JP2005256821A - チューブポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】設置スペースを狭小化できるチューブポンプを提供すること。
【解決手段】 3個のローラ5,5,5を移動可能に保持するロータ4が本体2とチューブガイドレバー3とからなるケースに保持され、ロータ3の片側にチューブガイド6が設けられており、濃縮液を充填された包装容器303から連続するチューブTがロータ4とチューブガイド6との間に組み付けられるチューブポンプ1に、ケースの本体2に内設される取付ブロック90と、取付ブロック90を介してケースの本体2に取り付けられ、包装容器303に残存する液体の有無を検出する売り切れセンサ91とを設け、取付ブロック90の一端面に売り切れセンサ91が嵌合する嵌合凹部90aを形成するとともに、取付ブロック90にチューブTをロータ4に案内するガイド溝90bを嵌合凹部90aに連通するように形成する。
【選択図】 図4
【解決手段】 3個のローラ5,5,5を移動可能に保持するロータ4が本体2とチューブガイドレバー3とからなるケースに保持され、ロータ3の片側にチューブガイド6が設けられており、濃縮液を充填された包装容器303から連続するチューブTがロータ4とチューブガイド6との間に組み付けられるチューブポンプ1に、ケースの本体2に内設される取付ブロック90と、取付ブロック90を介してケースの本体2に取り付けられ、包装容器303に残存する液体の有無を検出する売り切れセンサ91とを設け、取付ブロック90の一端面に売り切れセンサ91が嵌合する嵌合凹部90aを形成するとともに、取付ブロック90にチューブTをロータ4に案内するガイド溝90bを嵌合凹部90aに連通するように形成する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数のローラでチューブを押し潰してしごくことにより液体を一定量ずつ圧送するチューブポンプに関するものである。
従来より、複数のローラでチューブを押し潰してしごくことにより液体を一定量ずつ圧送するチューブポンプが知られており、例えば、飲食物供給装置に使用される。飲食物供給装置では、水分や栄養分を含む飲食物が外気と接触すると雑菌などを繁殖させて衛生上好ましくないので、チューブ内の液体を外気と非接触で圧送可能なチューブポンプが適しているからである。
図19は、飲食物供給装置300の概略構成図である。
飲食物供給装置300は、前部扉301が前面に回動可能に設けられ、前部扉301を開くと、チューブポンプ100が2セット設置されている。チューブポンプ100の図中上側には、容器収納庫302が配置され、オレンジジュースなどの濃縮液を殺菌包装した包装容器303が収納されている。包装容器303には、チューブTが連続し、チューブポンプ100に組み付けられている。チューブポンプ100の下方には、カップCを載置される給水部304が設けられ、飲食物供給装置300は、飲食物供給指令を受信すると、チューブポンプ100を駆動して、給水部304に置かれたカップCに包装容器303の濃縮液と水や炭酸水などの希釈水とをカップCに注出するようになっている。
飲食物供給装置300は、前部扉301が前面に回動可能に設けられ、前部扉301を開くと、チューブポンプ100が2セット設置されている。チューブポンプ100の図中上側には、容器収納庫302が配置され、オレンジジュースなどの濃縮液を殺菌包装した包装容器303が収納されている。包装容器303には、チューブTが連続し、チューブポンプ100に組み付けられている。チューブポンプ100の下方には、カップCを載置される給水部304が設けられ、飲食物供給装置300は、飲食物供給指令を受信すると、チューブポンプ100を駆動して、給水部304に置かれたカップCに包装容器303の濃縮液と水や炭酸水などの希釈水とをカップCに注出するようになっている。
図20は、従来のチューブポンプ100の正面図である。
チューブポンプ100は、ベース101に図示しないモータに連結する回転軸101aが突き出し、その回転軸101aにロータ102がきっちり嵌め合わされている。ロータ102には、3個のローラ103,103,103が円周方向に等間隔に配設され、回転可能に軸支されている。ロータ102の片側には、円弧状のチューブガイド104が支軸105を基点に回動可能に保持されている。チューブガイド104は、先端部にチューブガイドストッパ107が設けられ、チューブガイドストッパ107の先端部を図示しないバネのバネ力でベース101に形成された図示しない孔に差し込むことにより回動を制限されるようになっている。ロータ102とチューブガイド104との間には、包装容器303から連続するチューブTが組み付けられ、図示しないモータが駆動すると、ロータ102が回転して、ローラ103とチューブガイド104との間でチューブTを順次押しつぶしてしごき、包装容器303の濃縮液を一定量ずつカップCに圧送するようになっている。チューブTの先端部は、液体供給停止時にピンチ機構109でピンチされ、外気が濃縮液に接触しないようになっている。なお、チューブポンプ100は、濃縮液の供給と同時にノズル110から希釈水をカップCに供給する。
チューブポンプ100は、ベース101に図示しないモータに連結する回転軸101aが突き出し、その回転軸101aにロータ102がきっちり嵌め合わされている。ロータ102には、3個のローラ103,103,103が円周方向に等間隔に配設され、回転可能に軸支されている。ロータ102の片側には、円弧状のチューブガイド104が支軸105を基点に回動可能に保持されている。チューブガイド104は、先端部にチューブガイドストッパ107が設けられ、チューブガイドストッパ107の先端部を図示しないバネのバネ力でベース101に形成された図示しない孔に差し込むことにより回動を制限されるようになっている。ロータ102とチューブガイド104との間には、包装容器303から連続するチューブTが組み付けられ、図示しないモータが駆動すると、ロータ102が回転して、ローラ103とチューブガイド104との間でチューブTを順次押しつぶしてしごき、包装容器303の濃縮液を一定量ずつカップCに圧送するようになっている。チューブTの先端部は、液体供給停止時にピンチ機構109でピンチされ、外気が濃縮液に接触しないようになっている。なお、チューブポンプ100は、濃縮液の供給と同時にノズル110から希釈水をカップCに供給する。
チューブポンプ100は、ベース101の上側面外側に売り切れセンサ111が固定されて一体化されている。売り切れセンサ111は、チューブTを案内するガイド溝111aに濃縮液の有無を検出する検出部が設けられ、ガイド溝111aとチューブガイド104との間でチューブTを挟み込んで保持するようになっている。そのため、チューブTが売り切れセンサ111のガイド溝111aに密着し、売り切れセンサ111の感度にバラツキが生じない。
しかしながら、従来のチューブポンプ100は、売り切れセンサ111をベース101の上側面外側に設けているため、チューブポンプ100自体の取付スペースの他に売り切れセンサ111の取付スペースを必要としていた。そのため、例えば、飲食物供給装置300に既設されるチューブポンプをチューブポンプ100に交換する場合に、飲食物供給装置300の内部スペースが限定されていることから、チューブポンプ100の他に売り切れセンサ111の取付スペースまで確保することができず、チューブポンプ100を飲食物供給装置300に実質的に取り付けられないことがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、取付スペースを狭小化できるチューブポンプを提供することを目的とする。
本発明に係るチューブポンプは、次のような構成を有している。
