JP2005265097A - 比例制御弁 - Google Patents

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Noboru Hida
登 飛田
Takahiro Miwa
高弘 三輪
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Abstract

【課題】弁シール力の調整を簡単容易に行うことができ、ヒステリシスの発生を抑制でき、あわせて、ムービングコイルの傾斜を防止することができる新規な比例制御弁を提供する。
【解決手段】 ムービングコイル30に通電される電圧又は電流を制御することにより弁体部35が弁室63内の弁座64に対して進退して該弁室63を流通する流体の圧力を制御する制御弁において、ムービングコイル30は、その進退方向の弁室63側を第1板バネ40及び反弁室63側を第2板バネ45によってボディ本体11に保持されているとともに、内側磁極15との間に介設された荷重調整用コイルばね50によって第1板バネ40側へ付勢されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、コントローラ等の制御部からの入力信号に比例して流体の制御を行う比例制御弁に関する。
従来、入力信号に比例して流体の圧力制御を行う比例制御弁として、コイル、固定鉄心、コイルに対する励磁作用によって変位するプランジャー、及びプランジャーと一体的に変位する弁体部を備えたプランジャー型制御弁(例えば、特許文献1)と、磁界を発生する永久磁石等の磁石部、該磁石部による磁界に交叉する巻線を有し該巻線の軸方向に進退可能なムービングコイル、及びこのムービングコイルに一体に取り付けられた弁体部を備えたムービングコイル型制御弁が知られている。このうち、ムービングコイル型のものが、プランジャー型に比してヒステリシス(履歴現象)をより小さくできるとされている。
図5に現在市販されているムービングコイル型の比例制御弁70の一例を示す。この制御弁70は、ムービングコイル90に通電される電圧又は電流を制御することにより、該ムービングコイル90の前端に形成された弁体部95が弁室113内の弁座114に対して進退して該弁室113を流通する流体を制御するものである。図において符号71a,71bはボディ本体部、72は磁石部、73は通気孔、75は磁石部72を取り付ける取付ブロック、76は取付ねじ、91はムービングコイル90の巻線部、92は同じくそのボビン、100は板バネ、Bは板バネ100の止めねじ、110はバルブブロック、111は被制御流体の流入部、112は同じく流出部、115は弁座ブロックである。
この従来のムービングコイル型制御弁にあっては、図示したように、ムービングコイル90の弁体部95が板バネ100の付勢力によって弁座114をシールする構造であるために、弁シール力の調整が難しいという問題があった。また、板バネ100はばね定数が大きいために、その圧力特性にヒステリシスが発生することが避けられない。さらに、ムービングコイル90が弁室113側の板バネ100のみによって保持されているので、設置面の傾斜によりムービングコイル90が傾斜し、その弁体部95と弁座114との間に隙間が発生するおそれがあった。
特開2001―21059号公報
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、弁シール力の調整を簡単容易に行うことができ、ヒステリシスの発生を抑制でき、あわせて、ムービングコイルの傾斜を防止することができる新規な比例制御弁を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1の発明は、ボディ本体と、前記ボディ本体に固定され所定方向の磁界を発生する内側磁極と、前記ボディ本体に固定され前記内側磁極とともに所定方向の磁界を発生する外側磁極と、前記内側磁極及び外側磁極による磁界に交叉する巻線部を有し該巻線部の軸方向に進退可能なムービングコイルと、前記ムービングコイルに一体に形成された弁体部とを備え、前記ムービングコイルに通電される電圧又は電流を制御することにより前記弁体部が弁室内の弁座に対して進退して該弁室を流通する流体の圧力を制御する制御弁において、前記ムービングコイルは、その進退方向の弁室側を第1板バネ及び反弁室側を第2板バネによって前記ボディ本体に保持されているとともに、前記内側磁極との間に介設された荷重調整用コイルばねによって前記第1板バネ側へ付勢されていることを特徴とする比例制御弁に係る。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記荷重調整用コイルばねは調節ねじの進退によってその付勢力の調整が可能である比例制御弁に係る。
