JP2005262192A - 酸素濃縮装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作動騒音を低減し、軽量化した酸素濃縮装置を提供する。
【解決手段】 窒素ガス吸着剤(2)を充填した吸着容器(1)を通気管(11)を介して電磁弁(3)に連結し、さらにピストン(5)を内蔵したシリンダー(4)を通気管(12)を介して前記電磁弁(3)に連結した上、躯動モーター(10)の回転運動を前記ピストン(5)の往復運動に変換する。
【選択図】 図1
【解決手段】 窒素ガス吸着剤(2)を充填した吸着容器(1)を通気管(11)を介して電磁弁(3)に連結し、さらにピストン(5)を内蔵したシリンダー(4)を通気管(12)を介して前記電磁弁(3)に連結した上、躯動モーター(10)の回転運動を前記ピストン(5)の往復運動に変換する。
【選択図】 図1
Description
本発明は窒素ガス吸着剤で空気中の窒素ガスを吸着し、さらにこれを脱着除去して酸素を濃縮する技術に関するものである。
酸素を濃縮する方法としては、酸素を通す膜を利用したものや本発明のように窒素ガスを吸着する吸着剤を用いて酸素を濃縮する方法がある。
従来の酸素濃縮法は、窒素ガス吸着剤を充填した容器内にコンプレッサー等の加圧装置で空気を加圧圧送し、空気中の窒素ガスを窒素ガス吸着剤に吸着させた上、真空ポンプ等の減圧装置を用いて窒素ガスを脱着除去して酸素を濃縮していた。
そのため、吸着操作時と脱着操作時において加圧装置及び減圧装置を用いるので騒音が発生する問題点があった。
そして、近年騒音対策として消音装置又は消音設備を具備した酸素濃縮装置が製品化されてきたが、加圧装置及び減圧装置に加えて消音装置をも具備するため酸素濃縮装置が大型化する傾向がある。
特開2002−153558 特開2003−63806
解決しようとする問題点は、吸着操作時及び脱着窒素ガスを排出するときに騒音が発生する点であり、又装置が大きく、さらに重量化する点である。
前目的を達成するため、躯動モーターの回転運動をシリンダー内のピストンの往復運動に変換し、ピストンの往復運動によって吸着容器内で窒素ガスの吸着と脱着を行う。
本発明は、躯動モーターの回転運動をシリンダー内のピストンの往復運動に変換し、ピストンの往復運動によって窒素ガスの吸着と脱着を行うので加圧装置及び減圧装置を具備する必要がないため騒音の発生を低減する利点があり、さらに装置を小型化又は軽量化しやすい利点がある。
躯動モーターの回転運動をピストンの往復運動に変換し、そして電磁弁の開閉操作をプーリーの回転で制御した上、さらに吸気と排気をスイングチャッキ弁を使い分けながら行うことで実施した。
本発明の実施例を図1を参照しながら説明する。
まず、窒素ガス吸着剤(2)を充填した吸着容器(1)を通気管(11)を介して電磁弁(3)(三方弁)に接続する。
そして、ピストン(5)を内蔵したシリンダー(4)を通気管(12)を介して前記電磁弁(3)に接続した上、前記ピストン(5)に連結されたピストン軸(6)を回転ピン(7)を介してプーリー(8)に連結し、さらにベルト(9)を介して躯動モーター(10)に連結した上、前記躯動モーター(10)の回転運動を前記ピストン(5)に伝達できるようにする。
まず、窒素ガス吸着剤(2)を充填した吸着容器(1)を通気管(11)を介して電磁弁(3)(三方弁)に接続する。
そして、ピストン(5)を内蔵したシリンダー(4)を通気管(12)を介して前記電磁弁(3)に接続した上、前記ピストン(5)に連結されたピストン軸(6)を回転ピン(7)を介してプーリー(8)に連結し、さらにベルト(9)を介して躯動モーター(10)に連結した上、前記躯動モーター(10)の回転運動を前記ピストン(5)に伝達できるようにする。
次に、前記電磁弁(3)に通気管(13)を接続した上、T字管(16)で前記通気管(13)を分岐し前記T字管(16)の一方にスイングチャッキ弁(17)を、そして他方にスイングチャッキ弁(18)を接続する。
その上で、前記スイングチャッキ弁(18)にL字管(20)を介してエアクリーナー(21)を接続し、さらに前記エアクリーナー(21)に通気管(14)を介して吸気口(22)を取りつける。
その上で、前記スイングチャッキ弁(18)にL字管(20)を介してエアクリーナー(21)を接続し、さらに前記エアクリーナー(21)に通気管(14)を介して吸気口(22)を取りつける。
そして、前記ピストン軸(6)が一直線状態(前記プーリー(8)の1回転で2度ある)、すなわち前記シリンダー(4)内の吸気量が最多になった状態(便宜上、以後A点とする。図8参照)で前記電磁弁(3)に通電し制御できるようにする。
