JP2005255055A - ワイパの制御方法及びワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパの制御方法及びワイパ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ワイパを停止するときには、急激に停止させずに、常に高級感が得られるように停止させるワイパの制御方法及びワイパ制御装置。
【解決手段】 ワイパ制御装置では、ワイパ操作スイッチがオフ操作されると、ワイパが予め設定されている減速開始位置Rssに達したときに、ワイパモータの回転速度を漸次減少させる減速を開始し、ワイパが停止位置である下反転位置RLに達した時に、ワイパモータを停止する。また、ワイパ操作スイッチのオフ操作がなされたときに、ワイパが減速開始位置を通過してしまっているときには、ワイパモータを減速させず、ワイパを上反転位置へ戻し、この後に、ワイパが減速開始位置から減速して停止するようにしているので、ワイパが急激に停止してしまうことがなく、常に高級感を持たせてワイパを停止させることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両のウインドシールドガラスに付着した雨滴等を払拭するワイパの制御方法及び制御装置に関する。
車両に設けられているワイパ装置には、ワイパモータの出力軸にクランクアームの一端を固定し、このクランクアームの他端を、リンクロッドを介してピボット軸に固定されたワイパアームに連結して、ワイパモータの出力軸の回転を、ピボット軸を軸にしたワイパアームの往復運動に変換している。
これにより、ワイパ装置では、ワイパアームを上反転位置と下反転位置間で往復移動させながら、ウインドシールドガラスの表面の雨滴などを除去する払拭動作を行っている。
また、近年のワイパ装置では、ワイパモータの出力軸を一方向へ一定速度で回転駆動することにより、この出力軸の回転を、ワイパアームの往復運動に変換するようにしている。
ところで、ワイパ装置においては、ワイパスイッチをオフしたときに、ワイパアームが予め設定している一定位置(一般に下反転位置)に停止するようにしており、このときにワイパモータに電磁制動を掛けるとアークが発生してしまうことから、ワイパアームが停止位置に達したときに、ワイパモータの電極端子を連結する短絡回路が形成されるようにした提案が成されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ワイパアームの反転位置(上反転位置及び下反転位置)でワイパモータの回転方向を切換えるワイパ装置では、ワイパモータの回転方向を切換える反転位置(ワイパアームの反転位置)で、ワイパモータに逆起電力が生じてしまうことから、一定電圧でワイパモータを駆動してワイパアームを移動させると共に、ワイパアームが反転位置近傍に達したときに、ワイパモータをパルス駆動に切換えることにより、ワイパモータの回転を減速させる提案がなされている(例えば、特許文献2。参照)。
一方、近年では、高級車に分類される車両においては、ワイパアームの停止動作においても、高級感が醸し出されることが望まれている。
しかしながら、ワイパアームを停止位置で強制的に停止させたり、単にワイパアームを減速させながら停止させただけでは、所望の高級感が得られないという問題がある。
すなわち、ワイパアームの払拭動作を停止させるときには、ワイパアームの移動位置を確認しながら、ワイパスイッチをオフすることがないために、停止位置に近い位置でオフすると、単にワイパモータの回転速度を減速させるだけでは、ワイパアームが急激に停止してしまうことがあり、必ずしもワイパアームの停止動作に高級感が得られるとは限らないという問題がある。
実開平6−83520号公報 特許第2798733号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、常に高級感の得られる動作で、ワイパを円滑に停止させることを可能とするワイパの制御方法及びワイパ制御装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のワイパの制御方法は、ワイパモータの出力軸の回転を、ピボット軸を軸にしたワイパの往復運動に変換するワイパの制御方法であって、所定の回転速度で回転駆動しているワイパモータをワイパ操作スイッチの操作によって停止させるときに、前記ワイパが、上反転位置から下反転位置へ向けた払拭移動中で、かつ前記上反転位置と前記下反転位置との間の予め設定されている設定位置を通過後に前記ワイパ操作スイッチの停止操作がなされると、前記ワイパモータの前記所定の回転速度での回転駆動を継続して前記ワイパが一旦前記上反転位置に戻り、前記上反転位置もしくは前記上反転位置と前記設定位置の間の所定位置から前記ワイパモータの前記所定の回転速度を漸次減少する減速を開始し、前記ワイパを停止位置で停止させる、ことを特徴とする。
