JP2005273165A - 建設機械の排土板 - Google Patents

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慎介 齋藤
Shigeji Ono
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Abstract

【課題】建設機械に装備される排土板に、重量を付加するために取り付けられるウエイトの、着脱が困難、保管が困難、またウエイトが土工作業の邪魔になるなどの問題を除くことができ、かつ必要に応じて容易に重量を追加あるいは削除できる、建設機械の排土板を提供する。
【解決手段】排土板(8)に、流体を封入可能に形成した封入室(25)と、この封入室(25)に開閉を自在に設けた流体の注入口(36)及び排出口(38)を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブルドーザ,油圧ショベルなどの建設機械に装備される排土板に関する。
建設機械の典型例である例えばブルドーザ、油圧ショベルなどには排土板が装備され、排土板を用いて土砂の掘削、運搬、整地などの作業が行われる。この排土板は、機体の一端に突き出して備えられ、その重量の大小の設定は建設作業を効率よく遂行するために重要である。
すなわち、例えばブルドーザにおいて機体の反対側にウインチ、リッパなどの作業装置を装備する場合、また油圧ショベルにおいて機体の反対側に位置付けたバケットを取り付けた作業装置のアームを伸ばし掘削作業を行う場合などには、作業負荷に対して機体のバランスを確保することができるように重いことが望ましい。また、ブルドーザにおいて土砂を掘削する場合にも重い方が望ましい。一方建設機械を軟弱地で作業させる場合には機体の前後バランスを適切に維持し走行時に機体が前のめりあるいは後ろのめりになって走行が不能にならないように重量を適切に設定するのが望ましい。さらに、稼働現場の移動など建設機械をトラック、トレーラなどに載せて輸送するときには排土板を含めて建設機械はできるだけ軽いことが望まれる。
これらの要望に対応するために、おもりであるウエイトを排土板の上部、例えば左右幅方向両側に1個ずつ計2個、着脱を自在にして取り付けることが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−158926号公報(第2図)
しかしながら、上述したとおりの形態の排土板を備えた従来の建設機械には、次のとおりの解決すべき問題がある。
ウエイトの着脱:
ウエイトを排土板に作業の形態に応じて着脱するには、ウエイトは重量物であるのでクレーンなどの吊り手段が必要になりウエイト着脱の作業が面倒である。
ウエイトの保管:
ウエイトを排土板に取り付けない場合には、重量がありまた嵩のあるウエイトを保管するための運搬、保管スペース、また装着に迅速に対応できる場所に保管するなど、外したウエイトの保管が面倒である。
排土板を用いた作業の邪魔:
ウエイトを排土板の上部に排土板を跨ぐように取り付けた場合(上記特許文献1参照)ウエイトが排土板の前面に覆い被さり排土板を用いた土工作業の邪魔になる。これを避けるために排土板の後面に取り付ける場合には、設置のスペースが限られ、また機体のバランス面で機体からオーバハングした排土板に付加される重量が実質上減ってしまいその分重量を増したウエイトが必要になる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、排土板に重量を付加するために排土板に取り付けられるウエイトの、着脱が困難、保管が困難、またウエイトが土工作業の邪魔になるなどの問題を除くことができ、かつ必要に応じて重量を容易に追加あるいは削除できる、建設機械の排土板を提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決する建設機械の排土板として、排土板が、流体を封入可能に形成された封入室と、この封入室に開閉を自在に設けられた該流体の注入口及び排出口を備えている、ことを特徴とする建設機械の排土板が提供される。
好適には、該封入室は、排土板の上下高さ及び左右幅を規定するモールドボードと、このモールドボードの幅方向両端部に接合された一対の側板と、モールドボードの幅方向に延び該一対の側板の各々並びにモールドボードに接合された複数個の補強板とによって形成され、複数個の補強板によって仕切られた複数個の封入室が形成される。また、封入室と封入室とを仕切る補強板に連通口が形成される。そして、該補強板は、L字形状に曲げられた断面を有しモールドボードの幅方向に延びる曲げ補強板を含み、該曲げ補強板は該L字形状の部分を排土板の上下方向の下方側に位置付けて配設されている。さらに、該注入口及び排出口が、該排土板の幅方向の両側にそれぞれ備えられ、該流体として水が用いられる。
