JP2005275955A - 流動化債権管理システム及び流動化債権管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
一連の流動化事務を迅速かつ高い精度で完結させること。
【解決手段】
本発明にかかる流動化債権管理システム1は、銘柄申請処理プログラム152と、流動化実行プログラム153と、債権回収処理プログラム154を備えている。流動化実行プログラム153は、各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部163に格納し、この債権情報に基づいて、残高集中率を算出する。そして、予め上限情報が格納されたマスタ情報記憶部161より上限情報を読み出し、残高集中率が当該上限情報を超過しているか否かを判定する。さらに、残高集中率が上限情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を統括会社及び/又は特定目的会社の端末4、5に対して送信する。同様にして、残高が枠情報を超過するか否かについても判定するようにしてもよい。
【選択図】 図1
一連の流動化事務を迅速かつ高い精度で完結させること。
【解決手段】
本発明にかかる流動化債権管理システム1は、銘柄申請処理プログラム152と、流動化実行プログラム153と、債権回収処理プログラム154を備えている。流動化実行プログラム153は、各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部163に格納し、この債権情報に基づいて、残高集中率を算出する。そして、予め上限情報が格納されたマスタ情報記憶部161より上限情報を読み出し、残高集中率が当該上限情報を超過しているか否かを判定する。さらに、残高集中率が上限情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を統括会社及び/又は特定目的会社の端末4、5に対して送信する。同様にして、残高が枠情報を超過するか否かについても判定するようにしてもよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、グループ会社の債権を一括して流動化することを可能とする流動化債権管理システム及び流動化債権管理方法に関する。
単一の会社が有する債権の流動化は主に人の手作業により行われている。具体的には以下の一連の作業が発生する。
まず、流動化を希望する企業は、対象とする債権と債権譲渡日等の諸条件を流動化を行う特定目的会社(以下、単に「SPC」とする)と予め取り決める。次に、譲渡日までに流動化実行依頼をする一方で対象債権の債権譲渡登記を行う。その後、SPCからは、流動化に関わって発生するコストの通知があるので、債権譲渡代り金を受領する一方で、賦課されたコストをSPCに対して支払う。債権期日には、回収状況をSPCに対して報告するとともに資金を送付する。以上の一連の取引に関する情報は、取引関係者が各々管理するとともに、取引の都度、関係者は連絡を取り合い、必要な情報を電話、ファクシミリ、電子メール等の様々な通信手段を用いて通知し合うが、これはいずれも事務負担を強いるものである。仮に統括会社がグループ会社の債権の流動化の取りまとめを行おうとすると、複数の会社の事務を代わって行うとともに、取りまとめ事務も行うため、事務処理が複雑になるとともに、多大な事務負担を負うことになる。
他方、債権を流動化するためのシステムが提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。かかる特許文献1、特許文献2では、債務者銘柄によって、アセット集中型・プール型等のプログラム管理を行い、残高枠・集中率により流動化実行のチェックを行うものではない。
特開2003‐242360公報
特開2003‐316958号公報
近年、企業グループにおいて、効率的な資金管理のために、財務活動をグループのファイナンスカンパニー等が一元管理することが一般的に行われている。
そのような状況下、グループ会社が有する債権をファイナンスカンパニー等が一括して流動化するニーズは存在するものの、これまでの流動化のやり方では、事務処理が極めて複雑になり、事務負担も増えるためなかなか対応できていない状況にある。
本発明は、一連の流動化事務を迅速かつ高い精度で完結させることを目的とする。
本発明にかかる流動化債権管理システムは、複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理手段と、流動化実行処理手段と、債権回収処理手段を備えた流動化債権管理システムであって、前記銘柄申請処理手段は、各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納する手段と、前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信する手段と、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信する手段と、受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正する手段とを備え、前記流動化実行処理手段は、前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納する手段と、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高集中率を算出する手段と、予め上限情報が格納されたマスタ情報記憶部より上限情報を読み出し、前記残高集中率が当該上限情報を超過しているか否かを判定する手段と、前記残高集中率が前記上限情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信する手段とを備え、前記債権回収処理手段は、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信する手段を備えたものである。
本発明にかかる他の流動化債権管理システムは、複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理手段と、流動化実行処理手段と、債権回収処理手段を備えた流動化債権管理システムであって、前記銘柄申請処理手段は、各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納する手段と、前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信する手段と、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信する手段と、受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正する手段とを備え、前記流動化実行処理手段は、前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納する手段と、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高を算出する手段と、予め枠情報が格納されたマスタ情報記憶部より枠情報を読み出し、前記残高が当該枠情報を超過しているか否かを判定する手段と、前記残高が前記枠情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信する手段とを備え、前記債権回収処理手段は、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信する手段を備えたものである。
前記流動化実行処理手段は、さらに、債権の組換え処理を実行する組換え処理手段を備えることが好ましい。
