JP2005256742A - 流体用弁機構 - Google Patents

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栄三 高橋
Masayoshi Okumura
方良 奥村
信吾 ▲ひび▼井
Shingo Hibii
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Abstract

【課題】 弁体の故障時においても安全側(開弁側)に機能する流体用弁機構を提供する。
【解決手段】流体が流れる流路100内に配設されると共に、流体の温度に応じて内部に収容される熱膨張体が膨張することによって流路100方向に摺動する弁体200と、弁体200の摺動方向に抗するように、弁体200に付勢力を与える弾性体310とを有し、熱膨張体の膨張時に、弁体200が弾性体310の付勢力に打ち勝って、流路100の内径よりも小さく開口される流路開口部122を閉弁状態から開弁状態とする流体用弁機構において、熱膨張体が弁体200から洩れた時に、流体の温度に関わらず弁体200の閉弁状態を解除する解除手段を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両エンジンの冷却水回路中に配設されて、冷却水流れを切替えるバルブに用いて好適な流体用弁機構に関するものである。
従来の流体用バルブとして、例えば特許文献1に示されるものが知られている。即ち、この流体用バルブは、車両エンジンの冷却液通路に配置されて、冷却水の温度変化によって冷却水通路の流れを制御するサーモスタットに適用されており、バルブ本体と弁体とを備えている。
バルブ本体は、筒状の周面に入口開口部と出口開口部が形成され、この入口開口部と出口開口部が冷却液通路に連通する位置に固定されている。また、弁体は、内部に熱膨張体(ワックス)が収容され、バルブ本体の入口開口部と出口開口部とを連通する流路領域に配設されており、冷却液の温度変化に応じて膨張収縮する熱膨張体の作用力とバネ部材の付勢力とによって、流路領域を横断するように進退動して、入口開口部と出口開口部を開閉し、流路領域を連通遮断する(冷却液の温度が上昇すると流路領域を連通する)ようにしている。
特開2000−213351号公報
しかしながら、上記特許文献1中の流体用バルブにおいては、特にフェイルセーフ機能の思想は持ち合わせておらず、例えば、弁体の腐食や割れ等によって熱膨張体の洩れが生ずると、弁体が流路領域を遮断したままになってしまう。即ち、冷却液通路に本来冷却水を流すべきところを流せなくなり、例えば車両エンジンのオーバーヒートのような不具合に至ってしまう。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、弁体の故障時においても安全側(開弁側)に機能する流体用弁機構を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、流体が流れる流路(100)内に配設されると共に、流体の温度に応じて内部に収容される熱膨張体が膨張することによって流路(100)方向に摺動する弁体(200)と、弁体(200)の摺動方向に抗するように、弁体(200)に付勢力を与える弾性体(310)とを有し、熱膨張体の膨張時に、弁体(200)が弾性体(310)の付勢力に打ち勝って、流路(100)の内径よりも小さく開口される流路開口部(122)を閉弁状態から開弁状態とする流体用弁機構において、熱膨張体が弁体(200)から洩れた時に、流体の温度に関わらず弁体(200)の閉弁状態を解除する解除手段を設けたことを特徴としている。
これにより、弁体(200)の故障時においても流路(100)内に流体を流すことができ、弁体(200)の下流側で本来必要とされる流体を供給することができるので、安全側(開弁側)に機能する流体用弁機構(10)とすることができる。
請求項2に記載の発明では、上記請求項1に記載の発明に対して、弁体(200)は、熱膨張体が収容される本体部(210)と、本体部(210)の係合によって閉塞される開口部(221)を有し、弾性体(310)によって流路開口部(122)を閉弁状態にする弁部(220)とから成り、解除手段は、本体部(210)と、本体部(210)に作用して弁部(220)との係合を解除することで開口部(221)を開く開弁用弾性体(320)とから成ることを特徴としている。
これにより、弁体(200)が故障した場合でも、開弁用弾性体(320)によって開口部( 221)が開かれ、流体を流すことができるので、安全側(開弁側)に機能する流体用弁機構(10)とすることができる。