本発明に従って構成された建設機械の排土板によれば、排土板が、流体を封入可能に形成された封入室と、この封入室に開閉を自在に設けられた流体の注入口及び排出口を備えている。したがって、封入室に流体、例えば水を、注入口及び排出口により適宜に充填あるいは排出できるので、排土版に重量を必要に応じて容易に追加あるいは削除でき、従来のウエイトの、着脱が困難な問題、保管が困難な問題、ウエイトが土工作業の邪魔になる問題、などを除くことができる。
以下、本発明に従って構成された建設機械の排土板について、典型的な建設機械であるブルドーザにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
ブルドーザを前から見た斜視図である図1を参照して説明する。全体を番号2で示すブルドーザは、左右一対の無限軌道式の走行体4,4と、走行体4,4上に取り付けられた機体本体6を備え、機体本体6及び走行体4,4の前方には排土板8が上下方向に揺動作動を自在に機体本体6に取り付けられている。機体本体6には動力源のエンジン室6a、及び排土板8の作動操作などブルドーザ2を操縦操作するための運転席6bが備えられている。
図1とともに、排土板8を上方から見てその要部を示した図2を参照して、先ず排土板8についてその概要を説明する。排土板8は、その上下高さ方向(図1の矢印X方向)及び左右幅方向(図1、図2の矢印Y方向)の大きさを規定するモールドボード10と、モールドボード10の幅方向両端部に接合された一対の側板12,12と、モールドボード10の幅方向に延び一対の側板12,12並びにモールドボード10に接合された複数個の補強板14,16,18を備えている。排土板10の下端には幅方向に切り刃である、カッティングエッジ20,20が幅方向の中央の左右に、エンドビット22,22が幅方向の左右両端部に、それぞれ複数個のボルト24によって交換を自在に取り付けられている。排土板8は基本的に高張力鋼板などの鋼部材を溶接接合して形成されている。
図2とともにその拡大断面図である図3を参照して排土板8について詳細に説明する。モールドボード10は、鋼板を高さ方向Xにおいて湾曲状に成形した断面を有し幅方向Yに延びている。湾曲の凹側が土砂などを押す排土板の表面側に位置付けられている。モールドボード10の裏面と左右の側板12,12との間には、上方から順に補強板としての曲げ補強板14,16、18が取り付けられている。
曲げ補強板14,16,18はそれぞれ、半径Rの曲げ部を有したL字形状の断面を備え、モールドボード10の幅方向Y(図3の紙面に垂直の方向)に延びている。最上部の曲げ補強板14は、このL字断面形状を2個組み合わせたチャンネル状に形成され、曲げ部と曲げ部をつなぐ辺14aが排土板8の上下方向に位置付けられ、曲げ部から延びる一対の辺14b、14cが略水平に位置付けられ、それぞれの先端がモールドボード10の裏面に当接され溶接接合されている。
中間の曲げ補強板16は、曲げ部から延びる一方の辺16aが略水平に配設されその先端がモールドボード10の裏面に当接され、他方の辺16bは上方に延ばされ上部の曲げ補強板14の曲げ部に当接され、それぞれ溶接接合されている。最下部の曲げ補強板18は、曲げ部から延びる一方の辺18aが略水平に配設されその先端がモールドボード10の裏面部分に当接され、他方の辺18bは上方に延ばされ中間の曲げ補強板16の曲げ部に当接され、それぞれ溶接接合されている。
上述のようにこれらの曲げ補強板14,16,18はそれぞれL字形状に曲げられた部分を排土板8の上下方向下方側に位置付けて配設されている。
かくして、モールドボード10、側板12,12、補強板14,16,18によって仕切られた、上部の封入室26、中間の封入室28、下部の封入室30がそれぞれ形成されている。これらの封入室は、封入室を形成する部材が連続溶接によりあるいは断続溶接とシーラントによって接合され、気密に形成されている。
上部の封入室26と中間の封入室28を仕切る補強板14には連通口32が、中間の封入室28と下部の封入室30を仕切る補強板18には連通口34がそれぞれ形成されている。本実施例においては、封入室26、28、30は連通されて一つの封入室25を形成している。連通口32,34は、流体を封入室25に注入する時あるいは封入室25から排出する時に封入室26,28,30を連通させるものであるので、その個数、大きさは流体の種類、性状などによって流体が流れ易いように適宜に設定すればよい。
最上部の曲げ補強板14の上側の辺14bには、封入室26に開口したボス36aとこの開口に形成されたねじ穴にパッキン36bを介して取り付けられたプラグ36cとからなる、開閉を自在に設けられた注入口36が、排土板8の幅方向Yの両側にそれぞれ1個備えられている(図2参照)。また、下部の曲げ補強板18の下側の辺18aには、封入室30に開口したボス38aとこの開口に形成されたねじ穴にパッキン38bを介して取り付けられたプラグ38cからなる、開閉を自在に設けられた排出口38が、排土板8の幅方向Yの両側、上述の一対の注入口36,36の下方に位置してそれぞれ1個備えられている。
