JP2005265283A - 射撃訓練装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクトで、しかも、標的の出現位置や標的の動きを訓練者に予測させない、より実戦的な射撃訓練に対応可能な射撃訓練装置を提供する。
【解決手段】 射撃訓練装置1において、起立した状態で、下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成された標的2と、標的2を起立、転倒させるための起立転倒機構4と、標的2を昇降させるための昇降機構14と、標的2を水平方向に移動させるための水平移動機構25と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、射撃訓練装置に係り、特に、標的を隠顕可能な射撃訓練装置に関する。
標的に向かって拳銃や小銃等から実弾を発射して行われる射撃訓練には、従来から、標的を起立転倒させて隠顕可能とされた起立転倒式の射撃訓練装置(例えば、特許文献1参照)や、標的を垂直に立てた回動軸周りに回動させて隠顕可能とされた回動式の射撃訓練装置(例えば、特許文献2参照)がよく用いられる。これらの、いわゆる据え置き型の射撃訓練装置には、通常、装置下部に標的を起立転倒させ或いは回動させるための機構が備えられている。そして、発射された弾がそのような機構に着弾して機構を損傷、破壊させないように、装置の前方に防弾堤が設けられたり、地面に掘った壕に装置を設置して、起立した標的のみが地上に現れるようにして用いられることが多い。
また、訓練者に対して接近してくる相手や逃走して遠ざかっていく相手に対する射撃訓練のために、標的を隠顕させながら、直線状や曲線状に設けた軌道上を進退(いわゆる床走行)させる射撃訓練装置が提案されている(例えば、特許文献3乃至特許文献5参照)。さらに、前記軌道を天井に設け、吊り下げられた標的を進退(いわゆる天井走行)させる射撃訓練装置も提案されている(例えば、特許文献6参照)。
特開平9−257394号公報(第3図、第7図) 特開平5−196395号公報(第4図) 特開平8−200997号公報 特開平8−233498号公報 特開平11−101597号公報 特開平11−37697号公報
しかしながら、前記据え置き型の回動式の射撃訓練装置では、標的を訓練者に対向した状態から前記回動軸を中心に略90°回動させて訓練者から隠したとしても、訓練者からは、通常、標的の側面が視認されてしまうため完全に隠すことはできない。また、起立転倒式の射撃訓練装置では、例えば、転倒した状態の標的が防弾堤の背後に隠れるようにすることも可能であるが、起立した標的は、防弾堤の特定の場所から現れる。そのため、どちらの場合も、訓練者にとっては標的がどの位置に現れるかの予測がついてしまい、相手がどこから現れ、どのような動きをするかの予測がつきにくい実戦的な訓練を必ずしも有効に行うことができなかった。
また、従来、このような射撃訓練装置では、防弾堤の背後から標的が現れる位置を変えるために、例えば、防弾堤の背後に、同様の射撃訓練装置を複数台設置しておかなければならなかった。
さらに、前記床走行や天井走行等の移動型の射撃訓練装置で、たとえ軌道を曲線状にして標的を左右方向にも移動可能に形成したとしても、軌道の形状を見て標的の動きを予測することは比較的容易である場合が多い。また、このような移動型の射撃訓練装置では、発射された弾が、装置の起立転倒機構や回動機構、軌道等に着弾して、それらを損傷させたり破壊させたりしてしまう。また、比較的長い軌道を複数並べるため、訓練設備が大掛かりなものになり、訓練場としてかなり広いスペースが必要となるという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、コンパクトで、しかも、標的の出現位置や標的の動きを訓練者に予測させない、より実戦的な射撃訓練に対応可能な射撃訓練装置を提供することである。
前述の問題を解決するために、請求項1に記載の射撃訓練装置は、
起立した状態で、下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成された標的と、
前記標的を起立、転倒させるための起立転倒機構と、
前記標的を昇降させるための昇降機構と、
