JP2005273042A - 暖房用ズボン - Google Patents

暖房用ズボン Download PDF

Info

Publication number
JP2005273042A
JP2005273042A JP2004084529A JP2004084529A JP2005273042A JP 2005273042 A JP2005273042 A JP 2005273042A JP 2004084529 A JP2004084529 A JP 2004084529A JP 2004084529 A JP2004084529 A JP 2004084529A JP 2005273042 A JP2005273042 A JP 2005273042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
trouser
tube
vortex tube
vortex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004084529A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugimoto
裕幸 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shigematsu Works Co Ltd
Original Assignee
Shigematsu Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shigematsu Works Co Ltd filed Critical Shigematsu Works Co Ltd
Priority to JP2004084529A priority Critical patent/JP2005273042A/ja
Publication of JP2005273042A publication Critical patent/JP2005273042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

【課題】 軽量で且つ小型化されたボルテックスチューブによる暖房用ズボンの提供。
【構成】 ズボンの脚部に保持されたプラスチック製ボルテックスチューブより生じた温風をズボン内に導入したことを特徴とする暖房用ズボンである。
【選択図】図2

Description

本発明はボルテックススチューブを取り付けた暖房用ズボンに関する。
寒冷地で作業をする場合、保温材或いは蓄熱材を身につけたり或いは衣服に発熱体を設けたりすることはよく知られているところである。しかし、従来使用されている保温材或いは蓄熱材は保温面積が狭かったり、或いは保温時間が短かったり等の不便さがあった。このような点を改良するため、例えば特許文献1では保温面積の狭い白金触媒発熱部と保温時間の短い蓄熱材とを組み合わせ使用し、白金触媒発熱体と蓄熱材とのそれぞれの長所を組み合わせることによって保温面積が広く、保温時間の長い保温が行えることを開示している。
特開2002−253594号公報
しかしながら、このような保温手段では保温温度をコントロールすることは出来ない。即ち、所望する一定の保温温度で長時間保温を行うことは困難であった。
ところで、暖房・冷却機能を有する機器としてボルテックスチューブがある。これは旋回気流中心部の温度が周辺部より低いという「渦動理論」を応用したもので、チューブ内にチューブの接線方向に高速で圧縮空気を流すと、円筒形のチューブの側壁に沿って流れる熱風と、中心部分の冷たい空気とに分離することが出来る。このボルテックスチューブの原理を図1に図示する。ボルテックススチューブは、図1に示すように、外周に冷却フィン2を有する円筒形チューブ1であって、該チューブ1の任意の個所にノズル3を介して空気を導入する導入口4が設けてある。そして、その端部の一方にはバルブ5を介して空気の一部を外部に排出できる噴出口6を設けると共に、残部の空気は、他方の端部の排出口7より排出できるようになっている。この円筒形チューブ1内に圧縮空気を導入口4よりノズル3を通して高速でチューブの接線方向に導入すると、次に空気はチューブの壁面を螺旋状に高速回転し渦流となってバルブ5のある方に移動する。圧力は空気導入口付近の渦流発生室よりバルブ5のある方向に順次低下し、更に他方の端部では大気圧となる。噴出口6より温風として一部は排出され、残部は渦流の遠心力によって生じた渦流の中心部を通って冷気として排出口7より大気に放出させる。そして、チューブの一端に設けられているバルブ5によって冷気と高温空気の流れを調節することができる。
このようなボルテックスチューブは冷媒、電気等を要せず圧縮空気のみで冷却を行うことができ、例えば、圧搾空気として1分間に0.71mの空気を吹き込むと、はじめの温度より約13℃ばかり低い空気を噴出することができるので、この冷風を防熱衣料や作業服の下に流し、例えばゴミ焼却炉などの建物内で作業を行う作業者の冷却防護服が特許文献2に開示されている。
特開2003−27312号公報
そこで、本発明者は、寒冷地での作業用衣料として、一定の保温温度で長時間保温を行うために上記のボルテックスチューブの温風を利用すべく種々検討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は作業するのに適した一定の温度を長時間保つことができる暖房衣料の提供である。
本発明の要旨は、ズボンの脚部に保持されたボルテックスチューブより生じた温風をズボン内に導入したことを特徴とする暖房用ズボンである。
即ち、従来のボルテックスチューブの全部品が金属製であり、しかもその大きさも全長200mm、最大外径30mm、質量95gという大きな物であり、そのため先の特許公報1に示されているような極めて大きな物であった。しかし、 本発明では、プラスチック製品としたことにより軽量化を図ると共に、大きさも小型化することができたので、ズボンの脚部に保持することが可能となったのでウエアブルとすることができたのである。
以上述べたように、本発明は小型化、軽量化されたボルテックスチューブの温風吹き出し口を取り付けた衣料であるので、単に圧縮空気を供給するだけで暖かく、軽量である為装着したままで楽に動くことが出来、しかもその温度も40℃程度であるので極めて安全である等の効果を奏するのである。
本発明について詳細に述べる。
本発明にかかるボルテックスチューブはプラスチック製であり具体的にはナイロン等のプラスチックが使用されている。そして、その大きさ等については本来特に制限されるものではなく、従って、その大きさは、長さ50〜100mm、直径10〜20mm程度のもので、その質量は10〜50g程度であるが、作業者が身体に着用して作業できる程度のものが好ましく、具体的に好ましい寸法としては全長99mm、最大外径16mm、質量21g程度であって、この物を腰の左右に装着することが好ましい。
次に図面をもって本発明を具体的に説明する。図2は本発明にかかる暖房ズボンの前身頃の平面図であり、ズボン7のベルト8には流量及び温度調整バルブ11が取り付けられており、ズボンの脚部にボルテックスチューブ1が、左右各1個取り付けられ、その裾にはマジックテープ9を着けてある。そして、コンプレッサーエアー用ホース10によってコンプレッサー(図示せず)より、流量及び温度調節バルブ11を経由してズボン脚部のボルテックスチューブ1に圧搾空気が送られ、ブルテックスチューブ1で分離された温風が直接ズボン内に噴出される。ボルテックスチューブ1の取り付け部の詳細を図3に示す。図3において、ボルテックスチューブ1の温風の噴出口がズボン内側に、また冷風の排出口が外気(環境側)にあるように取付部材12によって取り付ける。流量及び温度調節バルブ11を経由した空気は送気13を通って導入口4よりボルテックスチューブ1に導入され、チューブ内で温風と冷気とに分けられ、温風はは噴出口より暖房ズボン内に噴出され、冷気は排出口より外気に排出される。
種々の入気圧力に対する温風量及び温風温度の測定結果を表1に示す。
Figure 2005273042
[実施例]
図2で示した暖房ズボンに環境温度0℃のもとに圧力0.6MPa、流量200l/minでボルテックススチューブ1内に空気を供給し、ズボン内の各部位の温度を測定したところ第4図のような結果が得られた。このときの環境温度は0℃であった。
この結果より最も高温になる温風吹き出し部(ふともも部)でも、42℃程度しかならず、暖かい空気を循環させるため、部分的にあつくなったり、血行が悪くなったりということはなく、低温やけど起こりにくい、安全な暖房器具ということができる。
ボルテックススチューブの原理を示した説明図 本発明にかかる暖房ズボンの前身頃側の平面図 ボルテックスチューブの取り付けの説明図 暖房ズボン内の温度測定結果図
符号の説明
1 円筒形チューブ (ボルテックスチューブ) 2 冷却フィン
3 ノズル 4 空気導入口 5 バルブ
6 噴出口(温風側) 7 排出口(冷気側) 8 ズボンベルト
9 マジックテープ 10 コンプレッサ用ホース
11 調節バルブ 12 取り付け用部材 13 送気ホース

