JP2005261937A - 書画等を用いた装飾体及び書画等を用いた装飾体の製作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一品毎に異なる形状、模様等を有する、書画等を用いた装飾体及びその製作方法を提供する。
【解決手段】書画等を用いた装飾体は、書画等11の周縁部に紙漉きにより装飾紙12が連続して形成された装飾体とし、また、書画等を用いた装飾体の製作方法は、漉き枠内に濾過部材、濾過シート材、書画等11が載置される準備工程と、漉き枠の上に漉き用液を供給し、漉き枠を前後左右に傾斜させて漉き用液を通過させ、装飾紙12を書画等11の周縁部に連続させて漉く装飾紙形成工程と、濾過部材、濾過シート材、書画等11及び装飾紙12を積層状態のまま漉き枠から取り出して押圧用紙を重ね、濾過シート材と押圧用紙とで挟まれた書画等11及び装飾紙12を平滑面に張着して乾燥させる乾燥工程との各工程を含む装飾体の製作方法とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、書、絵図、色紙、廃止紙幣、古紙幣、使用済み切手、使用済み印紙等の紙製物品や布帛等(以下「書画等」という)を用いた装飾体、及び書画等を用いた装飾体の製作方法に関する。
書画等はそれ自体が価値を有するが、装飾体に仕立てることによって、付加価値を生み出すことができる。例えば、廃止紙幣、古紙幣、使用済み切手、使用済み印紙等はそれ自体としても美的価値があり、更にこれらを用いた装飾体は、装飾や開運のお守りとして扱われるだけでなく、我が国の貴重な文化遺産を後世に残すという重要な役割を担っているのである。以下の説明では、書画等を用いた装飾体を単に「装飾体」と記載した場合であっても「書画等を用いた装飾体」を意味する。
装飾体の製作方法は様々なものがある。例えば書画等を用いて掛軸を製作する表装にも様々なものがあり、職人の伝統技術によって製作された掛軸は、高い気品と風格を有する。しかし、伝統技術による製作方法は、職人が一品一品手作業で製作するため完成までに長期間を要し、完成した掛軸は非常に高価なものとなる。そこで、アマチュア作家の作品展示会や、書画等をインテリアとして気軽に楽しむことなどを目的とする場合には、簡易に製作される装飾体が用いられている。
従来より、簡易に装飾体を製作する第1の製作方法として、本紙の部分が白抜きになっており、その他の部分は完成している既製の表装具を用い、白抜き部分に書画等を貼着して掛軸等の装飾体を完成させる製作方法が知られている。この製作方法では、大量かつ容易に装飾体を製作することができる。
また、第2の製作方法として、掛軸の天部、地部、右柱、左柱を熱可溶性布とし、それぞれの端部及び書画等の端部とを熱と圧力によって接合する工程と、さらに接合された天部、地部、右柱、左柱及び書画等を裏打ち材に熱と圧力によって密着させる工程とによって掛軸等の装飾体を製作する製作方法も知られている(例えば特許文献1参照。)。この製作方法では、簡易に装飾体を製作することができ、また、天部や地部などを更に細かい布片で構成したり、布片の色を変えることで、模様を形成することもできる。
特開平2002−204739号
しかし、前記第1の製作方法で製作された装飾体は、表装具の形状や模様を変化させることができないため、同じ形状や模様の装飾体となる点に問題がある。従って、作品展示会などで多くの作品を展示すると、特徴のない装飾体ばかりとなり、個々の作品を引き立たたせることは困難である。また、書画等をインテリアとして楽しむ場合においても、既製の表装具を用いた装飾体は独創性が低く感じられ、インテリアとして使用した者の満足感が得られにくい。
また、前記第2の製作方法では、天部や地部を細かい布片で構成すると、熱溶着させる部分が増加して手数が掛かるものとなる。一方、布片の形状を大きく単純なものすると、模様が直線的で単純なものとなる。従って、前記第2の方法では、一品毎に形状や模様が異なる装飾体を簡易に製作することできない点に問題がある。
