JP2005258594A - 制御プログラム、管理方法及び装置 - Google Patents

制御プログラム、管理方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005258594A
JP2005258594A JP2004066247A JP2004066247A JP2005258594A JP 2005258594 A JP2005258594 A JP 2005258594A JP 2004066247 A JP2004066247 A JP 2004066247A JP 2004066247 A JP2004066247 A JP 2004066247A JP 2005258594 A JP2005258594 A JP 2005258594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lending
computer
storage area
file
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004066247A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Oizumi
繁 大泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifty Corp
Original Assignee
Nifty Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifty Corp filed Critical Nifty Corp
Priority to JP2004066247A priority Critical patent/JP2005258594A/ja
Publication of JP2005258594A publication Critical patent/JP2005258594A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】
ネットワーク上に分散して存在する空きストレージ領域を他のユーザに仲介する。
【解決手段】
ISP100は、登録管理装置10により提供者端末120の提供領域122を利用者に仲介する。この提供者端末120には、貸出条件に従った容量のストレージ領域を提供者端末120において確保し、当該ストレージ領域に対する、提供者端末120におけるローカルな閲覧を不能化する領域管理部1212と、ストレージ領域の貸出条件を満たしているか確認するための処理を実施し、処理結果を登録管理装置10に送信する監視部1211とを有する。また、登録管理装置10は、利用者端末110からのファイルのアップロード及びダウンロードを中継する。提供者端末120がHTTPアクセスを許可する場合には、DDNS管理装置12によりIPアドレスとドメイン名の対を登録して、利用者端末110以外の閲覧者端末130からもWebブラウザによりファイルをダウンロードできるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレージ領域の管理技術に関する。
インターネット・サービス・プロバイダ(ISP:Internet Service Provider)等は、ネットワーク上に有料又は無料で所定サイズのストレージ領域を提供している。ISPの会員などは、提供されている領域に所定のファイルをアップロードしておき、インターネットに接続できる環境であればどこからでも当該所定のファイルをダウンロードできる。また、提供されている領域にホームページを開設して、他のユーザからのアクセスに応じてWebページの配信を行うようにすることも可能である。
例えば特開2002−342148号公報には以下のような技術が開示されている。仮想ファイルシステム提供サーバとしてのポータルサーバは、インターネット上に分散して存在する他の複数のサーバにおいて管理されているファイルのURLを、ユーザ毎のファイルメニューとして格納し、当該ユーザのファイルメニューをウェブページとして当該ユーザへ提供する。ポータルサーバは、ユーザによる、当該ユーザのファイルメニューに対するファイルの登録/削除の指示に従って、当該ファイルのURLの登録/削除を行う。登録の際には、ユーザにより登録を指示されたファイルの適性をチェックし、そのチェック結果がNGの場合には登録を拒否する。
特開2002−342148号公報
しかし上記公開公報は、ユーザからみたインターフェースを向上させる方式であり、ISP等の事業者における根本的な問題を解決するものではない。すなわち、現在のサービス提供形態では、会員の利用が増加すればするほど、事業者はより大容量のストレージ機器を用意し、さらに増加するアクセスに対処できるようにサーバなどの機器も増設しなければならない。これでは事業者の投資負担は増大するばかりである。また、一方でインターネットのユーザは増加の一途をたどっており、ほとんど全てのユーザはパーソナル・コンピュータを用いている。そして、近年のハードディスク・ドライブの単位容量当たりの価格下落に伴い、パーソナル・コンピュータにはかなり大容量のハードディスク・ドライブが搭載されており、ユーザによっては相当サイズのストレージ領域に空きがある。
従って、本発明の目的は、ネットワーク上に分散して存在する空きストレージ領域を他のユーザに仲介する際に必要となる技術を提供することである。
本発明の第1の態様に係る、ネットワークを介してコンピュータにおけるストレージ領域の貸出を行うための制御プログラムは、例えばインターネットに接続された個人のパーソナル・コンピュータにインストールされるプログラムであり、貸出条件に従ったサイズのストレージ領域を上記コンピュータにおいて確保する領域確保手段と、領域確保手段により確保されたストレージ領域に対する、コンピュータにおけるローカルな閲覧を不能化する閲覧不能化手段とを上記コンピュータに実現させるものである。
あるユーザのコンピュータに存在する空きストレージ領域を他のユーザに使用させる場合には様々な問題が生ずるが、本発明のように貸出条件に従ったサイズのストレージ領域を確実に開放させること、秘密保持のためにローカルな閲覧を不能化することは、本発明の目的を達成する上で前提となる機能である。
なお、上で述べた領域確保手段は、貸出条件に従ったサイズの1つのファイルを生成し、上で述べた閲覧不能化手段が、上記1つのファイルにおいて、格納すべきファイルを仮想ファイルとして管理するファイル管理手段を有するようにしてもよい。特殊なファイル管理方式を導入することにより、上記前提となる機能を実現するものである。
さらに、上で述べた閲覧不能化手段が、ネットワークを介しての所定プロトコルによるリクエストのみに応答して、上記1つのファイルから上記リクエストに係るファイルを抽出してリクエスト元に送信する手段をさらに有するようにしてもよい。このようにすれば、ローカルな閲覧アクセスに応答してファイルを抽出することはないので、秘密保持が確保される。なお、暗号を用いればさらに安全性が高まる。
また、上で述べたファイル管理手段が、上記1つのファイルにおいて、格納すべきファイルを分割して複数の仮想ファイルとして格納するようにしてもよい。これにより、ファイル内容の解析が困難となり、閲覧不能化の程度が高まる。
さらに、上記ファイル管理手段は、ネットワークに接続されている管理装置からの所定のリクエストのみに応答して、管理装置から受信した、当該所定のリクエストに係るファイルを、上記1つのファイルに格納すべきファイルとして取り扱うようにすることも可能である。ファイルのアップロードを所定の管理装置に限定するものである。このような限定により、不正な更新を防止することができる。
なお、貸出用に確保されるべきストレージ領域のサイズを含む、ストレージ領域の貸出条件を満たしているか確認するための処理を実施し、処理結果をネットワークに接続されている管理装置に通知を行う監視手段をさらに実現するようにしても良い。事業者が有するコンピュータよりは信頼性が低いコンピュータのストレージ領域を用いるため、当該ストレージ領域のアベイラビリティを監視して、代替領域への切り替えを行ったり、料金計算に反映したりするものである。
本発明の第2の態様に係る、ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための管理方法は、貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていることが確認され且つ貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータから当該コンピュータのIPアドレスを受信した場合、当該IPアドレスを貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して登録するステップと、貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータのIPアドレスと予め貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して登録されているドメイン名との登録をDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置に要求するステップとを含む。
ネットワーク上に分散配置されているストレージ領域に対してHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)アクセスを行うためには、IPアドレスとドメイン名の対がDDNS管理装置によりDNSに登録される必要がある。本実施の形態では、例えば貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータにおいて貸し出しを開始する際に、貸出条件の確認と共にIPアドレスが送信されるため、事業者のコンピュータ(管理装置)は自動的にDDNS管理装置へ登録を依頼する。そうすると、貸出用ストレージ領域へのアクセスは、通常のHTTPアクセスと同じように取り扱われるようになる。
本発明の第3の態様に係る管理方法は、貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータとの通信に基づき、貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件の充足状態を管理する管理ステップと、管理ステップにおいて貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていないと判断された場合には、貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して代替領域についての登録がなされているか判断し、登録されている場合にはDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置に登録変更を通知するステップとを含む。
