JP2005273564A - 排気ガス再循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高温の排気ガスと低温の排気ガスとを効率良く混ぜることのできる排気ガス再循環装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 高温の排気ガスと低温の排気ガスとの混合比を調節する排気ガス混合比制御弁5の弁体として、そのバルブ端面に対する法線が、バルブシャフト8の回転中心軸線に対して所定の傾斜角度を持って傾いたフラップ型バルブ7を使用することにより、EGRガスクーラ3側からミキシング室33内に導入される低温の排気ガスと、バイパス配管4側からミキシング室33内に導入される高温の排気ガスとが、ミキシング室33内においてフラップ型バルブ7に当たり出口側流路34に向かってスワールしながら混ざり合う。これによって、高温の排気ガスと低温の排気ガスとが効率良く混ざるので、排気ガス還流管から吸気側に導入される排気還流ガスの温度を精度良く制御することが可能となる。【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの排気ガスの一部を排気側から吸気側に再循環させるための排気ガス還流路を備えた排気ガス再循環装置に関するもので、特に排気ガス還流路の途中に水冷式の排気熱交換器およびこれを迂回するバイパス配管を装備した排気ガス再循環装置に係わる。
[従来の技術]
従来より、エンジンの排気ガスの一部を排気通路から吸気通路に還流させるための排気ガス還流管(EGRパイプ)を備えた排気ガス再循環装置においては、エンジンの吸気通路に再循環させる排気ガスをEGRパイプの途中で冷却すると、排気ガスの温度が下がり、且つ体積が小さくなることにより、エンジンの出力を低下させることなく、エンジン内での燃料の燃焼温度を低下させて効果的に窒素酸化物(NOx)の発生を低減させることができるため、エンジンに排気ガスを再循環させるEGRパイプの途中に水冷式のEGRガスクーラを装備したものがある。
しかるに、EGRパイプの途中にEGRガスクーラを装備すると、エンジンに再循環させる排気ガスが必ず冷却されてしまうので、寒冷時に排気ガスを再循環しても吸入空気への暖気効果が少ない。すなわち、一般的に、寒冷時に温度の高い排気ガスを吸気側へ再循環させることは、吸入空気への暖気効果を得ることができるが、寒冷時にEGRガスクーラで冷却された排気ガスが吸気側に再循環されるために、十分な暖気効果を得ることができず、寒冷時にエンジンでの着火性が低下して白煙が発生する可能性がある。
そこで、排気ガスの温度をエンジンの運転状態に応じて最適化する目的で、EGRガスを排気側から吸気側に還流させるための排気ガス還流管の途中に、エンジン冷却水を用いてEGRガスを冷却する排気熱交換器(EGRガスクーラ)と、このEGRガスクーラをバイパスするバイパス配管とを設け、EGRガスクーラおよびバイパス配管の上流側に、EGRガスクーラ側を流れるEGRガス流量とバイパス配管側を流れるEGRガス流量との流量比を調節するための排気ガス流量比制御弁(3方弁)を設けた排気ガス再循環装置(EGR装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
[従来の技術の不具合]
ところが、特許文献1に記載のEGR装置においては、EGRガスクーラよりも上流側に3方弁が配置されている。特に、EGRガスクーラ側を通る低温の排気ガスとバイパス配管側を通る高温の排気ガスとを混ぜて排気ガスの温度を最適な温度にする場合、排気ガスの温度差により排気ガスの密度が異なるため、双方の排気ガスは混ざり難く、排気ガス還流管内で温度むらができる。これは、排気還流ガス(EGRガス)の温度を測定し、3方弁の開度を制御する場合、EGRガスの温度を精度良く制御できないという問題が生じる。仮に、特許文献1に記載の3方弁を、EGRガスクーラよりも下流側に配置したとしても、ポペット型バルブである限り、同様な問題を生じることとなる。
ここで、排気ガス切替弁として、バルブを通過した排気ガスを2方向に切り替える回転式斜め円盤バルブがある(例えば、特許文献2参照)。この円盤バルブは、1方向から来た排気ガスを2つの方向のどちらかに切り替えるバルブであり、温度の違う排気ガスを混ぜ合わせるという技術思想はない。
欧州特許出願公開第1030050号明細書(第1−7頁、図1−図3) 実開昭60−7464号公報(第1頁、第2図)
本発明の目的は、高温の排気ガスと低温の排気ガスとを効率良く混ぜ合わすようにすることで、排気ガス還流側から吸気側に導入される排気還流ガスの温度を精度良く制御することのできる排気ガス再循環装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、排気熱交換器から吸気側に導入される排気ガスとバイパス配管から吸気側に導入される排気ガスとの混合比を調節する排気ガス混合比制御弁を、排気熱交換器およびバイパス配管の下流側に配置している。そして、排気ガス混合比制御弁の弁体として、バルブ端面に対する法線が、ミキシング室の中心軸線または回転軸の中心軸線に対して所定の角度を持って傾いた状態で、回転軸と一体的に回転動作するフラップ型バルブを使用することにより、排気熱交換器より流出してミキシング室内に導入した低温の排気ガスとバイパス配管より流出してミキシング室内に導入した高温の排気ガスとが、ミキシング室内においてフラップ型バルブに当たり混ざり合う。これによって、高温の排気ガスと低温の排気ガスとを効率良く混ぜ合わすことが可能となるので、排気ガス還流管から吸気側に導入される排気還流ガスの温度を精度良く制御することができる。
請求項2および請求項3に記載の発明によれば、排気ガス混合比制御弁には、排気熱交換器からミキシング室内に排気ガスを導入する第1入口側流路、バイパス配管からミキシング室内に排気ガスを導入する第2入口側流路、およびミキシング室から吸気側に排気ガスを導入する出口側流路が設けられている。そして、ミキシング室は、これらの3つの流路を断面T字状に接続するように設けられている。これによって、排気熱交換器より流出して第1入口側流路を経てミキシング室内に導入した低温の排気ガスは、ミキシング室内においてフラップ型バルブの板厚方向の一端面(第1流れ方向変更部)に衝突して出口側流路の方向に排気ガスの流れ方向が変更される。また、バイパス配管より流出して第2入口側流路を経てミキシング室内に導入した高温の排気ガスが、ミキシング室内においてフラップ型バルブの板厚方向の一端面(第1流れ方向変更部)に衝突して出口側流路の方向に排気ガスの流れ方向が変更される。したがって、高温の排気ガスと低温の排気ガスとがミキシング室内においてフラップ型バルブの板厚方向の両端面に当たり、ミキシング室から出口側流路に向かってスワールしながら混ざるので、高温の排気ガスと低温の排気ガスとを効率良く混ぜ合わすことが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、排気ガス混合比制御弁に、フラップ型バルブの半径方向の外径側端面に接触するか、あるいは所定の隙間を隔てて対向して配置されるバルブシート部が円環状に設けられている。ここで、バルブシート部を、第1入口側流路からミキシング室内に排気ガスを導入する第1排気導入孔の周囲に設けられる第1バルブシート部、および第2入口側流路からミキシング室内に排気ガスを導入する第2排気導入孔の周囲に設けられる第2バルブシート部等よりなる2つの第1、第2バルブシート部によって構成しても良い。なお、第1排気導入孔を、第2排気導入孔に対して対向して配置しても良い。さらに、ミキシング室の中心軸線方向の一方側に、第1排気導入孔および第1バルブシート部を設け、また、ミキシング室の中心軸線方向の他方側に、第2排気導入孔および第2バルブシート部を設けても良い。
