JP2005266589A - 携帯情報機器、その制御方法、および、その制御プログラム - Google Patents

携帯情報機器、その制御方法、および、その制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯情報機器において、自動スクロールの態様についての利便性を向上させる。
【解決手段】 ユーザから、メインディスプレイに表示された画像を自動的にスクロールさせるための情報が入力されると、メインディスプレイに表示される画像としてドキュメント200から切り出される部分は、部分201A、部分201B、部分201Cというように、右方向に移動する。なお、切り出される部分は、部分201Cのようにドキュメント200の右端まで移動すると、再度、部分201Aのように左端まで戻される。また、さらに、上方向に表示を移動させるための操作がなされると、メインディスプレイに表示される画像としてドキュメント200から切り出される部分は、右方向に移動しつつ、上方向にも移動する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、携帯情報機器、その制御方法、および、その制御プログラムに関し、特に、画面に表示させた情報を自動的にスクロールさせる機能を有する携帯情報機器、その制御方法、および、その制御プログラムに関するものである。
PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話等の携帯情報機器が備える表示装置は、一般のデスクトップ型PC(Personal Computer)が備える表示装置よりも小さい。その結果、デスクトップ型PCが比較的多くの情報を一度の表示できるのに対し、携帯情報機器は、限られた量の情報しか一度に表示することができないと言える。このため、従来から、携帯情報機器に対して、表示される情報の全体像を容易に認識することができるように構成されるよう要望があった。
このような要望に応じて、従来の携帯情報機器には、特許文献1〜特許文献3に開示されるような、自動スクロール機能を有するものがあった。自動スクロール機能とは、画面の表示を、所定の速度で自動的に一定方向に移動させる機能であり、ユーザに継続して表示を移動させるための操作を行なわせることなく表示の移動を継続させる機能である。なお、特に、特許文献2および特許文献3には、所定の操作部を操作することにより、スクロールの速度を変更できる技術も開示されている。
特開平11−203016号公報 特開2000−184420号公報 特開2003−162356号公報
しかしながら、従来、上記したようにスクロールの速度の変更については技術が開示されていたが、スクロールについてのその他の技術についてはあまり開示がなされていなかった。
その一方で、携帯情報機器は、上記したように、その備える表示装置が小さい。したがって、携帯情報機器における表示のスクロールの態様は、携帯情報機器の利便性の向上のために、より工夫を凝らされることが切望されている。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、携帯情報機器において、自動スクロールの態様についての利便性を向上させることである。
本発明に従った携帯情報機器は、画像を表示し、前記画像のサイズよりもサイズの小さい表示領域を含む表示手段と、前記表示手段における情報の表示態様を変更するために操作される第1の操作手段および第2の操作手段と、前記表示手段における表示内容を制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記画像の一部の領域を前記表示手段の前記表示領域に表示させ、前記第1の操作手段が操作された場合には、前記画像の中で、前記表示手段の前記表示領域に表示させるための領域を第1の方向に継続的に移動させるスクロール制御を実行し、前記スクロール制御を実行している場合、前記第2の操作手段が操作されたことを条件として、前記画像の中で前記表示手段の前記表示領域に表示させる領域を、前記第1の方向の一方側から他方側に移動させるとともに、前記第1の方向と交わる第2の方向に移動させ、前記第1の方向の他方側の端部まで移動させた場合には、前記一方側の端部に移動させることを特徴とする。
また、本発明に従った携帯情報機器では、前記表示制御手段は、前記スクロール制御を実行している場合、前記第2の操作手段が操作されたとき、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域を、前記第2の方向について、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域の前記第2の方向についての寸法よりも短い距離だけ移動させることが好ましい。
また、本発明に従った携帯情報機器では、前記第2の方向は、前記第1の方向に対して直交する方向であることが好ましい。
また、本発明に従った携帯情報機器では、前記第1の方向は、左右方向と上下方向の一方であり、前記第2の方向は、左右方向と上下方向の他方であることが好ましい。
また、本発明に従った携帯情報機器では、前記画像は、前記第2の方向に並ぶ文字を含み、前記表示制御手段は、前記スクロール制御を実行している場合、前記第2の操作手段が操作されたとき、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域を、前記第2の方向について、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域の前記第2の方向についての寸法よりも前記画像における所定個数の文字分の距離だけ移動させることが好ましい。
本発明に従った携帯情報機器の制御方法は、画像を表示し、前記画像のサイズよりもサイズの小さい表示領域を有する表示手段と、第1の操作手段と、第2の操作手段とを備える携帯情報機器の制御方法であって、前記画像の一部の領域を前記表示手段の前記表示領域に表示させるステップと、前記第1の操作手段が操作された場合に、前記画像の中で、前記表示手段に表示させる領域を第1の方向に継続的に移動させるスクロール制御を実行するステップと、前記スクロール制御が実行されている場合、前記第2の操作手段が操作されたことを条件として、前記画像の中で前記表示手段の前記表示領域に表示させるために切り出す部分を、前記第1の方向に移動させるとともに、前記第1の方向と交わる第2の方向に移動させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明に従った携帯情報機器の制御プログラムは、画像を表示し、前記画像のサイズよりもサイズの小さい表示領域を有する表示手段と、第1の操作手段と、第2の操作手段とを備える携帯情報機器についての制御プログラムであって、コンピュータに、上記した携帯情報機器の制御方法が備えるステップを実行させることを特徴とする。