さらにまた、前記第2の製作方法では、熱溶着した部分に段差や溝ができ、溶着される端部は布片が重なるため表面に凹凸部分が生じる。溶着部分が増加すると凹凸部分も増加する。従って、書画等と装飾紙との間に段差や隙間のない装飾体を製作することが困難である点にも問題がある。
本発明は、前記各問題点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、一品毎に異なる形状や模様を有し、書画等と装飾紙との間に段差や隙間のない装飾体を提供することにある。
また、第2の目的は、一品毎に異なる形状や模様を有する装飾体を簡易に製作する製作方法を提供することにある。
また、第3の目的は、書画等と装飾紙との間に段差や隙間のない装飾体を簡易に製作する製作方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、書画等を用いた装飾体において、書画等(11)の周縁部に紙漉きにより装飾紙(12)が連続して形成される。
また、請求項2に記載の発明では、書画等を用いた装飾体の製作方法であって、
可撓性と濾過機能を具備して湿りが与えられた状態の濾過部材(22)が漉き枠(21)内に載置され、絵絹(紗)に代表される生地又はこれと同等程度の柔軟性及び通水性を具備して湿りが与えられた状態の濾過シート材(23)が前記濾過部材(22)の上に載置され、湿りが与えられた状態の書画等(11)が前記濾過シート材(23)の上に裏面を上にして載置された状態とする準備工程と、
準備工程終了後、漉き枠(21)の上に漉き用液を供給し、漉き枠(21)を前後左右に傾斜させて漉き用液を通過させ、装飾紙(12)を書画等(11)の周縁部に連続させて漉く装飾紙形成工程と、
装飾紙形成工程終了後、漉き枠(21)の水切りと乾燥を行い、完全に乾燥状態となる前に、濾過部材(22)、濾過シート材(23)、書画等(11)及び装飾紙(12)を積層状態のまま漉き枠(21)から取り出し、書画等(11)及び装飾紙(12)の上に押圧用紙を重ね、次に、積層状態にあった濾過部材(22)を外して、濾過シート材(23)と押圧用紙とで挟まれた書画等(11)及び装飾紙(12)を積層状態で平滑面に張着して乾燥させ、さらに、乾燥させた書画等(11)及び装飾紙(12)から、積層状態にあった濾過シート材(23)と押圧用紙とを除去する乾燥工程と、
の各工程を含むことを特徴とする書画等を用いた装飾体の製作方法とした。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、装飾紙形成工程において、着色された1色または色の異なる複数の漉き用液が漉き枠(21)の上に供給されることとした。
従って、請求項1に記載の発明では、装飾体は紙漉きにより形成された装飾紙(12)を有する。
また、請求項2に記載の発明では、準備工程において、装飾紙(12)を漉く準備が行われる。濾過部材(22)が漉き枠(21)内に載置され、濾過シート材(23)と書画等(11)が前記濾過部材(22)の上に順次載置される。
装飾紙形成工程において、装飾紙(12)が形成される。漉き用液が漉き枠(21)の上に供給されて、漉き用液が漉き枠(21)を通過することにより、書画等(11)の周縁部に突出している紙繊維等と、漉き用液に含まれている紙繊維とが絡み合って連結され(絡合)、書画等(11)の周縁部に連続して装飾紙(12)が漉かれる。
乾燥工程において、書画等(11)及び装飾紙(12)の乾燥が行なわれる。濾過部材(22)、濾過シート材(23)、書画等(11)及び装飾紙(12)が漉き枠(21)から取り出され、押圧用紙が重ねられる。次に、濾過シート材(23)と押圧用紙で挟まれた書画等(11)及び装飾紙(12)が平滑面に張付される。さらに、書画等(11)及び装飾紙(12)を挟んでいた濾過シート材(23)と押圧用紙とが除去される。
また、請求項3に記載の発明では、装飾紙形成工程において、着色された1色または色の異なる複数の漉き用液が漉き枠(21)の上に供給される。
請求項1に記載の発明によれば、装飾体の装飾紙(12)は紙漉きにより形成されているため、装飾紙(12)の形状、大きさ、風合いなどが少しづつ異なっている。従って、一品毎に異なる形状や模様を有する装飾体となる。また、装飾紙(12)が紙漉きにより形成されているため、書画等(11)と装飾紙(12)との間に段差や隙間のない装飾体(1)となる。
請求項2から請求項3に記載の発明によれば、書画等(11)の周縁部に装飾紙(12)が連続して形成されるため、書画等(11)を用いた装飾体(1)を製作することができる。この装飾紙(12)は、書画等(11)の周縁部に紙漉きを行なって形成されるため、装飾紙(12)の形状、模様、大きさ、風合いなどが少しづつ異なって形成される。従って、請求項2から請求項3に記載の発明に係る書画等を用いた装飾体の製作方法によって、一品毎に異なる装飾体(1)を製作することができる。
また、請求項2から請求項3に記載の発明によれば、書画等(11)の周縁部に装飾紙(12)を漉き、書画等(11)及び装飾紙(12)を乾燥させることによって装飾体(1)を製作することができる。従って、請求項2から請求項3に記載の発明に係る書画等を用いた装飾体の製作方法によって、簡易に装飾体(1)を製作することができる、
請求項2から請求項3に記載の発明によれば、書画等(11)の周縁部に連続して装飾紙(12)を漉き、漉き終わった書画等(11)及び装飾紙(12)を平滑面に張着して乾燥させる。従って、請求項2から請求項3に記載の発明に係る書画等を用いた装飾体の製作方法によって、書画等(11)と装飾紙(12)との間に段差や隙間のない装飾体(1)を簡易に製作することができる。
よって、請求項1に係る装飾体、及び請求項2から3に係る装飾体の製作方法によれば、書画等を装飾体にすることができ、これによって書画等に装飾や開運のお守り等としての付加価値を与えることができるだけでなく、我が国の貴重な文化遺産を後世に残すという重要な役割を果たすことができる。
本発明を具体化した実施例について図1から図8に従って説明する。装飾体1及び装飾体の製作方法に用いる書画等11は、書、絵図、色紙、廃止紙幣、古紙幣、使用済み切手、使用済み印紙等の紙製物品や布帛等のほか、紙繊維と絡合する繊維が周縁部に突出している物品であればよい。
本発明の実施例1に係る書画等を用いた装飾体の製作方法について、図1から図3に従って説明する。実施例1は、手漉き手段によって装飾体1を製作する製作方法である。この製作方法は準備工程から乾燥工程までの各工程を有する。
まず、準備工程について説明する。図1に示すように、漉き枠21は木製の枠体であり、後記説明する漉き用液を入れた漉き容器24に浸漬されうる外観輪郭形状を有する。漉き枠21の内側には濾過部材22を載置するための網体25が設置されている。
濾過部材22は書画等11及び装飾紙12を平面状に保つためのものである。濾過部材22は葦(あし)等の植物の茎、合成樹脂製線材、金属製線材または竹や木を細く削った籤の多数を平行且つ密接状態に整列させて糸等で編んで一方向の可撓性と濾過機能を具備させた簾状体である。濾過部材22は前記漉き枠21の内側に設置された網体25の上に湿りを与えた状態で載置される。濾過部材22は漉き枠21内に載置する前に水に浸漬して湿りを与えてもよく、漉き枠21内に載置してから水を掛けて湿りを与えてもよい。
濾過シート材23は後記漉き用液を通過させ、漉き用液に含まれる紙繊維を漉いて、書画等11の周縁部に装飾紙12を形成するものである。濾過シート材23は、生糸を絡織した絵絹(紗)に代表される生地またはこれと同等程度の柔軟性と通水性を具備したものである。濾過シート材23は前記濾過部材22の上に湿りを与えた状態で載置される。濾過シート材23は濾過部材22の上に載置する前に水に浸漬して湿りを与えてもよく、濾過部材22の上に載置してから霧吹き等で湿りを与えてもよい。濾過シート材23は皺が形成されないように刷毛で軽く伸ばすようにする。濾過シート材23は2枚以上重ねて載置して、紙繊維が良く残るようにしてもよい。また、前記濾過部材22と濾過シート材23との間には、漉き用液の通過の程度を調節するために、メッシュやガーゼ等のシートを載置してもよい。