請求項5に記載の発明によれば、排気ガス混合比制御弁のミキシング室の中心軸線を、回転軸の中心軸線方向に対して所定の傾斜角度だけ傾斜して設けている。そして、フラップ型バルブの外径側端面とバルブシート部の内径面との間に形成されるクリアランスを、排気熱交換器側および第1入口側流路を全開する時の方が、バイパス配管側および第2入口側流路を全開する時と比べて狭くしている。これによって、排気熱交換器側および第1入口側流路に排気ガスを流す時には、フラップ型バルブの外径側端面とバルブシート部の内径面との間に形成されるクリアランスが狭くなる。また、バイパス配管側および第2入口側流路に排気ガスを流す時には、フラップ型バルブの外径側端面とバルブシート部の内径面との間に形成されるクリアランスが広くなる。したがって、排気熱交換器側および第1入口側流路に排気ガスを流す時に、バイパス配管側および第2入口側流路からミキシング室内に高温の排気ガスが漏れ出ることを防止できるので、排気ガスの冷却性能に影響を与えることなく、排気熱交換器の小型化を図ることが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、エンジン停止時またはエンジン始動時に、バイパス配管側および第2入口側流路を全開することにより、仮にフラップ型バルブの表面に排気ガス中に含まれる微粒子が付着して硬化なデポジットが形成されて、フラップ型バルブとバルブシート部とに跨がって硬化なデポジットが堆積していたとしても、エンジン始動時に、バイパス配管側および第2排気ガス流路からミキシング室内に導入された高温の排気ガスをフラップ型バルブに当てることで、高温の排気ガスの熱で、フラップ型バルブの外径側端面とバルブシート部の内径面とに跨がって堆積した硬化なデポジットを軟化させることができる。したがって、フラップ型バルブを回転軸と共に一体的に回転動作させることで、フラップ型バルブをバルブシート部の内径面から剥がし易くなり、フラップ型バルブの動作不良を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、フラップ型バルブの半径方向の外径側端面に、鋭角的に尖った形状のエッジ部を設けたことにより、仮にバルブシート部の内径面に排気ガス中に含まれる微粒子が付着してデポジットが形成されて堆積していたとしても、フラップ型バルブを回転軸と共に一体的に回転動作させることで、バルブシート部の内径面に堆積したデポジットを掻き落とすことが可能となる。また、フラップ型バルブの外径側端面とバルブシート部の内径面とに跨がってデポジットが堆積して、フラップ型バルブがバルブシート部の内径面に固着していた場合でも、小さな駆動力で、フラップ型バルブをバルブシート部の内径面から引き剥がすことが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、排気ガス混合比制御弁に、排気熱交換器より流出した排気ガスとバイパス配管より流出した排気ガスとを合流させて吸気側に送り込むための合流管を設けても良い。また、合流管に、排気熱交換器からミキシング室内に排気ガスを導入する第1入口側流路、バイパス配管からミキシング室内に排気ガスを導入する第2入口側流路、ミキシング室から前記吸気側に排気ガスを導入する出口側流路、およびこれらの3つの流路を断面T字状に接続する3方管壁部を設けても良い。
請求項9に記載の発明によれば、エンジンの排気ガスの一部を吸気側に再循環させるための排気ガス還流管の途中で、排気熱交換器およびバイパス配管と排気ガス混合比制御弁とを直列的に直接結合して一体化することにより、排気熱交換器と排気ガス混合比制御弁とを結合する排気ガス還流管(配管)と、バイパス配管と排気ガス混合比制御弁とを結合する排気ガス還流管(配管)とが不要となるので、部品点数を減少できる。これによって、排気熱交換器と排気ガス混合比制御弁との組み付け性を向上することができ、あるいはバイパス配管と排気ガス混合比制御弁との組み付け性を向上することができる。また、排気ガス還流管の通路長を非常に短縮できるので、配管の取り回しが容易となり、車両への搭載性をより向上できる。
請求項10に記載の発明によれば、エンジンの排気ガスの一部を吸気側に再循環させるための排気ガス還流管の途中で、排気熱交換器とバイパス配管とを並列的に、しかも近傍に配置して排気ガス冷却装置を構成することにより、排気熱交換器とバイパス配管とが離れて設けられた従来技術と比べて、排気ガス冷却装置の体格を小型化できる。したがって、配管の取り回しが容易となり、排気ガス冷却装置の組み付けが容易となるので、車両への搭載性を向上できる。
請求項11に記載の発明によれば、バイパス配管は、排気熱交換器の筒方向寸法と略同一の寸法で、且つ排気熱交換器と並列的に、しかも近傍に配置されている。そして、バイパス配管に、バイパス配管の筒方向に伸縮することが可能な蛇腹状のベローズ部を設けることにより、高温の排気ガスを冷却して低温部となる排気熱交換器と高温の排気ガスをそのまま通過させて高温部となるバイパス配管との熱膨張の差をベローズ部で吸収することができる。これにより、耐久性に優れた排気ガス冷却装置となる。
本発明の最良の形態は、高温の排気ガスと低温の排気ガスとを効率良く混ぜ合わすようにすることで、排気ガス還流管から吸気側に導入される排気還流ガスの温度を精度良く制御するという目的を、高温の排気ガスと低温の排気ガスとがミキシング室内においてフラップ型バルブの板厚方向の両端面に当てて、ミキシング室から出口側流路に向かってスワールしながら混ざるようにしたことで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図4は本発明の実施例1を示したもので、図1は排気ガス冷却装置および排気ガス混合比制御弁を一体化したEGRモジュールの主要構造を示した図である。
本実施例の排気ガス再循環装置は、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関(以下エンジンと言う:図示せず)に使用されるもので、エンジンの排気管内に形成される排気通路に接続されて、排気ガスの一部(排気再循環ガス:以下EGRガスと言う)を吸気管内に形成される吸気通路に再循環させるための排気ガス還流管(図示せず)と、この排気ガス還流管内に形成される排気ガス還流路を通過するEGRガスの還流量(EGR量)を連続的または段階的に調節する排気ガス還流量制御弁(以下EGR制御弁と言う:図示せず)とを備えている。また、排気ガス還流管の途中、すなわち、排気管より分岐する排気側排気ガス還流管と吸気管に合流する吸気側排気ガス還流管との間には、EGRモジュール1が直列的に直接結合されている。ここで、本実施例の排気側排気ガス還流管は、排気管のエキゾーストマニホールドに接続している。また、吸気側排気ガス還流管は、吸気管のインテークマニホールドまたはサージタンクに接続している。
また、エンジンには、EGRモジュール1にエンジン冷却水を循環供給するためのエンジン冷却水回路(冷却水循環路)が設けられている。このエンジン冷却水回路は、エンジンのウォータジャケット(図示せず)からEGRモジュール1の冷却水入口管2へエンジン冷却水を循環供給するための冷却水配管(図示せず)と、EGRモジュール1の冷却水出口管(図示せず)からラジエータ(図示せず)を経てエンジンのウォータジャケットにエンジン冷却水を循環供給する(戻す)ための冷却水配管(図示せず)と、エンジン冷却水回路中にエンジン冷却水の循環流を発生させるウォータポンプ(図示せず)とを備えている。なお、本実施例では、ラジエータでエンジン冷却水と室外空気(外気)とを熱交換させることで、所定の温度範囲(例えば75〜80℃)のエンジン冷却水をエンジンのウォータジャケットに戻すように構成されている。
次に、本実施例のEGRモジュール1の構造を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。ここで、図2はEGRモジュールの全体構造を示した図で、図3(a)、(b)はバイパス配管側全開状態を示した図で、図3(c)はEGRガスクーラ側全開状態を示した図である。
本実施例のEGRモジュール1は、内部を通過する排気ガスを冷却するEGRガスクーラ3と、内部を通過する排気ガスをEGRガスクーラ3より迂回させるバイパス配管4と、EGRガスクーラ3から吸気側排気ガス還流管に導入される排気ガスとバイパス配管4から吸気側排気ガス還流管に導入される排気ガスとの混合比を調節する排気ガス混合比制御弁5とによって構成されており、排気ガス再循環装置の排気ガス還流管の一部およびエンジン冷却水回路の冷却水配管の一部を構成している。