本発明によると、携帯情報機器において、第1の操作手段が操作されると、表示手段の表示領域における表示が第1の方向について継続的に移動するスクロール制御が実行される。なお、スクロール制御では、表示手段の表示領域における表示は、第2の操作手段が操作されるまでは第1の方向についてのみ移動され、第2の操作手段が操作されたことを条件として、第2の方向にも移動される。
これにより、スクロール制御において、第1の方向についての移動は自動的に行なわれ、第2の方向についての移動はユーザの意思に基づいたものとできる。つまり、ユーザは、画像の中の第2の方向についてのある位置において、表示手段において第1の方向について自動的にスクロールさせて表示させておき、当該第2の方向についてのある位置の情報を見終わった後に、第2の操作手段を操作して、表示手段に表示させる位置を第2の方向について移動させることができる。
したがって、携帯情報機器において、自動スクロールが、その一部を自動的に制御されつつ他の一部をユーザの意思を反映したものとされるため、自動スクロールの形態についての利便性を向上させることができる。
また、本発明によると、スクロール制御において、画像の中の、第1の方向について一方側から他方側まで表示が移動されると、再度、一方側から表示の移動が開始される。
これにより、第1の方向について、ユーザは一部を見逃しても、再度、当該見逃した部分を自動的に見ることができる。
また、本発明によると、スクロール制御において、画像の中の、表示手段で表示される部分が第2の方向について移動する場合、第2の方向について重なりを持って、移動することになる。
これにより、ユーザは、画像の中の、表示手段で表示される部分が第2の方向について移動しても、移動する前の表示内容と関連付けて、表示内容を確認することができる。
また、本発明によると、たとえば第1の方向を左右方向とし、第2の方向を左右方向に直行する方向(上下方向)にすることにより、横書き文書を行単位で上下移動できるために文書の一覧性が増すとともに、行の途中(文字が途切れた状態)でスクロールされることなく、視認性が向上する。また、本発明では、文書が縦書き文書の場合等には、第1の方向を上下方向とし、第2の方向を左右方向とすることでも同様の作用効果を奏することができる。
また、本発明によると、上記の第2の方向についての重なりは、画像に含まれる所定個数の文字分とされる。
これにより、ユーザは、画像の中の、表示手段で表示される部分が第2の方向について移動した場合、より容易に、移動する前の表示内容と関連付けることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1および図2を参照して、本発明の携帯情報機器の一実施の形態である携帯電話機100について説明する。携帯電話機100は、折畳式である。そして、図1は、携帯電話機100の筐体を開いた状態での正面側の斜視図であり、図2は、当該筐体を開いた状態での背面側の斜視図である。
図1に示すように、携帯電話機100は、第1の筐体104と、第2の筐体106と、スピーカ174と、メインディスプレイ150と、サブカメラ142と、メイン操作部120と、マイク172とを含む。第1の筐体104と第2の筐体106とは、接続部105で折畳み可能に接続されている。メイン操作部120は、機能キー122A,122B等の複数のキーを含む複数のキーを含む機能キー群122と、数字等の入力のためのテンキーを含む12キー124とを備える。機能キー群122は、メインディスプレイ150上の表示の少なくとも一部(表示全体、または、メインディスプレイ150上に表示されたカーソル等)を上下左右それぞれに所定の距離だけ移動させるための上キー121A,下キー121B,左キー121C,右キー121Dを含む。
図2に示すように、携帯電話機100は、第1の筐体104に、サブディスプレイ160と、サブ操作部130と、メインカメラ140と、LED(Light Emitting Diode)176とを含む。また、携帯電話機100は、第2の筐体106にアンテナ108を有する。サブ操作部130は、サブディスプレイ160に表示されるカーソルの移動キー130A,130Cと、決定キー130Bとを含む。
なお、本実施の形態の携帯電話機100では、サブカメラ142がメインディスプレイ150近傍に設けられ、後述するメインカメラ140が第1の筐体104の外面側(メインディスプレイ150を設けられた面の裏側面)に設けられているが、本発明に従った携帯情報機器は、このような構成に限定されるものではなく、サブカメラ142とメインカメラ140の設置位置や搭載の有無は、任意である。
図3は、携帯電話機100の機能ブロック図である。
図3を参照して、携帯電話機100は、図1および図2を用いて説明した構成要素以外に、表示処理部111、レイアウト解析部112、スクロール処理部113、拡大縮小処理部114、ワークメモリ115、VRAM(Video Random Access Memory)116、ドキュメント記憶部117、プログラム記憶部118、通話処理部175、および、通信処理部170を含む。
通話処理部175、通信処理部170、および、アンテナ108は、携帯電話機100の音声通話のために動作する部位である。具体的には、携帯電話機100において、通話相手との間で接続が確立され音声による通話がなされる際、通話処理部175は、マイク172を介して入力された音声を音声信号に変換し、当該音声信号を、通信処理部170およびアンテナ108を介して通話相手に送る。また、通話相手から送られてきた音声信号は、アンテナ108および通信処理部170を介して通話処理部175に送られ、当該通話処理部175において音声に変換され、スピーカ174から出力される。
また、携帯電話機100では、ドキュメント記憶部117に、メインディスプレイ150および/またはサブディスプレイ160に表示可能なドキュメントのデータが記憶されている。表示されるべきドキュメントは、入力部110から入力された情報に基づいて指定される。入力部110とは、携帯電話機100においてユーザが情報を入力されるための部位であり、具体的には、メイン操作部120およびサブ操作部130を含む。ドキュメントが指定されると、表示処理部111は、当該指定されたドキュメントのデータをドキュメント記憶部117から呼び出し、レイアウト解析部112に当該ドキュメントのレイアウトを解析し、ワークメモリ115上に当該ドキュメントのデータを展開させ、VRAM116に展開したデータを送って、メインディスプレイ150および/またはサブディスプレイ160に表示させる。
拡大縮小処理部114は、入力部110からの指示に基づいて、メインディスプレイ150および/またはサブディスプレイ160に表示された画像を拡大または縮小させるための処理を行なう。プログラム記憶部118は、携帯電話機100において実行されるべきプログラムを記憶する。スクロール処理部113は、入力部110からの指示に基づいて、メインディスプレイ150および/またはサブディスプレイ160に表示された画像を、自動的にスクロールさせるための処理を行なう。ここで、本実施の形態におけるこの処理の具体例として、メインディスプレイ150の大きさを図4(A)に示される程度のものとし、当該メインディスプレイ150に、図4(B)に示す大きさのドキュメントを表示させる場合の処理について説明する。
図4(B)に示されるようなドキュメントがメインディスプレイ150に表示される場合、まず、そのようなドキュメントがワークメモリ115に展開され、そして、図5(A)に示されるように、展開されたドキュメント200全体から、破線で示されたメインディスプレイ150に対応する部分201Aが切り出されて、VRAM116に記憶されて、メインディスプレイ150で表示される。そして、画像が自動的にスクロールされるには、図5(B)および図5(C)に示されるように、ドキュメント200全体から切り出される部分のドキュメント200における位置が、部分201Aから、図5(A)中に示される矢印のように部分201Bへと移動し、さらに、図5(B)中の矢印のように部分201Cとへと移動する。これにより、メインディスプレイ150上で表示される画像が左から右へとスクロールする。なお、ドキュメント200全体からの、切り出される位置は、表示処理部111により、ドキュメント200上での、切り出される位置の左上の座標を指定されることにより、指定される。そして、切り出される位置の移動は、スクロール処理部113によって、上記の左上の座標が一定時間に一定の値だけ変化されることにより、達成される。
また、携帯電話機100は、入力部110に対して適切な操作がなされることにより、メインディスプレイ150およびサブディスプレイ160の表示の縦横を入替えることができる。縦横の入替えは、たとえば、メインディスプレイ150上に展開されたドキュメント200全体から切り出される部分を変更されることにより達成される。具体的には、図5(A)に示された状態から、表示の縦横を入替えるための操作がなされると、図6(A)に示されるように、ドキュメント200全体に対する、メインディスプレイ150に表示するために切り出される部分が、部分202Aへと変更される。なお、図5(A)では、部分201Aは、長辺が垂直方向であり短辺が水平方向であるのに対し、図6(A)では、部分202Bは、長辺が水平方向であり短辺が垂直方向となっている。ここで言う長辺・短辺は、メインディスプレイ150の長辺・短辺に対応している。つまり、図5(A)に示された状態に対して、図6(A)に示された状態では、メインディスプレイ150上で表示された画像が、90°だけ回転したものとなる。
さらに、90°回転された状態でも、図6(A)中の部分202Aが、図6(A)中の矢印に従って図6(B)中の部分202Bへと移動され、さらに、図6(B)中の矢印に従って図6(C)中の部分202Cへと移動されることにより、つまり、ドキュメント200全体に対する切り出される部分の位置が順に移動されることにより、自動的な表示のスクロールが可能とされる。
また、携帯電話機100において、表示の拡大または縮小のための操作がなされた場合には、たとえば、ワークメモリ115上に展開される画像に対して、拡大または縮小がなされる。これにより、自動的にスクロールを行なっている状態で、表示の拡大または縮小のための操作がなされた場合、まず、ワークメモリ115上に展開されるドキュメント200全体自体が、ドキュメント記憶部117で記憶されている状態から拡大または縮小されたものとされ、そして、そのようなドキュメント200全体から、図5または図6に示されたように、切り出される部分が移動されるのである。
なお、本実施の形態では、メインディスプレイ150に画像が表示される場合、ワークメモリ115に、ドキュメントの、メインディスプレイ150に表示される領域よりも広い領域に対応する部分(または全体)の画像が展開され、そして、ワークメモリ115に展開された画像の中からメインディスプレイ150に表示される領域に対応する画像が切り出されてVRAM116に記憶されるように記載されているが、本発明に従った携帯情報機器が行なう処理は、このようなものに限定されない。つまり、結果的にワークメモリ115上に展開されるドキュメント200全体の少なくとも一部がメインディスプレイ150(表示手段の表示領域)に表示されれば良く、メインディスプレイ150に表示される領域のデータのみがワークメモリ115およびVRAM116上に展開されるような処理によって、メインディスプレイ150における表示がなされても良い。
次に、携帯電話機100における、メインディスプレイ150に、ドキュメント記憶部117に記憶されているドキュメントを表示させる際に実行される処理を説明する。図7および図8は、当該処理のフローチャートである。
携帯電話機100では、ドキュメントをメインディスプレイ150に表示させるための操作がなされると、まず、ステップS1(以下、「ステップ」を省略する)で、ユーザから、表示するべきドキュメントを指定するための入力を待つ状態となる。そして、S2で、ドキュメントを指定される情報の入力されたと判断すると、S3に処理が進められる。
S3では、表示処理部111によって、指定されたドキュメントのデータがドキュメント記憶部117から呼び出されて、レイアウト解析112でレイアウト解析をされ、そして、ワークメモリ115に当該ドキュメントのデータに対応する画像が展開され、展開された画像からメインディスプレイ150に表示される分の画像がVRAMに送られて、メインディスプレイ150で表示される。
次に、S4で、携帯電話機100は、ユーザからの情報の入力を待つ状態となる。そして、何らか入力があったと判断すると、S5に処理が進められる。
S5では、表示処理部111によって、入力された情報が、表示された画像を拡大または縮小するための情報であるか否かが判断され、そうであると判断されればS6へ、そうではないと判断されればS7へ、それぞれ処理が進められる。
S7では、表示処理部111によって、入力された情報が、表示された画像を自動的にスクロールさせるための情報であるか否かが判断され、そうであると判断されればS11へ、そうではないと判断されればS8へ、それぞれ処理が進められる。
S8では、表示処理部111によって、入力された情報が、表示された画像を90°回転させるための情報であるか否かが判断され、そうであると判断されればS9へ、そうではないと判断されればS10へ、それぞれ処理が進められる。
S10では、表示処理部111によって、入力された情報が、ドキュメントの表示を終了するための情報であるか否かが判断され、そうであると判断されれば表示処理部111によってメインディスプレイ150における表示をドキュメントの表示から待ち受け画面の表示に変更された後ドキュメントを表示させる処理が終了され、そうではないと判断されればS4に戻される。
S6では、表示処理部111によって、拡大縮小処理部114に、メインディスプレイ150に表示させる画像を入力された情報に従って拡大または縮小させる処理を行なって、S4に処理が戻される。なお、画像の拡大・縮小は、たとえば、ドキュメント記憶部117から呼び出されたデータを、拡大縮小処理部114によって拡大・縮小させた後、ワークメモリ115に展開させて、展開された画像の中から、メインディスプレイ150に対応する部分の画像を切り出すことにより、行なわれる。
S9では、表示処理部111によって、メインディスプレイ150に表示させる画像を、90°回転させる処理が行なわれて、S4に処理が戻される。なお、表示させる画像の90°回転とは、ワークメモリ115に展開された画像の中から、画像を切り出す範囲が、図5(A)の201Aから図6(A)の202Aへ、または、その逆のように、変更されることにより、行なわれる。
S11では、表示処理部111が、スクロール処理部113に、メインディスプレイ150に表示される画像を自動的にスクロールさせて、S12に処理が進められる。
S12では、スクロール処理部113によって、スクロールの結果、ドキュメント全体の中で、切り出される部分がドキュメントの右端まで移動してきたか否かが判断される。ここでは、スクロール処理部113が、メインディスプレイ150に表示させるために切り出した画像の座標の値を判断する。これにより、具体的には、たとえば、切り出される部分が図5(C)に部分201Cとして示されたように、ドキュメント200全体の右単まで移動したか、または、図5(B)に部分201Bとして示されるように、まだそこまで移動していないかが判断される。そして、まだ右端まで移動していないと判断されれば、S14に処理が進められる。一方、右端まで移動したと判断されると、S13で、切り出す部分を、たとえば図5(A)に部分201Aとして示されるように、ドキュメント全体の左端に戻して、S11に処理が戻される。
S14では、表示処理部111によって、入力部110に対して、自動的なスクロールを停止させるための情報が入力されたか否かが判断される。そして、そのような情報が入力されたと判断されると、S18で、スクロールを停止させ、その時点で切り出されている部分を静止してメインディスプレイ150に表示させて、処理がS4に戻される。一方、そのような情報が入力されていないと判断されると、S19に処理が進められる。
S19では、表示処理部111によって、入力部110の中の方向キー(上キー121A、下キー121B、左キー121C、および、右キー121D)の中のいずれかに対して操作がなされたか否かが判断される。そして、方向キーの中のいずれかに対して操作がなされたと判断されるとS20に処理が進められ、そうではないと判断されるとS11に処理が戻される。
S20では、表示処理部111は、S19において操作されたと判断したキーが、方向キーの中で、メインディスプレイ150における表示を上方に移動させるための方向キーであるか否かを判断し、そのような方向キーであると判断すると、S21に処理を進め、そうではないと判断すると、S22に処理を進める。さらに、表示処理部111は、S22で、S19において操作されたと判断したキーが、方向キーの中で、メインディスプレイ150における表示を下方に移動させるための方向キーであるか否かを判断し、そのような方向キーであると判断すると、S23へ処理を進め、そうではないと判断すると、S11に処理を戻す。
ここで、メインディスプレイ150における表示を上方に移動させるための方向キーおよび下方に移動させるための方向キーについて説明する。なお、これらの方向キーは、携帯電話機100において自動的に表示がスクロールされる方向によって変化する。そこで、まず、携帯電話機100におけるスクロール方向について説明する。
図9は、携帯電話機100において自動的に表示がスクロールされる方向を説明するために、当該携帯電話機100の正面側を示す図である。なお、図9では、携帯電話機100として、ストレートタイプの携帯電話機を採用し、説明に用いている。
基本的に、携帯電話機100では、図9(A)に示されるように、メインディスプレイ150をメイン操作部120に対して上側に位置させたときに、矢印151として示されるように左から右への方向がスクロール方向とされ、そして、垂直方向がドキュメントの上下方向とされる。このような場合、表示処理部111は、上キー121Aを、メインディスプレイ150における表示を上方に移動させるための方向キーとして認識し、下キー121Bを、メインディスプレイ150における表示を下方に移動させるための方向キーとして認識する。
なお、携帯電話機100では、メインディスプレイ150においてドキュメントが表示される方向を、図9(B)に示されるように、図9(A)に示されたものから90°回転させることができる。図9(B)では、メインディスプレイ150をメイン操作部120に対して左側に位置させたときに、矢印152として示されるように左から右への方向がスクロール方向とされ、そして、垂直方向がドキュメントの上下方向とされる。また、このような場合、表示処理部111は、右キー121Dを、メインディスプレイ150における表示を上方に移動させるための方向キーとして認識し、左キー121Cを、メインディスプレイ150における表示を下方に移動させるための方向キーとして認識する。
図9に示されたように、本実施の形態では、メインディスプレイ150における画像のスクロール方向である左右方向が、表示手段の表示領域に表示させるための領域が移動される方向、つまり、第1の方向である。また、本実施の形態では、上下方向が、第1の方向に交わる方向でありかつ第2の操作手段を操作されることによりメインディスプレイ150内の表示が移動される方向である第2の方向である。
そして、メインディスプレイ150におけるドキュメント表示態様について、図9(A)に示されたような状態を「縦表示」、図9(B)に示されたような状態を「横表示」とすると、表示処理部111が、メインディスプレイ150における表示を上方に移動させるための方向キーおよび下方に移動させるための方向キーとして認識するキーは、表1のようにまとめられる。なお、表1に示されるような内容は、プログラム記憶部118に記憶されている。
Figure 2005266589
つまり、本実施の形態では、図9(A)に示されるような縦表示の場合には、上キー121Aおよび下キー121Bによって第2の操作手段が構成され、図9(B)に示されるような横表示の場合には、右キー121Dおよび左キー121Cによって第2の操作手段が構成されている。
再度、図8を参照して、表示を上方に移動させるための方向キーが操作されたと判断された場合、S21で、表示処理部111によって、ワークメモリ115に展開されたドキュメント200全体の中からメインディスプレイ150に表示させるために切り出される部分の位置を上方に移動されて、S11に処理が戻される。また、表示を下方に移動させるための方向キーが操作されたと判断された場合、S23で、表示処理部111によって、ワークメモリ115に展開されたドキュメント200全体の中からメインディスプレイ150に表示させるために切り出される部分の位置を下方に移動されて、S11に処理が戻される。
ここで、ワークメモリ115に展開されたドキュメント200全体の中からメインディスプレイ150に表示させるために切り出される部分の位置が、上方または下方に移動されることについて説明する。
まず、メインディスプレイ150において、表示が、継続的に左右方向にスクロールされる際、スクロール処理部113は、メインディスプレイ150に表示するためにワークメモリ115上に展開された画像の中から切り出される画像の位置を、当該位置の左上の座標を一定時間に一定の値だけ右方向に変化させることにより、移動させる。そして、さらに、ワークメモリ115上に展開された画像の中から、切り出される画像の部分を上方に移動させるには、スクロール処理部113は、表示処理部111の指令に基づいて、ワークメモリ115上に展開された画像の中から切り出される画像の位置を、当該位置の左上の座標を所定の値だけ上方に移動させることにより、移動させる。この点に関し、図10を参照して、さらに具体的に説明する。
まず、ある時点で、図10(A)に示されるように、ワークメモリ115上に、画像として、ドキュメント200が展開され、当該ドキュメント200の中から、メインディスプレイ150に表示される画像として、部分203Aが切り出されていたとする。図10(A)中の矢印211は、自動的なスクロールの方向である。そして、この状態で、自動的なスクロールがなされ、さらに、メインディスプレイ150における表示を上方に移動させるための方向キーが操作された場合、次の状態では、ドキュメント200の中から、図10(B)の部分203Bとして示される部分が、メインディスプレイ150に表示される画像として切り出される。図10(B)には、参考として、図10(A)中の部分203Aも記載されている。
ここで、部分203Aと部分203Bの間での、左上の座標の変化について説明する。なお、図10(A)には、座標の変化を説明するための座標軸(横軸がX座標、縦軸がY座標)が記載され、また、YAは切り取られる部分(部分203Aおよび部分203B)のY方向の寸法を示し、PA(X1,Y1)は部分203Aの座標を示し、PB(X2,Y2)は部分203Bの座標を示し、YBは部分203Aと部分203BのY方向の重なり部分の寸法を示し、そして、XAは部分203Aと部分203のX方向のずれの寸法を示している。
ドキュメント200から切り出される部分が部分203Aから部分203Bに移動されると、移動される部分の座標は、PA(X1,Y1)からPB(X2,Y2)に移動する。この場合、X方向の移動量は、XA=X2−X1と表すことができる。XAは、矢印211で示される、自動的なスクロールによる移動量である。一方、Y方向の移動量は、Y2−Y1と表すことができる。なお、本実施の形態では、Y2−Y1の距離(つまり、つまり、「Y2−Y1」の絶対値であり、「YA−YB」)は、YAよりも小さいものとされる。
これにより、メインディスプレイ150において、表示が、左右方向に自動的にスクロールされている場合に、当該表示(画像)を上方に移動させるためのキーが操作されると、ドキュメント200の中でメインディスプレイ150に表示される部分は、左右方向にスクロールされつつ、下方向に、(長さYBだけ)上下方向に重なりを持ちつつ、移動される。
一方、自動的なスクロールが行なわれている際に、さらに、ワークメモリ115上に展開された画像の中から、切り出される画像の部分を下方に移動させるには、スクロール処理部113は、表示処理部111の指令に基づいて、ワークメモリ115上に展開された画像の中から切り出される画像の位置を、当該位置の左上の座標を所定の値だけ下方に移動させることにより、移動させる。この点に関し、図11を参照して具体的に説明する。