請求項2に記載の発明においては、請求項3に記載の発明のように、本体部(210)は、熱膨張体の膨張に応じて摺動するシャフト(216)を有し、シャフト(216)の外部先端側が流路(100)内で支持されるものであって、開弁用弾性体(320)は、本体部(210)をシャフト(216)の外部先端側に摺動させて弁部(220)との係合を解除するようにしてやれば良い。
これにより、本体部(210)を開弁用弾性体(320)によってシャフト(216)の外部先端側へ摺動させることができるので、容易に開口部(221)を開くことができる。
また、請求項4に記載の発明では、上記請求項1に記載の発明に対して、弁体(200)は、自身の外周面が流路開口部(122)の内周面(123a)に当接して閉弁状態を形成する周面シール弁体(210)であり、解除手段は、弾性体(310)によって周面シール弁体(210)の内周面(123a)との当接を解除することで流路開口部(122)を開く構造としたことを特徴としている。
これにより、弁体(200)が故障した場合でも、弾性体(310)によって周面シール弁体(210)の閉弁状態が解除されるので、流体を流すことができ、安全側(開弁側)に機能する流体用弁機構(10)とすることができる。
請求項4に記載の発明においては、請求項5に記載の発明のように、周面シール弁体(210)は、熱膨張体の膨張に応じて摺動するシャフト(216)を有し、シャフト(216)の外部先端側が流路(100)内で支持されるものであって、弾性体(310)は、周面シール弁体(210)をシャフト(216)の外部先端側に摺動させて内周面(123a)との当接を解除するようにしてやれば良い。
これにより、周面シール弁体(210)を弾性体(310)によってシャフト(216)の外部先端側へ摺動させることができるので、容易に流路開口部(122)を開くことができる。
請求項6に記載の発明では、弾性体(310)および開弁用弾性体(320)は、バネ部材(310、320)であり、弁体(200)あるいは本体部(210)には、バネ部材(310、320)の伸縮方向に凸と成る突状部(211、212b)が設けられ、バネ部材(310、320)は、突状部(211、212b)を内側に収容するように配設されたことを特徴としている。
これにより、突状部(211、212b)がバネ部材(310、320)にガイドされ安定保持されるので、弁体(200)あるいは本体部(210)の傾きを防止することができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。本発明の流体用弁機構は、ヒータコア(暖房用熱交換器)が配設される車両用エンジンの温水回路に用いられる流体用バルブ10に適用したものであり、上記温水回路中、ヒータコアの上流側に配設されて、ヒータコアへ供給する温水流量を制御するものとしている。
尚、図1は流体用バルブ10の閉弁状態を示す断面図、図2はエレメント210の単体状態を示す正面図、図3は流体用バルブ10の開弁状態を示す断面図、図4は流体用バルブ10の故障時の閉弁解除状態を示す断面図である。
流体用バルブ10は、流路100内に弁体200、各バネ310、320等が配設されて形成されており、まず、その基本構成の詳細について、図1、図2を用いて説明する。
流路100は、第1ボディ110と第2ボディ120とがOリング130を介して接合されることによって形成されている。第1ボディ110は、一端側に入口パイプ部111を有し、他端側に向けて階段状に拡がっており、ここに第1段部112、第2段部113が形成されている。
また、第2ボディ120は、入口パイプ部111に対して交差する方向に延びる出口パイプ部121を有し、流路100としては、L字状に形成されている。第2ボディ120の中間部には、内径が縮小されて開口する流路開口部122が形成されており、この流路開口部122の上側面は、シール面123として形成されている。入口パイプ部111に対向する第2ボディ120の底面部(出口パイプ部121側)には凹状のシャフト支持部124が形成されている。
尚、シール面123には、流路開口部122の半径方向に延びる微小幅の溝部(図示せず)が流路開口部122の円周方向に複数設けられている。また、流路開口部122から出口パイプ部121に向かう内壁には、円周方向に複数設けられ、中心側に突出して、後述するエレメント210の大径部213をガイドするエレメントガイド部125が設けられている。
上記流路100内には弁体200が配設され、この弁体200は、本体部を成すエレメント210と弁部を成す密閉弁220とから形成されるようにしている。エレメント210は、感温部211、シール部212、大径部213、シャフト挿入部214を形成するケース210Aの内部に、熱膨張体としてのワックスが封入され、シャフト挿入部214にゴム栓215、シャフト216が挿入されて形成されている(図2)。
