JP2005267436A - ワイヤレス機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天井面や壁面に取り付けられるベース部Cに電池収容部Bを形成し、その電池収容部Bには、内部に電池Dを収容させ、電池Dと上記ベース部Cとの間で通電を可能とした電池ケースAを、着脱可能に嵌入れる構造にしている。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、ヘッド部103に設けた電池収容部104には、複数の電池105を1本づつ直接嵌め込むようになっているため、電池の取替えが面倒な上に、高所作業で電池を取替える際には、電池収容部104から電池105が不用意に脱落するおそれがあった。
すなわち、請求項1では、天井面や壁面に取り付けられるベース部に電池収容部を形成し、その電池収容部には、内部に電池を収容させ、該電池と上記ベース部との間で通電を許容させる構造とした電池ケースを、着脱可能に嵌入れる構造にしている。
すなわち、請求項2では、請求項1において、上記電池収容部は、押さえバネと、係止受け部とを対設し、上記電池ケースは、その一方端は、上記押えバネで押圧され、他端は上記係止受け部に対応させる係止部を形成している。
請求項4では、請求項3において、上記電池ケースは、上記開口孔に代えて、対応する部分に誘い込みリブを形成した構造になっている。
すなわち、請求項7では、請求項1〜6のいずれかにおいて、上記ワイヤレス機器は、上記ベース部に、ヘッド部が被せられて結合される構造になっており、上記電池ケースの底面、上記ヘッド部の電池ケースの底面と対応する部位の少なくも一方には突部を設け、上記ベース部と上記ヘッド部とが結合されるときには、上記突部で電池ケースの底面を押圧支持することによって、上記電池ケースを上記電池収容部へ確実に嵌め入れる構造にしている。
更に、請求項9〜14は、電池ケース、電池収容部の構造を種々に変化させた、ワイヤレス機器が提案されている。
すなわち、請求項9では、請求項1において、上記電池収容部は、複数の係入孔を対設しており、上記電池ケースは、その本体ケースには、上記複数の係止受け部に弾発係止される複数の係止爪を対応して形成している。
さらに、請求項11では、請求項1において、上記電池収容部と、上記電池ケースとは、少なくとも一方に磁石を設けて、その磁石の磁力を作用させて着脱可能に取り付ける構造としており、請求項12では、請求項1において、上記電池収容部は、上記ベース部に形成した収容穴部に、上記電池ケースをスライドさせて挿脱させる構造にしている。
請求項13は、天井面や壁面に取り付けられるベース部に、電池を少なくとも内蔵させた内器ブロックを着脱可能に収容させた構造になっている。
また、請求項14は、請求項1や13において、ベース部は、ベッド部と着脱可能な構造とされ、ワイヤレス送信器を内蔵した構造になっている。
また、請求項13に記載の発明によれば、内器ブロックをベース部に挿入するだけの簡単な構造にでき、更に請求項14に記載の発明によれば、ベース部にワイヤレス送信部を内蔵させているので、従来のヘッド部をベース部に取り付けるだけで、ワイヤレス機器として対応させることが出来、特に利便であり、応用性が広がる。
図1〜図10は、ワイヤレス機器として、人体検知器に適用した例を示している。
図1は、電池ケースとベース部とを示す分解斜視図である。
ベース部Cには、ワイヤレス送信部が内蔵され、電池収容部Bを設けている。
電池ケースAは、図1の上段に示すように、ケース本体11内の一端側に左右一対の円形の開口孔12、12が形成され、他端側の内面に端子部材13、13´が取り付けられている。この電池ケースAの開口孔12を形成した面と反対する面には、図1の下段に示すように、左、右一対の傾斜部を形成した係止部14、14が設けられ、底面には取り外し用突片15と、内部に収容した電池Dを露見させる複数の透孔16が形成されている。
このような電池ケースAによれば、電池D,Dの一方端を傾けて、ケース本体11の開口孔から挿入させて収容できる。