(1)複数のローラを移動可能に保持するローラ保持手段がケースに保持され、ローラ保持手段の片側にチューブガイドが設けられており、液体を充填された包装容器から連続するチューブがローラ保持手段とチューブガイドとの間に組み付けられるチューブポンプにおいて、ケースに内設される取付ブロックと、取付ブロックを介してケースに取り付けられ、包装容器に残存する液体の有無を検出する検出装置とを有し、取付ブロックの一端面に検出装置が嵌合する嵌合凹部を形成するとともに、取付ブロックにチューブをローラ保持手段に案内するガイド溝を嵌合凹部に連通するように形成したものであることを特徴とする。
(1)複数のローラを移動可能に保持するローラ保持手段がケースに保持され、ローラ保持手段の片側にチューブガイドが設けられており、液体を充填された包装容器から連続するチューブがローラ保持手段とチューブガイドとの間に組み付けられるチューブポンプにおいて、ケースに内設される取付ブロックと、取付ブロックを介してケースに取り付けられ、包装容器に残存する液体の有無を検出する検出装置とを有し、取付ブロックの一端面に検出装置が嵌合する嵌合凹部を形成するとともに、取付ブロックにチューブをローラ保持手段に案内するガイド溝を嵌合凹部に連通するように形成したものであることを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、取付ブロックは、ケースに対してローラ保持手段側から固定されていることを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の発明において、取付ブロックは、ケースへの取付方向が逆転可能であることを特徴とする。
上記構成を有するチューブポンプは、ローラ保持手段を保持するケースに取付ブロックが内設され、その取付ブロックを介して検出装置がケースに取り付けられている。検出装置は、取付ブロックの嵌合凹部に嵌め合わされてケースに内設される。そのため、チューブポンプは、検出装置が取付ブロックの収納スペースに収納され、ケースの外部に検出装置を取り付けるための取付スペースを設ける必要がない。包装容器に接続するチューブは、検出装置から取付ブロックのガイド溝を通って、ローラ保持手段とチューブガイドとの間に組み付けられる。ローラ保持手段がローラを移動させると、ローラがチューブガイドとの間でチューブを順次押しつぶしてしごき、包装容器の液体を圧送する。包装容器に残存する液体の有無は、検出装置によって検出される。
よって、本発明のチューブポンプによれば、検出装置がケースに内蔵されるので、取付スペースを狭小化することができる。
よって、本発明のチューブポンプによれば、検出装置がケースに内蔵されるので、取付スペースを狭小化することができる。
また、取付ブロックをケースに対してローラ保持手段側からネジ止めすれば、取付ブロックと検出装置だけをケースに簡単に着脱することができ、作業性がよい。
また、検出装置を嵌合凹部に嵌合しない場合には、取付ブロックを検出装置を嵌合凹部に嵌合する場合と逆向きに取り付ければ、嵌合凹部とガイド溝との位置が反転し、嵌合凹部が塞がれる。チューブは、取付ブロックのガイド溝を通って、ローラ保持手段とチューブガイドとの間に組み付けられる。
よって、本発明のチューブポンプによれば、同一の取付ブロックで検出装置をチューブポンプに取り付ける場合と取り付けない場合に対応することができ、利便性がよい。
よって、本発明のチューブポンプによれば、同一の取付ブロックで検出装置をチューブポンプに取り付ける場合と取り付けない場合に対応することができ、利便性がよい。
次に、本発明に係るチューブポンプの一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態のチューブポンプ1は、従来のチューブポンプ100に換えて飲食物供給装置300(図19参照)に2セット組み込まれ、給水部304に設置されたカップCに包装容器303の濃縮液を一定量ずつ吐出するとともに、ノズル8から水や炭酸水などの希釈水をカップCに供給する。なお、本実施の形態では、飲食物供給装置300にチューブポンプ1を2セット設置するが、1セットだけ設置してもよいし、3セット以上設置してもよい。
本実施の形態のチューブポンプ1は、従来のチューブポンプ100に換えて飲食物供給装置300(図19参照)に2セット組み込まれ、給水部304に設置されたカップCに包装容器303の濃縮液を一定量ずつ吐出するとともに、ノズル8から水や炭酸水などの希釈水をカップCに供給する。なお、本実施の形態では、飲食物供給装置300にチューブポンプ1を2セット設置するが、1セットだけ設置してもよいし、3セット以上設置してもよい。
図3は、チューブポンプ1の側面図である。図4は、売り切れセンサを取り付けたチューブポンプ1の正面図であって、チューブガイドレバー3を開いた状態を示す。
チューブポンプ1は、図3に示すように、本体2とチューブガイドレバー3によってケースの外観を構成され、直方体形状をなす。チューブガイドレバー3は、図3及び図4に示すように、本体2の前面に回動可能に軸支され、チューブポンプ1内に塵や埃などが入ることを防止している。図4に示すようにチューブガイドレバー3を開くと、本体2の略中央部にロータ(「ローラ保持手段」に相当するもの。)4が回転可能に軸支されている。ロータ4には、3個のローラ5,5,5が円周方向に等間隔に配設され、ロータ4の片側にチューブガイド6がスライド可能に設けられている。
チューブポンプ1は、図3に示すように、本体2とチューブガイドレバー3によってケースの外観を構成され、直方体形状をなす。チューブガイドレバー3は、図3及び図4に示すように、本体2の前面に回動可能に軸支され、チューブポンプ1内に塵や埃などが入ることを防止している。図4に示すようにチューブガイドレバー3を開くと、本体2の略中央部にロータ(「ローラ保持手段」に相当するもの。)4が回転可能に軸支されている。ロータ4には、3個のローラ5,5,5が円周方向に等間隔に配設され、ロータ4の片側にチューブガイド6がスライド可能に設けられている。
チューブガイド6は、ロータ4に沿ってチューブTを案内するためのガイド面7が円弧状に形成されている。チューブガイド6は、チューブガイドレバー3の回転力を推力に変換して伝達されるようになっており、チューブガイドレバー3が開かれると、ガイド面7をロータ4から離間する方向(図中矢印B方向)にスライドしてチューブTを開放する一方、チューブガイドレバー3が閉じられると、ガイド面7をロータ4に当接する方向(図中矢印A方向)にスライドしてチューブTをロータ4との間で狭持するようになっている。
本体2は、チューブTの吐出口近傍に水や炭酸水などの希釈水を供給するノズル8が設けられ、チューブTから吐出される濃縮液に対して希釈水を鋭角に交錯させるようにノズル8の向きが調整されている。
このようなチューブポンプ1は、ロータ4が回転すると、ローラ5がチューブガイド6との間でチューブTを順次押し潰してしごき、包装容器303の濃縮液を一定量ずつカップCに注出する。そして、濃縮液の注出を停止する場合には、チューブポンプ1は、ローラ5の一つがチューブガイド6との間でチューブTを押し潰して閉止するようにロータ4の回転を停止し、チューブTの濃縮液が外気に接触することを防止する。そのため、チューブポンプ1は、チューブTの吐出口近傍にピンチバルブが設けられておらず、装置サイズがコンパクトになっている。もちろん、チューブポンプ1は、チューブTの吐出口近傍にピンチバルブを別途取り付け、チューブTをダブルピンチして信頼性をより一層向上させるようにしてもよい。
チューブポンプ1は、液体供給停止時には、チューブTの濃縮液が外気と接触することを防止するようにチューブTを所定のシール力でシールする必要があるが、液体供給時には、ロータ4を液体供給停止位置で所定のシール力を確保したまま回転させようとすると、大きな負荷トルクが必要になる。そのため、チューブポンプ1は、ロータ4をチューブガイド6に当接又は離間する方向に移動可能に保持し、引張バネ30(後述)でロータ4をチューブガイド6に当接する方向に付勢しておき、液体供給時に緩和手段31で引張バネ30の付勢力を緩和するよう構成されている。
図5は、売り切れセンサを取り付けたチューブポンプ1の縦断面図である。
