JP2005257497A - センサ装置およびセンサ装置の接続構造 - Google Patents

センサ装置およびセンサ装置の接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 センシング部を有するセンサ構造部およびセンシング部からの信号を出力するための複数本のターミナルを備えるセンサ装置と、パッドを有する取付部材とを電気的に接続するにあたって、センサ装置と取付部材との誤組付を容易に検出する。
【解決手段】 センサ構造部11およびセンサ構造部11から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル30を有するセンサ装置100と、接続面210に複数個のパッド30を有する取付部材200とを備え、各ターミナル30の先端部31をパッド220に接触させるようにした接続構造において、1本のターミナル30aの先端部31が、その他のターミナル30bの先端部31に対して突出した位置にあり、この1本のターミナル30aに対応するパッド220は、当該1本のターミナル30aの先端部31と接触するように接続面210から凹んだ凹部230に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センシング部を有するセンサ構造部とセンシング部からの信号を出力するための複数本のターミナルとを備えるセンサ装置、および、このようなセンサ装置のターミナルを取付部材のパッドに電気的に接続してなる接続構造に関する。
従来より、センシング部を有するセンサ構造部とセンシング部からの信号を出力するための複数本のターミナルを備えるセンサ装置、および、その接続構造としては、たとえば、センシング部としてのセンサチップをダイアフラム上に設けたセンサ構造部と、ターミナルとしてのコンタクトピンとを備える圧力センサが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような圧力センサに代表される従来のセンサ装置においては、複数本のターミナルは、センサ構造部から同一方向に延びるように設けられている。そして、各ターミナルに対応して設けられた複数個のパッドを有する取付部材に対して、センサ装置が接続されるようになっている。
この取付部材は、その接続面が、センサ装置における複数本のターミナルの先端部に対向して配置されるとともに、当該接続面のうち複数本のターミナルに対応する位置に複数個のパッドが設けられたものである。
そして、複数本のターミナルの先端部を、それぞれ対応するパッドに接触させることにより、センサ装置と取付部材とを電気的に接続するものである。
特表2002−542107号公報
しかしながら、従来のセンサ装置においては、センサ装置と取付部材とを電気的に接続するにあたって、次に述べるような問題が生じる。この問題について、図7、図8を参照して具体的に述べる。
図7は、従来のセンサ装置800および取付部材900の概略外観構成を示す斜視図であり、図8は、図7に示されるセンサ装置800と取付部材900との接続方法を示す図である。
図7に示されるセンサ装置800においては、ケース810の内部にセンシング部を有するセンサ構造部が設けられている。そして、センシング部からの信号を出力するための複数本のターミナル820が、ケース810から同一方向に互いに平行に突出して設けられている。
また、図7に示されるように、取付部材900において、複数本のターミナル820の先端部に対向して配置された接続面910には、複数本のターミナル820に対応する位置に複数個のパッド920が設けられている。
ここで、従来のセンサ装置800では、複数本のターミナル820はすべて同一形状であり、各ターミナル820の先端部の位置も同一の高さにそろえられている。また、各ターミナル820は互いに軸対称の位置関係にある。
そのため、ターミナル820と取付部材900のパッド920との位置関係が少々ずれた場合であっても、すべてのターミナル820とパッド920とにおいて接触を保つことができる。
具体的には、図8に示されるように、センサ装置800のターミナル820が、電源端子、出力端子、接地端子、調整端子の4本あるとする。これら4本のターミナル820およびこれに対応するパッド920については、図8中において、電源、出力、接地、調整の順に符号V、O、G、Cとして示してある。
ターミナル820とパッド920とが正規の位置関係にある場合は、図8中の上側の図に示されるような状態となり、電源、出力、接地、調整の各ターミナル820の先端部が、電源、出力、接地、調整の各パッド920にそれぞれ接触することにより電気的に接続される。
しかしながら、図8における白抜き矢印の下側の図に示されるように、センサ装置800が上記した正規の位置関係から、中心軸まわりにたとえば90°回転した場合、ターミナル820とパッド920とは、誤組付されたものになる。
そして、上述したように、複数本のターミナル820はすべて同一形状であり、各ターミナル820の先端部の位置も同一の高さにそろっているため、この誤組付の場合でも、すべてのターミナル820とパッド920とにおいて接触が保たれる。
そのため、誤組付された場合でも、互いに電気的に接続されたセンサ装置800と取付部材900との間で構成される回路において、すべての接続点がつながった形になる。すると、この誤組付されたことを気づかないまま、通電を行うことにより、当該回路が破壊される可能性がある。
そこで、本発明は上記問題に鑑み、センシング部を有するセンサ構造部およびセンシング部からの信号を出力するための複数本のターミナルを備えるセンサ装置と、パッドを有する取付部材とを電気的に接続するにあたって、センサ装置と取付部材との誤組付を容易に検出できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、センシング部(20)を有するセンサ構造部(11)、および、センシング部(20)からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部(11)から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル(30)を有するセンサ装置(100)と、接続面(210)が複数本のターミナル(30)の先端部に対向して配置され、接続面(210)のうち複数本のターミナル(30)に対応する位置に設けられた複数個のパッド(30)を有する取付部材(200)とを備え、複数本のターミナル(30)の先端部を、それぞれ対応するパッド(220)に接触させることにより、センサ装置(100)と取付部材(200)とを電気的に接続してなるセンサ装置の接続構造において、次のような特徴点を有する接続構造が提供される。