感温部(本発明における突出部に対応)211は、入口パイプ部111側に突出しており、入口パイプ部111から流入する温水の温度(熱)を内部のワックスに伝達する。シール部212は、感温部211よりも外径が大きく形成され、外周部にOリング212aが装着されている。更に、大径部213は、シール部212よりも外径が大きく形成されている。
ゴム栓215は、ワックスの洩れを防止すると共に、ワックスの膨張収縮に伴ってシャフト挿入部214内を摺動し、また、シャフト216は、ゴム栓215に連動し、シャフト挿入部214内を摺動する。そして、シャフト216の外部先端側は、第2ボディ120のシャフト支持部124に挿入されて、支持されている。
よって、内部のワックスが温水の温度に応じて膨張すると、ゴム栓215を介してシャフト216が押し出されることになるが、シャフト216の外部先端側がシャフト支持部124に支持されていることから、逆にケース210A(感温部211、シール部212、大径部213、シャフト挿入部214)が入口パイプ部111側に移動することになる。
密閉弁220は、円盤状の弁であり、中央に開口部221を有し、この開口部221の周囲には、入口パイプ部111側に立てられたフランジ部222が設けられている。密閉弁220の下側面は、弁シール面223として形成されている。そして、開口部221(フランジ部222)にはエレメント210のシール部212が摺動可能に挿入され、開口部221はOリング212aを介してシール部212によって閉塞される。
上記のように形成される弁体200には、密閉弁用バネ(本発明における弾性体、バネ部材に対応)310と、エレメント押えバネ(本発明における開弁用弾性体、バネ部材に対応)320とが装着されている。即ち、密閉弁用バネ310は、一端側が第1ボディ110の第2段部113で支持され、他端側がフランジ部222の外径側に位置して、密閉弁220を第2ボディ120のシール面123側に付勢するように装着されている。また、エレメント押えバネ320は、一端側が第1ボディ110の第1段部112で支持され、感温部211を内側に収容するようにしてシール部212に当接して、ケース210Aをシャフト216の外部先端側に付勢するように装着されている。
ここで、温水の温度が開弁させたい開弁温度まで上昇するまでの間は、密閉弁用バネ310によって密閉弁220の弁シール面223は、シール面123に押し当てられて、また、エレメント210は、内部のワックスの作用力とエレメント押えバネ320の付勢力とのバランスによって、大径部213が密閉弁220の下側に位置し、シール部212がフランジ部222に当接して開口部221を閉塞するようにしている。
本発明においては、上記エレメント210、密閉弁220、エレメント押えバネ320によって、解除手段が形成される。この解除手段の技術的意味および作動の詳細については後述する。
次に、上記構成に基づく流体用バルブ10の作動およびその作用効果について説明する。
車両エンジンから流出される温水は、入口パイプ部111から流路100内に流入するが、例えば、車両エンジン始動直後のように、温水温度が開弁温度より低いと、上記で説明したように、エレメント210および密閉弁220は、図1に示す位置関係となり、エレメント210、密閉弁220によって流路開口部122は閉塞され、流体用バルブ10は閉弁状態を形成する。
よって、温水は下流となるヒータコア側へは流れず、ヒータ回路(配管)あるいはヒータコアでの温水の放熱が抑制されて、温水が短時間で昇温され、エンジンの暖機が促進される。
尚、密閉弁220が流路開口部122を閉じると言いつつも、流路開口部122の周りに設けた微小幅の溝部によって、入口パイプ部111側から出口パイプ部121側への温水の微量流れが形成されるようにしており、温感部211の機能低下を防止するようにしている。
そして、図3に示すように、温水の温度が上昇して開弁温度を超えると、エレメント210内のワックスが膨張し、エレメント押えバネ320の付勢力に打ち勝って、ケース210A自体が入口パイプ部111側に移動する。すると、大径部213は密閉弁220に当接(係合)して、密閉弁用バネ310の付勢力にも打ち勝って、密閉弁220を入口パイプ部111側に移動し、流路開口部122を開き、開弁状態を形成する。
よって、充分昇温したエンジンからの温水は、流体用バルブ10を通過してヒータコアを流れ、本来の暖房が行われる。
ところで、流体用バルブ10において、例えばケース210Aの腐食や割れ等によってエレメント210内のワックスが外部に洩れると言った不具合が生ずると、従来技術では閉弁状態を維持したままとなって、下流側での本来の機能を損なう(ここではヒータが利かなくなる)場合があったが、本発明では、それを回避できるようにしている。
