JP2005266478A - 光導波回路デバイス - Google Patents

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Tsuneaki Saito
恒聡 斎藤
Kazutaka Nara
一孝 奈良
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【課題】 異なる波長を持つ信号光が結合・分岐される光導波回路デバイスでは、各信号光の分岐数が線路構成に応じて制約を受けてしまうため、システムとして使用効率が悪かった。【解決手段】 基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つのY分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記Y分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えた事を特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信信号光や映像信号光の伝送用線路システムに使用される光導波回路デバイスに関するものである。
現在、FTTH(Fiber To The Home)を導入するために、局内に設置された1つのOLT(Optical Line Terminal)を多数のユーザーで共用する線路システム(PDS;Passive Double Starシステム)が提案、実用化されている。 この線路システムは、伝送装置に接続される基幹光線路の途中で光導波回路デバイスを接続することにより基幹光線路を光分岐し、この分岐光線路をユーザー(加入者)に接続する伝送システムである(特許文献1)。
図13は、上述した線路システム100の概略構成図を示すものである。図13に示す線路システム100では、信号光を発信する発信端102と、信号光を任意の数に分岐する光導波回路デバイス104と、分岐された信号光を受信する受信端106(加入者宅)とで構成されている。
この光導波回路デバイス104は、二つの光スプリッタ104a、104bが二段構成で配置されてなる。第一段目には、1×8型の光スプリッタ104aが設置され、第二段目には1×4型の光スプリッタ104bが設置されている。このため、図10に示す線路システムでは、発信端102から発信された1つの信号光が、光導波回路デバイス104を伝搬することにより32分岐され、各受信端106に伝送されることになる。
次に、図14を参照して、通信信号光とは別の波長を持つ映像信号光を重畳させて伝送させる線路システム110の一例を説明する(特許文献2)。図14の線路システム110は、通信信号光と映像信号光を各々発信させる2つの発信端112、114と、2つの信号光を結合させ、結合させた信号光を任意の数に分岐する光導波回路デバイス116と、分岐された信号光を受信する受信端118とから構成されている。
発信端112は、通信信号光発信用OLT112と、映像信号光発信用OLT114が1つずつ設置されている。光導波回路デバイス116は、第一段目に2×4型の光スプリッタ116aが配置され、第二段目に1×4型の光スプリッタ116bが配置されている。第一段目のスプリッタ116aには、通信信号光および映像信号光を入力するための2ポートの入力用光導波回路117と、入力された2つの信号光を結合・分岐させるための光カプラ導波回路120と、光カプラ導波回路で結合・分岐された各信号光をそれぞれ2分岐するためのY分岐型光導波回路122と、分岐された各信号光を出力するための4ポートの出力用光導波回路124とが形成されている。第二段目の1×4型の光スプリッタ116bには、入力された信号光を4分岐するためのY分岐型の光導波路が2段に形成されている。
図14に示す線路システムでは、通信信号光発信用OLT112(1.31μm帯,1.49μm帯)及び映像信号光用OLT114(1.55μm帯)から出力された各信号光が、まず第一段目の光スプリッタ116aにより結合されると同時に4分岐されて出力される。そして、第二段目の光スプリッタ116bによりさらに分岐され、各受信端118に伝送される。なお、受信端118では、波長分波器118aにより、通信信号光と映像信号光に分岐され、それぞれ通信信号光用受信端118bと、映像信号光用受信端118cに入力される。
特開平8−234028号 特開平6−3555号
上述した線路システムでは、一般的に、通信信号光としてはデジタル信号が用いられ、映像信号光としてはアナログ信号が用いられる。アナログ信号(映像信号光)は、ノイズに弱いため、受信端(加入者宅内)において、デジタル信号(通信信号光)よりも高強度の光であることが求められている。しかしながら、上述した従来技術では、多分岐することにより分岐される映像信号光の強度が低くなってしまうため、分岐数に限度がある。
例えば、一般的な線路システムでは、通信信号光は32分岐まで分岐することが可能であるが、映像信号光は16分岐までしか分岐することができない。そのため通信信号光は映像信号光の分岐数に制約を受ける事になり、一つの発信端に対し受信端の数が限定され、システムとして使用効率が悪いという問題があった。
