JP2005270796A - 光触媒機能材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を提供する。
【解決手段】 基体100上に形成され、400〜700nmの波長域に発光波長を有する畜光層110と、畜光層110上に形成され、畜光層110への入射光を効率良く集光し、畜光層110から光触媒層130への入射光を効率良く集光するフォトニック結晶からなる透光層120と、透光層120上に形成され、400〜700nmの波長域の光で光触媒機能を発現する光触媒層130とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光触媒機能材料に関し、特に応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料に関するものである。
近年、酸化チタンを中心とした光触媒の防汚、消臭及び抗菌作用が注目されている。このような光触媒の作用は、光触媒に入射した光により生成した電子及び正孔が光触媒表面にある酸素や水と反応して活性酸素及びOHラジカルを発生させることによるものである。すなわち、光触媒表面に生成した活性酸素及びOHラジカルが空気中の有機物を分解することによるものである。
上記光触媒を利用した技術としては、例えば「照明装置」(特許文献1参照。)がある。これは、光触媒機能を有する照明装置に関するもので、蛍光灯のカバーに光触媒機能を持たせて、照明装置に防汚、消臭、抗菌機能を付加するものである。より詳細には、光触媒粉末と有機珪素化合物とを混合して得られるコーティング液を、蛍光灯のカバーに塗布し、焼付け処理を行って蛍光ランプのカバーに光触媒膜を形成し、照明装置に防汚等の機能を付加するものである。
特開平11−339521号公報
ところで、防汚、消臭及び抗菌を目的として光触媒を利用する場合、光触媒の分解対象には、分子鎖が長く分解し難い有機物、例えば、タバコのヤニ等も含まれる。そのような有機物を分解するためには、多くの活性酸素及びOHラジカルを生成させる必要があるため、光触媒には長時間光が当たることが望まれる。
しかしながら、照明装置等に光触媒を利用する場合には、照明が点灯されているときにしか光触媒に光が当たらず、多くの活性酸素及びOHラジカルを生成させることができない。よって、分子鎖が長い有機物の分解に長時間を要し、単に光触媒機能だけを持った光触媒材料を照明装置に応用するだけでは、防汚、消臭及び抗菌等の光触媒効果を十分に発現させることができないという問題がある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光触媒機能材料は、蓄光材からなる蓄光層と、光触媒からなり、前記蓄光層から出射された光により光触媒機能を発現する光触媒層と、前記畜光層に入射する光および前記蓄光層から前記光触媒層へ出射される光の少なくとも一方を効率良く集光するフォトニック結晶からなる透光層とを備えることを特徴とする。ここで、前記フォトニック結晶は、平坦な分散面を有してもよいし、前記フォトニック結晶は、凹状の分散面を有してもよい。また、前記透光層は、前記蓄光層上に形成され、前記光触媒層は、前記透光層上に形成されてもよいし、前記蓄光層は、前記透光層上に形成され、前記光触媒層は、前記蓄光層上に形成されてもよい。
これによって、光触媒機能材料に入射した光が蓄光層に蓄光されるため、光触媒機能材料に光が入射しないときにも蓄光層から光触媒層に光が入射され、光触媒機能を発現させることができるので、応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を実現することができる。また、透光層のフォトニック結晶は光を表面で反射することなく効率良く集光して取り入れる作用を果たすレンズのような働き(吸収取り入れ効率は50%以上向上)をし、畜光層に入射する光および蓄光層から光触媒層へ出射される光を効率良く集光し、外部から光触媒機能材料に入射した光を効率的に蓄光層に入射させることができ、また蓄光層から出射した光を効率的に光触媒層に入射させることができるので、高い光利用効率を有する光触媒機能材料を実現することができる。
ここで、前記蓄光層は、400〜700nmの波長域に発光波長を有し、前記光触媒層は、400〜700nmの波長域の光で光触媒機能を発現してもよい。
これによって、照明光によっても光触媒効果を発現するので、様々な製品に応用可能な光触媒機能材料を実現することができる。
また、前記透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶からなってもよいし、前記透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶が積層されてなってもよいし、前記透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶が2次元状に配置されてなってもよいし、前記透光層は、青色光を効率良く集光するフォトニック結晶と、緑色光を効率良く集光するフォトニック結晶と、赤色光を効率良く集光するフォトニック結晶とからなってもよい。