EGRガスクーラ3は、これと並列接続されるバイパス配管4と共に排気ガス冷却装置を構成するもので、排気側排気ガス還流管から導入される高温の排気ガス(EGRガス)と冷却水配管から流入する低温のエンジン冷却水とを熱交換させることで、EGRガスを所望の排気温度以下に冷却する水冷式の排気熱交換器である。この排気ガス冷却装置の主要部品を成すEGRガスクーラ3は、分岐ジョイント部11を介して排気側排気ガス還流管の下流端部に直列的に直接結合される角筒状のケーシング12を有している。そして、ケーシング12は、連結ジョイント部13を介して排気ガス混合比制御弁5の上流端部に直列的に直接結合されている。このケーシング12には、耐沸騰性および耐圧強度を高めるための複数の補強リブ15が外部に向かって凸状となるように等間隔で形成されている。なお、ケーシング12は、複数の排気チューブ14を内部に収容しており、複数の排気チューブ14の周囲にエンジン冷却水が循環する冷却水通路16を有している。
EGRガスクーラ3の外郭を形成するケーシング12は、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる断面が略コの字状にプレス成形された2枚の成形プレート(金属板)を板厚方向に銅等のろう材を用いてろう付け接合することにより、角パイプ状に形成されている。そして、ケーシング12の図示左端部には、エンジン冷却水をエンジンのウォータジャケットから冷却水通路16内に流入させるための冷却水入口管2が設けられ、また、ケーシング12の図示右端部には、エンジン冷却水を冷却水通路16から連結ジョイント部13を経て排気ガス混合比制御弁5内に導入させるための冷却水出口部が設けられている。複数の排気チューブ14は、分岐ジョイント部11からEGRガスが導入される複数の偏平管である。これらの排気チューブ14は、その短径方向に所定の隙間を隔てて複数段積層されて、その長径方向がケーシング12の筒方向の全長に渡るように延長されている。
なお、本実施例のEGRガスクーラ3は、冷却水通路16内を通過するエンジン冷却水の耐沸騰性を向上させる目的で、ケーシング12の冷却水通路16内のエンジン冷却水の流れ方向と複数の排気チューブ14の各排気ガス冷却通路17内のEGRガスの流れ方向とを同一方向(平行流)としている。そして、各排気チューブ14は、偏平管状に形成されている。この各排気チューブ14は、ケーシング12と同様に、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる断面が略コの字状にプレス成形された2枚の成形プレート(金属板)を板厚方向に複数交互に積層して多管構造の熱交換部を構成し、銅等のろう材を用いて一体ろう付け接合することにより製造されている。そして、複数の排気チューブ14内には、排気ガス冷却通路17が形成され、これらの各排気ガス冷却通路17内には、EGRガスとの伝熱面積を増加してEGRガスとエンジン冷却水との熱交換効率を向上させるための矩形波状のインナーフィン(図示せず)が配設されている。
バイパス配管4は、EGRガスクーラ3のケーシング12の筒方向寸法と略同一の寸法で、且つEGRガスクーラ3と並列的に、しかも近傍に配置されており、分岐ジョイント部11からEGRガスが導入される略円筒管である。このバイパス配管4は、ケーシング12と同様に、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる2枚の成形プレート(金属板)を銅等のろう材を用いてろう付け接合することにより、円筒管形状に形成されている。また、バイパス配管4には、バイパス配管4の筒方向に伸縮することが可能な蛇腹状のベローズ部18が一体的に形成されている。そして、バイパス配管4内には、2方分岐流路23から導入されるEGRガスを、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17より迂回(バイパス)させるためのバイパス通路19が形成されている。
ここで、上述したように、EGRガスクーラ3の排気ガスの流れ方向の上流側には、排気側排気ガス還流管の下流端部にEGRガスクーラ3を直列的に直接結合するための分岐ジョイント部11が一体的に接続されている。また、EGRガスクーラ3の排気ガスの流れ方向の下流側には、排気ガス混合比制御弁5の上流端部にEGRガスクーラ3を直列的に直接結合するための連結ジョイント部13が一体的に接続されている。また、分岐ジョイント部11と連結ジョイント部13との間には、EGRガスクーラ3に隣設してEGRガスクーラ3に対してバイパス配管4が並列的に配置されている。これらのEGRガスクーラ3、バイパス配管4、分岐ジョイント部11および連結ジョイント部13は、硫化物、硝酸、硫酸、アンモニウムイオン、酢酸等を含む400〜500℃以上のEGRガスおよびその凝縮水に排気ガス通路側が晒されるので、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)を一体ろう付け接合することによって製造され、排気ガス冷却装置が一体化されている。
分岐ジョイント部11は、排気側排気ガス還流管から導入したEGRガスを、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17と、バイパス配管4側のバイパス通路19とに分岐させる分岐管を構成すると共に、タンクプレート21とコアプレート22とから構成されている。この分岐ジョイント部11は、ケーシング12の筒方向の上流側端部にろう付け接合することにより直接結合されている。そして、タンクプレート21とコアプレート22とは、ケーシング12と同様に、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる成形プレート(金属板)を銅等のろう材を用いてろう付け接合することにより所定の形状に形成されている。ここで、コアプレート22には、複数の排気チューブ14の各排気ガス冷却通路17の図示左端部が差し込まれた状態でろう付け接合される角穴形状の挿入孔が排気チューブ14の本数分だけ形成されている。また、コアプレート22には、バイパス配管4の図示左端部が差し込まれた状態でろう付け接合される丸穴形状の取付孔が形成されている。
そして、タンクプレート21とコアプレート22とで囲まれた内部空間(入口側タンク室)は、排気側排気ガス還流管から導入されたEGRガスを、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17とバイパス配管4側のバイパス通路19とに所定の流量比(混合比)で分岐させる2方分岐流路23として機能する。なお、タンクプレート21とコアプレート22の凹み部とで囲まれた内部空間は、2方分岐流路23内に流入したEGRガスを各排気ガス冷却通路17に分流(分配)するためのEGRガスクーラ3の入口側タンク部24を構成する。
連結ジョイント部13は、ケーシング12と同様に、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料(例えばステンレス鋼)よりなる金属板を所定の形状となるようにプレス成形することにより製造されている。この連結ジョイント部13は、EGRガスクーラ3およびバイパス配管4の下流部を排気ガス混合比制御弁5に直列的に直接結合している。また、連結ジョイント部13には、複数の排気チューブ14の各排気ガス冷却通路17の図示右端部が差し込まれた状態でろう付け接合される角穴形状の挿入孔が排気チューブ14の本数分だけ形成されている。また、連結ジョイント部13には、バイパス配管4の図示右端部が差し込まれた状態でろう付け接合される丸穴形状の取付孔が形成されている。なお、連結ジョイント部13は、ケーシング12の冷却水通路16の冷却水出口部と排気ガス混合比制御弁5内の冷却水通路とを直接連通する冷却水通路26を形成している。また、排気ガス混合比制御弁5と連結ジョイント部13の凹み部とで囲まれた内部空間は、EGRガスクーラ3側の各排気ガス冷却通路17から流入したEGRガスを合流させるためのEGRガスクーラ3の出口側タンク部(以下排気ガス冷却通路と言う)27を構成する。また、連結ジョイント部13は、排気ガス冷却通路27よりも図示下部側に、バイパス配管4のバイパス通路19から流入したEGRガスを排気ガス混合比制御弁5内に導入するためのバイパス通路29を形成している。