上でも述べたが、分散配置されているストレージ領域については信頼性が低いので、代替領域を用意する場合がある。従って、貸出用のストレージ領域に対応する貸出条件が充足されていない状態が検出された場合には、HTTPアクセスが代替領域に向けられるようにDDNS管理装置に登録変更を依頼するものである。
本発明の第4の態様に係る管理方法は、貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータとの通信に基づき、貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件の充足状態を管理する管理ステップと、管理ステップにおいて貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていないと判断された場合には、貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して代替領域についての登録がなされているか判断し、登録されている場合には代替領域のアドレスを有効化するステップとを含む。
貸出用のストレージ領域へのアクセスは、HTTPアクセスを許可する場合とそうでない場合とがある。HTTPアクセスが許可されていない場合には、管理方法を実行する管理装置において、貸出用のストレージ領域に対応する貸出条件が充足されていない状態が検出された場合に、代替領域のアドレスを有効化することにより、貸出用のストレージ領域へのアクセスを代替領域へ向けるようにすることができる。
本発明の第5の態様に係る管理方法は、貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていることが確認され且つ貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータから当該コンピュータのIPアドレスを受信した場合、IPアドレスを貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して提供者データ格納部に登録するステップと、貸出用のストレージ領域の利用者の端末から第1のファイルのアップロード要求を受信した場合、提供者データ格納部を参照して、確保されている貸出用のストレージ領域が利用者用に確保されているコンピュータに第1のファイルを送信するステップとを含む。
ファイル・アップロードについては、管理方法を実行する管理装置を経由して実施することにより、貸出用のストレージ領域に格納されているファイルの更新が不正に行われるのを防止することができる。
なお、貸出用のストレージ領域の利用者の端末から第2のファイルのダウンロード要求を受信した場合、提供者データ格納部を参照して、貸出用のストレージ領域が利用者用に確保されているコンピュータに対して第2のファイルを要求し、当該コンピュータから第2のファイルを受信した場合に利用者の端末に送信するステップをさらに含むようにしてもよい。貸出用のストレージ領域へのアクセスが、HTTPアクセスを許可しない場合には、管理方法を実行する管理装置を経由することにより、貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータがダウンしており代替領域が用意されているような場合にも、適切なコンピュータからファイルをダウンロードできるようになる。
なお、本発明に係る方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してデジタル信号として配信される場合もある。尚、中間的な処理結果はメイン・メモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、ネットワーク上に分散して存在する空きストレージ領域を他のユーザに仲介することができるようになる。
本実施の形態では、ISPが提供する新たなサービスを実施するためのコンピュータ・システムについて説明する。但し、ISPだけではなく、ネットワーク上のストレージ領域をユーザに貸し出すサービスを実施している事業者などにも有用である。
本実施の形態における新たなサービスを実施するISPは、例えば個人ユーザ(提供者)に対して空きストレージ領域の提供を募る。ISPは、一律料金で利用権を購入しても良いが、ここでは個人ユーザの空きストレージ領域の貸し出しを仲介する業務を行うこととする。従って、提供者は、貸出容量、インターネットへの接続回線の種別(FTTH、ADSL12Mbps、ADSL40Mbpsなど)、保証時間(24時間又は特定の時間帯)、1月当たりの貸出価格、HTTPアクセスの可否、代替領域の有無などをISPに登録する。なお、保証する転送速度についても登録する必要がある場合もある。ISPは、領域提供登録料(例えば所定容量の無償提供で代替させる場合もある。)、提供者のストレージ領域が使用できない状態になった場合における代替領域をISP側で用意する場合のために代替領域オプション料、提供者がHTTPアクセスを許容する場合におけるHTTPオプション料を、提供者から徴収する。
なお、ISPは、以下で詳細に説明する機能を有する制御プログラムを提供者に提供して、当該提供者のコンピュータにインストールさせる。この制御プログラムは、提供者が登録した貸出条件(容量、回線速度、保証時間など)を確認するため、定期的又は不定期にISP側の登録管理装置と通信を行うようになっている。例えば、貸出条件を満たしていない状態が所定の期間(例えば1/4)確認されると、提供者に支払われる料金及び利用者に請求される料金が一定割合減額されるものとする。また、制御プログラムは、提供者による貸出用のストレージ領域に対するローカルなアクセスを防止するための機能も有している。
ISPは、提供者からの登録に従って、利用希望者に例えば図1に示すようなウェブ(Web)ページにて、利用申し込みを募る。図1の例では、提供者のニックネーム、貸出に係るストレージ領域の容量、使用している回線、保証時間、価格(月当たり)、HTTPアクセスの可否(HTTPオプション)、代替領域の状態及びコメントが、提供者ごとに列挙されている。利用希望者は、自己の利用目的や価格に基づき、特定の提供者を選択して、利用申し込みを行う。なお、利用希望者は、従来のISP提供のストレージ領域よりは信頼性という観点からは劣るということを認識した上で、本サービスを利用する必要がある。
また、ここでは、利用希望者も、利用申し込みの前にISPに登録を行う必要がある。利用希望者は、単にユーザIDを登録するだけである。ISPは、領域購入登録料を利用希望者から徴収する。この領域購入登録料は、提供者に支払われる料金とは別途徴収されるものである。利用希望者も、登録すると、ISPから以下で述べるアップロード・ダウンロード・プログラムをダウンロードして自己のコンピュータにインストールする必要がある。
また、利用希望者は、図1に示すような提供者側のリストからは希望の条件で空きストレージ領域を提供している者を見つけることができない場合もある。そのような場合のため、利用希望者用の掲示板等を用意して、提供者を募るようにしても良い。提供者は、利用希望者が提示した条件を受諾する場合には、ISPに申し込む。そうするとISPは、利用希望者に条件受諾の申し込みを通知して確認を求める。但し、提示した条件を受諾して提供を申し出た者がいる場合には、特段の事情がない限り、利用希望者には所定期間当該条件で借りる義務が生ずるものとする。
以上が本実施の形態に係るサービスの概要であるが、提供者の登録、領域提供登録料の徴収、図1に示すようなWebページの作成、利用希望者の登録、領域購入登録料の徴収、制御プログラムのインストール、借入(利用権の購入)申し込みの登録、アップロード・ダウンロード・プログラムのインストール、借入ストレージ領域の借入料金の徴収、掲示板などについては、従来技術であるので、これ以上の説明は省略する。以下では、本サービスを実施する上で重要となる貸出用のストレージ領域の状態監視、貸出用のストレージ領域の保護、貸出用のストレージ領域へのアップロード及び貸出用のストレージ領域からのダウンロードの処理、代替領域の使用について説明する。
図2に本実施の形態に係るシステム概要を示す。ISP100では、特定のドメイン名と非固定のIPアドレスと対応付けてDNSに登録する周知のDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置12と、本実施の形態において主要な処理を実施する登録管理装置10と、空きストレージ領域の提供者がオプションで設定する代替領域を管理するための代替領域管理サーバ14とがネットワークにて接続されている。また、ISP100のDDNS管理装置12と登録管理装置10とは例えばインターネット等のネットワークに接続されており、さらに当該ネットワークを介して1又は複数の提供者端末120、1又は複数の閲覧者端末130、1又は複数の利用者端末110に接続されている。
登録管理装置10については、以下でその機能について詳細に説明するが、提供者管理部1と利用者インターフェース部3とが含まれる。また、登録管理装置10は、テンポラリ領域5と、提供者情報格納部6と、利用者情報格納部7と、ログ格納部8とを管理している。また、代替領域管理サーバ14は、周知のファイルサーバ又はWebサーバであり、代替領域15を管理している。
利用者端末110には、ISP100から提供されるアップロード・ダウンロード・プログラム111がインストールされている。なお、HTTPアクセスが可能なストレージ領域を借りた場合には、アップロード・ダウンロード・プログラム111のダウンロード機能は使用されずに、利用者端末110bに示すようにWebブラウザ113によってダウンロードを行うことができる。ここでは、閲覧者端末130は、提供者でも利用者でもない第三者により操作される端末であって、Webブラウザ131を用いて、利用者が借りたストレージ領域からファイルをダウンロードする。なお、アップロードするファイルやダウンロードされたファイルなどは、ファイル格納部112に格納される。
提供者端末120は、パーソナル・コンピュータやサーバであって、貸出用のストレージ領域(提供領域122)が確保されているコンピュータであって、上でも述べたが制御プログラム121がインストールされている。制御プログラム121は、提供領域122等の監視を行う監視部1211と、外部からのアクセスなどに応答する領域管理部1212とを含む。
以下、図3乃至図12を用いて図2に示したシステムの処理を説明する。まず図3に、提供者端末120に制御プログラム121をインストールして起動した後の処理について説明する。なお、この段階までに、ISPへの提供者登録が完了しているものとする。
まず、提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、提供者ID及びパスワードの入力を提供者に促す。提供者が提供者ID及びパスワードを入力すると、制御プログラム121の監視部1211は、当該提供者ID及びパスワードを所定の領域に格納すると共に、ネットワークを介して登録管理装置10に送信する(ステップS1)。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120から提供者ID及びパスワードを受信すると(ステップS3)、提供者情報格納部6に格納されている提供者情報を参照して認証処理を実施する(ステップS5)。
提供者情報格納部6には例えば図4に示すようなデータが格納されている。図4の例では、提供者IDの列と、パスワード(PW)の列と、提供者端末120のIPアドレスの列と、登録容量の列と、登録転送速度の列と、HTTPアクセスが許可されているか否かを表すHTTPオプションの列と、登録ドメイン名の列と、制御フラグの列と、最終確認日時の列と、エラーフラグの列と、代替領域の列と、代替領域のIPアドレスの列とが設けられている。提供者端末120のIPアドレスについては、提供者端末120と登録管理装置10との通信に欠かせないが、以下の処理で貸出条件が満たされていると判断された時点において登録する。貸出条件が満たされていない場合には提供者の設定変更などが実施されるため、IPアドレスが変更される場合もあるため、登録されない。登録容量と登録転送速度は、貸出条件を規定するものであるが、登録容量以外の条件は任意である。HTTPオプションについては、HTTPアクセスが許可されている場合にはonが、許可されていない場合にはoffが登録される。登録ドメイン名については、提供者による登録に従う。制御フラグは、本初期処理が完了して貸出用のストレージ領域が使用可能で貸出条件が満たされている場合にはonと設定され、そうでなければoffとなる。なお、デフォルトはoffである。エラーフラグについても、エラーが検出されない場合又はエラーからの復帰が検出された場合には「なし」となり、検出されると「あり」となる。デフォルトは「なし」である。最終確認日時は、以下で述べるように提供者端末120の制御プログラム121と何らかの通信を行った最終日時である。なお、提供者管理部1は所定時間間隔で提供者情報格納部6を検索し、所定時間以上何らの通信をも行っていないことが確認されればエラーか否かを問わず、制御フラグをoffに変更する。代替領域については、提供者が代替領域オプションを選択した場合に、代替領域15のパス名又はURLなど記憶場所を特定するデータが登録される。また代替領域のIPアドレスについても提供者が代替領域オプションを選択した場合に登録される。代替領域管理サーバ14のIPアドレスが登録されるが、代替領域管理サーバ14のIPアドレスが1つしかない場合にはこの欄を設ける必要がない。なお、図4には示していないが、貸出条件に時間制限(例えば8:00から18:00まで貸出という条件)が存在する場合には、当該時間制限も登録されている。
図3の説明に戻って、認証処理において認証に失敗すると、提供者管理部1は、パスワードが違いますなどのメッセージを提供者端末120に送信する。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、上記のようなメッセージを受信し、表示装置に表示を行い、一旦処理を終了させる(ステップS7)。一方、認証処理において認証に成功すると、提供者IDに対応する提供者登録情報(貸出条件等)を提供者情報格納部6から読み出し、提供者端末120に送信する(ステップS9)。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、登録管理装置10から提供者登録情報(貸出条件)を受信すると、提供者端末120のメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS11)。そして、監視部1211は、領域管理部1212に、提供領域122として提供者登録情報(貸出条件等)に含まれる登録容量のファイルを1つ生成させる(ステップS13)。本実施の形態では、提供者が登録容量の一部又は全部を使用してしまわないように、初期段階において登録容量のファイルを1つ生成することにより確保してしまう。このファイル内のデータ管理については、アップロード処理において説明する。
次に、監視部1211は、ステップS13において登録容量のファイルを生成できたか判断する(ステップS15)。もし、登録容量のファイルを生成できなかった場合には、提供者端末120の表示装置に、ファイルを生成できなかった旨のメッセージを表示して、一旦処理を終了させる(ステップS17)。この際、登録管理装置10にエラーを通知するようにしても良い。一方、登録容量のファイルを生成できた場合には、所定サイズ(例えば1Mバイト)のデータを登録管理装置10に送信し、時間計測を開始する(ステップS19)。登録管理装置10の提供者管理部1では、提供者端末120から所定サイズのデータを受信し(ステップS21)、所定サイズのデータの受信完了に応じて、受信完了通知を提供者端末120に送信する(ステップS23)。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、登録管理装置10から受信完了通知を受信すると(ステップS25)、時間計測を終了させ、転送速度を算出する(ステップS27)。例えば1Mバイト×8/時間(秒)により、転送速度(bps)が計算できる。そして、監視部1211は、提供者登録情報(貸出条件等)に含まれる登録転送速度の条件を満たしているか判断する(ステップS29)。もし、満たしていないと判断された場合には、エラーを提供者端末120の表示装置に表示させ、一旦処理を終了させる(ステップS31)。この際、登録管理装置10にエラーを通知するようにしても良い。一方、登録転送速度の条件を満たしている場合には、端子A及びBを介して図5の処理に移行する。
図5の処理に移行する場合には貸出条件を満たしていることが確認されたことになるので、提供者登録情報(貸出条件等)を参照してHTTPオプションがonになっているか確認する(ステップS31)。もし、HTTPオプションがoffとなっている場合には、ステップS39に移行する。一方、HTTPオプションがonとなっている場合には、監視部1211は、自IPアドレスを取得し、当該自IPアドレスを含むDDNS登録依頼を登録管理装置10に送信する(ステップS33)。また、制御プログラム121の監視部1211は、領域管理部1212に、HTTPオプションがonとなるようにセットする。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120からDDNS登録依頼を受信し(ステップS35)、提供者端末120のIPアドレス及び提供者情報格納部6に格納されている提供者端末120のドメイン名を含む登録依頼をDDNS管理装置12に送信する(ステップS37)。DDNS管理装置12は、登録依頼に従って、DNSに、IPアドレスとドメイン名の対を登録する。
また、提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、HTTPオプションがoffの場合及びステップS33の後に、制御開始を登録管理装置10に通知する(ステップS39)。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120から制御開始通知を受信すると(ステップS41)、当該提供者端末120のIPアドレスを提供者情報格納部6の該当レコードに登録し(ステップS43)、さらに制御フラグをonにセットする(ステップS45)。
このようにすると、提供者端末120に確保されている提供領域122の利用希望者が出てきた場合に、当該利用希望者により提供領域122は利用可能となる。なお、上で述べた処理は、提供者端末120の電源をシャットダウンさせたり、ネットワークとの接続が切れたり、何らかの理由で制御プログラム121が所定期間以上動作しなくなった場合においても再度実施する必要がある。また、提供者管理部1は、例えば、ステップS3、S5、S9、S21、S23、S35、S37、S41、S43、S45において処理に係るログデータをログ格納部8に格納する。
次に、図6を用いて、通常運用時の監視処理について説明する。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、所定の領域に保持している提供者ID及びパスワードを、任意のタイミングで、ネットワークを介して登録管理装置10に送信する(ステップS51)。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120から提供者ID及びパスワードを受信すると(ステップS53)、提供者情報格納部6に格納されている提供者情報を参照して認証処理を実施する(ステップS55)。
認証処理において認証に失敗すると、提供者管理部1は、エラー通知を提供者端末120に送信する。そして、提供者情報格納部6において、当該提供者IDに係るレコードに対応して制御フラグをoffに、エラーフラグを「あり」にセットする。但し、制御フラグをoffに、エラーフラグを「あり」にセットするのは、他人の提供者IDが誤って通知される場合もあるので、例えば提供者情報格納部6に登録されている当該提供者端末120のIPアドレスまで同一である場合に限定しても良い。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、エラー通知を受信し、一旦処理を終了させる(ステップS57)。なお、警告表示を表示装置に行うようにしても良い。
一方、認証処理において認証に成功すると、提供者IDに対応する提供者登録情報(貸出条件等)を提供者情報格納部6から読み出し、提供者端末120に送信する(ステップS59)。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、登録管理装置10から提供者登録情報(貸出条件)を受信すると、提供者端末120のメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS61)。なお、ステップS59及びS61は、初期処理時のデータを保持しておくことができればスキップできる。そして、監視部1211は、登録容量が貸出用のストレージ領域(提供領域122)として確保されているか判断する(ステップS63)。ここではステップS13で生成した1つの特殊なファイルのサイズが登録容量となっているか判断する。もし、登録容量が確保されていないと判断された場合には、エラー通知を登録管理装置10に送信し、一旦処理を終了させる(ステップS65)。なお、警告表示を表示装置に行うようにしても良い。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120からエラー通知を受信すると、当該提供者IDに係るレコードの制御フラグをoffに、エラーフラグを「あり」にセットする(ステップS67)。
一方、登録容量の貸出用のストレージ領域が確保されていると判断された場合には、所定サイズ(例えば1Mバイト)のデータを登録管理装置10に送信し、時間計測を開始する(ステップS69)。登録管理装置10の提供者管理部1では、提供者端末120から所定サイズのデータを受信し(ステップS71)、所定サイズのデータの受信完了に応じて、受信完了通知を提供者端末120に送信する(ステップS73)。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、登録管理装置10から受信完了通知を受信すると(ステップS75)、時間計測を終了させ、転送速度を算出する(ステップS77)。そして、監視部1211は、提供者登録情報(貸出条件等)に含まれる登録転送速度の条件を満たしているか判断する(ステップS79)。もし、満たしていないと判断された場合には、エラー通知を登録管理装置10に送信し、一旦処理を終了させる(ステップS81)。なお、警告表示を表示装置に行うようにしても良い。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120からエラー通知を受信すると、当該提供者IDに係るレコードの制御フラグをoffに、エラーフラグを「あり」にセットする(ステップS83)。
一方、登録転送速度の条件を満たしていると判断された場合には、提供者から制御プログラム121の終了が指示されたか判断する(ステップS85)。提供者から終了が指示されていない場合には、ステップS51に戻る。但し、実際にステップS51を実行するのは、任意の時間経過後である。一方、提供者から終了が指示されていると判断された場合には、終了通知を登録管理装置10に送信し、処理を終了する(ステップS87)。登録管理装置10の提供者管理部1は、提供者端末120から終了通知を受信した場合には、当該提供者IDに係るレコードの制御フラグをoffにセットする(ステップS89)。
このようにすると、提供者端末120において貸出条件が満たされているかを任意のタイミングで確認することができ、登録管理装置10において必要な設定を行うことができる。なお、ステップS53、S55、S59、S67、S71、S73、S83、S89において処理に係るログデータをログ格納部8に格納する。また、例えばステップS59より後では、提供者端末120側に特に問題がない場合にはステップS75及びS77を除き通信が行われないので、例えばステップS55又はステップS59のタイミングで、提供者情報格納部6における当該提供者IDに係るレコードにおいて、最終確認日時を更新しておく。なお、ステップS67、S83及びS89のステップを実施した場合には、その時点で最終確認日時を更新する。
上で述べたようなログデータをログ格納部8に格納しておくことにより、料金計算時に、貸出条件が満たされていない状態がどの程度の期間生じているかを確認することができる。例えば月末にその月においてどの程度貸出条件が満たされていないかを確認することにより、最終的にその月に利用者から徴収し、提供者に支払う料金を確定させる。なお、利用者が存在しない場合には、貸出条件が満たされていない場合であっても問題は生じないので、料金の調整は行われない。また、全ての提供者が24時間連続して空きストレージ領域を提供しているわけではないので、予め決められている貸出時間をも考慮して貸出条件が満たされているかを確認する必要がある。なお、このログ解析処理については、本実施の形態の主要な処理ではないので、これ以上述べない。
上で述べた制御プログラム121と提供者管理部1では、主に制御プログラム121が貸出条件を満たしているかを確認しているが、例えばステップS13で生成した特殊なファイルのサイズのデータを提供者管理部1に送信して提供者管理部1において登録容量を確保できているか確認したり、登録転送速度についても提供者管理部1において速度計算を実施するなど、提供者管理部1にて判定するようにしても良い。
次に、本サービスにより空きストレージ領域の利用を希望する利用希望者が、ISP100に対して領域購入登録を行い、特定の提供者を選択して、当該特定の提供者に係る提供者端末120における提供領域122を使用する登録を行った後に、ファイルをアップロードする際の処理について図7及び図8を用いて説明する。まず、利用者は、利用者端末110にインストールされているアップロード・ダウンロード・プログラム111を起動する。そうすると、アップロード・ダウンロード・プログラム111は、アップロードとダウンロードといずれを行うか選択を促す。ここではアップロードを選択するものとする。そうすると、アップロード・ダウンロード・プログラム111は、利用者ID、パスワード及び提供者IDの入力を促す。提供者IDについては入力不要とすることも可能であるが、例えば複数の提供者の提供領域122を使用している場合もあり、いずれにアップロードするのかを特定するために指定するものとする。提供者IDではなく、他の識別情報の場合もある。また、この段階においてアップロードするファイルのファイル名を入力するようにしても良い。アップロード・ダウンロード・プログラム111は、利用者からの入力を受け付け、利用者ID、パスワード及び提供者IDを含むファイルアップロード要求を登録管理装置10に送信する(ステップS91)。
登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、アップロード・ダウンロード・プログラム111から、利用者ID、パスワード及び提供者IDを含むアップロード要求を受信すると(ステップS93)、利用者IDから利用者情報格納部7を参照して認証処理を実施する(ステップS95)。
利用者情報格納部7には、例えば図8に示すようなデータが格納されている。図8の例では、利用者IDの列と、パスワード(PW)の列と、提供者IDの列と、購入(借入)容量の列と、使用済み容量の列と、キーの列とが設けられており、利用者の契約毎にレコードが登録されている。すなわち、利用者IDと提供者IDの組み合わせごとにレコードが登録されている。購入容量及び使用済み容量は、例えばアップロードが必ず失敗するような容量オーバーを判定するために格納されている。キーについては、暗号化を例えば利用者指定のキーによって行う場合には登録される。
もし、認証処理に失敗した場合には、利用者インターフェース部3は、パスワードが違いますといったメッセージを含むエラー通知を利用者端末110に送信する。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、エラー通知を受信して、表示装置に表示する(ステップS97)。一方、認証処理に成功した場合には、アップロード要求に含まれる提供者IDを用いて提供者情報格納部6から当該提供者IDに係るデータを読み出し、提供者IDに対応するIPアドレスを用いて状態確認要求を送信する(ステップS99)。例えばPingであってもよい。なお、制御フラグがoffになっている場合には、代替領域が設定されていなければ以下の処理を実行することなく、エラー通知を利用者端末110に送信し、処理を終了させる。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、登録管理装置10から状態確認要求を受信し(ステップS101)、提供領域122などの状態を確認の上状態通知を登録管理装置10に送信する(ステップS103)。制御プログラム121が通常どおり実行されていることのみを確認して状態通知を返信するようにしても良い。また、Pingであれば、制御プログラム121でなく提供者端末120のネットワーク機能が応答する。
登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、提供者端末120から状態通知を受信する(ステップS105)。または、提供者端末120全体又は制御プログラム121が動作不能になっていれば、状態通知は返信されてこない。従って、利用者インターフェース部3は、状態通知の有無及びその内容から提供領域122が活性状態であるか判断する(ステップS107)。もし、不活性状態であれば、利用者インターフェース部3は、エラー通知を利用者端末110に送信する。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、登録管理装置10からエラー通知を受信し、表示装置に表示する(ステップS109)。
一方、活性状態である場合には、利用者インターフェース部3は、ファイル送信許可通知を利用者端末110に送信する(ステップS111)。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、ファイル送信許可通知を受信し、表示装置に表示する(ステップS113)。利用者は、利用者端末110を操作して、アップロード対象のファイルを指定する。指定を受けた利用者端末110は、指定されたファイルをファイル格納部112から読み出し、登録管理装置10に送信する(ステップS115)。登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、ファイルを受信し、一旦テンポラリ領域5に格納する(ステップS117)。この段階にて、利用者情報格納部7に格納されている当該利用者のレコードを参照して、テンポラリ領域5に格納されているファイルの容量と空き容量から書き込み可能かを判断するようにしても良い。また、アップロード要求にアップロード要求に係るファイルのファイル・サイズを含めるようにして、アップロード要求受信時において空き容量の判定を行うようにしても良い。そして、空き容量があれば、利用者インターフェース部3は、テンポラリ領域5からファイルを登録管理装置10に送信する(ステップS119)。なお、利用者情報格納部7に格納されている当該利用者のレコードを参照して、利用者のキーを送信する場合もある。
提供者端末120における制御プログラム121の領域管理部1212は、登録管理装置10からファイルを受信し、提供領域122に書き込む(ステップS121)。ここで領域管理部1212による提供領域122の管理について説明しておく。上で述べたように、本実施の形態では、提供領域122に、貸出条件に沿って登録容量を有する1つのファイルのみを生成する。従って、当該1つのファイルの中に、アップロードされたファイルを仮想的ファイルとして格納する。また、アップロードされたファイルを分割して格納位置を不連続とする。これにより提供者端末120をローカルに使用する提供者による提供領域122の閲覧を困難にする。図9(a)に提供領域122に格納されるファイルの概念図を示す。図9(a)に示すように、管理領域のほか、分割された仮想ファイル1の第1の部分であるファイル1(1)と、仮想ファイルであるファイル2と、分割された仮想ファイル1の第2の部分であるファイル1(2)と、仮想ファイルであるファイル3と...が含まれている。ファイル1は分割されており、記憶位置は不連続となっている。管理領域には、仮想ファイル毎に、ファイル分割数、分割数分のファイル開始番地、分割数分のファイルサイズが登録されている。図9(a)の例であれば、図9(b)に示されているように、ファイル1分割数(2)、ファイル1−1開始番地(1000)、ファイル1−1サイズ(500)、ファイル1−2開始番地(5000)、ファイル1−2サイズ(200)、ファイル2分割数(1)、ファイル2開始番地(1500)、ファイル2サイズ(1200)、ファイル3分割数(1)、ファイル3開始番地(5500)、ファイル3サイズ(300)、...というデータが格納されている。
なお、領域管理部1212は、提供領域122に格納するデータについては暗号化する。これにより提供者端末120をローカルに使用する提供者による提供領域122の閲覧をより困難にする。暗号化は、例えば秘密鍵方式を採用し、例えば利用者が決定したキーを用いたり、元ファイルのCRC(Cyclic Redundancy Check)値(抽出した暗号化ファイルからは復元不可)などをキーに用いて暗号化する。アルゴリズムについては周知の技術を用いてもよい。なお、ネットワーク経路中の暗号化については、SSL(Secure Socket Layer)など他の周知な手段を用いるためここでは考慮しないものとする。さらに、領域管理部1212は、提供領域122へのアクセスを監視しており、ローカルな読み出し要求に対しては応答しないようにする。また、HTTPオプションがoffの場合には登録管理装置10からのアクセスの場合のみ提供領域122からファイルの抽出を実施する。また、HTTPオプションがonの場合にはHTTPリクエストの場合のみ提供領域122からファイルの抽出を実施する。すなわち、制御プログラム121は、何らかの手段により、登録管理装置10からのアクセスであることを確認し、確認がとれた場合にのみファイルのデータを抽出する。抽出の際には、提供領域122の管理領域を参照して仮想ファイルのデータを読み出し、暗号の復号化、必要に応じてデータの連結などを実施する。
アップロードされたファイルについては、例えばランダムに分割数を決定し、格納位置を決定し、管理領域に管理データを格納して、さらに暗号化を行って提供領域122に格納する。
キーについてはHTTPオプションがonの場合には、例えば制御プログラム121が所定の領域に所定のスクランブルをかける等して保持しておく。すなわち、HTTPアクセスに応じて当該キーを用いて復号を行う。HTTPオプションがoffの場合には、HTTPオプションがonの場合と同じように管理するか、ダウンロードの都度にキーを送信してもらうかいずれかである。
また、アップロード・ダウンロード・プログラム111により、暗号化及び復号化を実施するようにしても良い。その際には、領域管理部1212は、暗号化については、SSL以外の処理は行わない。
処理フローの説明に戻って、何らかの理由にて提供者端末120における制御プログラム121の領域管理部1212がファイルの書き込みに失敗する場合もある。従って、領域管理部1212はファイルの書き込みが正常終了したか判断し(ステップS123)、もし正常終了しなかった場合にはエラー通知を登録管理装置10に送信する。登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、提供者端末120からエラー通知を受信すると、利用者端末110にエラー通知を転送する(ステップS125)。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、エラー通知を登録管理装置10から受信し、表示装置に表示する(ステップS127)。
一方、ファイルの書き込みが正常終了した場合には、領域管理部1212は、書き込み完了通知を登録管理装置10に送信する(ステップS129)。登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、提供者端末120から書き込み完了通知を受信し、利用者端末110に転送する(ステップS131)。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、書き込み完了通知を登録管理装置10から受信し、表示装置に表示する(ステップS133)。これにより利用者はアップロードの完了を認識することができる。
登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、例えばテンポラリ領域5からアップロードしたファイルを削除したり、利用者情報格納部7の当該利用者のレコードにおいて使用済み容量を更新したりする後処理を実施する(ステップS135)。
このようにすることにより利用者端末110から提供者端末120へのファイルのアップロードが可能になる。上でも述べたように提供者端末120ではローカルな閲覧を不能化する機能が備えられているため、提供者に対してファイルの機密保持が可能となる。なお、上でも述べたがネットワーク経路上においても周知の技術で暗号化すればセキュアな状態でファイルのアップロードが可能となる。なお、ログデータについては図7に示した登録管理装置10が実行する各ステップについて生成して、ログ格納部8に格納する。
また、アップロードではオプションで、例えば同じファイル名のファイルが存在する場合には上書き保存するというような処理も指定可能である。
次に、提供者端末120の提供領域122に格納されているファイルを利用者端末110によりダウンロードする場合について説明する。なお、図10に示す処理フローはHTTPオプションがoffである場合の処理フローであり、図11に示す処理フローはHTTPオプションがonである場合の処理フローである。
まず図10から説明する。利用者は、利用者端末110にインストールされているアップロード・ダウンロード・プログラム111を起動する。そうすると、アップロード・ダウンロード・プログラム111は、アップロードとダウンロードといずれを行うか選択を促す。ここではダウンロードを選択するものとする。そうすると、アップロード・ダウンロード・プログラム111は、利用者ID、パスワード、提供者ID及びダウンロードするファイル名の入力を促す。アップロードと同じで、提供者IDについては不要とすることも可能であるが、例えば複数の提供者の提供領域122を使用している場合もあり、いずれからダウンロードするのかを特定するために指定するものとする。アップロード・ダウンロード・プログラム111は、利用者からの入力を受け付け、利用者ID、パスワード、提供者ID及びファイル名を含むダウンロード要求を登録管理装置10に送信する(ステップS141)。
登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、アップロード・ダウンロード・プログラム111から、利用者ID、パスワード、提供者ID及びファイル名を含むダウンロード要求を受信すると(ステップS143)、利用者IDから利用者情報格納部7を参照して認証処理を実施する(ステップS145)。
もし、認証処理に失敗した場合には、利用者インターフェース部3は、パスワードが違いますといったメッセージを含むエラー通知を利用者端末110に送信する。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、エラー通知を受信して、表示装置に表示する(ステップS147)。一方、認証処理に成功した場合には、ダウンロード要求に含まれる提供者IDを用いて提供者情報格納部6から当該提供者IDに係るデータを読み出し、提供者IDに対応するIPアドレスを用いて状態確認要求を送信する(ステップS149)。なお、制御フラグがoffになっている場合には、代替領域が設定されていなければ以下の処理を実行することなく、エラー通知を利用者端末110に送信し、処理を終了させる。提供者端末120における制御プログラム121の監視部1211は、登録管理装置10から状態確認要求を受信し(ステップS151)、提供領域122などの状態を確認の上状態通知を登録管理装置10に送信する(ステップS153)。制御プログラム121が通常どおり実行されていることのみを確認して状態通知を返信するようにしても良い。
登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、提供者端末120から状態通知を受信する(ステップS155)。または、提供者端末120全体又は制御プログラム121が動作不能になっていれば、状態通知は返信されてこない。従って、利用者インターフェース部3は、状態通知の有無及びその内容から提供領域122が活性状態であるか判断する(ステップS157)。もし、不活性状態であれば、利用者インターフェース部3は、エラー通知を利用者端末110に送信する。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、登録管理装置10からエラー通知を受信し、表示装置に表示する(ステップS159)。
一方、活性状態である場合には、利用者インターフェース部3は、ステップS143で受信したファイル名を含むファイル取得要求を登録管理装置10に送信する(ステップS161)。なお、利用者情報格納部7に格納されている当該利用者のレコードを参照して、利用者のキーを送信する場合もある。
提供者端末120における制御プログラム121の領域管理部1212は、登録管理装置10からファイル名を含むファイル取得要求を受信し、一旦メインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS163)。そして、領域管理部1212は、提供領域122(管理領域)を検索して、指定されたファイル名のファイルが存在するか確認する(ステップS165)。もし、指定されたファイル名のファイルが存在しなかった場合にはエラー通知を登録管理装置10に送信する。登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、提供者端末10からエラー通知を受信すると、利用者端末110にエラー通知を転送する(ステップS167)。利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、エラー通知を登録管理装置10から受信し、表示装置に表示する(ステップS169)。
一方、指定ファイル名のファイルが存在する場合には、領域管理部1212は、提供領域122から指定ファイル名のファイルのデータを抽出し、復号化し、分割されている場合にはファイルの連結を行って、登録管理装置10に送信する(ステップS171)。登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、提供者端末120から要求ファイルを受信し、一旦テンポラリ領域5に格納する(ステップS173)。そして、テンポラリ領域から要求ファイルを読み出し、利用者端末110に送信する(ステップS175)。