チューブポンプ1の本体2は、一方に開口する略箱型をなし、ステッピングモータ14などが収納されている。本体2は、前面中央部に収納孔10が形成され、ローラ5の位置を検出する位置検出手段40(後述)が収納されている。本体2は、ベース11が前面側から収納孔10に位置合わせされて固定され、ベース11を介してチューブガイドレバー3とチューブガイド6が保持されている。本体2には、収納孔10下方に支軸12が背面側から固定され、その支軸12にスイングプレート13が揺動可能に軸支されている。
チューブポンプ1の本体2は、一方に開口する略箱型をなし、ステッピングモータ14などが収納されている。本体2は、前面中央部に収納孔10が形成され、ローラ5の位置を検出する位置検出手段40(後述)が収納されている。本体2は、ベース11が前面側から収納孔10に位置合わせされて固定され、ベース11を介してチューブガイドレバー3とチューブガイド6が保持されている。本体2には、収納孔10下方に支軸12が背面側から固定され、その支軸12にスイングプレート13が揺動可能に軸支されている。
ステッピングモータ14は、減速ギヤ(図示せず)を内蔵するギヤボックス15を備え、ギヤボックス15から出力軸16が突き出している。ステッピングモータ14は、出力軸16がスイングプレート13から本体2、ベース11へと貫き通され、ギヤボックス15がスイングプレート13にネジなどで固定されている。ベース11は、出力軸16が貫通する貫通孔17が出力軸16より大径に形成され、スイングプレート13が支軸12を基点としてステッピングモータ14と一体的に揺動するようになっている。出力軸16の先端部には、ロータ4が取り付けられ、ロータ4、ステッピングモータ14、ギヤボックス15、出力軸16、スイングプレート13が一体化されている。
図6は、ポンプ部の概略構成図である。
ロータ4は、チューブTとの摩擦抵抗を小さくするために3個のローラ5,5,5が回転可能に軸支され、各ローラ5がU字バネ24により法線方向に付勢されている。ロータ4は、一対の円形プレート20,20を軸部21で連結したものであり、軸部21に出力軸16がきっちり嵌め合わされている(図5参照)。一対の円形プレート20,20には、3個の長孔22,22,22が円周方向に等間隔に設けられ、法線方向に長く形成されている。ローラ5は、中空円筒形状をなし、中空孔を長孔22に位置合わせするように一対の円形プレート20,20の間に配置され、一方の円形プレート20の長孔22からローラ5の中空孔、他方の円形プレート20の長孔22へとローラ軸23が貫き通されている。
ロータ4は、チューブTとの摩擦抵抗を小さくするために3個のローラ5,5,5が回転可能に軸支され、各ローラ5がU字バネ24により法線方向に付勢されている。ロータ4は、一対の円形プレート20,20を軸部21で連結したものであり、軸部21に出力軸16がきっちり嵌め合わされている(図5参照)。一対の円形プレート20,20には、3個の長孔22,22,22が円周方向に等間隔に設けられ、法線方向に長く形成されている。ローラ5は、中空円筒形状をなし、中空孔を長孔22に位置合わせするように一対の円形プレート20,20の間に配置され、一方の円形プレート20の長孔22からローラ5の中空孔、他方の円形プレート20の長孔22へとローラ軸23が貫き通されている。
ローラ軸23は、両端部が円形プレート20の長孔22から外向きに突き出し、長孔22に摺動可能に保持されている。U字バネ24は、一端が円形プレート20に固定される一方、他端がローラ軸23に連結され、ローラ軸23を長孔22に沿って法線方向へ押し出すように常時付勢している。そのため、ローラ5は、ローラ軸23を介してU字バネ24により法線方向へ押し出されるように付勢されている。このようなロータ4は、図5に示すように、塵や埃などの付着を防止するためのポンプカバー25が被せられ、ポンプカバー25から突き出す出力軸16の先端部に継手組立26を締結することにより出力軸16に取り付けられる。
チューブガイド6のガイド面7は、ロータ4に配置されるローラ5の間隔(120度の位相差に対応する間隔)より長く、ローラ5の間隔(120度の位相差に対応する間隔)を2倍したものより短い長さで形成され、ロータ4が回転する際に、1個又は2個のローラ5,5がチューブガイド6との間でチューブTを押し潰すようになっている。本実施の形態では、ローラ5がロータ4に120度の位相差を持って配置されるのに対して、チューブガイド6は、ガイド面7がロータ4の外周に沿って約150度にわたってチューブTを案内するよう形成されている。
また、図4及び図5に示すように、チューブポンプ2は、包装容器303に残存する液体の有無を検出する売り切れセンサ(「検出装置」に相当するもの。)91が取付ブロック90に固定され、取付ブロック90を介して本体2に取り付けられている。
取付ブロック90は、樹脂を射出成形したものであり、本体2に内設されている。取付ブロック90は、図中上端面に売り切れセンサ91を嵌合するための嵌合凹部90aが設けられている。また、取付ブロック90は、チューブTをガイドするガイド溝90bが嵌合凹部90aと同軸上に図中上下方向に形成され、嵌合凹部90aに連通している。
一方、売り切れセンサ91は、回路基板などを樹脂などで固めたブロック形状をなし、一側面に飲食物供給装置300の制御基板45(後述)に接続する接続端子91cが設けられている。売り切れセンサ91は、取付ブロック90の嵌合凹部90aにきっちり嵌め合わされ、ネジ92,92により取付ブロック90に固定されている。売り切れセンサ91には、チューブTを装着する装着溝91aが図中上下方向に形成され、取付ブロック90のガイド溝90bと同軸となるように形成されている。装着溝91aには、透磁率を検出する検出部が設けられている。
一方、売り切れセンサ91は、回路基板などを樹脂などで固めたブロック形状をなし、一側面に飲食物供給装置300の制御基板45(後述)に接続する接続端子91cが設けられている。売り切れセンサ91は、取付ブロック90の嵌合凹部90aにきっちり嵌め合わされ、ネジ92,92により取付ブロック90に固定されている。売り切れセンサ91には、チューブTを装着する装着溝91aが図中上下方向に形成され、取付ブロック90のガイド溝90bと同軸となるように形成されている。装着溝91aには、透磁率を検出する検出部が設けられている。
取付ブロック90は、チューブポンプ1の正面側(ロータ4側)から売り切れセンサ91の接続端子91cを本体2の貫通孔2aに差し込むように本体2に収納され、チューブポンプ1の正面側からネジ93,93を締め付けることにより本体2に固定されている。そのため、チューブTは、売り切れセンサ91の装着溝91aと取付ブロック90のガイド溝90bを通って、ロータ4とチューブガイド6との間に組み付けられている。なお、取付ブロック90は、ネジ93,93がガイド溝90bを挟んで対称位置に設けられ、本体2に上下逆転させて取り付けられるようになっている(図7、図8参照)。
図1及び図2は、緩和手段31の構造を概念的に示した図である。
ロータ4は、図1(a)及び(b)に示すように、本体2に内設された引張バネ30によりチューブガイド6に当接する方向へ常時付勢され、図2(a)及び(b)に示すように、緩和手段31が引張バネ30の付勢力を緩和するようになっている。
ロータ4は、図1(a)及び(b)に示すように、本体2に内設された引張バネ30によりチューブガイド6に当接する方向へ常時付勢され、図2(a)及び(b)に示すように、緩和手段31が引張バネ30の付勢力を緩和するようになっている。
ロータ4は、出力軸16、ギヤボックス15などを介してスイングプレート13と一体化され、スイングプレート13は、支軸12の上方に凸部13aが設けられている(図5参照)。引張バネ30は、スイングプレート13の凸部13aよりチューブガイド6側に配設され、スイングプレート13の凸部13aに連結するとともに、緩和手段31に連結している。