これによって、広い波長域の光を全て効率良く集光するフォトニック結晶を作製する必要が無くなり、フォトニック結晶の製造が容易になるので、製造が容易な光触媒機能材料を実現することができる。
また、本発明は、上記光触媒機能材料が表面に形成された蛍光灯を備えることを特徴とする照明装置とすることもできる。また、上記光触媒機能材料が表面に形成された反射板を備えることを特徴とする照明装置とすることもできる。
これによって、照明装置の蛍光灯の光により、光触媒機能材料表面に活性酸素及びOHラジカルが発生し、その活性酸素及びOHラジカルは空気中の有害な有機物を分解するので、防汚、消臭及び抗菌効果を有する照明装置を実現することができる。また、蛍光灯を消した後も光触媒機能材料は活性酸素及びOHラジカルを生成するので、消灯後も光触媒効果を発現する照明装置を実現することができる。さらに、多くの活性酸素及びOHラジカルを発生させることができるので、分子鎖が長く分解し難い有機物を分解することが可能な照明装置を実現することができる。
本発明に係る光触媒機能材料によれば、応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を実現することができる。また、高い光利用効率を有する光触媒機能材料を実現することができる。また、様々な製品に応用可能な光触媒機能材料を実現することができる。また、製造が容易な光触媒機能材料を実現することができる。
また、本発明に係る照明装置によれば、防汚、消臭及び抗菌効果を有する照明装置を実現することができる。また、消灯後も光触媒効果を発現する照明装置を実現することができる。また、分子鎖が長く分解し難い有機物を分解することが可能な照明装置を実現することができる。
よって、本発明により、応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を提供することが可能となり、実用的価値は極めて高い。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態における光触媒機能材料について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の光触媒機能材料を示す断面図である。
本実施の形態の光触媒機能材料は、応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を実現することを目的とするものであって、基体100上に形成され、400〜700nmの波長域、特に400〜500nmの波長域に発光波長を有する畜光層110と、畜光層110上に形成され、平坦な分散面を有することにより畜光層110への入射光を効率良く集光し、畜光層110から光触媒層130への入射光を効率良く集光するフォトニック結晶からなる透光層120と、透光層120上に形成され、400〜700nmの波長域、特に400〜500nmの波長域の光で光触媒機能を発現する光触媒層130とから構成される。なお、透光層120を形成するフォトニック結晶は、凹状の分散面を有してもよい。
蓄光層110は、粉末状の蓄光材がバインダにより基体100に接着固定されてなる。ここで、蓄光材としては、例えばユウロピウムおよびジスピロシウム等の希土類元素が添加されたストロンチウムおよび酸化アルミニウムの化合物からなる蓄光材が用いられる。また、バインダとしては、無機系樹脂、有機系樹脂が用いられる。このとき、蓄光材から発光した光が光触媒層130に到達できるように、バインダは透明であることが好ましい。
光触媒層130は、粉末状の光触媒がバインダにより基体100に接着固定されてなる。ここで、光触媒としては、例えば不純物が添加されるか、金属が担持され、可視光で光触媒機能が発現するようにされた粉末状のルチル型あるいはアナターゼ型酸化チタンが用いられる。また、バインダとしては、無機系樹脂、有機系樹脂が用いられ、光触媒反応により分解され難いバインダ、例えばセメント、コンクリート、石膏、珪酸化合物、シリカ、ケイ素化合物、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が好ましい。このとき、光触媒表面が露出し、光触媒表面に生成した活性酸素及びOHラジカルが空気中の分解対象物を分解できるように、光触媒層130は複数の細孔を有することが好ましい。また、光触媒層130に入射した光のうちの光触媒に吸収されない光が蓄光層110に到達できるように、バインダは透明であることが好ましい。なお、光触媒層130は、スパッタ法あるいは真空蒸着法等の物理的成膜法により形成される光触媒膜であってもよい。
図2は、透光層120の構造の一例を示す断面図である。
透光層120は、第1屈折率材料からなる第1領域200と、透光層120内に3次元状に周期性を持って配置され、第1屈折率材料と異なる屈折率を有する第2屈折率材料からなる複数の円柱状の第2領域210とから構成される。ここで、第1屈折率材料としては、例えばSiOが用いられ、第2屈折率材料としては例えばSiが用いられる。
次に、以上のような構造を有する光触媒機能材料の製造方法について図3に示す断面図に沿って説明する。なお、図1、2と同一の要素には同一の符号が付されており、それらに関する詳しい説明はここでは省略する。
