JP2005268945A - 携帯機 - Google Patents

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Tadashi Hashimoto
匡史 橋本
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Mineo Maekawa
峰生 前川
Hiroyuki Sugiyama
浩之 杉山
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Abstract

【課題】被収容物が収容されているか否かを容易に認識することができる携帯機を提供すること。
【解決手段】第1ケース11と第2ケース12との間に回路基板20が収容される携帯機1において、第1ケース11には、第1ケース11から露出する検出部17が設けられ、検出部17は弾性体により構成され、回路基板20が収容されている状態にあっては回路基板20により第1ケース11の外側方向に付勢されて弾性変形した状態となり、回路基板20が収容されていない状態にあっては弾性変形を生じない状態となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば車両用電波キーなどとして用いられる携帯機に関するものである。
従来、例えば車両にあっては、その利便性を向上させるために、例えば特許文献1に示される車両用施解錠装置が提案されている。この車両用施解錠装置においては、携帯機(ドアキー)に設けられたスイッチノブ(操作部)を操作すると、携帯機から車両に対してID信号が送信される。車両は、このID信号を受信すると、ID信号に含まれるIDコードを用いて照合を行い、両者の一致を条件にドア錠を解錠または施錠する。このため、キーシリンダにキーを挿入する等の操作が不要となり、車両の利便性が向上する。
この種の携帯機は、スイッチノブの操作に基づいてID信号を送信する通信回路と、ID信号の送信を制御する制御部とが実装された回路基板を備えている。更に、携帯機は、通信回路等を作動させるために回路基板に装着される電池が消耗した場合に備えて、車両からの起動電波によって作動するトランスポンダを備えている。
近年、回路基板の交換や電池交換等のメンテナンスの向上を狙って、回路基板やトランスポンダ等の被収容物が個別に収容された携帯機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−213124号公報 特開平9−105255号公報
しかし、被収容物と携帯機とが別体構成であることから、その組み付け工程において、作業者が被収容物を収容し忘れてしまうおそれがある。特に、トランスポンダは軽量であるため、携帯機に収容し忘れても気付き難い。また、ユーザ(運転者)が電池交換等を行った際に、被収容物を携帯機に収容し忘れてしまうことも考えられる。いずれの場合も、携帯機の外観からは、被収容物が携帯機に収容されているか否かの判別はつき難い。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被収容物が収容されているか否かを容易に認識することができる携帯機を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明では、第1ケースと第2ケースとの間に被収容物が収容される携帯機において、前記第1ケースには、該第1ケースから露出する検出部が設けられ、前記検出部は弾性体により構成され、前記被収容物が収容されている状態にあっては該被収容物により前記第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形した状態となり、前記被収容物が収容されていない状態にあっては弾性変形を生じない状態となることを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の携帯機において、前記第1ケースには、同第1ケースの内面と外面とを連通する開口部が設けられ、前記検出部は、前記第1ケースの内面に固着されてその一部が前記開口部から露出し、前記被収容物が収容されている状態にあっては、該露出部位が該被収容物により前記第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形することを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記露出部位の外側面には、ユーザによって識別され易い識別部が設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯機において、前記被収容物には前記検出部の露出部位の内側面と対向配置されるスイッチ部が含まれ、前記識別部は、ユーザによって操作される操作部であることを要旨とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の携帯機において、前記検出部は、前記第1ケースの内面と外面とを連通する開口部の内周面と一体に形成されるとともに、前記第1ケースの内側方向に凹状となるように形成され、前記被収容物が収容されている状態にあっては、該被収容物により前記第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形することを要旨とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1または請求項5に記載の携帯機において、前記検出部の露出面は、前記第1ケースの少なくとも外面と同一面となるように形成されることを要旨とする。
以下、本発明の作用について説明する。
請求項1に記載の発明によれば、第1ケースには、この第1ケースから露出する検出部が設けられている。検出部は、被収容物が携帯機に収容されている状態にあっては、被収容物により第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形した状態となる。これに対し、被収容物が収容されていない状態にあっては、検出部は弾性変形を生じない状態となる。このため、被収容物が収容されている場合と被収容物が収容されていない場合とで、第1ケースから露出する検出部の外観が異なる。よって、第1ケースから露出する検出部を視認することによって、携帯機に被収容物が収容されているか否かを容易に判断することができる。従って、被収容物が収容されているか否かを容易に認識することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1ケースには、この第1ケースの内面と外面とを連通する開口部が形成される。また、第1ケースの内側には、開口部から露出するように弾性部が固着される。このため、前記請求項1の作用と同様に、被収容物が収容されている場合と被収容物が収容されていない場合とで、第1ケースから露出する検出部の外観が異なる。よって、第1ケースから露出する検出部を視認することによって、携帯機に被収容物が収容されているか否かを容易に判断することができる。なお、本明細書においては、開口部から露出する弾性部にスイッチノブ等の部品を固着または係合させて、該スイッチノブ等の部品を視認することも、開口部から露出する弾性部の外観を視認するという概念に含めることとする。
請求項3に記載の発明によれば、検出部の露出部位の外側面にはユーザにより識別され易い識別部が設けられているため、露出部位が弾性変形すると、識別部は弾性変形前と異なった外観となる。しかも、この識別部は、ユーザに識別され易いという特性を有している。したがって、被収容物が収容されているか否かを一層容易に認識することができる。
請求項4に記載の発明によれば、被収容物には、検出部の露出部位の内側面と対向配置されるスイッチ部が含まれている。一方、露出部位の外側面には、ユーザによって操作される操作部が設けられている。このため、ユーザは、操作部を操作する際に、検出部の露出部位が弾性変形しているか否かを操作部の外観から確認することができる。従って、被収容物が収容されているか否かを確実に認識できる。
請求項5に記載の発明によれば、検出部は、第1ケースの内面と外面とを連通する開口部の内周面と一体に形成されるとともに、第1ケースの内側方向に凹状となるように形成される。このため、前記請求項1の作用と同様に、被収容物が収容されている場合と被収容物が収容されていない場合とで、第1ケースから露出する検出部の外観が異なる。よって、第1ケースから露出する検出部を視認することによって、携帯機に被収容物が収容されているか否かを容易に判断することができる。
請求項6に記載の発明によれば、検出部の露出面は、第1ケースの少なくとも外面と同一面となるように形成される。このため、携帯機の外観上、検出部が目立たない。従って、携帯機の見栄えを損わない。
本発明によれば、被収容物が収容されているか否かを容易に認識することができる携帯機を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、携帯機1は、ケース本体10と、ケース本体10の内部に収容される回路基板20等の被収容物とにより構成されている。ケース本体10は、略直方体状をなし、第1ケース11と第2ケース12とが、図1における上下方向から組み付けられることにより構成されている。第1ケース11及び第2ケース12は、ほぼ同形同大に形成され、それぞれ一方が開口する箱状をなしている。また、第1ケース11及び第2ケース12の開口縁には互いに係合する図示しない係合部がそれぞれ設けられており、それら係合部同士が係合することにより両者が組み付けられる。すなわち、本実施形態において第1ケース11及び第2ケース12は、いわゆるスナップフィット構造によって組み付けられるようになっている。そして、第1ケース11と第2ケース12とが組み付けられると、図2に示すように、ケース本体10の内部には内部空間が設けられた状態となり、この内部空間に回路基板20が収容される。
図1及び図2に示すように、第1ケース11には、それぞれ角孔状の貫通孔からなる2つの開口部13,14が透設されている。このため、該開口部13,14を介して、第1ケース11の外面11aと内面11bとが連通した状態となる。なお、図2においては、開口部13周辺の構造についてのみ示されているが、開口部13周辺の構造と開口部14周辺の構造とは同一構造となっている。そこで、以下、開口部13周辺の構造を主として説明し、開口部14周辺の構造については、開口部13と同一構造となっている部分についてはその説明を省略する。
図2に示すように、回路基板20には、図示しない、マイクロコンピュータ、通信回路、及びスイッチ部21等が実装されている。この回路基板20は、スイッチ部21が第1ケース11側を向くように、第2ケース12の内側に収容される。また、回路基板20には、回路基板20を作動させるための図示しない電池が装着されている。
スイッチ部21は、モーメンタリ式のプッシュスイッチにより構成されている。スイッチ部21は、ハウジング22と、ハウジング22の上面22aから出没するスイッチ操作部23とを備えている。このスイッチ部21は、回路基板20がケース本体10内に収容された状態において、各開口部13,14と対応する位置にそれぞれ実装されている。また、スイッチ部21の平面視における大きさは、開口部13,14よりも小さくなるように形成されている。これらスイッチ部21は、スイッチ操作部23が押圧操作されると、その旨を示す検出信号を出力する。回路基板20のマイクロコンピュータは、スイッチ部21からの検出信号に基づいてドア錠を施錠または解錠する旨のID信号を、通信回路を介して外部に送信する。
図2に示すように、第1ケース11の内面11bには、シート状(平板状)に形成された弾性体からなる検出部17が、開口部13を内面11b側から塞ぐように固着されている。このため、開口部13から検出部17の一部が露出する。そして、図1にも併せ示すように、検出部17において開口部13から露出する露出部位17aには、開口部13よりも若干小さく形成された識別部及び操作部としての施錠スイッチノブ15が固着されている。また、開口部14から露出する露出部位17aには、開口部14よりも若干小さく形成された識別部及び操作部としての解錠スイッチノブ16が固着されている。このため、各スイッチノブ15,16は、検出部17を弾性変形させることにより、図2に示すF方向(操作方向)に移動可能となっている。
露出部位17aにおいてスイッチ部21と対向する面には、凹部からなるスイッチ収容部17bが設けられている。このスイッチ収容部17bの深さ(図2における上下方向の長さ)は、スイッチ部21におけるハウジング22の上面22aから突出するスイッチ操作部23の長さと同一寸法に設定されている。また、スイッチ収容部17bの開口部の縦横寸法は、ハウジング22の平面視における縦横寸法よりも小さく設定されている。このため、ケース本体10内に回路基板20を収容した状態にあっては、ハウジング22の上面22aの周縁が、検出部17のスイッチ収容部17bを囲む箇所に接し、ハウジング22がスイッチ収容部17bに収容されることはない。
また、検出部17の厚さtは、回路基板20をケース本体10に収容した状態における第1ケース11の内面11bとハウジング22の上面22aとの距離yよりも大きく設定されている。換言すれば、距離yは、検出部17の厚さtよりも小さく設定されている。このため、露出部位17aは、回路基板20がケース本体10に収容された状態にあっては、ハウジング22により検出部17の厚さtと距離yの差分(移動量m)だけ第1ケース11の外側方向に押し上げられて弾性変形した状態となる。
施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16の長さnは、第1ケース11の厚さwよりも小さく、且つ、厚さwから移動量mを減算した値よりも大きく設定されている。このため、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16は、回路基板20がケース本体10に収容された状態にあっては第1ケース11の外面11aから突出した状態となり(図2)、回路基板20がケース本体10に収容されていない状態にあっては第1ケース11の外面11aから没入した状態となる(図3)。
さて、このように構成された携帯機1を組み付ける際には、まず、第2ケース12の内側に回路基板20等の被収容物を固定する。そして、回路基板20を覆うように第1ケース11の開口縁を第2ケース12の開口縁に合わせる。このとき、スイッチ部21におけるハウジング22の上面22aと検出部17におけるスイッチ収容部17bの周囲とが接触する。更に、第1ケース11の開口縁と第2ケース12の開口縁とを接近させて両者の組み付けを行うと、ハウジング22の上面22aがスイッチ収容部17bの周囲を押し上げて、第1ケース11の外側方向に凸状となるように検出部17を弾性変形させる。その結果、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16が第1ケース11の外面11aから突出する。また、この際、スイッチ部21のスイッチ操作部23は、スイッチ収容部17b内に収容される。このため、例えば、施錠スイッチノブ15を操作すると、検出部17を介してスイッチ操作部23がハウジング22の上面22aに没入する。よって、施錠スイッチノブ15の操作により、スイッチ部21の操作が可能になる。