Claims (1)

  1. ズボンの脚部に保持されたプラスチック製ボルテックススチューブより生じた温風をズボン内に導入したことを特徴とする暖房用ズボン。
JP2004084529A 2004-03-23 2004-03-23 暖房用ズボン Pending JP2005273042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004084529A JP2005273042A (ja) 2004-03-23 2004-03-23 暖房用ズボン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004084529A JP2005273042A (ja) 2004-03-23 2004-03-23 暖房用ズボン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005273042A true JP2005273042A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35173014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004084529A Pending JP2005273042A (ja) 2004-03-23 2004-03-23 暖房用ズボン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005273042A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101120983B1 (ko) 2010-01-19 2012-03-05 이종삼 볼텍스 튜브를 이용한 에어재킷
GB2515155A (en) * 2013-03-27 2014-12-17 Aneurin Bevan Local Health Board Apparatus for application of heat to aid vein location
JP2019077974A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 ユニチカトレーディング株式会社 衣服及び衣服内温度調節システム
CN115122547A (zh) * 2022-08-02 2022-09-30 无锡安捷科技有限公司 一种涡流加热装置及加热工艺

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101120983B1 (ko) 2010-01-19 2012-03-05 이종삼 볼텍스 튜브를 이용한 에어재킷
GB2515155A (en) * 2013-03-27 2014-12-17 Aneurin Bevan Local Health Board Apparatus for application of heat to aid vein location
GB2515155B (en) * 2013-03-27 2018-03-21 Aneurin Bevan Local Health Board Apparatus for application of heat to aid vein location
JP2019077974A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 ユニチカトレーディング株式会社 衣服及び衣服内温度調節システム
CN115122547A (zh) * 2022-08-02 2022-09-30 无锡安捷科技有限公司 一种涡流加热装置及加热工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5533354A (en) Personal comfort apparatus
US20210127762A1 (en) Temperature Controlled Garment Assembly
US20170340036A1 (en) Ventilated garment
US9851113B2 (en) Air distribution system for individual cooling
GB2503685A (en) A nozzle for a hairdryer
US20160128396A1 (en) Air distribution system for individual cooling
WO2016021528A1 (ja) 人体用送風装置
JP5958923B1 (ja) 冷却衣服
JP2019127675A (ja) 衣服
JP2006132040A (ja) 空調衣服
KR102288048B1 (ko) 송풍팬이 구비된 보호복
US6009713A (en) Appendage, hand and foot cooling apparatus
JP2005273042A (ja) 暖房用ズボン
JP6201649B2 (ja) エアー駆動式人体冷却システム
JP7396605B1 (ja) 冷却被服
US10820637B2 (en) Self-contained air distribution system
US7954171B2 (en) Airvest improved retention and flow of refrigerated air
US20140102573A1 (en) Air ventilated garment
JP6700886B2 (ja) 冷風器、および冷風器と通気性シャツとの組み合わせ
JP2019157300A (ja) 空調着用具
KR100264353B1 (ko) 이동식 공기조화기를 이용한 용접용 작업복 및 용접용 마스크의 냉기공급시스템
JP3035862U (ja) 冷暖房用衣服
CN107142699A (zh) 便携式衣物烘干装置
LU101051B1 (en) Compact and portable air conditioner
CN220125377U (zh) 一种化工生产用防护服

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310