排気ガス混合比制御弁5は、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27より流出した低温の排気ガスとバイパス配管4側のバイパス通路19、29より流出した高温の排気ガスとを合流させて吸気側排気ガス還流管内の排気ガス還流路を経て吸気管内の吸気通路に送り込むための合流管を構成するハウジング6と、高温の排気ガスと低温の排気ガスとの混合比を調節するフラップ型バルブ7と、このフラップ型バルブ7と一体的に回転動作するバルブシャフト(回転軸)8と、フラップ型バルブ7をバルブシャフト8の回転中心軸線を中心にして回転駆動するアクチュエータ9とを備えている。
ハウジング6の内部には、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27を経てEGRガスが導入される第1入口側流路31と、バイパス配管4側のバイパス通路19、29を経てEGRガスが導入される第2入口側流路32と、第1入口側流路31から流入した低温の排気ガスと第2入口側流路32から流入した高温の排気ガスとを合流させて混ぜ合わせるミキシング室33と、このミキシング室33から吸気側排気ガス還流管内の排気ガス還流路に排気ガスを流出する出口側流路34とが形成されている。なお、これらの第1入口側流路31、第2入口側流路32、ミキシング室33および出口側流路34は、ハウジング6内に形成される排気ガス還流路を構成する。
ここで、ミキシング室33は、第1入口側流路31から略円形状の第1排気導入孔41を介してEGRガスが導入されると共に、第2入口側流路32から略円形状の第2排気導入孔42を介してEGRガスが導入されるように構成されている。また、ミキシング室33は、これらの3つの第1入口側流路31、第2入口側流路32および出口側流路34を断面T字状に接続する3方管壁部(T字管壁部)43内に形成されている。この3方管壁部43の軸線、すなわち、ミキシング室33の中心軸線は、バルブシャフト8の回転中心軸線方向に対して所定の傾斜角度(例えば5〜15°程度)だけ傾斜して設けられている。そして、ミキシング室33の中心軸線方向の一方側の第1排気導入孔41を形成する3方管壁部43の内径面には、円環状の第1バルブシート部51が設けられている。また、ミキシング室33の中心軸線方向の他方側の第2排気導入孔42を形成する3方管壁部43の内径面には、円環状の第2バルブシート部52が設けられている。
なお、第1排気導入孔41は、第2排気導入孔42に対して対向して配置されている。また、3方管壁部43の円筒状側壁の中間部から図示右方向に延長された円管状の出口側配管54内には、上記の出口側流路34が形成されている。2つの第1、第2排気導入孔41、42は、ミキシング室33の中心軸線方向の両側でそれぞれ開口している。また、ミキシング室33と出口側流路34とを連通する排気排出孔44は、2つの第1、第2排気導入孔41、42に対して略直交する方向で開口している。また、2つの第1、第2入口側流路31、32を区画する隔壁部45には、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27とハウジング6内の第1入口側流路31とを円滑に接続するための第1テーパ部(傾斜面)、およびバイパス配管4側のバイパス通路19、29とハウジング6内の第2入口側流路32とを円滑に接続するための第2テーパ部(傾斜面)が形成されている。
また、ハウジング6内には、EGRガスクーラ3の冷却水通路16の冷却水出口部から冷却水通路26を経てエンジン冷却水が導入される冷却水通路46が形成されている。この冷却水通路46の図示左端部に設けられる冷却水入口部は、連結ジョイント部13の冷却水通路26に直列的に直接結合している。また、冷却水通路46の下流側端部には、冷却水配管に接続する冷却水出口管(図示せず)が設けられている。そして、本実施例のハウジング6は、アルミニウム鋳物またはアルミニウムダイカストにより所定の形状に一体的に形成されており、一体ろう付けされて一体化された排気ガス冷却装置の連結ジョイント部13の下流部に、図示しない締結ボルト等のスクリューを用いて締め付け固定されている。
この場合には、連結ジョイント部13の冷却水通路26とハウジング6の冷却水通路46とを結合する結合箇所からエンジン冷却水が漏洩しないように、連結ジョイント部13の図示右端面とハウジング6の図示左端面との間にゴムシール(図示せず)を装着する。また、連結ジョイント部13の排気ガス冷却通路27とハウジング6内の第1入口側流路31とを結合する結合箇所からEGRガスが漏洩しないように、また、連結ジョイント部13のバイパス通路29とハウジング6内の第2入口側流路32とを結合する結合箇所からEGRガスが漏洩しないように、連結ジョイント部13の図示右端面とハウジング6の図示左端面との間にメタルガスケット(図示せず)をそれぞれ装着する。
なお、ハウジング6の材質として連結ジョイント部13と一体ろう付けが可能な金属材料を用いた場合には、排気ガス冷却装置の一体ろう付け時に、ハウジング6もろう付け接合するようにしても良い。この場合には、一体ろう付けした後に、排気ガス混合比制御弁5の各構成部品を、ハウジング6に組み付けるようにする。ここで、ハウジング6の冷却水通路46は、排気ガス混合比制御弁5の内部構成部品をEGRガスの熱から保護する目的で、排気ガス混合比制御弁5の内部構成部品やアクチュエータ9の動力源を構成する駆動モータ(図示せず)の周囲を巡るように設けても良い。
本実施例のフラップ型バルブ7は、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料、例えばステンレス鋼等により略円板形状に形成されて、バルブシャフト8の図示下端側のバルブ保持部59の外周に嵌め合わされてバルブシャフト8と一体化されている。また、フラップ型バルブ7は、その板厚方向の両端面(バルブ端面)に対する法線が、ミキシング室33の中心軸線またはバルブシャフト8の回転中心軸線に対して所定の傾斜角度(例えば30〜60°、望ましくは40〜50°、最も望ましくは45°程度)を持って傾いた状態で、バルブシャフト8と一体的に回転動作する回転式斜め円板状バルブ本体である。そして、フラップ型バルブ7の板厚方向の一端面(EGRガスクーラ3側バルブ端面)には、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27および第1入口側流路31からミキシング室33内に導入された排気ガスが衝突して出口側流路34の方向に排気ガスの流れ方向を変更する第1流れ方向変更部61が設けられている。また、フラップ型バルブ7の板厚方向の他端面(バイパス配管4側バルブ端面)には、バイパス配管4側のバイパス通路19、29および第2入口側流路32からミキシング室33内に導入された排気ガスが衝突して出口側流路34の方向に排気ガスの流れ方向を変更する第2流れ方向変更部62が設けられている。
そして、フラップ型バルブ7は、バルブシャフト8の回転中心軸線を中心とする円板状部、およびバルブシャフト8のバルブ保持部59の外周に嵌め合わされる嵌合穴63を有している。なお、円板状部は、バルブシャフト8の回転中心軸線とフラップ型バルブ7の軸線との交点を中心にして略半円錐形状の回転軌跡を描く第1半円板状部、およびバルブシャフト8の回転中心軸線とフラップ型バルブ7の軸線との交点を中心にして略半円錐形状の回転軌跡を描く第2半円板状部によって構成されている。そして、第1半円板状部は、第2半円板状部に対して常に第1入口側流路31側に位置し、第2半円板状部は、第1半円板状部に対して常に第2入口側流路32側に位置する。そして、第1半円板状部の半径方向の外径側端部には、鋭角的に尖った形状の第1エッジ部64が略半円弧状に形成されている。また、第2半円板状部の半径方向の外径側端部には、鋭角的に尖った形状の第2エッジ部65が略半円弧状に形成されている。