即ち、図4に示すように、上記のようにワックスの洩れが生じた場合には、エレメント押えバネ320の付勢力によって、シャフト216はケース210Aの内部に入り込む形となって、ケース210Aがシャフト216の外部先端側に摺動され、シール部212はフランジ部222から外れ(係合が解除され)、開口部221が開かれ、閉弁解除状態となる(解除手段による閉弁解除状態の形成)。
これにより、内部のワックスが洩れると言うような弁体200(エレメント210)の故障時においても流路100内に温水を流すことができ、弁体200の下流側(ヒータコア)で本来必要とされる温水を供給することができるので、安全側(開弁側)に機能する流体用バルブ10とすることができる。
また、エレメント押えバネ320は、エレメント210の突状部となる感温部211を内側に収容するように配設されているので、感温部211がエレメント押えバネ320にガイドされ安定保持され、エレメント210の傾きを防止することができる。即ち、温水の通水抵抗増加やシャフト216の外れを防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図5〜図7に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、流路100をL字状からストレート状にし、弁体200およびバネの構造を簡素化したものである。
共に直管から成る第1ボディ110と第2ボディ120とをOリング130を介在させて接合し、ストレート状の流路100を形成している。そして、第2ボディ120に内径寸法が小さく絞られて開口する流路開口部122を形成しており、この開口部122の内周面を内周シール面123aとしている。
また、第1ボディ110の中間部には、バネ支持部114が設けられ、第2ボディ120の出口パイプ部121先端近傍には、シャフト支持部124aが設けられている。両支持部114、124aには、相手側となるエレメント押えバネ320、シャフト216を支持する部位を除いて温水が流通する複数の流通穴114a、124bが設けられたものとしている。
弁体200は、上記第1実施形態におけるエレメント210を基本としており、感温部211と大径部213の間を第1実施形態のシール部212に代えて中間部(本発明における突状部に対応)212bとしており、大径部213の外周にOリング213aを装着するようにしている。そして、流路開口部122には大径部213が摺動可能に挿入され、内周シール面123aはOリング213aを介して大径部213によって閉塞(閉弁)される。
エレメント210のシャフト216の外部先端側は、シャフト支持部124aによって支持されている。また、エレメント押えバネ320は、一端側がバネ支持部114で支持され、中間部212bを内側に収容するようにして大径部213に当接して、エレメント210をシャフト216の外部先端側に付勢するように装着されている。
第2実施形態においては、上記エレメント210およびエレメント押えバネ320によって、解除手段が形成される。
上記のように形成される第2実施形態の流体用バルブ10においては、温水温度が開弁温度より低い時には、エレメント210内のワックスの作用力と、エレメント押えバネ320の付勢力とのバランスによって、エレメント210が、図5に示す位置となるようにして、エレメント210の大径部213によって流路開口部122(内周シール面123a)は閉塞され、流体用バルブ10は閉弁状態を形成する。よって、温水のヒータコア側への流れが停止される。
そして、図6に示すように、温水の温度が上昇して開弁温度を超えると、エレメント210内のワックスが膨張し、エレメント押えバネ320の付勢力に打ち勝って、ケース210A自体が入口パイプ部111側に移動する。すると、大径部213は内周シール面123aから外れて、流路開口部122を開き、開弁状態を形成する。よって、充分昇温したエンジンからの温水は、流体用バルブ10を通過してヒータコアを流れ、本来の暖房が行われる。
しかし、エレメント210のワックスの洩れが生じた場合には、図7に示すように、エレメント押えバネ320の付勢力によって、シャフト216はケース210Aの内部に入り込む形となって、ケース210Aがシャフト216の外部先端側に摺動され、大径部213は内周シール面123aから外れ、流路開口部122が開かれ、閉弁解除状態となる(解除手段による閉弁解除状態の形成)。
これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。尚、第2実施形態においては、上記第1実施形態に対して、流路100がストレート状となるようにしているので、ヒータ回路の途中に介在させやすくなり搭載性に優れ、また、温水の流通抵抗を下げることができる。また、密閉弁220、密閉弁用バネ310を不要として安価にすることができる。
(その他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では、本流体用バルブ10をヒータ回路に用いるものとして説明したが、これに限らず、エンジンや自動変速機用のオイルクーラをオイル低温時にはウォーマとして用いる場合の冷却水回路に適用しても良い。
第1実施形態における流体用バルブの閉弁状態を示す断面図である。 図1におけるエレメントの単体状態を示す正面図である。 第1実施形態における流体用バルブの開弁状態を示す断面図である。 第1実施形態における流体用バルブの故障時の閉弁解除状態を示す断面図である。 第2実施形態における流体用バルブの閉弁状態を示す断面図である。 第2実施形態における流体用バルブの開弁状態を示す断面図である。 第2実施形態における流体用バルブの故障時の閉弁解除状態を示す断面図である。
符号の説明
10 流体用バルブ(流体用弁機構)
100 流路
122 流路開口部
123a 内周シール面(内周面)
200 弁体
210 エレメント(本体部、周面シール弁体、解除手段)
211 感温部(突状部)
212b 中間部(突状部)
216 シャフト
220 密閉弁(弁部、解除手段)
221 開口部
310 密閉弁用バネ(弾性体、バネ部材、解除手段)
320 エレメント押えバネ(開弁用弾性体、バネ部材、解除手段)

Claims (6)

  1. 流体が流れる流路(100)内に配設されると共に、前記流体の温度に応じて内部に収容される熱膨張体が膨張することによって前記流路(100)方向に摺動する弁体(200)と、
    前記弁体(200)の摺動方向に抗するように、前記弁体(200)に付勢力を与える弾性体(310)とを有し、
    前記熱膨張体の膨張時に、前記弁体(200)が前記弾性体(310)の付勢力に打ち勝って、前記流路(100)の内径よりも小さく開口される流路開口部(122)を閉弁状態から開弁状態とする流体用弁機構において、
    前記熱膨張体が前記弁体(200)から洩れた時に、前記流体の温度に関わらず前記弁体(200)の前記閉弁状態を解除する解除手段を設けたことを特徴とする流体用弁機構。
  2. 前記弁体(200)は、前記熱膨張体が収容される本体部(210)と、前記本体部(210)の係合によって閉塞される開口部(221)を有し、前記弾性体(310)によって前記流路開口部(122)を前記閉弁状態にする弁部(220)とから成り、
    前記解除手段は、前記本体部(210)と、前記本体部(210)に作用して前記弁部(220)との係合を解除することで前記開口部(221)を開く開弁用弾性体(320)とから成ることを特徴とする請求項1に記載の流体用弁機構。
  3. 前記本体部(210)は、前記熱膨張体の膨張に応じて摺動するシャフト(216)を有し、前記シャフト(216)の外部先端側が前記流路(100)内で支持されるものであって、
    前記開弁用弾性体(320)は、前記本体部(210)を前記シャフト(216)の外部先端側に摺動させて前記弁部(220)との係合を解除することを特徴とする請求項2に記載の流体用弁機構。
  4. 前記弁体(200)は、自身の外周面が前記流路開口部(122)の内周面(123a)に当接して前記閉弁状態を形成する周面シール弁体(210)であり、
    前記解除手段は、前記弾性体(310)によって前記周面シール弁体(210)の前記内周面(123a)との当接を解除することで前記流路開口部(122)を開く構造としたことを特徴とする請求項1に記載の流体用弁機構。
  5. 前記周面シール弁体(210)は、前記熱膨張体の膨張に応じて摺動するシャフト(216)を有し、前記シャフト(216)の外部先端側が前記流路(100)内で支持されるものであって、
    前記弾性体(310)は、前記周面シール弁体(210)を前記シャフト(216)の外部先端側に摺動させて前記内周面(123a)との当接を解除することを特徴とする請求項4に記載の流体用弁機構。
  6. 前記弾性体(310)および前記開弁用弾性体(320)は、バネ部材(310、320)であり、
    前記弁体(200)あるいは前記本体部(210)には、前記バネ部材(310、320)の伸縮方向に凸と成る突状部(211、212b)が設けられ、
    前記バネ部材(310、320)は、前記突状部(211、212b)を内側に収容するように配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の流体用弁機構。
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