また、保持枠21の奥壁には左右一対の孔部21a、21aが形成され、この孔部21a、21aに導電性押さえバネ25、25が取り付けられ、この導電性押えバネ25、25を、電池ケースAの開口孔12を通じて電池D,Dの電極部と接触させて、ベース部Cとの通電がなされている。従って、この導電性押さえバネ25は、通電端子として機能するとともに、電池ケースAの開口孔12に挿入されたときには、前述した係止受け部24とともに、電池ケース固定手段として機能する。
図2の電池ケースAは、ケース本体11内には2個の電池D、Dが、それぞれの電極を異なる方向に向けて嵌め込まれていて、その前壁には、左、右一対の円形の開口孔12、12が形成されている。電池ケースAは、後述するように、この左右一対の円形の開口孔12、12に、保持枠21側に設けた導電性押さえバネ25、25を挿入し、かつ、電池収容部Bの反対側に設けた係止受け部24、24に、電池ケースA側に形成した係止部14,14を係止させて、電池収容部Bに収容固定されるようになっている。
このような構造によれば、電池ケースAには、押さえバネに対応したバネ受け止め部を設ける必要がなく、開口孔12,12は押えバネ25,25を挿入する際の誘いとして作用し、導電性押さえバネ25を電池Dの電極部に直接接触保持させるので通電も確実に行える。
図4に示すように、ベース部Cには、その上側にワイヤレス機器の検知部や制御回路などの機能部を内蔵させたヘッド部Eが被せられ、結合されるようになっている。
ここに、ベース部Cの外周面には、結合されたヘッド部Eの回転を許容するためのロック解除釦30を孔部30aより露見させており、この孔部30aの上側の周面には複数の目盛り31bが形成され、ヘッド部Eの対向する箇所に1つの位置合わせ用細溝31aが形成されて位置合わせ部31が構成されている。したがって、ヘッド部Eがベース部Cに合体された後は、治具などを挿入して、このロック解除釦30を押圧保持することで、ヘッド部Eをベース部Cに対して適切な位置関係に回転させることができ、位置合わせ後は、ロック解除釦30の押圧を解除すれば、ヘッド部Eを、その位置でベース部Cに固定することが出来る。
電池収容部Bは、図7に示すように、ベース部Cの保持枠21の下面には、左右で一対の押さえリブ21bを突設して、電池ケースの挿入ガイドをなす傾斜部を構成している。
このような構造によれば、この押さえリブ21b、21bの傾斜面で、後述するように、電池ケースAを電池収容部Bにガイドすることができ、電池ケースAが電池収容部Bに収容された後は、更に傾斜面に延設された支持面22aで電池ケースAを平行に支持し、脱落しないように保持できる。
このような構造によれば、電池Dは電池ケースAに入れた状態でベース部Cの電池収容部Bに収納したり、取り外しが出来るので、電池をバラバラのまま1本づつ収容させたり、取り出したりすることがなく、収容作業の途中でも不用意に脱落させることがない。
ここに、図11は、ベース部の異なる構造を斜視図として示しており、図12〜図14は電池ケースの収容時の操作要領を示している。
すなわち、図12は電池ケースAをベース部Cに嵌め入れる前の状態、図13は嵌め入れる途中の状態、図14は電池ケースAの嵌め入れを完了した状態を示している。
図1〜図10に示した例とは異なり、図15〜図18の例では、電池ケースAには、開口孔12は形成せずに、バネ受け止め部23と、一組の接続端子17,17とを形成しており、これらの接続端子17,17に電池収容部Bの保持21に形成した一組の接続端子21d、21dに接続させて、通電可能にしている。また、電池収容部Bには、押えバネ25´を設けるとともに、係止受け部23を設けている。そして、電池ケースAの開口孔12と反対する面には、図2の電池ケースAと同じような係止部14を設けて、電池収容部Bの係止受け部に係止させるようにしている。
図例では、電池ケースA側の一組の接続端子17,17を、電池収容部B側に設けた一組の接続端子21d、21dで挟み保持する構造にしているが、これらは逆転させてもよいし、また、双方の接続端子は図例のような構造には限定されないことはいうまでもない。例えば、電池ケースA側と電池収容部B側の接続端子を相互に接触させて、圧接保持させるような構造であってもよい。
また、電池ケースAと電池収容部Bとを、このような接続端子同士で導通を図る場合には、押さえバネ25´は、導電体である必要はない。