すなわち、本発明の接続構造では、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあり、複数個のパッド(220)のうち少なくとも1本のターミナル(30a)に対応するパッド(220)は、当該少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部と接触するように、接続面(210)から凹んだ凹部(230)もしくは突出する凸部(240)に設けられていることを特徴としている。
それによれば、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部が、その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置にある場合には、複数個のパッド(220)のうち少なくとも1本のターミナル(30a)に対応するパッド(220)は、当該少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部と接触するように、接続面(210)から凹んだ凹部(230)に設けられることになる(請求項2の発明)。
また、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部が、その他のターミナル(30b)の先端部に対して引っ込んだ位置にある場合には、複数個のパッド(220)のうち少なくとも1本のターミナル(30a)に対応するパッド(220)は、当該少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部と接触するように、接続面(210)から突出する凸部(240)に設けられることになる(請求項3の発明)。
そして、これらの場合において、ターミナル(30)とパッド(220)との位置関係が正規の関係からずれて誤った位置関係となった場合、先端部がパッド(220)に接触しない状態のターミナル(30)がでてくる。
具体的には、前者の場合において誤組付が行われたときには、少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部が、接続面(210)に設けられているパッド(220)の1つに接触するが、この接触部以外のターミナルについては、接続面(210)に設けられているパッド(220)および凹部(230)に設けられているパッド(220)に、先端部が届かず接触しない状態となる。
また、後者の場合において誤組付が行われたときには、当該その他のターミナル(30b)の先端部の1つが、接続面(210)から突出する凸部(240)に設けられているパッド(220)に接触するが、この接触部以外のターミナル(30)については、接続面(210)に設けられているパッド(220)に、先端部が届かず接触しない状態となる。
このように、本発明によれば、ターミナル(30)とパッド(220)との位置関係が誤った位置関係となった場合、先端部がパッド(220)に接触しない状態のターミナル(30)がでてくるため、センサ装置(100)と取付部材(200)との間に流れる電流の異常が発生し、それによって、誤組付がわかる。
したがって、本発明の接続構造によれば、複数本のターミナル(30)を備えるセンサ装置(100)と、パッド(220)を有する取付部材(200)とを電気的に接続するにあたって、センサ装置(100)と取付部材(200)との誤組付を容易に検出することができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3に記載のセンサ装置の接続構造において、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)は、1本であることを特徴としている。
このように、複数本のターミナル(30)のうちその他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にある少なくとも1本のターミナル(30a)が、1本のみならば、取付部材(200)の接続面(210)に設けられる凹部(230)もしくは凸部(240)も1個になり、この1個の凹部(230)もしくは凸部(240)に対して、当該1本のターミナル(30a)の先端部と接触するためのパッド(220)が設けられることになる。
そのため、本発明によれば、誤組付された場合、センサ装置(100)と取付部材(200)との間では、1組のみのターミナル(30)とパッド(220)が電気的に接続されるだけであり、このような接続点が1個のみの状態では、センサ装置(100)と取付部材(200)との間に電流は流れない。
つまり、本発明によれば、誤組付時における回路の破壊を防止することができることから、より好ましい構成を提供することができる。
ここで、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜請求項4に記載のセンサ装置の接続構造において、ターミナル(30)としては、センサ構造部(11)側に固定端子部(33)を有するとともに、先端部が、固定端子部(33)にバネ(32)を介して接続され当該バネ(32)の変位により可動となっている可動端子部(31)であるものを採用することができる。
特に、請求項6に記載の発明のように、請求項5に記載のセンサ装置の接続構造においては、可動端子部(31)の可動範囲(L)は、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部がその他のターミナル(30b)の先端部に対して突出している突出長さ(h)もしくは引っ込んでいる引っ込み長さ(h)よりも、小さいものにすることが好ましい。
それによれば、上記した請求項1〜請求項4に記載の発明の作用効果を適切に発揮することができる。
請求項7に記載の発明では、センシング部(20)を有するセンサ構造部(11)、および、センシング部(20)からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部(11)から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル(30)を有するセンサ装置において、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあることを特徴としている。
この請求項7に記載のセンサ装置は、上記請求項1に記載の接続構造におけるセンサ装置に用いて好適なものであり、上記請求項1の接続構造と同様の作用効果が期待できるものである。
また、請求項8に記載の発明では、請求項7に記載のセンサ装置において、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置にあることを特徴としている。
この請求項8に記載のセンサ装置は、上記請求項2に記載の接続構造におけるセンサ装置に用いて好適なものであり、上記請求項2の接続構造と同様の作用効果が期待できるものである。
また、請求項9に記載の発明では、請求項7に記載のセンサ装置において、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、その他のターミナル(30b)の先端部に対して引っ込んだ位置にあることを特徴としている。
この請求項9に記載のセンサ装置は、上記請求項3に記載の接続構造におけるセンサ装置に用いて好適なものであり、上記請求項3の接続構造と同様の作用効果が期待できるものである。
また、請求項10に記載の発明では、請求項7〜請求項9に記載のセンサ装置において、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)は、1本であることを特徴としている。
この請求項10に記載のセンサ装置は、上記請求項4に記載の接続構造におけるセンサ装置に用いて好適なものであり、上記請求項4の接続構造と同様の作用効果が期待できるものである。
また、請求項11に記載の発明では、請求項7〜請求項10に記載のセンサ装置において、ターミナル(30)は、センサ構造部(11)側に固定端子部(33)を有するとともに、先端部が、固定端子部(33)にバネ(32)を介して接続され当該バネ(32)の変位により可動となっている可動端子部(31)であることを特徴としている。
この請求項11に記載のセンサ装置は、上記請求項5に記載の接続構造におけるセンサ装置に用いて好適なものであり、上記請求項5の接続構造と同様の作用効果が期待できるものである。
また、請求項12に記載の発明では、請求項11に記載のセンサ装置において、可動端子部(31)の可動範囲(L)は、複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部がその他のターミナル(30b)の先端部に対して突出している突出長さ(h)もしくは引っ込んでいる引っ込み長さ(h)よりも、小さいものであることを特徴としている。
この請求項12に記載のセンサ装置は、上記請求項6に記載の接続構造におけるセンサ装置に用いて好適なものであり、上記請求項6の接続構造と同様の作用効果が期待できるものである。
ここで、請求項13に記載の発明のように、請求項7〜請求項12に記載のセンサ装置において、センシング部は、圧力検出を行う感圧素子(20)を有するものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ装置100を取付部材200に接続した接続構造を示す一部断面図である。また、図2は、図1中のケース10におけるセンサ構造部11の概略断面図である。
また、図3は、本センサ装置100におけるターミナル30の詳細構成を示す図であり、(a)はターミナル30の縦断面図、(b)は図1中のA−A線に沿った概略断面図である。
本実施形態のセンサ装置100は、自動車のブレーキ用アクチュエータに搭載され、ブレーキフルードの圧力を検出する圧力センサとして適用されるものである。
本センサ装置100は、大きくは、センシング部20を有するセンサ構造部11、および、センシング部20からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部11から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル30を有する。
ケース10は、たとえば金属等からなり、一端側(図中、上側)にパイプ部12が形成された段付円筒形状をなすものであり、このケース10におけるパイプ部12とは反対側(図中、下側)の部位は、センシング部が配置されるセンサ構造部11として構成されている。
図2に示されるように、センサ構造部11は、ケース10の他端側に形成された凹部13を有し、この凹部13内にセンシング部としての感圧素子20が設置されたものである。この感圧素子20はたとえば半導体ダイアフラム式のセンサ素子であり、印加圧力に応じた電気信号を出力するものを採用することができる。
また、凹部13は、ケース10に溶接等にて固定されたステンレスなどの金属などからなるメタルダイアフラム14によって閉塞されており、凹部13内には圧力伝達媒体としてのフッ素系オイルなどからなるオイル15が封入されている。
そして、このメタルダイアフラム14に印加された圧力が、オイル15を介して感圧素子20に伝達され、感圧素子20は、受圧した圧力に基づいて信号を出力するようになっている。
また、図2に示されるように、ケース10におけるパイプ部12の底部には、センサ構造部11に設置された感圧素子20に通じる貫通穴16が形成されている。そして、ケース10におけるパイプ部12から金属等からなるリードピン17が挿入されており、このリードピン17の一端部側は、貫通穴16を通じてケース10を貫通し、凹部13内に露出している。
また、貫通穴16において、ケース10とリードピン17との間は、絶縁性のハーメチックガラスとしてのガラス部材18によって封止されている。そして、ケース10とリードピン17とは、ガラス部材18を介して、電気的に絶縁されている。
なお、リードピン17は、複数本すなわち2本以上あるものであり、図2では、リードピン17は2本示されている。本実施形態のセンサ装置100においては、このリードピン17は、圧力センサにおける電源用、出力用、接地用(GND用)の3本が設けられており、図1では、貫通穴16からパイプ部12内に突出する3本のリードピン17が示されている。
そして、凹部13内に露出しているターミナルピン17の一端部は、感圧素子20に対して、金やアルミニウム等のボンディングワイヤ21によって結線され、電気的に接続されている。
また、図1に示されるように、ケース10のパイプ部12内に突出する各ターミナルピン17の他端部には、金属等の導電性材料からなるターミナル30の固定端子部33が、溶接やかしめ等、あるいは、はんだ等の導電性接着材等によって電気的および機械的に接合されている。
また、図1に示されるように、ケース10のパイプ部12内において、ターミナル30の固定端子部33およびリードピン17は、樹脂等の成形体からなる支持部材22に支持されている。また、図1および図2に示されるように、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の樹脂材料からなるコーティング材23が、ケース10のパイプ部12の内部に充填されている。
また、ターミナル30は、上述したように複数本設けられたリードピン17のそれぞれに対応して複数本設けられている。本例では、圧力センサ用として3本のターミナル30が設けられている。
そして、パイプ部12内にて各ターミナル30の固定端子部33が各リードピン17に電気的に接続されている。これら3本のターミナル30は、それぞれセンサ構造部11から同一方向(図1中の上方)に平行に延設されている。
さらに、各ターミナル30は、支持部材22から突出する部分において、図3に示されるような構成となっている。ターミナル30は、その固定端子部33の一端部が支持部材22の内部から外方に突出しており、また、本例においては、図3(b)に示されるように、支持部材22の中心軸に対して、3本のターミナル30が互いに軸対称に配置されている。
また、図3(a)に示されるように、このターミナル30の固定端子部33の突出部は、樹脂、金属、セラミック等からなるパイプ状のケーシング34に収納されている。このケーシング34は支持部材22に固定されている。
そして、このケーシング34内にて、ターミナル30の固定端子部33の突出先端部には、弾性体からなるバネ32が固定して設けられており、このバネ32を介して可動端子部31が接続されている。この可動端子部31は、金属などの導電性材料からなる棒状部材であり、たとえば表面には金メッキなどの処理が施されている。
それにより、ターミナル30の先端部としての可動端子部31は、バネ32の弾性変形により、図3(a)中の上下方向に可動できるようになっている。つまり、各ターミナル30は、センサ構造部11側に固定端子部33を有するものであり、ターミナル30の先端部は、固定端子部33にバネ32を介して接続され当該バネ32の変位により可動となっている可動端子部31である。
具体的には、可動端子部31は、図3(a)の左図に示されるバネ32が弾性変形していない初期の状態から、図3(b)に示される可動端子部31が押されてバネ32が圧縮した状態まで可動する。そして、この可動端子部31の可動範囲は図3(a)中の寸法Lにて示される。
そして、図1に示されるように、このようなセンサ装置100は、上記ブレーキ用アクチュエータにおけるアクチュエータハウジング300に、センサ構造部11をかしめや圧入等により固定する。
ここで、アクチュエータハウジング300は、たとえばアルミニウムやステンレスなどの金属などからなるものであり、このアクチュエータケース300には、貫通穴310が形成され、この貫通穴310にセンサ構造部11が挿入される。そして、図1中の白抜き矢印Pに示されるように、センサ構造部11には、ブレーキフルードの圧力が印加されるようになっている。
また、図1に示されるように、センサ装置100は、取付部材200に電気的に接続される。この取付部材200は、材料を特に限定するものではないが、金属、樹脂、セラミックなどから形成されており、センサ装置100の出力を受信する図示しない回路などを備えたアクチュエータケースとして構成されている。
そして、この取付部材200において、その接続面210が、センサ装置100の複数本のターミナル30の先端部(つまり可動端子部31)に対向して配置されており、この接続面210には、複数本のターミナル30に対応する位置に複数個のパッド220が設けられている。
これらパッド220は、金属などの導電性材料からなり、その表面にはたとえば金メッキなどが施されている。そして、センサ装置100の各ターミナル30の先端部31を、それぞれ対応するパッド220に接触させることにより、センサ装置100と取付部材200とが電気的に接続されている。
ここにおいて、図1に示されるように、本実施形態においては、センサ装置100における独自の構成として、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部31を、その他のターミナル30bの先端部31に対して長さhの分、突出した位置にあるものとしている。
さらに、図1に示されるように、本実施形態においては、取付部材200における独自の構成として、複数個のパッド220のうち上記1本のターミナル30aに対応するパッド220は、当該1本のターミナル30aの先端部31と接触するように、接続面210から上記長さhの分、凹んだ凹部230に設けられている。
このようにすることにより、センサ装置100における複数本(本例では3本)のターミナル30のうちの1本が突出長さが長いものであっても、すべてのターミナル30の先端部31が、取付部材200の各パッド220に確実に接触し、電気的接続が確保されている。
ここで、上記図3(a)に示したターミナル30の可動端子部31の可動範囲Lは、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部31がその他のターミナル30bの先端部31に対して突出している長さh、すなわち突出長さhよりも、小さいものである。