好適な実施の形態における銘柄申請処理手段は、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から各銘柄に対する流動化債権の種別情報を取得し、当該種別情報と銘柄情報を関連付けて前記銘柄情報記憶部に格納する手段をさらに備え、前記種別情報による特定される流動化債権の種別には、アセット集中型とプール型を含まれる。
前記流動化実行処理手段は、さらに、債権の組換え処理を実行する組換え処理手段を備え、当該組換え処理手段は、前記銘柄情報記憶部に格納された種別情報に応じて、異なる組換え処理を実行することが望ましい。
また、前記銘柄申請処理手段は、新規銘柄情報の取得に応じて当該銘柄を識別する管理コードと、当該銘柄に関するデータのステータスを示す枝番情報を生成し、当該銘柄に関するデータに関連付けられて前記銘柄情報記憶部に格納することが好ましい。
また、前記流動化実行処理手段は、流動化する債権を識別するキー情報を生成し、当該債権に関するデータに関連付けて前記債権情報記憶部に格納することが望ましい。
本発明にかかる流動化債権管理方法は、複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理ステップと、流動化実行処理ステップと、債権回収処理ステップを備えた流動化債権管理方法であって、前記銘柄申請処理ステップは、各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納するステップと、前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信するステップと、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信するステップと、受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正するステップとを備え、前記流動化実行処理ステップは、前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納するステップと、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高集中率を算出するステップと、予め上限情報が格納されたマスタ情報記憶部より上限情報を読み出し、前記残高集中率が当該上限情報を超過しているか否かを判定するステップと、前記残高集中率が前記上限情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信するステップとを備え、前記債権回収処理ステップは、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信するステップを備えたものである。
また、本発明にかかる他の流動化債権管理方法は、複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理ステップと、流動化実行処理ステップと、債権回収処理ステップを備えた流動化債権管理方法であって、前記銘柄申請処理ステップは、各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納するステップと、前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信するステップと、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信するステップと、受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正するステップとを備え、前記流動化実行処理ステップは、前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納するステップと、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高を算出するステップと、予め枠情報が格納されたマスタ情報記憶部より枠情報を読み出し、前記残高が当該枠情報を超過しているか否かを判定するステップと、前記残高が前記枠情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信するステップとを備え、前記債権回収処理ステップは、前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信するステップを備えたものである。
本発明によれば、一連の流動化事務を迅速かつ高い精度で完結させることができる。
本発明においては、グループ会社による債務者銘柄申請、債権流動化実行、回収に係る一連の事務を流動化債権管理システムによって行っている。この流動化債権管理システムの対象となる債権は、売掛債権、工事請負代金等の金銭債権や手形債権等が含まれる。以下の説明では、債権として売掛債権を例に説明する。本発明にかかる流動化債権管理システムの具体的な構成について説明する前に債権の流動化のスキームについて簡単に説明しておく。
図7は、アセット優先アセット集中型債権流動化を示すスキーム図である。アセット集中型債権は、デフォルトのリスクが低い銘柄で構成され、100%資金化の対象となる。このスキームを実現する上で、グループ会社100は、統括会社200、SPC300との間で債権譲渡契約を締結する。グループ会社100は、統括会社200の仲介を経て、SPC300に売掛債権を譲渡する。債権回収はグループ会社が責任を持って行い、そのサービサーとしての表明・保証違反のリスクは統括会社200が連帯保証を行なう。売掛債権の譲渡に関する対価は、グループ会社100とSPC300との間で直接やりとりするか、統括会社200の仲介を経て行なう。SPC300は、資金調達のため、CP市場に対して、アセットバックCP(ABCP)を発行してその代り金を受領したり、当該売掛債権を担保に金融機関から融資を受けたりする。ABCP発行にあたって銀行400は、SPC300にバックアップラインを提供する。債権期日にグループ会社100は、債権回収を行い、直接もしくは統括会社200を経て、回収金をSPC300に支払う。デフォルト債権が発生した場合は、SPC300は回収金のうち当該分の資金をグループ会社100に直接もしくは統括会社200を経て、返還する。デフォルト債権が発生した場合は、グループ会社100はその額を回収予定金額から差し引いてSPC300に返還してもよい。
プール型債権は、上述のアセット優先アセット集中型債権に比較すればデフォルトのリスクが高い銘柄で構成され、銘柄の構成により、流動化可能な金額(優先額)と流動化できない金額(劣後額)とに分かれる。流動化依頼にあたって債権の集中率が予め定められた上限を超える場合や債権の残高が予め定められた枠を超える場合、統括会社は一部銘柄の流動化申請棄却か組替えを行なう。
図8は、プール型債権流動化を示すスキーム図である。このスキームを実現する上で、グループ会社100は、統括会社200、SPC300との間で債権譲渡契約を締結する。グループ会社100は、統括会社200の仲介を経て、SPC300に売掛債権を譲渡する。債権回収はグループ会社が責任を持って行い、そのサービサーとしての表明・保証違反のリスクは統括会社200が連帯保証を行なう。売掛債権の譲渡に関する対価は、グループ会社100とSPC300との間で直接やりとりするか、統括会社200の仲介を経て行なう。統括会社200は、プール債権合計金額に対し例えば20%の部分補償を行なう。SPC300は、資金調達のため、CP市場に対して、アセットバックCP(ABCP)を発行してその代り金を受領したり、当該売掛債権を担保に金融機関から融資を受けたりする。ABCP発行にあたって銀行400は、SPC300にバックアップラインを提供する。債権期日にグループ会社100は、債権回収を行い、直接もしくは統括会社200を経て、回収金をSPC300に支払う。デフォルト債権が発生した場合は、SPC300は回収金のうち当該分の資金をグループ会社100に直接もしくは統括会社200を経て、返還する。デフォルト債権が発生した場合は、グループ会社100はその額を回収予定金額から差し引いてSPC300に返還してもよい。