このような構造によれば、電池ケースAが不十分な状態で電池収容部Bに嵌め入れられていても、ベース部Cにヘッド部Eを結合一体化させれば、ヘッド部E側に形成した押圧支持面32で、電池ケースAの底面に形成した突片18を押圧支持することができるので、電池ケースAの電池収容部Bへの嵌め入れを確実にして通電を確保出来る。なお、突片18は、前述した取り外し用突片15を兼用させてもよく、突起を設けたものであってもよい。
このような構造によれば、電池ケースAが不十分な状態で電池収容部Bに嵌め入れられている状態であっても、ベース部Cにヘッド部Eを結合一体化させたときには、ヘッド部側に形成した突片34で電池ケースAの底面を押圧支持するので、電池ケースAの電池収容部Bへの嵌め入れを確実に出来る。
このような構造によれば、電池ケースAが不十分な状態で電池収容部Bに嵌め入れられている状態であっても、ベース部Cにヘッド部Eを結合一体化させたときには、ヘッド部E側に形成した支持面32で電池ケースAの底面を押圧支持するので、電池ケースAの電池収容部Bへの嵌め入れを確実に出来る。
この実施形態では、ベース部Cの電池収容部Bの前後側壁に一組の係入孔71、72を形成し、電池ケースKには、これらの係入孔71,72に対応させて、一組の弾性変形の可能な係止爪81、82を形成しており、これらのうちの一方の係止爪82を電池収容部Bより突出させて、そこに指を掛けることで、電池ケースKを容易に取り外しできるようにしている。
このような構造によれば、電池ケースKをベース部Cの電池収容部Bに嵌め込めば、電池ケースKの係止爪81、82が弾性変形して係入孔71、72に係入されるので、電池ケースKの電池収容部Bへの嵌め入れをスムーズにでき、電池収容部Bへの嵌め入れ後は、電池ケースKの不用意な脱落を防止することができる。
また、突出した方の係止爪82に指を掛けて、係止爪82が係入孔72から抜け出るように弾性変形させれば、容易に取り外しが出来る。
なお、図26の(a)は、電池ケースKを電池収容部Bに嵌め入れる前の状態、(b)は嵌め入れを完了した状態を示している。
この例のものでは、電池ケースFは、先端に通電コネクタ44を設けた通電ケーブル43を導出している。
電池収容ケースFは、通電部材を設けた本体部に、蓋板41を設けており、電池Dを収容した後、蓋板41を被せて電池パックとして使用する。
一方のベース部Cは、前述した実施例と同様に、ワイヤレス送信部を内蔵しており、凹状の電池収容部Gが形成され、通電コネクタ27が対応して設けられているので、このベース部Cの通電コネクタ27に電池ケースFの通電ケーブル43の先端に設けたコネクタ44を接続することによって電気的に通電するように構成されている。
従って、ベース部Cには、この凹状の電池収容部Gに電池ケースFが、脱落しないように固定され収容される(脱落防止手段は、図示されていないが、従来公知の種々の形態のものが適用可能である)。
また、図例では、通電ケーブルは、電池収容ケースFから導出した構造となっているが、
ベース部から導出されたもの、あるいは双方に通電コネクタを設けて、通電ケーブルを双方に対して着脱可能に設けた構造であってもよい。
図例では、複数の電池を収容した電池ケースHに磁石28を取り付け、ベース部Cの電池収容部Bの底面には鉄板29を設けているが、電池ケースHに鉄板29、電池収容部Bに磁石28を設けてもよい。
このような構造によれば、ベース部Cの電池収納部Bに、電池ケースHを収容すると、鉄板29が磁石28に吸着するので、電池ケースHは固定され、脱落が防止される。このような方法では、電池ケースH、電池収容部Bも単純で簡単な構造にできる。
この例では、ベース部Cの外周の一方側に、電池ケースJを収容するための奥行きの深い収容穴部50を形成して電池収容部を構成している。電池ケースJは、その内部に前述したものと同様な電池Dを収容させている。
電池ケースJのケース本体60には、その両側にガイド突条61、61を設け、ベース部C側には、ガイド突条61、61が係合するガイド用凹条51、51が設けられている。電池ケースJのケース本体60をベース部Cの収容穴部50にスライドさせて挿脱させるだけで簡単に取り付け取り外しができ、電池ケースJの脱落を防止できる。
M 内器ブロック
B、G 電池収容部
C ベース部
D 電池