一方、携帯機1に回路基板20が収容されていない場合、図3に示すように、検出部17は、スイッチ部21によって第1ケース11の外側方向に押し上げられることがないため弾性変形しない状態となる。つまり、回路基板20がケース本体10の内部に収容されていない場合、回路基板20が収容されている場合に比較して、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16のそれぞれの操作面15a,16aが第1ケース11の外面11aよりもケース本体10の内側寄りに位置する。そのため、図4に示すように、回路基板20が携帯機1に収容されていない場合には、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16のそれぞれの操作面15a,16aが第1ケース11の外面11aよりもケース本体10の内部側に沈むこととなり、回路基板20が携帯機1の内部に収容されている場合とは携帯機1の外観が異なることになる。
したがって上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)回路基板20が携帯機1に収容されている場合と収容されていない場合とで携帯機1の外観が異なるため、携帯機1の外観を視認することによって回路基板20が携帯機1に収容されているか否かを容易に判断することができる。また、こうした視認に限らず、例えば、組み立て工程においてレーザ距離測定装置等の距離測定装置を用いて回路基板20が収容されているか否かの検査を行う場合でも、操作面15a,16aと外面11aとの距離を容易に測定することができるため、その検査を容易に行うことができる。
更に、第三者により回路基板20が携帯機1から抜き取られた場合にも、その旨を携帯機1の外観から即座に認識することができる。
(2)回路基板20が携帯機1に収容されていない場合、回路基板20が収容されている場合に比較して、施錠スイッチノブ15の操作面15a及び解錠スイッチノブ16の操作面16aが第1ケース11の外面11aよりもケース本体10の内部側に沈む。施錠スイッチノブ15や解錠スイッチノブ16は、車両のドア錠を施解錠する際に頻繁に操作される部位である。このため、車両を利用する際には、回路基板20が収容されているか否かを確実に認識できる。
(3)回路基板20が携帯機1に収容されている場合、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16は第1ケース11の外面11aから突出した状態となる。一方、回路基板20が携帯機1に収容されている場合には、これらスイッチノブ15,16は外面11aよりもケース本体10の内部側に沈んだ状態となる。このため、外観の視認に加えて手探りによっても、回路基板20が携帯機1に収容されているか否かを容易に判断することができる。例えば、携帯機1が鞄やポケット等に収容されている場合には、携帯機1をわざわざ取り出して視認しなくても、回路基板20の有無を判断することができる。従って、携帯機1の利便性を向上させることができる。
(4)検出部17は、開口部13,14を塞ぐように第1ケース11の内面11bに固着されている。従って、開口部13や開口部14から携帯機1の内部への浸水を防止することができる。よって、携帯機1の高い防水性を得ることができる。
(5)第1ケース11と第2ケース12とは、いわゆるスナップフィットによって組み付けられている。このため、回路基板20の交換や電池の交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図5〜図8に従って説明する。なお、本実施形態は、ケース本体10を構成する第1ケース11の構造が前記第1実施形態と相違する。また、本実施形態では、前記回路基板20に加えてトランスポンダ31が収容されるようになっており、該トランスポンダ31がケース本体10の内部に収容されているか否かを検出可能な携帯機1となっている。以下、こうした本実施形態の携帯機1の構成について説明する。
図5に示すように、第1ケース11には、第1ケース11よりも軟質の形成材料により検出部30が形成されている。この検出部30は、外面11aから露出する露出面30aが第1ケース11の外面11aと同一面となるように形成されている。つまり、露出面30aと外面11aとは面一となっている。検出部30の平面視による縦横寸法は、収容されたトランスポンダ31の平面視による縦横寸法よりも大きく設定されている。
また、図6に示すように、検出部30は、外面11aと内面11bとを連通するように形成された開口部11cの内周面と一体となるように、すなわち、検出部30の厚さsと第1ケース11の厚さwとが同一となるように形成されている。更に、検出部30は、図7に示すように、第1ケース11の内側方向に凹状となるように形成されている。すなわち、第1ケース11の外面11aは、露出面30aに当たる部位が曲面状に窪んだ形状となっている。なお、本実施形態において検出部30は、二色成形により開口部11cにエラストマー(弾性体)を充填することによって形成されている。
第2ケース12の内面12aには、図6に示すように、トランスポンダ31を載置可能なトランスポンダ載置部32が形成されている。このトランスポンダ載置部32は、携帯機1が組み付けられた際に検出部30と対向する位置に設けられている。トランスポンダ載置部32には、第1ケース11と対向する方向に開口する凹部32aが形成されている。トランスポンダ31は、この凹部32aに載置され、接着剤により固着されている。