緩和手段31は、引張バネ30がクランク機構32を介してソレノイド33に連結している。ソレノイド33は、ソレノイド台34が取り付けられ、そのソレノイド台34を介して本体2にネジなどで固定されている。ソレノイド33は、可動鉄心35が摺動可能に装填され、スプリングコイル36が可動鉄心35を突き出すように付勢している。
クランク機構32は、ソレノイド台34に固定されたクランク受け37にクランク金具38を回動可能に軸支させたものである。クランク金具38は、約90度に曲がっており、屈曲部分がクランク受け37に保持されている。クランク金具38は、一端が引張バネ30に連結し、他端が可動鉄心35に連結しており、引張バネ30のバネ力とスプリングコイル36のバネ力とのバランスに応じて回動するようになっている。引張バネ30は、液体供給停止時に所定のシール力を得られる引張荷重を有し、スプリングコイル36は、引張バネ30よりバネ力の大きいものが使用されている。ここで、所定のシール力とは、チューブTの濃縮液が外気に接触することを防止するために必要な力をいい、本実施の形態では、30Nとしている。そのため、ソレノイド33に非通電のときには、図1(a)に示すように、クランク金具38が可動鉄心35に押圧されて、引張バネ30をチューブガイド6側に引っ張って保持することになる。このとき、引張バネ30は、図1(b)に示すように、スイングプレート13を介してロータ4をチューブガイド6に当接する方向へ引っ張って付勢するが、ロータ4とチューブガイド6との間のクリアランスを一定にすべく、クランク受け37には、クランク金具38の回動を制限するためのストッパ(図示せず)が設けられている。
従って、ソレノイド33に通電すると、図2(a)に示すように、可動鉄心35がスプリングコイル36に抗してソレノイド33内に退避し、クランク金具38を所定方向に回動させる。クランク金具38の回動により、図2(b)に示すように、引張バネ30のバネ力が小さくなり、スイングプレート13がチューブガイド6から離間する方向に揺動し、ロータ4をチューブガイド6から離間する方向に移動させる。これにより、ロータ4とチューブガイド6との間のクリアランスが広げられ、シール力が液体供給停止時のシール力(30N)より低下する。
また、ソレノイド33への通電を停止すると、図1(a)に示すように、可動鉄心35がスプリングコイル36によってソレノイド33から突き出し、クランク金具38を所定方向と反対方向に回動させる。クランク金具38は、図1(b)に示すように、引張バネ30をチューブガイド6側に引っ張って揺動させ、ロータ4をチューブガイド6に当接する方向に移動させる。クランク金具38は、クランク受け37のストッパ(図示せず)に係止されるまで回動し、引張バネ30を元の位置に移動させる。これにより、ロータ4とチューブガイド6との間のクリアランスが狭められ、シール力が元の値(30N)に戻される。
このように、チューブポンプ1は、液体供給時のシール力を液体供給停止時のシール力より緩和するが、これは、液体供給時には、濃縮液を上流から下流に流すため、チューブTの濃縮液が外気に接触することを防止する場合のようにチューブTを強く押し潰す必要がないからである。そうとはいっても、チューブポンプ1の流量精度を確保するためには、液体供給時に濃縮液がチューブTとチューブガイド6との間から漏れることは望ましくない。そのため、緩和手段7は、ローラ5がいずれの位置においてもチューブTを少なくとも流体漏れを防止することができるシール力に緩和する必要がある。本実施の形態では、緩和手段7はシール力を20Nに緩和するものとする。
この点、ロータ4が回転するときには、図6(a)に示すように、1個のローラ5がチューブガイド6との間でチューブTを押し潰すこともあれば、図6(b)に示すように、2個のローラ5,5が同時にチューブガイド6との間でチューブTを押し潰すこともある。図6(a)に示すように、1個のローラ5が引張バネ30の付勢力と同一方向にチューブTを押し潰す場合には、引張バネ30の付勢力が当該ローラ5に全て作用するが、例えば、図6(b)に示すように、2個のローラ5,5が同時にチューブガイド6との間でチューブTを押し潰す場合には、引張バネ30の付勢力が二分される。そのため、2個のローラ5,5が20NでチューブTをそれぞれ押し潰すためには、30Nの引張荷重を有する引張バネ30では不十分とも考えられる。
しかし、ローラ5には、ローラ軸23を介してU字バネ24の付勢力が法線方向に作用しており、引張バネ30の付勢力が低下しても、それをU字バネ24で補うことができる。そのため、引張バネ30の引張荷重を30Nより大きくしなくても、各ローラ5,5は、少なくとも20Nのシール力でチューブTをそれぞれ押し潰すことができる。
ところで、チューブポンプ1は、3個のローラ5,5,5がロータ4に円周方向に等間隔に保持されているため、ロータ4が回転したときに2個のローラ5,5がチューブTを閉止して形成する密閉空間の容積が一定になる。そのため、チューブポンプ1では、ロータ4の回転角度に基づいて濃縮液の流量制御を行っている。
位置検出手段40は、図5に示すように、本体2の収納孔10内に収納されている。出力軸16には、円板形のセンサカム41がきっちり嵌め合わされ、ロータ4とセンサカム41とが一体的に回転するようになっている。センサカム41には、図1に示すように、ロータ4のローラ5,5,5に対応するように、3個のマグネット42,42,42が円周方向に等間隔に配設されている。磁気センサ43は、センサカム41の外側に配設されるようにスイングプレート13に固定され、回転するマグネット42を次々に検知してローラ5の位置を検出している。
図9は、制御ブロックを示す図である。
制御基板45には、チューブポンプ1のステッピングモータ14、ソレノイド33、磁気センサ43、売り切れセンサ91などが接続するとともに、希釈水ノズル8に連結する希釈水バルブV(図5参照)、飲食物供給指令を発信する供給指令発信装置310、飲食物の供給が完了したことを表示する供給完了表示装置311、濃縮液の残量がないことを表示する売り切れ表示312などが接続している。
制御基板45には、チューブポンプ1のステッピングモータ14、ソレノイド33、磁気センサ43、売り切れセンサ91などが接続するとともに、希釈水ノズル8に連結する希釈水バルブV(図5参照)、飲食物供給指令を発信する供給指令発信装置310、飲食物の供給が完了したことを表示する供給完了表示装置311、濃縮液の残量がないことを表示する売り切れ表示312などが接続している。
制御基板45は、供給指令発信装置310から飲食物供給指令を受信すると、先ずソレノイド33に通電する。そして、制御基板45は、濃縮液をカップCに規定量供給したときのロータ4の回転停止位置を予測し、ステッピングモータ14に供給するパルス数を決定した後、ステッピングモータ14にパルス信号を供給する。位置検出手段40は、磁気センサ43がマグネット42を検出する毎にローラ5の位置を検出しており、制御基板45は、ロータ4の回転を停止する際に、磁気センサ43の検出結果に基づいてローラ5の一つがチューブTを押し付ける直前で停止するようにステッピングモータ14に停止信号を供給する。その後、制御基板45は、ソレノイド33への通電を停止する。
このような構成を有するチューブポンプ1は、次のように作用する。
飲食物供給装置300の供給指令発信装置310が飲食物供給指令を発信すると、チューブポンプ1は、ソレノイド33に通電し、図1(a)に示すクランク金具38を図2(a)に示すように所定方向に回動させて、図1(b)に示すスイングプレート13を図2(b)に示すようにチューブガイド6から離間する方向に揺動させる。これにより、ロータ4がチューブガイド6から離間する方向に移動し、ローラ5がチューブTを押し潰すシール力が20Nに低下する。
飲食物供給装置300の供給指令発信装置310が飲食物供給指令を発信すると、チューブポンプ1は、ソレノイド33に通電し、図1(a)に示すクランク金具38を図2(a)に示すように所定方向に回動させて、図1(b)に示すスイングプレート13を図2(b)に示すようにチューブガイド6から離間する方向に揺動させる。これにより、ロータ4がチューブガイド6から離間する方向に移動し、ローラ5がチューブTを押し潰すシール力が20Nに低下する。
