JP2005267593A - ブラウザ装置及びそのプログラム及びブラウジングシステム - Google Patents

ブラウザ装置及びそのプログラム及びブラウジングシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ウェブページの閲覧操作、すなわちブラウザ操作に娯楽性を持たせることが可能なブラウザ装置及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】ブラウザ装置は、ウェブページを構成する既存のコンテンツデータに基づき、所定のレンダリングを行うことにより、表示画面上で移動可能な移動体画像と、ウェブページへのリンクが貼られたリンク画像と、を含む表示画面を作成する。このため、利用者は、表示画面中の移動体画像を操作する操作感を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラウザをより娯楽性の高い態様で表示するブラウザ装置及びそのプログラムに関する。また、本発明は、このブラウザ装置を含むブラウジングシステムに関する。
近年、インターネットが広く利用されている。そして、インターネット上で公開されているWebページの閲覧のために、Webブラウザやインターネットブラウザ等のブラウザ装置が広く利用されている。
このようなブラウザ装置は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)等の情報機器や、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)等の通信機器や、テレビ、録画装置、冷蔵庫等の家電や、カーナビゲーションシステムやゲーム機器等の生活のあらゆるシーンに浸透してきている。
現在利用されているブラウザ装置の多くは、Webページのコンテンツとして記述された情報を正確に伝えること、またWebページのコンテンツの制作者の意図に、できるだけ忠実にブラウザを表示することを目的としている。
このようなWebページのコンテンツの記述には、HTML(HyperText Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)、CompactHTML(Compact HyperText Markup Language)等の様々なマークアップ言語が使用されている。また、上記HTMLに関しては、W3C(World Wide Web Consortium)の策定する規格がある。また、ブラウザベンダーの独自拡張も使用される。
一般的には、実際のブラウザが、そのブラウザの表示方法を決定することが好ましい。従って、例えば、認識できないタグや、適当な表示を行うことができないタグについては、無視することもでき、そのようなブラウザも存在する。また、コンテンツを表示できなかったり、レイアウトが壊れてしまうような記述に関しては無視することもできる。
また、テキストブラウザやemacsのw3モードにおいて画像等を表示使用とする場合には、所定のプラグインが必要である。例えば、ALTタグ等を追加することにより、テキストブラウザやemacsのw3モードにおいて、画像等を表示することが可能となる。なお、テキストブラウザとして有名なものには、Lynxや、w3m等がある。
一方、コンテンツの表示方法の一例として、コンテンツに記述する情報と、その情報の表示方法について分離し、それらの関係をスタイルシートに記述して指定することも行われている。また、下記特許文献1では、Webページのコンテンツデータと、そのコンテンツのリンク情報を含むナビゲーションデータを分離し、コンテンツを表示するスペースを確保する方法が開示されている。
また、同一情報を表示しているブラウザの種類にあわせて、HTMLや表示方法の指定を変更するサーバもある。
一方、コンテンツを3次元表示するブラウザの一例として、VRML(Virtual Reality Modeling Language)ビューア、X3D、Web3D、Director等が挙げられる。これらのブラウザは、コンテンツ自体が、3次元用に作成されている。
また、下記非特許文献1には、3Dな部屋メタファーのブラウザが開示されている。このブラウザは、表示画面の中を「部屋」に見立てて、部屋の壁に複数のWebページを貼り付けている。
また、下記非特許文献2及び3には、3DWebの検索の方法が開示されている。この3DWebの検索では、表示画像中の3次元空間に、利用者の検索結果であるWebページのコンテンツを一度に表示する。さらに、利用者が表示されているWebページの中から所定のWebページを選択すると、選択されたWebページが拡大表示される。
このように、従来のブラウザ装置は、Webページのコンテンツを忠実に再現すること、検索効率を向上させること、表示スピードを向上させること、及び規格への準拠度を向上させること、等の実用性の観点から作成されている。このため、ブラウザ装置が表示するWebページの閲覧操作には、ほとんど娯楽性は与えられていない。
一方、下記特許文献2には、Webページ上に仮想的な窓を表示し、この窓の中に、複数のWebページのナビゲーションを行う所定のキャラクタ等を表示することにより、利用者がよりインターネットの操作を親しむことが期待できる仮想演出システムが開示されている。
特開2002−334115号公報 特開2002−324019号公報 "米Browse3Dが3Dメタファーのブラウザーを発表〜一度に16ページを表示可能"、[online]、2002年1月23日更新、[2003年12月26日検索]、インターネット〈URL:http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0123/b3d.htm〉 "3Dウェブ検索−goo検索"、〔online〕、2003年12月24日更新、〔2003年12月26日検索〕、インターネット〈URL:http://goo.ntt−infolead.net/〉 "InfoLead"、〔online〕、2003年12月24日更新、〔2003年12月26日検索〕、インターネット〈URL:http://www.ntt−infolead.net/j/main.html〉
しかしながら、上記特許文献2において、Webページ上に上記窓を表示するためには、ウェブサーバが保持する各Webページに、予め上記窓を表示させる所定のプログラムを格納しておく必要がある。このため、上記特許文献2に記載の仮想演出システムにおいては、Webページ上に上記窓を表示するために、特別なサーバが必要となり、煩雑になる。
本発明は、係る課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ウェブページの既存のコンテンツデータをそのまま利用して、ウェブページの閲覧操作、すなわちブラウザ操作に娯楽性を持たせることが可能なブラウザ装置及びそのプログラムを実現することである。
また、本発明の他の目的は、上記ブラウザ装置を含むブラウジングシステムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置において、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段が取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手段と、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手段と、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面を表示する表示手段と、を含むことを特徴とするブラウザ装置である。
このような構成によって、ウェブページ毎に異なるリンク画像が、移動体画像と共に表示画面に表示される。
また、本発明は、上記のブラウザ装置において、さらに、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイスと、を含み、前記レンダリング手段は、利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像が表示する前記オブジェクトデータに貼られているリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、前記データ取得手段は、前記レンダリング手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするブラウザ装置である。
このような構成によって、移動体画像をリンク画像に接触させるという動作によって、そのリンク画像が示すウェブページを表示させることができる。
なお、移動体画像とは、表示画面上を移動することができる画像である。後述する実施例では、自動車の画像や、ロケットの画像等の例が示されている。また、移動体画像は、それ自身は表示画面上を移動せずに、移動体画像以外の部分(背景等)が移動することによって、実質的に「移動」しているような画像も含む。
さらに、本発明では、「新たなウェブページのコンテンツデータを取得」しているが、構文解析時に得られたタグデータに基づき、予め「先読み」をしておいても良い。
また、本発明は、上記ブラウザ装置において、前記レンダリング手段が、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、さらに、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに基づいて調整する装飾画像と、を含む前記表示画面を作成することを特徴とするブラウザ装置である。
このような構成によれば、オブジェクトデータによって装飾画像が調整される。
また、本発明は、1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置において、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段が取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手段と、利用者の指示に基づきテーマを設定し、この設定した前記テーマに基づき、表示画面上で移動可能な移動体画像データと、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像データと、を含む画面用データを作成するテーマ設定手段と、前記テーマ設定手段が作成する前記画面用データを格納するテーマ選択テーブルと、前記テーマ選択テーブルが格納する前記画面用データに基づき、レンダリングを行い、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記オブジェクトデータであって所定の前記リンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手段と、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面を表示する表示手段と、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイスと、を含み、前記レンダリング手段は、前記利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像の前記リンク画像データを出力し、前記テーマ設定手段は、前記レンダリング手段が出力したリンク画像データのリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、前記データ取得手段は、前記テーマ設定手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするブラウザ装置である。
このような構成によって、テーマに基づく表示が行われる。
また、本発明は、上記ブラウザ装置において、前記テーマ設定手段が、利用者の指示に基づきテーマを設定し、この設定した前記テーマに基づき、表示画面上で移動可能な移動体画像データと、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに含まれる所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像データと、さらに、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに基づいて調整する装飾画像データと、を含む画面用データを作成し、前記レンダリング手段が、前記画面用データに基づき、レンダリングを行うことにより、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記オブジェクトデータであって所定の前記リンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、さらに、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに基づいて調整する装飾画像と、を含む前記表示画面を作成することを特徴とするブラウザ装置である。
このような構成によって、ブラウザ装置は、ネットワークを介して取得したウェブページのコンテンツデータに基づいて、娯楽性の高い表示画面、すなわち、画面中に、利用者が移動可能な移動体画像と、ウェブページへのリンクが貼られたリンク画像と、が示された表示画面を提供することが可能となる。さらに、ブラウザ装置は、この表示画面に、上記移動体画像と、リンク画像とともに、上記取得したコンテンツデータに基づいて調整する装飾画像を示すことも可能となる。
また、このブラウザ装置によれば、予め各ウェブページに所定のプログラムを格納することなく、ウェブページの既存のコンテンツデータに基づいて、上述したような娯楽性の高い表示画面を作成することが可能となる。