前記標的を水平方向に移動させるための水平移動機構と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、標的を、起立した状態で下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成しているため、昇降機構を作動させて標的を下降させ或いは上昇させることで、訓練者に、標的が遠ざかり或いは接近してくるように認識させることができる。さらに、水平移動機構と連動させることにより、訓練者に、標的が左右に移動しながら接近し或いは遠ざかっていくように認識させることができる。また、起立転倒機構と水平移動機構とを組み合わせることで、訓練者から標的がまったく見えない状態で、標的を移動させ、標的の出現位置を任意に変更することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の射撃訓練装置において、前記標的は、起立した状態で、下側が幅広の三角形状に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、標的として、起立した状態で下側が幅広の三角形状の標的を用いるため、標的の上昇または下降において、訓練者には、標的が三角形状の相似形を保ったまま拡大、縮小するように見え、標的が接近し或いは遠ざかっていくように認識される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の射撃訓練装置において、前記起立転倒機構、昇降機構および水平移動機構を隠すための防弾堤を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、防弾堤により、訓練者から起立転倒機構や昇降機構、水平移動機構が隠れ、起立した状態の標的のみが視認される状態にすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の射撃訓練装置において、前記起立転倒機構、昇降機構および水平移動機構を、単独に作動させまたは連動させて前記標的の動きを制御するための制御装置を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、制御装置に適切なプログラム等を入力することにより、標的の動きを任意に設定することができ、標的の出現位置を任意に変更することができる。
請求項1に記載の発明によれば、標的を、起立した状態で下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成しているため、昇降機構を作動させて標的を下降させ或いは上昇させることで、訓練者に、標的が遠ざかり或いは接近してくるように認識させることができる。さらに、水平移動機構と連動させることにより、訓練者に、標的が左右に移動しながら接近し或いは遠ざかっていくように認識させることができる。また、起立転倒機構と水平移動機構とを組み合わせることで、訓練者から標的がまったく見えない状態で、標的を移動させ、標的の出現位置を任意に変更することができる。
そのため、訓練者が標的の動きや標的の出現位置を予測することがまったく不可能な状態で訓練を行わせることができ、より実戦的で、より効果的な訓練を行うことが可能となる。また、従来の床走行や天井走行の射撃訓練装置のように標的を前後させる必要がないから、訓練場として広いスペースを必要とせず、非常にコンパクトな装置とすることができる。また、標的の出現位置を変えるために、複数の射撃訓練装置を用いる必要がなく、効率よく訓練を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、標的として、起立した状態で下側が幅広の三角形状の標的を用いるため、標的の上昇または下降において、訓練者には、標的が三角形状の相似形を保ったまま拡大、縮小するように見えるため、前記請求項1に係る発明の効果に加えて、訓練者に、標的が接近し或いは遠ざかっていくような感覚をより的確に与えることができ、さらに実戦的で効果的な訓練を行うことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、防弾堤により、訓練者から起立転倒機構や昇降機構、水平移動機構が隠れ、起立した状態の標的のみが視認される状態にすることができるため、前記請求項に記載の発明の効果をさらに効果的なものとすることができる。また、それに加え、射撃訓練装置の起立転倒機構等が被弾して損傷等を受けることを防止することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、制御装置に適切なプログラム等を入力することにより、標的の動きを任意に設定することができ、標的の出現位置を任意に変更することができるため、前記請求項に記載の発明の効果に加え、訓練者が、標的の動きを予測し、標的の出現位置を予測することがまったく不可能な状態で訓練を行わせることが可能となり、さらに実戦的で効果的な訓練を行うことができる。
以下、本発明の射撃訓練装置に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る射撃訓練装置の主要部を示す斜視図であり、図2は、防弾堤を含む本実施形態に係る射撃訓練装置の右側面概略図である。
射撃訓練装置1の最上部には、平板状の標的2が下方のフレーム部材3に固定された状態に設けられている。標的2は、起立した状態では、下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成されており、本実施形態では、下側が幅広の三角形状に形成されている。標的2のフレーム部材3の下端部には、標的2を起立、転倒させるための起立転倒機構4の一部をなす棒状の軸部材5が固定されており、この起立転倒機構4により、軸部材5およびフレーム部材3を介して標的2が起立転倒可能とされている。本実施形態では、標的2は、訓練者から見て手前側(以下、この手前側を装置の前方とする。)に転倒するようになっている(図1および図2の点線参照)。
本実施形態の射撃訓練装置1は、実弾を発射する射撃訓練に用いられることが想定されているため、標的2またはフレーム部材3には、標的2に着弾することにより発生する振動を感知して着弾を検出する図示しないセンサが取り付けられている。また、射撃訓練にレーザ光等を発射する光学式の銃が用いられる場合には、銃から発射される光線を受光する受光センサを標的2に設けておき、受光センサによる受光により着弾を検出することも可能である。
図3は、本実施形態の射撃訓練装置に係る起立転倒機構を示す図である。起立転倒機構4には、前記軸部材5が起立転倒機構4のケーシング6の図示しない軸受にその両端部を回動可能に軸支された状態で水平方向に配設されている。軸部材5の中央部分には、プーリ7が取り付けられている。軸部材5の近傍には、駆動モータ8が配設されており、この駆動モータ8の出力軸9の先端部には、プーリ10が取り付けられている。このプーリ10と前記軸部材5に取り付けられたプーリ7との間には、タイミングベルト11が掛け渡されており、起立転倒機構4は、駆動モータ8を回動駆動させてプーリ7、10およびタイミングベルト11を介して軸部材5を回動させることにより、フレーム部材3に支持された標的2(図1および図2参照)を起立・転倒動作させるようになっている。
起立転倒機構4の下側には、平板状の標的台12が略水平となるように配置されており、起立転倒機構4は、この標的台12の上面に固定されている。標的台12の下方には、平板状の架台13が標的台12に平行に配置されており、標的台12と架台13との間には、標的台12を昇降させることにより標的2を昇降させるための昇降機構14が設けられている。
図4は、本実施形態の射撃訓練装置に係る昇降機構を示す図であり、図1の射撃訓練装置を斜め後方から見た図である。標的台12と架台13と両側面には、交差された支持部材15a、16aおよび支持部材15b、16bがそれぞれ取り付けられている。支持部材15a、15b、16a、16bの前端部は、それぞれ標的台12と架台13に設けられた取付部に回動可能に取付けられており、支持部材15a、15bの後端部および支持部材16a、16bの後端部は、それぞれ棒状の連結部材17および連結部材18で連結されている。連結部材17および連結部材18はそれぞれ、標的台12および架台13の両側面後方に形成されたスリット状の開孔19a、19b(開孔19bは不図示)および開孔20a、20bにそれぞれ挿通されており、各開孔の内部を前後方向に摺動可能とされている。
連結部材18の中央部には、アクチュエータ21のシャフト22が取付部材23を介して連結部材18に直交する向きに取り付けられており、昇降機構14は、アクチュエータ21を作動させてシャフト22を伸縮させ、連結部材18を前後に移動させて、支持部材15a、15b、16a、16bを介して標的台12およびその上方の標的2を架台13に対して昇降動作させるようになっている。
架台13の下方には、平板状の基台24が訓練場の床面に固定されており(図1参照)、この基台24に、架台13を水平方向に移動させることにより上方の標的2を水平方向に移動させるための水平移動機構25が設けられている。すなわち、基台24の上面に設けられた取付部には、棒状のガイドレール26、27が架台13をその側面から貫通する状態で水平方向にそれぞれ平行に固定されている。また、ガイドレール26、27の中間位置には、駆動モータ28が配設されており、駆動モータ28の出力軸29の外周には、ねじ山が形成されている。駆動モータ28は、出力軸29がガイドレール26、27に平行に架台13を貫通するように設けられており、出力軸29のねじ山が架台13の側面の開孔に形成された図示しない雌ねじと嵌合されるようになっている。このように、水平移動機構25は、駆動モータ28を回転駆動させて、架台13およびその上方の標的2を水平方向に移動させるようになっている。