その後、チューブポンプ1は、ステッピングモータ14にパルス信号を供給して、ステッピングモータ14を駆動させる。すると、ロータ4は、出力軸16と一体的に回転し、ローラ5がチューブTを順次押し潰してしごき、濃縮液を一定量ずつ圧送する。このとき、ロータ4がチューブTの反力を受けてがたつこうとするが、引張バネ30がロータ4のがたつきを吸収するため、1回あたりに圧送する濃縮液の流量がばらつかない。
かかるチューブポンプ1は、濃縮液をカップCに注出すると同時に、ノズル8から希釈水を供給する。ノズル8は、希釈水を濃縮液に交錯させるように注出するため、希釈水と濃縮液が自己攪拌作用によりカップCに均一な濃度で供給される。
濃縮液と希釈水がカップCに規定量供給されると、チューブポンプ1はステッピングモータ14に停止信号を供給する。このとき、チューブポンプ1は、制御基板45が位置検出手段40の検出信号を入力して、ローラ5の一つがチューブTを押し付ける直前で停止するようにステッピングモータ14に停止信号を供給する。このように、チューブポンプ1は、ローラ5の位置を検出しながらステッピングモータ14をパルス制御するので、ローラ5を定位置で精度良く停止させることが可能である。
それから、チューブポンプ1は、ソレノイド33への通電を停止する。図2(a)に示す可動鉄心35は、図1(a)に示すように、スプリングコイル36に付勢されてクランク金具38を回動させ、図2(b)に示すスイングプレート13を図1(b)に示すようにチューブガイド6側に引っ張って保持する。これにより、ロータ4が、チューブガイド6に当接する方向に移動し、ローラ5が所定のシール力(30N)でチューブTを押し潰して閉止する。
このとき、ステッピングモータ14は、ローラ5の一つがチューブTを押し付ける直前で停止するように駆動が停止される。そのため、チューブTを押し付ける直前で停止するローラ5の直前に位置するローラ5が、チューブTの同じ場所を1箇所だけ閉止し、チューブTの濃縮液が外気に接触することを防止する。
飲食物供給装置300が作動又は待機する間、チューブポンプ1の売り切れセンサ91は、チューブTを流れる濃縮液の流量を検出している。包装容器303に濃縮液がある場合には、濃縮液がチューブT内を流下するため、装着溝91aの検出部が検出する透磁率が小さくなる。一方、包装容器303に濃縮液がない場合には、濃縮液がチューブT内を流下しないため、装着溝91aの検出部が検出する透磁率が大きくなる。売り切れセンサ91は、透磁率が極端に増加したことを検出すると、飲食物供給装置300の制御基板45に濃縮液がなくなった旨の信号を送信する。制御基板45は、売り切れセンサ91から信号を受信すると、売り切れ表示312を点灯し、外部に包装容器303の濃縮液がなくなったことを知らせる。
もっとも、例えば、飲食物供給装置300が包装容器303の重量を計測することにより包装容器303に濃縮液が残存するか否かを検出する場合などには、チューブポンプ1に売り切れセンサ91を取り付ける必要がない。この場合には、取付ブロック90の取付方向を図中上下逆転させて本体2に取り付ける。
図4及び図5に示すように、売り切れセンサ91を取り付けた取付ブロック90は、嵌合凹部90aが上向きに開口するように本体2に内蔵されている。そこで、ネジ93,93を取り外して取付ブロック90と売り切れセンサ91を本体2から外し、ネジ92,92を取り外して売り切れセンサ91を取付ブロック90から分離する。それから、図7及び図8に示すように、嵌合凹部90aが図中下向きになるように取付ブロック90を本体2に収納し、ネジ93,93を締め付ける。これにより、ブロック90の嵌合凹部90aが本体2に塞がれ、本体2に挿入されたチューブTがガイド溝90bを通ってロータ4とチューブガイド6との間に組み付けられる。また、図8に示すように、取付ブロック90が本体2の貫通孔2aを塞ぐため、塵埃やチューブTに付着した濃縮液などが本体2内に入り込んでモータ14や緩和手段31などの動作を阻害しない。
チューブポンプ1は濃縮液と希釈水とを混合した飲食物をカップCに供給するが、飲食物を供給するときに濃縮液や希釈水が飛び散って本体2、チューブガイドレバー3、ロータ4、チューブガイド6、ノズル8などに付着することがある。飲食物は、栄養分や水分が豊富で、外気に接触すると雑菌を繁殖させるおそれがあるため、チューブポンプ1では、飲食物などをこまめに拭き取って衛生性を確保する必要がある。
一方、チューブポンプ1が組み付けられる飲食物供給装置300は、装置サイズをコンパクトにするため、内部スペースが限られている。そのため、チューブポンプ1は、メンテナンス時の操作スペースを小さくして、設置スペースを狭小化することが望まれている。
一方、チューブポンプ1が組み付けられる飲食物供給装置300は、装置サイズをコンパクトにするため、内部スペースが限られている。そのため、チューブポンプ1は、メンテナンス時の操作スペースを小さくして、設置スペースを狭小化することが望まれている。
そこで、チューブポンプ1は、チューブガイドレバー3が本体2の側方にはみ出す量を少なくするとともに、チューブガイドレバー3、ロータ4、チューブガイド6、ノズル8を本体2から取り外して洗浄できるようにしている。
図10は、本体2の正面図である。
本体2に取り付けられたベース11には、ロータ4が嵌め合わされる段差50が貫通孔17を中心として略円形状に形成されている。ベース11は、チューブガイド6が摺動可能に嵌め合わされる一対のレール51,51が段差50の上下両側に平行に設けられている。レール51は、2本の柱52,52がレール部53の両端部を保持し、ベース11とレール部53との間に隙間が形成されている。隙間を形成するのは、ベース11に付着した水滴などが隙間から流れ落ちて、レール51に溜まらないようにするためである。レール部53の外側には、チューブガイドレバー3を軸支するための軸受54が立設されている。
本体2に取り付けられたベース11には、ロータ4が嵌め合わされる段差50が貫通孔17を中心として略円形状に形成されている。ベース11は、チューブガイド6が摺動可能に嵌め合わされる一対のレール51,51が段差50の上下両側に平行に設けられている。レール51は、2本の柱52,52がレール部53の両端部を保持し、ベース11とレール部53との間に隙間が形成されている。隙間を形成するのは、ベース11に付着した水滴などが隙間から流れ落ちて、レール51に溜まらないようにするためである。レール部53の外側には、チューブガイドレバー3を軸支するための軸受54が立設されている。
軸受54は、プレート状をなし、本体2に取り付けられたロータ4の略半分の高さまで突き出している(図5参照)。軸受54の先端部には、軸孔55が円形状に形成され、その軸孔55から先端に向かって案内溝56が傾斜して設けられている。
図11は、チューブガイドレバー3の背面図である。図12は、チューブガイドレバー3の下面図である。
チューブガイドレバー3は、図11に示すように略長方形状をなし、ベース11の軸受54に回動可能に軸支されている。チューブガイドレバー3は、図11及び図12に示すように一対の脚部61が立設され、支軸62と連結軸63が脚部61に対して逆向きに突設されている。脚部61は、軸受54の内側に重ね合わされるように設けられ、軸受54と対向する側面に円柱状の支軸62が突設されている。支軸62は、軸受54の軸孔55に内側から外側に向かって挿入される。また、脚部61は、支軸62が設けられた側面と反対の側面に円柱状の連結軸63が突設されている。連結軸63は、支軸62より内側にずらして設けられ、チューブガイドレバー3を支軸62を基点として回動させたときに、支軸62を中心に円弧を描くように移動するようになっている。かかるチューブガイドレバー3には、図3及び図4に示すように、チューブガイドレバー3を本体2に係止させるロック部材64が設けられ、ロック部材64を操作することによりチューブガイドレバー3の回動を制限できるようになっている。
チューブガイドレバー3は、図11に示すように略長方形状をなし、ベース11の軸受54に回動可能に軸支されている。チューブガイドレバー3は、図11及び図12に示すように一対の脚部61が立設され、支軸62と連結軸63が脚部61に対して逆向きに突設されている。脚部61は、軸受54の内側に重ね合わされるように設けられ、軸受54と対向する側面に円柱状の支軸62が突設されている。支軸62は、軸受54の軸孔55に内側から外側に向かって挿入される。また、脚部61は、支軸62が設けられた側面と反対の側面に円柱状の連結軸63が突設されている。連結軸63は、支軸62より内側にずらして設けられ、チューブガイドレバー3を支軸62を基点として回動させたときに、支軸62を中心に円弧を描くように移動するようになっている。かかるチューブガイドレバー3には、図3及び図4に示すように、チューブガイドレバー3を本体2に係止させるロック部材64が設けられ、ロック部材64を操作することによりチューブガイドレバー3の回動を制限できるようになっている。
図13は、チューブガイド6の下面図である。
チューブガイド6は、図4及び図13に示すように、ブロック状をなし、ガイド面7を挟んで対向する上下側面に凸部65が形成されている。チューブガイド6の凸部65は、縁部に沿って長く形成され、本体2のレール51(図10参照)に摺動可能に係合される。チューブガイド6の凸部65が設けられた側面には、チューブガイドレバー3の連結軸63が係合するガイド溝66が略S字状に形成されている。
チューブガイド6は、図4及び図13に示すように、ブロック状をなし、ガイド面7を挟んで対向する上下側面に凸部65が形成されている。チューブガイド6の凸部65は、縁部に沿って長く形成され、本体2のレール51(図10参照)に摺動可能に係合される。チューブガイド6の凸部65が設けられた側面には、チューブガイドレバー3の連結軸63が係合するガイド溝66が略S字状に形成されている。
ガイド溝66は、連結軸63と同程度の幅をもち、支軸62から遠ざかる方向に向かって形成されている。具体的には、ガイド溝66は、図13に示すように、チューブガイド6の略中央部から凸部65と反対方向に向かって形成されている。ガイド溝66をチューブガイド6の略中央部から形成するのは、チューブガイドレバー3を全閉したときの連結軸63の位置を考慮したからである。ガイド溝66は、第1ガイド部67と第2ガイド部68とを第3ガイド部69で滑らかに連通させたものである。第1ガイド部67は、チューブガイド6の略中央部から凸部65と直交する方向にストレート状に形成されている。また、第2ガイド部68は、第1ガイド部67より支軸62から遠くなる位置に凸部65と直交する方向にストレート状に形成されている。第3ガイド部69は、第1ガイド部67と第2ガイド部68の端部に接続している。第2ガイド部68と第1ガイド部67は、溝の深さが異なり、第3ガイド部69は第1ガイド部67と第2ガイド部68とを滑らかに連通させるように溝底が傾斜している。第1ガイド部67には、段差部70が形成され、チューブガイドレバー3を全閉したときに、連結軸63の先端部を落とし込むようになっている。
また、チューブガイド6は、図4に示すように、一対の位置決め保持部(「位置決め手段」に相当するもの。)71,71が設けられ、ロータ4の上下位置でチューブTを位置決めするようになっている。位置決め保持部71は、ロータ4側に突き出すようにチューブガイド6に設けられ、U字溝71aが形成されている。U字溝71aは、ローラ5の略中央に対応する位置に、チューブTの直径より大きい幅をもってチューブガイド6のスライド方向に長く形成されている(図13参照)。ローラ5の略中央に対応する位置にU字溝71aを設けるのは、チューブTがローラ5の略中央から位置ずれして、ローラ5と円形プレート20との間に噛み込まれることを防止するためである。また、チューブTの直径より大きい幅をもって形成するのは、チューブTが塑性変形することを防止するためである。
本体2は、ロータ4の下方にノズル脱落防止部材72が固定されている。ノズル脱落防止部材72には、係止部73が前面側に突き出すように一体成形され(図5参照)、チューブTの吐出口の向きを真下に向けるようになっている。かかるノズル脱落防止部材72の係止部73は、位置決め保持部71との間でチューブTを挟み込み、チューブTが位置決め保持部71のU字溝71aから脱落することを防止する機能も有している。なお、チューブTの下流側にのみ係止部73を設けるのは、図中上側の位置決め保持部71は、チューブTがU字溝71aに挿入する方向に引っ張られ、U字溝71aから脱落するおそれがないからである。
チューブポンプ1は、ノズル8が本体2に着脱可能に設けられている。図14は、ノズル8の連結構造を示す図である。
ノズル8は、エルボ状に形成され、希釈水が流れる流路を備える。ノズル8は、一端開口部が円筒形状に形成され、その端部外周面にOリング75が装着されている。本体2は、背面側に配設された希釈水バルブV(図5参照)が配設されている。希釈水バルブVは、弁部と駆動部とを連結したものであり、流路ブロック76に形成した入力ポート77から出力ポート78に流れる希釈水の流量を制御している。ノズル8は、一端開口部が本体2の挿入孔57(図10参照)から挿入され、希釈水バルブVの出力ポート78に押し込まれて装着される。ノズル8は、Oリング75の摩擦力を利用して流路ブロック76に連結するため、本体2に簡単に着脱することが可能である。また、ノズル8は、図4に示すように、本体2に取り付けられた後でも図中CD方向に回動するので、吐出口の向きを簡単に調整することができる。
ノズル8は、エルボ状に形成され、希釈水が流れる流路を備える。ノズル8は、一端開口部が円筒形状に形成され、その端部外周面にOリング75が装着されている。本体2は、背面側に配設された希釈水バルブV(図5参照)が配設されている。希釈水バルブVは、弁部と駆動部とを連結したものであり、流路ブロック76に形成した入力ポート77から出力ポート78に流れる希釈水の流量を制御している。ノズル8は、一端開口部が本体2の挿入孔57(図10参照)から挿入され、希釈水バルブVの出力ポート78に押し込まれて装着される。ノズル8は、Oリング75の摩擦力を利用して流路ブロック76に連結するため、本体2に簡単に着脱することが可能である。また、ノズル8は、図4に示すように、本体2に取り付けられた後でも図中CD方向に回動するので、吐出口の向きを簡単に調整することができる。
もっとも、ノズル8はOリング75の摩擦力だけで流路ブロック76に連結するため、一端開口部が流路ブロック76の出力ポート78から外れるおそれがある。そのため、本体2には、ノズル脱落防止部材73によってノズル8の脱落を防止している。ノズル脱落防止部材73には、係止溝80が形成され、ノズル8の係合凸部81が嵌め合わされるようになっている。係合凸部81は、ノズル8の外周面に円弧状に突設され、ノズル8を回動させることによりノズル脱落防止部材73の係止溝80に簡単に係合させ、また、その係合を解除することができるようになっている。よって、ノズル8は、係合凸部81がノズル脱落防止部材73の係止溝80に係合する限り、本体2から誤って分離しない。
次に、チューブポンプ1のメンテナンス作業について説明する。図15〜図18は、チューブガイドレバー3の動作説明図である。
チューブポンプ1をメンテナンスする場合、先ず、チューブガイドレバー3を開いて、チューブTをロータ4とチューブガイド6との間から取り外す。
チューブポンプ1をメンテナンスする場合、先ず、チューブガイドレバー3を開いて、チューブTをロータ4とチューブガイド6との間から取り外す。
チューブガイドレバー3のロック部材64を解除すると、本体2とチューブガイドレバー3との係合が解除されるので、チューブガイドレバー3を前面側に引っ張って支軸62を基点として回動させる。連結軸63は、支軸62を中心にロータ4から離間する方向に向かって円弧を描くように移動し、チューブガイド6のガイド溝66内を摺動しながらチューブガイド6をロータ4から離間する方向に引っ張る。