以下、上述したブラウザ装置を実現するためのプログラムの発明であり、その作用は、上述したブラウザ装置とほぼ同様である。
本発明は、上記課題を解決するために、1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置として、コンピュータを動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、データ取得手段が、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手順と、構文解析手段が、前記データ取得手順において、取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手順と、レンダリング手段が、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手順において出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手順と、表示手段が、前記レンダリング手順において、作成する前記表示画面を表示する表示手順と、を実行させることを特徴とするプログラムである。
また、本発明は、上記プログラムにおいて、コンピュータにさらに、コントロールデバイスが、前記レンダリング手順において、作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイス手順、を実行させ、前記レンダリング手順においては、前記レンダリング手段が、利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像が表示する前記オブジェクトデータに貼られているリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、前記データ取得手順においては、前記データ取得手段が、前記レンダリング手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするプログラムである。
本発明は、1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置として、コンピュータを動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、データ取得手段が、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手順と、構文解析手段が、前記データ取得手順において、取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手順と、レンダリング手段が、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手順において出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手順と、表示手段が、前記レンダリング手順において、作成する前記表示画面を表示する表示手順と、コントロールデバイスが、前記レンダリング手順において、作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイス手順と、を実行させ、前記レンダリング手順においては、前記レンダリング手段が、利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像が表示する前記オブジェクトデータに貼られているリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、前記データ取得手順においては、前記データ取得手段が、前記レンダリング手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするプログラムである。
また、本発明は、1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置として、コンピュータを動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、データ取得手段が、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手順と、構文解析手段が、前記データ取得手段が取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手順と、テーマ設定手段が、利用者の指示に基づきテーマを設定し、この設定した前記テーマに基づき、表示画面上で移動可能な移動体画像データと、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像データと、を含む画面用データを作成するテーマ選択手順と、テーマ選択テーブルが、前記テーマ設定手段が作成する前記画面用データを格納するテーマ選択テーブル手順と、レンダリング手段が、前記テーマ選択テーブルが格納する前記画面用データに基づき、レンダリングを行い、表示画面上で移動可能な移動体画像と、所定の前記リンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手順と、表示手段が、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面を表示する表示手順と、コントロールデバイスが、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイス手順と、を実行させ、前記レンダリング手順においては、前記レンダリング手段が、前記利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像の前記リンク画像データを出力し、前記テーマ選択手順においては、前記テーマ設定手段が、前記レンダリング手段が出力したリンク画像データのリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、前記データ取得手順においては、前記データ取得手段が、前記テーマ設定手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするプログラムである。
また、本発明は、上記ブラウザ装置と、前記通信ネットワークを介して、所定のウェブサーバから送信されたコンテンツデータを、前記ブラウザ装置が対応するデータ形式に変換する中継サーバと、を含むブラウジングシステムにおいて、前記ブラウザ装置の前記データ取得手段は、表示するウェブページのアドレスを前記中継サーバへ送信し、前記中継サーバは、前記データ取得手段が送信した前記アドレスに基づき、前記通信ネットワークを介して、前記アドレスが示す前記ウェブサーバから、前記ウェブページを構成するコンテンツデータを取得するアクセス手段と、取得した前記コンテンツデータの中から、前記表示手段の表示対象となり得るデータを選択する動作と、前記コンテンツデータを前記表示手段が表示可能なデータに変換する動作と、のいずれか一方又は双方の動作を実行し、この実行の結果、処理済コンテンツデータを得るデータ処理手段と、得られた前記処理済コンテンツデータを、前記ブラウザ装置の前記データ取得手段へ送信する送信手段と、を含み、前記レンダリング手段は、前記処理済コンテンツデータに含まれる前記各オブジェクトデータを用いて、前記表示手段が表示可能な前記表示画面を作成することを特徴とするブラウジングシステムである。
このような構成により、ブラウザ装置の処理負荷が軽減する。
上記の通り、本発明のブラウザ装置によれば、リンクが付された画像が表示されるので、より楽しい表示画面を得ることが可能である。
また、本発明のブラウザ装置によれば、利用者に対して、表示画面中の移動体画像を操るような操作感を与え得る表示画面を提供することが可能となる。また、利用者は、表示画面中の移動体画像を操作する操作感を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となる。
また、利用者は所定のテーマを選択し、このテーマに基づいた上記表示画面を用いて、表示画面中の移動体画像を操作する操作感を楽しみながら、ブラウザ操作を楽しむことも可能となる。また、利用者は、表示画面中に示される装飾画像の変化も楽しむことができる。
以下、発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
『実施の形態1』
全体構成
図1には、本実施の形態の一例であるブラウザ装置100を中心とした機能ブロック図が示されている。この図に示すように、本実施の形態のブラウザ装置100の本体120は、インターネット12に接続している。また、このインターネット12には、ウェブサーバ10が接続しており、ブラウザ装置100は、インターネット12を介して、ウェブサーバ10に必要なデータを要求する。このウェブサーバ10は、従来から知られている装置である。なお、本体120は、コンピュータから構成されることが好ましい。
ブラウザ装置100の本体120は、取得手段14と、構文解析手段16と、レンダリング手段20と、音声アンプ44と、を備えている。また、レンダリング手段20には、表示手段22と、入力手段24と、が接続しており、音声アンプ44には、スピーカ26が接続している。
取得手段14は、ウェブページを構成するコンテンツデータ等をインターネット12を介して、ウェブサーバ10から取得する。構文解析手段16は、取得手段14が取得したコンテンツデータの構文解析を実行し、解析結果として、各オブジェクトデータ18を出力する。本実施の形態では、各オブジェクトデータ18として、タグデータ18a、文字データ18b、画像データ18c、及び音声データ18d等が出力される。このオブジェクトデータ18には、リンク先のアドレスが付されている場合がある。上記オブジェクトデータ18にリンク先のアドレスが含まれている場合には、構文解析手段16は、このオブジェクトデータ18に付されているリンク先も認識する。
このように、請求の範囲の「オブジェクトデータ」には、文字データ、すなわちテキストデータも含まれる。
レンダリング手段20は、構文解析手段16が出力したタグデータ18a、文字データ18b、及び画像データ18cに基づいて、所定の表示画面30を作成する。表示手段22は、レンダリング手段20が作成した表示画面30を表示する。表示画面30については、後に、図2を用いて具体的に述べる。
また、上述したように、このレンダリング手段20には、入力手段24が接続している。利用者は、入力手段24を操作することにより、表示画面30のカーソル等を動かす旨の指示をレンダリング手段20に出力する。これにより、利用者は、画面上で所定の操作が可能となる。
一方、音声アンプ44は、構文解析手段16が出力した音声データ18d(デジタルデータ)に基づいて、音声信号(アナログ信号)を出力する。スピーカ26は、音声アンプ44が出力した上記音声信号に基づいて、所定の音声を発する。
本実施の形態における特徴的事項の1つは、取得手段14が、インターネット12を通じてウェブサーバ10から取得したウェブページのコンテンツデータに基づき、レンダリング手段20が、娯楽性の高いブラウザ画面、すなわち表示画面30を作成することである。本実施の形態において娯楽性の高いブラウザ画面が実現できた理由の1つは、利用者がブラウザ操作をする際に、利用者に対して、画面中の移動体画像を操るような操作感を与え得たことである。この表示画面30の詳細については、後に、図2を用いて具体的に説明する。
各構成要素の詳細な説明
取得手段14は、プログラムにより構成され、本体120に格納されているCPU(図示せず)が、この取得手段14のプログラムを実行することにより、取得手段14が実現されている。取得手段14は、インターネット12を介して、ウェブページのコンテンツデータを取得する手段であるが、このような動作は、従来から良く知られており、従来技術で十分に実施可能である。また、CPUが所定のコンピュータプログラムを実行することも、従来から良く知られており、従来技術で十分に実施可能である。
また、この取得手段14と、インターネット12と、の間にはインターフェース手段(図1には図示せず)が備えられている。取得手段14は、インターネット12を通じてウェブサーバ10から取得したデータをインターフェース手段を介して取得し、構文解析手段16へ送信する。このインターフェース手段は、例えばモデムである。なお、取得手段14は、特許請求の範囲に記載のデータ取得手段の一例に相当する。
構文解析手段16は、プログラムにより構成され、上記CPUがこの構文解析手段16のプログラムを実行することにより、構文解析手段16は実現されている。構文解析手段16は、取得手段14から送信されたウェブページのコンテンツデータを構文解析し、解析結果として、各オブジェクトデータ18を出力する手段である。出力された各オブジェクトデータ18は、本体120に格納されているメモリ(図示せず)に記憶される。なお、構文解析の結果、オブジェクトデータ18を出力することは、従来のWebブラウザ等において、既に行われており、当業者であれば十分に実施可能である。
レンダリング手段20は、典型的には、プログラム及びビデオカード等から構成されている。上記CPUが、レンダリング手段20のプログラムを実行し、本体120のメモリに記憶された所定のオブジェクトデータ18に基づき、レンダリングを行う。このレンダリング結果が、ビデオカードを通じて、所定のビデオ信号として表示手段22に出力される。オブジェクトデータに基づいて、所定の画像を作成することは、従来のWebブラウザ等において、既に行われており、当業者であれば十分に実施可能である。
表示手段22は、レンダリング手段20から出力されたビデオ信号に基づいて、所定の画像を表示するものであれば特に限定はない。このような表示手段22の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ等が挙げられる。