書画等11は上記濾過シート材23の上に湿りを与えた状態で載置される。書画等11は裏面を上にして載置される。裏面を上にして裏面から装飾紙12を形成することによって、表面が平坦に形成される。濾過シート材23の上に載置してから書画等11に湿りを与える場合、水に濡らした刷毛や霧吹きを用いて湿りを与え、皺が形成されないように刷毛で軽く伸ばすようにする。
また、濾過シート材23の上に載置する前に書画等11に湿りを与える場合や、書画等11の寸法、形状を整える必要がある場合はレーヨン紙を用いる。レーヨン紙はレーヨンを原料とした化繊紙である。書画等11及びレーヨン紙は平坦な場所に載置した状態で霧吹き等を用いて湿りを与える。湿らせた書画等11を湿らせたレーヨン紙で挟む。書画等11の裁断は書画等11をレーヨン紙で挟んだ状態で行なう。レーヨン紙で挟んだ状態で裁断すると書画等11の裁断を容易に行なうことができる。裁断はカッターナイフ等を用いて行なう。レーヨン紙とともに書画等11を所定の寸法、形状に切断した後、書画等11の表面側のレーヨン紙を除去して濾過シート材23上に重ね、書画等11の裏面側のレーヨン紙を除去して書画等11を濾過シート材23上に重ねる。
次に装飾紙形成工程について説明する。漉き用液は、装飾紙12を和紙で形成する場合には、楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)、雁皮(ガンピ)等に代表される皮繊維からなる和紙用原料と、和紙製古紙原料からなる補助原料とを5:1の割合で混合して紙漉き用繊維とする。混合された紙漉き用繊維380gに対して、蒸留水10リットルを加えて攪拌させ、これに粘着剤であるトロロアオイの粘液0.6リットルまたはアロンペイポリー(東亞合成(株)登録商標)等の化学のりに代表される粘着剤を必要量だけ加える。更にこれに蒸留水40リットルの割合で混合し攪拌して漉き用液を得る。
また、装飾紙12を洋紙で形成する場合には、、漉き用液は、木材パルプ、化学パルプ等に代表される洋紙用パルプ原料と楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)等に代表される皮繊維からなる和紙用原料とを3:1の割合で混合して紙漉き用繊維とする。混合された紙漉き用繊維360gに対して、蒸留水10リットルを加えて攪拌させ、これに粘着剤であるトロロアオイの粘液0.5リットルまたはアロンペイポリー(東亞合成(株)登録商標)等の化学のりに代表される粘着剤を必要量だけ加える。更にこれに蒸留水40リットルの割合で混合し攪拌して漉き用液を得る。
前記漉き用液は予め原料が混合され、混練されて調製されたものが漉き容器24に貯留される。漉き容器24では、漉き用液が均一な状態を保つように攪拌される。
次に前記準備工程で準備した漉き枠21を、漉き用液が貯留された漉き容器24に浸漬する。漉き枠21を紙漉きの要領で前後左右及び上下に揺り動かし、漉き用液が濾過シート材23、濾過部材22を通過するようにする。漉き用液は書画等11の裏面上を流れ、書画等11の周縁部より外側において濾過シート材23等を通過する。その際、漉き用液に含まれる紙繊維が濾過シート材23の上に漉かれるとともに、書画等11の周縁部に突出している繊維と紙繊維とが絡合して装飾紙12が形成される(図3参照。)。上記漉き枠21の操作によって漉き用液の流れ方が変化し、装飾紙12の厚さや形状、模様等が変化することとなる。書画等11の滲みは、滲み防止液や明礬等を用いて防止する。
次に乾燥工程について説明する。まず、装飾紙形成工程の終了後、漉き枠21を漉き容器24から取り出す。取り出した漉き枠21は、漉き枠21内に書画等11及び装飾紙12などを載置した状態のまま、水平に保持して水切りを行ない、乾燥させる。完全に乾燥状態となる前に、濾過部材22、濾過シート材23、書画等11及び装飾紙12を積層状態のまま漉き枠21から取り外して平坦面に載置する。書画等11及び装飾紙12の上から押圧用紙としてのレーヨン紙を重ねる。レーヨン紙の上から刷毛等で刷き、湿りを与えながら皺の無い状態とする。
