JP2005264554A - テーパ状のポールとその設置方法 - Google Patents

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Norihiro Okemoto
憲弘 桶本
Kazuo Igarashi
一雄 五十嵐
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Abstract

【課題】 確実に垂直方向の確認ができ、個人差が生じることなく、容易に垂直確認が可能なテーパ状のポールとその設置方法を提供する。
【解決手段】 側面がテーパ状に形成され設置箇所に垂直に固定されるテーパ状のポール4の、長手方向中心軸13に対して直交する任意の水平断面14に対して、直角に交わる垂直断面15であって、水平断面14の中心点を通る長手方向中心軸13で互いに直交する任意の一対の垂直断面15を想定する。ポール4の側面が各垂直断面15と交わる各側面直線17上に、水平断面14の円周と交差する垂直マーク12を各々設ける。垂直マーク12を、垂直断面15とポール4の側面が交わる側面直線17上で、所定間隔離して複数本設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、街灯や道路照明などに使用するテーパ状のポールとその設置方法に関する。
従来、街灯や道路照明などに使用されているポールには、ポール形状が円柱状で直管状のポールと、地面に埋設される基端部側に行くに従い太くなっているテーパ状のポールとがある。ポールを設置する方法は、ポールを立てるためにこのポールの外径よりもわずかに太い内径の穴が開口した基礎を設置箇所の地面に埋設し、基礎の穴にポール下端部を挿入する。この状態で、遊挿されたポールと基礎の隙間にクサビを挟入し、ポールを仮固定し、垂直方向を調整・確認した後、コンクリートを隙間に流し込み、ポールを固定する。
ここで、設置するポールの垂直状態を確認する方法として、トランシットを使用するものが知られている。トランシットを使ったポールの垂直方向の確認方法は、垂直を確認するポールより適宜離れたところから、トランシットを覗き、ポールを見通して確認する。直管状のポールの場合は、トランシットの中に見える十字の線の垂直側に、十字の線の見通し上に見えるポールの側縁部を合わせて確認する。一方、テーパ状のポールでは、トランシットの中に見える十字の線の垂直側とポールの側縁部が一致しないので、垂直方向は、おおよその目安で確認している。
また、直管状のポールの場合、トランシットを使わない方法もある。この方法は、2本の棒体を直角に交わるように十字に緊結した十字棒体を作り、ポール側面上の地面から適宜離れた箇所に棒体の十字面が、ポールと直角を成すように棒体をポールに緊結する。そして、2本の棒の片側端部同士が直角に位置するそれぞれの端部に紐を垂らし、その紐の垂らした先端に重錘を吊す。重錘を吊した紐とポールの間隔について、紐の垂直方向に適宜間隔を空けた上下2カ所の位置で計測し、間隔が一致するようにポールを調整して、2本の紐それぞれについて確認することにより垂直を調整する。
特公平7−21261号公報 特開2001−177935号公報
上記従来のテーパ状のポールとその設置方法において、トランシットを用いる場合、テーパ状のポールの立設状態について、目測によるおおまかな目安により、トランシット内の十字の線の垂直側にポールの側面をほぼ合わせることで、ポールの垂直を確認するため、垂直状態の確認が正確ではなく、確認する作業員の熟練度により個人差が発生するものであった。一方、垂直に紐を吊す方法は測定精度が低く、テーパ状ポールの場合テーパの角度が小さく、利用できないものであった。
この発明は、上記従来の技術に鑑みて成されたもので、個人差が生じることなく、容易かつ確実に垂直確認が可能なテーパ状のポールとその設置方法を提供することを目的とする。
この発明は、側面がテーパ状のポールに形成され設置箇所に垂直に固定されるテーパ状のポールにおいて、前記ポールの長手方向中心軸に対して直交する任意の水平断面に対して直角に交わる垂直断面であって、前記長手方向中心軸で互いに直交する任意の一対の垂直断面上で、前記ポールの側面が交差した仮想の各側面直線上に垂直方向の垂直マークを各々設けたテーパ状のポールである。
さらに、前記垂直マークを、前記垂直断面と前記ポールの側面が交わる前記側面直線上に、所定間隔離して複数本設けたものである。
またこの発明は、側面がテーパ状に形成され設置箇所に垂直に固定されるテーパ状のポールの、長手方向中心軸に対して直交する任意の水平断面に対して直角に交わる垂直断面であって、前記長手方向中心軸で互いに直交する任意の一対の垂直断面上で、前記ポールの側面が交差して形成される仮想の各側面直線上に垂直方向の垂直マークを各々設け、前記各垂直断面上の前記垂直マークを、一対のトランシットによりそれぞれ見通し、各トランシットの中に見える垂直線と前記垂直マークが一致するように前記テーパ状ポールの傾きを調整して固定するテーパ状のポールの設置方法である。
さらに、前記垂直マークを、前記側面直線上に、所定間隔離して複数本設け、前記各トランシットを垂直方向に回動させ、前記ポールの傾きを確認するものである。
この発明のテーパ状のポールとその設置方法によれば、テーパ状のポールを設置するにあたり、垂直方向の垂直マークがあるため、トランシットを用いて、容易に垂直方向の確認ができ、垂直方向の確認における曖昧さが無くなり、個人差がでない。また、容易に垂直方向の確認ができるため、垂直方向の確認における作業員の熟練が不要となり、多数のポールを設置する場合等においても、ポールの設置状態のバラツキを生じない。
以下、この発明のテーパ状のポールとその設置方法の一実施形態について、図1〜図4に基づいて説明する。この実施形態のテーパ状のポールは、図2に示すような、高速道路等の路肩の街灯2などに使用する照明機器6を備えたテーパ状のポール4である。
テーパ状のポール4には、図1に示すように、側面上で適宜な間隔を開けて長手方向に数カ所に亘って垂直マーク12が設けられている。垂直マーク12は、ポール4の長手方向中心軸13に対して直交する任意の仮想の水平断面14の円周と交差するように形成されている。さらに、各々直角に交わる一対の仮想の垂直断面15であって、水平断面14の中心点を通る長手方向中心軸13で互いに直交する任意の一対の垂直断面15と、ポール4の側面とが交わる仮想の各側面直線17上に、垂直マーク12が形成されている。そして、垂直マーク12は、ポール4の水平断面14の中心を通るとともに、互いに直交する一対の中心線16と各側面直線17が交差する交点10を中心に、各側面直線17上で各水平断面14に対して4カ所に形成されている。即ち、垂直マーク12は、交点10を中心にポール4の側面に沿って側面直線17上で適宜の長さにマーキングされている。さらに、垂直マーク12は、ポール4の長手方向に数カ所に亘って、ポール4の各水平断面14の周囲に各々形成されている。
テーパ状のポール4の設置方法は、図3に示すように、先ずポール4の設置箇所に基礎8を埋設する。基礎8には、テーパ状のポール4を立てるために必要十分な深さを持つ挿入穴22が設けられており、挿入穴22は、ポール4を遊挿可能な大きさの開口及び内径を有している。次に、図4に示すように、遊挿したポール4の側周部と挿入穴22の隙間26に、複数のクサビ24を挟入し、クサビ24の挟入具合により、前記ポール4の傾きを調節可能とする。
この後、ポール4を垂直に立てるために、トランシット18を2台用いてポール4の垂直方向の確認を行う。この実施形態に用いるトランシット18は、一般的に構造物等の高角度、水平、距離、高低差等の測定に使われ、三脚を備えたものである。例えば、施工物の水平を測定するには、トランシット18を覗き、トランシット18の中にある十字の線に、見通し上の施工物の水平方向の目安と成る印に合わせて、確認を行うものである。また、トランシット18は、測定をおこなうにあたり、三脚の頭部を水平になるように据え付ける。
2台のトランシット18は、ポール4の直角に位置する2つの垂直マーク12の延長上に、ポール4から適宜離れた位置の地上に据え付ける。垂直方向の確認をする作業者20はそれぞれ2台のトランシット18を同時に覗き、トランシット18の中に見える十字の線の見通し上に、ポール4の同じ高さにある適宜位置の垂直マーク12を確認し、トランシット18の垂直線と垂直マーク12が一致するように、クサビ24の挟入状態を調節する。さらに、各々のトランシット18の中に見える十字の線の見通し上で、各トランシット18を垂直面上で揺動させ、ポール4の複数の垂直マーク12が垂直方向に一致するか否かを確認する。これにより、ポール4を正確に垂直状態に調節することができる。確認後、ポール4の基礎8にあるクサビ24の間からポール4と基礎8の隙間26にコンクリートなどを注入し、ポール4を垂直に固定する。
この実施形態のテーパ状ポールとその設置方法によれば、ポールに垂直マーク12を記載するだけで、トランシット18を用いて簡単に正確にテーパ状ポール4を垂直に設置し固定することができる。また、垂直マーク12の確認は、複数箇所の垂直マーク12により確認することにより、正確に垂直状態を確認することができる。
なお、この発明のテーパ状のポールとその設置方法は上記実施形態に限定されるものではなく、垂直マークのマーキング手段においては塗装、印刷、型押し、シール貼り付け等適宜選択可能なものである。また、テーパ状のポールの素材や用途は、適宜のものを採り得るものである。
この発明の一実施形態のテーパ状のポール設置作業を示す概略斜視図である。 この実施形態のポールの設置状態を示す概略斜視図である。 この実施形態のポールを基礎へ挿入する状態を示す概略斜視図である。 この実施形態のポールと基礎の隙間にクサビを挟入した状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
2 街灯
4 ポール
6 照明機器
8 基礎
10 交点
12 垂直マーク
13 中心軸
14 水平断面
15 垂直断面
17 側面直線
18 トランシット
20 作業者
22 挿入穴
24 クサビ