また、レンダリング手段20は、後述するように、表示手段22に表示するウェブページを変更する場合には、取得手段14に対して、そのウェブページのコンテンツデータを取得するように、所定の指示と、そのウェブページのアドレスと、を出力する。このような取得指示も、従来のWebブラウザ等において、既に行われており、当業者であれば十分に実施可能である。
音声アンプ44は、構文解析手段16が出力した音声データ18のデジタルデータをアナログ信号へ変換し、増幅する手段である。音声アンプ44は、一般的な音声アンプであり、D/Aコンバータを備えている。
また入力手段24は、具体的には、マウスや、タッチパネル等であり、レンダリング手段20に対し、画面上の位置に関する所定の指示を送信する。入力手段24は、特許請求の範囲に記載のコントロールデバイスの一例に相当する。また、入力手段24は、マウス等のポインティングデバイス、又はキーボード、ゲームコントローラの中からいずれか1種又は2種以上のデバイスの組み合わせを採用することも好ましい。このような構成も、請求の範囲に記載のコントロールデバイスの一例に相当する。
ウェブページのコンテンツデータを格納するウェブサーバ10は、http(Hyper Text Transfer Protocol)と呼ばれるプロトコルを使用している。また、ウェブページのコンテンツデータの格納場所は、一般にURL(Universal Resorce Locator)と呼ばれるアドレス及びアクセス方法(プロトコル等)を規定した記号で指定される。このようなコンテンツデータは、現在インターネット12上のいたる所に存在し、十分に利用可能である。なお、上記URLは特許請求の範囲に記載のアドレスの一例に相当する。
ブラウザ装置の動作
図2には、レンダリング手段20が作成した表示画面30の例を表す説明図が示されており、図3には、ブラウザ装置100の動作を中心としたフローチャートが示されている。これらの図を用いて、以下、本実施の形態の具体的な動作を説明する。なお、以下の説明では、レンダリング手段20が表示画面30として、図2(1)に示すドライブ風景のブラウザ画面を作成する例を示す。
また、本実施の形態のブラウザ装置100では、図3のステップS3−6において後述するが、利用者は、入力手段24を用いて、表示画面30上で自動車34を所定の看板32へ衝突させることにより、閲覧したいウェブページを選択する。
本実施の形態における特徴的事項の1つは、このように、利用者は、画面中の自動車34を所定の看板32へ衝突させることにより、閲覧したいウェブページを選択することである。すなわち、本実施の形態においては、利用者は、表示画面30上で自動車34の運転操作を楽しみながら、ブラウザ操作を実行し得るのである。
まず、図3のステップS3−1において、取得手段14は、インターネット12を介して、ウェブページのコンテンツデータを取得する。本実施の形態では、取得手段14が、HTMLで記述されたコンテンツデータを取得した例について、説明する。
コンテンツデータ14は、例えば、「ブックマーク」や「履歴」として記録されているアドレスに基づいて、取得されることが好ましい。また、ブラウザ装置100が入力手段24としてキーボードを備えている場合には、利用者が、直接所定のウェブページのアドレス等を入力したり、検索エンジンを利用することにより、コンテンツデータを取得することも好ましい。この時、予めアドレスの枝狩りを行うと、より効率的に所望のコンテンツデータを検索することができる場合がある。取得手段14は、取得したコンテンツデータを構文解析手段16へ送信し、ステップS3−2へ移行する。
ステップS3−2において、構文解析手段16は、送信されたコンテンツデータについて、構文を解析し、ステップS3−3へ移行する。この構文解析のルールは、従来のウェブブラウザと同様である。
ステップS3−3において、構文解析手段16は、コンテンツデータの解析結果として、各オブジェクトデータ18を出力する。本実施の形態においては、構文解析手段16は、オブジェクトデータ18として、タグデータ18a、文字データ18b、画像データ18c、及び音声データ18dを出力し、ステップS3−4へ移行する。なお、出力された文字データ18b、画像データ18c、及び音声データ18dには、それぞれ所定のリンク先を表すアドレスが含まれている場合がある。構文解析手段16が出力したオブジェクトデータ18は、本体120のメモリに記憶される。
ステップS3−4において、レンダリング手段20は、メモリに記憶されたオブジェクトデータ18中のタグデータ18a、文字データ18b、及び画像データ18cに基づいて、図2(1)に示すように、ドライブ風景のブラウザ画面である表示画面30を作成する。このようなドライブ風景のブラウザ画面によれば、利用者は、自動車34を運転するような操作で、所定のウェブページを閲覧することが可能となる。このため、利用者は、楽しみながらブラウザ操作を行い、かつ所定のウェブページを閲覧することができる。
さらに、リンクが付されている画像データ18c等が風景の一部として表示されるので、視覚的に楽しい表示画面30を構成することができる。
以下、この表示画面30を具体的に説明する。
なお、図2では、看板32は道路42とほぼ平行な状態になっている。しかし、この看板32は、一般的な風景のように、道路42に対して垂直な状態にすることも好ましい。
表示画面
図2(1)には、表示画面30の一例としてドライブ風景のブラウザ画面が示されている。この図に示すように、ドライブ風景のブラウザ画面には、画面の中央に道路42と、この道路42を走行する自動車34と、道路42に沿って立てられた複数の看板32と、が示されている。上記自動車34は、利用者が入力手段24を用いて、表示画面30上で所定の方向(特に左右方向)に移動することが可能である。すなわち、この自動車34は、カーソルとしての機能を有しているのである。さらに、この画面には、より娯楽性を高めるために、雲36、飛行機38,及び太陽40も示されている。
本実施の形態の表示画面30は、上記の通り、表示画面30中に、道路42、自動車34、看板32、雲36、飛行機38、及び太陽40が示されているため、利用者は、画面上で自動車34を運転する操作を楽しみながら、ウェブ操作を行い得るのである。
上記道路42上には、閲覧しているウェブページのタイトルが示されている。本実施の形態では、レンダリング手段20が、ショッピングモールに関するウェブページについて、表示画面30を作成する場合の動作例を説明する。このため、道路42上には、そのウェブページのタイトルである「ショッピングモール」という文字が、複数個示されている(図2(1)参照)。後に詳述するが、本実施の形態1では、表示画面30は動画であり、自動車34が道路42上を走行している如き画像が表示される。このため、図2(1)に示すように、道路42上に「ショッピングモール」という文字が複数個表されていると、道路42が表示画面30の奧から手前へ移動した場合にも、表示画面30には、常に、「ショッピングモール」という文字が表示されることとなる。
また、道路42沿いの各看板32は、それぞれ上記ショッピングモールに出店している各商店のウェブページに対応している。以下、各看板32が、「カメラのヨドマツ(32a)」、「携帯電話のモバイル屋(32b)」、「服のブランド屋(32c)」、及び「本のブックイン(32d)」のウェブページに、それぞれ対応している例を説明する(図2(1)参照)。
レンダリング手段20は、リンクが貼られている画像をバナー画像と判断し、これに基づき、看板32を作成する。このため、表示画面30中の看板32には、従来のショッピングモールの中にある各商店のバナー画像が示されている。すなわち、図2(1)に示すように、「カメラのヨドマツ」の看板32aには、カメラのバナー画像が示されており、「携帯電話のモバイル屋」の看板32bには、携帯電話のバナー画像が示されており、「服のブランド屋」の看板32cには、衣服のバナー画像が示されており、「本のブックイン」の看板32dには、本のバナー画像が示されている。これらのバナー画像には、対応する各商店の販売ウェブページへのリンクがもちろん貼られている。
利用者が、表示画面30上に、閲覧したい商店のウェブページに対応する看板32を発見した場合には、利用者は、入力手段24を用いて、表示画面30上で自動車34をその看板32に衝突させる。レンダリング手段20は、この画面上の衝突を検知し、その看板32に対応するウェブページのリンク先にジャンプするのである。
また、本実施の形態における表示画面30は動画である。具体的には、利用者に対し、表示画面30上で、自動車34が道路42上を走行しているような印象を与える動画である。そして、この自動車34の走行に応じて、道路42が画面の奧から手前へ流れるように移動し、道路42上の「ショッピングモール」という文字が順次表示される。また、この道路42の移動に伴い、道路42沿いの看板32も同様に、画面の奧から手前へ流れるように移動する。このため、表示画面30中には、種々のウェブページに対応する看板32が順次表示されることとなる。
この表示画面30中で、看板32の移動線上に、自動車34を位置させれば、両者は画面上衝突したように見えるのである。これを本実施の形態では、「衝突」と呼ぶ。この「衝突」は、特許請求の範囲に記載の「表示上接触」の一例に相当する。本実施の形態で特徴的なことは、このように、表示画面30上で、自動車34を所定の看板32に衝突させることにより、ウェブページを選択することである。このため、利用者は、表示画面30上で自動車34を運転するような操作を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となる。
なお、図2に示す表示画面30中の自動車34は、特許請求の範囲に記載の移動体画像の一例に相当し、リンクが貼られている画像を表示する看板32は、特許請求の範囲に記載のリンク画像の一例に相当し、雲36、飛行機38、及び太陽40は、特許請求の範囲に記載の装飾画像の一例に相当するものである。
なお、本実施の形態では、移動体画像の一例として、表示画面30上を移動する自動車34を示したが、自動車34は動かずに、それ以外の背景等が動くことによって、自動車34が実質的に動いて見えるような場合も、請求の範囲の「移動体画像」の一例に相当する。これは、以下説明する他の例でも同様である。
表示画面の作成
ステップS3−4において、レンダリング手段20は、構文解析手段16がコンテンツデータの解析結果として出力したタグデータ18a、文字データ18b、及び画像データ18cに基づいて、上記表示画面30を作成する。以下、具体例を説明するが、これらのレンダリングは、レンダリング手段20が、そのプログラムに予め設定されているレンダリングルールに基づき、実行する。
例えば、レンダリング手段20は、HTML中に含まれるテキストデータ中に特定のタグデータ18aが含まれる場合には、このタグデータ18aに基づいて、所定の色を決定する。例えば、タグデータ18a〈bgcolor〉は、本来は、背景の色を意味するが、本実施の形態では、レンダリング手段20は、このタグデータ18aによって表示画面30中の雲36の色を決定する。このため、視覚的により面白味のある雲36の画像が作成される。
また、HTML中に含まれるテキストデータ中に特定の文字列が表れた場合、レンダリング手段20は、この文字列に基づいて、所定のテクスチャーを作成する。例えば、HTML中に含まれるテキストデータ中に、「キュート」の文字列が表れた場合、レンダリング手段20は、この文字列に基づいて、表示画面30中に飛行機38に適用するテクスチャーを作成する。このため、視覚的により面白味のある飛行機38が作成される。
また、HTMLに特定の画像データ、例えば所定の小さい画像が含まれている場合、レンダリング手段20は、その画像データに基づき、太陽40に適用するテクスチャーを作成する。このため、視覚的により面白味のある太陽40が作成される。
本実施の形態では、このように、閲覧するウェブページのコンテンツデータ(HTMLデータ)に応じて、表示画面30中の背景の画像が変化するのである。利用者は、この画像の変化も楽しみながら、ブラウザ操作を行うことができる。
レンダリング手段20は、作成した表示画面30を表示手段22へ送信する。また、音声アンプ44は、構文解析手段16が出力したデジタルデータの音声データ18dに基づいて、アナログの音声信号をスピーカ20へ出力する。次に、ステップS3−5へ移行する。
ステップS3−5において、表示手段22は、送信された表示画面30を表示する。また、スピーカ26は、出力された音声信号に基づいて、所定の音声を発する。次に、ステップS3−6へ移行する。
ステップS3−6において、利用者は、表示手段22が表す表示画面30を参照し、この表示画面30中に、閲覧したいウェブページの看板32を発見した場合には、そのウェブページを選択する。
以下、利用者が、表示画面30上の看板32の中から、「カメラのヨドマツ」のウェブページを選択した例について説明する。図2(2)には、表示画面30上で、自動車34が、「カメラのヨドマツ」の看板32aに衝突している様子が示されている。この選択は、上述したように、利用者が入力手段24を用いて、表示画面30上の自動車34を看板の移動線上に位置させ、表示画面30上で自動車34を所定の看板32に衝突させることにより行われる。この時、レンダリング手段20は、表示画面30上の自動車34の座標と、看板34の座標と、が一定以上近づいたことを認識し、もって、この看板34に対応するウェブページが選択されたと判断する。次に、ステップS3−7へ移行する。
一方、利用者が、表示画面30中に、閲覧したいウェブページの看板32を発見できない場合には、利用者はいずれのウェブページも選択せず、表示画面30には、自動車34が、道路42上を走行し続ける如き画像が表示される。すなわち、表示画面30において、道路42上に「ショッピングモール」という文字が流れ続け、看板32は、同じものが繰り返し表示されるのである。
