解析システム及び障害解析方法
CN113055843A (zh) 一种安防通信方法及装置
CN114764932A (zh) 生物体防伪识别方法、装置、设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4393241

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees