JP2005260495A - ディジタルカメラ - Google Patents
ディジタルカメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005260495A JP2005260495A JP2004067781A JP2004067781A JP2005260495A JP 2005260495 A JP2005260495 A JP 2005260495A JP 2004067781 A JP2004067781 A JP 2004067781A JP 2004067781 A JP2004067781 A JP 2004067781A JP 2005260495 A JP2005260495 A JP 2005260495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- color
- processing
- image processing
- digital
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【解決手段】 被写体を撮像してディジタル画像を出力する撮像手段であって、カラー画像及び白黒画像を出力可能な撮像手段と、前記撮像手段からカラー画像が出力されると出力された前記カラー画像に第一の画像処理を施し、前記撮像手段から前記白黒画像が出力されると出力された前記白黒画像に前記第一の画像処理とは異なる第二の画像処理を施す画像処理手段と、を備える。
【選択図】 図1
Description
図2は、本発明の一実施例に係るディジタルカメラとしてのディジタルスチルカメラ(DSC)1のハードウェア構成を示すブロック図である。
光学系11は、一つ以上のレンズで構成されるレンズ群11a、レンズ群11aの中に設けられる絞り11bなどで構成されている。光学系11はイメージセンサ12の受光面に被写体の光学像を結像させる。
式1は国際電気通信連合(ITU)勧告601においてRGB色空間で表されるディジタル画像から輝度値を求める式として規定されているものである。本実施例では式1により輝度値Yを求め、当該画素の色差成分Cb及びCrには0を設定する。これをカラー画像の全ての画素について実行することによりYCbCr色空間で表される白黒画像を生成する。ここで、本実施例では輝度値Y、青色の色差成分Cb、赤色の色差成分Crの階調範囲はそれぞれ以下の範囲とする。
0≦Y ≦255
−128≦Cb≦127
−128≦Cb≦127
RGBの階調範囲はいずれも0〜255である。なお、RGB色空間で表される白黒画像を生成してもよく、その場合は画素のRGB値に式1で求めた輝度値Yを格納するものとする。なお、輝度値は式1以外の式で求めてもよい。例えばRGBの係数を変更すると、銀塩カメラのカラーフィルタと同様の効果が施された白黒画像を得ることが可能である。
制御部20は、CPU20a、フラッシュメモリ20b、RAM20cを備える。CPU20aはフラッシュメモリ20bに記憶されているプログラムを実行することでDSC1の全体を制御する。また、CPU20aはフラッシュメモリ20bに記憶されているプログラムを実行することで撮像手段として機能し、更に後述する偽色解消プログラムを実行することで画像処理手段としても機能する。フラッシュメモリ20bは、各種のプログラムやデータなどを記憶するメモリである。フラッシュメモリ20bに記憶する各種のプログラムやデータは所定のサーバからネットワークを介してダウンロードして記憶してもよいし、リムーバブルメモリ17などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して記憶してもよい。RAM20cは、各種のプログラムやデータを一時的に記憶するためのメモリである。
特許請求の範囲に記載の「画像処理手段」は、制御部20、及びJPEG形式が選択されたときにJPEG圧縮を施す圧縮・伸張部15に相当する。
図3(A)はDSC1の背面図であり、図3(B)はDSC1を図3(A)に示すZ方向から見た上面図である。
光学ファインダ30はユーザが撮影対象を視認するために使用する。
スイッチ31、巻き上げレバー32、ダイヤルスイッチ33、シャッタボタン34、回転式ダイヤル35a、レバースイッチ36、ジョグダイヤル37、表示スイッチ38、メニュースイッチ39、エンタースイッチ40、及びキャンセルスイッチ41は操作部19を構成している。
次に、偽色について説明する。
図4は、偽色を説明するための模式図である。図4に示すカラー画像50aは夜に撮影したディジタル画像であり、人物の背景の夜空は暗く写っている。その夜空を背景として街灯が写っている。このようなディジタル画像を撮影すると、街灯と夜空との間の輝度差が大きく、所謂エッジとなる。エッジが生じた場合、画素にRGB毎の階調値を持たせるための補間において実際の色とは異なる階調値が補間され、実際の風景ではエッジ上の画素は街灯の白か又は夜空の黒のどちらかでしかないはずが、カラー画像上では拡大図50bに示すようにそれ以外の色51が表示されてしまうことがある。これが所謂偽色である。偽色は紫色であることが多いため、本実施例では紫色の偽色を解消する場合を例に説明する。なお、対象とする偽色の色は適宜選択可能な設計事項である。
図5は、偽色解消プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。偽色解消プログラムは、エッジ検出部61、偽色検出部62、及び偽色解消部63を備える。