ステップS3−7において、レンダリング手段20は、利用者により選択された「カメラのヨドマツ」の看板32aに用いられているバナー画像に付されたリンク先のアドレスを取得する。なお、これらのアドレスは、ネットワーク上のコンテンツデータの存在位置を示している。具体的には、新たに閲覧したいウェブページのURLである。
ステップS3−7において、レンダリング手段20は、取得した上記アドレスに基づき、「カメラのヨドマツ」のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力する。
次に、ステップS3−1へ移行し、取得手段14は、指定されたアドレスに基づき、インターネット12を通じてウェブサーバ10から「カメラのヨドマツ」のコンテンツデータを取得する。さらに、ステップS3−2〜ステップS3−5まで上記と同様の動作を行うことにより、利用者が選択した「カメラのヨドマツ」のウェブページが、表示手段22に表示される。
なお、この際、取得手段14はいわゆるウェブページの「先読み」を行うのも好ましい。この場合は、構文解析手段16がタグデータ18aに基づき、ウェブページの先読みを取得手段14に対して予め指示を行う。この指示に基づき、取得手段14は予めウェブページを先読みし、上記ステップS3−1において新たにデータ取得動作を行うことなく予め読み取っておいたコンテンツデータを出力するのである。
先読みのアルゴリズムは種々知られている。本実施の形態(本発明)では、世の中で知られている種々の先読みアルゴリズムを採用することが可能である。ただし、本特許では、説明をわかりやすくするために、「先読み」をしないものとして説明を行っている。先読みをする場合でも、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
図2(3)には、「カメラのヨドマツ」のウェブページを表す表示画面30の一例が示されている。図2(3)に示す表示画面30の態様は、図2(1)に示す表示画面30とほぼ同様である。しかしながら、道路42上に示されるウェブページのタイトルが「カメラのヨドマツ」である点と、道路42沿いの各看板32には、「カメラのヨドマツ」の商品のバナー画像が示されている点と、が異なる。
図2(3)に示すように、表示画面30の各看板32には、それぞれ「パソコン(32e)」、「ビデオ(32f)」、「デジタルカメラ(32g)」、及び「フィルム(32h)」のバナー画像が示されている。これらのバナー画像には、図2(1)の表示画面30と同様に、対応する各商品のウェブページへのリンクがもちろん貼られている。
利用者が、これらの看板32の中から、閲覧したい(購入したい商品の)ウェブページの看板32を発見した場合には、利用者は、入力手段24を用いて、再び表示画面30上の自動車34を所定の看板32に衝突させる。この結果、所定のウェブページが選択されると、ステップS3−7へ移行した後、再びステップS3−1からステップS3−5の動作が行われ、新たな表示画面30が表示手段22に表示される。
一方、利用者が、表示画面30中に、閲覧したい(購入したい商品の)ウェブページの看板32を発見できない場合には、利用者はいずれのウェブページも選択せず、表示画面30には、自動車34が、道路42上を走行し続ける如き画像が表示されることとなる。
上記の通り、本実施の形態のブラウザ装置100によれば、利用者は、表示画面30上の自動車34を運転するような操作で、所定のウェブページを閲覧することが可能となる。このため、利用者は、楽しみながら、ブラウザ操作を実行し得るのである。
なお、リンクが付されている画像の数が多いコンテンツデータの場合には、表示画面30上の道路42は、途中で分岐することが好ましい。この際、看板32に対応するウェブページが大きなカテゴリーから小さなカテゴリーへと順次表示されるように、道路42が分岐していくと、利用者はより効率よく閲覧したいウェブページに対応する看板32を発見することができる。また、この場合、表示画面30中の自動車34が分岐点に到達した際に、各道路32には、どのようなカテゴリーに属する看板32が表示されるか等の情報を表示すると、より利便性が向上するので好ましい。
なお、本実施の形態の表示画面30に係るブラウザは、ウィンドウ表示、メニュー、ダイアログ、ヘルプ等の従来のブラウザ機能をもちろん備えている。従って、例えば、表示手段22は、図2に示す上記表示画面30を表すウィンドウと、従来のブラウザ画面を表すウィンドウと、を同時に表示することも可能である。
また、表示画面30中に、例えば、「閲覧したいウェブページを見つけたら、その看板に衝突してください。」等のナビゲーション表示を行ったり、「オンライン」た「オフライン」等のネットワークの状態を表す通知表示を行ったりすることも好ましい。これらの表示により、表示画面30の利便性がより高くなる。
また、ブラウザ装置100が、利用者が閲覧したウェブページの履歴をメモリに記憶し、オフラインになった後でも、利用者の要求に応じて、ウェブページの閲覧履歴のリストを表示することも好ましい。この時、例えば、日記のように、日毎に、ウェブページの閲覧履歴のリストを表示することも好ましい。このように、ウェブページの閲覧履歴を再生することで、利用者は、本実施の形態のブラウザ装置100をより楽しく利用できる。
また、本実施の形態では、表示画面30が動画である例を示したが、表示画面30は、静止画であることも好ましい。また、表示画面30は、3次元表示に限定されず、2次元表示されることも好ましい。
また、本実施の形態では、上記表示画面30は、移動体画像として自動車34の画像を示し、リンク画像として看板32の画像を示している。しかしながら、表示画面30は、これに制限されず、利用者が移動可能な移動体画像と、ウェブページへのリンクが貼られているリンク画像と、が示されていれば、他の表示態様でも良い。
上記の通り、本発明の形態のブラウザ装置100における第1の特徴事項は、レンダリング手段20が、ウェブページのコンテンツデータに基づいて、利用者がブラウザ操作をする際に、利用者に対して、画面中の自動車34を操るような操作感を与える表示画面30を提供することである。
また、本実施の形態のブラウザ装置100における第2の特徴的事項は、利用者が、上記表示画面30中の自動車34を看板32に衝突させて、所望のウェブページを閲覧することである。このため、本実施の形態のブラウザ装置100では、利用者が楽しみながらブラウザ操作を行うことが可能となる。
また、本実施の形態のブラウザ装置100における第3の特徴的事項は、利用者が、表示画面30中の雲36、飛行機38、及び太陽40の色又はテクスチャーの変化を楽しみながら、ブラウザ操作を行い得ることである。
『実施の形態2』
全体構成
上記実施の形態1では、表示画面30のテーマがドライブ風景である例について説明した。しかしながら、表示画面30は種々のテーマに基づき、作成されることも好ましい。本実施の形態2では、レンダリング手段20が、複数のテーマの表示画面32を作成できるブラウザ装置200について説明する。
図4には、本実施の形態2の一例であるブラウザ装置200を中心とした機能ブロック図が示されている。この図に示すように、本実施の形態2における特徴的事項は、ブラウザ装置200の本体160が、テーマ設定手段46を備えていることである。
このテーマ設定手段46は、表示画面32について複数のテーマを備え、かつ、利用者の指示に基づき、これらのテーマの中から所定のテーマを設定する機能を有している。以下、テーマ設定手段46が、表示画面32のテーマとして、(1)町並、(2)雪山、(3)海、(4)宇宙、(5)迷宮、及び(6)ドライブ風景、を備える例について説明する。各テーマの詳細については後述する。
なお、上記いずれのテーマにおいても、表示画面32には、利用者が移動可能な移動体画像と、所定のウェブページへのリンクが貼られたリンク画像と、が示されていることは言うまでもない。従って、利用者は、いずれのテーマの表示画面32においても、画面中の移動体画像を操るような操作感を楽しみながら、ブラウザ操作を実行し得る。この点は、上記実施の形態1と同様である。
また、本実施の形態2のブラウザ装置200では、利用者は、複数のテーマの中から所望のテーマを選ぶことができる。そして、利用者は、そのテーマにおける表示画面32上での操作を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となる。なお、本実施の形態2のブラウザ装置200は、テーマ設定手段46を備える点を除いては、上記図1に示すブラウザ装置100とほぼ同様の構成である。
本実施の形態2の入力手段24は、上記実施の形態1で示した機能の他に、レンダリング手段20に対し、表示画面32について、いずれのテーマを選択すべきか指示を出力する機能を有する。レンダリング手段20は、入力手段24が出力したテーマの指示をテーマ設定手段46へ送信する。なお、上記テーマの選択は、利用者により行われるが、動作の詳細については後述する。
テーマ設定手段46は、プログラムにより構成され、本体160に格納されているCPU(図示せず)が、このテーマ設定手段46のプログラムを実行することにより、テーマ設定手段46が実現されている。テーマ設定手段46は、レンダリング手段20から送信されたテーマの指示に基づき、表示画面32について、テーマ設定手段46が備えているテーマの中から、所定のテーマを設定する。
テーマ設定手段46は、この設定したテーマと、構文解析手段16から送信された各オブジェクトデータ18と、に基づいて、上記テーマに関する所定の画面用データを作成し、テーマ選択テーブルに格納する。なお、テーマ選択テーブル中のテーマミュージックデータは、ウェブページのコンテンツデータによって変化するものではない。
テーマ選択テーブルは、図5に示すように、テーマ取得手段46が、テーマに応じて、画面用データを作成し、かつテーマミュージックデータを調整する際のルールを示しており、本体160のメモリに格納されている。テーマ選択テーブルの内容については、後に、図5を用いて詳述する。
なお、画面用データは、表示画面32の各テーマに応じた画面のデータであり、テーマミュージックデータは、表示画面32の各テーマに応じた音声のデータである。これらのデータについては、後に図5を用いて、詳細に説明する。
図5には、テーマ選択テーブルの説明図が示されている。このテーマ選択テーブルには、表示画面32の各テーマと、そのテーマに応じたテーマミュージックと、そのテーマに応じた画像データである画面用データと、が格納されている。すなわち、このテーマ選択テーブル中のテーマの欄には、表示画面32中のテーマとして、(1)町並、(2)雪山、(3)海、(4)宇宙、(5)迷宮、及び(6)ドライブ風景、が格納されており、テーマミュージックの欄には、各テーマに応じた音声データが格納されている。例えば、表示画面32のテーマが(1)町並の場合には、車や電車が走行する音等の音声データが格納されている。この車や電車が走行する音等の音声データが、テーマミュージックデータの一例に相当するのである。
また、このテーマ選択テーブルの移動体画像の欄には、画面用データの1つとして、各テーマに応じて、表示画面32上で移動可能な移動体画像が格納されている。リンク画像の欄には、画面用データの1つとして、ウェブページへのリンクが貼られたリンク画像が格納されている。これらの画像の他にも、画面用データの1つとして、このテーマ選択テーブルに、上記実施の形態1と同様に、取得手段14が取得したウェブページのコンテンツデータに基づいて変化する画像、すなわち、タグデータに基づいてその色が変化する画像と、文字データに基づいてそのテクスチャーが変化する画像と、画像データに基づいてそのテクスチャーが変化する画像と、が格納されている。なお、これらのタグデータに基づいてその色が変化する画像と、文字データに基づいてそのテクスチャーが変化する画像と、画像データに基づいてそのテクスチャーが変化する画像と、の画像データはいずれも、特許請求の範囲に記載の装飾画像データの一例に相当する。
レンダリング手段20は、テーマ選択テーブルの画面用データを取得し、この取得した画面用データに基づいてレンダリングを行うことにより、表示画面32を作成する。すなわち、画面用データとは、移動体画像のデータ、リンク画像のデータ、及びコンテンツデータに基づいて変化する各画像のデータのことをいう。
例えば、テーマ設定手段46が、表示画面32のテーマとして、ドライブ風景を設定した場合には、音声アンプ44は、図5に示すテーマ選択テーブルのテーマミュージックデータの中から、テーマミュージックデータとして、ドライブ風景の音声データを取得する。音声アンプ44は、構文解析手段16が出力した音声データ18dに加えて、このテーマミュージックデータをデジタルデータからアナログ信号へ変換した後、スピーカ26に所定の音声を出力させる。
一方、レンダリング手段20は、テーマ選択テーブルの画面用データの中から、自転車の画像データ、看板の画像データ、雲の画像データ、飛行機の画像データ、及び太陽の画像データからなるドライブ風景の画面用データを取得する。レンダリング手段20は、この取得した画面用データに基づいてレンダリングを行うことにより、表示画面32を作成し、表示手段22にこの表示画面32を表示させる。
また、本実施の形態2において、テーマ設定手段46は、上記実施の形態1と同様に、表示手段22に表示するウェブページを変更する場合には、取得手段14に対して、そのウェブページのコンテンツデータを取得するように、所定の指示と、そのウェブページのアドレスと、を出力する。
このように、本実施の形態2では、テーマ設定手段46が、所定のテーマに基づいて、画面用データを作成し、かつ、音声用データを調整し、これらのデータをテーマ選択テーブルに格納する。
レンダリング手段20は、テーマ選択テーブルに格納された画面用データを取得し、この取得した画面用データに基づいて、レンダリングを行い、表示画面32を表示手段22に表示させる。このため、表示手段22には、種々のテーマの表示画面32を表示することが可能となる。