また、映像信号光に対して光アンプを用いた線路システムでは、映像信号は例えば最大128〜512分岐まで分岐することが可能であるが、通信信号光は32分岐までしか分岐することができない。そのため、映像信号光は通信信号光の分岐数に制約を受ける事になり、一つの発信端に対し、受信端野数が限定され、システムとして使用効率が悪いという問題があった。
本発明は上記課題を解決するために、通信信号光の分岐数および映像信号光の分岐数が線路構成に応じて任意に設定可能であり、その構成が容易で、低コストであり、さらに極めて設計の自由度が高い光導波回路デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明の光導波回路デバイスは、基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つのY分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記Y分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光
カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えている。
また、第2の発明の光導波回路デバイスは、基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つの1×N分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記1×N分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えている。
さらに、第3の発明の光導波回路デバイスは、基板上に、1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる1つのY分岐型光導波回路と、2つの光導波路を備えた第二入力光導波回路と、前記第一入力光導波回路に入力され前記Y分岐型光導波回路により分岐された各分岐光と、第二入力光導波回路から入力された各信号光をそれぞれ結合・分岐する2つの光カプラ導波回路と、4つの出力導波路を備えた出力光導波回路とを備えている。
さらに、第4の発明の光導波回路デバイスは、基板上に、1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる1つの1×4分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない4つの光導波路を備えた第二入力光導波回路と、第一入力光導波回路に入力され前記1×4分岐型光導波回路により分岐された各分岐光と、第二入力光導波回路に入力された各信号光をそれぞれ結合・分岐する4つの光カプラ導波回路と、8つの出力導波路を備えた出力光導波回路とを備えている。
さらに、第5の発明の光導波回路デバイスは、基板上に、1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる1つの1×8分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない8つの光導波路を備えた第二入力光導波回路と、第一入力光導波回路に入力され前記1×8分岐型光導波回路により分岐された各分岐光と、第二入力光導波回路に入力された各信号光をそれぞれ結合・分岐する8つの光カプラ導波回路と、16の出力導波路を備えた出力光導波回路とを備えている。
本発明の光導波回路デバイスによれば、基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つのY分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記Y分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えた事により、第一入力光導波回路に入力される信号光の分岐数を、第二入力光導波回路に入力される信号光の分岐数の2倍とすることが可能となる。すなわち、例えば第一入力光導波回路に通信信号光を入力し、第二入力光導波回路に映像信号光を入力することにより、通信信号光の分岐数を映像信号光の分岐数の2倍とする事が可能となる。本発明は、この構成を一つの光導波回路デバイスにより実現する事が可能であるから、専有面積(体積)が小さく、また、簡易で、低コストでの実現を可能としている。
また、本発明の光導波回路デバイスは、基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つの1×N分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記1×N分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えた事により、第一入力光導波回路に入力される信号光の分岐数を、第二入力光導波路に入力される信号光の分岐数のN倍とする事が可能となる。そして、例えば光アンプを用いた映像配信システムにおいて、映像信号光を128分岐し、通信信号光を32分岐するといったようなシステムを、極めて効率良く提供することが可能となる。
更に本発明の光導波回路デバイスによれば、光カプラ導波回路の設置位置や、Y分岐型光導波回路の回路数や、1×N分岐型光導波回路の回路数が適宜設定されることにより、通信信号光と映像信号光の分岐数を任意に設定することが可能であり、信号光の強度に応じた線路システムを自在に設計することが出来る。そして、そのような線路システムを本発明の光導波回路デバイスにより構成するため、設計の自由度が高く、専有面積(体積)が小さく、かつ、低コストで実現することが可能である。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略又は簡略化する。(実施形態1)
図1は、本発明に係る光導波回路デバイス1の第一の実施形態を示す概略図である。この光導波回路デバイス1は、石英もしくはシリコン等の基板上3に、第一入力光導波回路5と、Y分岐型光導波回路6と、第二入力光導波回路7と、光カプラ導波回路9と、出力光導波回路11とから構成されている。第一入力光導波回路5は、入力端Aを有する1つの光導波路からなり、入力端Aに入力された信号光をY分岐型光導波回路6に伝搬させる。第二入力光導波回路7は、入力端C1およびC2を有し、第一入力光導波回路5と略平行で光学的に直接結合されない2つの光導波路7a、7bからなる。光カプラ導波回路9は、前記Y分岐型光導波回路6で分岐され、出力導波路6aを介して伝搬された各信号光と前記第二入力光導波回路7から伝搬された各信号光を結合および分岐させる機能を持つ。出力光導波回路11は、光カプラ導波回路9から伝搬された信号光を出力させるために、出力端B1〜B4を有し、前記第一入力光導波回路5と第二入力光導波回路9の合計の光導波回路数よりも多い4つの光導波路からなる。
なお、光カプラ導波回路9は、方向性結合器型光カプラを用いることが好ましい。図15は、この方向性結合器型光カプラ200の構成概略図である。図15に示すように、方向性結合器型光カプラ200は、二つの入力用光導波路202a、202bと、第1結合部204aおよび第2結合部204bと、第1結合部204aと第2結合部204bの間に形成された互いに光路長の異なる2つの干渉光導波路206a、206bと、二つの出力光導波路208a、208bとを備えている。このような構成の方向性結合器型光カプラ200では、第1結合部204aおよび第2結合部204bの結合効率と、2つの干渉光導波路206a、206bの光路長差を調整することにより、分岐される信号光の光波長帯域における波長依存性を少なくすることが出来る。言い換えると、図15に示す方向性結合器型光カプラを光カプラ導波回路として、本発明の光導波回路デバイスに適用することにより、分岐される信号光の波長依存性を少なくすることが可能となる。
また、光カプラ導波回路9は、MMI(Multi-mode interface)型光カプラ導波回路を用いてもよい。MMI型光カプラ導波回路は、例えば特開2002−286952に開示されているようなもので、2つの入射導波路と、該入射導波路に接続されたMMI導波路と、該MMI導波路の出射部に接続された2つの出射導波路により構成されるものである。MMI導波路は入射、出射導波路より幅が広く、矩形に形成され、入射導波路に入射された信号光を側面方向に閉じこめる効果を持つ。このMMI導波路に2つの入射導波路に信号光が入射されると、この入射された信号光によりMMI導波路内に高次モードの光が励震される。MMI型光導波回路は、この励震された高次モードの光と入射導波路に入射された信号光との干渉効果により、信号光が結合・分岐されるものである。すなわち、それぞれの入射導波路に入射された信号光はMMI導波路を経由して2つの出射導波路にそれぞれ分岐されるため、図15に示された方向性結合器型光カプラ導波回路と同様の機能を実現することが可能である。
次に、第一の実施形態の光導波回路デバイス1における信号光の分岐方法について、図1を用いて説明する。入力端Aに入力され、第一入力光導波路5を伝搬された信号光は、Y分岐型光導波回路で2つの分岐光に分岐される。この2つの分岐光は、光カプラ導波回路9において、入力端C1およびC2より入力された2つの各信号光とそれぞれ結合される。この結合された信号光は、光カプラ導波回路9においてそれぞれ2分岐されて4つの分岐光となる。つまり、入力端Aに入力された信号光は、光カプラ導波回路9から出力される時点において4つに分岐されることになる。また、入力端C1およびC2に入力された各信号光は、光カプラ導波回路9から出力される時点において、それぞれ2つに分岐されることになる。
このため、入力端Aから入力された信号光は、入力端C1から入力された信号光と結合・分岐されて、出力端B1、B2からそれぞれ出力される。また、入力端Aから入力された信号光は、入力端C2から入力された信号光と結合・分岐されて、出力端B3、B4から出力されることになる。(実施形態2)
図2は、第一の実施形態に記載された光導波回路デバイス1に、通信信号光と映像信号光を伝搬させた第2の実施形態を示す概略図である。以下に、本実施形態について説明する。なお、入力端Aに入力される信号光を通信信号光とし、入力端C1、C2に入力される信号光を映像信号光とする。また、本実施形態では、通信信号光を1.31μm帯(加入者側から局側への信号)または1.49μm帯(局側から加入者側への信号)に設定し、映像信号光を1.55μm帯に設定した。
図2に示すように、本実施形態では、まず、入力端Aから1.49μm帯の通信信号光が入力され、入力端Y1およびY2から1.55μm帯の映像信号光が入力される。次に、通信信号光はY分岐型光導波回路6により2分岐されるが、映像信号光はそのままの状態で、光カプラ導波回路9に伝搬される。次に、光カプラ導波回路9において、分岐された通信信号光と、映像信号光が結合(合波)され、さらに分岐される。光カプラ導波回路9において分岐された分岐光は、出力光導波回路11を伝搬し各出力端B1〜B4から出力される。なお、Y分岐型光導波回路6および光カプラ導波回路9の分岐比は50:50とした。
上述の通り、本実施形態では、光導波回路デバイス1を伝搬させることにより、通信信号光は4つに分岐され、映像信号光はそれぞれ2つに分岐されることになる。なお、入力端Aから入力される信号光は通信信号光に限定されず、映像信号光としてもよい。また、入力端C1、C2から入力される信号光は映像信号光に限定されず、通信信号光としてもよい。入力される信号光は、分岐数、出力パワーにより、適宜、選択・設定すればよい。さらに、Y分岐型光導波回路6および光カプラ導波回路9の分岐比は50:50に限定されるものではなく、入・出力される信号光のパワーを考
慮して設定されても良い。(実施形態3)
次に、光導波回路デバイスの他実施形態を、図3を参照して説明する。図3は、光導波回路デバイス10の第三の実施形態を示す概略図である。この光導波回路デバイス10は、基板上3に、第一入力光導波回路5と、Y分岐型光導波回路6と、第二入力光導波回路7と、光カプラ導波回路9と、第二Y分岐型光導波回路12と、出力光導波回路11とから構成されている。なお、図3に示す光導波回路デバイス10は、三段構成の分岐手段を有する。すなわち、Y分岐型光導波回路6は第一段目の分岐手段、光カプラ導波回路9は第二段目の分岐手段、第二Y分岐型光導波回路12は第三段目の分岐手段である。
図3に示す第三の実施形態では、第一の実施形態と分岐手段の構成が異なっている点に特徴がある。すなわち、第一の実施形態では、第一段目の1つのY分岐型光導波回路6と、第二段目の2つの光カプラ導波回路9とで分岐手段が構成されている。これに対し、第三の実施形態では、第一の実施形態の構成に加え、さらに第三段目に4つの第二Y分岐型光導波回路12を形成することにより分岐手段が構成されている点に特徴がある。図3を参照して説明すると、光導波回路デバイス10の分岐手段は、第一段目の1つのY分岐型光導波回路6と、第二段目の2つの光カプラ導波回路9と、第三段目の4つの第二Y分岐型光導波回路12とからなる。言い換えると、この分岐手段は、1×8分岐型光導波回路で構成されている。
上述のように、第三段目に4つの第二Y分岐型光導波回路12が形成されると、出力光導波回路11には8つの信号光が伝搬されることになる。このため、出力光導波回路11は、出力端B1〜B8を有する8つの光導波路で構成されている。なお、出力光導波回路11は、図1および図3に示すように、入力端Aに入力された信号光が、分岐される数と同数の出力端を有する光導波路が形成されることになる。図3に示す光導波回路デバイス10では、三段構成からなる分岐手段により、入力端Aに入力された信号光は8つに分岐されるため、出力光導波回路11は8つの光導波路で構成されることになる。図示しないが、出力光導波回路は、例えば入力端Aに入力された信号光が16に分岐される場合は16の光導波路で構成され、32に分岐される場合は32の光導波路で構成されることになる。
次に、実施形態3の光導波回路デバイスにおける信号光の分岐方法について図3を参照して説明する。なお、第二段目までの分岐方法については第一の実施形態と同様のため、第三段目の分岐方法から説明する。
第二段目に形成された光カプラ導波回路9にて分岐された4つの分岐光は、それぞれ第三段目の第二Y分岐光導波回路10を伝搬することにより、さらに2分岐されることになる。つまり、第三段目の第二Y分岐光導波回路10からは、8つの分岐光が出力光導波回路11の各出力端B1〜B8から出力されることになる。
このため、入力端Aに入力された信号光は、第一段目のY分岐光導波回路6を伝搬することにより2分岐され、第二段目の光カプラ導波回路9を伝搬することによりさらに2分岐され、第三段目の第二Y分岐光導波回路10を伝搬することによりさらに2分岐される。このため、出力光導波回路11から8つの分岐光として出力されることになる。また、入力端C1およびC2に入力された信号光は、第二段目の光カプラ導波回路9を伝搬することにより入力端Aに入力されY分岐光導波回路6で分岐された信号光と結合されるとともに2分岐され、第三段目の第二Y分岐光導波回路10を伝搬することによりさらに2分岐される。このため、出力光導波回路11からそれぞれ4つの分岐光として出力されることになる。なお、第二段目の光カプラ導波回路9では、入力端Aと入力端C1およびC2から入力された各信号光が結合されるため、第二段目以降の分岐手段では、各信号光が結合された状態で分岐されることになる。
また、第三の実施形態の光導波回路デバイス10に入力される信号光は、第一の実施形態と同様に、通信信号光および映像信号光のうち、必要分岐数、出力パワーを考慮して、入力端A、C1およびC2が適宜選択されるものである。通信信号光は1.31μm(加入者側から局側への信号)および1.49μm(局側から加入者側への信号)の波長帯域であり、映像信号光は1.55μmの波長帯域を持つものである。(実施形態4)
図4は、光導波回路デバイスの第四の実施形態を示した概略図である。第四の実施形態の光導波回路デバイス20は、図3に示した第三の実施形態の光導波回路デバイスに加えて、さらに第四段目に8つの第三Y分岐型光導波回路14が形成されたものである。つまり、この光導波回路デバイスは20の分岐手段は四段構成となっている。このため、入力端Aに入力された信号光は16つに分岐され、入力端C1またはC2から入力された信号光はそれぞれ8つに分岐されることになる。なお、上述したように、図4に示す出力光導波回路11は、入力端Aに入力された信号光の分岐数と同数の出力端および光導波路から構成される。つまり出力光導波回路11は、出力端B1〜B16を有する16の光導波路から構成される。(実施形態5)
図5は、光導波回路デバイスの第五の実施形態を示した概略図である。第五の実施形態の光導波回路デバイス30は、図3に示した第四の実施形態の光導波回路デバイスに加えて、さらに第五段目に16個の第四Y分岐型光導波回路16が形成されたものである。つまり、この光導波回路デバイス30の分岐手段は、五段構成となっている。本実施形態においては、入力端Aに入力された信号光は32分岐され、入力端C1またはC2から入力された信号光は16分岐されることになる。第五の実施形態の光導波回路デバイス30に入力される信号光は、第一、第三および第四の実施形態と同様に、通信信号光および映像信号光のうち、必要分岐数、出力パワーを考慮して、入力端A、C1およびC2が適宜選択されるものである。ただし、映像信号光は32分岐されると、各分岐光の強度が弱くなり正常な映像受信が出来なくなる場合がある。このため、映像信号光は最大16分岐までが一般的である。これらを踏まえると、入力端Aに通信信号光を入力させ、入力端C1およびC2に映像信号光を入力させると、映像信号光は分岐上限数以下である16に分岐され、通信信号光は32分岐されるため、効率の良い分岐構成が実現可能となる光導波回路デバイス30が得られる。
上述した第三の実施形態ないし第五の実施形態5の光導波回路デバイスの分岐手段からわかるように、第三段目以降の第二、第三または第四Y分岐型導波回路8、10、12は任意に形成可能である。また、各入力端A、C1およびC2に入力された信号光の分岐数は、このY分岐型光導波回路8、10、12の形成数(分岐手段の段数)によって決定される。いずれの場合も、入力端Aに入力された信号光の分岐数は、入力端C1またはC2に入力される信号光の2倍の数となる。入力端Aに入力される信号光を通信信号光とし、入力端C1およびC2に入力される信号光を映像信号光とすると、映像信号光の分岐数を通信信号光の分岐数の半分とする構成となる。(実施形態6)
次に、図6を参照し、さらに他の実施形態を説明する。 図6は、光導波回路デバイスの第六の実施形態を示す概略図である。この光導波回路デバイス40は、入力端Aを有する第一入力光導波回路5と、第一段目に形成され第一入力光導波回路5から伝搬された信号光を2つに分岐させる1つのY分岐型光導波回路6と、第二段目に形成された2つの第二Y分岐型光導波回路8と、入力端C1〜C4を有する4つの光導波路7a〜7dが形成され第一入力光導波回路5と直接結合されない第二入力光導波回路7と、第三段目に形成され第二Y分岐型光導波回路8から伝搬された信号光と第二入力光導波回路7から入力された信号光が結合、分岐される4つの光カプラ導波回路9と、出力端B1〜B8を有する8つの光導波路が形成された出力光導波回路11とで構成されている。なお、本実施形態は、第三の実施形態の変形例であり、光カプラ導波回路9が第三段目に形成されている。光カプラ導波回路9では、入力端Aに入力された信号光が、4分岐された状態で入力端C1〜C4から入力された各信号光と結合され、その結合された信号光はさらに2つに分岐されることになる。
本実施形態では、入力端Aに入力された信号光の分岐数は8つであるのに対し、入力端C1〜C4に入力された信号光の分岐数は2つである。すなわち、入力端Aに入力された信号光は、第一段目のY分岐型光導波回路6、第二段目の第二Y分岐型光導波回路8および第三段目の光カプラ導波回路9を伝搬することにより、8つに分岐されそれぞれの分岐光が出力端B1〜B8から出力される。これに対し、入力端C1〜C4に入力された信号光は、第三段目の光カプラ導波回路9で2分岐され、各分岐光はそれぞれ出力端B1、B2、もしくは出力端B3、B4、もしくは出力端B5、B6、もしくは出力端B7、B8からそれぞれ出力されることになる。なお、光カプラ導波回路9では、入力端Aに入力された信号光と入力端C1〜C4に入力された信号光とを結合する機能を有することは言うまでも無い。
また、図示しないが、本実施形態では、第二入力光導波回路7が4つの光導波路7a〜7dで構成されているが、これは特に限定されるものではない。例えば、第二入力光導波回路7は、入力端C1とC4を有する2つの光導波路7a、7bのみから形成されてもよい。言い換えると、図6に示した第二入力光導波回路7は、入力端C2、C3を有する2つの光導波路7c、7dが省略された構成としても良い。この場合、出力端B3、B4、B5およびB6からは、入力端Aに入力された信号光の分岐光のみが出力され、出力端B1およびB2からは、入力端Aに入力された信号光の分岐光と入力端C1に入力された信号光の分岐光とが結合(合波)された状態で出力される。また、出力端B7およびB8からは、入力端Aに入力された信号光の分岐光と入力端C4から入力された信号光の分岐光とが結合(合波)された状態で出力される。このように、第二入力光導波回路7の入力端C1〜C4および光導波路7a〜7dは、出力する信号光の分岐数、出力パワーに応じて、適宜形成すればよい。