トランスポンダ載置部32において、第2ケース12の内面12aから凹部32aの底面までの高さLは、第1ケース11と第2ケース12とが組み付けられた状態において、トランスポンダ31の上面(図6においてトランスポンダ31の上方に当たる外面)が第1ケース11の内面11bと同一平面となる高さに設定されている。このため、検出部30は、第1ケース11と第2ケース12とが組み付けられた状態においては、トランスポンダ31により第1ケース11の外側方向に付勢されて弾性変形した状態となる。
さて、このような構成において、第1ケース11の開口縁を第2ケース12の開口縁に合わせると、トランスポンダ31の上面と検出部30とが接触する。更に、第1ケース11の開口縁と第2ケース12の開口縁とを接近させて両者の組み付けを行うと、トランスポンダ31の上面が検出部30を押し上げて、検出部30を弾性変形させる。その結果、検出部30の露出面30aと第1ケース11の外面11aとは同一平面になる。
一方、トランスポンダ31が携帯機1に収容されていない場合、図7に示すように、検出部30は、トランスポンダ31によって第1ケース11の外側方向に押し上げられることがないため弾性変形しない状態となる。そのため、図8に示すように、トランスポンダ31が携帯機1に収容されていない場合には、第1ケース11の外面11aの一部が窪んだ状態となり、トランスポンダ31が携帯機1に収容されている場合とは携帯機1の外観が異なることになる。
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態における前記(1)〜(5)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6)トランスポンダ31が携帯機1に収容されている場合と収容されていない場合とで携帯機1の外観が異なるため、携帯機1の外観を視認することによってトランスポンダ31が携帯機1に収容されているか否かを容易に判断することができる。また、トランスポンダ31は一般に小型軽量であるがため、携帯機1に収容されていない場合にそれに気付き難い。よって、こうした本実施形態によるトランスポンダ31の収容有無の検出が特に有効となる。
(7)トランスポンダ31が携帯機1に収容された状態にあっては、検出部30の露出面30aと第1ケース11の外面11aとは同一平面となる。つまり、検出部30の露出面30aは、外面11aの延長上の面となる。このため、携帯機1の外観のデザインを変更することなく、携帯機1を構成することができる。また、このように構成されることにより、携帯機1の外観上、検出部30が目立たない。従って、携帯機1の見栄えを損わないとともに、第三者によるトランスポンダ31の盗難を抑止できる。
(8)検出部30は、第1ケース11の外面11aから露出している。一方、この外面11aには、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16も設けられている。施錠スイッチノブ15や解錠スイッチノブ16は、車両のドア錠を施解錠する際に頻繁に操作される部位である。このため、トランスポンダ31が収容されているか否かを、車両を利用する際に視認することができる。従って、トランスポンダ31の有無を確実に認識できる。
(9)第1ケース11と検出部30とは、一体成形により形成されている。このため、第1ケース11の外面11aまたは内面11bに検出部を固着させる等することにより本実施形態の作用と同様の作用を得る場合に比較して、携帯機1の構成部品点数を抑制することができる。しかも、検出部30と第1ケース11とは、成形後において一体品となるため、組み付け工程における取扱いも容易である。従って、携帯機1の製造コストを抑制することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1実施形態において検出部17は、シート状に形成され、開口部13,14を完全に塞いでいる。しかし、検出部17は、開口部13及び開口部14と対応する領域に一つまたは複数の貫通孔が形成され、開口部13,14を完全に塞がなくてもよい。このようにすれば、検出部17の材料コストを抑制することができる。また、携帯機1に回路基板20が収容されているか否かを携帯機1の外観に基づいて判断することができる。
・前記第1実施形態において、第1ケース11の開口部13,14から露出する露出部位17aの形状は、平板状に限定されない。例えば、検出部17は、厚さtの平板状をなし、開口部13,14と対応する部位が、それぞれケース本体10の内側方向に窪んだ曲面形状となるように形成されてもよい。つまり、図9に点線で示すように、検出部17は、開口部13,14から露出する部位が凹状となるとともに、その裏面においてはスイッチ部21と対向する側に凸状となるように形成されてもよい。この場合、第1ケース11の内面11bとハウジング22の上面22aとの距離yは、例えば検出部17の厚さtと同一の長さに設定されてもよい。このようにすれば、回路基板20が携帯機1に収容されている状態にあっては(図9に実線で示す)、検出部17の窪んだ部分がスイッチ部21により第1ケース11の外側方向に付勢されることにより弾性変形した状態となり、収容されていない状態にあっては(同図に点線で示す)弾性変形しない状態となる。