次に、濾過部材22、濾過シート材23、書画等11及び装飾紙12、押圧紙が積層状態となったものから、濾過部材22を取り外す。書画等11及び装飾紙12は濾過シート材23と押圧紙とで挟まれた状態となる。これを張り板に張着して乾燥室(室温は摂氏30度前後。)で乾燥させる。そして、乾燥させた前記積層状態となった濾過シート材23、書画等11及び装飾紙12、押圧紙から、濾過シート材23と押圧紙とを除去して装飾体1を完成させる(図2参照。)。
この実施例1に係る製作方法で製作された装飾体1は以下の効果を有する。
(イ)書画等11の周縁部に紙繊維の絡合によって連続して形成される装飾紙12は、書画等11の周縁部に一品一品紙漉きを行なって形成されるため、装飾紙12の形状、大きさ、風合いなどが少しづつ異なって形成される。特に漉き枠21の操作によって漉き用液の流れ方が変化し、装飾紙12の厚さや形状、模様等が変化するため、漉き枠21の操作に変化をつけることにより、装飾紙12の厚さや形状、模様等は一品毎に全く異なる形状となる。
(ロ)作品展示会などで多くの作品を展示する場合であっても、装飾体1は一品毎に異なるため、展示される個々の作品を引き立たたせることができる。
(ハ)装飾体1は一品毎に異なる形状や模様を有し、独創的なものであるため、インテリアとして使用した者が満足感を得ることができる。また、シンプルでモダンな装飾体1であるため、和風建築、洋風建築とを問わず、インテリアとして楽しむことができる。
(ニ)書画等11の周縁部に連続して装飾紙12を漉き、漉き終わった書画等11及び装飾紙12を平滑面に張着して乾燥させて製作されるため、表面が平滑で書画等11とその周囲との間に段差や隙間のない装飾体1を製作することができる(図3参照。)。
(ホ)書画等11と装飾紙12とは、紙繊維の絡合によって繋がっており、絡合部分は水でほぐすことができる(可逆性)。この可逆性により、簡単に書画等11と装飾紙12とを解体することができる。従って、書画等11を別の装飾体1に作り直すため、あるいは掛軸等に表装するために簡単に装飾体1を解体することができる。
また、この実施例1に係る装飾体の製作方法は以下の効果を有する。
(ヘ)書画等11の周縁部に紙繊維の絡合によって装飾紙12が連続して形成されるため、書画等11を用いた装飾体1を製作することができる。この装飾紙12は、書画等11の周縁部に一品一品紙漉きを行なって形成されるため、装飾紙12の形状、大きさ、風合いなどが少しづつ異なって形成される。特に漉き枠21の操作によって漉き用液の流れ方が変化し、装飾紙12の厚さや形状、模様等が変化するため、漉き枠21の操作に変化をつけることにより、装飾紙12の厚さや形状、模様等を一品毎に全く異なる形状にすることができる。
(ト)書画等11の周縁部に装飾紙12を漉き、書画等11及び装飾紙12を乾燥させることによって装飾体1を製作することができ、漉き枠21の操作によって異なる装飾体1を形成することができるため、一品毎に異なる装飾体1を簡易に製作することができる。
(チ)書画等11の周縁部に連続して装飾紙12を漉き、漉き終わった書画等11及び装飾紙12を平滑面に張着して乾燥させるため、表面が平滑で書画等11とその周囲との間に段差や隙間のない装飾体1を簡易に製作することができる(図3参照。)。
次に本発明の実施例2に係る書画等を用いた装飾体の製作方法について、図4から図5に従って説明する。実施例2では、漉き装置を用いて装飾体1を製作する点が前記実施例1と大きく異なっている。実施例2で使用する漉き装置は、本願出願人がすでに出願した特願2003−334176号に係る漉き装置と共通である。まず、漉き装置の構成について簡単に説明する。
図4に示すように、漉き装置は漉き動作装置3、供給装置(図示省略)及び吸引装置(図示省略)とを有している。漉き動作装置3の漉き槽31は漉き枠21と漉き用液とを保持し、装飾紙12を漉く部分である。漉き槽31の底部には漉き槽31を貫通する吸引口32が形成される。吸引口32には吸引装置の吸引用管が連結される。
前記漉き槽31は上下動手段34で左右を支持されている。上下動操作弁33でエア流路の切り替えを行うことによって左右の上下動手段34を上昇、下降させ、漉き槽31を左右方向に傾斜させることができる。また、漉き槽31は上下動手段34に対して前後方向に揺動自在である。把持部35を上下方向に操作することにより、漉き槽31を前後方向に傾斜させることができる。漉き槽31の左右方向と前後方向の傾斜とを組み合わせることにより、漉き槽31を左前方向や右後方向など斜めに傾斜させることもできる。