また、本実施の形態2のいずれのテーマにおいても、表示画面32には、利用者が移動可能な移動体画像と、所定のウェブページへのリンクが貼られたリンク画像と、が示されている。このため、いずれのテーマの表示画面32においても、利用者は、画面中の移動体画像を操るような操作感を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となるのである。
表示画面
上述したように、本実施の形態2では、テーマ設定手段46は、表示画面32のテーマとして、(1)町並、(2)雪山、(3)海、(4)宇宙、(5)迷宮、及び(6)ドライブ風景、を備えている。そして、テーマ設定手段46は、これら複数のテーマの中から、利用者が選択した所定のテーマについて、所定の画面用データ等を作成し、テーマ選択テーブルに格納する。レンダリング手段20は、このテーマ選択テーブル中の画面用データに基づいてレンダリングを行い、所定の表示画面32を表示手段22に表示させる。以下、これらのテーマに基づき、作成される各表示画面32について、具体的に説明する。
(1)町並
図6には、そのテーマが町並である表示画面32が示されている。この図に示すように、この表示画面32には、画面に中央に道路142aと、この道路142a上の線路144aと、この線路144aを走る路面電車134aと、この道路142aに沿って立てられた複数の看板132aと、が示されている。
上記路面電車134aは、利用者が入力手段24を用いて、表示画面32上で所定の方向(特に左右方向)に移動することが可能である。なお、この路面電車134aは、特許請求の範囲に記載の移動体画像の一例に相当する。また、上記各看板132aは、従来のショッピングモールの中にあるバナー画像が示されており、この看板132aは、特許請求の範囲に記載のリンク画像の一例に相当する。
さらに、この画面には、より娯楽性を高めるために、ヘリコプタ136a、太陽138a,及びからす140aも示されている。これら画像の画面用データは、レンダリング手段20が、図5に示すテーマ選択テーブルから取得したものである。なお、これらのヘリコプタ136a、太陽138a,及びからす140aはいずれも、特許請求の範囲に記載の装飾画像の一例に相当する。
なお、上述したように、テーマ設定手段46は、取得手段14が取得したコンテンツデータに応じて、表示画面32中のヘリコプタ136a、太陽138a,及びからす140aの色やテクスチャーを変化させ、この変化させた画面用データをテーマ選択テーブルに格納している。このため、表示画面32中のヘリコプタ136a、太陽138a,及びからす140aの画像の色やテクスチャーは、上記実施の形態1と同様に、閲覧するウェブページのコンテンツデータに応じて、変化するのである。また、道路142aには、上記実施の形態1と同様に、このウェブページのタイトルである「ショッピングモール」の文字が付されている。
各看板132aには、上述したように、従来のショッピングモールの中にある各商店のバナー画像が示されている。従って、利用者は、表示画面32上に、閲覧したい商店のウェブページに対応する看板132aを発見した場合には、入力手段24を用いて、表示画面32上で路面電車134aをその看板132aに衝突させる。レンダリング手段20は、この画面上の衝突を検知し、所定のウェブページが選択されたと判断する。
さらに、レンダリング手段20は、この選択の結果をテーマ設定手段46に送信することにより、テーマ設定手段46がアドレスを取得する。テーマ設定手段46は、この取得したアドレスに基づき、所定のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力する。取得手段14は、この指示されたアドレスに基づき、インターネット12を通じてウェブサーバ10から所定のコンテンツデータを取得することにより、その看板132aに対応するウェブページのリンク先にジャンプするのである。
また、図6の表示画面32は動画である。具体的には、利用者に対し、表示画面32上で、路面電車134aが線路144aを走行しているような印象を与える動画である。そして、この路面電車134aの走行に応じて、道路142aが画面の奧から手前へ流れるように移動し、道路142a沿いの看板132aも同様に、画面の奧から手前へ流れるように移動する。このため、表示画面32中には、種々のウェブページに対応する看板132aが順次表示されることとなる。なお、上記看板132aの代わりに、リンク画像の一例として、バナー画像を含む建物を示すことも好ましい。
(2)雪山
図7には、そのテーマが雪山である表示画面32が示されている。この図に示すように、この表示画面32には、画面の中央に滑走路142bと、この滑走路142b上を滑るスキーヤー134bと、この滑走路142bに沿って置かれている岩132bと、が示されている。
上記スキーヤー134bは、利用者が入力手段24を用いて、表示画面32上で所定の方向(特に左右方向)に移動することが可能である。なお、このスキーヤー134bは、特許請求の範囲に記載の移動体画像の一例に相当する。また、上記岩132bは、従来のショッピングモールの中にあるバナー画像が示されており、この岩132bは、特許請求の範囲に記載のリンク画像の一例に相当する。
さらに、この画面には、より娯楽性を高めるために、飛行機136b、星138b,及び雲140bも示されている。これら画像の画面用データは、レンダリング手段20が、図5に示すテーマ選択テーブルから取得したものである。なお、これらの飛行機136b、星138b,及び雲140bはいずれも、特許請求の範囲に記載の装飾画像の一例に相当する。
なお、上述したように、テーマ設定手段46は、取得手段14が取得したコンテンツデータに応じて、表示画面32中の飛行機136b、星138b,及び雲140bの色やテクスチャーを変化させ、この変化させた画面用データをテーマ選択テーブルに格納している。このため、表示画面32中の飛行機136b、星138b,及び雲140bの画像の色やテクスチャーは、上記実施の形態1と同様に、閲覧するウェブページのコンテンツデータに応じて、変化するのである。また、上記図2(1)の表示画面30と同様に、滑走路142bには、このウェブページのタイトルである「ショッピングモール」の文字が付されている。
各岩132bには、上述したように、従来のショッピングモールの中にある各商店のバナー画像が示されている。従って、利用者は、表示画面32上に、閲覧したい商店のウェブページに対応する岩132bを発見した場合には、入力手段24を用いて、表示画面32上でスキーヤー134bをその岩132bに衝突させる。レンダリング手段20は、この画面上の衝突を検知し、所定のウェブページが選択されたと判断する。
さらに、レンダリング手段20は、この選択の結果をテーマ設定手段46に送信することにより、テーマ設定手段46がアドレスを取得する。テーマ設定手段46は、この取得したアドレスに基づき、所定のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力する。取得手段14は、この指示されたアドレスに基づき、インターネット12を通じてウェブサーバ10から所定のコンテンツデータを取得することにより、その岩132bに対応するウェブページのリンク先にジャンプするのである。
また、図7の表示画面32は動画である。具体的には、利用者に対し、表示画面32上で、スキーヤー134bが滑走路142bを走行しているような印象を与える動画である。そして、このスキーヤー134bの走行に応じて、滑走路142bが画面の奧から手前へ流れるように移動し、滑走路142bに沿って置かれた岩132bも同様に、画面の奧から手前へ流れるように移動する。このため、表示画面32中には、種々のウェブページに対応する岩132bが順次表示されることとなる。なお、表示画面32には、上記スキーヤー134bの代わりに、移動体画像の一例として、スノーボードをしている人が示されることも好ましい。
(3)海
図8には、そのテーマが海である表示画面32が示されている。この図に示すように、この表示画面32には、海142cと、この海142cで波乗りしているサーファー134cと、この海142cのさざ波144cと、この海142cに浮かんでいるヨット132cと、が示されている。
上記サーファー134cは、利用者が入力手段24を用いて、表示画面32上で所定の方向(特に左右方向)に移動することが可能である。なお、このサーファー134cは、特許請求の範囲に記載の移動体画像の一例に相当する。また、上記ヨット132cは、従来のショッピングモールの中にあるバナー画像が示されており、このヨット132cは、特許請求の範囲に記載のリンク画像の一例に相当する。
さらに、この画面には、より娯楽性を高めるために、雲136c、太陽138c,及びかもめ140cも示されている。これら画像の画面用データは、レンダリング手段20が、図5に示すテーマ選択テーブルから取得したものである。なお、これらの雲136c、太陽138c,及びかもめ140cはいずれも、特許請求の範囲に記載の装飾画像の一例に相当する。
なお、上述したように、テーマ設定手段46は、取得手段14が取得したコンテンツデータに応じて、表示画面32中の、雲136c、太陽138c,及びかもめ140cの色やテクスチャーを変化させ、この変化させた画面用データをテーマ選択テーブルに格納している。このため、表示画面32中の、雲136c、太陽138c,及びかもめ140cの画像の色やテクスチャーは、上記実施の形態1と同様に、閲覧するウェブページのコンテンツデータに応じて、変化するのである。また、上記図2(1)の表示画面30と同様に、さざ波144cには、このウェブページのタイトルである「ショッピングモール」の文字が付されている。
各ヨット132cには、上述したように、従来のショッピングモールの中にある各商店のバナー画像が示されている。従って、利用者は、表示画面32上に、閲覧したい商店のウェブページに対応するヨット132cを発見した場合には、入力手段24を用いて、表示画面32上でサーファー134cをそのヨット132cに衝突させる。レンダリング手段20は、この画面上の衝突を検知し、所定のウェブページが選択されたと判断する。
さらに、レンダリング手段20は、この選択の結果をテーマ設定手段46に送信することにより、テーマ設定手段46がアドレスを取得する。テーマ設定手段46は、この取得したアドレスに基づき、所定のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力する。取得手段14は、この指示されたアドレスに基づき、インターネット12を通じてウェブサーバ10から所定のコンテンツデータを取得することにより、そのヨット132cに対応するウェブページのリンク先にジャンプするのである。
また、図8の表示画面32は動画である。具体的には、利用者に対し、表示画面32上で、サーファー134cが海142cで波乗りしているような印象を与える動画である。そして、サーファー134cの移動に応じて、海142cが画面の奧から手前へ流れるように移動し、海142c上のヨット132cも同様に、画面の奧から手前へ流れるように移動する。このため、表示画面32中には、種々のウェブページに対応するヨット132cが順次表示されることとなる。
なお、表示画面32には、上記サーファーの代わりに、移動体画像の一例として、船が示されることも好ましい。また、上記ヨットの代わりに、リンク画像の一例として、バナー画像を含む魚等が示されることも好ましい。
(4)宇宙
図9には、そのテーマが宇宙である表示画面32が示されている。この図に示すように、この表示画面32には、宇宙空間を飛行しているロケット134dと、宇宙空間を浮遊しているいん石132dと、が示されている。
上記ロケット134dは、利用者が入力手段24を用いて、表示画面32上で所定の方向(特に左右方向)に移動することが可能である。なお、このロケット134dは、特許請求の範囲に記載の移動体画像の一例に相当する。また、上記いん石132dは、従来のショッピングモールの中にあるバナー画像が示されており、このいん石132dは、特許請求の範囲に記載のリンク画像の一例に相当する。
さらに、この画面には、より娯楽性を高めるために、星136d、土星138d,及び月140dも示されている。これら画像の画面用データは、レンダリング手段20が、図5に示すテーマ選択テーブルから取得したものである。なお、これらの星136d、土星138d,及び月140dはいずれも、特許請求の範囲に記載の装飾画像の一例に相当する。
なお、上述したように、テーマ設定手段46は、取得手段14が取得したコンテンツデータに応じて、表示画面32中の星136d、土星138d,及び月140dの色やテクスチャーを変化させ、この変化させた画面用データをテーマ選択テーブルに格納している。このため、表示画面32中の星136d、土星138d,及び月140dの画像の色やテクスチャーは、上記実施の形態1と同様に、閲覧するウェブページのコンテンツデータに応じて、変化するのである。
各いん石132dには、上述したように、従来のショッピングモールの中にある各商店のバナー画像が示されている。従って、利用者は、表示画面32上に、閲覧したい商店のウェブページに対応するいん石132dを発見した場合には、入力手段24を用いて、表示画面32上でロケット134dをそのいん石132dに衝突させる。レンダリング手段20は、この画面上の衝突を検知し、所定のウェブページが選択されたと判断する。
さらに、レンダリング手段20は、この選択の結果をテーマ設定手段46に送信することにより、テーマ設定手段46がアドレスを取得する。テーマ設定手段46は、この取得したアドレスに基づき、所定のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力する。取得手段14は、この指示されたアドレスに基づき、インターネット12を通じてウェブサーバ10から所定のコンテンツデータを取得することにより、そのいん石132dに対応するウェブページのリンク先にジャンプするのである。