プール優先アセット集中型債権は、デフォルトのリスクではアセット優先アセット集中型債権とプール型債権の中間にあたる銘柄で構成され、基本的にはプール型だが、流動化申請にあたってはアセット集中型への振替も可能である。
図1を用いて、本発明にかかる流動化債権管理システムの構成について説明する。当該流動化債権管理システムは、基本的に、キャッシュマネージメントシステムサーバ(以下、単にCMSサーバ)1に、流動化債権管理のためのソフトウェアプログラムをアドオンすることによって実現される。尚、流動化債権管理システムは、CMSサーバ1にアドオンされずに、独立したシステムとして構築することも可能である。当該CMSサーバ1は、いわゆるコンピュータにより構成され、CPU(中央制御装置・制御手段)、ROM、RAM等のメモリ、ハードディスク等のハードウェア構成を有するとともに、OS(Operation System)プログラム及びアプリケーションプログラムをハードディスク上に格納している。そして、適宜、これらのプログラムをRAM上に展開した上で、CPUにより所定の処理を実行する。
CMSサーバ1は、バスを介してアクセスサーバ2、ファイアウォールサーバ(以下、FWサーバ)3に接続されている。アクセスサーバ2は、CMSサーバ1と各端末間の通信上のアクセスを実現するためのコンピュータである。この例にかかるアクセスサーバ2は、ウェブサーバとして機能する。ウェブサーバは、いわゆるウェブエンジンを備え、HTML(Hyper Text Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language)形式のウェブデータを生成し、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やHTTPS(Hyper Text Transfer Protocol over SSL)により端末に対して送信する機能を有する。FWサーバ3は、インターネットなどの外部のネットワーク9とイントラネット8等の内部ネットワークを接続するときに、この2つのネットワークの間に配置して、信頼性の低い外部ネットワークからの社内ネットワークへのアクセスや、それとは逆の社内ネットワークからの外部ネットワークへのアクセスを制御するものである。
CMSサーバ1に対しては、イントラネット8を介して統括会社の端末5、A社の端末6、B社の端末7が接続されている。
統括会社は、企業グループの財務活動を一元管理するグループファイナンス会社である。この流動化債権管理システム1においても、各グループ会社の売掛債権を集中的に流動化する上で中心的な役割を有する。A社及びB社は、企業グループの一員となる親会社や子会社である。
また、CMSサーバ1は、アクセスサーバ2及びFWサーバ3、さらにはインターネットなどの外部ネットワーク9を介してSPCの端末4と接続されている。SPCの端末4は、SPCにおいて操作される端末である。
これらの端末(クライアント)は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等であり、CPU、ROM、RAM、キーボード、マウス等の入出力手段、ディスプレイ等を備えている。各端末には、ブラウザプログラムやメールプログラムがハードディスク等の記憶手段に格納されており、流動化債権管理システム1より送信されたウェブデータを受信し、ディスプレイに表示させることができ、また電子メールを作成し送受信できる。
続いて、図2を用いて、本発明の実施の形態にかかる流動化債権管理システムのハードウェア構成例を説明する。上述のように、流動化債権管理システム1は、例えばCMSサーバ1上にサブシステムとして構成される。
流動化債権管理システム1は、バス17を介して相互に接続された通信処理回路11、入出力装置12、CPU13、RAM14、プログラム記憶部15、データ記憶部16を備えている。プログラム記憶部15、データ記憶部16は、例えば大容量のハードディスクやメモリ上に各プログラム、データが格納されることにより構成される。
プログラム記憶部15には、メインプログラム151、銘柄申請処理プログラム152、流動化実行プログラム153、債権回収処理プログラム154等の各種ソフトウェアプログラムが格納されている。
データ記憶部16は、マスタ情報記憶部161、銘柄情報記憶部162、債権情報記憶部163、集計情報記憶部164を備えている。
メインプログラム151には、OSプログラム等の基本的な処理を行うプログラムが含まれる。銘柄申請処理プログラム152は、銘柄の申請に関する処理を実行するプログラムである。流動化実行プログラム153は、債権の流動化を実行するプログラムである。債権回収処理プログラム154は、債権の回収処理を実行するプログラムである。
マスタ情報記憶部161には、一連の取引に必要な、グループ会社情報、統括会社情報、SPC情報、流動化プログラムに関する情報、期日管理に関する情報、売掛債権流動化設定情報、銘柄申請変換定義情報等の各種情報が格納されている。これらの情報は、予め設定登録することが可能であり、その後のメンテナンスも可能である。この発明の実施の形態にかかるマスタ情報記憶部161には、売掛債権流動化設定マスタ、銘柄申請変換マスタ、売掛債権変換マスタ、確定銘柄マスタ、確定銘柄履歴マスタ、企業別確定銘柄マスタ、取引先マスタ、流動化用マスタ、流動化用企業マスタ、流動化用統括会社マスタ、SPC設定マスタが含まれる。
銘柄情報記憶部162には、債務者に関する情報が銘柄情報として格納される。当該銘柄情報には、債務者の住所、会社名、代表者名、グループ会社管理の取引先コード、郵便番号、コメント情報等が含まれる。また、銘柄情報には、データ処理フラグが付されている。データ処理フラグは、新規銘柄か補正銘柄か、修正の要否、不明補正か否か、抹消データか否か、変更データか否かを示す。さらに、銘柄情報に対しては、企業コード、管理コード、管理コード枝番、ファイルキーコードが含まれる。これらの企業コード及び管理コードによって銘柄が一意に管理される。また、銘柄情報においては、銘柄毎に債権の種別(例えば、アセット集中型、プール型等)が関連付けられている。なお、銘柄情報記憶部162では、銘柄申請ファイルと銘柄申請明細ファイルの2つにデータを分けて管理するようにしてもよい。
債権情報記憶部163には、債権情報が格納される。債権情報には、債権の金額、期日、債権発生日、債権コード(請求書番号等)、備考情報、債権者(グループ会社)の企業コード等が含まれる。
集計情報記憶部164には、債権情報等を集計することにより得られた集計情報が格納される。集計情報記憶部164にはシミュレーション管理ファイルが含まれる。
続いて、図3を用いて、本発明にかかる流動化債権管理システムにおける処理フローについて説明する。図に示されるように、銘柄申請フェーズ(S1)、流動化実行フェーズ(S2)、債権回収フェーズ(S3)の3段階のフェーズがある。以下、それぞれのフェーズについて、具体的に説明する。