このようなセンサ装置100は、センサ構造部11をアクチュエータハウジング300に固定するとともに、取付部材200をターミナル30の先端部31に押しつけて各ターミナル30と各パッド220との電気的な接続を行うことにより、図1に示されるように、上記ブレーキ用アクチュエータに搭載される。
そして、センサ構造部11はブレーキフルード環境すなわち被測定環境に置かれ、メタルダイアフラム14に印加された圧力が、オイル15を介して感圧素子20に伝達される。そして、感圧素子20から出力されるセンサ信号は、ボンディングワイヤ21、リードピン17、ターミナル30を介して、取付部材220内の上記回路に伝達されるようになっている。
ところで、本実施形態によれば、センシング部としての感圧素子20を有するセンサ構造部11、および、感圧素子20からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部11から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル30を有するセンサ装置100と、複数本のターミナル30の先端部31に対向して配置された接続面210に複数個のパッド30を有する取付部材200とを備え、複数本のターミナル30の先端部31を、それぞれ対応するパッド220に接触させることによりセンサ装置100と取付部材200とを電気的に接続してなるセンサ装置の接続構造において、次のような特徴点を有する接続構造が提供される。
すなわち、本実施形態の接続構造では、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部31が、その他のターミナル30bの先端部31に対して突出した位置にあり、複数個のパッド220のうち1本のターミナル30aに対応するパッド220は、当該1本のターミナル30aの先端部31と接触するように、接続面210から凹んだ凹部230に設けられていることを特徴としている。
このような本実施形態においては、ターミナル30とパッド220との位置関係が正規の関係からずれて誤った位置関係となった場合、すなわち誤組付が行われた場合、先端部がパッド220に接触しない状態のターミナル30がでてくる。このことについて、図4を参照して述べる。
図4は、本実施形態のターミナル30の作用を説明するための図である。本実施形態のセンサ装置100では、図4(a)に示されるように、3本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部31が、その他のターミナル30bの先端部31に対して、上記突出長さhの分、突出した位置にある。
そして、図4(b)に示されるように、正規の位置関係のときには、センサ装置100の3本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aが突出長さが長いものであっても、すべてのターミナル30の先端部31が、取付部材200の各パッド220に確実に接触し、電気的接続が確保されている。
ここで、図4(c)に示されるように、本実施形態において誤組付が行われたとする。図4(a)、(b)においては、当該1本のターミナル30aは3本のターミナル30のうちの中央に位置しているが、センサ装置100が軸中心に回転するなどによって、図4(c)では、当該1本のターミナル30aは3本のターミナル30のうちの一番左側に位置している。
そのとき、図4(c)に示されるように、当該1本のターミナル30aの先端部が、接続面210に設けられているパッド220の1つに接触するが、この接触部以外のターミナル30bについては、接続面210に設けられているパッド220および凹部230に設けられているパッド220に、先端部が届かず接触しない状態となる。
このように、本実施形態によれば、ターミナル30とパッド220との位置関係が誤った位置関係となった場合、先端部31がパッド220に接触しない状態のターミナル30がでてくるため、センサ装置100と取付部材200との間に流れる電流の異常が発生し、それによって、誤組付がわかる。
ここで、本実施形態では、上記図3(a)に示したように、ターミナル30における可動端子部31の可動範囲Lは、1本のターミナル30aの先端部31の突出長さhよりも、小さいものにしている。
そのため、図4(c)に示されるような誤組付が行われた場合、接続面210に設けられているパッド220の1つに接触する1本のターミナル30aについては、可動端子部31が最大、可動範囲の長さLの分だけ引っ込む。そして、先端部31がパッド220に接触しない状態のターミナル30においては、先端部31とパッド220との間の隙間の大きさは(h−L)以上となる。
つまり、誤組付が行われた場合には、センサ装置100と取付部材200との間には、少なくとも(h−L)の隙間が生じ、この隙間の分だけ、接続構造の長さが長くなる。そのため、たとえば組付を行う作業者が、この長さの異常に気付くことが可能になり、そのことによっても、誤組付を認識することができる。
したがって、本実施形態の接続構造によれば、複数本のターミナル30を備えるセンサ装置100と、パッド220を有する取付部材200とを電気的に接続するにあたって、センサ装置100と取付部材200との誤組付を容易に検出することができる。
さらに、本実施形態のセンサ装置の接続構造においては、複数本のターミナル30のうちその他のターミナル30bの先端部31に対して突出した位置にあるターミナル30aが、1本のみであることも特徴点である。
この場合、取付部材200の接続面210に設けられる凹部230も1個になり、この1個の凹部230に対して、当該1本のターミナル30aの先端部31と接触するためのパッド220が設けられることになる。
それによれば、図4(c)に示されるように、誤組付された場合、センサ装置100と取付部材200との間では、1組のみのターミナル30とパッド220が電気的に接続されるだけであり、このような接続点が1個のみの状態では、センサ装置100と取付部材200との間に電流は流れない。
つまり、本実施形態によれば、誤組付時における回路の破壊を防止することができることから、より好ましい構成を提供することができる。