チューブガイドレバー3は、図15に示す全閉位置では、連結軸63がガイド溝66の段差部70に落とし込まれている。チューブガイドレバー3を全閉位置から開き始めると、連結軸63が、図16に示すように、チューブガイドレバー3の回転量に応じてチューブガイド6の第1ガイド部67から第3ガイド部69へと摺動し、チューブガイド6をロータ4から離間する方向に引っ張ってスライドさせる。
チューブガイドレバー3を開方向に回動させ続けると、やがて、連結軸63は、図17に示すように、第3ガイド部69を通過する。支軸62と連結軸63と離間距離が一定であるのに対して、ガイド溝66が第1ガイド部67から第2ガイド部69へと支軸64から遠ざかる方向に曲がるため、連結軸63はチューブガイド6を支軸62側に大きく引き寄せる。そのため、チューブガイド6は、ガイド溝66が全くのストレート状である場合には、支軸62と連結軸63との離間距離分だけしかスライドできないところ、ガイド溝66を支軸62から遠ざかる方向に向かって形成したことにより、支軸62と連結軸63との離間距離に加えて第1ガイド部67と第2ガイド部68がずれる分だけ余分にロータ4から離間する方向にスライドすることが可能である。なお、第3ガイド部69が傾斜しているため、連結軸63がガイド溝66を滑らかに摺動して、チューブガイド6をスライドさせる。
さらにチューブガイドレバー3を全開方向に回動させると、図18に示すように、連結軸63は支軸62を中心にロータ4から離間する方向に円弧を描くように移動し、第2ガイド部68を摺動しながらチューブガイド6をロータ4から離間させる方向に引っ張ってスライドさせる。
チューブポンプ1では、軸受54がチューブガイドレバー3を保持する保持位置を高くしているため、チューブガイドレバー3が全開したときに、チューブガイドレバー3が本体2の側方にはみ出す量が少なくなっている。連結軸63は、チューブガイド3が全閉位置から90度回動して全開するまでの間、支軸62の周りを円弧を描くように移動してチューブガイド6をスライドさせる。チューブガイドレバー3の保持位置が高くなると、チューブガイドレバー3の全開時における支軸62と連結軸63との間隔が狭くなるため、チューブガイド6のガイド溝66を凸部65と直交する方向にストレート状に形成したのでは、チューブガイド6をロータ4から十分に離間させることができない。
これに対し、チューブポンプ1では、ガイド溝66を支軸62から遠ざかる方向に向かって形成しているため、チューブガイド6がチューブガイドレバー3の連結軸63に引っ張られる量が、ガイド溝66を凸部65に直交するようにストレート状に形成した場合より大きくなる。そのため、支軸62と連結軸63との間隔が狭くなっても、チューブガイド6をロータ4から十分に離間させることが可能である。よって、チューブポンプ1では、チューブガイド6のスライド量を確保しつつ、チューブガイドレバー3が本体2の側方にはみ出す量が少なくなり、操作スペースが小さくて済む。
このように、チューブガイドレバー3を全開してチューブガイド6をロータ4から十分に離間させたら、チューブTをロータ4とチューブガイド6との間から取り外す。そして、継手組立26を図4の図中G方向に回転させることにより出力軸16から取り外し、ロータ4を出力軸16から取り外す。
それから、図4に示すように、チューブガイドレバー3を図中矢印F方向に押し下げて図中下側の軸受54を撓ませながら、チューブガイドレバー3を本体2から取り外す。チューブガイドレバー3を図中矢印F方向に押し下げると、図中下側の軸受54が撓められ、図中上側の軸受54の軸孔55から支軸62が抜き出される。そこで、チューブガイドレバー3を下側の支軸62基点として前方に倒し、図中上側の支軸62を軸受54の案内溝56に沿って軸受54の軸孔55から引き出す。そして更に、図中下側の支軸62を軸受54の軸孔55から抜き出し、チューブガイドレバー3を本体2から分離する。このように、チューブガイドレバー3は、一方の軸受54を撓めて軸受54から支軸62を抜き出すだけで、簡単に本体2から分離することができる。しかも、案内溝56が傾斜しているため、支軸62を軸受54の軸孔55から抜き出しやすい。
なお、このとき、チューブガイドレバー3を前方に倒す方向と、チューブガイド6の第2ガイド部68の形成方向とが一致するため、チューブガイドレバー3の連結軸63がチューブガイドレバー3のガイド溝66に引っかかって、チューブガイドレバー3の操作を邪魔することがない。
なお、このとき、チューブガイドレバー3を前方に倒す方向と、チューブガイド6の第2ガイド部68の形成方向とが一致するため、チューブガイドレバー3の連結軸63がチューブガイドレバー3のガイド溝66に引っかかって、チューブガイドレバー3の操作を邪魔することがない。
それから、チューブガイドレバー3を全開位置まで開いた状態で前面側に引っ張り、連結軸63をチューブガイド6のガイド溝66から抜き出して、チューブガイド6をチューブガイドレバー3から分離する。その後、チューブガイド6を図4の図中矢印A方向にスライドさせて、凸部65を本体2のレール51から抜き出し、チューブガイド6を本体2から分離させる。
それから、ノズル8をノズル脱落防止部材72と反対方向(図中C方向)に回動させ、ノズル8の係合凸部81をノズル脱落防止部材72の係止溝80から外す。そして、ノズル8を前面側に引っ張って、ノズル8の一端開口部を流路ブロック76の出力ポート78から引き抜く。さらに、ノズル8の一端開口部を本体2の挿入孔57から抜き出し、ノズル8を本体2から分離する。
このようにチューブポンプ1を分解したら、本体2から取り外したロータ4、チューブガイドレバー3、チューブガイド6、ノズル8などを洗浄して汚れを除去する。ノズル8やチューブガイド6などは、洗浄で汚れを落とすことにより細部に付着した飲食物を簡単に除去することができ、衛生性が向上する。また、本体2に付着した汚れを拭き取って除去する。本体2は、平坦な面が多いため、汚れを拭き取りやすい。
メンテナンスが完了したら、チューブポンプ1を再組み立てする。チューブガイド6の凸部65を出力軸16側から本体2のレール51に嵌め合わせ、チューブガイド6を図中B方向にスライドさせる。これにより、チューブガイド6が本体2にスライド可能に保持させる。
そして、チューブガイドレバー3の連結軸63をチューブガイド6のガイド溝66に挿入する。そして、チューブガイドレバー3の支軸62を軸受54の軸孔55に挿入し、チューブガイドレバー3を図中F方向に移動させて、図中下側の軸受54を撓ませる。それから、チューブガイドレバー3の図中上側の支軸62を図中上側の軸受54に位置合わせし、図中下側の軸受54の復元力を利用してチューブガイドレバー3を図中E方向に移動させる。これにより、チューブガイドレバー3は、図中上側の支軸62が軸受54の軸孔55に挿入され、本体2に回動可能に保持される。
それから、本体2のベース11から突き出す出力軸16にロータ4を嵌め合わせ、ロータ4から突出する出力軸16に継手組立26を図中H方向に回転させて固定する。これにより、ロータ4が本体2に取り付けられる。
それから、ノズル8の一端開口部を本体2の挿入孔57から挿入し、希釈水バルブVの出力ポート78に押し込んで装着する。そして、ノズル8を図中D方向に回動させて、係合凸部81をノズル脱落防止部材73の係止溝80に係合させるとともに、希釈水を濃縮液に一点で交錯させるように吐出口の向きを調整する。
それから、ノズル8の一端開口部を本体2の挿入孔57から挿入し、希釈水バルブVの出力ポート78に押し込んで装着する。そして、ノズル8を図中D方向に回動させて、係合凸部81をノズル脱落防止部材73の係止溝80に係合させるとともに、希釈水を濃縮液に一点で交錯させるように吐出口の向きを調整する。