図4に銘柄申請フェーズ(S1)の処理フローを示す。まず、グループ会社の端末6、7(以下、グループ会社の端末を代表して、グループ会社の端末6が処理するものとする)が新規銘柄申請を行なったものとする(S101)。新規銘柄申請とは、債権者であるグループ会社が債務者を特定するデータ(例えば、住所、会社名、取引先コード等)を流動化債権管理システム1に登録することをいう。具体的には、グループ会社の端末6は、システムにログイン後、申請データの作成のためのウェブページをシステム1から取得して、当該ウェブページ上で所定の情報を入力する。入力された情報は、イントラネット8等を介してシステム1に対して送信される。
流動化債権管理システム1は、新規銘柄登録処理を行う(S102)。具体的には、システム1は、まず、グループ会社の端末6から送信された申請データを受信し、銘柄申請処理プログラム152に基づいて、新規銘柄の銘柄情報(以下、新規銘柄情報)として銘柄情報記憶部162に格納する。システム1は、さらに、銘柄申請処理プログラム152に基づいて、申請データ毎に管理コードを自動採番する。ここで、管理コードは、申請したデータと回答のデータをマッチングするために用いられる便宜上の識別情報である。
尚、新規銘柄の申請は、グループ会社を代行して、統括会社が行なうこともできる。この場合には、統括会社の端末5においてグループ会社より取得した取引先データ等に基づき申請データを作成する。そして、作成した申請データを統括会社の端末5からシステム1へ送信する。システム1は、グループ会社からの申請と同様にして、新規銘柄の登録処理を実行する。
次に、システム1は、銘柄申請処理プログラム152に基づいて、銘柄情報記憶部162に格納された新規銘柄情報に対し、グループ会社毎にあらかじめシステム内のマスタに設定された企業コードを付すことによりSPC向けデータを自動作成する(S103)。そして、システム1は、当該SPC向けデータをSPCの端末4に対して送信する。
SPCの端末4は、新規銘柄情報を修正することができる(S104)。具体的には、SPCの端末4は、システム1に対して新規銘柄情報のダウンロードを要求する。システム1は、銘柄申請処理プログラム152に基づいて、銘柄情報記憶部162に格納された新規銘柄情報をSPCの端末4に対して送信する。このように、システム1は新規銘柄情報を全てダウンロードするようにしたので、SPCの端末4では、ダウンロードした新規銘柄情報からなるデータをローカルなシステムに組み込むことが可能となる。また、SPCの端末4においてデータの追加を容易に実行できる。SPCの担当者は、SPCの端末4のディスプレイに表示された新規銘柄情報を適宜修正する。新規銘柄情報の修正情報(銘柄補正データ)は、SPCの端末4からシステム1に送信される。修正情報は、修正後の新規銘柄情報全ての場合もあり、また修正部分のみの場合もある。システム1では、新規銘柄情報の修正情報に基づいて銘柄情報記憶部162に格納された銘柄情報を修正する。
さらに、SPCの端末4においては、格付・債務者銘柄毎の名寄せを行なう。名寄せ処理により、SPCの端末4において、ユニークコードの付与を行なう。ここで、ユニークコードは、銘柄コードであり、債務者銘柄に対してSPCが付番するコードである。具体的には、SPCにおける担当者が当該SPCの端末4のディスプレイに表示された銘柄と対応付けてこのユニークコードを付番する。そして、ユニークコードは、SPCの端末4からシステム1に送信され、システム1の銘柄情報記憶部162に銘柄と関連付けられて格納される。このとき、ユニークコードと同時にSPCの端末4からシステム1に対して送信される情報には、銘柄情報が申請受理、不明、修正、申請棄却、銘柄抹消のいずれかを特定するフラグ情報、コメント情報、アセット優先アセット集中型・プール優先アセット集中型・プール型のいずれかを特定するプログラムフラグ情報、枠金額情報(アセット集中型、プール型、プール優先アセット集中型)、集中率(プール型とプール優先アセット集中型のみ)が含まれる。これらの情報もシステム1の銘柄情報記憶部162に格納される。なお、新規・修正要否・抹消・変更はデータ処理フラグにより管理される。
また、統括会社においても同様に銘柄情報を修正することができる(S106)。統括会社による銘柄情報の修正に応じて、システム1においても銘柄情報の修正が行なわれる(S107)。具体的には、SPCにより修正又は不明と回答された銘柄補正データに対し、「変更なし」、「SPC修正採用」、「変更」、「取下」のいずれかの再申請を行なう。同様にしてグループ会社では必要に応じて修正作業を行う。統括会社及びグループ会社による修正処理は、統括会社による修正処理と同様であり、詳細な説明は省略する。尚、グループ会社が銘柄補正をした場合には、さらにSPCの端末4に銘柄申請データファイルと銘柄補正データファイルをダウンロードして、申請内容に対する回答(申請受理、修正、不明、申請棄却)を行い、回答データをアップロードすることができる。次にSPCの端末4からシステム1に対して確定処理を実行すると(S108)、システム1において確定処理が実行される(S109)。尚、債権銘柄が確定した後も同様の修正処理を行うことができる。
なお、銘柄申請データの作成状況・承認状況の照会もSPCの端末4、統括会社の端末5、グループ会社の端末6等より行なうことができる。また、統括会社で債務者申請についてグループ会社の銘柄申請登録、登録データの修正・変更登録の代行実施も行なうことができる。
続いて、図5を用いて、流動化実行フェーズについて説明する。まず、グループ会社の端末6は、システム1に対して売掛債権データの登録を実行する(S201)。具体的には、グループ会社の端末6では、システム1より銘柄一覧情報を取得し、画面に表示させた状態において、ファイル変換取込又は手入力方式により売掛債権データを入力する。入力された売掛債権データには、売掛債権の金額、期日、債権発生日、債権コード(例えば請求書番号)、備考情報が含まれる。
システム1では、グループ会社の端末6から送信された売掛債権データを取得し、流動化実行プログラム153に基づいて債権情報記憶部163に格納する(S203)。
次にグループ会社の端末6は、承認処理を実行する(S203)。システム1は、グループ会社の端末6による承認処理要求に応じて、流動化実行プログラム153に基づいて、承認処理を実行する(S204)。具体的には、グループ会社の端末6による承認処理要求に応じて、システム1は、承認状況情報及び売掛債権データを債権情報記憶部163から読み出し、グループ会社の端末6に対して送信する。グループ会社の端末6は、当該承認状況情報及び売掛債権データを受信して画面に表示する。そして、グループ会社の担当者は、当該画面上で承認又は承認取消入力を行なう。この承認・承認取消の入力情報を、システム1が受信し、債権情報記憶部163上の債権情報に関連付けて格納する。
さらに、承認が入力された場合には、債権残高枠超過のチェック処理を実行する。具体的には、システム1においてマスタ情報記憶部161に格納されたプール枠情報、アセット枠情報、企業総枠情報、企業別銘柄枠情報の各金額と、債権情報記憶部163に格納された債権情報における対象債権のデータが超過していないかを、流動化実行プログラム153により、判定する。そして、判定結果に応じて、グループ会社の端末6の画面上にメッセージを表示させる。例えば、対象債権予定残高のアセット分が、企業別銘柄枠を超過している場合には、「企業の企業別銘柄枠を超過しています。」とのメッセージを表示させる。
次に、統括会社の端末5によって、締め処理が要求されたものとする(S205)。この締め処理を実行する処理日等は、システム1のデータ記憶部16のマスタ情報記憶部161に格納するようにしてもよい。システム1は、当該締め処理要求に応じて締め処理を実行する(S206)。具体的には、締め処理は、システム1の流動化実行プログラム153によって実行され、グループ全体の債権明細を集計し、銘柄別集中率や残高を計算し、その集計及び計算結果を集計情報記憶部164に格納する。