また、図9の表示画面32は動画である。具体的には、利用者に対し、表示画面32上で、ロケット134dが宇宙空間を飛行しているような印象を与える動画である。そして、ロケット134dの飛行に応じて、いん石132dが画面の奧から手前へ流れるように移動する。このため、表示画面32中には、種々のウェブページに対応するいん石132dが順次表示されることとなる。なお、表示画面32には、上記いん石の代わりに、リンク画像の一例として、星、例えばバナー画像を含む惑星や、バナー画像を含む宇宙ステーション等が示されることも好ましい。
(5)迷宮
図10には、そのテーマが迷宮である表示画面32が示されている。この図に示すように、この表示画面32には、画面中央に迷宮内の廊下142e上に、この迷宮内を歩く冒険者134eと、迷宮内の両サイドの壁138eに、絵画132eと、が示されている。 上記冒険者134eは、利用者が入力手段24を用いて、表示画面32上で所定の方向(特に左右方向)に移動することが可能である。なお、この冒険者134eは、特許請求の範囲に記載の移動体画像の一例に相当する。また、上記絵画132eは、従来のショッピングモールの中にあるバナー画像が示されており、この絵画132eは、特許請求の範囲に記載のリンク画像の一例に相当する。
さらに、この表示画面32の迷宮には、より娯楽性を高めるために、天井144eにシャンデリア136eが示され、壁146eにドア138eが示され、廊下142eに骸骨140eも示されている。これら画像の画面用データは、レンダリング手段20が、図5に示すテーマ選択テーブルから取得したものである。なお、これらのシャンデリア136e、ドア138e,及び骸骨140eはいずれも、特許請求の範囲に記載の装飾画像の一例に相当する。
なお、上述したように、テーマ設定手段46は、取得手段14が取得したコンテンツデータに応じて、表示画面32中のシャンデリア136e、ドア138e,及び骸骨140eの色やテクスチャーを変化させ、この変化させた画面用データをテーマ選択テーブルに格納している。このため、表示画面32中のシャンデリア136e、ドア138e,及び骸骨140eの画像の色やテクスチャーは、上記実施の形態1と同様に、閲覧するウェブページのコンテンツデータに応じて、変化するのである。また、上記図2(1)の表示画面30と同様に、迷宮内の廊下142e上には、このウェブページのタイトルである「ショッピングモール」の文字が付されている。
各絵画132eには、上述したように、従来のショッピングモールの中にある各商店のバナー画像が示されている。従って、利用者は、表示画面32上に、閲覧したい商店のウェブページに対応する絵画132eを発見した場合には、入力手段24を用いて、表示画面32上で冒険者134eをその絵画132eに衝突させる。レンダリング手段20は、この画面上の衝突を検知し、所定のウェブページが選択されたと判断する。
さらに、レンダリング手段20は、この選択の結果をテーマ設定手段46に送信することにより、テーマ設定手段46がアドレスを取得する。テーマ設定手段46は、この取得したアドレスに基づき、所定のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力する。取得手段14は、この指示されたアドレスに基づき、インターネット12を通じてウェブサーバ10から所定のコンテンツデータを取得することにより、その絵画132eに対応するウェブページのリンク先にジャンプするのである。
また、図10の表示画面32は動画である。具体的には、利用者に対し、表示画面32上で、冒険者134eが迷宮内を移動しているような印象を与える動画である。そして、冒険者134eの移動に応じて、迷宮内の壁146e等が画面の奧から手前へ流れるように移動し、壁146eに示された絵画132eも同様に、画面の奧から手前へ流れるように移動する。このため、表示画面32中には、種々のウェブページに対応する絵画132eが順次表示されることとなる。なお、上記絵画を壁146eに示す代わりに、迷宮内の廊下142eに配置することも好ましい。
(6)ドライブ風景
表示画面32のテーマがドライブ風景である場合には、その表示画面32の具体例は、上記実施の形態1で説明した図2(1)と同様である。
このように、本実施の形態2では、利用者は、複数のテーマの表示画面32を楽しむことが可能となる。また、上記いずれのテーマの表示画面32においても、表示画面32には、利用者が移動可能な移動体画像と、所定のウェブページへのリンクが貼られたリンク画像と、が示されている。このため、利用者は、移動体画像を操作する操作感を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となるのである。
ブラウザ装置の動作
図11には、本実施の形態2におけるブラウザ装置200の動作を中心としたフローチャートが示されている。この図を用いて、以下、本実施の形態の具体的な動作を説明する。
まず、ステップS11−1〜ステップS11−3において、上記図3のステップS3−1〜ステップS3−3と同様の動作を行うことにより、構文解析手段16は、取得手段14が取得したコンテンツデータの解析結果として、各オブジェクトデータ18を出力する。出力された各オブジェクトデータ18は、本体160のメモリに記憶される。なお、出力されたオブジェクトデータ18は、上記実施の形態1と同様である。
ステップS11−4において、利用者が、表示画面32について、所定のテーマを選択したい場合には、利用者は、入力手段24を用いて、レンダリング手段20へテーマ選択の指示を出力する。レンダリング手段20は、入力手段24が出力したテーマ選択の指示に基づいて、テーマ選択テーブルから画面用データを取得する。
一方、利用者が表示画面32について、いずれのテーマも選択しない場合には、テーマ設定手段46は、前回のテーマを選択し、ステップS11−8へ移行する。
ステップS11−5において、レンダリング手段20は、利用者が、表示画面32について、所定のテーマを選択できるような選択画面50(図12参照)の画面用データを取得する。具体的には、レンダリング手段20は、テーマ設定手段46が備えている(1)町並、(2)雪山、(3)海、(4)宇宙、(5)迷宮、及び(6)ドライブ風景、のテーマの中から、利用者が、所定のテーマを選択できるような選択画面50の画面用データを取得する。この選択画面50の画面用データは、予め本体160のメモリに格納されている。
レンダリング手段20は、取得した選択画面50の画面用データに基づき、レンダリングを行う。図12には、選択画面50の一例が示されている。この図に示すように、選択画面50には、表示画面32の各テーマのタイトル54と、カーソル52と、が示されている。また、この選択画面50には、利用者が行うべき動作を指示する文字(「好きなテーマを選んでください。」)も示されている。
この画面中のカーソル52は、従来のカーソル機能を有している。従って、利用者は、入力手段24を用いて、画面中のカーソル52を所定のタイトル54に位置させてクリック操作を行うことにより、表示画面32のテーマを選択するのである。レンダリング手段20は、作成した選択画面50を表示手段22へ送信する。
ステップS11−6において、表示手段22は、送信された選択画面50を表示する。
ステップS11−7において、利用者は選択画面50を参照し、この選択画面50中の所望のテーマを選択する。この選択は、上述したように、利用者が入力手段24を用いて、選択画面50中のカーソル52を所定のタイトル54に位置させて、クリック操作を行うことにより行われる。以下、利用者が、表示画面32のテーマとして、ドライブ風景を選択した例について説明する。レンダリング手段20は、選択画面50中の所定のタイトル54がクリックされたことを認識した場合には、このタイトル54が表すテーマが選択されたと判断する。この場合には、レンダリング手段20は、この選択結果(選択されたテーマ)をテーマ設定手段46へ送信する。
ステップS11−8において、テーマ設定手段46は、送信された選択結果に基づき、表示画面32のテーマを設定する。さらに、テーマ設定手段46は、この設定したテーマ、及び構文解析手段16から送信された各オブジェクトデータ18に基づき、所定の画面用データを作成し、かつ、所定のテーマミュージックデータを調整し、これらのデータを図5のテーマ選択テーブルに格納する。さらに、テーマ設定手段46は、この設定したテーマをレンダリング手段20へ送信する。
本実施の形態2では、ステップS11−7において、利用者は、表示画面32について、ドライブ風景のテーマを選択している。このため、ステップS11−9において、レンダリング手段20は、テーマ設定手段46から送信されたドライブ風景のテーマに基づき、テーマ選択テーブルから、自動車と、看板と、雲と、飛行機と、太陽と、を含む画面用データ(図5参照)を取得し、レンダリングを行う。このレンダリングによって表示画面32が作成される。また、音声アンプ44は、テーマ選択テーブルからドライブ風景の音声を含む用データを取得し、構文解析手段16が出力した音声データ18dに加えて、このテーマミュージックデータをデジタルデータからアナログ信号へ変換する。
次に、ステップS11−10及びステップS11−11において、上記図3のステップS3−5及びステップS3−6と同様の動作を行うことにより、利用者によって所定のウェブページが選択された場合には、図11のステップS11−12において、レンダリング手段20は、この選択の結果をテーマ設定手段46に送信する。テーマ設定手段46は、送信された選択の結果に基づき、選択されたウェブページのリンク先のアドレスを取得する。
次に、テーマ設定手段46は、取得した上記アドレスに基づき、所定のウェブページのコンテンツデータを取得するように、取得手段14に対して指示を出力して、ステップS11−1へ移行する。次に、上記ステップS11−1〜ステップS11−10まで、同様の動作を行うことにより、利用者は、表示画面32において、新たなウェブページを閲覧することとなる。
なお、図11のフローチャートでは、表示画面32のテーマについて、利用者が、テーマ設定手段46が備えるテーマの中から所定のテーマを選択する例を示した。しかしながら、本実施の形態はこれに限定されず、例えばテーマ設定手段46が、所定のテーマを選択することも好ましい。この場合には、テーマ設定手段46のプログラムには、選択するテーマの順番が、予め設定されることとなる。
上記の通り、本実施の形態2におけるブラウザ装置200によれば、利用者は、複数のテーマの表示画面32を楽しむことが可能となる。また、本実施の形態2のいずれのテーマの表示画面32においても、表示画面32には、利用者が移動可能な移動体画像と、所定のウェブページへのリンクが貼られたリンク画像と、が示されている。このため、利用者は、移動体画像を操作する操作感を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することが可能となるのである。
『比較例1』
図13には、従来の一般的なブラウザ装置が表示するのブラウザ画面(表示画面)が表示されている。この図に示すように、従来のブラウザ画面においては、ウェブページのタイトルである「ショッピングモール」の文字と、ショッピングモール中にある各商店のバナー画像232と、ショッピングモールの内容を表すヘッダー234と、が示されている。また、このブラウザ画面(表示画面)には、利用者が移動可能なカーソル52も示されている。
このように、図13に示されているブラウザ画面は、上記実施の形態1及び2の表示画面と異なり、画面中に、利用者が移動可能な移動体画像が示されていない。このため、利用者が所定のウェブページを閲覧する際には、入力手段24を用いて、単に、画面中のカーソル52を所定のバナー画像に位置させて、クリック操作を行うこととなる。従って、本比較例1のブラウザ画面においては、利用者は、ブラウザ画面中の移動体画像を操作する操作感を楽しみながら、所定のウェブページを閲覧することは困難である。
『実施の形態3』
上述した比較例1で説明した従来のブラウザ装置の表示画面では、本実施の形態1及び本実施の形態2において説明したブラウザ装置のような娯楽性の高い操作を行うことは困難である。
しかしながら、単なる閲覧(ブラウジング)だけでなく、実施に「購入」動作を行おうとする場合は、従来の一般的なブラウザ装置の方が望ましい場合も少なくない。特に金銭の支払いを伴うような動作では、一般的なブラウザ装置の方が操作上の安全性が高いと感じる利用者もいる可能性もある。
そこで、本実施の形態3においては、上記実施の形態1及び実施の形態2で説明したブラウザ装置と、従来の一般的なブラウザ装置と、の相互の切換が可能な構成を提案する。
既に説明したように、ブラウザ装置はコンピュータ上で実行されるプログラムから構成されている。そこで、ブラウザ装置の切換は、コンピュータ上でプログラムの切換を行うことによって実現することが好ましい。プログラムの切換は、コンピュータの一般的な動作であるため、当業者であれば容易に実施可能である。この場合、切換先のプログラムがまだ起動していない場合は、その切換先のプログラムを起動する(立ち上げる)ように構成するのが好ましい。プログラムを切り換えるために、新規にプログラムを起動することはコンピュータの一般的な動作であるため、当業者であれば容易に実施可能である。
このような「切換/立ち上げ」の際には、それまでに表示していたウェブページ(注目しているウェブページ)の受け渡しを行うことが望ましい。この受け渡しのためには、表示している又は注目しているウェブページのURLを情報として渡す構成を採用することが望ましい。このような構成によって、単に「切換/立ち上げ」を行うだけでなく、切換元のブラウザ装置と、切換先のブラウザ装置とが連携して動作するというメリットを有する。