前記供給装置は調製された漉き用液を貯留し、漉き枠21上に漉き用液を供給するものである。
前記吸引装置は吸引用ポンプと回収槽とを有し、漉き枠21と漉き用液に対して吸引作用を及ぼすものである。回収槽は吸引用管を介して前記漉き槽31に連結されている。吸引用ポンプは回収槽に連結される。吸引用ポンプで回収槽内を吸引して回収槽内を負圧にすると、漉き槽31に保持された漉き枠21と漉き用液に対して吸引作用が及ぼされる。
次に漉き装置を用いた装飾体1の製作について説明する。前記実施例1と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
まず、図5に示すように、準備工程を終えたあと、漉き槽31に目の大きい網を載置し、その上に漉き枠21を載置する。漉き枠21の周囲にシート状部材36を敷いて漉き槽31の開口部を閉塞させ、吸引作用を高めるようにする。
次に装飾紙形成工程を行なう。供給装置を用いて漉き用液を漉き枠21の上に供給する。供給する前から、吸引装置によって漉き枠21に吸引作用を及ぼしておくと、漉き用液の供給によって書画等11の位置がズレたり、めくれが生じないため好ましい。
吸引装置によって吸引作用を及ぼしながら、漉き槽31を前後左右に傾斜させる。漉き槽31の傾斜は、前述のように上下動操作弁33を切り替えて左右の上下動手段34を上昇、下降させたり、把持部35を上下させることによって行なう。
漉き槽31を傾斜させると書画等11の裏面上を漉き用液が流れる。吸引装置が漉き枠21と漉き用液とに対して吸引作用を及ぼしており、これによって強制的に漉き用液が濾過シート材23、濾過部材22を通過するようにしている。漉き用液は書画等11の周縁部より外側において通過する。その際、漉き用液に含まれる紙繊維が濾過シート材23の上に漉かれるとともに、書画等11の周縁部に突出している繊維と漉き用液の紙繊維とが絡合して装飾紙12が形成される。上記漉き枠21の操作によって漉き用液の流れ方が変化し、装飾紙12の厚さや形状、模様等が変化することとなる。書画等11の滲みは、滲み防止液や明礬等を用いて防止する。
装飾紙12が形成された書画等11は、実施例1の乾燥工程と同様の手順によって漉き枠21から取り出され、乾燥させて装飾体1を完成させる。
この実施例2に係る装飾体の製作方法で製作された装飾体1は、実施例1に係る(イ)から(ホ)の効果を有する。
また、この実施例2に係る装飾体の製作方法では、実施例1の(ヘ)から(チ)の効果を有する他、以下の効果を有する。
(リ)漉き槽31を傾斜させる場合、上下動操作弁33の操作と、把持部35の操作により、漉き槽31の傾斜角度を任意に変化させたり、漉き槽31を傾斜させて停止させることができる。従って、漉き動作の技法を作業者の思い通りにしかも容易に行なうことができる。特に、把持部35を軽い操作力で操作して漉き槽31を前後に傾斜させることができるため、傾斜角度の調節や漉き槽31を止める時間などを自由に操作することができ手動の操作を用いて手作業に近い微妙な技法を用いることができる。このため装飾体の製作において、手作業に近い微妙な技法を用いることができる。
(ヌ)漉き装置を用いることにより、手漉き手段で装飾体を製作する場合よりもさらに迅速に装飾体1を製作することができる。
次に本発明の実施例3に係る書画等を用いた装飾体の製作方法について、図6から図8に従って説明する。実施例3では、実施例2と同様に漉き装置を用いて装飾体1を製作するが、装飾紙形成工程において用いる漉き用液が着色されている点が前記実施例2と大きく異なっている。準備工程と乾燥工程は前記実施例2と同一であるため、詳しい説明は省略する。
実施例3の装飾紙形成工程において使用する着色された漉き用液は、漉き用液に着色料を加えて調製される。着色料は天然色素、合成着色料のいずれを含むものであってもよい。使用する漉き用液は1色であってもよく、色の異なる複数の漉き用液であってもよい。