そして、ロータ4とチューブガイド6との間にチューブTを案内し、チューブガイドレバー3を全開位置から全閉位置に向かって回動させる。チューブTがロータ4とチューブガイド6との間に上手く組み付けられると、チューブガイドレバー3が全閉して、連結軸73がガイド溝66の段差部70に落下する落下音が発生するので、その落下音を確認して、チューブガイドレバー3をロック部材64で本体2に係止させる。
ここで、チューブガイドレバー3が閉方向に回動して、チューブガイド6をロータ4に当接する方向にスライドさせるときに、チューブTが、チューブガイド6の位置決め保持部71に設けられたU字溝71aに嵌め込まれ、ローラ5の略中央部に自動的に位置合わせされる。よって、チューブガイドレバー3を閉じるだけで、チューブTをローラ5に対して簡単に位置合わせすることが可能である。
なお、取付ブロック90や売り切れセンサ91に付着した濃縮液の除去や売り切れセンサ91の点検・交換などといったメンテナンスは、上記ロータ4などのメンテナンス時に一緒に行ってもよいし、単独で行ってもよい。取付ブロック90と売り切れセンサ91を本体2に着脱する作業は、全てチューブポンプ1の正面側(ロータ4側)からチューブポンプ1の奥行き方向に行われる。すなわち、チューブポンプ1の正面側からネジ93,93を取り外し、取付ブロック90と売り切れセンサ91を正面側へ引っ張り出して本体2から取り出す。そして、取付ブロック90と売り切れセンサ91のメンテナンスを行う。このとき、ネジ92,92を取り外せば、取付ブロック90と売り切れセンサ91を分解することができる。メンテナンスが完了したら、売り切れセンサ91を取付ブロック90にネジ92,92で固定し、売り切れセンサ91の接続端子91cを正面側から本体2の貫通孔2aに差し込むように取付ブロック90を本体2に収納して、ネジ93,93を正面側から締め付ける。
従って、本実施の形態のチューブポンプ1によれば、3個のローラ5,5,5を移動可能に保持するロータ4が本体2とチューブガイドレバー3とからなるケースに保持され、ロータ3の片側にチューブガイド6が設けられており、濃縮液を充填された包装容器303から連続するチューブTがロータ4とチューブガイド6との間に組み付けられるものにおいて、ケースの本体2に内設される取付ブロック90と、取付ブロック90を介してケースの本体2に取り付けられ、包装容器303に残存する液体の有無を検出する売り切れセンサ91とを有し、取付ブロック90の一端面に売り切れセンサ91が嵌合する嵌合凹部90aを形成するとともに、取付ブロック90にチューブTをロータ4に案内するガイド溝90bを嵌合凹部90aに連通するように形成したものであり、売り切れセンサ91がケースの本体2に内蔵されるので、チューブポンプ1の外部に売り切れセンサ91を取り付けるための取付スペースを設ける必要がなく、取付スペースを狭小化することができる。
また、本実施の形態のチューブポンプ1によれば、取付ブロック90は、ケースの本体2に対してロータ4側から固定されているので、チューブポンプ1を飲食物供給装置300から取り外さなくても、取付ブロック90と売り切れセンサ91だけをケースの本体2に簡単に着脱することができ、作業性がよい。特に、チューブポンプ1では、取付ブロック90と売り切れセンサ91を本体2に着脱する作業をチューブポンプ1の正面側(ロータ4側)から奥行き方向に行うので、飲食物供給装置300のように内部スペースが小さい場合でも作業しやすい。
また、本実施の形態のチューブポンプ1によれば、取付ブロック91は、ケースの本体2への取付方向が逆転可能であるので、同一の取付ブロック90で売り切れセンサ91をチューブポンプ1に取り付ける場合と取り付けない場合に対応することができ、利便性がよい。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、一対の円形プレート20,20の間に3個のローラ5,5,5を円周方向に等間隔に配置し、ローラ軸23で回転可能に軸支した。それに対して、一対のスプロケットにチェーンを巻回し、そのチェーンに複数のローラが回転可能に保持されるようにしてもよい。この場合には、ローラの軌道に合わせて、チューブガイド6のガイド面7の形状を変更するとよい。
(2)例えば、上記実施の形態では、ロータ4をチューブTに当接又は離間する方向に移動させるようにした。それに対して、ロータ4を定位置で保持するようにしてもよい。
(3)例えば、上記実施の形態では、チューブポンプ1を飲食物供給装置300に使用する場合について説明したが、これ以外の装置(例えば、医療機器や計測機器など)に使用してもよい。この場合には、ノズル8を必ずしも設けなくてもよい。
(4)例えば、上記実施の形態では、売り切れセンサ91として透磁率を検知するものを使用したが、静電容量を検知するもの等であってもよい。
1 チューブポンプ
2 本体
4 ロータ
5 ローラ
6 チューブガイド
90 取付ブロック
90a 嵌合凹部
90b ガイド溝
91 売り切れセンサ
93 ネジ
2 本体
4 ロータ
5 ローラ
6 チューブガイド
90 取付ブロック
90a 嵌合凹部
90b ガイド溝
91 売り切れセンサ
93 ネジ
Claims (3)
- 複数のローラを移動可能に保持するローラ保持手段がケースに保持され、前記ローラ保持手段の片側にチューブガイドが設けられており、液体を充填された包装容器から連続するチューブが前記ローラ保持手段と前記チューブガイドとの間に組み付けられるチューブポンプにおいて、
前記ケースに内設される取付ブロックと、
前記取付ブロックを介して前記ケースに取り付けられ、前記包装容器に残存する液体の有無を検出する検出装置とを有し、
前記取付ブロックの一端面に前記検出装置が嵌合する嵌合凹部を形成するとともに、前記取付ブロックに前記チューブを前記ローラ保持手段に案内するガイド溝を前記嵌合凹部に連通するように形成したものであることを特徴とするチューブポンプ。 - 請求項1に記載するチューブポンプにおいて、
前記取付ブロックは、前記ケースに対して前記ローラ保持手段側から固定されていることを特徴とするチューブポンプ。 - 請求項1または請求項2に記載するチューブポンプにおいて、
前記取付ブロックは、前記ケースへの取付方向が逆転可能であることを特徴とするチューブポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004073253A JP2005256821A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | チューブポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004073253A JP2005256821A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | チューブポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005256821A true JP2005256821A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35082776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004073253A Pending JP2005256821A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | チューブポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005256821A (ja) |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004073253A patent/JP2005256821A/ja active Pending
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