そして、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスのほぼ全流量をバイパス配管4側に通す場合、すなわち、バイパス配管4側のバイパス通路19、29およびハウジング6内の第2入口側流路32を全開するように、フラップ型バルブ7の回転角度を制御した際には、図3(a)、(b)に示したように、フラップ型バルブ7の第1半円板状部の外径側端部の外径面とハウジング6の3方管壁部43の第1バルブシート部51の内径面との間に形成されるバルブクリアランス、および第2半円板状部の外径側端部の外径面と第2バルブシート部52の内径面との間に形成されるバルブクリアランスが広くなっている。すなわち、バイパス配管4側のバイパス通路19、29およびハウジング6内の第2入口側流路32を全開する際には、図3(a)、(b)に示したように、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27および第1入口側流路31を全閉しないように構成されている。
また、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスの全流量をEGRガスクーラ3側に通す場合、すなわち、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27およびハウジング6内の第1入口側流路31を全開するように、フラップ型バルブ7の回転角度を制御した際には、図3(c)に示したように、第1半円板状部の外径側端部の外径面と第1バルブシート部51の内径面との間に形成されるバルブクリアランス、および第2半円板状部の外径側端部の外径面と第2バルブシート部52の内径面との間に形成されるバルブクリアランスが狭くなっている。すなわち、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27およびハウジング6内の第1入口側流路31を全開する際には、図3(c)に示したように、バイパス配管4側のバイパス通路19、29および第2入口側流路32を全閉するように構成されている。
バルブシャフト8は、ハウジング6の図示上端側の軸受支持部に収容保持される軸受け(ボールベアリング)55、およびオイルシールホルダ56に収容保持されるオイルシール57内に摺動自在に設けられており、フラップ型バルブ7と同様に、耐熱性および耐腐食性に優れた金属材料、例えばステンレス鋼等により一体的に形成されている。このバルブシャフト8の先端部は、ハウジング6の第1排気導入孔41を貫通してミキシング室33内に差し込まれている。そのバルブシャフト8の先端部には、フラップ型バルブ7の嵌合穴63が嵌め込まれるバルブ保持部(径小部)59を有している。このバルブ保持部59は、フラップ型バルブ7を例えば溶接等の固定手段を用いて保持固定する。
ここで、バルブシャフト8の外周には、大径スリーブ71が装着されている。また、ハウジング6には、大径スリーブ71の内径に入り込む小径スリーブ72が装着されている。これらの大径スリーブ71および小径スリーブ72によって、バルブシャフト8の外周とオイルシールホルダ56の内周との間に形成される摺動部内にEGRガス中に含まれる微粒子が侵入してデポジットを形成することを抑制している。これによって、バルブシャフト8の外周とオイルシールホルダ56の内周との間の微小な隙間にデポジットが噛み込まれることにより、バルブシャフト8がオイルシールホルダ56との摺動部に固着(スティック)して、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7が円滑に開閉作動しなくなる不具合を解消できる。
本実施例の排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7およびバルブシャフト8を駆動するアクチュエータ9は、動力ユニットよりなる電動式アクチュエータで、バルブシャフト8を回転駆動することで、フラップ型バルブ7を開弁方向に駆動する。動力ユニットは、排気ガス混合比制御弁5のハウジング6の図示上端面に直接結合されたアクチュエータケース73内に収容されており、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7およびバルブシャフト8を回転方向に駆動する駆動モータと、この駆動モータの回転動力を排気ガス還流量制御弁のバルブシャフト8に伝達するための動力伝達機構(本例では歯車減速機構)とを含んで構成されている。歯車減速機構は、駆動モータのモータシャフトの回転速度を所定の減速比となるように減速するもので、2つ以上の減速ギヤ(図示せず)によって構成されている。ここで、駆動モータは、エンジン制御ユニット(以下ECUと呼ぶ)によって通電制御されるように構成されている。
ECUは、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROMやRAM等のメモリ)、入力回路、出力回路等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。また、ECUは、図示しないイグニッションスイッチをオン(IG・ON)すると、メモリ内に格納された制御プログラムに基づいて、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7の弁開度を電子制御するように構成されている。なお、ECUは、イグニッションスイッチがオフ(IG・OFF)されると、メモリ内に格納された制御プログラムに基づく上記の制御が強制的に終了されるように構成されている。ここで、各種センサからのセンサ信号は、A/D変換器でA/D変換された後に、ECUに内蔵されたマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。そして、マイクロコンピュータには、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、エアフロメータおよび冷却水温度センサ等が接続されている。また、マイクロコンピュータには、排気ガス還流管内を流れるEGR量を検出するEGR量センサ(図示せず)と、排気ガス還流管内を、EGRモジュール1より流出して吸気通路内に向かうEGRガスの温度を検出するための排気温度センサ(排気温度検出手段:図示せず)とが接続されている。ここで、排気温度センサは、ミキシング室33から流出した吸気側排気ガス還流管内を通過するEGRガスの温度に対応したセンサ信号(電圧信号)をECUに出力する。
[実施例1の制御方法]
次に、本実施例の排気ガス再循環装置の制御方法を図1ないし図3に基づいて簡単に説明する。
エンジンの運転状態に対応した、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7の弁開度の制御方法の一例を説明する。先ず、エンジンの運転停止時には、フラップ型バルブ7が、図3(a)、(b)に示したバルブ停止位置で停止するようにアクチュエータ9の駆動モータを通電制御する。これによって、エンジンの運転状態が冷間始動時、つまり冷却水温度センサによって検出したエンジン冷却水温度(THW)が第1所定値(例えば0℃)よりも低い時には、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスのほぼ全流量をバイパス配管4側に通すように、すなわち、ハウジング6内の第2入口側流路32を全開するようにバイパス配管4側全開位置でフラップ型バルブ7が停止していることになる。なお、本実施例では、第2入口側流路32を全開している時でも、フラップ型バルブ7の第1半円板状部の外径側端部の外径面とハウジング6の3方管壁部43の第1バルブシート部51の内径面との間に形成されるバルブクリアランス、および第2半円板状部の外径側端部の外径面と第2バルブシート部52の内径面との間に形成されるバルブクリアランスが広くなっており、第1入口側流路31が完全に閉じられることはない。