本実施形態では、射撃訓練装置1の前方には、訓練者から標的2や起立転倒機構4、昇降機構14、水平移動機構25を隠すための防弾堤30が設けられている。防弾堤30は、訓練者が発射した弾が起立転倒機構4や昇降機構14、水平移動機構25等に着弾することを防止するためのものでもある。しかし、防弾堤30が金属板のように着弾した弾をはじき返すものであると、はじき返された弾が訓練者に当たる可能性があり、危険であるから、着弾した弾を取り込んではじき返さない土塁や木材等で形成されていれば好ましい。
本実施形態の射撃訓練装置1には、起立転倒機構4や昇降機構14、水平移動機構25を、単独に作動させまたは連動させて、標的2の動きを制御するための図示しない制御装置が設けられている。制御装置としては、CPUやRAM、ROM、入出力インターフェース等がBUSにより接続されて構成されたコンピュータ等を用いることができる。
図5は、本実施形態の射撃訓練装置に係る制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置31は、装置の各機構等の動作を制御する制御部32を備えており、制御部32には、各機構の動作内容やプログラム等を入力するためのキーボードや記録媒体からの読み取り装置等からなる入力部33と、入力されたプログラム等を記憶する記憶部34と、前述した標的2に対する着弾を検出し或いはレーザ光等の光線を受光するセンサ35と、前記起立転倒機構4の駆動モータ8と、昇降機構14のアクチュエータ21と、水平移動機構25の駆動モータ28とが電気的に接続されている。
次に、本実施形態に係る射撃訓練装置の作用について説明する。従来の据え置き型の射撃訓練装置と同様に、本実施形態の射撃訓練装置1を、例えば、地面に掘った壕に設置して、起立した標的2のみが地上に現れるようにして用いることも可能であるが、以下では、前述したように、前方に防弾堤30を設ける場合について説明する。
本実施形態の射撃訓練装置1は、訓練者から見た場合、射撃訓練装置1の防弾堤30により起立転倒機構4等は隠されて見えず、図6に示すように、防弾堤30の上方に起立した標的2のみが視認できる状態になる。射撃訓練では、訓練者は、防弾堤30の上方に現れた起立した標的2を狙って弾や光線(以下、まとめて弾という。)を発射するようにして訓練を行う。図2に示した射撃訓練装置1で言えば、訓練者は図中左側から射撃訓練装置1の標的2に向けて弾を発射する。
起立した状態の標的2に弾が当たると、センサ35が着弾を感知して、制御装置1の制御部32に着弾信号を送る。制御部32は、その着弾信号に応じて起立転倒機構4の駆動モータ8を回動駆動させ、軸部材5やフレーム部材3を回動させて、標的2を前方に転倒させる(図1および図2参照)。訓練者から見た場合、図6に示した状態に起立していた標的2が転倒して、防弾堤30の背後に隠れて見えない状態(図示しない)になる。転倒した状態の標的2を起立させる場合には、制御部32は、起立転倒機構4の駆動モータ8を反対向きに回動駆動させて標的2を起立させ、図6の状態にする。
また、制御部32が昇降機構14のアクチュエータ21を作動させて、標的台12等の上部構造を下降させると、標的2は、図6に示した状態から図7に示す状態に下降し、訓練者からは、標的2が三角形状の相似形を保ったまま縮小したように見える。また、昇降機構14のアクチュエータ21を反対向きに作動させて標的2を上昇させると、標的2は、図7に示した状態から図6に示した状態に上昇し、訓練者からは、標的2が三角形状の相似形を保ったまま拡大したように見える。
さらに、制御部32が水平移動機構25の駆動モータ28を作動させて、架台13およびその上部構造を水平方向に移動させると、標的2は、架台13等の移動にあわせて、図8に示すように、訓練者から見て左右に移動する。
制御装置31の制御部32は、前記各機構を連動させて作動させることも可能である。例えば、昇降機構14と水平移動機構25とを連動させれば、図9に示すように、標的2は、下降させながら左右に移動する。反対に、標的2を上昇させながら左右に振ることもできる。また、起立転倒機構4と水平移動機構25とを連動させて、例えば、標的2が転倒した状態、すなわち、標的2が防弾堤30の背後に隠れて訓練者から見えない状態で水平移動機構25を作動させて標的2を左右方向に移動させ、起立転倒機構4を作動させて標的2を起立させることで、図10(A)および図10(B)に示すように、防弾堤30の上方での標的2の出現位置を変化させることができる。起立転倒機構4、昇降機構14および水平移動機構25の連動のさせ方は、このほかにも種々の組み合わせが可能である。