この発明の比例制御弁によれば、ムービングコイルが、その進退方向の弁室側を第1板バネ及び反弁室側を第2板バネによって前記ボディ本体に保持されているとともに、内側磁極との間に介設された荷重調整用コイルばねによって前記第1板バネ側へ付勢されたものであるため、従来の技術のような一枚の板バネの付勢力によって弁座をシールする制御弁と比較して、弁シール力をコイルばねの荷重により調整ができ、弁室を流通する流体圧力を所望のものに容易に調整することが可能となる。また、荷重調整用コイルばねとしてばね定数が極めて低く設計できるコイルばねを採用することにより、ヒステリシスのない圧力特性を得ることができる。さらに、第2板バネによってムービングコイルがセンタリングされるので、設置面の傾斜による弁体部と弁座との間に隙間の発生を防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、前記荷重調整用コイルばねは調節ねじの進退によってその付勢力の調整を可能としたものであるから、一旦装備されたコイルばねの荷重調整を事後的に、微調整を含めて簡単に行うことができる。
以下添付の図面に従って本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る比例制御弁を示す断面図、図2は図1の2−2線で切断した断面図、図3は図1の3−3線で切断した断面図、図4は実施例の比例制御弁の圧力特性実験の結果を示すグラフである。
図1に示したように、この発明の比例制御弁10は、ボディ本体11と、前記ボディ本体11に固定され所定方向の磁界を発生する内側磁極15と、前記ボディ本体11に固定され前記内側磁極とともに所定方向の磁界を発生する外側磁極20と、前記内側磁極15及び外側磁極20による磁界に交叉する巻線部31を有し該巻線部31の軸方向に進退可能なムービングコイル30と、前記ムービングコイル30に一体に取り付けられた弁体部35とを備え、前記ムービングコイル30に通電される電圧又は電流(ここでは電流)を制御することにより、前記弁体部35が弁室63内の弁座64に対して進退して該弁室63を流通する流体(ここではエア)の圧力を制御するものに係る。そして、前記ムービングコイル30は、その進退方向の弁室側を第1板バネ40によって、及び反弁室側を第2板バネ45によって前記ボディ本体11に保持されているとともに、前記内側磁極15との間に介設された荷重調整用コイルばね50によって前記第1板バネ40側へ付勢されていることを特徴とする。図1において、符号60はバルブブロック、61は被制御流体(エア)の流入部、62は同じく流出部をそれぞれ表す。
ボディ本体11は、この実施例では図示のとおり、図の上部の第一ボディ本体部11aと、外側磁極20を介して図の下部の第二ボディ本体部11bに分割されている。第二ボディ本体11bには、被制御流体が流通するバルブブロック60が連設される。
内側磁極15は、この実施例では、図示のように、リング状の永久磁石に有り、該永久磁石は前記第一ボディ本体部11aに磁性体からなる取付部材16によって固定されている。前記内側磁極15は、図の上下方向に磁界を発生するように配置されている。
外側磁極20は、鉄等の磁性体よりなり、第一ボディ本体部11aと第二ボディ本体11bによって固定されている。この外側磁極20は前記内側磁極15とともに磁界を発生し磁気回路を構成する。
ムービングコイル30は、中空円筒形のボビン32に巻線部31が内側磁極15及び外側磁極20による磁界に交叉するように巻回されたもので、内側磁極15と外側磁極20との間の空間12に配置されて、巻線部31の軸方向に進退可能となるように構成されている。すなわち、磁界を発生する内側磁極15及び外側磁極20によって形成された磁気回路中に、内側磁極15及び外側磁極20の磁界に交差する巻線部31を有するムービングコイル30を配置し、巻線部31に所定の電流が流れると、該電流と直交する磁界との相互作用によってムービングコイル30が巻線部31の軸方向に進退する。ムービングコイル30の移動量は巻線部31に通電される電流又は電圧によって制御される。
弁体部35は、ムービングコイル30に一体に形成されており、該ムービングコイル30の移動とともに弁室63内の弁座64に対して進退して弁室63内を流通する流体の圧力を制御する。実施例では、ムービングコイル30に通電することによってムービングコイル30が後退し、これと一体に弁体部35が弁座64から離間して弁室63を流通する流体の圧力を制御するようになっている。従って、電流又は電圧の大きさを変化させることによって、被制御流体の圧力をその変化に比例して制御することができる。