また、エンジンの暖機運転が終了した後(エンジンの暖機後)、つまり冷却水温度センサによって検出したエンジン冷却水温度(THW)が第1所定値よりも高温の第2所定値(例えば80℃)よりも高い時には、エンジンの各気筒の燃焼室内での燃料の燃焼温度を低下させて効果的に窒素酸化物(NOx)の発生を低減させる目的で、フラップ型バルブ7が、図3(c)に示したバルブ停止位置で停止するようにアクチュエータ9の駆動モータを通電制御する。これによって、エンジンの暖機後には、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスの全流量をEGRガスクーラ3側に通すように、すなわち、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27およびハウジング6内の第1入口側流路31を全開し、且つバイパス配管4側のバイパス通路19、29およびハウジング6内の第2入口側流路32を全閉するようにEGRガスクーラ3側全開位置でフラップ型バルブ7が停止する。これによって、エンジンの暖機後には、EGRガスを吸気管の吸気通路に再循環させるための排気ガス還流路内を通過するEGRガスの温度が十分に低くなる。具体的には、吸気管の吸気通路に再循環するEGRガスの温度が例えば120℃程度になる。
また、冷間始動時から暖機時までの間、つまり冷却水温度センサによって検出したエンジン冷却水温度(THW)が第1所定値(例えば0℃)以上で、且つ第2所定値(例えば80℃)以下の温度範囲内に有る時には、排気温度センサによって検出したEGRガス温度(EGRモジュール1より流出して吸気通路内に向かうEGRガスの温度)が、エンジンの運転状態に対応して設定される目標EGRガス温度と略一致するように、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7の弁開度(回転角度)が、公知の比例積分微分制御(PID制御)または比例積分制御(PI制御)を用いてフィードバック制御される。これによって、冷間始動時から暖機時までの間は、EGRガスを吸気管の吸気通路に再循環させるための排気ガス還流路内を通過するEGRガスの温度が目標EGRガス温度に応じて制御される。具体的には、吸気管の吸気通路に再循環するEGRガスの温度が例えば130℃〜300℃程度に制御される。ここで、冷間始動時から暖機時までの間は、エンジン負荷によって排気ガス温度が変化する。具体的には、エンジン負荷が低負荷時には、排気ガス温度が例えば180℃程度になり、また、エンジン負荷が中負荷時には、排気ガス温度が例えば350℃程度になる。このため、冷間始動時から暖機時までの間は、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7の弁開度をエンジン負荷に応じて最適化することによって、EGRガス温度が目標EGRガス温度(例えば130℃〜300℃程度)に制御される。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の排気ガス再循環装置の作用を図1ないし図3に基づいて簡単に説明する。
例えばディーゼルエンジン等のエンジンが始動することにより、エンジンのシリンダヘッドに形成された吸気ポートの吸気バルブが開かれると、エアクリーナで濾過された吸入空気が、吸気管内の吸気通路、スロットルボディ、サージタンクを通って各気筒のインテークマニホールドに分配され、エンジンの各気筒内に吸入される。そして、エンジンでは、燃料が燃える温度よりも高い温度になるまで空気を圧縮し、そこにインジェクタから高圧燃料を噴霧して燃焼が成される。そして、各気筒内で燃えた燃焼ガスは、エンジンのシリンダヘッドに形成された排気ポートから排出され、エキゾーストマニホールド、排気管内の排気通路を経て排出される。
このとき、ECUによって排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7が所定の弁開度(回転角度)となるように、アクチュエータ9の駆動モータへの駆動電流値が調整されると、バルブシャフト8が回転中心軸線を中心にして回転する。これによって、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27からハウジング6内の第1入口側流路31を経てミキシング室33内に導入される低温の排気ガスは、ミキシング室33内でフラップ型バルブ7の板厚方向の一端面(第1流れ方向変更部61)に当たり、ハウジング6内の出口側流路34に向かってスワールしながら吸気側に流れる。また、バイパス配管4側のバイパス通路19、29からハウジング6内の第2入口側流路32を経てミキシング室33内に導入される高温の排気ガスは、ミキシング室33内でフラップ型バルブ7の板厚方向の他端面(第2流れ方向変更部62)に当たり、ハウジング6内の出口側流路34に向かってスワールしながら低温の排気ガスと混ざる(図1参照)。したがって、排気ガス還流管から吸気管に再循環(還流)するEGRガスの温度が最適化される。
ここで、例えば定常時に、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7の弁開度(回転角度:例えば第1、第2排気導入孔41、42に対する開口面積)を調節して、図3(c)に示したように、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスの全流量をEGRガスクーラ3側に通すようにすることで、排気側排気ガス還流管から分岐ジョイント部11の2方分岐流路23内に導入されたEGRガスを、EGRガスクーラ3の入口側タンク部24、排気ガス冷却通路17、27、ハウジング6内の第1入口側流路31、第1排気導入孔41、ミキシング室33、排気排出孔44、出口側流路34および吸気側排気ガス還流管を経由させて吸気管に再循環(還流)させるようにすると、EGRガスがEGRガスクーラ3の複数の排気チューブ14の各排気ガス冷却通路17を通過する際に、EGRガスクーラ3のケーシング12の冷却水通路16内を流れるエンジン冷却水によって十分に冷却される。これによって、温度が低く、体積の小さいEGRガスが吸入空気と混入することになるので、エンジンの出力を低下させることなく、燃焼温度を低下して効果的にNOxの発生を低減させることができる。
また、例えば寒冷時に、排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7の弁開度(回転角度:例えば第1、第2排気導入孔41、42に対する開口面積)を調節して、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスのほぼ全流量をバイパス配管4に通すようにすることで、排気側排気ガス還流管から分岐ジョイント部11の2方分岐流路23内に導入されたEGRガスを、バイパス配管4側のバイパス通路19、29、ハウジング6内の第2入口側流路32、第2排気導入孔42、ミキシング室33、排気排出孔44、出口側流路34および吸気側排気ガス還流管を経由させて吸気管に再循環(還流)させるようにすると、EGRガスの温度が比較的に高い状態で再循環されることになる。これによって、吸入空気への十分な暖気効果を得ることができ、エンジンでの着火性が向上し、白煙の発生を防止することができる。また、EGRガスを冷却することによって吸入空気の温度を低下させると、NOxの排出量は減少する傾向にあるが、比較的にエンジンの低回転、低負荷の運転条件においては、EGRガスを冷却することによって排気微粒子(パティキュレート・マター:PM)の排出量が増加する。このため、エンジンの運転状態に応じて排気ガス混合比制御弁5のフラップ型バルブ7を適度な弁開度(回転角度)に制御することで、EGRガスの温度が最適な温度となるように変化させて、NOxの排出量およびPMの排出量を同時に低減させることも可能である。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の排気ガス再循環装置においては、高温の排気ガスと低温の排気ガスとの混合比を調節する排気ガス混合比制御弁5のハウジング6を、EGRガスクーラ3およびバイパス配管4の下流側に直接結合している。そして、排気ガス混合比制御弁5の弁体として、円板状バルブ本体の板厚方向の両端面(バルブ端面)に対する法線が、ミキシング室33の中心軸線またはバルブシャフト8の回転中心軸線に対して所定の傾斜角度を持って傾いたフラップ型バルブ7を使用することにより、EGRガスクーラ3側の排気ガス冷却通路17、27からミキシング室33内に導入される低温の排気ガス(図1において図示破線)と、バイパス配管4側のバイパス通路19、29からミキシング室33内に導入される高温の排気ガス(図1において図示実線)とが、ミキシング室33内においてフラップ型バルブ7の板厚方向の両端面(第1、第2流れ方向変更部61、62)に当たりハウジング6内の出口側流路34に向かってスワールしながら混ざり合う。これによって、高温の排気ガスと低温の排気ガスとを効率良く混ぜ合わすことが可能となるので、排気ガス再循環装置の排気ガス還流管から吸気管内に導入されるEGRガスの温度を精度良く制御することができる。