E ヘッド部
11 ケース本体
12 開口孔
12A 誘い込みリブ
14 係止部
15 取り外し突片
17 通電端子
18 突片
21 保持枠
21a 孔部
21b 傾斜部(押さえリブ)
21c 傾斜部(開口縁)
22a 支持面
21d 通電端子
23 バネ受け止め部
24 係止受け部
25 導電性押えバネ
25´ 押さえバネ
26 取付孔
27 通電コネクタ
28 磁石
29 鉄板
30a 孔部
43 通電ケーブル
44 通電コネクタ
70 収容穴部
71、72 係入孔
81、82 係止爪
Claims (14)
- 天井面や壁面に取り付けられるベース部に電池収容部を形成し、
その電池収容部には、内部に電池を収容させ、該電池と上記ベース部との間で通電を許容させる構造とした電池ケースを、着脱可能に嵌入れる構造にしている、ワイヤレス機器。 - 請求項1において、
上記電池収容部は、押さえバネと、係止受け部とを対設しており、
上記電池ケースは、その一端は、上記押えバネで押圧され、その他端には、上記係止受け部に対応させる係止部を形成している、ワイヤレス機器。 - 請求項1、2のいずれかにおいて、
上記電池ケースは、その本体ケースの一方の面に開口孔を形成するとともに、上記電池収容部には、その開口孔より電池ケース内に挿入されて、上記電池と接触する導電性押さえバネを設けており、この導電性押さえバネを通じて、電池ケースからベース部への通電がなされている、ワイヤレス機器。 - 請求項3において、
上記電池ケースは、上記開口孔に代えて、対応する部分に誘い込みリブを形成している、ワイヤレス機器。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
上記電池収容部は、上記電池ケースの挿入をガイドするための傾斜部を形成した保持枠体を突設している、ワイヤレス機器。 - 請求項5において、
上記保持枠体には、電池ケースを受け止め支持する支持部を上記傾斜部に延設している、ワイヤレス機器。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
上記ワイヤレス機器は、上記ベース部に、ヘッド部が被せられて結合される構造になっており、
上記電池ケースの底面、上記ヘッド部の電池ケースの底面と対応する部位の少なくも一方には突部を設け、
上記ベース部と上記ヘッド部とが結合されるときには、上記突部で電池ケースの底面を押圧支持することで、上記電池ケースを上記電池収容部へ嵌め入れる構造にしている、ワイヤレス機器。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
上記ワイヤレス機器は、上記ベース部に、ヘッド部が被せられて結合される構造になっており、
上記ヘッド部には、上記電池ケースの底面と対応する箇所には、支持面を形成しており、
上記ベース部と上記ヘッド部とが結合されるときには、上記支持面で電池ケースの底面を押圧支持することによって、上記電池ケースを上記電池収容部へ嵌め入れる構造にしている、ワイヤレス機器。 - 請求項1において、
上記電池収容部は、複数の係入孔を対設しており、
上記電池ケースは、その本体ケースには、上記係止受け部に弾発係止される複数の係止爪を対応して形成している、ワイヤレス機器。 - 請求項1において、
上記電池ケースと、上記ベース部とは、通電ケーブルを介して互いに、着脱可能に結線される構造にしている、ワイヤレス機器。 - 請求項1において、
上記電池収容部と、上記電池ケースとは、少なくとも一方に磁石を設けて、その磁石の磁力を作用させて着脱可能に取り付ける構造としている、ワイヤレス送信器。 - 請求項1において、
上記電池収容部は、上記ベース部に形成した収容穴部に、上記電池ケースをスライドさせて挿脱させる構造にしている、ワイヤレス機器。 - 天井面や壁面に取り付けられるベース部に、電池を少なくとも内蔵させた内器ブロックを着脱可能に収容させたに構造にしている、ワイヤレス機器。
- 請求項1または13において、
上記ベース部は、ヘッド部に着脱可能になっており、かつワイヤレス送信部を内蔵している、ワイヤレス機器。
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