図6(A)〜図6(D)は、エッジ検出フィルタを示す模式図である。本実施例では図示するように3×3のエッジ検出フィルタを例に説明する。エッジ検出フィルタ71〜エッジ検出フィルタ74は互いに異なる方向のエッジを検出するためのものである。各エッジ検出フィルタに示す直線75は当該エッジ検出フィルタによって検出されるエッジの方向を示している。エッジ検出フィルタの中央の画素76はそのときの注目画素である。エッジ検出部61はエッジ検出フィルタを移動させてディジタル画像を構成する画素を一つ一つ順に注目画素76として選択する。エッジ検出フィルタ71において注目画素76の周囲の画素77〜画素80はエッジ量を算出するために参照する参照画素であり、「1」や「−1」という数字は各参照画素の重み付けを意味している。他のエッジ検出フィルタについても同様である。エッジ検出部61は注目画素76を一つ選択すると、参照画素の輝度成分の値(輝度値)に図示する重み付けを乗じ、それらの和を求めることでエッジ量を算出する。エッジ方向を示す直線75を挟んで両側の参照画素の輝度値の差が大きい場合、算出したエッジ量の絶対値は大きな値となり、逆に輝度値の差が小さければ絶対値は小さな値となる。このためエッジ検出部61は求めたエッジ量の絶対値を所定の閾値と比較し、所定の閾値以上であれば注目画素76の周囲にエッジが存在すると判定する。
120<Cb<127
119<Cr<126
上記の式は紫色の偽色となるときのCb及びCrの範囲を示しており、上記2式が共に満たされるとき偽色検出部62は当該注目画素が表す色を偽色と判定する。なお、上述した範囲は一例であり、範囲は検出したい偽色の色に応じて適宜設定してよい。
図7は、平滑化フィルタを示す模式図である。本実施例では5×5の平滑化フィルタ85を例に説明する。偽色解消部63は注目画素86を含め平滑化フィルタ85で特定される画素の色差成分をCb、Cr毎にそれぞれ合計して和を求め、求めた和を25(=5×5)で除することにより平均値を求める。次に、求めた平均値を注目画素86のCb及びCrの値に置き換える。これにより注目画素86の色差成分に周囲の画素の色差成分が反映され、唐突な色の変化がなくなる。すなわち偽色が解消される。
図1は、DSC1の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
S105では、撮影条件の設定を受け付ける。具体的には、ユーザは操作部19を操作して表示部18に表示されるメニューからカラー撮影または白黒撮影のいずれか一方を選択する。更に、必要に応じて各種の設定を行う。ここではデータ形式としてJPEG形式を選択するものとする。圧縮率は高圧縮率を選択してもよいし低圧縮率を選択してもよい。
S115では、AFE部13は出力された電気信号をディジタル信号に量子化してディジタル画像処理部14に出力する。
S125では、ディジタル画像処理部14はカラー撮影が選択されているか白黒撮影が選択されているかを判定し、カラー撮影が選択されている場合はS130に進む。白黒画像が選択されている場合はS145に進む。
S135では、制御部20はディジタル画像処理部14から出力されたカラー画像の偽色を解消する処理を実行する。次に、偽色が解消されたカラー画像を圧縮・伸張部15に出力する。
S150では、圧縮・伸張部15は出力された白黒画像をJPEG圧縮して外部記憶部16に出力する。白黒画像の場合、圧縮・伸張部15はカラー画像よりも低圧縮率となる圧縮パラメータに基づいてJPEG圧縮を行う。具体的には、圧縮・伸張部15は白黒撮影で高圧縮率が選択されたとき、カラー撮影で高圧縮率が選択されたときの圧縮パラメータAより低い圧縮率で圧縮される圧縮パラメータBを適用する。低圧縮率が選択されたときも同様であり、カラー撮影で低圧縮率が選択されたときの圧縮パラメータより低い圧縮率で圧縮される圧縮パラメータを適用する。すなわち高圧縮率のときも低圧縮率のときもカラー画像のときに適用される圧縮率よりは低い圧縮率となる圧縮パラメータで圧縮を行う。
以上説明した本発明の一実施例にかかるDSC1によると、白黒画像にはカラー画像に施される第一の画像処理とは異なる第二の画像処理が施される。第一の画像処理とは前述した偽色解消処理及びカラー画像を圧縮パラメータAに基づいてJPEG圧縮する処理に相当する。具体的には図1に示すS135及びS140に相当する。第二の画像処理は白黒画像を圧縮パラメータAより圧縮率が低くなる圧縮パラメータBに基づいてJPEG圧縮する処理に相当する。具体的には図1に示すS150に相当する。第二の画像処理は第一の画像処理からS135で実行される偽色解消処理が省かれているため、その分処理が簡素である。一般に白黒画像のときはカラー画像ほど偽色が気にならないため、偽色解消処理を省いて処理を簡素にすると、ユーザの画質に対する印象を悪化させることなく処理時間を短縮できる。また、第二の画像処理は圧縮パラメータAより圧縮率が低くなる圧縮パラメータBに基づいてJPEG圧縮するため、第一の画像処理より画質劣化の少ない処理である。白黒画像はカラー画像に比べてデータ量が小さいため、例えば白黒画像のデータ量がカラー画像と同程度のデータ量まで許容されるとした場合、第二の画像処理において第一の画像処理より圧縮率を低く抑えることにより、白黒画像の画質が無用に劣化することを避けることができる。従って例えばカラー画像の圧縮後のデータ量を概ねあるデータ量以下にすることを意図して圧縮パラメータを選択した場合であっても、白黒画像については画質劣化の程度をカラー画像よりも小さくできる。
Claims (5)
- 被写体を撮像してディジタル画像を出力する撮像手段であって、カラー画像及び白黒画像を出力可能な撮像手段と、
前記撮像手段からカラー画像が出力されると出力された前記カラー画像に第一の画像処理を施し、前記撮像手段から前記白黒画像が出力されると出力された前記白黒画像に前記第一の画像処理とは異なる第二の画像処理を施す画像処理手段と、
を備えることを特徴とするディジタルカメラ。 - 前記第二の画像処理は、前記第一の画像処理より簡素な処理であることを特徴とする請求項1に記載のディジタルカメラ。
- 前記第一の画像処理はディジタル画像から偽色を解消する偽色解消処理を含み、前記第二の画像処理は前記偽色解消処理を含まないことを特徴とする請求項2に記載のディジタルカメラ。
- 前記第二の画像処理は、前記第一の画像処理より画質劣化の少ない処理であることを特徴とする請求項1に記載のディジタルカメラ。