さらに、本実施形態では第三段目に光カプラ導波回路9が形成されているが、これは図1、図3、図6から明らかなように、何段目に形成されてもよい。これは、第二入力光導波回路7に入力される信号光の出力時の分岐数により、適宜選択すればよい。例えば、第二入力光導波回路7に入力される信号光をより多く分岐させて出力させたい場合は、第一入力光導波回路5に入力される信号光の分岐数が少ない段数である、例えば第一段目で結合させるような位置に光カプラ導波回路9を形成させればよい(図1、図3を参照)。逆に、第二入力光導波回路7に入力される信号光をより少なく分岐させて出力させたい場合は、第一入力光導波回路5に入力される信号光が多分岐された段数である、例えば第三段目以降で結合させるような位置に光カプラ導波回路9を形成させればよい(図6を参照)。(実施形態7)
次に、図7を参照し、光導波回路デバイスのさらに他の実施形態を説明する。 図7は、光導波回路デバイスの第七の実施形態を示す概略図である。本実施形態例は、図6に示した第六の実施形態の光導波回路デバイスの構成に加え、さらに第四段目に8つの第三Y分岐型光導波回路14が形成されたものである。本実施形態例の光導波回路デバイス50によれば、入力端Aに入力された信号光は出力端B1〜B16に16分岐され、入力端C1に入力された信号光は出力端B1〜B4に4分岐され、入力端C2に入力された信号光はB5〜B8に4分岐され、入力端C3に入力された信号光はB9〜B12に4分岐され、入力端C4に入力された信号光はB13〜B16に4分岐される構成となる。(実施形態8)
次に、図8
を参照し、光導波回路デバイスのさらに他の実施形態を説明する。図8は、光導波回路デバイスの第八の実施形態を示す概略図である。本実施形態の光導波回路デバイス60は、図7に示した第七の実施形態の変形例であり、入力端Aを有する第一入力光導波回路5と、第一段目のY分岐型光導波回路6と、第二段目の第二Y分岐型光導波回路8と、第三段目の第三Y分岐型光導波回路14と、入力端C1〜C8を有する8つの光導波路7a〜7hが形成された第二入力光導波回路7と、第四段目に8つの光カプラ導波回路9が形成されてなる。なお、出力光導波回路11は、出力端B1〜B16を有する16の光導波路からなる。
本実施形態では、入力端Aに入力された光は16分岐され、入力端C1〜C8に入力された信号光はそれぞれ2分岐される構成となっている。つまり、入力端Aに入力された信号光の分岐数は、入力端C1〜C8から入力された信号光の分岐数の8倍とする事が可能となる。また、図示しないが、第五段目にさらにY分岐型光導波回路を形成させると、入力端Aに入力された信号光は32分岐され、入力端C1〜C8に入力された信号光は4分岐されることになる。(実施形態9)
次に、図9を参照し、光導波回路デバイスのさらに他の実施形態を説明する。図9は、光導波回路デバイス70の第9の実施形態を示す概略図である。本実施形態は、図7に示した第七の実施形態の光導波回路デバイスの変形例である。この光導波回路デバイス70では、光導波回路デバイス70の前段に光アンプ72を設置し、入力端Aに入力される映像信号光を光アンプで増幅する構成となっている。すなわち、本実施形態では、光アンプにより増幅された映像信号光が入力端Aに入力され、入力端C1〜C4に通信信号光が入力される。このように、本実施形態の映像信号光は、図1〜図7に示された実施形態例の場合とは異なり、光アンプで増幅された高強度の信号光となるので、例えば32分岐、64分岐、128分岐等の多分岐にしたとしても、映像信号光は劣化されること無く、十分な強度の信号光として伝送される。一方、入力端C1〜C4に入力される通信信号光は、従来通りの32分岐とすることが可能で、効率よく配線システムを組むことが可能となる。なお、本実施形態では、映像信号光のみ光アンプで増幅させているが、これに限定されるものではなく、必要に応じて通信信号光を光アンプで増幅させてもよい。
なお、図7ないし図9の実施形態において、入力端A、C1〜C8に入力される信号光の種類の設定は、上述に限定されるものではなく、自由に設定可能であることは言うまでもない。また、光カプラ導波回路9の形成場所(何段目か)や、その前後に形成されるY分岐型光導波回路の段数も任意に設定可能であることはいうまでもない。これらの位置や段数は、それぞれの信号光に対する最大限度分岐数にしたがって最適に選択すれば良い。
また、本発明の光導波回路デバイスは、図10および図11に示すように、図1ないし図9に記載された光導波回路デバイスを、1つの基板上に複数形成して構成されてもよい。図10、図11に示した光導波回路デバイスは、図1、図3に示された光導波回路デバイスが、一つの基板上に4つもしくは2つ、並列に形成されたものである。こうすることで、さらなる集積化を図ることが可能となり、モジュール設置場所の低減、価格の低減が可能となる。(実施形態10)
次に、本発明の光導波回路デバイスを用いた線路システムについて説明する。 図12は、本発明の光導波回路デバイスを用いた線路システム80の一実施形態を示した概略構成図である。なお、図12では、一つの光線路のみを記載し、他の線路については省略して示している。