利用者端末110のアップロード・ダウンロード・プログラム111は、要求ファイルを登録管理装置10を受信し、利用者端末110のファイル格納部112に格納する(ステップS177)。これにより利用者はアップロードされていたファイルをダウンロードして使用することができるようになる。
登録管理装置10の利用者インターフェース部3は、例えばテンポラリ領域5からダウンロードしたファイルを削除するなどの後処理を実施する(ステップS179)。
このようにすることにより利用者端末110は提供者端末120からファイルをダウンロードすることができるようになる。なお、上でも述べたがネットワーク経路上においても周知の技術で暗号化すればセキュアな状態でファイルのダウンロードが可能となる。なお、ログデータについては図10に示した登録管理装置10が実行する各ステップについて生成して、ログ格納部8に格納する。
ダウンロードのオプションとして、ダウンロードしたファイルを削除するという指示を同時に行うようにしても良い。その場合には、提供者端末120における制御プログラム121の領域管理部1212が、データの抽出と同時に削除を実施し、さらに管理領域から該当データを削除する処理も実施する。
次に図11を用いてHTTPオプションがonとなっている場合を説明する。HTTPオプションがonとなっている場合には、提供者端末120へのアクセスはWebブラウザで実行できる。また、閲覧者の制限を行わない場合には、利用者だけではなく、他の閲覧者でもネットワークを介してファイルの閲覧が可能である。すなわち図2において閲覧者端末130を操作する閲覧者もWebブラウザ131を用いて提供者端末120からファイルをダウンロードすることができる。ここでは、利用者が利用者端末110bを操作してWebブラウザ113を用いて提供者端末120からファイルをダウンロードする場合を説明する。
利用者が利用者端末110bを操作してWebブラウザ113により、提供者端末120に設定されているドメイン名を含むURL(Uniform Resource Locator)を指定して、特定のファイルへのHTTPアクセスを実行させる(ステップS181)。DDNS管理装置12を介して提供者端末120のドメイン名とIPアドレスの対はDNSに登録されているため、URLからIPアドレスが特定できるため、提供者端末120へHTTPのGETリクエストを提供者端末120に送信することができる。提供者端末120の領域管理部1212は、HTTPオプションがonになっている場合には、Webサーバ機能を有しており、利用者端末110bからの特定のファイルへのHTTPアクセスを受信し(ステップS183)、要求されたファイルが提供領域122に存在しているか判断する(ステップS185)。存在していないと判断された場合には、アクセス不可を示すメッセージを利用者端末110bに送信する。利用者端末110bのWebブラウザ113は、提供者端末120からアクセス不可を示すメッセージを受信し、表示装置に表示する(ステップS187)。
一方、要求されたファイルが提供領域122に存在していると判断された場合には、提供者端末120の領域管理部1212は、提供領域122の管理領域を参照して、要求ファイルのデータを抽出し、復号化し、ファイルを再構成して(ステップS189)、HTTPレスポンスとして要求ファイルを利用者端末110bに送信する(ステップS191)。利用者端末110bのWebブラウザ113は、提供者端末120から要求ファイルをHTTPレスポンスから受信し、表示装置に表示する(ステップS193)。
このようにすれば通常使用されているWebブラウザを用いて容易に提供者端末120からファイルをダウンロードすることができるようになる。また、利用者以外の閲覧者にもファイルをダウンロードさせることができるようになる。なお、この場合、アクセス自体もISP100を経由しない場合もあり、ISPはネットワーク設備の負荷も軽減できる。
以上の説明では、代替領域管理サーバ14により管理されている代替領域15に関連する処理の説明を省略していた。ここで、代替領域管理サーバ14の代替領域15の使用方法の一例を示す。
例えば、図6において、ステップS67、S83及びS89において、制御フラグがoffとセットされた場合に図12の処理を実施する。すなわち、登録管理装置10の提供者管理部1は、制御フラグがoffにセットされたことを検出すると、提供者情報格納部6を参照して当該制御フラグに係る提供者が代替領域の設定を行っているか判断する。代替領域の設定を行っている場合には、提供者情報格納部6に、代替領域のパス名及びIPアドレスが格納されている。従って、提供者情報格納部6を参照して、代替名のパス情報及びIPアドレスが登録されているか否かで代替領域15を使用できるかを判断する。
もし使用可能と判断された場合には、提供者情報格納部6から代替領域を特定する(ステップS201)。そして、提供者情報格納部6を参照して、HTTPオプションがonとなっているか判断する(ステップS203)。もし、HTTPオプションがoffであれば、提供者情報格納部6において提供者に対応するIPアドレスを、代替領域のIPアドレスに変更する(ステップS205)。但し、代替領域のIPアドレスを有効化させればよく、例えば提供者情報格納部6において提供者に対応するIPアドレスを削除するようにしてもよい。
一方、HTTPオプションがonであれば、IPアドレス及び登録ドメイン名を含む登録変更依頼をDDNS管理装置12に送信する(ステップS207)。DDNS管理装置12は、DNSにおいて登録変更依頼に基づき登録内容を変更する。
このようにすることにより、HTTPオプションがoffの場合には、ダウンロード時に代替領域のIPアドレスに従ってダウンロード要求の送信先を代替領域管理サーバ14に変更することができる。アップロード時にも代替領域のIPアドレスに従ってアップロード要求の送信先を代替領域管理サーバ14に変更することができる。HTTPオプションがonの場合には、ダウンロード時にDNSによりアクセス先が代替領域管理サーバ14になっているので、問題なくダウンロードが可能となる。アップロードはHTTPオプションがoffの場合と同様である。
なお、提供者端末120における提供領域122の信頼性から、ダウンする直前に提供領域122のデータを代替領域管理サーバ14の代替領域15に移動させることは困難である場合が多い。従って、例えば図10のステップS161において、代替領域を使用できるか否かを提供者情報格納部6を参照して特定し、使用可能であれば、提供者端末120だけではなく、代替領域15にも同様のファイルをアップロードしておく。そうすれば、提供者端末120が使用不可になった場合であっても問題はない。但し、ダウンさせる前に提供領域122の内容を代替領域15に移動させるようにしても良い。
なお、代替領域15を一度使用するような設定を行うと、代替領域15においてファイル内容の変更が行われる場合がある。従って、提供者管理部1は、提供者情報格納部6において制御フラグがonに変更されたことを検出すると、図13に示すような処理を実施する。
図13の例では、登録管理装置10の提供者管理部1は、代替領域管理サーバ14に対して、代替領域15に格納されている制御フラグがonとなったレコードに係る提供者の提供者端末120における提供領域122のための全ファイルを要求し、代替領域管理サーバ14からファイルを受信する(ステップS211)。提供者情報格納部6には代替領域15内のパス名のデータが格納されているので、そのディレクトリに含まれるデータを全て読み出し、テンポラリ領域5に格納する。そして、提供者管理部1は、読み出した全ファイルを上書きオプション付のアップロード要求として提供者端末120に送信する(ステップS213)。この後の処理については、図7のステップS119乃至S131(ステップS125を除く)の処理と同じである。
以上のような処理を実施することにより、ネットワーク上に分散された小規模な空きストレージ領域を利用希望者に仲介して、利用希望者に有効に利用させることができるようになる。また、ISP100は、仲介手数料を得ることができ、提供者も貸出用のストレージ領域が他の利用者により利用されれば賃料を得ることができ、利用者も安価なネットワーク上のストレージ領域を利用できるようになる。
なお、図2に示した端末及び装置は、図14に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上記機能を実現するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータは、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、以下で述べるような各種機能を実現する。
以上本発明の一実施の形態を述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。図2に示したプログラムの機能ブロック分けは、実際のプログラム・モジュールに対応するわけではない。また、ストレージ領域の構成についても任意である。
また、登録管理装置10、DDNS管理装置12及び代替領域管理サーバ14についても1台で上で述べた機能を実現せずに、複数台のコンピュータで上で述べた機能を実現するようにしても良い。
さらに、冒頭で述べたサービスとは異なるサービスであっても上で述べた本実施の形態に係るコンピュータ・システム全体又は一部を使用できる場合もある。上で述べた貸出条件は、上で述べた例より少なくても多くても良い。但し、容量のみは必須条件となる。
上ではファイルのアップロード(上書きアップロードを含む)と、ダウンロード(削除を伴うダウンロード)だけを述べたが、単純なファイルの削除を提供者端末120における制御プログラム121の領域管理部1212に実施させるようにしても良い。
暗号のキーについては、予め利用者情報格納部7に登録する例を示したが、必要な場合に利用者が入力するようにしても良い。さらにHTTPオプションがonである場合には、暗号化を行わないような設定にしても良い。さらに、HTTPオプションがonであっても、制御プログラム121の領域管理部1212によりパスワードによるアクセス制限を実施するような構成を採用する場合もある。但し、このような構成は通常のWebサーバの機能であり特別なものではなく、領域管理部1212がWebサーバ機能を有していれば可能である。