さらに締め処理について詳細に説明する。集計処理によって得られた残高集中率に関しては、マスタ情報記憶部161に格納された情報、ここでは、グループ全体では各アセット銘柄の買取極度額、各プール銘柄の集中率上限、全アセット債権の買取極度額、全プール債権の買取極度額、全債権の買取極度額、グループ会社別では、各アセット銘柄の買取極度額、全アセット債権の買取極度額、全プール債権の買取極度額、全債権の買取極度額の9ポイントと比較され、チェックされる。比較処理の結果は集計情報記憶部164に格納される。
流動化実行プログラム153により、集計情報記憶部164に格納された上記9ポイントに関する比較処理結果を示す情報に基いて、直近の譲渡日におけるグループ全体およびグループ会社別の限度超過状況を算出する。算出結果は、一時記憶手段に格納される。また、集計情報記憶部に格納された、グループ会社別の流動化予定明細とグループ全体流動化予定明細合計も、一時記憶手段に格納されたグループ全体およびグループ会社別の限度超過状況とともに読み出され、「買取候補債権補正−補正一覧」画面データに組み込まれる。かかる画面データは、統括会社の端末5やSPCの端末4に送信され、画面に表示される。
SPCの担当者や統括会社の担当者が「買取候補債権補正−補正一覧」画面上で補正したいポイントのいずれかを選択すると、補正画面に遷移する。即ち、システム1は、補正画面データを各端末4、5に送信し、当該各端末4、5は補正画面データを表示する。ここで、補正処理とは、アセット型やプール型については棄却額を入力して流動化対象債権から除外することで、限度超過の状況を解消することを指す。プール優先アセット集中型についてはアセット型もしくはプール型への振替額を入力して流動化債権の型の変更を行うか、もしくは棄却額を入力して流動化対象債権から除外することで、限度超過の状況を解消することを指す。
また、SPCの担当者や統括会社の担当者が補正画面上の「金額」もしくは「明細」リンクを選択することで「金額単位」もしくは「明細単位」での補正処理が可能となる。金額単位の補正処理では、企業単位・銘柄単位で売掛債権データを表示し、流動化予定債権金額を補正する。この際、対象明細全体に対して補正をすると同時に、自動按分計算により明細単位の補正金額も算出して補正する。自動按分計算では、全体のアセット型金額とプール型金額と棄却額の金額比と明細単位のアセット型金額とプール型金額と棄却額の金額比を等しく維持するように按分し、四捨五入により端数が発生した場合は一定のロジックで自動選択された明細に片寄せする。例えば、アセット型金額が100、プール型金額が200のときに、60棄却すると、アセット型金額は80、プール型金額は160となる。明細単位の補正では、企業単位・銘柄単位で、売掛債権データを債権明細単位まで表示し、明細ごとに、流動化予定債権金額を補正する。
また、補正は、銘柄別補正処理とグループ会社別補正処理を行うことができる。銘柄別補正処理を行う場合には、例えば、総額データ一覧、アセット総額データ一覧、プール総額データ一覧より金額を補正することにより全銘柄データ金額補正を行うことができる。このとき、今回登録された全債権のうち、各プログラムに属する全銘柄(全債権銘柄)の合計額を補正する。そして、債権金額に応じて一括按分する。銘柄データの一覧を表示したとき、金額及び明細の補正を行うことができる。例えば、前者の銘柄別データ金額を補正する。具体的には、該当銘柄で全債権の合計額を補正する。そして債権金額に応じて一括按分する。また、銘柄別データ明細も補正できる。この場合には、該当銘柄で債権明細毎に棄却又は組換えの補正処理を行うことができる。
グループ会社別補正処理では、まず、対象となるグループ会社を選択してから、その会社について、各単位の補正を行う。このときは、企業総額データ一覧、企業アセット総額データ一覧、企業別プール総額データ一覧を表示し、グループ会社を選択して、金額及び明細の補正を行う。金額を補正する場合には、今回登録された全債権のうち、各プログラムに属する全銘柄(全債権銘柄)の合計額を補正する。そして、債権金額に応じて一括按分する。グループ会社を選択して銘柄データの一覧を表示したとき、金額及び明細の補正を行うことができる。例えば、前者の銘柄別データ金額を補正する。具体的には、該当銘柄で全債権の合計額を補正する。そして債権金額に応じて一括按分する。また、銘柄別データ明細も補正できる。この場合には、該当銘柄で債権明細毎に棄却又は組換えの補正処理を行うことができる。
プール債権の計算は、次のようにして行なわれる。即ち、プログラム種別でプール型先とプール優先アセット集中先が集計される。集計後には、プログラム別・銘柄別に集中率を一覧照会することができる。プログラム別・銘柄別に予め許容集中率を登録しておき、当該許容集中率と比較処理を実行する。比較の結果、許容集中率を超える場合に、システム1は、統括会社の端末5にウォーニング(注意喚起メッセージ)が表示されるよう処理する。
そして、許容集中率を超える場合には、補正を行わないことも可能だが、補正処理もできる。まず、プール型先の場合には、銘柄ごとの金額単位又は明細単位で除外することができる。金額単位の場合、エントリーした企業の当該銘柄の債権額按分でそれぞれ除外する。明細単位の場合、特定の企業を選択し、該当銘柄の明細単位又は金額単位で除外する。
プール優先アセット集中先の場合、該当銘柄毎の金額単位又は明細単位で除外又はアセットへの組換えが可能である。金額単位で除外の場合、エントリーした企業の当該銘柄の債権額按分でそれぞれ除外する。また金額単位でアセットへの組換えの場合、エントリーした企業の当該銘柄の債権額按分でそれぞれアセットへ組換えする。明細単位で除外の場合、特定の企業を選択し、該当銘柄の明細単位又は金額単位で除外する。明細単位でアセットへの組換えの場合、特定の企業を選択し、該当銘柄の明細単位又は金額単位でアセットへ組換えする。
アセット集中債権の計算は次のようにして行なわれる。即ち、プログラム種別でアセット優先アセット集中先とアセットに組み入れたプール優先アセット集中先が集計される。集計を行なうと、銘柄別に残高が一覧照会可能になる。マスタ情報記憶部161に格納された銘柄別の残高枠を超過した場合に、システム1は、統括会社の端末5にウォーニングが表示されるよう処理する。
次に、残高枠を超過した場合の処理について説明する。アセット優先アセット集中先の場合、該当銘柄毎の金額単位又は明細単位で除外が可能である。金額単位の場合、エントリーした企業の当該銘柄の債権額按分でそれぞれ除外する。明細単位の場合、特定の企業を選択し、該当銘柄の明細単位又は金額単位で除外する。
プール優先アセット集中先の計算は次のようにして行なわれる。即ち、該当銘柄毎の金額単位又は明細単位で除外又はプールへの組換えが可能である。金額単位で除外の場合、エントリーした企業の該当銘柄の債権額按分でそれぞれ除外する。金額単位でプールへ組換えの場合、エントリーした企業の当該銘柄の債権額按分でそれぞれプールへ組換えする。明細単位で除外の場合、特定の企業を選択し、該当銘柄の明細単位または金額単位で除外する。明細単位でプールへの組換えの場合、特定の企業を選択し、該当銘柄の明細単位又は金額単位でプールへ組換えする。
なお、上述した組換え処理は、適宜繰り返し実行することができ、その内容は都度システム1に格納することができる。統括会社の端末5において枠確認ボタンをクリックすることにより、確認要求を入力すると、システム1は枠確認処理を実行し、その結果を統括会社の端末5の画面に表示させる。統括会社の端末5において任意の組換え結果を特定して復元ボタンをクリックすることにより、クリア要求を入力すると、システム1は特定された組換え結果を最新の債権パターンとして復元することができる。