『実施の形態4』
上記実施の形態1では、移動体画像看板に衝突させることによって、新しいウェブページの表示を行わせた。しかし、リンク先のリストを表示し、このリストから利用者が所望のリンク先を選択するように構成することも好ましい。
『実施の形態5』
(1)実施の形態1〜4におけるブラウザ装置の選択・変換動作
上述した実施の形態1〜4のブラウザ装置100及び200では、レンダリング手段20は、構文解析手段16から送信された各オブジェクトデータ18について、表示手段22の表示対象となり得るデータを選択し、表示手段22が表示可能なデータに変換する。ここで、選択とは、例えば、各オブジェクトデータ18の中から、表示対象とならないデータを削除する動作である。一方、変換とは、例えば、オブジェクトデータ18の中の画像データ18cについて、表示手段22が表示し得る画像サイズや形式に変更したり、文字データ18bについて、表示手段22が表示し得るテキスト形式に変更する動作である。
レンダリング手段20がオブジェクトデータ18について、上述した選択・変換動作を行うことにより、例えば、ウェブサーバ10のコンテンツデータのデータ形式が異なる場合にも、このコンテンツデータに含まれる各オブジェクトデータ18を用いて、表示手段22が表示可能な表示画面30を作成することができるのである。なお、このような選択・変換動作は、コンピュータに格納されたレンダリング手段18の一般的な動作であるため、当業者であれば、容易に実施可能である。
(2)本実施の形態5におけるブラウザ装置の動作
しかしながら、例えば、ブラウザ装置100及び200が携帯端末等である場合には、回線速度がそれほど速くないし、データの処理能力もそれほど高くない場合がある。このため、取得手段14が、ウェブページ10から、インターネット12を介して、直接容量の大きいコンテンツデータを取得したり、取得したコンテンツデータについて上記選択・変換動作を行う際に、過大な時間が必要となることがある。また、ウェブサーバ10によっては、そのウェブサーバ10にアクセスするために予め登録を要する場合がある。この場合には、ウェブサーバ10に登録されたブラウザ装置100及び200のみが、登録先のウェブサーバ10にアクセス可能となるのである。
上記処理能力の問題を解決し、また、アクセスのために登録処理を要するという困難さを解消するために、本実施の形態5では、ブラウザ装置300が、ウェブサーバ10に直接アクセスするのではなく、中継サーバ310を介して、所定のコンテンツデータを取得するブラウジングシステム400を提案する。
この中継サーバ310は、ウェブサーバ10にアクセスできるように登録されており、ブラウザ装置300に供給されたアドレスに基づき、所定のウェブサーバ10にアクセスし、コンテンツデータを取得する。このため、ブラウザ装置300は、多数のウェブサーバ10について、アクセスするために登録処理を行わなくても、上記中継サーバ310にアクセスするだけで、登録処理を行っていないウェブサーバ10のコンテンツデータを取得することが可能となるのである。
ここで、登録処理とは、ブラウザ装置300がアクセスしたい所定のウェブサーバ10に対して自己を登録する処理を言う。ウェブサーバ10によっては、アクセスに際して予めこのような登録処理を要求する場合がある。
このように場合に、所定のウェブサーバ10に対して本実施の形態5の中継サーバ310を登録することによって、制限を回避するのである。ここで、制限の回避とは、上記登録処理をすることなく、ブラウザ装置300が所望のウェブサーバ10にアクセスすることである。
他の種類のアクセス制限としては、ブラウザ装置300に対して、利用したいウェブサーバ10を予め利用者が登録しておく必要があるという制限が挙げられよう。このよう制限の下では、利用者は新たなウェブサーバ10に対するアクセスしようとする度にその都度、ブラウザ装置300にそのウェブサーバ10を登録しなければならず、繁雑な作業が必要となる。
このようなアクセス制限がある場合でも、本実施の形態5の中継サーバ310をブラウザ装置300に登録し、この中継サーバ310を介して種々のウェブサーバ10にアクセスするように構成すれば、アクセスしたい新たなウェブサーバを10をその都度ブラウザ装置300に登録する必要がなくなり、利便性の高いシステムが提供できる。
さらに他の種類のアクセス制限としては、ブラウザプログラムのダウンロード元によるアクセス制限が挙げられる。この制限は、ブラウザプログラムが所定のサーバからブラウザ装置300にダウンロードされて利用される場合の制限である。このようにブラウザ装置300がブラウザプログラムを所定のサーバからダウンロードして利用する場合、ダウンロード元となったその所定のサーバが位置するサイト以外との通信が許可されない場合がある。たとえば、いわゆるFlashやJavaアプレット等を利用する場合にこのような制限が設けられる場合がある(Javaは登録商標である)。
このような制限がある場合でも、本実施の形態5の中継サーバ310を利用することによって、制限を回避することが可能である。具体的には、ダウンロード元となった上記所定のサーバが位置するサイト中に、本実施の形態5の中継サーバ310を設置することによって、このような制限を回避することができる。このような構成によって、ブラウザ装置300は、この中継サーバ310を介して種々のウェブサーバ10にアクセスすることが可能である。
また、中継サーバ310は、ブラウザ装置100及び200の代わりに、上述したウェブサーバ10からのコンテンツデータの取得動作や、レンダリング手段20の選択・変換動作を行う。このため、ブラウザ装置300(100や200でも同様)におけるデータの処理負荷が軽くなるのである。なお、このような中継サーバ310は、従来のモバイル用ゲートウェイや、いわゆるプロキシサーバと類似の動作であるため、当業者であれば、十分に実施可能である。
図14には、ブラウザ装置300を中心とした本実施の形態のブラウジングシステム400の機能ブロック図が示されている。図14に示すように、本実施の形態5のブラウジングシステム400において特徴的な事項は、インターネット12及びブラウザ装置300間に、中継サーバ310を備えていることである。なお、図14のウェブサーバ10及びインターネット12は、上記実施の形態1〜4とほぼ同様の構成である。また、ブラウザ装置300は、取得手段314及びレンダリング手段320を除いて、上記実施の形態1〜4のブラウザ装置100及び200とほぼ同様の構成である。
以下、これらの異なる構成である取得手段314及びレンダリング手段320を中心に本実施の形態5の説明を行う。
取得手段
本実施の形態5において第1の特徴的な点は、ブラウザ装置300が、所定のウェブサーバ10からコンテンツデータを取得する際に、取得手段314が、上記実施の形態1〜4に示すように、ウェブサーバ10に直接アクセスするのではなく、中継サーバ310を介して、ウェブサーバ10にアクセスすることである。すなわち、本実施の形態5においては、取得手段314は、中継サーバ310に所定のアドレスを送信し、中継サーバ310が、この送信されたアドレスに基づき、ウェブサーバ10から取得した所定のコンテンツデータを上記取得手段314に送信する。このような動作により、取得手段314は、中継サーバ10を介して、所定のコンテンツデータを取得するのである。
レンダリング手段
本実施の形態5において第2の特徴的な点は、レンダリング手段320が、上記実施の形態1〜4のように、構文解析手段16から送信されたオブジェクトデータ18について、上記選択・変換動作を行わず、オブジェクトデータ18をそのまま用いて、表示手段22が表示可能な表示画面30を作成することである。これは、上述したように、中継サーバ310が、レンダリング手段320の代わりに、上記選択・変換動作を行うためである。このように、本実施の形態5においては、中継サーバ310が上記選択・変換動作を行うため、ブラウザ装置300へは、表示手段22が表示可能であり、かつ表示対象となり得るデータのみが送信されることとなる。なお、中継サーバ310から送信されたコンテンツデータは、上記実施の形態1〜4と同様に、構文解析手段16によって構文解析される。
中継サーバ
次に、本実施の形態5における中継サーバ310について説明する。図15には、中継サーバ310を中心とした本実施の形態のブラウジングシステム400の機能ブロック図が示されている。この図15に示すように、本実施の形態5の中継サーバ310は、インターネット12及びブラウザ装置300のいずれにも接続しており、ブラウザ装置300の代わりに、インターネット12を介して、ウェブサーバ10からコンテンツデータを取得する。中継サーバ310は、この取得したコンテンツデータについて、所定の選択・変換動作を行うことにより、ブラウザ装置300の表示手段22が表示可能であり、かつ表示対象となるコンテンツデータのみをブラウザ装置300へ送信する。なお、この選択・変換動作後のコンテンツデータは、特許請求の範囲に記載の処理済コンテンツデータの一例に相当する。
なお、中継サーバ310と、ブラウザ装置300との通信は、専用の通信路を設けても良いが、インターネット12を介して行うことも好ましい。この図15では、専用の通信路を用いているように描かれているが、中継サーバ310とブラウザ装置300が共にインターネット12に接続しており、インターネット12を介して通信を行う構成も好ましい。
また、通信事業者の設備に中継サーバ310を置くことも好ましい。この場合は、以下のような通信路が形成される。
ブラウザ装置300 −> 専用通信路 −> 通信事業者に置かれた中継サーバ310 −> インターネット12 −> アクセスしたい目的のウェブサーバ10
さらにまた、インターネット12上に中継サーバ310を置くことも好ましい。たとえば、中継サーバ310を所定の企業内のウェブサーバ10と同様の機械上で構成し、携帯電話等から構成されるブラウザ装置300が、その企業内の中継サーバ310を利用する場合には、以下に示すような通信路が形成される。
ブラウザ装置300(携帯電話) −> インターネット12 −> 所定の企業内の中継サーバ310 −> インターネット12 −> アクセスしたい目的のウェブサーバ10
この中継サーバ310は、図15に示すように、通信手段340と、データ処理手段342と、アクセス手段344と、を備えている。通信手段340は、インターネット12に接続するケーブルやモデム等の通信ハードウェアと、このハードウェアを通信手段340として駆動するプログラムと、から構成され、ブラウザ装置300に対してデータの送受信を行う。この通信手段340は、例えば、ブラウザ装置300から所定のアドレスが送信された場合には、このアドレスを受信し、アクセス手段344へ送信する。また、データ処理手段342から、所定のコンテンツデータが送信された場合には、このコンテンツデータをブラウザ装置300へ送信する。なお、この通信手段340は、特許請求の範囲の送信手段の一例に相当する。
アクセス手段344は、インターネット12に接続するケーブルやモデム等の通信ハードウェアと、このハードウェアをアクセス手段344として駆動するプログラムと、から構成される。このアクセス手段344は、ブラウザ装置300から供給された所定のアドレスに基づき、インターネット12を介して、所定のウェブサーバ10からコンテンツデータを取得し、この取得したコンテンツデータをデータ処理手段342へ送信する。このように、ブラウザ装置300の代わりにコンテンツデータを取得することは、プロキシサーバ等と類似の動作であるため、同様の技術を用いれば、容易に実施可能である。
データ処理手段342は、インターネット12に接続するケーブルやモデム等の通信ハードウェアと、このハードウェアをデータ処理手段342として動作させるプログラムと、から構成される。このデータ処理手段342は、アクセス手段344から送信されたコンテンツデータについて、上記実施の形態1〜4のブラウザ装置100及び200におけるレンダリング手段20と同様の選択・変換動作を行う。データ処理手段342は、この選択・変換の結果、得られたコンテンツデータを通信手段340へ送信する。したがって、通信手段340へは、表示手段22が表示可能であり、かつ表示対象となり得るコンテンツデータのみが送信されることとなる。
これらの選択・変換の動作は、いずれか一方のみ行うことも好ましいし、双方行うことも好ましい。したがって、例えば、アクセス手段344から送信されたコンテンツデータが、全て表示可能なデータである場合には、選択動作のみを行い、全て表示対象となり得るコンテンツデータである場合には、変換動作のみを行うこととなる。このようなコンテンツデータについての選択・変換することは、モバイル用ゲートウェイ等の一般的な動作であるため、同様の技術を用いれば、容易に実施可能である。
上記の通り、本実施の形態5における中継サーバ310は、ブラウザ装置300の代わりに、所定のウェブサーバ10からコンテンツデータを取得し、この取得したコンテンツデータについて、所定の選択・変換動作を行う。このような構成により、ブラウザ装置300が、所定のウェブサーバ10のコンテンツデータを取得する際には、形式的には中継サーバ310が(ブラウザ装置300に代わって)上記ウェブサーバ10へアクセスすることとなる。このため、本実施の形態5においては、ブラウザ装置300は、登録によるアクセス制限に煩わされることなく、簡便にアクセスを行うことができるのである。また、本実施の形態5においては、ブラウザ装置300が、コンテンツデータ(又はオブジェクトデータ18)について、上記選択・変換動作を行う必要がなくなるため、ブラウザ装置300におけるデータの処理負担の軽減を図ることができる。
なお、本実施の形態では、FlashやJava(登録商標)アプレットについて説明したが、iアプリ(登録商標)や、Vアプリ、ezアプリ等でも同様である。