本発明の一実施の形態に係るサービスを説明するための画面例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るコンピュータ・システムの機能ブロック図である。 制御プログラムの初期設定処理の処理フローの第1の部分を示す図である。 提供者情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 制御プログラムの初期設定処理の処理フローの第2の部分を示す図である。 制御プログラムの実行中に行われる監視処理の処理フローを示す図である。 ファイルのアップロード処理の処理フローを示す図である。 利用者情報格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 (a)は提供領域に格納される1つのファイル内の構成を示す模式図である。(b)は、管理領域のデータ構造示す模式図である。 HTTPオプションoffの場合のダウンロード処理の処理フローを示す図である。 HTTPオプションonの場合のダウンロード処理の処理フローを示す図である。 代替領域切替処理の処理フローの一例を示す図である。 代替領域からの復帰処理の処理フローの一例を示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1 提供者管理部 3 利用者インターフェース部
5 テンポラリ領域 6 提供者情報格納部
7 利用者情報格納部 8 ログ格納部
10 登録管理装置 12 DDNS管理装置 14 代替領域管理サーバ
15 代替領域
100 ISP 110,110b 利用者端末
111 アップロード・ダウンロード・プログラム
112 ファイル格納部
120 提供者端末 121 制御プログラム
122 提供領域
130 閲覧者端末 113,131 Webブラウザ
1211 監視部 1212 領域管理部

Claims (16)

  1. ネットワークを介してコンピュータにおけるストレージ領域の貸出を行うための制御プログラムであって、
    貸出条件に従ったサイズのストレージ領域を前記コンピュータにおいて確保する領域確保手段と、
    前記領域確保手段により確保された前記ストレージ領域に対する、前記コンピュータにおけるローカルな閲覧を不能化する閲覧不能化手段と、
    を前記コンピュータに実現させるための制御プログラム。
  2. 前記領域確保手段は、前記貸出条件に従ったサイズの1つのファイルを生成し、
    前記閲覧不能化手段が、
    前記1つのファイルにおいて、格納すべきファイルを仮想ファイルとして管理するファイル管理手段
    を有する請求項1記載の制御プログラム。
  3. 前記閲覧不能化手段が、
    前記ネットワークを介しての所定プロトコルによるリクエストのみに応答して、前記1つのファイルから前記リクエストに係るファイルを抽出して前記リクエスト元に送信する手段
    をさらに有する請求項2記載の制御プログラム。
  4. 前記ファイル管理手段が、前記1つのファイルにおいて、格納すべきファイルを分割して複数の仮想ファイルとして格納することを特徴とする請求項2記載の制御プログラム。
  5. 前記ファイル管理手段は、前記ネットワークに接続されている管理装置からの所定のリクエストのみに応答して、前記管理装置から受信した、当該所定のリクエストに係るファイルを、前記1つのファイルに格納すべきファイルとして取り扱うことを特徴とする請求項2記載の制御プログラム。
  6. 貸出用に確保されるべきストレージ領域のサイズを含む、前記ストレージ領域の貸出条件を満たしているか確認するための処理を実施し、処理結果を前記ネットワークに接続されている管理装置に通知を行う監視手段、
    をさらに実現する請求項1乃至5記載の制御プログラム。
  7. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための、コンピュータにより実行される管理方法であって、
    前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていることが確認され且つ前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータから当該コンピュータのIPアドレスを受信した場合、前記IPアドレスを前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して登録するステップと、
    前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータのIPアドレスと予め前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して登録されているドメイン名との登録をDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置に要求するステップと、
    を含む管理方法。
  8. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための、コンピュータにより実行される管理方法であって、
    前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータとの通信に基づき、前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件の充足状態を管理する管理ステップと、
    前記管理ステップにおいて前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていないと判断された場合には、前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して代替領域についての登録がなされているか判断し、登録されている場合にはDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置に登録変更を通知するステップと、
    を含む管理方法。
  9. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための、コンピュータにより実行される管理方法であって、
    前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータとの通信に基づき、前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件の充足状態を管理する管理ステップと、
    前記管理ステップにおいて前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていないと判断された場合には、前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して代替領域についての登録がなされているか判断し、登録されている場合には前記代替領域のアドレスを有効化するステップと、
    を含む管理方法。
  10. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための、コンピュータにより実行される管理方法であって、
    前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていることが確認され且つ前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータから当該コンピュータのIPアドレスを受信した場合、前記IPアドレスを前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して提供者データ格納部に登録するステップと、
    前記貸出用のストレージ領域の利用者の端末から第1のファイルのアップロード要求を受信した場合、前記提供者データ格納部を参照して、確保されている前記貸出用のストレージ領域が前記利用者用に確保されているコンピュータに前記第1のファイルを送信するステップと、
    を含む管理方法。
  11. 前記貸出用のストレージ領域の利用者の端末から第2のファイルのダウンロード要求を受信した場合、前記提供者データ格納部を参照して、前記貸出用のストレージ領域が前記利用者用に確保されているコンピュータに対して前記第2のファイルを要求し、当該コンピュータから前記第2のファイルを受信した場合には前記利用者の端末に送信するステップ
    をさらに含む請求項10記載の管理方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1つ記載の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための管理装置であって、
    前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータとの通信に基づき、前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件の充足状態を管理する管理手段と、
    前記管理手段により前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていないと判断された場合には、前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して代替領域についての登録がなされているか判断し、登録されている場合にはDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置に登録変更を通知する手段と、
    を有する管理装置。
  14. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための管理装置であって、
    前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていることが確認され且つ前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータから当該コンピュータのIPアドレスを受信した場合、前記IPアドレスを前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して登録する手段と、
    前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータのIPアドレスと予め前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して登録されているドメイン名との登録をDDNS(Dynamic Domain Name Server)管理装置に要求する手段と、
    を有する管理装置。
  15. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための管理装置であって、