まず、図3(a)に示すように、バインダを含む無機系あるいは有機系の液に蓄光材を分散させ、これを塗液として基体100表面に塗布した後、乾燥して基体100上に蓄光層110を形成する。
次に、図3(b)に示すように、第1屈折率材料からなる層300と第2屈折率材料からなる層310とが積層されてなる層320を蓄光層110上に複数積層させた後、表面に露出した層320上に円状のレジスト330を複数形成する。
次に、図3(c)に示すように、レジスト330を用いて層320が複数積層されてなる層をエッチングした後、第1屈折率材料を堆積させる。これによって、透光層120が形成される。
次に、図3(d)に示すように、バインダを含む無機系あるいは有機系の液に光触媒を分散させ、これを塗液として透光層120に塗布した後、乾燥して透光層120上に光触媒層130を形成する。このとき、液中のバインダおよび光触媒の量と、塗布後の乾燥条件とは、光触媒層130に細孔が形成されるように調節されることが好ましい。
以上のように本実施の形態の光触媒機能材料によれば、光触媒機能材料は光触媒層130および蓄光層110を有する。よって、光触媒機能材料に入射した光が蓄光材料に蓄光されるため、光触媒機能材料に光が入射しないときにも光触媒機能を発現させることができるので、本実施の形態の光触媒機能材料は、応用製品において光触媒効果を十分に発現させる光触媒機能材料を実現することができる。
また、本実施の形態の光触媒機能材料によれば、光触媒機能材料は透光層120を有し、透光層120は畜光層110への入射光を効率良く集光し、畜光層110から光触媒層130への入射光を効率良く集光するフォトニック結晶からなる。よって、透光層のフォトニック結晶は光を表面で反射することなく効率良く集光して取り入れる作用を果たすレンズのような働き(吸収取り入れ効率は50%以上向上)をし、畜光層に入射する光および蓄光層から光触媒層へ出射される光を効率良く集光し、外部から光触媒機能材料に入射した光を効率的に蓄光層に入射させることができ、また蓄光層から出射した光を効率的に光触媒層に入射させることができるので、本実施の形態の光触媒機能材料は、高い光利用効率を有する光触媒機能材料を実現することができる。この場合、集光効率は、フォトニック結晶を用いない場合と比較して50%以上、例えば約150%向上する。
また、本実施の形態の光触媒機能材料によれば、光触媒層130は400〜700nmの波長域の光で光触媒機能を発現する。よって、照明光によっても光触媒効果を発現するので、本実施の形態の光触媒機能材料は、様々な製品に応用可能な光触媒機能材料を実現することができる。
なお、本実施の形態の光触媒機能材料において、蓄光層110は基体100上に形成され、透光層120は蓄光層110上に形成され、光触媒層130は透光層120上に形成されるとした。しかし、基体から光が出射される場合には、透光層が基体上に形成され、蓄光層が透光層上に形成され、光触媒層が蓄光層上に形成されてもよい。このとき、透光層には、畜光層への入射光のみを効率良く集光するフォトニック結晶が用いられる。
また、本実施の形態の光触媒機能材料において、透光層120を形成するフォトニック結晶が、畜光層120への入射光を効率良く集光し、畜光層110から光触媒層130への入射光を効率良く集光するとした。すなわち、1つのフォトニック結晶が、400〜700nmの波長域の光を全て効率良く集光するとした。しかし、透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶からなり、各フォトニック結晶が別々の波長域の光を効率良く集光することによって、400〜700nmの波長域の光を全て効率良く集光してもよい。このとき、透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶を2次元状に配置するか、あるいは積層することによって形成される。例えば、透光層は、赤色光を効率良く集光するフォトニック結晶と、緑色光を効率良く集光するフォトニック結晶と、青色光を効率良く集光するフォトニック結晶とを2次元状に配置するか、積層することによって形成される。これによって、広い波長域の光を全て効率良く集光するフォトニック結晶を作製する必要が無くなり、フォトニック結晶の製造が容易になるので、製造が容易な光触媒機能材料を実現することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態における照明装置について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施の形態の照明装置を示す断面図である。なお、図1と同一の要素には同一の符号が付されており、それらに関する詳しい説明はここでは省略する。
本実施の形態の照明装置は、防汚、消臭及び抗菌効果を有する照明装置を実現することを目的とするものであって、実施の形態1の光触媒機能材料を利用している。
照明装置は、光を出射する蛍光灯400と、蛍光灯400の光を反射する反射板410とから構成される。ここで、反射板410上には、蓄光層110、透光層120および光触媒層130が順に形成されている。