なお、本実施形態によれば、センシング部としての感圧素子20を有するセンサ構造部11、および、感圧素子20からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部11から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル30を有するセンサ装置において、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部31が、その他のターミナル30bの先端部31に対して突出した位置にあることを特徴とするセンサ装置100が提供される。
そして、このセンサ装置100は、上述した本実施形態の接続構造に用いた場合に、上述した本実施形態の作用効果を発揮するものである。また、上記接続構造において述べられた本実施形態の他の特徴点についても、本センサ装置に対して同様に採用することができ、さらに、当該他の特徴点に関する作用効果についても、上記したのと同様に発揮できるものである。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るセンサ装置におけるターミナルの作用を説明するための図である。この図5を参照して、上記第1実施形態との相違点を中心に述べることとする。
本実施形態のセンサ装置は、図5(a)に示されるように、3本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部が、その他の2本のターミナル30bの先端部31に対して、長さhの分、引っ込んだ位置にある。
さらに、図5(b)に示されるように、本実施形態においては、取付部材200において、複数個のパッド220のうち上記1本のターミナル30aに対応するパッド220は、当該1本のターミナル30aの先端部31と接触するように、接続面210から上記長さhの分、突出する凸部240に設けられている。
そして、図5(b)に示されるように、正規の位置関係のときには、センサ装置100の3本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aが突出長さが短いものであっても、すべてのターミナル30の先端部31が、取付部材200の各パッド220に確実に接触し、電気的接続が確保されている。
ここで、図5(c)に示されるように、本実施形態において誤組付が行われたとする。図5(a)、(b)においては、当該1本のターミナル30aは3本のターミナル30のうちの中央に位置しているが、センサ装置100が軸中心に回転するなどによって、図5(c)では、当該1本のターミナル30aは3本のターミナル30のうちの一番左側に位置している。
そのとき、図5(c)に示されるように、当該その他のターミナル30bの先端部の1つ(図中の中央のターミナル30b)が、接続面210から突出する凸部240に設けられているパッド220に接触するが、この接触部以外のターミナル30a、30bについては、接続面210に設けられているパッド220に、先端部が届かず接触しない状態となる。
このように、本実施形態によっても、ターミナル30とパッド220との位置関係が誤った位置関係となった場合、先端部31がパッド220に接触しない状態のターミナル30がでてくるため、センサ装置100と取付部材200との間に流れる電流の異常が発生し、それによって、誤組付がわかる。
また、本実施形態においては、上記図3(a)に示したようなターミナル30における可動端子部31の可動範囲Lは、1本のターミナル30aの先端部がその他のターミナル30bの先端部に対して引っ込んでいる長さh、すなわち引っ込み長さhよりも、小さいものにしている。
そのため、図5(c)に示されるような誤組付が行われた場合、凸部240に設けられているパッド220に接触するその他のターミナル30bの1つについては、可動端子部31が最大、可動範囲の長さLの分だけ引っ込む。そして、先端部31がパッド220に接触しない状態のターミナル30a、30bにおいては、先端部31とパッド220との間の隙間の大きさは(h−L)以上となる。
つまり、本実施形態においても、誤組付が行われた場合には、センサ装置100と取付部材200との間には、少なくとも(h−L)の隙間が生じ、この隙間の分だけ、接続構造の長さが長くなる。そのため、たとえば組付を行う作業者が、この長さの異常に気付くことが可能になり、そのことによっても、誤組付を認識することができる。
したがって、本実施形態の接続構造によれば、複数本のターミナル30を備えるセンサ装置100と、パッド220を有する取付部材200とを電気的に接続するにあたって、センサ装置100と取付部材200との誤組付を容易に検出することができる。
さらに、本実施形態のセンサ装置の接続構造においては、複数本のターミナル30のうちその他のターミナル30bの先端部31に対して引っ込んだ位置にあるターミナル30aが、1本のみであることも特徴点である。
この場合、取付部材200の接続面210に設けられる凸部240も1個になり、この1個の凸部240に対して、当該1本のターミナル30aの先端部31と接触するためのパッド220が設けられることになる。
それによれば、図5(c)に示されるように、誤組付された場合、センサ装置100と取付部材200との間では、1組のみのターミナル30とパッド220が電気的に接続されるだけであり、このような接続点が1個のみの状態では、センサ装置100と取付部材200との間に電流は流れない。
つまり、本実施形態によっても、上記実施形態と同様に、誤組付時における回路の破壊を防止することができることから、より好ましい構成を提供することができる。
なお、本実施形態によれば、センシング部としての感圧素子20を有するセンサ構造部11、および、感圧素子20からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部11から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル30を有するセンサ装置において、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部31が、その他のターミナル30bの先端部31に対して引っ込んだ位置にあることを特徴とするセンサ装置が提供される。
