JP2005265037A - クリップ - Google Patents

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Tatsuya Kaneko
達也 金子
Toru Sugita
徹 杉田
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Abstract

【課題】 フランジ部が被取付板材側への過大な押圧力により腰折れないしは挫掘する虞を解消して、汎用性及び取扱性をより向上することにある。
【解決手段】 吸盤状のフランジ部4及び脚部6を一体に有し、脚部6を板材41の取付孔41aに押入すると共にフランジ部4を板材41に圧接して、フランジ部4の周縁4aと脚部6の対応箇所8との間に板材41を挟持した態様で板材41に係着される樹脂製のクリップにおいて、フランジ部4は、肉厚を薄くすることにより軸方向に撓み変形可能に形成され、かつ、上面に形成されて略径方向へ延びているリブ5を有して構成である。
【選択図】 図1


Description

本発明は、単一部材構成のクリップに関し、特に、第1板材を第2板材に取り付けたり物品を板材に保持したり取り付ける場合に好適なクリップである。
図6のクリップ38は、特許文献1に開示されているもので、頭部42及び頭部42の下側に設けられたフランジ部49並びにフランジ部49の下側に設けられた脚部50を一体に有している。頭部42は、上下中間を径小にした係合軸部を有し、該係合軸部が取付板材39の保持部63に係合される。フランジ部49は、吸盤状をなし、径方向に形成されたスリット53により軸方向に撓み変形される。脚部50は、フランジ部4との間で被取付板材41を挟持する上下の弾性係止部55,57を有している。上側の係止部55は、下側の係止部56より径小となっている。
以上のクリップ38は、被取付板材41に対し取付孔65に脚部50を押入すると共に、フランジ部49を被取付板材41に圧接して、フランジ部49の周縁51と脚部50の係止部55又は57との間に被取付板材41を挟持した状態で係着される。構造特徴は、被取付板材41の板厚が異なっても同様に使用可能にしたものである。すなわち、同(a)は被取付板材41が薄い場合である。このときには、フランジ部49が軸方向にほとんど撓み変形せず、クリップ39がフランジ部49の周縁51と上側係止部55との間で被取付板材41を上下より挟み込んだ状態で係着される。同(b)は被取付板材41が(a)より厚い場合である。
このときには、フランジ部49がフランジ部49の高さを減じるよう軸方向へ撓み変形された状態で、クリップ39が前記と同様にフランジ部49の周縁51と上側係止部55との間で被取付板材41を上下より挟み込む。同(c)は被取付板材41が(b)より更に厚い場合である。このときには、フランジ部49が軸方向にほとんど撓み変形せず、クリップ39がフランジ部49の周縁51と下側係止部57との間で被取付板材41を上下より挟み込んだ状態で係着される。
特開2002−227809号公報
上記した従来のクリップ38では、厚さの異なる被取付板材41にも適用可能にする上で、被取付板材41の板厚が基準よりも厚い場合、フランジ部49がスリット53を介した撓み変形によりその厚さ分を吸収するようにしているが、次のような問題を有している。すなわち、クリップ構造としては、まず、フランジ部49を径方向のスリット53により軸方向に撓み易くすると、フランジ部49が過大な押圧力を受けたとき、フランジ部49が腰折れないしは挫掘し易くなり、更に断面下向き円弧から上向き円弧に反転する虞もある。また、クリップ搬送等においては、多数のクリップ38を袋詰めするが、クリップ同士がフランジ部49のスリット53を介して絡み合って、フランジ部49が強制変形して不良原因となったり、袋出ししたときに直ちに使用できなくなることもある。そこで、本発明の目的は、以上のような問題を構成簡易に解消して、汎用性及び取扱性をより向上することにある。
上記目的を達成するため本発明は、吸盤状のフランジ部及び脚部を一体に有し、前記脚部を板材の取付孔に押入すると共に前記フランジ部を前記板材に圧接して、前記フランジ部の周縁と前記脚部の対応箇所との間に前記板材を挟持した態様で前記板材に係着される樹脂製のクリップにおいて、前記フランジ部は、肉厚を薄くすることにより軸方向に撓み変形可能に形成され、かつ、上面に形成されて略径方向へ延びているリブを有していることを特徴としている。
以上の本発明の工夫点は、特に、フランジ部の肉厚を薄して撓み変形し易くしたことと、径方向のリブを補強及び挫掘防止用として形成したことにある。すなわち、本発明は、フランジ部に軸方向の撓み変形を付与する構成として、従来のスリット構成に代え、肉厚を相対的に薄くすることで軸方向に変形し易くし、その上で、リブによりフランジ部の剛性を充足し、かつ、軸方向に変形したときの挫掘を生じ難くしたものである。ここで、要部のリブは、幅や高さ寸法を余り大きくするとフランジ部の変形を損なうため筋状に形成するすることが好ましい。また、リブの長さは、任意であり、実施例のごとくフランジ部の中心側より外周囲に達している構成に限られず、例えば、フランジ部の径方向中間部だけに突出したり、フランジ部の中心側より径方向中間位置付近まで突出する構成でもよい。設計上は、リブの長さを適宜設定することで、フランジ部の撓み変形度合い及び剛性を目的の値に充足させることになる。
・請求項1の発明は、従来クリップに比べて、フランジ部が軸方向の撓み変形度合いとして厚さ設定及びリブにより調整されるため、例えば、板材側への取付過程や、図5の使用状態において、フランジ部が過大な下向き荷重を受けたとしても、従来のような腰折れないしは挫掘する虞を解消でき、それにより品質及び信頼性をより向上できる。また、発明クリップは、フランジ部が径方向のスリットを有しないため、従来のごとく搬送過程等においてクリップ同士が絡み合うことがなくなり、使い勝手を向上したり損傷要因も一掃できる。
・請求項2の発明は実施例のクリップ形態を特定したもので、前記脚部は略コ形のスリットで区画された複数の弾性係止片を有し、前記各係止片が前記取付孔に縮径しつつ押入され、貫通と同時に復元して当該取付孔に係合する。前記フランジ部は上中央部に首部を介して設けられた物品取付用頭部を有し、前記リブが前記首部とフランジ部の周縁との間に形成されている構成である。この場合は、成形性等に優れた簡明な物品取付用クリップとして、上記した本発明の利点を具備できる。
・請求項3の発明は、前記リブが、前記フランジ部の上面を略等分するよう設けられた2以上から構成されていることである。この点は、フランジ部が2以上のリブを有していると、撓み変形度合いを所望の大きさに設定し易くしたり、全体が均一に変形されるようにして、設計自由度を拡大できるようにする。
・請求項4の発明は、前記フランジ部の周縁と前記脚部の対応箇所との間隔寸法は、前記フランジ部が軸方向に撓み変形することにより少なくとも2倍以上まで拡大される構成である。これは、図5のごとく板材(被取付板材)が厚さ寸法として2倍程度異なっていても、同じクリップを適用できる点を明らかにしたものである。
本発明の最良な形態を図面の実施例を参照しながら説明する。なお、図1は本発明を適用したクリップを示す外観斜視図である。図2〜図4は前記クリップの細部を示し、図2(a)は上面図、図2(b)は一部破断した正面図、図2(c)は下面図、図3(a)は左側面図、図3(b)は右側面図、図4は図2(a)のA−A線断面拡大図である。図5は要部作動を示す断面図である。以下の説明では、クリップ構造を詳述した後、作動に言及する。
(クリップ構造)実施例のクリップ1は、樹脂成形された単一部材からなり、頭部2及び頭部2の下側に設けられたフランジ部4並びにフランジ部4の下側に設けられた脚部6を一体に有し、線状又は棒状の部材40を被取付板材41に保持したり取り付ける場合に好適なものである。具体的には、脚部6を被取付板材41の取付孔41aに押入すると共に、フランジ部4を被取付板材41に圧接して、フランジ部4の周縁4aと脚部6の弾性係止片8との間に被取付板材41を挟持した態様で被取付板材41に係着されるクリップ構造である。工夫点は、特に、フランジ部4に軸方向の撓み変形を付与するための構成にある。
ここで、頭部2は、断面が略コ形状をなし、上壁部20と下壁部21との間に部材40を着脱可能に保持する。この場合、上壁部20は、先端からコ形内に突設された弾性片22を有し、部材40が弾性片22を上壁部20の内面側に変形しながらコ形内に押し込められる。下壁部21は、フランジ部4の上面中央部に首部3を介在して連結されている。そして、部材40は、通常、クリップ1が被取付板材41に係着された取付状態で、頭部2のコ形内に押し込められて、図2(b)に示されるように弾性片22により抜け止めされる。符号23は上壁部20及び弾性片22に共通に形成した欠如部である。弾性片22は欠如部23により弾性が付与されている。なお、頭部2としては、この実施例以外でもよく、例えば、図6のような構成でも差し支えない。
フランジ部4は、首部3と脚部6との間に位置して傘ないしは吸盤状に設けられており、軸方向へ容易に撓み変形する板厚寸法、つまり肉厚が比較的薄く設定されている。また、フランジ部4の上面には、周縁4aから首部3の間、つまり径方向に筋状リブ5が突設されている。リブ5は、90度間隔に設けられた合計4本で構成されており、フランジ部4の上面を略4等分している。リブ5の幅及び高さ寸法は、フランジ部4の板厚や撓み変形度合い等を考慮して適宜に設計される。通常は、リブ5が余り幅広になったり高くなると、フランジ部4が撓み変形不能になるので、リブ幅及び高さ共に2mm以下にすることが好ましい。
脚部6は、概略筒形からなり、先端が取付孔41aに挿入し易いテーパ6aに形成され、又、周囲に対向している弾性係止片8,8を有している。各係止片8は、脚部6の周囲にあって上下配置の略コ形スリット7で区画形成され、外周面8aが下から上に行くほど外へ張り出している。また、各係止片8は、基端9aを支点として径方向に揺動変位すると共に、自由端が係止用段差9bに形成されている。
(作動)以上のクリップ1は、図5のごとく脚部6を被取付板材41の取付孔41aに押入すると共に、フランジ部4を被取付板材41に圧接して、フランジ部4の周縁4aと脚部6を構成している係止片8の段差9bとの間に被取付板材41を挟持した状態で係着される点、同(a)のごとく板厚寸法t1が比較的小さい場合はフランジ部4が軸方向の撓み変形をほとんど伴わず被取付板材41に圧接する点、同(b)のごとく板厚寸法t2が厚い場合はフランジ部4がその厚くなった分(例えば、t2−t1)だけ軸方向へ撓み変形し被取付板材41に強く圧接する点で、従来と類似している。
以上のクリップ1は、以上の基本作動において、フランジ部4の肉厚を薄して撓み変形し易くしたことと、径方向の筋状リブ5を補強及び挫掘防止用として形成しているため、スリット構成を採用している従来クリップに比べて、例えば、被取付板材41側への取付過程や、図5の使用状態において、フランジ部4が過大な下向き荷重を受けたとしても、従来のような腰折れないしは挫掘する虞を解消でき、しかも従来クリップのようにスリットを有していないためクリップ同士が絡み合うという虞もなくなる。本発明は、そのような作動により品質及び信頼性を向上できるようにしたものである。
なお、以上の実施例は本発明を何ら制約するものではない。本発明のクリップは、請求項1で特定される技術要素を備えておればよく、細部は必要に応じて種々変更可能なものである。
発明実施例のクリップを示す概略斜視図である。 上記クリップを異なる方向から見た図である。 上記クリップを更に異なる方向から見た図である。 上記クリップの断面拡大図である。 上記クリップを板厚寸法t1又はt2のものに用いた使用状態図である。 従来のクリップを示す説明図である。
符号の説明
1…クリップ
2…頭部
3…首部
4…フランジ部
5…リブ
6…脚部
8…係止片
41…被取付板材(41aは取付孔)
t1…肉厚が比較的薄い板厚寸法
t2…肉厚が厚い板厚寸法