この線路システム80は、局内に、一つの通信信号用OLT82と2つの映像信号用OLT84が、本発明の光導波回路デバイス10に接続され、8分岐された光線路が局外に導出されている。図12では、図3に示した光導波回路デバイス10が一例として配置されている。そして、局外では、各光線路の先の受信端86(加入者宅)近くに配置された架空クロージャーに設置された4分岐の光スプリッタ88に接続され、合計で32分岐の光線路を形成している。つまり、通信信号用OLT82から出力された信号光は32分岐され、映像信号光用OLT84から出力された信号光は16分岐される構成となり、通信信号光、映像信号光共に、許容最大分岐数まで分岐することができるため、効率がよい線路システムを構成することが可能となる。
なお、図示しないが、線路システムの局内に図3に示した光導波回路デバイスの代わりに図4の光導波回路デバイスが配置され、局外に4分岐の光スプリッタが配置されると、16分岐された光線路が局外に導出されるため、通信信号用OLTから出力された信号光は64分岐され、各映像信号光用OLTから出力された信号光は32分岐される構成となる。また、図5の光導波回路デバイスが配置され、局外に4分岐の光スプリッタが配置されると、32分岐された光線路が局外に導出されるため、通信信号用OLTから出力された信号光は128分岐され、各映像信号光用OLTから出力された信号光は64分岐される構成となる。さらに、局内に図5の光導波回路デバイスが配置され、局外に8分岐の光スプリッタが配置されると、通信信号用OLTから出力された信号光は256分岐され、各映像信号光用OLTから出力された信号光は128分岐される構成となる。さらに、局内に図7の光導波回路デバイスが配置され、局外に8分岐の光スプリッタが配置されると、通信信号用OLTから出力された信号光は128分岐され、各映像信号光用OLTから出力された信号光は32分岐される構成となる。
このように、線路システムの局内に配置される光導波回路デバイスを、図1ないし図11記載の構成のものから適宜選択することにより、分岐数を設定することが可能となる。また、線路システムの局外に配置される光スプリッタの分岐数を設定することでも、最終的な分岐数の設定をすることが可能である。つまり、線路システムの分岐数は、局内の光導波回路デバイスの構成と局外の光スプリッタの構成により設定することが可能である。なお、局内に、図7ないし図9の光導波回路デバイスを適宜選択して配置することにより、各信号光の分岐数の設定および信号光強度の制御が可能である線路システムを構築することが出来る。
なお、上述した線路システムの各受信端86となる加入者宅内には、信号光を受信するためのONU(Optical Network Unit)が設置されている。このONUは、通信信号光用と映像信号光用とが設置され、加入者宅内において二つのONUの前段に設置された波長合分波器により、通信信号光と映像信号光に分波されている。
また、図12に示した光スプリッタ88は、一般的に、石英もしくはシリコン等の基板上に石英系材料によりY字型の光分岐導波路を多段に構成した、平面導波路型の光スプリッタが用いられる。そして、この光スプリッタは、回路保護用の上板が取り付けられた後、接続端面を研磨され、光ファイバを配列した光ファイバアレイを接着固定されて使用される。分岐構成については、4分岐構成に限定されず、必要な分岐数に応じて8分岐、16分岐、n分岐にしてもよい。
上述した通り、図12に示す線路システムでは、局内に各信号用OLT82、84と、図1ないし図11に示した光導波回路デバイス10を配置させ、局外に光スプリッタ88を配置させることにより、通信信号光、映像信号光共に、許容最大分岐数まで分岐することができるだけでなく、各信号光の分岐数および信号光の強度を自由に設定することができる。この結果、各加入者宅に効率良く信号光を伝送させることが出来る線路システムを構築することが可能となる。このとき、例えば2つの映像信号用OLTから出力される映像信号光を別のものにする事で、接続される加入者宅ごとに、異なった映像サービスを提供することも可能である。
図1は、本発明の実施形態1の光導波回路デバイスの概略図である。 図2は、本発明の実施形態2の光導波回路デバイスの概略図である。 図3は、本発明の実施形態3の光導波回路デバイスの概略図である。 図4は、本発明の実施形態4の光導波回路デバイスの概略図である。 図5は、本発明の実施形態5の光導波回路デバイスの概略図である。 図6は、本発明の実施形態6の光導波回路デバイスの概略図である。 図7は、本発明の実施形態7の光導波回路デバイスの概略図である。 図8は、本発明の実施形態8の光導波回路デバイスの概略図である。 図9は、本発明の実施形態9の光導波回路デバイスの概略図である。 図10は、実施形態1の光導波回路デバイスが一つの基板に並列に形成された構成を示す概略図である。 図11は、実施形態3の光導波回路デバイスが一つの基板に並列に形成された構成を示す概略図である。 図12は、本発明の光導波回路デバイスを使用した線路システムの一実施形態を示す概略構成図である。 図13は、従来の光導波回路デバイスおよび線路システムを示す概略構成図である。 図14は、通信信号光と映像信号光を伝送させるための従来の光導波回路デバイスおよび線路システムを示す概略構成図である。 光カプラ導波回路の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 光導波回路デバイス3 基板5 第一入力光導波回路6 Y分岐型光導波回路7 第二入力光導波回路9 光カプラ導波回路11 出力光導波回路