そして、排気ガス混合比制御弁5のハウジング6の3方管壁部43の軸線、すなわち、ミキシング室33の中心軸線を、バルブシャフト8の回転中心軸線方向に対して所定の傾斜角度だけ傾斜して設けている。このため、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスのほぼ全流量をバイパス配管4側に通す場合には、図3(a)、(b)に示したように、フラップ型バルブ7の外径側端部の外径面と第1バルブシート部51の内径面との間に形成されるバルブクリアランス、およびフラップ型バルブ7の外径側端部の外径面と第2バルブシート部52の内径面との間に形成されるバルブクリアランスが広く設定される。また、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスの全流量をEGRガスクーラ3側に通す場合には、図3(c)に示したように、フラップ型バルブ7の外径側端部の外径面と第1バルブシート部51の内径面との間に形成されるバルブクリアランス、およびフラップ型バルブ7の外径側端部の外径面と第2バルブシート部52の内径面との間に形成されるバルブクリアランスが狭く設定される。したがって、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスの全流量をEGRガスクーラ3側に通す場合に、バイパス配管4側のバイパス通路19、29、ハウジング6内の第2入口側流路32からミキシング室33内に高温の排気ガスが漏れ出ることを防止できるので、排気ガスの冷却性能に影響を与えることなく、EGRガスクーラ3の小型化を図ることができる。
ここで、図4(a)、(b)に示した比較例1のフラップ型バルブ7の外径側端面は、第1、第2バルブシート部51、52の内径面に対して平行方向に形成されている。この比較例1のフラップ型バルブ7に対して、本実施例のフラップ型バルブ7は、フラップ型バルブ7の半径方向の外径側端面に鋭角的に尖った形状の第1、第2エッジ部64、65を設けている。これによって、仮に第1、第2バルブシート部51、52の内径面に排気ガス中に含まれる微粒子が付着してデポジットが形成されて堆積していたとしても、アクチュエータ9の駆動モータを通電制御してフラップ型バルブ7をバルブシャフト8と共に一体的に回転動作させることで、第1、第2バルブシート部51、52の内径面に堆積したデポジットを掻き落とすことができる。また、フラップ型バルブ7の外径側端面と第1、第2バルブシート部51、52の内径面とに跨がってデポジットが堆積して、フラップ型バルブ7が第1、第2バルブシート部51、52の内径面に固着していた場合でも、図4(a)、(b)に示した比較例1のフラップ型バルブ7と比べて、フラップ型バルブ7の外径側端部において第1、第2バルブシート部51、52の内径面に対して対向する部分の面積が小さいので、小さな駆動力で、フラップ型バルブ7を第1、第2バルブシート部51、52の内径面から引き剥がすことができる。これにより、アクチュエータ9の駆動モータを小型化することができる。
そして、エンジン停止時に、排気側排気ガス還流管からEGRモジュール1内に導入されたEGRガスのほぼ全流量をバイパス配管4側に通すようにバイパス配管4側全開位置でフラップ型バルブ7を停止させておくことにより、エンジン始動時に、バイパス配管4側のバイパス通路19、29およびハウジング6内の第2入口側流路32が全開となる。これによって、仮にフラップ型バルブ7の板厚方向の他端面(第2流れ方向変更部62:表面)に排気ガス中に含まれる微粒子が付着して硬化なデポジットが形成されて、フラップ型バルブ7と第1、第2バルブシート部51、52とに跨がって硬化なデポジットが堆積していたとしても、エンジン始動時に、バイパス配管4側のバイパス通路19、29およびハウジング6内の第2入口側流路32からミキシング室33内に導入された高温の排気ガスをフラップ型バルブ7の板厚方向の他端面(第2流れ方向変更部62:表面)に当てることで、高温の排気ガスの熱で、フラップ型バルブ7の外径側端面と第1、第2バルブシート部51、52の内径面とに跨がって堆積した硬化なデポジットを軟化させることができる。したがって、フラップ型バルブ7をバルブシャフト8と共に一体的に回転動作させることで、フラップ型バルブ7を第1、第2バルブシート部51、52の内径面から剥がし易くなり、フラップ型バルブ7の動作不良を防止することができる。
また、本実施例では、バイパス配管4の筒方向に伸縮することが可能な蛇腹状のベローズ部18をバイパス配管4に一体的に形成している。これによって、高温の排気ガスをエンジン冷却水で冷却して低温部となるEGRガスクーラ3と高温の排気ガスをそのまま通過させて高温部となるバイパス配管4との熱膨張の差をベローズ部18で吸収することができる。これにより、耐久性に優れた排気ガス冷却装置となる。
[変形例]
本実施例では、排気ガス混合比制御弁5のアクチュエータ9を、駆動モータと動力伝達機構(例えば歯車減速機構等)とを含んで構成される動力ユニットを備えた電動式アクチュエータによって構成したが、排気ガス混合比制御弁5のアクチュエータ9を、電磁式または電動式負圧制御弁を備えた負圧作動式アクチュエータや、電磁式流量制御弁等の電磁式アクチュエータによって構成しても良い。また、排気ガス還流量制御弁(EGR制御弁)のハウジングを、排気ガス冷却装置(EGRガスクーラ3およびバイパス配管4)の上流側に接続しても、排気ガス混合比制御弁5のハウジング6の下流側に接続してもどちらでも構わない。また、本実施例では、フラップ型バルブ7を、EGRガスクーラ3側の全開方向に開弁駆動およびEGRガスクーラ3側の全閉方向に閉弁駆動するアクチュエータ9を設けているが、フラップ型バルブ7を、EGRガスクーラ3側の全閉方向または全開方向に付勢するスプリング等のバルブ付勢手段を設けても良い。
本実施例では、排気ガス冷却装置(EGRガスクーラ3およびバイパス配管4)の下流側に、排気ガス混合比制御弁5のハウジング6を直列的に直接結合しているが、排気ガス混合比制御弁5の下流側に、排気ガス還流量制御弁のハウジングを直列的に直接結合し、排気ガス混合比制御弁5と排気ガス還流量制御弁とで1個のハウジングを共通化しても良い。この場合には、EGRガスクーラ3と排気ガス還流量制御弁とを結合する排気ガス還流管および冷却水配管が不要となり、部品点数を減少できる。また、EGRガスクーラ3と排気ガス還流量制御弁との組み付け性を向上することができ、また、排気ガス還流路および冷却水通路の通路長を非常に短縮できるので、配管の取り回し(レイアウト)が容易となり、車両への搭載性を向上できる。なお、EGRガスクーラ3またはバイパス配管4の下流側近傍に、排気ガス混合比制御弁5のハウジング6を近接配置して、EGRガスクーラ3またはバイパス配管4と排気ガス混合比制御弁5とを結合する排気ガス還流管および冷却水配管を従来の技術よりも短くしても良い。