排土板8の封入室25に封入される流体としては、ブルドーザ、油圧ショベルなどの建設機械の稼働現場において入手、そして排出、廃棄が容易な「水」を用いるのが好都合である。封入室25に流体を注入するには、一対の排出口38,38を閉じた状態で、一対の注入口36,36のプラグ36cを取り外し、一方の注入口36から流体を注入し他方の注入口36から内部空間の空気を逃がしながら行い、所定の量を注入したら一対の注入口36,36を閉じる。流体の注入量は、所望の重量となるように予め決めた量、あるいは空気抜きの注入口36から流体が流出する封入室25が一杯になるまでの量等、必要な量を適宜に注入する。封入室25に封入された流体を排出するには、一対の注入口36,36を開放し、一対の排出口38,38を開けて行う。
上述したとおりの建設機械の排土板8の作用について説明する。
排土板にウエイトを追加あるいは削除するには、排土板に備えられた封入室に流体を注入、あるいは封入された流体を排出すればよい。したがって、排土板に取り付けられるウエイトの、着脱が困難、保管が困難、ウエイトが土工作業の邪魔になるなどの問題を除くことができる。
また、流体の注入及び排出は、排出口及び排出口を開閉して行えばよいので、必要に応じて排土板に容易に重量を追加あるいは削除することができる。
注入口及び排出口を排土板の幅方向の両側に備えたので、例えば排土板を幅方向において傾けた状態となるように機体の姿勢を制御し、あるいは排土板のみの姿勢を制御することにより、流体の注入また排出をより容易に行うことができる。
封入室を形成する補強板の断面L字状の部分を封入室の下部側に配置したので、流体を排出するときに流体は排出されやすくなり、また封入室に残留しにくくなる。
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができる。
本実施例においては、封入室として3個の封入室26,28,30を連通口32,34によってつなぎ1個の封入室25としたが、それぞれを独立した封入室にしてそれぞれに注入口および排出口を備えてもよい。また封入室の数は3個に限定されるものではなく、これらの封入室全てを用いなくてもよい。すなわち、排土板の重量を適宜に調整できるように、封入室は1個以上適宜に適宜の個所に設置すればよい。
本実施例においては、封入室に注入される流体として「水」が用いられたが、例えば粒状の鉄、砂などを用いることもできる。
本実施例においては、排出口に開閉自在にプラグを用いたが、排出される流体の種類に応じて例えばコック、バルブなどの手段を用いてもよい。
本発明に従って構成された排土板を備えた典型的な建設機械であるブルドーザを左前上方から見た斜視図。 図1の排土板を上方から見てその要部を示した拡大平面図。 図2のA−A矢印方向に見た排土板の拡大断面図。
符号の説明
2:ブルドーザ(建設機械)
8:排土板
10:モールドボード
12:側板
14:曲げ補強板(補強板)
16:曲げ補強板(補強板)
18:曲げ補強板(補強板)
25:封入室
26:封入室
28:封入室
30:封入室
32:連通口
34:連通口
36:注入口
38:排出口

Claims (7)

  1. 建設機械に装備される排土板であって、
    該排土板が、流体を封入可能に形成された封入室と、この封入室に開閉を自在に設けられた該流体の注入口及び排出口を備えている、ことを特徴とする建設機械の排土板。
  2. 該封入室が、排土板の上下高さ及び左右幅を規定するモールドボードと、このモールドボードの幅方向両端部に接合された一対の側板と、モールドボードの幅方向に延び該一対の側板の各々並びにモールドボードに接合された複数個の補強板とによって形成されている、請求項1記載の建設機械の排土板。
  3. 該複数個の補強板によって仕切られた複数個の封入室が形成されている、請求項2記載の建設機械の排土板。
  4. 封入室と封入室とを仕切る補強板に連通口が形成されている、請求項3記載の建設機械の排土板。
  5. 該補強板が、L字形状に曲げられた断面を有しモールドボードの幅方向に延びる曲げ補強板を含み、該曲げ補強板は該L字形状の部分を排土板の上下方向の下方側に位置付けて配設されている、請求項2から4までのいずれかに記載の建設機械の排土板。
  6. 該注入口及び排出口が、該排土板の幅方向の両側にそれぞれ備えられている、請求項2から5までのいずれかに記載の建設機械の排土板。
  7. 該流体として水が用いられる、請求項1から6までのいずれかに記載の建設機械の排土板。
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