漉き用液が1色の場合には、実施例2と同様の手法で供給装置を用いて漉き用液を漉き枠21の上に供給する。また、色の異なる複数の漉き用液を用いる場合には、供給装置または小型の容器を用いて1色づつ漉き枠21の上に供給する。漉き用液を少量供給するごとに漉き動作を行なって紙繊維が濾過シート材23の上に漉かれるようにする。初めに供給した漉き用液の色が装飾紙12の表面に現れ、後から供給した漉き用液の色を隠すことに留意しながら漉き用液を供給して模様を形成する(図7参照。)。少量づつ供給された漉き用液から形成された装飾紙12同士は互いに紙繊維が絡合して連結され、書画等11の周縁部から突出している繊維とも絡合して装飾紙12が形成される。
尚、着色された漉き用液を用いた場合、漉き用液に含まれる着色料が書画等11の裏面に付着して、書画等11の色彩が若干変化する場合がある。これを防止するため、準備工程において、湿りを与えた書画等11の裏面を撥水性シート状材26で被覆したうえで、濾過シート材23上に載置するようにしてもよい(図8参照)。
この実施例3に係る装飾体の製作方法で製作された装飾体1は、実施例1に係る(イ)から(ホ)の効果を有する他、以下の効果を有する。
(ル)色の異なる複数の漉き用液を用いて製作されることにより、装飾紙12に模様、色彩に変化を有する。また、漉き用液の色の濃さを変えることにより、異なる色調でグラデーションをつけることもできる(図6参照。)。
(オ)色の異なる複数の漉き用液を用いても、表面が平滑で書画等11とその周囲との間や、模様と模様との間に段差や隙間がない。
(ワ)準備工程において、書画等11の裏面を撥水性シート状材26で被覆したうえで、着色された漉き用液を用いて装飾体1を製作することにより、書画等11の色彩を変化させずに、装飾紙12の模様、色彩を変化させることができる(図8参照。)。
また、この実施例3に係る装飾体の製作方法では実施例1の(ヘ)から(チ)の効果、実施例2の(リ)から(ヌ)の効果を有する他、以下の効果を有する。
(カ)色の異なる複数の漉き用液を用いることにより、装飾紙12に模様、色彩に変化のある装飾体1を製作することができる。また、漉き用液の色の濃さを変えて、異なる色調でグラデーションをつけた装飾体1を製作することができる(図6参照。)。
(ヨ)色の異なる複数の漉き用液を用いても、表面が平滑で書画等11とその周囲との間や、模様と模様との間に段差や隙間のない装飾体1を製作することができる(図7参照。)。
(タ)準備工程において、書画等11の裏面を撥水性シート状材26で被覆したうえで、着色された漉き用液を用いて装飾体1を製作することにより、書画等11の色彩を変化させずに、模様、色彩を変化させた装飾紙12を有する装飾体1を製作することができる(図8参照。)。
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のようにしてもよい。
乾燥工程において、乾燥させて積層状態となった濾過シート材23、書画等11及び装飾紙12、押圧紙から、濾過シート材23と押圧紙とを除去する前に、書画等11及び装飾紙12に霧吹き等の手段で極僅かに湿りを与えて柔軟性と剥離性を良くしてもよい。この場合、濾過シート材23と押圧紙を剥離させやすくなり、書画等11及び装飾紙12の破損を防止することができる。
乾燥工程において、乾燥させて積層状態となった濾過シート材23、書画等11及び装飾紙12、押圧紙から、濾過シート材23と押圧紙とを除去する前に、全体に湿りを与えるとともに、書画等11と装飾紙12の境界部分に刷子等で粘着剤を塗布して乾燥させた後、濾過シート材23と押圧用紙の両方を除去してもよい。この場合、書画等11と装飾紙12の境界部分が補強される。粘着剤として表装用糊またはトロロアオイの溶液などを使用することができる。
製作された装飾体1に対して、さらに裏面に裏打紙を張着してもよく、また、上下端部や両側部を裁断して切り揃えて掛軸等に表装してもよいことは言うまでもない。
書画等11に破れや虫食い孔などの毀損部分がある場合、この毀損部分に漉き用液の紙繊維を充填するようにしてもよい。この場合、装飾体1の製作と同時に毀損部分の修復を行なうことができる。