以上のように、本実施形態の射撃訓練装置1によれば、標的2を、起立した状態で下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成し、特に、下側が幅広の三角形状に形成しているため、昇降機構4を作動させて、標的2を図6に示した状態から図7に示した状態に下降させれば、訓練者には、標的2が三角形状の相似形を保ったまま縮小するように見える。そのため、訓練者に、標的2が遠ざかっていくように認識させることができる。また、反対に、標的2を図7に示した状態から図6に示した状態に上昇させれば、標的2が拡大されたように見え、訓練者に、標的2が接近してくるように認識させることができる。
さらに、図9に示したように、例えば、昇降機構14と水平移動機構25とを連動させれば、標的2を上昇(拡大)させ或いは下降(縮小)させながら左右に移動させることができる。そのため、本実施形態の射撃訓練装置1によれば、訓練者に、標的2が左右に移動しながら接近し或いは遠ざかっていくように認識させることができ、訓練者がより実戦に近い感覚で訓練を行うことが可能となる。
本実施形態の射撃訓練装置1は、従来の床走行や天井走行の射撃訓練装置のように標的を前後させる必要がないから、訓練場として広いスペースを必要とせず、非常にコンパクトな装置で従来と少なくとも同等の効果を得ることができる。
しかも、本実施形態の射撃訓練装置1は、起立転倒機構4、昇降機構14および水平移動機構25を用いて標的2を任意に動かすことができ、制御装置31に適切なプログラム等を入力することにより、訓練の指導者等が標的2の動きを任意に設定することができる。そのため、訓練者が標的2の動きを予測することがまったく不可能な状態で訓練を行わせることができ、より実戦的で、より効果的な訓練を行うことが可能となる。
また、本実施形態の射撃訓練装置1によれば、図10に示したように、起立転倒機構4と水平移動機構25とを組み合わせることにより、訓練者から標的2がまったく見えない状態で標的2を移動させ、標的2の防弾堤30の上方への出現位置を任意に変更することができるから、訓練者が標的の出現位置をまったく予測不可能な状態で訓練できる。そのため、さらに実戦的で有効な訓練を行うことが可能となる。
さらに、標的2の出現位置を変えるために、複数の射撃訓練装置を用いる必要がなく、効率よく訓練を行うことができる。また、防弾堤30により、射撃訓練装置1の起立転倒機構4等が被弾して損傷等を受けることを防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、据え置き型の射撃訓練装置1の場合を示したが、例えば、基台24に車輪等を取り付けて装置自体を移動可能とすることも可能であり、必要に応じて適宜行われる。
本実施形態に係る射撃訓練装置の主要部を示す斜視図である。 防弾堤を含む本実施形態に係る射撃訓練装置の右側面概略図である。 本実施形態の射撃訓練装置に係る起立転倒機構を示す図である。 本実施形態の射撃訓練装置に係る昇降機構を示す図である。 本実施形態の射撃訓練装置に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 訓練者から見た場合の本実施形態の射撃訓練装置を示す図である。 昇降機構を作動させて標的を下降させた状態を示す図である。 水平移動機構を作動させて標的を左右に移動させる状態を示す図である。 昇降機構と水平移動機構とを連動させて標的を移動させる状態を示す図である。 起立転倒機構と水平移動機構とを連動させて標的の出現位置を変化させる状態を示す図である。
符号の説明
1 射撃訓練装置
2 標的
4 起立転倒機構
14 昇降機構
25 水平移動機構
30 防弾堤
31 制御装置

Claims (4)

  1. 起立した状態で、下側が幅広で上方に向かうに従って幅が狭くなるように構成された標的と、
    前記標的を起立、転倒させるための起立転倒機構と、
    前記標的を昇降させるための昇降機構と、
    前記標的を水平方向に移動させるための水平移動機構と、
    を備えることを特徴とする射撃訓練装置。
  2. 前記標的は、起立した状態で、下側が幅広の三角形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の射撃訓練装置。
  3. 前記起立転倒機構、昇降機構および水平移動機構を隠すための防弾堤を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の射撃訓練装置。
  4. 前記起立転倒機構、昇降機構および水平移動機構を、単独に作動させまたは連動させて前記標的の動きを制御するための制御装置を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の射撃訓練装置。
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