    前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータとの通信に基づき、前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件の充足状態を管理する管理手段と、
    前記管理手段により前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていないと判断された場合には、前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して代替領域についての登録がなされているか判断し、登録されている場合には前記代替領域のアドレスを有効化する手段と、
    を有する管理装置。
  16. ネットワーク上に分散して配置されている貸出用のストレージ領域を管理するための管理装置であって、
    前記貸出用のストレージ領域に設定されている貸出条件が充足されていることが確認され且つ前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータから当該コンピュータのIPアドレスを受信した場合、前記IPアドレスを前記貸出用のストレージ領域が確保されているコンピュータ又は当該コンピュータの使用者に対応して提供者データ格納部に登録する手段と、
    前記貸出用のストレージ領域の利用者の端末から第1のファイルのアップロード要求を受信した場合、前記提供者データ格納部を参照して、確保されている前記貸出用のストレージ領域が前記利用者用に確保されているコンピュータに前記第1のファイルを送信する手段と、
    を有する管理装置。
JP2004066247A 2004-03-09 2004-03-09 制御プログラム、管理方法及び装置 Withdrawn JP2005258594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004066247A JP2005258594A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 制御プログラム、管理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004066247A JP2005258594A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 制御プログラム、管理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005258594A true JP2005258594A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35084271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004066247A Withdrawn JP2005258594A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 制御プログラム、管理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005258594A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194500A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社ニコン 情報記憶装置、情報記憶システム、及び情報記憶制御プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325041A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Toyo Eng Corp 計算機資源活用方法及びシステム
JP2002092517A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Nec Corp ディスクエリアレンタルシステム、そのレンタル方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2003178206A (ja) * 2001-12-07 2003-06-27 Sharp Corp 情報処理システム
JP2003296179A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置及びネットワークファイル方法
JP2004171224A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Nec Corp 契約ストレージ代行提供システムおよび契約ストレージ代行提供方法
JP2005004349A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Hitachi Ltd ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、及びストレージ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325041A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Toyo Eng Corp 計算機資源活用方法及びシステム
JP2002092517A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Nec Corp ディスクエリアレンタルシステム、そのレンタル方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2003178206A (ja) * 2001-12-07 2003-06-27 Sharp Corp 情報処理システム
JP2003296179A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置及びネットワークファイル方法
JP2004171224A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Nec Corp 契約ストレージ代行提供システムおよび契約ストレージ代行提供方法
JP2005004349A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Hitachi Ltd ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、及びストレージ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194500A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 株式会社ニコン 情報記憶装置、情報記憶システム、及び情報記憶制御プログラム
JPWO2015194500A1 (ja) * 2014-06-20 2017-05-25 株式会社ニコン 情報記憶装置、情報記憶システム、及び情報記憶制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11132464B2 (en) Security systems and methods for encoding and decoding content
US11132463B2 (en) Security systems and methods for encoding and decoding digital content
JP3522635B2 (ja) 画像ファイルを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、この記録媒体の作成装置、画像ファイル作成プログラムを記録した媒体、画像ファイル送信装置、画像ファイル処理装置、画像ファイル処理プログラムを記録した媒体
US11741264B2 (en) Security systems and methods for social networking
US20030191716A1 (en) Secure storage system and method
CA2855828C (en) Security systems and methods for encoding and decoding digital content
JP2005258855A (ja) 通信履歴監視システム、及び、情報交換方法
JP2005258594A (ja) 制御プログラム、管理方法及び装置
JPWO2004114142A1 (ja) ウェブ情報管理装置、ウェブ情報管理方法ならびにウェブ情報管理プログラムおよびその記録媒体
JP2011138209A (ja) 文書管理システム、文書管理方法、及びそのプログラム
JP2002229452A (ja) 情報画像ファイルを記憶したデータ構造記憶媒体、当該情報画像ファイルを取り扱うシステム、当該システムを動作させる動作方法と動作させるプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体、および情報端末装置、当該端末装置を動作させるためのプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体。
JP2004334356A (ja) 利用権発行装置、サービス利用装置、利用権データ発行方法、利用権発行方法、利用権データ受信方法、利用権データ実行方法、利用権発行装置用プログラム、サービス利用装置用プログラム、利用権処理プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4243039B2 (ja) 画像ファイル処理装置、画像ファイル処理プログラム及び当該プログラムを記録した媒体
JP4243040B2 (ja) 情報画像ファイルのインストーラ装置、インストーラプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
WO2001029707A1 (fr) Systeme de fourniture d'informations
JP2004062864A (ja) インターネットを利用したオンラインショッピングシステム
JP2009003547A (ja) 機器監視装置
JP2004030618A (ja) インターネットを利用したサービスシステムおよびその方法
JP2010191998A (ja) 情報処理方法及びコンピュータ・システム
JP2004005633A (ja) インターネットを利用したリモートインストールシステムおよびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100803