ある時点で、図11(A)に示されるように、ワークメモリ115上に、画像として、ドキュメント200が展開され、当該ドキュメント200の中から、メインディスプレイ150に表示される画像として、部分204Aが切り出されていたとする。図11(A)中の矢印212は、自動的なスクロールの方向である。そして、この状態で、自動的なスクロールがなされ、さらに、メインディスプレイ150における表示を下方に移動させるための方向キーが操作された場合、次の状態では、ドキュメント200の中から、図11(B)の部分204Bとして示される部分が、メインディスプレイ150に表示される画像として切り出される。図11(B)には、参考として、図11(A)中の部分204Aも記載されている。
ここで、部分204Aと部分204Bの間での、左上の座標の変化について説明する。なお、図11(A)には、図10(A)と同様に、座標の変化を説明するための座標軸(横軸がX座標、縦軸がY座標)が記載され、また、QA(X3,Y3)は部分204Aの座標を示し、QB(X4,Y4)は部分204Bの座標を示す。なお、YA、YB、および、XAは、図10と同様の寸法を示している。
ドキュメント200から切り出される部分が部分204Aから部分204Bに移動されると、移動される部分の座標は、QA(X3,Y3)からQB(X4,Y4)に移動する。この場合、X方向の移動量は、XA=X4−X3と表すことができる。XAは、矢印212で示される、自動的なスクロールによる移動量である。一方、Y方向の移動量は、Y4−Y3と表すことができる。なお、本実施の形態では、Y4−Y3の距離(つまり、「Y4−Y3」の絶対値であり、「YA−YB」)は、YAよりも小さいものとされる。
これにより、メインディスプレイ150において、表示が、左右方向に自動的にスクロールされている場合に、当該表示(画像)を下方に移動させるためのキーが操作されると、ドキュメント200の中でメインディスプレイ150に表示される部分は、左右方向にスクロールされつつ、上方向に、(長さYBだけ)上下方向に重なりを持ちつつ、移動される。
次に、図7および図8を用いて説明したドキュメント表示処理において判断の対象とされる、携帯電話機100に対する具体的な操作内容の一例について、各場合におけるメインディスプレイ150の表示を参照しつつ説明する。
携帯電話機100では、通話等の動作が行なわれていない場合には、図12に示されるような待ち受け画面が表示されている。
図12に示された待ち受け画面500には、所定の画像501Aとともに、機能キー122Bにアサインされている機能を表示する機能表示欄501が表示されている。機能表示欄501には、「メニュー」という文字が表示されている。これは、機能キー122Bに、後述するメニュー画面を表示するための機能がアサインされていることを示している。
図12に示された状態で、機能キー122Bが操作されると、図13の画面510として示されるようなメニュー画面が表示される。メニュー画面では、「電卓」から「ドキュメントビューア」までの、複数の動作の名称が縦方向に列挙されている。そして、画面510中に表示された動作の名称の中で選択された状態にある名称の上にはカーソル511が被されて表示されている。なお、カーソル511の表示位置(選択される動作の名称)は、上キー121Aを操作されるごとに上方に表示されている名称に被るように移動し、下キー121Bを操作されるごとに下方に表示されている名称に被るように移動する。
また、画面510には、機能キー122Aにアサインされている「決定」という機能を表示する機能表示欄512が表示されている。S1の処理が開始される条件である、「ドキュメントをメインディスプレイ150に表示させるための操作」とは、ユーザによる、待ち受け画面である画面500が表示されている際の機能キー122Bに対する操作と、画面510が表示されている際に「ドキュメントビューア」という動作の名称に被さるようにカーソル511を移動させた状態での機能キー122Aの操作とを意味する。
上記のように「ドキュメントをメインディスプレイ150に表示させるための操作」がなされると、S1として説明したように、携帯電話機100は「ドキュメントを指定される情報の入力を待つ状態」となる。この状態では、メインディスプレイ150には、図14に示すような画面が表示される。
図14に示された画面153には、「プレゼン資料」から「ソフトデザイン」まで、複数のドキュメントそれぞれのファイル名が縦方向に列挙されている。そして、画面153中に表示された複数のファイル名の中で選択されているファイル名の上にはカーソル502が被されて表示されている。なお、カーソル502が表示される位置は、上キー121Aを操作されるごとに上方に表示されているファイル名に被るように移動し、下キー121Bを操作されるごとに下方に表示されているファイル名に被るように移動する。
また、画面153には、機能キー122Aにアサインされている「決定」という機能を表示する機能表示欄504が表示されている。S2において判断対象とされた、ユーザがドキュメントを指定するための情報の入力することとは、ユーザが表示を希望するファイル名に被さるようにカーソル502を移動させた状態で機能キー122Aを操作することである。
図15は、S3の処理に基づいた、メインディスプレイ150においてドキュメントを表示する画面154を示す図である。画面154には、ドキュメントのデータに基づいた画像506が表示され、さらに、機能キー122Bにアサインされている機能を表示する機能表示欄508が表示されている。なお、機能表示欄508には、「サブメニュー」という文字が表示されている。これは、機能キー122Bに、サブメニュー画面を表示するための機能がアサインされていることを示している。
図15に示された状態で機能キー122Bが操作されると、S9の処理が実行されることにより、メインディスプレイ150に、図16の画面157に示されるように、サブメニュー画面550が表示される。サブメニュー画面550では、「画面縮小」から「ボタン操作一覧」までの複数の機能の名称が縦方向に列挙されている。サブメニュー画面550では、さらに、選択されている機能の名称に被さるようにカーソル512が表示され、また、機能キー122Aにアサインされている「決定」という機能を表示する機能表示欄514が表示されている。カーソル512が表示される位置は、上キー121Aを操作されることにより上方に移動され、下キー121Bを操作されることにより下方に移動される。これにより、ユーザは、サブメニュー画面550が表示された場合に、上キー121Aまたは下キー121Bを適宜操作することにより、所望の機能を選択することができる。