前記各実施例から把握される請求項以外の発明について、以下にその効果とともに記載する。
請求項2又は3のいずれか1項に記載の発明において、湿りを与えたレーヨン紙で湿りを与えた書画等11を挟持した状態とし、レーヨン紙とともに書画等11を所定の寸法に切断した後、準備工程において、書画等11の表面側のレーヨン紙を除去して濾過シート材23上に載置し、書画等11の裏面側のレーヨン紙を除去して書画等11を濾過シート材23上に載置する。書画等11を濾過シート材23に載置してから湿りを与えると、書画等11が伸びて皺が生じてズレが生じやすいが、この場合、書画等11に湿りを与えてから濾過シート材23に載置するため、ズレが生じにくい。
請求項3に記載の発明において、準備工程における湿りを与えた書画等11の裏面を撥水性シート状材26で被覆し、濾過シート材23上に載置する。この場合、着色された漉き用液を用いて装飾体1を製作しても、書画等11の色彩を変化させずに、模様、色彩を変化させた装飾紙12を有する装飾体1を製作することができる。
実施例1に係る製作方法において用いる道具の斜視簡略図である。 実施例1に係る製作方法により製作された装飾体1の正面簡略図である 図2のA―A線における断面簡略図である。 実施例2において用いる漉き装置の斜視簡略図である。 漉き槽31の斜視簡略図である。 実施例3に係る製作方法により製作された装飾体1の正面簡略図である。 図7のB―B線における断面簡略図である。 書画等11の裏面を撥水性シート状材26で被覆した状態の正面簡略図である。
符号の説明
1 装飾体
11 書画等
12 装飾紙
21 漉き枠
22 濾過部材
23 濾過シート材
24 漉き容器
25 網体
26 撥水性シート状材
3 漉き動作装置
31 漉き槽
32 吸引口
33 上下動操作弁
34 上下動手段
35 把持部
36 シート状部材

Claims (3)

  1. 書画等を用いた装飾体において、書画等(11)の周縁部に紙漉きにより装飾紙(12)が連続して形成されたことを特徴とする装飾体。
  2. 書画等を用いた装飾体の製作方法であって、
    可撓性と濾過機能を具備して湿りが与えられた状態の濾過部材(22)が漉き枠(21)内に載置され、絵絹(紗)に代表される生地又はこれと同等程度の柔軟性及び通水性を具備して湿りが与えられた状態の濾過シート材(23)が前記濾過部材(22)の上に載置され、湿りが与えられた状態の書画等(11)が前記濾過シート材(23)の上に裏面を上にして載置された状態とする準備工程と、
    準備工程終了後、漉き枠(21)の上に漉き用液を供給し、漉き枠(21)を前後左右に傾斜させて漉き用液を通過させ、装飾紙(12)を書画等(11)の周縁部に連続させて漉く装飾紙形成工程と、
    装飾紙形成工程終了後、漉き枠(21)の水切りと乾燥を行い、完全に乾燥状態となる前に、濾過部材(22)、濾過シート材(23)、書画等(11)及び装飾紙(12)を積層状態のまま漉き枠(21)から取り出し、書画等(11)及び装飾紙(12)の上に押圧用紙を重ね、次に、積層状態にあった濾過部材(22)を外して、濾過シート材(23)と押圧用紙とで挟まれた書画等(11)及び装飾紙(12)を積層状態で平滑面に張着して乾燥させ、さらに、乾燥させた書画等(11)及び装飾紙(12)から、積層状態にあった濾過シート材(23)と押圧用紙とを除去する乾燥工程と、
    の各工程を含むことを特徴とする書画等を用いた装飾体の製作方法。
  3. 装飾紙形成工程において、着色された1色または色の異なる複数の漉き用液が漉き枠(21)の上に供給されることを特徴とする請求項2に記載の書画等を用いた装飾体の製作方法。
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CN108688397A (zh) * 2018-04-19 2018-10-23 德清县龙奇丝绸炼染有限公司 一种书画丝绸面料用快速干燥装置

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