Claims (4)

  1. 側面がテーパ状のポールに形成され設置箇所に垂直に固定されるテーパ状のポールにおいて、前記ポールの長手方向中心軸に対して直交する任意の水平断面に対して直角に交わる垂直断面であって、前記長手方向中心軸で互いに直交する任意の一対の垂直断面上で、前記ポールの側面が交差した仮想の各側面直線上に垂直方向の垂直マークを各々設けたことを特徴とするテーパ状のポール。
  2. 前記垂直マークを、前記垂直断面と前記ポールの側面が交わる前記側面直線上に、所定間隔離して複数本設けたことを特徴とする請求項1記載のテーパ状のポール。
  3. 側面がテーパ状に形成され設置箇所に垂直に固定されるテーパ状のポールの、長手方向中心軸に対して直交する任意の水平断面に対して直角に交わる垂直断面であって、前記長手方向中心軸で互いに直交する任意の一対の垂直断面上で、前記ポールの側面が交差して形成される仮想の各側面直線上に垂直方向の垂直マークを各々設け、前記各垂直断面上の前記垂直マークを、一対のトランシットによりそれぞれ見通し、各トランシットの中に見える垂直線と前記垂直マークが一致するように前記テーパ状ポールの傾きを調整して固定することを特徴とするテーパ状のポールの設置方法。
  4. 前記垂直マークを、前記側面直線上に、所定間隔離して複数本設け、前記各トランシットを垂直方向に回動させ、前記ポールの傾きを確認することを特徴とする請求項3記載のテーパ状のポールの設置方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10036177B2 (en) 2005-02-07 2018-07-31 RS Technologies, Inc. Method of modular pole construction and modular pole assembly
CN109826487A (zh) * 2018-12-29 2019-05-31 国网山东省电力公司聊城供电公司 一种倾斜电杆快速扶正机及其使用方法

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