その上で、前記躯動モーター(10)を作動させ前記プーリー(8)の回転によって前記ピストン軸(6)がA点に到達した時点で前記電磁弁(3)に通電し、前記通気管(13)方向を「閉」の状態に、前記通気管(11)方向を「開」の状態にして前記シリンダー(4)内の空気を前記ピストン(5)で圧縮し前記通気管(12)及び前記電磁弁(3)、そして前記通気管(11)を介して前記吸着容器(1)内に圧送し、当該空気中の窒素ガスを前記窒素ガス吸着剤(2)に吸着させる。
そして残った当該空気中の酸素を前記吸着容器(1)内のスイングチャッキ弁(19)を介して酸素放出管(15)より回収する。
そして残った当該空気中の酸素を前記吸着容器(1)内のスイングチャッキ弁(19)を介して酸素放出管(15)より回収する。
次に、前記ピストン(5)で前記シリンダー(4)内の空気を全部吐出し前記ピストン軸(6)が一直線状態、すなわち前記シリンダー(4)内の空気量が最少になった状態(便宜上、以後B点とする。図9参照)になると同時に前記スイングチャッキ弁(19)を閉じ、前記吸着容器(1)内の前記窒素ガス吸着剤(2)に吸着された窒素ガスを前記ピストン(5)で吸引脱着し前記シリンダー(4)内に貯留する。
そして前記ピストン軸(6)がA点(図8参照)に到達した時、前記電磁弁(3)を遮電し前記通気管(11)方向を「閉」の状態に、さらに前記通気管(13)方向を「開」の状態に制御する。
その上で、前記シリンダー(4)内の脱着窒素ガスを前記ピストン(5)で圧送し前記通気管(12)及び前記電磁弁(3)、そして前記通気管(13)を介して前記スイングチャッキ弁(17)より外部へ排出する。
この時、図4で示すように脱着窒素ガスは前記スイングチャッキ弁(18)が閉じているので前記スイングチャッキ弁(17)を通り矢印方向へ排出される。
この時、図4で示すように脱着窒素ガスは前記スイングチャッキ弁(18)が閉じているので前記スイングチャッキ弁(17)を通り矢印方向へ排出される。
そして前記ピストン(5)で前記シリンダー(4)内の脱着窒素ガスを全部排出し終えると同時、すなわち前記ピストン軸(6)がB点(図9参照)に到達した時に前記電磁弁(3)はそのままの状態で、前記ピストン(5)で外部の空気を前記吸気口(22)及び前記エアクリーナー(21)そして前記スイングチャッキ弁(18)、さらに前記通気管(13)及び前記電磁弁(3)を介して前記シリンダー(4)内に吸引する。
この時も図3で示すように前記スイングチャッキ弁(17)は閉じているので空気は矢印方向に吸引される。
この時も図3で示すように前記スイングチャッキ弁(17)は閉じているので空気は矢印方向に吸引される。
以上のべた操作を繰り返すことによって連続して濃縮酸素を得ることができる。
又、本実施例では図1で示すように前記プーリー(8)を挟んで酸素濃縮装置を2組並列に配置した上、前記電磁弁(3)を一方はノーマルクローズ型に、他方はノーマルオープン型にして制御した。
又、本実施例では図1で示すように前記プーリー(8)を挟んで酸素濃縮装置を2組並列に配置した上、前記電磁弁(3)を一方はノーマルクローズ型に、他方はノーマルオープン型にして制御した。
なお、本実施例で使用した窒素ガス吸着剤(2)は3〜5Åの合成ゼオライトであり、さらに電磁弁(3)はパイロット式3ポート電磁弁のノーマルクローズ型及びノーマルオープン型を使用した。
又、プーリー(8)の回転数は10〜30rpm範囲内で調整した。
その結果、酸素放出管(15)出口における酸素濃度は40〜80%で、最高濃度は90%まで濃縮できた。
そして吸着時及び脱着窒素ガス排出時の騒音を十数デシベル(dB)まで低減できた。
又、プーリー(8)の回転数は10〜30rpm範囲内で調整した。
その結果、酸素放出管(15)出口における酸素濃度は40〜80%で、最高濃度は90%まで濃縮できた。
そして吸着時及び脱着窒素ガス排出時の騒音を十数デシベル(dB)まで低減できた。
騒音があまり発生せず、小型化そして軽量化できるので内燃機関やボイラーの燃焼補助用、そして水処理用、さらに健康器具又は医療用にも利用でき、その用途はあらゆる分野に広く適用できる。
1 吸着容器
2 窒素ガス吸着剤
3 電磁弁
4 シリンダー
5 ピストン
6 ピストン軸
7 回転ピン
8 プーリー
9 ベルト
10 躯動モーター
11〜14 通気管
15 酸素放出管
16 T字管
17〜19 スイングチャッキ弁
20 L字管
21 エアクリーナー
22 吸気口
23 リング状磁石
24 導磁材
25 通気板
26 通気孔
2 窒素ガス吸着剤
3 電磁弁
4 シリンダー
5 ピストン
6 ピストン軸