このため、回路基板20が収容されていない場合には、収容されている場合に比較して、施錠スイッチノブ15の操作面15a及び解錠スイッチノブ16の操作面16aはケース本体10の内側寄りに位置する。このように携帯機1を構成しても、回路基板20が収容されている場合と収容されていない場合とで携帯機1の外観は異なるため、携帯機1の外観から回路基板20の有無を認識することができる。また、このような形状に検出部17を形成した場合には、検出部17を第1ケース11の外面11aに固着してもよい。この場合、外面11aからの露出部位17aの窪み量は、第1ケース11の厚さwよりも長く設定されてもよい。また、距離yの長さは、例えばゼロに設定されてもよい。このようにしても、回路基板20が収容されている場合と収容されていない場合とで携帯機1の外観が異なるため、回路基板20の有無を携帯機1の外観から認識することができる。
要するに、検出部17の形状は、回路基板20が携帯機1に収容されている状態で弾性変形した状態となり、収容されていない状態では弾性変形しない状態となる形状であればよい。
・前記第2実施形態における検出部30の形状は、ケース本体10の内側方向に凸状となる部位が形成されていれば、その形状は前記第2実施形態の形状に限定されない。
例えば、図10や図11に示すように、検出部30の厚さsは、第1ケース11の厚さwよりも薄くてもよい。このようにすれば、トランスポンダ31の一部が、検出部30の厚さsが薄くなったことにより形成される収容空間に収容されるため、携帯機1を薄型にすることができる。また、検出部30の材料コストを抑制することができる。
・前記第2実施形態において、検出部30は、第1ケース11と別体に形成され、接着剤等により開口部11cの内周面と一体とされてもよい。このようにしても、前記第2実施形態の携帯機1が奏する効果を得ることができる。
・前記第1実施形態における携帯機1では、第1ケース11の内面11bに検出部17が固着され、回路基板20の有無に基づく検出部17の弾性変形により回路基板20の有無が検出可能となっている。そこで、こうした構成を用いて、トランスポンダ31の有無を検出するように変更してもよい。例えば、前記第2実施形態の携帯機1において、開口部11cに検出部30を設けず、内面11b側から開口部11cを覆うように検出部17を形成してもよい(図6参照)。このようにすれば、トランスポンダ31が携帯機1に収容されていない状態にあっては、検出部17が弾性変形しない状態となるため、携帯機1の外観からトランスポンダ31が収容されていないことを認識できる。なお、この場合、トランスポンダ31が携帯機1に収容されている状態で、開口部11cから露出する検出部17の面がケース11の外面11aと同一面となるように、高さLを設定してもよい。このようにすれば、トランスポンダ31の収容状態にあっては、開口部11cから露出する検出部17の面はケース11の外面11aと同一面となるため、トランスポンダ31の収容有無が認識しやすく、また、携帯機1の見栄えも損なわない。
また、前記第2実施形態における携帯機1では、第1ケース11の内側方向に凹状となるように形成された検出部30を開口部11cの内周面と一体に設け、トランスポンダ31の有無に基づく検出部30の弾性変形によりトランスポンダ31の有無が検出可能となっている。そこで、こうした構成を用いて、回路基板20の有無を検出するように変更してもよい。例えば、回路基板20が携帯機1に収容されている状態で、回路基板20の基板部分や回路基板20に実装された部品が検出部30を弾性変形させて、検出部30の露出面30aと外面11aとが同一面となるように回路基板20の固定位置が設定されてもよい。このようにすれば、回路基板20が携帯機1に収容されていない状態にあっては、検出部30が弾性変形しない状態となるため、携帯機1の外観から回路基板20が収容されていないことを認識できる。また、このような構成により回路基板20の有無を検出可能とする場合、携帯機1において開口部11cが形成される箇所は第1ケース11に限定されず、例えば、開口部11cは、第2ケース12の外面と内面12aとを連通するように形成されてもよい。
更に、前記第2実施形態において、携帯機1は、例えば第1ケース11の内面11bに非常用のメカキー(エマキー)が収容されるように構成されてもよい。詳しくは、携帯機1は、エマキーのキープレートの側面と第1ケース11の内面11bとが、エマキーが携帯機1に収容されている状態にあって同一平面となるように構成されてもよい。このようにすれば、検出部30は、エマキーが携帯機1に収容されている場合には、エマキーのキープレートの側面により第1ケース11の外側方向に弾性変形した状態となり、エマキーが携帯機1に収容されていない場合には弾性変形しない状態となる。従って、エマキーが携帯機1に収容されているか否かを、携帯機1の外観から認識することができる。