Claims (4)

  1. 吸盤状のフランジ部及び脚部を一体に有し、前記脚部を板材の取付孔に押入すると共に前記フランジ部を前記板材に圧接して、前記フランジ部の周縁と前記脚部の対応箇所との間に前記板材を挟持した態様で前記板材に係着される樹脂製のクリップにおいて、
    前記フランジ部は、肉厚を薄くすることにより軸方向に撓み変形可能に形成され、かつ、上面に形成されて略径方向へ延びているリブを有していることを特徴とするクリップ。
  2. 前記脚部は略コ形のスリットで区画された複数の弾性係止片を有し、前記各係止片が前記取付孔に縮径しつつ押入され、貫通と同時に復元して当該取付孔に係合すると共に、前記フランジ部は上中央部に首部を介して設けられた物品取付用頭部を有し、前記リブが前記首部とフランジ部の周縁との間に形成されている請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記リブが、前記フランジ部の上面を略等分するよう設けられた2以上から構成されている請求項1又は2に記載のクリップ。
  4. 前記フランジ部の周縁と前記脚部の対応箇所との間隔寸法は、前記フランジ部が軸方向に撓み変形することにより2倍以上まで拡大される請求項1から3の何れかに記載のクリップ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009299851A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Hellermann Tyton Co Ltd クランプ具
JP2015072021A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 株式会社パイオラックス 取付孔への係止具

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