この発明において、ムービングコイル30は、その進退方向の弁室63側を第1板バネ40及び反弁室63側を第2板バネ45によって前記ボディ本体11に保持されているとともに、前記内側磁極15との間に介設された荷重調整用コイルばね50によって前記第1板バネ40側へ付勢されている。第1板バネ40及び第2板バネ45は、この実施例ではステンレスよりなり、図2及び図3に示すように略円形状で、その円周方向にスリット40S、45Sが形成されている。図の破線符号Bは第1板バネ40及び第2板バネ45の止めねじである。
荷重調整用コイルばね50は、図1に図示したように、ムービングコイル30の進退方向とそのコイル方向が一致するように内側磁極15との間に介設される。実施例では、取付部材16の中央凹部17に配置されてムービングコイル30を第1板バネ40側に付勢している。符号52はばね受け部材である。この荷重調整用コイルばね50は、ばねの線径、巻数、コイル径等を調整することにより適宜のばね定数を選択できる等、その特性を容易に変化させることが可能である。
実施例では、図示し請求項2の発明として規定したように、この荷重調整用コイルばね50は、調節ねじ53の進退によってその付勢力の調整が可能なように構成されている。調節ねじ53は、取付部材16の中芯部18に中央凹部17の内底部から刻設された内ねじ部19と螺合してコイルばね50のコイル方向に進退し、前記ばね受け部材52を介して該コイルばね50を圧縮又は弛緩する。符号54は調節ねじ53のロックナット、55は座金である。
実施例の比例制御弁10にあっては、ムービングコイル30の非通電時には、弁体部35が弁座64をシールした状態にある。このとき、弁体部35は、前記ムービングコイル30の弁室63側に固定された第1板バネ40の付勢力、反弁室63側に固定された第2板バネ45の付勢力及び荷重調整用コイルばね50の付勢力の合力によって弁座64をシールしている。これによって、従来の一枚の板バネの付勢力によって弁座をシールする制御弁と比べて、弁座シール力を容易に調整することができ、特には、荷重調整用コイルばね50の荷重により、弁座シール力の強弱を容易に調整することが可能となる。その結果、ムービングコイル30に通電された時の弁体部35と弁座64との間の開口量の調整が容易となり、弁室63を流通する流体の圧力を所望の圧力に制御することができる。
また、この比例制御弁10にあっては、ムービングコイル30がその進退方向の前後において第1板バネ40及び第2板バネ45によって保持されているので、軸方向に進退可能にセンタリング配置されムービングコイルの傾斜を防止でき、弁体部35と弁座64との間に隙間が形成されることが防止される。
本実施例の比例制御弁10は、ムービングコイル30が、その進退方向の弁室63側を第1板バネ40及び反弁室63側を第2板バネ45によって前記ボディ本体11に保持されているとともに、前記内側磁極15との間に介設された荷重調整用コイルばね50によって前記第1板バネ40側へ付勢されていることにより、ヒステリシスの極めて少ない制御弁とすることができた。このことは、図4に示した実験結果によって確認することができた。
本発明の一実施例に係る比例制御弁を示す断面図である。 図1の2−2線で切断した断面図である。 図1の3−3線で切断した断面図である。 実施例の比例制御弁の圧力特性実験の結果を示すグラフである。 従来の比例制御弁の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 比例制御弁
11 ボディ本体
15 内側磁極
16 取付部材
20 外側磁極
30 ムービングコイル
31 巻線部
35 弁体部
40 第1板バネ
45 第2板バネ
50 荷重調整用コイルばね
53 調節ねじ
60 バルブブロック
63 弁室
64 弁座

Claims (2)

  1. ボディ本体と、前記ボディ本体に固定され所定方向の磁界を発生する内側磁極と、前記ボディ本体に固定され前記内側磁極とともに所定方向の磁界を発生する外側磁極と、前記内側磁極及び外側磁極による磁界に交叉する巻線部を有し該巻線部の軸方向に進退可能なムービングコイルと、前記ムービングコイルに一体に形成された弁体部とを備え、前記ムービングコイルに通電される電圧又は電流を制御することにより前記弁体部が弁室内の弁座に対して進退して該弁室を流通する流体の圧力を制御する制御弁において、
    前記ムービングコイルは、その進退方向の弁室側を第1板バネ及び反弁室側を第2板バネによって前記ボディ本体に保持されているとともに、前記内側磁極との間に介設された荷重調整用コイルばねによって前記第1板バネ側へ付勢されていることを特徴とする比例制御弁。
  2. 前記荷重調整用コイルばねは調節ねじの進退によってその付勢力の調整が可能である請求項1に記載の比例制御弁。
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