以上のように本実施の形態の照明装置によれば、照明装置は、反射板410上に光触媒層130を有する。よって、蛍光灯から光触媒層に入射した光により、光触媒層表面に活性酸素及びOHラジカルが発生し、その活性酸素及びOHラジカルは空気中の有害な有機物を分解するので、本実施の形態の光触媒機能材料は、防汚、消臭及び抗菌効果を有する照明装置を実現することができる。
また、本実施の形態の照明装置によれば、照明装置は、反射板410上に光触媒層130および蓄光層110を有する。よって、蛍光灯を消した後も光触媒層に光を供給することができるので、本実施の形態の光触媒機能材料は、消灯後も光触媒効果を発現する照明装置を実現することができる。さらに、多くの活性酸素及びOHラジカルを発生させることができるので、分子鎖が長く分解し難い有機物を分解することが可能な照明装置を実現することができる。
なお、本実施の形態の照明装置において、反射板410上に蓄光層110、透光層120および光触媒層130が順に形成されるとした。しかし、図5に示すように、反射板410上では無く、蛍光灯400上に蓄光層110、透光層120および光触媒層130が順に形成されてもよい。また、蛍光灯上に透光層、蓄光層および光触媒層が順に形成されてもよい。
本発明は、光触媒機能材料に利用でき、特に照明装置、外壁等に用いられる光触媒機能材料として利用することができる。
本発明の第1の実施の形態の光触媒機能材料の構造を示す断面図である。 透光層120の構造の一例を示す断面図である。 同実施の形態の光触媒機能材料の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施の形態の照明装置を示す断面図である。 同実施の形態の照明装置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
100 基体
110 蓄光層
120 透光層
130 光触媒層
200 第1領域
210 第2領域
300、310、320 層
330 レジスト
400 蛍光灯
410 反射板

Claims (12)

  1. 蓄光材からなる蓄光層と、
    光触媒からなり、前記蓄光層から出射された光により光触媒機能を発現する光触媒層と、
    前記畜光層に入射する光および前記蓄光層から前記光触媒層へ出射される光の少なくとも一方を効率良く集光するフォトニック結晶からなる透光層とを備える
    ことを特徴とする光触媒機能材料。
  2. 前記蓄光層は、400〜700nmの波長域に発光波長を有し、
    前記光触媒層は、400〜700nmの波長域の光で光触媒機能を発現する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光触媒機能材料。
  3. 前記透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶からなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光触媒機能材料。
  4. 前記透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶が積層されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  5. 前記透光層は、異なる波長域の光を効率良く集光する複数のフォトニック結晶が2次元状に配置されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  6. 前記透光層は、青色光を効率良く集光するフォトニック結晶と、緑色光を効率良く集光するフォトニック結晶と、赤色光を効率良く集光するフォトニック結晶とからなる
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  7. 前記フォトニック結晶は、平坦な分散面を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  8. 前記フォトニック結晶は、凹状の分散面を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  9. 前記透光層は、前記蓄光層上に形成され、
    前記光触媒層は、前記透光層上に形成される
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  10. 前記蓄光層は、前記透光層上に形成され、
    前記光触媒層は、前記蓄光層上に形成される
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の光触媒機能材料。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の光触媒機能材料が表面に形成された蛍光灯を備える
    ことを特徴とする照明装置。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光触媒機能材料が表面に形成された反射板を備える
    ことを特徴とする照明装置。
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