7 回転ピン
8 プーリー
9 ベルト
10 躯動モーター
11〜14 通気管
15 酸素放出管
16 T字管
17〜19 スイングチャッキ弁
20 L字管
21 エアクリーナー
22 吸気口
23 リング状磁石
24 導磁材
25 通気板
26 通気孔
Claims (4)
- 窒素ガス吸着剤(2)を充填した吸着容器(1)を通気管(11)を介して電磁弁(3)に連結し、さらにピストン(5)を内蔵したシリンダー(4)を通気管(12)を介して前記電磁弁(3)に連結した上、躯動モーター(10)の回転運動を前記ピストン(5)に伝達し前記ピストン(5)を往復運動させる構造の酸素濃縮装置。
- 前記ピストン(5)の往復運動によって前記吸着容器(1)内で窒素ガスの吸着及び脱着を行い、当該脱着窒素ガスを前記電磁弁(3)及び通気管(13)そしてスイングチャッキ弁(17)を介して外部へ排出し、さらに吸気口(22)を介して外部の空気を前記シリンダー(4)内に吸引できる構造の前記請求項1記載の酸素濃縮装置。
- 前記ピストン(5)の往復運動によって前記シリンダー(4)内の空間容積が最少状態又は最多状態で前記電磁弁(3)を制御できる構造の前記請求項2記載の酸素濃縮装置。
- 非導磁材で作られている円筒状の前記吸気口(22)の内壁面上にリング状磁石(23)を数条取り付け、さらに前記吸気口(22)の同心中心部に円柱状の鉄製の導磁材(24)を配置した上、前記導磁材(24)の上端及び下端を非導磁製の通気板(25)で固定した構造の前記吸気口(22)で構成されている前記請求項2記載の酸素濃縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004118397A JP2005262192A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 酸素濃縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004118397A JP2005262192A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 酸素濃縮装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005262192A true JP2005262192A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35087277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004118397A Pending JP2005262192A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 酸素濃縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005262192A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029804A1 (ja) | 2005-09-09 | 2007-03-15 | Showa Denko K.K. | 据え込み加工方法及び据え込み加工装置 |
CN116571079A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-08-11 | 中节能(汕头潮南)环保能源有限公司 | 一种高效去除二噁英的焚烧炉系统及其烟气催化脱除方法 |
-
2004
- 2004-03-18 JP JP2004118397A patent/JP2005262192A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007029804A1 (ja) | 2005-09-09 | 2007-03-15 | Showa Denko K.K. | 据え込み加工方法及び据え込み加工装置 |
CN116571079A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-08-11 | 中节能(汕头潮南)环保能源有限公司 | 一种高效去除二噁英的焚烧炉系统及其烟气催化脱除方法 |
CN116571079B (zh) * | 2023-07-11 | 2023-09-12 | 中节能(汕头潮南)环保能源有限公司 | 一种高效去除二噁英的焚烧炉系统及其烟气催化脱除方法 |
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