図16に示されたように、サブメニュー画面550内の「画面縮小」という機能の名称にカーソル512が被せられた状態で機能キー122Aが操作されると、表示処理部111は、S5で、表示されている画像を縮小するための情報が入力されたと判断し、S6で、拡大縮小処理部114に、メインディスプレイ150に表示させる画像を縮小させる。また、サブメニュー画面550内の「画面拡大」という機能の名称にカーソル512が被せられた状態で機能キー122Aが操作されると、表示処理部111は、S5で、表示されている画像を拡大するための情報が入力されたと判断し、S6で、拡大縮小処理部114に、メインディスプレイ150に表示させる画像を拡大させる。
図17には、サブメニュー画面550において、「自動スクロール」という機能の名称にカーソル512が被せられている状態が示されている。「自動スクロール」という機能の名称は、上記した「自動的なスクロール」を実行させる機能に対応している。そして、サブメニュー画面550内の「自動スクロール」という機能の名称にカーソル512が被せられた状態で機能キー122Aが操作されると、表示処理部111は、S7で、表示されている画像を自動的にスクロールさせるための情報が入力されたと判断し、S11で、メインディスプレイ150に表示される画像を自動的にスクロールさせる。
自動スクロールが実行されている際には、図18に示されたような画面159が表示される。画面159では、ドキュメントの画像である画像516が表示されている。なお、画像516内の表示内容は、矢印517として示されるように、左から右へ、継続的にスクロールされている。
画面159には、さらに、機能キー122Aにアサインされた「終了」という機能を表示する機能表示欄518が表示されている。自動スクロールが実行されている際に、機能キー122Aが操作されると、表示処理部111は、S17で、自動的にスクロールを停止させるための情報が入力されたと判断し、S18で、メインディスプレイ150に表示される画像の自動的なスクロールを停止させる。なお、自動スクロールは、ユーザが一定の時間以上携帯電話機100に対して操作しない状態が継続した場合に、自動的に停止されるように構成されても良い。
以上説明した本実施の形態では、ユーザから、メインディスプレイ150に表示された画像を自動的にスクロールさせるための情報が入力されると、図5を用いて説明したように、メインディスプレイ150に表示される画像としてドキュメント200から切り出される部分は、部分201A、部分201B、部分201Cというように、右方向に移動する。なお、切り出される部分は、S12(図8参照)において、切り出される部分が部分201Cのようにドキュメント200の右端まで移動したと判断されると、S13(図8参照)において、部分201Aのように左端まで戻される。また、自動的なスクロールがなされている最中に、さらに、上方向に表示を移動させるための操作がなされると、図10を用いて説明したように、ドキュメント200から切り出される部分は、右方向に移動しつつ上方向にも移動し、一方、さらに、下方向に表示を移動させるための操作がなされると、図11を用いて説明したように、ドキュメント200から切り出される部分は、右方向に移動しつつ下方向にも移動する。ただし、本実施の形態では、右方向についての自動的なスクロールが行なわれている場合、上方向または下方向の表示を移動させるための操作がなされなければ、メインディスプレイ150では、継続して、右方向にのみ、表示がスクロールされる。
なお、以上説明した本実施の形態では、主に、スクロール表示等の表示態様について、メインディスプレイ150における表示を説明したが、これに限定されず、サブディスプレイ160における表示であっても、本実施の形態に記載の技術を適用することができる。
なお、本実施の形態では、携帯電話機100として、2つのディスプレイを備える携帯情報機器について説明を行なったが、本発明に従った携帯情報機器は、少なくとも1つのディスプレイ(表示手段)を備えていれば良い。
また、以上説明した本実施の形態では、携帯電話機100において、ドキュメントの表示を自動的にスクロールさせる方向を左右方向とし、自動的なスクロールの最中にキー操作によって表示を移動させる方向を上下方向としたが、このような方向はこれらに限定されない。自動的にスクロールされる方向を上下方向とし、自動的なスクロールの最中にキー操作によって表示を移動させる方向を左右方向としても良い。
また、以上説明した本実施の形態において、左右方向についての自動的なスクロールの最中にキー操作によって縦方向に表示が移動される際、縦方向にYBだけ重なりを持つように、表示が移動されるが、必ずしも重なりを持たないように、たとえば、縦方向に隣接するように、表示が移動されても良い。
なお、重なりを持つように表示が移動される場合、重なる寸法であるYBの値は、予め定められていても良いし、ユーザによって適宜設定されても良い。図10では、YBの寸法は、「Y1−Y2」の長さよりも短いように示されているが、これに限定されない。
また、メインディスプレイ150に表示されるドキュメント200が文字情報を含む場合、YBは、縦方向に所定の文字が表示される分(たとえば1文字分等)というように、文字情報において文字の表示される大きさに応じて決定されても良い。なお、表示される文字の大きさは、たとえば、表示処理部111が、文字の表示される大きさを決定してドキュメントを表示させる場合であれば、当該表示処理部111自身が認識できることになる。
また、以上説明した本実施の形態では、携帯電話機100は、メイン操作部120に備えられた機能キー122A,122B等が操作されることにより、表示のスクロールがなされるように構成されているが、本発明に従った携帯情報機器はこのような構成に限定されず、タッチパネル式のディスプレイ等、他の操作手段が操作されることによって表示のスクロールを行なうように構成されても良い。