そして、このセンサ装置は、上述した本実施形態の接続構造に用いた場合に、上述した本実施形態の作用効果を発揮するものである。また、上記接続構造において述べられた本実施形態の他の特徴点についても、本センサ装置に対して同様に採用することができ、さらに、当該他の特徴点に関する作用効果についても、上記したのと同様に発揮できるものである。
(他の実施形態)
なお、上記第1および第2実施形態にて述べてきたように、上記センサ装置100と上記取付部材200とを備え、複数本のターミナル30の先端部31を、それぞれ対応するパッド220に接触させることによりセンサ装置100と取付部材200とを電気的に接続してなるセンサ装置の接続構造において、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部は、その他のターミナル30bの先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあり、複数個のパッド220のうち1本のターミナル30aに対応するパッド220は、当該1本のターミナル30aの先端部と接触するように、接続面210から凹んだ凹部230もしくは突出する凸部240に設けられていることを特徴とするセンサ装置の接続構造が提供される。
また、上記第1および第2実施形態から、複数本のターミナル30のうちの1本のターミナル30aの先端部が、その他のターミナル30bの先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあることを特徴とするセンサ装置が提供される。
そして、このようなセンサ装置の接続構造、また、センサ装置であれば、上記第1および第2実施形態からわかるように、複数本のターミナル30を備えるセンサ装置100と、パッド220を有する取付部材200とを電気的に接続するにあたって、センサ装置100と取付部材200との誤組付を容易に検出することができる。また、上記実施形態で述べられている他の作用効果についても同様に発揮される。
また、上記実施形態においては、センサ装置において、複数本のターミナル30のうちその他のターミナル30bの先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあるターミナル30aは、1本のみであったが、そのようなターミナル30aは少なくとも1本であればよい。
つまり、複数本のターミナル30のうちその他のターミナルの先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあるターミナルは2本以上であってもよく、さらには、すべてのターミナル30の先端部の位置が互いに異なるものであってもよい。
図6は、本発明の他の実施形態として、すべてのターミナル30の先端部の位置が互いに異なる例を示す概略断面図である。この場合、図6中の3本のターミナル30のうち一番右側のターミナル30をその他のターミナルとして、それ以外の2本のターミナル30の先端部が突出した位置にある構成としている。
ただし、上記それ以外の2本のターミナル30の突出長さは、互いに異なっている。このようにした場合、相手側の取付部材200においては、先端部が突出した位置にある上記2本のターミナル30の先端部と接触するように、接続面210にそれぞれ深さの異なる凹部230を設け、各凹部230にパッド220を設けている。
また、上記実施形態では、本発明のセンサ装置を、センシング部が圧力検出を行う感圧素子20を有する圧力センサに適用した例を示したが、本発明は、圧力センサに限定されるものではない。
本発明は、センシング部を有するセンサ構造部、および、センシング部からの信号を出力するためのものであってセンサ構造部から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナルを有するセンサ装置であるならば、加速度センサ、角速度センサ、フローセンサ、ガスセンサ、温度センサ、湿度センサ、赤外線センサ、光センサなど種々のセンサ装置に適用可能である。
そして、本発明は、このようなセンサ装置において、複数本のターミナルのうち少なくとも1本のターミナルの突出長さを異なるものとすることで、それに対応するように取付部材の接続面に凹部や凸部を設け、これら凹部や凸部にパッドを設けたことを要部とするものであり、その他の部分については、適宜設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置を取付部材に接続した接続構造を示す一部断面図である。 図1中のケースにおけるセンサ構造部の概略断面図である。 図1に示されるセンサ装置におけるターミナルの詳細構成を示す図であり、(a)はターミナルの縦断面図、(b)は図1中のA−A概略断面図である。 上記第1実施形態のターミナルの作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置におけるターミナルの作用を説明するための図である。 本発明の他の実施形態を示す概略断面図である。 従来のセンサ装置および取付部材の概略外観構成を示す斜視図である。 図7に示されるセンサ装置と取付部材との接続方法を示す図である。
符号の説明
10…ケース、11…センサ構造部、20…センシング部としての感圧素子、
30、30a、30b…ターミナル、31…ターミナルの可動端子部、
32…ターミナルのバネ、33…ターミナルの固定端子部、
34…ターミナルのケーシング、100…センサ装置、200…取付部材、
210…取付部材の接続面、220…パッド、230…凹部、240…凸部、
h…突出長さまたは引っ込み長さ、L…可動端子部の可動範囲。

Claims (13)

  1. センシング部(20)を有するセンサ構造部(11)、および、前記センシング部(20)からの信号を出力するためのものであって前記センサ構造部(11)から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル(30)を有するセンサ装置(100)と、
