JP2005262097A - セラミックハニカムフィルタの製造方法 - Google Patents

セラミックハニカムフィルタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 所望の流路端部を目封止する構造の高気孔率セラミックハニカムフィルタにおいて、本来目封止が必要でない流路端部に目封止材スラリーが漏洩して形成された残留物により流路を狭められることにより、フィルタの圧力損失が上昇することを防ぐセラミックハニカムフィルタの製造方法を提供する。
【解決手段】
多数の流路を有するセラミックハニカム構造体の端面において、一部の流路をマスクで覆い、前記セラミックハニカム構造体のマスクの形成された端面を目封止材スラリーに浸漬し、マスクで覆われていない流路に前記目封止材スラリーを導入し、その後前記スラリーを乾燥させた後、目封止材を焼成して所望の流路端部が目封止されたセラミックハニカムフィルタを得る方法であって、少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことを特徴とするセラミックハニカムフィルタの製造方法である。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば、ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる粒子状物質を浄化するのに好適な、多数の流路のうち、セラミックハニカム構造体の所望の流路端部が目封止されたセラミックハニカムフィルタの製造方法に関する。
図1は、自動車の排気ガス中の粒子状物質を捕集するセラミックハニカムフィルタの一例の模式図を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。一般に、セラミックハニカムフィルタ11は、セラミックハニカム構造体1の隔壁2により仕切られ、一方の端面である流入側端面12からもう一方の流出側端面13まで貫通する流路3を複数有し、隣接する流路が互いに反対側となる端面において目封止部5で目封止された構造を有する。
このような構造のセラミックハニカムフィルタを製造する方法として、特許文献1に記載の発明では、セラミックハニカム成形体の端面に貼り付けたシートの所定流路に対応した位置に孔を空けてハニカム成形体毎に対応したマスクを作成し、マスクを貼りつけた面を封止用スラリーに浸漬し、マスクに明けられた孔から封止用スラリーを流路内に充填する方法が開示されている。
また、特許文献2に記載の発明では、セラミックハニカム構造体の端面における一部の流路端部を閉塞するにあたり、前記流路端部の少なくとも一部を覆うように前記セラミックハニカム構造体の前記端面にフィルムを貼り付け、次いで、閉塞すべき流路端部に位置する前記フィルムを熱により溶融或いは焼却除去して貫通穴を形成し、次いで、前記端面を端面閉塞材を含有するスラリーに浸漬させ、該スラリーを前記貫通穴を通じて流路端部に浸入させ、その後前記スラリーを硬化させると共に、前記フィルムを除去する方法が開示されている。
また、特許文献3に記載の発明では、セラミックハニカム構造体の端面に膜を形成した後に、目封止しない流路に当たる部分の膜に穴を開け、封止材スラリーの溶媒に難溶解性で加熱により燃焼または分解する粉体を含むスラリー(仮封止材スラリー)をこの穴より充填し、乾燥後に前記膜を端面より剥離し、その後目封止する流路の端部に封止材スラリーを充填した後に、焼成を行って、目封止材を焼成すると共に、仮封止材を分解する方法が開示されている。
特開2001−300922号公報 特開2002−28915号公報 特開平9−29019号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載された目封止部形成方法を本発明者らが、やってみると、図2に示すように、流路端部内に導入された目封止材スラリーが、隔壁端面とシート或いはフィルムの貼り付け面を経由して、本来目封止部を形成すべきでない隣接する流路端部に漏洩することがあった。即ち、上記技術では、ハニカム構造のセラミック成形体或いは焼成体(セラミックハニカム構造体)端面にシート或いはフィルム6を貼り付け(図2(a))後、このシート或いはフィルムの所望部位に貫通孔7を開け(図2(b))て、このセラミックハニカム構造体端面12を目封止材スラリー8が配置された容器9内に浸漬(図2(c))し、貫通穴7を通じて目封止材スラリーを流路端部に導入(図2(d))し、目封止材スラリー乾燥後、シート或いはフィルムを除去(図2(e))する。この、シート或いはフィルム6に開けられた貫通孔7からのスラリーの流路端部への導入は、セラミックハニカム構造体のもう一方の端面13から加圧手段10により圧力を加えることによって行われる。このとき、セラミックハニカム構造体では、隔壁厚さが例えば0.1〜0.5mm程度の薄い隔壁端面とシート或いはフィルムを貼り付けねばならず、且つ隔壁が多孔質体であることから、シート或いはフィルムとの貼り付け力が十分確保できないという問題を有していた。このため、セラミックハニカム構造体のもう一方の端面13から加圧手段10により圧力を加えると、流路端部に導入されたスラリ−の圧力が上昇するため、セラミックハニカム構造体端面とシート或いはフィルムとが貼り付けられた接着面に空間が生じ、この空間を経由して、目封止材スラリーが隣接する流路端部に漏洩して残留物51を形成することがあった。また、近年、このセラミックハニカムフィルタ11は、隔壁2に触媒物質を担持し、排気ガス中の粒子状物質を、より低温で燃焼させる技術が適用検討されるようになったことから、この隔壁2にはセラミックハニカムフィルタの圧力損失が上昇しないように、従来以上に高気孔率を有する材料、例えば55〜80%の気孔率を有する材料が採用されるようになっている。このため、このような高気孔率を有する隔壁になると、図3に示すように隔壁端部で欠落部21が生じやすく、この欠落部21を経由して目封止材スラリーが隣接する流路端部に漏洩することもあった。通常、目封止スラリー材は、セラミックス粒子、有機バインダーなどの成形助剤、水を含んでおり、隣接する流路に漏洩した目封止材スラリーは隣接する流路の隔壁に固着して残留物51を形成するようになる。このような目封止材スラリーの目封止すべきでない流路端部への漏洩による残留物51がある状態で、目封止材の焼成を行うと、目封止材自体の焼成反応と共に、隔壁と残留物51の焼成反応が進み、目封止すべきでない流路端部の隔壁表面に残留物51が固着して、図4に模式的に示すような、残留物51により狭められた流路を有するセラミックハニカムフィルタが得られる。このため、セラミックハニカムフィルタの圧力損失が大きくなると言う問題があった。また、排気ガス中の粒子状物質が流路に存在する残留物51に堆積して、流路が閉塞され、セラミックハニカムフィルタの圧力損失が短時間で上昇するという問題につながることがあった。
また、特許文献3の発明に記載された目封止部形成方法では、予め目封止部が必要でない流路端部内を、目封止材スラリーの溶媒に難溶解性である仮封止材スラリーによりマスクした後に開口した貫通孔に直接目封止材スラリーを充填することができるため、目封止部が必要でない流路端部に、目封止材スラリーが漏洩して、上記のような圧力損失上昇の問題につながることはない。しかしながら、仮封止材スラリーの導入の際には、上記特許文献1及び2の技術と同様、セラミックハニカム構造体端面にフィルムを貼りつけた後に目封止しない流路にあたる部分に孔を開けて、仮封止用スラリーを導入するため、逆に、本来目封止部を形成すべき隣接する流路に、仮封止材スラリーが漏洩することになる。従って、目封止部を形成すべき流路への目封止材スラリーの導入が不完全となり、セラミックハニカムフィルタに必要な隔壁と目封止材との接着強度が得られないという問題につながることもあった。また、スラリーの導入作業が2回必要なため、経済的ではないという問題も有している。
本発明の目的は、上述した課題を解消して、流路端面における目封止が確実に行え、低圧力損失特性が得られるセラミックハニカムフィルタの製造方法を提供しようと言うものである。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法は、多数の流路を有するセラミックハニカム構造体の端面において、一部の流路をマスクで覆い、前記セラミックハニカム構造体のマスクの形成された端面を目封止材スラリーに浸漬し、マスクで覆われていない流路に前記目封止材スラリーを導入し、その後前記スラリーを乾燥させた後、目封止材を焼成して所望の流路端部が目封止されたセラミックハニカムフィルタを得る方法であって、少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことを特徴とする。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、且つ前記目封止材の焼成の前に、該マスクで覆われていた少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことが好ましい。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記残留物除去が残留物除去工具を前記マスクで覆われていた流路に挿入して、前記残留物除去工具の少なくとも一部を流路内の残留物に接触させるとともに、隔壁に対して相対運動させることによって行われることが好ましい。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記残留物除去工具が可撓性部材からなることが好ましい。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記残留物除去工具が、捻りワイヤーと、この捻りワイヤーの間に挟持された複数の可撓性フィラメントとを少なくとも具備したことが好ましい。
次に、本発明の作用効果について説明する。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法は、多数の流路を有するセラミックハニカム構造体の端面において、一部の流路をマスクで覆い、前記セラミックハニカム構造体のマスクの形成された端面を目封止材スラリーに浸漬し、マスクで覆われていない流路に前記目封止材スラリーを導入し、その後前記スラリーを乾燥させた後、目封止材を焼成して所望の流路端部が目封止されたセラミックハニカムフィルタを得る方法であって、少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことを特徴とする。すなわち、図2に模式的に示すセラミックハニカムフィルタの製造方法において発生することがあった隣接する流路への目封止材スラリーの漏洩によって形成された本来目封止材が必要でない流路端部に形成された残留物51を、除去することから、残留物51が流路端部に残留してセラミックハニカムフィルタの圧力損失を上昇させたり、本残留物51に粒子状物質が堆積して流路を閉塞し、早期に圧力損失が上昇して、使用できなくなると言った問題点を解消できる。
上記、残留物51を除去する方法としては、残留物は主として流路端部に形成されていることから、例えば図5の模式図に示すように、セラミックハニカムフィルタの両端面(図5(a)に示す除去加工面15より両端側)を除去加工して隔壁2及び目封止部5の端部と共に残留物51を除去して、図5(b)に示す形態のセラミックハニカムフィルタとする方法、セラミックハニカムフィルタの端面から高圧エアーを照射して、流路内の隔壁表面から残留物51を脱離させて除去する方法、図6の模式図に示すように、流路端部に残留物除去工具40を挿入して、流路内の隔壁表面から残留物51を脱離させて除去する方法などがあるが、残留物51を除去できれば、あらゆる方法を採用することができる。また、上記残留物除去は、残留物51が除去できれば、目封止材の焼成を行う前、或いは焼成を行った後のいずれであっても構わない。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記目封止材の焼成の前に、該マスクで覆われていた少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことが好ましい理由を以下に説明する。目封止材の焼成を行うと、目封止材自体の焼成反応が行われ目封止材自体の強度が増すのと共に、隔壁2に付着した目封止材残留物51と隔壁2間の焼成反応による両者間の固着力も増すため、残留物51を隔壁2から、脱離させることが難しい場合もある。このため、残留物除去を目封止材の焼成前に行うことによって、残留物51の流路内の隔壁表面からの脱離、除去を、より容易に行うことができる。
更には、前記残留物除去は、前記マスクを除去した後に行うことが好ましい。即ち、図2(e)に示すように、マスクを除去した後は、目封止材スラリー漏洩によって形成された残留物51が流路端部に露出することから、残留物51を流路端部から除去し易くなるためである。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記残留物除去が残留物除去工具を前記マスクで覆われていた流路に挿入して、前記残留物除去工具の少なくとも一部を流路内の残留物に接触させるとともに、隔壁に対して相対運動させることによって行われることが好ましい理由を以下に説明する。図6に示すように、残留物除去工具40を前記マスクで覆われていた流路に挿入すると、残留物除去工具40と残留物51を直接接触させることが可能となり、且つ残留物51と少なくとも接触した状態で、残留物除去工具を隔壁に対して、例えば流路方向等に相対運動させることにより、流路内の隔壁から残留物51を確実に脱離させ、流路内に遊離した残留物52とすることによって、除去できるからである。流路内遊離した残留物は、流路の開口している端部を重力方向に向ける、或いはエアーブローなどにより容易に流路内から排出、除去させることができる。残留物除去工具としては、流路内に挿入可能で、残留物除去が可能であるものであれば、如何なるものでも良く、例えば、金属製、樹脂製、セラミックス製の丸棒や流路断面形状と相似断面を有する棒や、これらの外周面に溝を形成したものや、可撓性のもの等が上げられる。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記残留物除去工具が可撓性部材からなることが好ましいのは、工具自体が撓むことができるため、例えば四角形断面を有する流路の角隅部へまで残留物除去工具を到達させることが可能となり、当該箇所の残留物と接触して、隔壁と相対運動させることにより、残留物51を確実に除去できるためである。また、残留物除去工具を流路内の残留物に接触させた状態で、隔壁に対して相対運動させる際に、残留物除去工具が隔壁と直接接触することがあり、上記のような丸棒や流路断面に相似断面をもつ棒の場合、隔壁に損傷を与えることもあるが、可撓性部材の場合は、工具自体が撓むことができるため、隔壁への損傷を低減できる効果もある。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法において、前記残留物除去工具40が、捻りワイヤーと、この捻りワイヤーの間に挟持された複数の可撓性フィラメントとを少なくとも具備したことが好ましい理由について、図7の残留物除去工具40を流路端部に挿入した模式図を用いて説明する。捻りワイヤー41と、この捻りワイヤー41の間に挟持された複数の可撓性フィラメント42とを少なくとも具備した残留物除去工具40を、流路方向と捻りワイヤー41の長手方向が概略一致するように、流路内に挿入すると、可撓性フィラメント42の一部が撓んだ状態で流路内の残留物51に接触し、且つ、この可撓性フィラメント42を捻りワイヤー41で挟持した状態で、残留物除去工具40を隔壁に対して相対運動させることにより、可撓性フィラメント42の弾性力により、残留物51を確実に脱離させ、流路内に遊離した残留物52とすることによって除去できるからである。また、捻りワイヤー先端部43により、残留物51により狭くなった流路に残留物除去工具40を挿入させ易く、その後の可撓性フィラメント42による、残留物除去が容易にできるからである。更に、可撓性フィラメントは、可撓性であるため、フィラメント先端を例えば四角形断面を有する流路の角隅部に到達させることが可能となり、当該部分に残留していた残留物51の除去が確実に行われるという利点があり、且つ隔壁への損傷を低減できるという利点もある。
前記残留物除去工具において、捻りワイヤーは金属製、特にステンレス製であると良い。可撓性フィラメントを強固に挟持できるとともに、可撓性フィラメントと流路内の残留物51が接触、相対運動する際に、可撓性フィラメントを保持するに十分な強度を有するからである。また可撓性フィラメントは樹脂製であると良い。可撓性フィラメントと流路内の残留物51が接触、相対運動する際に、可撓性フィラメントが隔壁表面と接触することもあるため、隔壁表面を損傷させる心配が無いからである。具体的にはポリアミド樹脂(ナイロン6−10、ナイロン6−12等)、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などが好ましいが、剛性の異なる他の樹脂からなるフィラメントと混合したものであっても良い。
前記可撓性フィラメントは、残留物51を除去するに際して、適度な剛性を有していれば良く、その断面形状は、特に限定するものではないが、フィラメント断面形状が円形や六角形、五角形、四角形、三角形、等のいずれであっても良い。また、残留物除去工具を流路内に挿入させ易くする観点から、捻りワイヤー先端部43側に挟持した可撓性フィラメントの径を後端側に挟持された可撓性フィラメントの径より小さくしても良い。
また、前記可撓性フィラメントの長さ44は流路断面の最大径より大きいと、図7に示すように、フィラメント先端を流路の角隅部に到達させることが可能となり、当該部分に残留していた残留物51の除去が確実に行われるので好ましい。この可撓性フィラメントの長さ44と流路断面の最大径31の関係について、図8を用いて説明する。図8(a)、(b)、(c)は、それぞれ流路断面形状が四角形、三角形、六角形の場合における、流路断面の最大径31を示す。従って、可撓性フィラメントの長さ44が、流路断面の最大径31より大きければ、流路断面の角部に残留している残留物を確実に除去することが、可能となり、セラミックハニカムフィルタの圧力損失の低減効果が大きくなる。なお、可撓性フィラメントの長さは、捻りワイヤー先端部から後端部に向かって大きくなるようにすると、流路に挿入し易くなることから、好ましいが、ブラシ部全域に亘って、概略同一長さであっても良いし、隣接するフィラメントで長さが不規則であっても良い。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法によれば、目封止部を形成する際に、目封止材スラリーが隣接する流路に漏洩して、本来目封止が必要でない流路端部に残留物が残留することを防ぐことができるため、特に気孔率が55〜80%であるような高気孔率の隔壁を有するセラミックハニカムフィルタで発生し易かった、目封止材スラリーの残留物によるセラミックハニカムフィルタの圧力損失の上昇を防ぐことができる。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法の1例を、図2及び図5を用いて説明する。セラミックス原料粉末を調合して、これを混合、混練し、押出成形によって、ハニカム構造の成形体を得た。得られた成形体に対して、焼成を行い、隔壁により囲まれた多数の流路を有するセラミックハニカム構造体を得た。その後、図2に示すように、セラミックハニカム構造体の端面に樹脂製フィルム6を貼り付け(図2(a))後、このフィルムに対して流路が市松模様になるようレーザ加工等により燃焼させて貫通孔7を開け(図2(b))て、このセラミックハニカム構造体端面12を目封止用スラリー8が配置された容器9内に浸漬(図2(c))し、セラミックハニカム構造体のもう一方の端面13から加圧手段10により圧力を加えることにより、貫通穴7を通じて目封止材スラリーを流路端部に導入(図2(d))する。このとき、一部の流路では、セラミックハニカム構造体端面とフィルムとの接着された接着面に生じた空間、或いは隔壁端面の欠落部を経由して目封止材スラリーが隣接する流路端部に漏洩し、この目封止材スラリーの残留物51により端部を狭められた本来目封止材が必要でない流路が発生し、フィルムを除去後、乾燥させて図2(e)に示す形態のセラミックハニカム構造体を得る。次いで、もう一方の端面に対しても同様に目封止部を形成した後、目封止部5の焼成を行うと共に、目封止部5と隔壁2を一体化せしめて、図5(a)に示すようなセラミックハニカムフィルタを得る。その後、除去加工面15の端面側部分を除去加工して、隔壁2の端部、目封止部5の端部と共に、残留物51を除去することにより、図5(b)に示すような、本来必要とする箇所にのみ目封止部5が形成され、本来必要としない流路端部への目封止材の残留物51がないセラミックハニカムフィルタが得られる。
上記の例では、目封止部の焼成を行った後に、セラミックハニカムフィルタの両端面を除去加工する例を示したが、目封止材の焼成の前に、除去加工を行っても同様の効果が得られる。また、上記の例では焼成済みのセラミックハニカム構造体に対して、目封止を行う例を示したが、焼成前のセラミックハニカム構造体に対して、目封止を行っても同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法の別の1例を、図2及び図6を用いて説明する。セラミックス原料粉末を調合して、これを混合、混練し、押出成形によって、ハニカム構造の成形体を得た。得られた成形体に対して、焼成を行い、隔壁により囲まれた多数の流路を有するセラミックハニカム構造体を得た。その後、図2に示すように、セラミックハニカム構造体の端面に樹脂製フィルム6を貼り付け(図2(a))後、このフィルムに対して流路が市松模様になるようレーザ加工等により燃焼させて貫通孔7を開け(図2(b))て、このセラミックハニカム構造体端面12を目封止用スラリー8が配置された容器9内に浸漬(図2(c))し、セラミックハニカム構造体のもう一方の端面13から加圧手段10により圧力を加えることにより、貫通穴7を通じて目封止材スラリーを流路端部に導入(図2(d))する。このとき、一部の流路では、セラミックハニカム構造体端面とフィルムとの接着された接着面に形成された空間、或いは隔壁端面の欠落部を経由して目封止材スラリーが隣接する流路端部に漏洩し、この目封止材スラリーの残留物51により端部を狭められた本来目封止材が必要でない流路が発生し、フィルムを除去後、乾燥させて図2(e)に示す形態のセラミックハニカム構造体を得る。この狭められた流路に対して、図6に示すように、残留物除去工具40を挿入して、残留物除去工具40と残留物51を接触させた状態で、残留物除去工具40を隔壁に対して流路方向に運動させると共に、回転させて、残留物51を隔壁から脱離させる。脱離した残留物52は、流路内に遊離状態で残留する場合があるので、流路の開口している端部を重力方向に向けたり、エアーブローなどにより排出させる。引き続き、もう一方の端面に対しても同様に目封止部を形成し、残留物を除去した後、目封止部5の焼成を行うと共に、目封止部5と隔壁2を一体化せしめて、セラミックハニカムフィルタを得る。このような製造方法を採用することにより、図1に示すような、本来必要とする箇所にのみ目封止部51が形成され、本来必要としない流路端部への目封止材の残留物がないセラミックハニカムフィルタが得られる。
上記図6を用いた例では、流路に残留物除去工具を1本挿入する例を説明したが、同時に複数の残留物除去工具を挿入して残留物51を除去することも可能である。また、上記例では目封止材の焼成前に残留物除去を行う例を用いて説明したが、目封止材の焼成後に行っても同様の効果が得られるし、目封止材の焼成前及び焼成後の両段階で残留物を除去しても同様の効果を得ることができる。
また、上記図6を用いた例では、焼成済みのセラミックハニカム構造体に目封止部を形成する例を説明したが、焼成前のセラミックハニカム構造体に対して、目封止を行っても同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
カオリン、タルク、シリカ、水酸化アルミ、アルミナなどのコージェライト化原料粉末を、質量比で、SiO2 :47〜53%、Al23:32〜38%、になるよう調合してコージェライト生成原料粉末を得た後に、メチルセルロースとヒドロキシプロピルメチルセルロース等の成形バインダー及びグラファイト及び有機発泡剤からなる造孔剤を添加し、規定量の水を注入して充分な混合、混練を行い、可塑化可能な坏土を作製した。 次に、公知の構造の押出成形用金型を用いて、押出成形、乾燥後、1400℃で焼成を行って、外径267mm、長さ314mm、隔壁のピッチ1.55mm、隔壁の厚さ0.32mm、流路の断面形状が略四角形であって、隔壁の気孔率が63%のコージェライト質セラミックハニカム構造体を作製した。
その後、図2に示すように、セラミックハニカム構造体の端面に樹脂製フィルム6を貼り付け(図2(a))後、このフィルムに対して流路が市松模様になるようレーザ加工で溶融させて貫通孔7を開け(図2(b))て、このセラミックハニカム構造体端面12をコージェライト質の目封止材スラリー8が配置された容器9内に浸漬(図2(c))し、目封止部長さ約15mmが得られるように、セラミックハニカム構造体のもう一方の端面13から加圧手段10により圧力を加えることにより、貫通穴7を通じて目封止材スラリーを流路端部に導入(図2(d))した。このとき、一部の流路では、セラミックハニカム構造体端面とフィルムとの接着された接着面に生じた空間、或いは隔壁端面の欠落部を経由して目封止材スラリーが隣接する流路端部に漏洩し、残留物51により端部を狭められた本来目封止材が必要でない流路が発生し、フィルムを除去後、乾燥させて図2(e)に示す形態のセラミックハニカム構造体を得た。
次いで、もう一方の端面に対しても同様に目封止部を形成した後、目封止部5の焼成を1400℃で行うと共に、目封止部5と隔壁2を一体化せしめて、図5(a)に示すようなセラミックハニカムフィルタを得た。その後、平面研削盤による研削加工により両端面から各々5mmの部分に存在する隔壁2の端部、目封止部5の端部を除去すると共に、主として流路端部に存在していた残留物51を除去することにより、図5(b)に示すような、本来必要とする流路端部にのみ目封止部5が形成され、本来必要としない流路端部への目封止材の残留物51がない、長さ304mm、目封止部長さ約10mmの実施例1のセラミックハニカムフィルタを得た。
(実施例2)
実施例1と同様の方法により、外径267mm、長さ304mm、隔壁のピッチ1.55mm、隔壁の厚さ0.32mm、流路の断面形状が略四角形であって、隔壁の気孔率が63%のコージェライト質セラミックハニカム構造体を作製した後、長さ約10mmの目封止部を形成して、残留物51により端部を狭められた流路を有する形態とした上で、目封止材の焼成を1400℃で行って、図5(a)に形態のコージェライト質セラミックハニカムフィルタを作製した。その後、このセラミックハニカムフィルタの両端面の残留物51が残留した流路端部に向かって1MPaの高圧空気を噴出させて残留物51を除去して、実施例2のセラミックハニカムフィルタを得た。
(実施例3)
実施例1と同様に、カオリン、タルク、シリカ、水酸化アルミ、アルミナなどのコージェライト化原料粉末を、質量比で、SiO2 :47〜53%、Al23:32〜38%、になるよう調合してコージェライト生成原料粉末を得た後に、メチルセルロースとヒドロキシプロピルメチルセルロース等の成形バインダー及びグラファイト及び有機発泡剤からなる造孔剤を添加し、規定量の水を注入して充分な混合、混練を行い、可塑化可能な坏土を作製した。 次に、公知の構造の押出成形用金型を用いて、押出成形、乾燥後、1400℃で焼成を行って、外径267mm、長さ304mm、隔壁のピッチ1.55mm、隔壁の厚さ0.32mm、流路の断面形状が略四角形であって、隔壁の気孔率が63%のコージェライト質セラミックハニカム構造体を作製した。
その後、図2に示すように、セラミックハニカム構造体の端面に樹脂製フィルム6を貼り付け(図2(a))後、このフィルムに対して流路が市松模様になるようレーザ加工で溶融させて貫通孔7を開け(図2(b))て、このセラミックハニカム構造体端面12をコージェライト質の目封止材スラリー8が配置された容器9内に浸漬(図2(c))し、目封止部長さ約10mmが得られるようにセラミックハニカム構造体のもう一方の端面13から加圧手段10により圧力を加えることにより、貫通穴7を通じて目封止材スラリーを流路端部に導入(図2(d))した。このとき、一部の流路では、セラミックハニカム構造体端面とフィルムとの接着された接着面に生じた空間、或いは隔壁端面の欠落部を経由して目封止材スラリーが隣接する流路端部に漏洩し、残留物51により端部を狭められた本来目封止材が必要でない流路が発生し、フィルムを除去後、乾燥させて図2(e)に示す形態のセラミックハニカム構造体を得た。
その後、残留物51が残留した流路に対して、直径1.0mmのドリルを挿入し、隔壁に対して流路方向に運動させると共に、回転させて、残留物51を脱離、除去した後、もう一方の端面に対して同様に目封止部を形成させた後、ドリルにより残留物を脱離、除去した上で、目封止材の焼成を1400℃で行って実施例3のセラミックハニカムフィルタを得た。
(実施例4)
実施例3と同様の方法により、外径267mm、長さ304mm、隔壁のピッチ1.55mm、隔壁の厚さ0.32mm、流路の断面形状が略四角形であって、隔壁の気孔率が63%のコージェライト質セラミックハニカム構造体を作製した後、長さ約10mmの目封止部を形成して、残留物51により端部を狭められた流路を有する形態とした。この狭められた流路に対して、図7に示すような、捻りワイヤー41の間に挟持された複数のナイロン製可撓性フィラメント42(フィラメント径0.05〜0.06mm、フィラメント長さ2.5〜2.7mm)からなる、残留物除去工具を挿入し、隔壁に対して流路方向に運動させると共に、捻りワイヤーを略回転中心として回転させて、可撓性フィラメントで残留物51を除去した。その後、残留物除去工具を挿入した端面側からエアーブローを行い流路内の遊離残留物を排出した。更に、もう一方の端面にも目封止部を形成するとともに、残留物51の除去を行った上で、1400℃で焼成を行うことにより目封止部5の焼成を行うと共に、目封止部5と隔壁2を一体化せしめて、実施例4のセラミックハニカムフィルタを得た。
(実施例5及び6)
実施例4において、残留物除去工具40の可撓性フィラメント42の材質をポリブチレンテレフタレート樹脂製及びポリエチレンテレフタレート樹脂製とした以外は、実施例4と同様にして、実施例5及び6のセラミックハニカムフィルタを得た。
(実施例7)
実施例2において、流路端部の残留物の除去を焼成前に行い、高圧空気の圧力を0.3MPaとした以外は、実施例2と同様にして、実施例7のセラミックハニカムフィルタを得た。
(比較例1)
実施例1と同様の方法により、外径267mm、長さ304mm、隔壁のピッチ1.55mm、隔壁の厚さ0.32mm、流路の断面形状が略四角形であって、隔壁の気孔率が63%のコージェライト質セラミックハニカム構造体を作製した後、長さ約10mmの目封止部を形成して、残留物51により端部を狭められた流路を有する形態とした上で、目封止材の焼成を行って、図5(a)に示す形態を有する所望の流路端部が目封止されていると共に、目封止が必要でない流路端部に残留物51が残留した状態の比較例1のセラミックハニカムフィルタを作製した。
得られた実施例1〜7及び比較例1のセラミックハニカムフィルタに対して、圧力損失及び粒子状物質の捕集率の測定を行って、フィルタ性能の評価を行った。圧力損失は、圧力損失テストスタンドにて、空気流量15Nm/minの時のセラミックハニカムフィルタ入口側と出口側の差圧を圧力損失として評価を行った。捕集率は、セラミックハニカムフィルタに対して、微粒子発生器により空気流量10Nm3 /minで、粒径0.042μmのカーボン粉を3g/hで2時間投入した際の、セラミックハニカムフィルタが捕集したカーボン粉の重量と投入したカーボン粉の重量から、捕集率を算出した。
圧力損失と捕集率の測定結果を表1に示す。圧力損失の測定結果は実施例1のセラミックハニカムフィルタの測定結果を1として、相対値で示した。
Figure 2005262097
実施例1及び2のセラミックハニカムフィルタは、目封止材の焼成後に流路端部の残留物を除去していることから、本来目封止が必要でない流路端部に残留物が残留している比較例1のセラミックハニカムフィルタに比べ、圧力損失が小さくなっており、捕集率も実用上問題ない95%以上が得られた。実施例3〜7のセラミックハニカムフィルタは、目封止材の焼成前に流路端部の残留物を除去していることから、比較例1のセラミックハニカムフィルタに比べ、圧力損失が小さくなっており、捕集率も実用上問題ない95%以上が得られた。このうち、実施例4〜6のセラミックハニカムフィルタは、捻りワイヤーの間に挟持された複数の可撓性フィラメントからなる残留物除去工具を挿入して残留物51の除去を行っていることから、実施例3のセラミックハニカムフィルタが直径1mmのドリル形状の残留物除去工具を挿入して残留物51の除去を行っているのに対し、流路の角隅部の残留物まで確実に除去できたため、実施例3のセラミックハニカムフィルタより圧力損失が低くなった。実施例7のセラミックハニカムフィルタは、目封止材の焼成前に。高圧空気により残留物51の除去を行っていることから、圧力損失は最も低かったが、本来目封止部が必要な目封止部5のうちの一部が除去されてしまったため、捕集率も最も低かった。
セラミックハニカムフィルタの一例の模式図を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。 セラミックハニカムフィルタの製造方法の一例の模式図を示すものである。 セラミックハニカムフィルタの隔壁端部で発生する欠落部を示す模式図である。 従来のセラミックハニカムフィルタの製造方法により製造されたセラミックハニカムフィルタの一例を示す模式図である。 本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法の一例を示す模式断面図である。 本発明のセラミックハニカムフィルタの製造方法の一例を示す模式断面図である。 本発明に係わる残留物除去工具を流路端部に挿入した一例を示す模式断面図である。 セラミックハニカムフィルタの流路断面形状の一例を示す図である。
符号の説明
1:セラミックハニカム構造体
2:隔壁
21:隔壁端部の欠落部
3:流路
31:流路断面の最大径
4:外周壁
5:目封止部
51:隣接する流路端部に目封止材スラリーが漏洩して形成された残留物
52:流路内に遊離した残留物
6:シート或いはフィルム
7:貫通孔
8:目封止材スラリー
9:容器
10:加圧手段
11:セラミックハニカムフィルタ
12:排気ガス流入側端面
13:排気ガス流出側端面
15:除去加工面
40:残留物除去工具
41:捻りワイヤー
42:可撓性フィラメント
43:捻りワイヤー先端
44:可撓性フィラメントの長さ

Claims (5)

  1. 多数の流路を有するセラミックハニカム構造体の端面において、一部の流路をマスクで覆い、前記セラミックハニカム構造体のマスクの形成された端面を目封止材スラリーに浸漬し、マスクで覆われていない流路に前記目封止材スラリーを導入し、その後前記スラリーを乾燥させた後、目封止材を焼成して所望の流路端部が目封止されたセラミックハニカムフィルタを得る方法であって、少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことを特徴とするセラミックハニカムフィルタの製造方法。
  2. 前記目封止材の焼成の前に、該マスクで覆われていた少なくとも一つの流路内の残留物除去を行うことを特徴とする請求項1記載のセラミックハニカムフィルタの製造方法。
  3. 前記残留物除去が残留物除去工具を前記マスクで覆われていた流路に挿入して、前記残留物除去工具の少なくとも一部を流路内の残留物に接触させるとともに、隔壁に対して相対運動させることによって行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のセラミックハニカムフィルタの製造方法。
  4. 前記残留物除去工具が可撓性部材からなることを特徴とする請求項3に記載のセラミックハニカムフィルタの製造方法。
  5. 前記残留物除去工具が、捻りワイヤーと、この捻りワイヤーの間に挟持された複数の可撓性フィラメントを少なくとも具備したことを特徴とする請求項4に記載のセラミックハニカムフィルタの製造方法。
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