- 前記第一の画像処理はディジタル画像を所定の圧縮パラメータに基づいて不可逆圧縮する処理を含み、前記第二の画像処理はディジタル画像を前記第一の画像処理より低圧縮率で圧縮される圧縮パラメータに基づいて不可逆圧縮する処理を含むことを特徴とする請求項4に記載のディジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067781A JP2005260495A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | ディジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067781A JP2005260495A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | ディジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005260495A true JP2005260495A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35085813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004067781A Withdrawn JP2005260495A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | ディジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005260495A (ja) |
-
2004
- 2004-03-10 JP JP2004067781A patent/JP2005260495A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2232847B1 (en) | Camera using preview image to select exposure | |
US8803994B2 (en) | Adaptive spatial sampling using an imaging assembly having a tunable spectral response | |
JP4678218B2 (ja) | 撮像装置及び画像処理方法 | |
JP5660341B2 (ja) | 撮像装置、撮像方法 | |
KR101700362B1 (ko) | 영상 처리 방법 및 영상 처리 장치 | |
US8542303B2 (en) | Digital camera having a display menu used to select either color photographing operation or a black/white photographing operation | |
US20150215595A1 (en) | Image processor, imaging apparatus equipped with the same, and image processing method | |
JP5223686B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
KR20150081153A (ko) | 영상 처리 장치, 영상 처리 방법, 및 컴퓨터 판독가능 기록매체 | |
JP7157714B2 (ja) | 画像処理装置およびその制御方法 | |
JP2022183218A (ja) | 画像処理装置およびその制御方法 | |
JP5589660B2 (ja) | 画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム | |
JP4944639B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び撮影装置 | |
EP2515543B1 (en) | Image capturing apparatus and image capturing method | |
JP2006333113A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007097032A (ja) | 画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラ | |
JP2006238369A (ja) | ディジタルカメラ、カスタムホワイトバランス値設定方法、撮像制御方法及び撮像制御プログラム | |
Brown | Color processing for digital cameras | |
JP2006074710A (ja) | デジタルカメラ及びカメラシステム | |
JP2005260495A (ja) | ディジタルカメラ | |
KR101298638B1 (ko) | 디지털 영상 처리 방법 | |
WO2022158318A1 (ja) | 撮像装置、撮像装置の制御方法および制御プログラム | |
JP5145876B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP4481846B2 (ja) | 色変換装置及び方法及び撮像装置 | |
JP2002330331A (ja) | 電子カメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060815 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20061222 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070222 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090828 |