本実施例では、フラップ型バルブ7の第1半円板状部の半径方向の寸法と、フラップ型バルブ7の第2半円板状部の半径方向の寸法とを、同一寸法としているが、フラップ型バルブ7の第1半円板状部の半径方向の寸法を、フラップ型バルブ7の第2半円板状部の半径方向の寸法よりも長く設定しても、あるいは短く設定してもどちらでも構わない。また、本実施例では、フラップ型バルブ7の第1、第2板状部の形状を、半円板形状としているが、フラップ型バルブ7の第1、第2板状部の形状を、半長円形状または半楕円形状または多角形状にしても良い。この場合には、ハウジング6のミキシング室33の流路壁面形状をフラップ型バルブ7の形状に対応させる。
また、バイパス配管4側全開時にフラップ型バルブ7の第1、第2半円板状部の外径側端面(外周部)が対向する第1、第2バルブシート部51、52に凹状部を設けても良い。また、EGRガスクーラ(排気熱交換器)3側全開時にフラップ型バルブ7の第1、第2半円板状部の外径側端面(外周部)が対向する第1、第2バルブシート部51、52に凸状部を設けても良い。これらの場合には、ハウジング6の3方管壁部43の軸線、つまりミキシング室33の中心軸線を、バルブシャフト8の回転中心軸線方向に対して傾斜させなくても、バイパス配管4側全開時のバルブクリアランスを、EGRガスクーラ(排気熱交換器)3側の全開時のバルブクリアランスよりも大きくすることができる。
排気ガス冷却装置および排気ガス混合比制御弁を一体化したEGRモジュールの主要構造を示した部分断面図である(実施例1)。 排気ガス冷却装置および排気ガス混合比制御弁を一体化したEGRモジュールの全体構造を示した部分断面図である(実施例1)。 (a)はバイパス配管側全開状態を示した断面図で、(b)は(a)のA部拡大図で、(c)はEGRガスクーラ側全開状態を示した断面図である(実施例1)。 (a)はバイパス配管側全開状態を示した断面図で、(b)は(a)のA部拡大図である(比較例1)。
符号の説明
1 EGRモジュール
3 EGRガスクーラ(排気熱交換器)
4 バイパス配管
5 排気ガス混合比制御弁
6 ハウジング(合流管)
7 フラップ型バルブ
8 バルブシャフト(回転軸)
9 アクチュエータ
18 ベローズ部
31 第1入口側流路
32 第2入口側流路
33 ミキシング室
34 出口側流路
41 第1排気導入孔
42 第2排気導入孔
43 3方管壁部
51 第1バルブシート部
52 第2バルブシート部
61 第1流れ方向変更部
62 第2流れ方向変更部
64 第1エッジ部
65 第2エッジ部

Claims (11)

  1. エンジンの排気ガスの一部を吸気側に再循環させるための排気ガス還流管の途中に、
    内部を通過する排気ガスを冷却する排気熱交換器と、
    内部を通過する排気ガスを前記排気熱交換器より迂回させるバイパス配管と、
    前記排気熱交換器から前記吸気側に導入される排気ガスと前記バイパス配管から前記吸気側に導入される排気ガスとの混合比を調節する排気ガス混合比制御弁と
    を配置した排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス混合比制御弁は、前記排気熱交換器および前記バイパス配管の下流側に配置されて、
    前記排気熱交換器より流出した排気ガスと前記バイパス配管より流出した排気ガスとを合流させて混ぜ合わせるミキシング室、
    このミキシング室内において中心軸線を中心にして回転する回転軸、
    およびバルブ端面に対する法線が、前記ミキシング室の中心軸線または前記回転軸の中心軸線に対して所定の角度を持って傾いた状態で、前記回転軸と一体的に回転動作するフラップ型バルブを有していることを特徴とする排気ガス再循環装置。
  2. 請求項1に記載の排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス混合比制御弁は、前記排気熱交換器から前記ミキシング室内に排気ガスを導入する第1入口側流路、前記バイパス配管から前記ミキシング室内に排気ガスを導入する第2入口側流路、および前記ミキシング室から前記吸気側に排気ガスを導入する出口側流路を有し、
    前記ミキシング室は、これらの3つの流路を断面T字状に接続することを特徴とする排気ガス再循環装置。
  3. 請求項2に記載の排気ガス再循環装置において、
    前記フラップ型バルブは、前記第1入口側流路から前記ミキシング室内に導入された排気ガスが衝突して前記出口側流路の方向に排気ガスの流れ方向を変更する第1流れ方向変更部、および前記第2入口側流路から前記ミキシング室内に導入された排気ガスが衝突して前記出口側流路の方向に排気ガスの流れ方向を変更する第2流れ方向変更部を有し、
    前記第1流れ方向変更部および前記第2流れ方向変更部は、前記フラップ型バルブの板厚方向の両端面にそれぞれ形成されていることを特徴とする排気ガス再循環装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス混合比制御弁には、前記フラップ型バルブの半径方向の外径側端面に接触するか、あるいは所定の隙間を隔てて対向して配置されるバルブシート部が円環状に設けられていることを特徴とする排気ガス再循環装置。
  5. 請求項4に記載の排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス混合比制御弁は、前記ミキシング室の中心軸線を、前記回転軸の中心軸線方向に対して所定の傾斜角度だけ傾斜して設けており、
    前記フラップ型バルブの外径側端面と前記バルブシート部の内径面との間に形成されるクリアランスは、前記排気熱交換器側および前記第1入口側流路を全開する時の方が、前記バイパス配管側および前記第2入口側流路を全開する時と比べて狭いことを特徴とする排気ガス再循環装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス混合比制御弁は、エンジン停止時またはエンジン始動時に、前記バイパス配管側および前記第2入口側流路を全開することを特徴とする排気ガス再循環装置。
  7. 請求項4ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の排気ガス再循環装置において、 前記フラップ型バルブの半径方向の外径側端面には、鋭角的に尖った形状のエッジ部が設けられていることを特徴とする排気ガス再循環装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の排気ガス再循環装置において、 前記排気ガス混合比制御弁は、前記排気熱交換器より流出した排気ガスと前記バイパス配管より流出した排気ガスとを合流させて前記吸気側に送り込むための合流管を有し、
    前記合流管は、前記排気熱交換器から前記ミキシング室内に排気ガスを導入する第1入口側流路、前記バイパス配管から前記ミキシング室内に排気ガスを導入する第2入口側流路、前記ミキシング室から前記吸気側に排気ガスを導入する出口側流路、およびこれらの3つの流路を断面T字状に接続する3方管壁部を有していることを特徴とする排気ガス再循環装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の排気ガス再循環装置において、 前記排気ガス還流管の途中で、前記排気熱交換器および前記バイパス配管と前記排気ガス混合比制御弁とを直列的に直接結合したことを特徴とする排気ガス再循環装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の排気ガス再循環装置において、 前記排気ガス還流管の途中で、前記排気熱交換器と前記バイパス配管とを並列的に、しかも近傍に配置して排気ガス冷却装置を構成したことを特徴とする排気ガス再循環装置。
  11. 請求項10に記載の排気ガス再循環装置において、
    前記バイパス配管は、前記排気熱交換器の筒方向寸法と略同一の寸法とされており、前記バイパス配管の筒方向に伸縮することが可能な蛇腹状のベローズ部を有していることを特徴とする排気ガス再循環装置。
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