次に持込債権の確定要求が実行される。ここで、「持込債権」とは、流動化を希望する債権のことをいう。まず、統括会社の端末5より持込債権確定要求が入力される(S207)。具体的には、各債権情報を画面上に表示させて、表示された中から特定の債権情報を選択して、確定ボタンをクリックすることによって入力される。システム1は、当該持込債権確定要求を受信し、持込債権確定処理を実行する(S208)。詳細には、システム1は、債権情報記憶部163に格納された債権情報のうち、確定要求がなされた債権について確定を示すフラグを関連付けることによって、この持込債権確定処理を行う。
次にSPCの端末4より確定データのダウンロードが要求されたものとする(S209)。システム1は、確定データの要求に応じて、債権情報記憶部163に格納された債権情報のうち、確定分のデータのみをSPCの端末4に対して送信する(S210)。確定データには、企業コード、会社名、ユニークコード、金額、精算日、譲渡希望日、プログラムフラグ情報(プール又はアセット)が含まれる。SPCの端末4においては、ダウンロードされた確定データに基づいて補償額を算出し(S211)、算出された補償額データをシステム1に対して送信する(S212)。システム1は、補償額データを受信して、債権情報記憶部163に格納する。
次に、確認処理を実行する(S213)。まず、統括会社の端末5の要求に応じて、システム1は、債権情報記憶部163に格納された補償額データを読み出して、統括会社の端末5に対して送信し、表示させる。このとき、全体の精算日単位の補償額を表示することができる。統括会社の担当者がNGボタンをクリックすると、システム1は、それを受けて、SPCの端末4に対してSPCへ再計算要求を送信する(S214)。SPCの端末4は当該再計算要求を受信して、再度補償額を算出し(S211)、補償額データをシステム1に対して送信することになる(S212)。
統括会社の担当者がOKボタンをクリックすると、システム1は、それを受けて、グループ会社の端末6のホーム画面に対して「結果が出てます」との表示を行うことによって、結果通知を実行する(S215)。グループ会社の端末6は、当該結果通知を受信して、画面表示する。担当者は、当該画面表示に応じてデータの照会を行なうことができる。システム1は、データ照会に応じて、エントリーした債権額、補正処理で棄却された債権額、流動化される債権額(持込債権額)を債権情報記憶部163から読み出して、グループ会社の端末6に対して送信する。
その後、統括会社の端末5及びグループ会社の端末6から登記データのダウンロード要求がシステム1になされたものとする。システム1は、当該ダウンロード要求に応じて、債権情報記憶部163より登記データを統括会社の端末5及びグループ会社の端末6に対して送信する(S216)。また、グループ会社の端末6から登記申請書の印刷要求がシステム1になされたものとする。システム1は、当該登記申請書の印刷要求に応じて登記申請書の印刷用データをグループ会社の端末6に送信する。グループ会社の端末6では、登記申請書を印刷する(S217)。
また、統括会社の端末5においても、システム1より譲渡申込書を印刷することが可能である(S218)。統括会社の担当者は、印刷した譲渡申込書を送付する。SPCの担当者は、譲渡申込書を確認し、システム1よりダウンロードした確定情報(S210)に基づいて、割引額を算出し、算出された割引額データをシステム1に対して送信する(S219)。システム1は、当該割引額データを受信して債権情報記憶部163に格納する(S220)。
統括会社の端末5やグループ会社の端末6では、債権情報記憶部163に格納された割引額データを照会することが可能である。システム1は、割引額データの照会に応じて、債権情報記憶部163より当該割引額データを読み出して、統括会社の端末5やグループ会社の端末6に対して送信する。統括会社の端末5では、全体及び個社毎の精算日別に割引額、債権金額、棄却額、持込債権額、補償額の照会を行なうことができる。また、グループ会社の端末6では、個社毎の精算日別に債権金額、棄却額、持込債権額、割引額の照会を行なうことができる。
さらに、統括会社の端末5やグループ会社の端末6では、債権情報記憶部163に格納された資金予定データを照会することが可能である。システム1は、資金予定データの照会に応じて、債権情報記憶部163より資金予定データを読み出して、統括会社の端末5やグループ会社の端末6に対して送信する。
続いて、図6を用いて、債権回収フェーズについて説明する。債権回収フェーズにおいて、グループ会社の端末6が、システム1に対して資金予定データの照会を実行したものとする(S301)。システム1は、資金予定データの照会に応じて、債権情報記憶部163より資金予定データを読み出して、グループ会社の端末6に対して送信する(S302)。この資金予定データでは、精算日と償還額が関連付けられ、また、譲渡日と債権額、棄却額、持込債権額が関連付けられている。グループ会社は、精算日(償還日)にSPCに対して振込み又は口座振替を実行することにより、精算処理を実行する(S303)。
統括会社の端末5が、システム1に対して資金予定データの照会を実行したものとする(S304)。システム1は、資金予定データの照会に応じて、債権情報記憶部163より資金予定データを読み出して、統括会社の端末5に対して送信する(S305)。この資金予定データでは、精算日と償還額が関連付けられ、また、譲渡日と債権額、棄却額、持込債権額が関連付けられており、グループ全体及び企業毎のそれぞれに分けて表示することができる。統括会社は、精算日(償還日)にSPCに対して振込み又は口座振替を実行することにより、精算処理を実行する(S306)。
さらにグループ会社の端末6よりデフォルト等のチェックを行なうことができる(S307)。チェック処理を行う場合には、グループ会社の端末6よりシステム1に対して債権明細の表示要求を行なう。システム1は、当該表示要求に応じて精算日毎に債権明細を表示するための表示データをグループ会社の端末6に送信する。画面上では、各債権に対して状況情報が関連付けられて表示される。この状況情報には、期日経過、買戻、デフォルト、期日未経過等の情報が含まれる。債権明細が表示された状態で、デフォルト、買戻し、買戻代金支払日を入力する。グループ会社の端末6において、画面上のOKボタンをクリックすると、デフォルト、買戻し、買戻代金支払日に関する情報がシステム1に送信される。システム1は、これらの情報を得て債権情報記憶部163に各債権と関連付けて格納する。
統括会社は、さらにグループ会社の確定状況を照会することができる(S309)。詳細には、統括会社の端末5からシステム1に対してグループ会社の確定状況の照会を送信する。システム1は、当該照会に応じて、債権情報記憶部163に格納されたグループ会社の確定状況を示すデータを統括会社の端末5に対して送信する。
また、統括会社は、システム1より回収報告書データをダウンロードし(S311)、印刷することができる(S312)。印刷した回収報告書は、SPCに対して送付する。
なお、値引き等、債権の希薄化が発生した場合には、その都度情報をシステム1に対して入力することができる。システム1は、入力された情報に基づいて、債権情報記憶部163中の情報を修正する。
続いて、本発明にかかる流動化債権管理システムにおいて用いられる管理コード、管理コード枝番、ファイルキーコードについて詳細に説明する。ここで、管理コードは、銘柄申請機能において売掛債権流動化を実施する企業グループとSPC間との1銘柄申請データの特定及び授受における共通の番号をいう。また、管理コード枝番とは、企業グループとSPC間で銘柄申請データ授受を複数回に渡り、実施した場合に時系列に銘柄申請データを管理する共通の番号をいう。申請内容・回答内容の表示(補正時の返答データ)や申請履歴の表示で使用する。
図9は、本発明による流動化債権管理システムにおいて用いられる管理コード、管理コード枝番のイメージ図である。