    接続面(210)が前記複数本のターミナル(30)の先端部に対向して配置され、前記接続面(210)のうち前記複数本のターミナル(30)に対応する位置に設けられた複数個のパッド(30)を有する取付部材(200)とを備え、
    前記複数本のターミナル(30)の先端部を、それぞれ対応する前記パッド(220)に接触させることにより、前記センサ装置(100)と前記取付部材(200)とを電気的に接続してなるセンサ装置の接続構造において、
    前記複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあり、
    前記複数個のパッド(220)のうち前記少なくとも1本のターミナル(30a)に対応するパッド(220)は、当該少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部と接触するように、前記接続面(210)から凹んだ凹部(230)もしくは突出する凸部(240)に設けられていることを特徴とするセンサ装置の接続構造。
  2. 前記複数本のターミナル(30)のうちの前記少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、前記その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置にあり、
    前記複数個のパッド(220)のうち前記少なくとも1本のターミナル(30a)に対応するパッド(220)は、当該少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部と接触するように、前記接続面(210)から凹んだ凹部(230)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置の接続構造。
  3. 前記複数本のターミナル(30)のうちの前記少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、前記その他のターミナル(30b)の先端部に対して引っ込んだ位置にあり、
    前記複数個のパッド(220)のうち前記少なくとも1本のターミナル(30a)に対応するパッド(220)は、当該少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部と接触するように、前記接続面(210)から突出する凸部(240)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置の接続構造。
  4. 前記複数本のターミナル(30)のうちの前記少なくとも1本のターミナル(30a)は、1本であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のセンサ装置の接続構造。
  5. 前記ターミナル(30)は、前記センサ構造部(11)側に固定端子部(33)を有するとともに、先端部が、前記固定端子部(33)にバネ(32)を介して接続され当該バネ(32)の変位により可動となっている可動端子部(31)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のセンサ装置の接続構造。
  6. 前記可動端子部(31)の可動範囲(L)は、前記複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部が前記その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出している突出長さ(h)もしくは引っ込んでいる引っ込み長さ(h)よりも、小さいものであることを特徴とする請求項5に記載のセンサ装置の接続構造。
  7. センシング部(20)を有するセンサ構造部(11)、および、前記センシング部(20)からの信号を出力するためのものであって前記センサ構造部(11)から同一方向に延びるように設けられた複数本のターミナル(30)を有するセンサ装置において、
    前記複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置もしくは引っ込んだ位置にあることを特徴とするセンサ装置。
  8. 前記複数本のターミナル(30)のうちの前記少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、前記その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出した位置にあることを特徴とする請求項7に記載のセンサ装置。
  9. 前記複数本のターミナル(30)のうちの前記少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部は、前記その他のターミナル(30b)の先端部に対して引っ込んだ位置にあることを特徴とする請求項7に記載のセンサ装置。
  10. 前記複数本のターミナル(30)のうちの前記少なくとも1本のターミナル(30a)は、1本であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  11. 前記ターミナル(30)は、前記センサ構造部(11)側に固定端子部(33)を有するとともに、先端部が、前記固定端子部(33)にバネ(32)を介して接続され当該バネ(32)の変位により可動となっている可動端子部(31)であることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  12. 前記可動端子部(31)の可動範囲(L)は、前記複数本のターミナル(30)のうちの少なくとも1本のターミナル(30a)の先端部が前記その他のターミナル(30b)の先端部に対して突出している突出長さ(h)もしくは引っ込んでいる引っ込み長さ(h)よりも、小さいものであることを特徴とする請求項11に記載のセンサ装置。
  13. 前記センシング部は、圧力検出を行う感圧素子(20)を有するものであることを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1つに記載のセンサ装置。
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