Claims (15)

  1. 基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つのY分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記Y分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えた事を特徴とする光導波回路デバイス。
  2. 基板上に、少なくとも1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる少なくとも1つの1×N分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない少なくとも1つ以上の光導波路からなる第二入力光導波回路と、前記1×N分岐型光導波回路の出力導波路と前記第二入力光導波回路から伝搬された各信号光を結合・分岐させる少なくとも1つ以上の光カプラ導波回路と、光カプラ導波回路から伝搬された信号光を出力させる少なくとも前記第一入力光導波回路と第二入力光導波回路の合計の光導波路数よりも多い光導波路からなる出力光導波回路とを備えた事を特徴とする光導波回路デバイス。
  3. 前記光カプラ導波回路と前記出力光導波回路との間に、少なくとも1つ以上のY分岐型光導波回路が備えられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光導波回路デバイス。
  4. 前記光カプラ導波回路と前記出力光導波回路との間に、少なくとも1つ以上の1×N分岐型光導波回路が備えられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光導波回路デバイス。
  5. 基板上に、1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる1つのY分岐型光導波回路と、2つの光導波路を備えた第二入力光導波回路と、前記第一入力光導波回路に入力され前記Y分岐型光導波回路により分岐された各分岐光と、第二入力光導波回路から入力された各信号光をそれぞれ結合・分岐する2つの光カプラ導波回路と、4つの出力導波路を備えた出力光導波回路とを備えた事を特徴とする光導波回路デバイス。
  6. 2つの前記光カプラ導波回路から伝搬された4つの信号光をさらに分岐する4つのY分岐型光導波回路と、4つの該Y分岐型光導波回路から伝搬された信号光を出力させる8つの出力導波路が形成された事を特徴とする請求項5記載の光導波回路デバイス。
  7. 基板上に、1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる1つの1×4分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない4つの光導波路を備えた第二入力光導波回路と、第一入力光導波回路に入力され前記1×4分岐型光導波回路により分岐された各分岐光と、第二入力光導波回路に入力された各信号光をそれぞれ結合・分岐する4つの光カプラ導波回路と、8つの出力導波路を備えた出力光導波回路とを備えた事を特徴とする光導波回路デバイス。
  8. 基板上に、1つの光導波路を備えた第一入力光導波回路と、第一入力光導波回路より伝搬された信号光を分岐させる1つの1×8分岐型光導波回路と、第一入力光導波回路と光学的に直接結合されない8つの光導波路を備えた第二入力光導波回路と、第一入力光導波回路に入力され前記1×8分岐型光導波回路により分岐された各分岐光と、第二入力光導波回路に入力された各信号光をそれぞれ結合・分岐する8つの光カプラ導波回路と、16の出力導波路を備えた出力光導波回路とを備えた事を特徴とする光導波回路デバイス。
  9. 前記光カプラ導波回路は、方向性結合器型光カプラであることを特徴とする請求項1から請求項8記載のいずれか一項に記載の光導波回路デバイス。
  10. 前記方向性結合器型光カプラは、使用波長範囲において、実質的に波長依存性の無いことを特徴とする請求項9に記載の光導波回路デバイス。
  11. 前記光カプラ導波回路は、MMI(Multi- mode interface)型光カプラ導波回路であることを特徴とする請求項1から請求項8記載のいずれか一項に記載の光導波回路デバイス。
  12. 通信信号光もしくは映像信号光のうち一方の信号光が前記第一入力光導波回路に入力され、もう一方の信号光が前記第二入力光導波回路に入力されることを特徴とする請求項1から請求項8記載のいずれか一項に記載の光導波回路デバイス。
  13. 前記通信信号光もしくは映像信号光は、1.31μm帯、1.49μm帯または1.55μm帯を含むことを特徴とする請求項12記載の光導波回路デバイス。
  14. 入力された1つの映像信号光がn数に分岐され、入力された通信信号光が2数に分岐されることを特徴とする請求項1から請求項8記載のいずれか一項に記載の光導波回路デバイス。
  15. 入力された1つの通信信号光がn数に分岐され、入力された映像信号光が2数に分岐されることを特徴とする請求項1から請求項8記載のいずれか一項に記載の光導波回路デバイス。
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