関連会社(グループ会社)から新規銘柄の申請を行なう場合や確定銘柄の変更・抹消をを行なう場合には、それらのデータに対して、システム1により例えば、管理コード「0400000001」、枝番「1」が付される。かかる管理コード及び枝番によって特定されるデータをSPCがダウンロードし、銘柄の確認・訂正、格付、名寄せ等の処理を行って、確定データをシステム1に対してアップロードしたとする。システム1は、かかるアップロードデータ1に対して管理コード「0400000001」、枝番「2」を付す。
関連会社が確定銘柄を確認し、補正入力を行った場合には、さらにその補正データに対してシステム1が管理コード「0400000001」、枝番「3」を付す。SPCは、関連会社での補正内容に誤りがあれば確定データとともに再度訂正しアップロードできるが、そのアップロードデータに対しては、システム1によって、管理コード「0400000001」、枝番「4」が付される。
図10は、本発明による流動化債権管理システムにおいて管理コード、管理コード枝番を使用し、補正を行う場合の画面表示例を示す図である。画面表示例において、SPCへの申請内容部分が、図9に示す管理コード「0400000001」、枝番「1」のデータである。また、SPCからの回答内容部分が、図9に示す管理コード「0400000001」、枝番「2」のデータである。
図11は、本発明による流動化債権管理システムにおいて管理コード、管理コード枝番を使用し、履歴参照を行う場合の画面表示例を示す図である。この画面表示例では、新しいデータほど、上方に表示されている。かかる画面に示されるように、同じ管理コードをもつ必要な履歴を一覧表示することができる。また、枝番によりステータスを管理することができる。
次にファイルキーコードについて説明する。ファイルキーコードとは、流動化実行機能において売掛債権流動化を実施する企業グループとSPC間とのファイル授受における共通のファイル番号をいう。企業グループで作成された買取候補債権データをSPCに対して送付(SPCにてダウンロードも可)し、その回答としてシミュレーション結果のアップロード及び流動化コストのアップロードをファイルキーコードにより今回譲渡日のデータとして特定することができる。尚、ファイルキーコード以外の授受のファイル内容はいずれも異なっている。図12は、本発明による流動化債権管理システムにおいて用いられるファイルキーコードのイメージ図である。図に示されるように、締め処理が確定した後、SPCが補償額をダウンロードする際に、当該補償額のデータファイルに対して「2004030801」というファイルキーコードがシステム1によって付される。補償額算出結果をアップロードする場合や流動化申込書を送付する際にも同じファイルキーコードが付される。
以上説明した通り、グループ会社の売掛債権を一括して流動化する際に、大量のデータを取り扱うにあたって、事務負担を最小限に抑え、流動化までの期間を短縮し、トータルにコスト削減が可能となる。また、連結ベースのオフバランス、有利子負債圧縮、グループ調達力強化にも資することができる。特にシステムの特徴として、イントラ等で動作するWEBシステムのため、各社PCにインストールする負担なく、グループ共通のプラットフォームとして利用できる。さらに、グループ共通のプラットフォームのため、データ共有が容易に可能であり、取引関係者間で保有情報に齟齬がなくなり、取引が円滑進むという効果もある。
一連の取引の状況を、随時、グループ会社、統括会社、SPCでシステムによる照会が可能である。これにより、グループ会社、統括会社、SPCで最新の正確な情報の共有ができる。
1 流動化債権管理システム
2 アクセスサーバ
3 FWサーバ
4 SPCの端末
5 統括会社の端末
6 グループ会社の端末
7 グループ会社の端末
8 イントラネット
9 インタネット
15 プログラム記憶部
16 データ記憶部
151 メインプログラム
152 債権申請処理プログラム
152 銘柄申請処理プログラム
153 流動化実行プログラム
154 債権回収処理プログラム
161 マスタ情報記憶部
162 銘柄情報記憶部
163 債権情報記憶部
164 集計情報記憶部
2 アクセスサーバ
3 FWサーバ
4 SPCの端末
5 統括会社の端末
6 グループ会社の端末
7 グループ会社の端末
8 イントラネット
9 インタネット
15 プログラム記憶部
16 データ記憶部
151 メインプログラム
152 債権申請処理プログラム
152 銘柄申請処理プログラム
153 流動化実行プログラム
154 債権回収処理プログラム
161 マスタ情報記憶部
162 銘柄情報記憶部
163 債権情報記憶部
164 集計情報記憶部
Claims (9)
- 複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理手段と、流動化実行処理手段と、債権回収処理手段を備えた流動化債権管理システムであって、
前記銘柄申請処理手段は、
各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納する手段と、
前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信する手段と、
前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信する手段と、
受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正する手段とを備え、
前記流動化実行処理手段は、
前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納する手段と、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高集中率を算出する手段と、
予め上限情報が格納されたマスタ情報記憶部より上限情報を読み出し、前記残高集中率が当該上限情報を超過しているか否かを判定する手段と、
前記残高集中率が前記上限情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信する手段とを備え、
前記債権回収処理手段は、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信する手段を備えた流動化債権管理システム。 - 複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理手段と、流動化実行処理手段と、債権回収処理手段を備えた流動化債権管理システムであって、
前記銘柄申請処理手段は、
各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納する手段と、
前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信する手段と、
前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信する手段と、
受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正する手段とを備え、
前記流動化実行処理手段は、
前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納する手段と、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高を算出する手段と、
予め枠情報が格納されたマスタ情報記憶部より枠情報を読み出し、前記残高が当該枠情報を超過しているか否かを判定する手段と、
前記残高が前記枠情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信する手段とを備え、