本実施の形態におけるブラウザ装置の機能ブロック図である。 本実施の形態における表示画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態におけるブラウザ装置の動作を中心としたフローチャートである。 本実施の形態における別のブラウザ装置の機能ブロック図である。 本実施の形態におけるテーマ選択テーブルの説明図である。 本実施の形態における表示画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態における表示画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態における表示画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態における表示画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態における表示画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態におけるブラウザ装置の動作を中心とした別のフローチャートである。 本実施の形態における選択画面の一例を表す説明図である。 従来のブラウザ画面の一例を表す説明図である。 本実施の形態のブラウザ装置を中心としたブラウジングシステムの機能ブロック図である。 本実施の形態の中継サーバを中心としたブラウジングシステムの機能ブロック図である。
符号の説明
10 ウェブサーバ
12 インターネット
14 取得手段
16 構文解析手段
18 オブジェクトデータ
20 レンダリング手段
22 表示手段
24 入力手段
26 スピーカ
30 表示画面
32 看板
34 自動車
36 雲
38 飛行機
40 太陽
42 道路
44 音声アンプ
46 テーマ設定手段
50 選択画面
52 カーソル
54 タイトル
100 ブラウザ装置
120 本体
130 表示画面
132 リンク画像
134 移動体画像
136 タグデータに対応する画像
138 文字データに対応する画像
140 画像データに対応する画像
142 道路
144 さざ波
160 本体
200 ブラウザ装置
230 ブラウザ画面
232 バナー画像
234 ヘッダー
300 ブラウザ装置
310 中継サーバ
314 取得手段
320 レンダリング手段
340 通信手段
342 データ処理手段
344 アクセス手段
400 ブラウジングシステム

Claims (9)

  1. 1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置において、
    通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段が取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手段と、
    表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手段と、
    前記レンダリング手段が作成する前記表示画面を表示する表示手段と、
    を含むことを特徴とするブラウザ装置。
  2. 請求項1記載のブラウザ装置において、さらに、
    前記レンダリング手段が作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイスと、
    を含み、
    前記レンダリング手段は、利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像が表示する前記オブジェクトデータに貼られているリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、
    前記データ取得手段は、前記レンダリング手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするブラウザ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブラウザ装置において、
    前記レンダリング手段が、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、さらに、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに基づいて調整する装飾画像と、を含む前記表示画面を作成することを特徴とするブラウザ装置。
  4. 1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置において、
    通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段が取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手段と、
    利用者の指示に基づきテーマを設定し、この設定した前記テーマに基づき、表示画面上で移動可能な移動体画像データと、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像データと、を含む画面用データを作成するテーマ設定手段と、
    前記テーマ設定手段が作成する前記画面用データを格納するテーマ選択テーブルと、
    前記テーマ選択テーブルが格納する前記画面用データに基づき、レンダリングを行い、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記オブジェクトデータであって所定の前記リンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手段と、
    前記レンダリング手段が作成する前記表示画面を表示する表示手段と、
    前記レンダリング手段が作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイスと、
    を含み、
    前記レンダリング手段は、前記利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像の前記リンク画像データを出力し、
    前記テーマ設定手段は、前記レンダリング手段が出力したリンク画像データのリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、
    前記データ取得手段は、前記テーマ設定手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするブラウザ装置。
  5. 請求項4に記載のブラウザ装置において、
    前記テーマ設定手段が、利用者の指示に基づきテーマを設定し、この設定した前記テーマに基づき、表示画面上で移動可能な移動体画像データと、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像データと、さらに、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに基づいて調整する装飾画像データと、を含む画面用データを作成し、
    前記レンダリング手段が、前記画面用データに基づき、レンダリングを行うことにより、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記オブジェクトデータであって所定の前記リンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、さらに、前記構文解析手段が出力する前記各オブジェクトデータに基づいて調整する装飾画像と、を含む前記表示画面を作成することを特徴とするブラウザ装置。
  6. 1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置として、コンピュータを動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、
    データ取得手段が、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手順と、
    構文解析手段が、前記データ取得手順において、取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手順と、
    レンダリング手段が、表示画面上で移動可能な移動体画像と、前記構文解析手順において出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手順と、
    表示手段が、前記レンダリング手順において、作成する前記表示画面を表示する表示手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムにおいて、コンピュータにさらに、
    コントロールデバイスが、前記レンダリング手順において、作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイス手順、
    を実行させ、
    前記レンダリング手順においては、前記レンダリング手段が、利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像が表示する前記オブジェクトデータに貼られているリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、
    前記データ取得手順においては、前記データ取得手段が、前記レンダリング手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするプログラム。
  8. 1又は2以上のウェブページを表示するためのブラウザ装置であって、前記ウェブページを構成するコンテンツデータに基づき、前記ウェブページに関する所定の画像を表示するブラウザ装置として、コンピュータを動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、
    データ取得手段が、通信ネットワークを介して、前記コンテンツデータを取得するデータ取得手順と、
    構文解析手段が、前記データ取得手段が取得する前記コンテンツデータを構文解析し、この解析結果として各オブジェクトデータを出力する構文解析手順と、
    テーマ設定手段が、利用者の指示に基づきテーマを設定し、この設定した前記テーマに基づき、表示画面上で移動可能な移動体画像データと、前記構文解析手段が出力する前記オブジェクトデータであって所定のリンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像データと、を含む画面用データを作成するテーマ選択手順と、
    テーマ選択テーブルが、前記テーマ設定手段が作成する前記画面用データを格納するテーマ選択テーブル手順と、
    レンダリング手段が、前記テーマ選択テーブルが格納する前記画面用データに基づき、レンダリングを行い、表示画面上で移動可能な移動体画像と、所定の前記リンクが貼られているオブジェクトデータを表示するリンク画像と、を含む前記表示画面を作成するレンダリング手順と、
    表示手段が、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面を表示する表示手順と、
    コントロールデバイスが、前記レンダリング手段が作成する前記表示画面中の前記移動体画像を所定の方向に移動させる指示を出力するコントロールデバイス手順と、
    を実行させ、
    前記レンダリング手順においては、前記レンダリング手段が、前記利用者が前記コントロールデバイスを操作した場合に、この操作に基づき、前記表示画面中で前記移動体画像を移動させ、この移動の結果、前記移動体画像が前記リンク画像に、表示上接触した場合に、接触した前記リンク画像の前記リンク画像データを出力し、
    前記テーマ選択手順においては、前記テーマ設定手段が、前記レンダリング手段が出力したリンク画像データのリンク情報に基づき、前記リンク情報が示す新たなウェブページを表示させるために、前記新たなウェブページのアドレスを前記データ取得手段に送信し、
    前記データ取得手順においては、前記データ取得手段が、前記テーマ設定手段が送信してきた新たなアドレスに基づき、前記新たなウェブページのコンテンツデータを取得することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項1〜5のいずれかに記載のブラウザ装置と、前記通信ネットワークを介して、所定のウェブサーバから送信されたコンテンツデータを、前記ブラウザ装置が対応するデータ形式に変換する中継サーバと、を含むブラウジングシステムにおいて、
    前記ブラウザ装置の前記データ取得手段は、表示するウェブページのアドレスを前記中継サーバへ送信し、
    前記中継サーバは、
    前記データ取得手段が送信した前記アドレスに基づき、前記通信ネットワークを介して、前記アドレスが示す前記ウェブサーバから、前記ウェブページを構成するコンテンツデータを取得するアクセス手段と、
    取得した前記コンテンツデータの中から、前記表示手段の表示対象となり得るデータを選択する動作と、前記コンテンツデータを前記表示手段が表示可能なデータに変換する動作と、のいずれか一方又は双方の動作を実行し、この実行の結果、処理済コンテンツデータを得るデータ処理手段と、
    得られた前記処理済コンテンツデータを、前記ブラウザ装置の前記データ取得手段へ送信する送信手段と、
    を含み、
    前記レンダリング手段は、前記処理済コンテンツデータに含まれる前記各オブジェクトデータを用いて、前記表示手段が表示可能な前記表示画面を作成することを特徴とするブラウジングシステム。
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