また、以上説明した本実施の形態では、携帯電話機100は、その内部(プログラム記憶部118)に予め記憶されたプログラムに従って動作するように説明されたが、本発明に従った携帯情報機器はこれに限定されず、携帯電話機100とは離間した場所に記憶されたプログラムを読み込めるよう構成され、当該読み込まれたプログラムに従って動作するように構成されても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施の形態である携帯電話機の、正面側の斜視図である。 図1の携帯電話機の背面側の斜視図である。 図1の携帯電話機の機能ブロック図である。 図1の携帯電話機における、メインディスプレイと、当該メインディスプレイに表示されるドキュメントとを模式的に示す図である。 図1の携帯電話機における、メインディスプレイにおける表示の自動的なスクロールについて説明するための図である。 図1の携帯電話機における、メインディスプレイにおける表示の自動的なスクロールについて説明するための図である。 図1の携帯電話機において、メインディスプレイにドキュメント記憶部に記憶されているドキュメントを表示させる際に実行される処理のフローチャートである。 図1の携帯電話機において、メインディスプレイにドキュメント記憶部に記憶されているドキュメントを表示させる際に実行される処理のフローチャートである。 図1の携帯電話機において自動的に表示がスクロールされる方向を説明するために、当該携帯電話機の正面側を示す図である。 図1の携帯電話機において自動的に表示がスクロールされ、さらに、上方向に表示が移動される際の、ワークメモリ上に展開された画像の中から切り出される画像の位置の移動態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において自動的に表示がスクロールされ、さらに、下方向に表示が移動される際の、ワークメモリ上に展開された画像の中から切り出される画像の位置の移動態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図1の携帯電話機のメインディスプレイの表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 携帯電話機、102 通信部、104 第1の筐体、106 第2の筐体、108 アンテナ、110 入力部、111 表示処理部、112 レイアウト解析部、113 スクロール処理部、114 拡大縮小処理部、115 ワークメモリ、116 VRAM、117 ドキュメント記憶部、118 プログラム記憶部、120 メイン操作部、121A 上キー、121B 下キー、121C 左キー、121D 右キー、122 カーソル移動キー、124 12キー、130 サブ操作部、130A,130C カーソルの移動キー、130B 決定キー、140 メインカメラ、142 サブカメラ、150 メインディスプレイ、160 サブディスプレイ、170 通信処理部、172 マイク、174 スピーカ、175 通話処理部、176 LED。

Claims (7)

  1. 画像を表示し、前記画像のサイズよりもサイズの小さい表示領域を含む表示手段と、
    前記表示手段における情報の表示態様を変更するために操作される第1の操作手段および第2の操作手段と、
    前記表示手段における表示内容を制御する表示制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、
    前記画像の一部の領域を前記表示手段の前記表示領域に表示させ、
    前記第1の操作手段が操作された場合には、前記画像の中で、前記表示手段の前記表示領域に表示させるための領域を第1の方向に継続的に移動させるスクロール制御を実行し、
    前記スクロール制御を実行している場合、前記第2の操作手段が操作されたことを条件として、前記画像の中で前記表示手段の前記表示領域に表示させる領域を、前記第1の方向の一方側から他方側に移動させるとともに、前記第1の方向と交わる第2の方向に移動させ、前記第1の方向の他方側の端部まで移動させた場合には、前記一方側の端部に移動させる、携帯情報機器。
  2. 前記表示制御手段は、前記スクロール制御を実行している場合、前記第2の操作手段が操作されたとき、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域を、前記第2の方向について、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域の前記第2の方向についての寸法よりも短い距離だけ移動させる、請求項1に記載の携帯情報機器。
  3. 前記第2の方向は、前記第1の方向に対して直交する方向である、請求項1または請求項2に記載の携帯情報機器。
  4. 前記第1の方向は、左右方向と上下方向の一方であり、前記第2の方向は、左右方向と上下方向の他方である、請求項3に記載の携帯情報機器。
  5. 前記画像は、前記第2の方向に並ぶ文字を含み、
    前記表示制御手段は、前記スクロール制御を実行している場合、前記第2の操作手段が操作されたとき、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域を、前記第2の方向について、前記画像の中で前記表示手段に表示させる領域の前記第2の方向についての寸法よりも前記画像における所定個数の文字分の距離だけ移動させる、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の携帯情報機器。
  6. 画像を表示し、前記画像のサイズよりもサイズの小さい表示領域を有する表示手段と、第1の操作手段と、第2の操作手段とを備える携帯情報機器の制御方法であって、
    前記画像の一部の領域を前記表示手段の前記表示領域に表示させるステップと、
    前記第1の操作手段が操作された場合に、前記画像の中で、前記表示手段に表示させる領域を第1の方向に継続的に移動させるスクロール制御を実行するステップと、
    前記スクロール制御が実行されている場合、前記第2の操作手段が操作されたことを条件として、前記画像の中で前記表示手段の前記表示領域に表示させるために切り出す部分を、前記第1の方向に移動させるとともに、前記第1の方向と交わる第2の方向に移動させるステップとを備える、携帯情報機器の制御方法。
  7. 画像を表示し、前記画像のサイズよりもサイズの小さい表示領域を有する表示手段と、第1の操作手段と、第2の操作手段とを備える携帯情報機器についての制御プログラムであって、コンピュータに、請求項6に記載の携帯情報機器の制御方法が備えるステップを実行させる、制御プログラム。
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