前記債権回収処理手段は、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信する手段を備えた流動化債権管理システム。 - 前記流動化実行処理手段は、さらに、債権の組換え処理を実行する組換え処理手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の流動化債権管理システム。
- 前記銘柄申請処理手段は、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から各銘柄に対する流動化債権の種別情報を取得し、当該種別情報と銘柄情報を関連付けて前記銘柄情報記憶部に格納する手段をさらに備え、
前記種別情報による特定される流動化債権の種別には、アセット集中型とプール型を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の流動化債権管理システム。 - 前記流動化実行処理手段は、さらに、債権の組換え処理を実行する組換え処理手段を備え、
当該組換え処理手段は、前記銘柄情報記憶部に格納された種別情報に応じて、異なる組換え処理を実行することを特徴とする請求項4記載の流動化債権管理システム。 - 前記銘柄申請処理手段は、新規銘柄情報の取得に応じて当該銘柄を識別する管理コードと、当該銘柄に関するデータのステータスを示す枝番情報を生成し、当該銘柄に関するデータに関連付けられて前記銘柄情報記憶部に格納することを特徴とする請求項1又は2記載の流動化債権管理システム。
- 前記流動化実行処理手段は、流動化する債権を識別するキー情報を生成し、当該債権に関するデータに関連付けて前記債権情報記憶部に格納することを特徴とする請求項1又は2記載の流動化債権管理システム。
- 複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理ステップと、流動化実行処理ステップと、債権回収処理ステップを備えた流動化債権管理方法であって、
前記銘柄申請処理ステップは、
各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納するステップと、
前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信するステップと、
前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信するステップと、
受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正するステップとを備え、
前記流動化実行処理ステップは、
前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納するステップと、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高集中率を算出するステップと、
予め上限情報が格納されたマスタ情報記憶部より上限情報を読み出し、前記残高集中率が当該上限情報を超過しているか否かを判定するステップと、
前記残高集中率が前記上限情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信するステップとを備え、
前記債権回収処理ステップは、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信するステップを備えた流動化債権管理方法。 - 複数のグループ会社の保有する債権を一括して流動化する業務を遂行するために、銘柄申請処理ステップと、流動化実行処理ステップと、債権回収処理ステップを備えた流動化債権管理方法であって、
前記銘柄申請処理ステップは、
各グループ会社の端末から送信された新規銘柄情報を取得して銘柄情報記憶部に格納するステップと、
前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を読み出してグループの統括会社及び/又は当該流動化のために設立された特定目的会社の端末に送信するステップと、
前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末から送信された前記新規銘柄情報に対する修正情報を受信するステップと、
受信した修正情報に基づいて前記銘柄情報記憶部に格納された新規銘柄情報を修正するステップとを備え、
前記流動化実行処理ステップは、
前記各グループ会社から送信された債権情報を取得して債権情報記憶部に格納するステップと、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、残高を算出するステップと、
予め枠情報が格納されたマスタ情報記憶部より枠情報を読み出し、前記残高が当該枠情報を超過しているか否かを判定するステップと、
前記残高が前記枠情報を超過している場合には、超過していることを示す情報を前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に対して送信するステップとを備え、
前記債権回収処理ステップは、
前記債権情報記憶部に格納された債権情報に基づいて、資金予定情報を生成し、前記統括会社及び/又は特定目的会社の端末に送信するステップを備えた流動化債権管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004090125A JP2005275955A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 流動化債権管理システム及び流動化債権管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004090125A JP2005275955A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 流動化債権管理システム及び流動化債権管理方法 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2004090125A Pending JP2005275955A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 流動化債権管理システム及び流動化債権管理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005275955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008287668A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Ntt Data Corp | 受発注時点融資管理サーバ、プログラムおよび受発注時点融資管理方法 |
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2004
- 2004-03-25 JP JP2004090125A patent/JP2005275955A/ja active Pending
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JP2008287668A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Ntt Data Corp | 受発注時点融資管理サーバ、プログラムおよび受発注時点融資管理方法 |
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