・前記第1実施形態において検出部17の露出部位17aには、施錠スイッチノブ15及び解錠スイッチノブ16が固着されている。しかし、露出部位17aに固着される部材は、これらスイッチノブ15,16に限られず、ユーザに認識され易い部材であればよい。例えば、検出部17の弾性変形の有無によりトランスポンダ31の有無が検出できる前記他の実施形態において、開口部11cから露出する検出部17の部位に識別部としてのオーナメント50(例えば、車両製造メーカを示す装飾部材やエンブレム)が固着されてもよい。また、同様に、前記第2実施形態において、検出部30の露出面30aにオーナメント50が設けられてもよい。なお、図12には、前記第2実施形態の携帯機1を変更した例を示す。このような構成において、携帯機1にトランスポンダ31が収容されていない場合には、図13に示すように、オーナメント50の外観が変化する。一般に、オーナメントは、そのデザイン性もさることながら、ユーザに認識され易いということを意図して設計されている。よって、このような構成にすれば、ユーザは、検出部30の形状変化に一層気付き易くなる。
・前記第1及び第2実施形態において、第1ケース11の開口縁と第2ケース12の開口縁とは、例えば接着剤やねじ等により組み付けられてもよい。つまり、第1ケース11と第2ケース12とを組み付ける手段は、前記スナップフィットに限定されない。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(1)請求項2に記載の携帯機において、前記開口部の開口方向における前記弾性部の長さは、前記被収容物が収容された状態における前記第1ケースの内面と前記被収容物の前記弾性部側の面との間の長さよりも大きくなるように設定されていること。
(2)請求項2または技術的思想(1)に記載の携帯機において、前記弾性部は、前記開口部を塞ぐように備えられていること。
(3)請求項1〜3、請求項5,6のいずれか1項に記載の携帯機において、前記検出部の露出する部位にはオーナメントが設けられること。
本発明の第1実施形態における携帯機の斜視図。 同携帯機において、図1のA−A断面図。 回路基板が収容されていない場合における同携帯機のA−A断面図。 回路基板が収容されていない場合の同携帯機の斜視図。 本発明の第2実施形態における携帯機の斜視図。 同携帯機において、図5のB−B断面図。 トランスポンダが収容されていない場合の同携帯機のB−B断面図。 トランスポンダが収容されていない場合の同携帯機の斜視図。 本発明の他の実施形態における携帯機の断面図。 本発明の他の実施形態における携帯機の断面図。 本発明の他の実施形態における携帯機の断面図。 本発明の他の実施形態における携帯機の斜視図。 本発明の他の実施形態における携帯機の斜視図。
符号の説明
1…携帯機、10…ケース本体、11…第1ケース、12…第2ケース、11c,13,14…開口部、15…識別部及び操作部としての施錠スイッチノブ、16…識別部及び操作部としての解錠スイッチノブ、17,30…検出部、17a…露出部位、20…被収容物としての回路基板、21…スイッチ部、30a…露出面、31…被収容物としてのトランスポンダ、50…識別部としてのオーナメント。

Claims (6)

  1. 第1ケースと第2ケースとの間に被収容物が収容される携帯機において、
    前記第1ケースには、該第1ケースから露出する検出部が設けられ、
    前記検出部は弾性体により構成され、前記被収容物が収容されている状態にあっては該被収容物により前記第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形した状態となり、前記被収容物が収容されていない状態にあっては弾性変形を生じない状態となることを特徴とする携帯機。
  2. 前記第1ケースには、同第1ケースの内面と外面とを連通する開口部が設けられ、
    前記検出部は、前記第1ケースの内面に固着されてその一部が前記開口部から露出し、前記被収容物が収容されている状態にあっては、該露出部位が該被収容物により前記第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形することを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  3. 前記露出部位の外側面には、ユーザによって識別され易い識別部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯機。
  4. 前記被収容物には前記検出部の露出部位の内側面と対向配置されるスイッチ部が含まれ、
    前記識別部は、ユーザによって操作される操作部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯機。
  5. 前記検出部は、前記第1ケースの内面と外面とを連通する開口部の内周面と一体に形成されるとともに、前記第1ケースの内側方向に凹状となるように形成され、前記被収容物が収容されている状態にあっては、該被収容物により前記第1ケースの外側方向に付勢されて弾性変形することを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  6. 前記検出部の露出面は、前記第1ケースの少なくとも外面と同一面となるように形成されることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の携帯機。
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