JP2005272947A - 燒結金属 - Google Patents
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Abstract
【課題】 黒鉛や炭素を含有させた燒結金属は、機械的強度が小さいために、機械的特性が悪いという問題がある。
【解決手段】 燒結金属中に5〜70W%のナノカーボンを含有させたことを特徴とする。
【解決手段】 燒結金属中に5〜70W%のナノカーボンを含有させたことを特徴とする。
Description
本発明は、集電材、接点材、エンジン部品、軸受け等の電気材料および機械材料等として用いることができる粉末冶金によるナノカーボンを含有させた燒結金属に関する。
例えば、集電ブラシ等の電気材料は黒鉛のみでは導電性、耐磨耗性および機械的特性等を良好に保つために金属との複合燒結材料が用いられている。
燒結金属は一般には、Ag系もあるが、Cu系およびAl系が主である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−140265号公報
燒結金属は一般には、Ag系もあるが、Cu系およびAl系が主である(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上述した従来の技術においては、黒鉛や炭素は機械的強度が小さく、また燒結金属自体も機械的強度に難があり、機械的特性が悪いという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、機械的特性および電気的特性等にすぐれる燒結金属とする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、機械的特性および電気的特性等にすぐれる燒結金属とする手段を提供することを目的とする。
そこで本発明は、燒結金属中に5〜70W%のナノカーボンを含有させたことを特徴とする。
ここで、ナノカーボンの配合を5W%以上としたのは、5W%未満では所期の目的が達せられないからであり、また70W%を超えても所期の目的が達せられないからである。
ここで、ナノカーボンの配合を5W%以上としたのは、5W%未満では所期の目的が達せられないからであり、また70W%を超えても所期の目的が達せられないからである。
これにより、本発明は、引張強度、弾性強度が大きいという機械的特性にすぐれた燒結金属となるという効果が得られる。これによって、例えば極めて薄い燒結金属を形成することができることになる。
また、電気的特性、半導体特性等を有する燒結金属とすることができるという効果が得られる。
また、電気的特性、半導体特性等を有する燒結金属とすることができるという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例を説明する。
表1は本発明の実施例1を示し、Cu粉末にナノカーボンもしくは他の複合金属粉末と共に燒結した場合の実施例である。このナノカーボンはナノチューブ、フラーレンおよびもしくはナノカプセルである。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約750〜900°Cで燒結した。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約750〜900°Cで燒結した。
表2は本発明の実施例2を示し、Al粉末にナノカーボンもしくは他の複合金属粉末と共に燒結した場合の実施例である。この場合もナノカーボンはナノチューブ、フラーレンおよびもしくはナノカプセルである。
8t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約650〜1000°Cで燒結した。
8t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約650〜1000°Cで燒結した。
なお、上記の例は複合材料としてCu粉末およびもしくはFe粉末を用いたがこれに限るものではなく、他の複合材料でもよく、またそれらを他の複合材料と共に用いてもよいものである。
表3は本発明の実施例3を示し、Ag粉末にナノカーボンもしくは他の複合金属粉末と共に燒結した場合の実施例である。この場合もナノカーボンはナノチューブ、フラーレンおよびもしくはナノカプセルである。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約650〜1000°Cで燒結した。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約650〜1000°Cで燒結した。
なお、この実施例においても、上記の例は複合材料としてCu粉末を用いたが、これだけに限るものではなく、他の複合材料でもよく、またそれらを他の複合材料と共に用いてもよい。
表4は本発明の実施例4を示し、Pd粉末にナノカーボンもしくは他の複合金属粉末と共に燒結した場合の実施例である。この場合もナノカーボンはナノチューブ、フラーレンおよびもしくはナノカプセルである。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約650〜1000°Cで燒結した。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約650〜1000°Cで燒結した。
なお、この実施例においても、上記の例は複合材料としてAg粉末を用いたが、これだけに限るものではなく、他の複合材料でもよく、またそれらを他の複合材料と共に用いてもよい。
表5は本発明の実施例5を示し、Sn粉末にナノカーボンもしくは他の複合金属粉末と共に燒結した場合の実施例である。この場合もナノカーボンはナノチューブ、フラーレンおよびもしくはナノカプセルである。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約600〜1000°Cで燒結した。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約600〜1000°Cで燒結した。
なお、この実施例においても、上記の例は複合材料としてAg粉末を用いたが、これだけに限るものではなく、他の複合材料でもよく、またそれらを他の複合材料と共に用いてもよい。
表6は本発明の実施例6を示し、Zn粉末にナノカーボンもしくは他の複合金属粉末と共に燒結した場合の実施例である。この場合もナノカーボンはナノチューブ、フラーレンおよびもしくはナノカプセルである。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約600〜1000°Cで燒結した。
6t/cm2以下の圧力で、真空、中性または水素還元炉において、約600〜1000°Cで燒結した。
なお、この実施例においても、上記の例は複合材料としてSn粉末を用いたが、これだけに限るものではなく、他の複合材料でもよく、またそれらを他の複合材料と共に用いてもよい。
Claims (10)
- 5〜70W%のナノカーボンを含有することを特徴とする燒結金属。
- 請求項1において、ナノカーボンがナノチューブであることを特徴とする燒結金属。
- 請求項1において、ナノカーボンがフラーレンであることを特徴とする燒結金属。
- 請求項1において、ナノカーボンがナノカプセルであることを特徴とする燒結金属。
- 請求項1において、Cu粉末を主体としたナノカーボンを有する燒結金属。
- 請求項1において、Al粉末を主体としたナノカーボンを有する燒結金属。
- 請求項1において、Ag粉末を主体としたナノカーボンを有する燒結金属。
- 請求項1において、Pd粉末を主体としたナノカーボンを有する燒結金属。
- 請求項1において、Sn粉末を主体としたナノカーボンを有する燒結金属。
- 請求項1において、Zn粉末を主体としたナノカーボンを有する燒結金属。
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JP2004089070A JP2005272947A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 燒結金属 |
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JP2004089070A JP2005272947A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 燒結金属 |
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Family Applications (1)
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JP2004089070A Pending JP2005272947A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 燒結金属 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108220660A (zh) * | 2016-12-09 | 2018-06-29 | 微宏动力系统(湖州)有限公司 | 大电流电池过流保护用合金、大电流电池过流保护件、大电流电池过流保护器及电池单体 |
CN109898035A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 江苏赛尔亚环保科技有限公司 | 一种除臭设备用支架材料 |
WO2020022085A1 (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 日置電機株式会社 | 測定装置 |
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2004
- 2004-03-25 JP JP2004089070A patent/JP2005272947A/ja active Pending
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