この発明によれば、ワイパ操作スイッチの払拭停止操作によってワイパを所定の停止位置に停止させるにあたり、払拭停止操作がなされたときに、上反転位置から下反転位置へ向けて払拭移動中のワイパが、上反転位置と下反転位置との間の予め設定されている設定位置を既に通過していると、ワイパモータの回転駆動は所定の回転速度で継続され、ワイパを一旦下反転位置から上反転位置に戻した後、ワイパモータの所定の回転速度を上反転位置もしくは上反転位置と設定位置の間の所定位置から漸次減速するようにして、ワイパが停止位置に達したときに、ワイパモータの回転駆動を停止する。
これにより、ワイパが急激に減速して停止してしまうのを確実に防止でき、ワイパを停止させるときに、常に高級感を持たせることができる。
このような本発明においては、前記設定位置は、前記上反転位置と前記下反転位置との略中央位置とすることができる。
このような本発明が適用されるワイパ制御装置は、ワイパモータの出力軸に連結されたクランクアームの回転を、ピボット軸に軸支されたワイパの往復運動に変換して、前記ワイパを前記ワイパモータの回転速度に応じた払拭速度で払拭動作させるワイパ制御装置であって、前記ワイパの回転角を直接的又は間接的に検出する検出手段と、前記ワイパの払拭開始及び払拭停止を入力するワイパ操作スイッチと、前記ワイパ操作スイッチによって払拭開始操作がなされることにより前記ワイパモータを所定の回転速度で回転駆動する駆動制御手段と、前記ワイパ操作スイッチの払拭停止操作に基づいて前記ワイパモータを停止するときに、前記検出手段によって検出される前記ワイパの回転角から前記ワイパが、上反転位置から下反転位置へ向けた払拭移動中でかつ前記上反転位置と前記下反転位置との間の予め設定されている設定位置を通過後に前記ワイパ操作スイッチの停止操作がなされると、前記ワイパが前記上反転位置もしくは前記上反転位置と前記設定位置の間の所定位置に一旦戻るまで前記ワイパモータを前記所定の回転速度で継続して回転駆動し、前記上反転位置もしくは前記所定位置から前記ワイパの前記所定の回転速度を漸次減少する減速を開始し、前記ワイパが所定の停止位置に達したときに前記ワイパモータを停止させる停止制御手段と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、ワイパの回転角を検出することによりワイパの移動位置を判断し、ワイパの停止操作がなされたときには、検出手段によって検出するワイパの移動位置に基づいてワイパモータの回転速度を減速させて、ワイパを停止する。
また、停止制御手段は、検出手段によって検出する位置が、上反転位置から下反転位置へ向けた払拭移動中で予め設定している設定位置を既に通過したタイミングで、払拭停止操作がなされた場合、ワイパモータの回転駆動は所定の回転速度で継続され、上反転位置もしくは上反転位置と設定位置の間の所定位置に一旦戻した後、前記上反転位置もしくは前記所定位置からワイパモータの所定の回転速度を漸次減速させる。そして、ワイパを所定の停止位置に品良く停止させる。
このような本発明のワイパ制御装置においては、前記検出手段により検出される前記設定位置は、前記上反転位置と前記下反転位置との略中央部であり、前記前記停止制御手段は前記検出手段によって検出される前記略中央位置よりも前記上反転位置側の前記所定位置が検出されてから、前記ワイパモータの減速を開始するものであれば良い。
また、本発明のワイパ制御装置は、前記駆動手段がPWM制御によって前記ワイパモータをパルス駆動してワイパモータの回転速度を制御するときに、前記停止制御手段が、前記ワイパモータを駆動するパルスのパルス幅を漸次減少させるものであることが好ましく、これにより、ワイパモータの高精度の回転制御が可能となり、ワイパの移動を高精度に制御して、高級感を持たせてワイパを停止させることができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用したワイパ制御装置10の概略構成を示している。また、図2には、ワイパ制御装置10によって駆動されるワイパ装置14の幾何学的な概略構成を示している。
図1に示すように、ワイパ制御装置10は、ワイパモータ12を備えている。ワイパモータ12は、供給電圧に応じて出力軸12Aが一定方向(例えば、矢印A方向)へ回転駆動する。なお、ワイパモータ12は、供給電圧に応じて回転軸12Bを回転駆動するモータ部及び回転軸12Bの回転数を減速するギヤ部とを備え、このギヤ部に出力軸12Aが設けられた一般的構成を適用することができる。
図2に示すように、ワイパ装置14は、ワイパ16を有しており、ワイパモータ12は、このワイパ16を駆動する。なお、例えば車両のフロントウインドシールドガラス(ウインドガラス)に設けられるワイパ装置14は、ワイパ16が運転席側と助手席側のそれぞれに設けられているが、同一のワイパモータ12に駆動連結され同期して駆動され、駆動力伝達機構の基本的原理は同じであり、以下では、一方のワイパ16を例示して説明する。
ワイパモータ12の出力軸12Aには、リンク機構18が設けられている。リンク機構18は、クランクアーム20、リンクロッド22及びピボットレバー24によって形成されている。
クランクアーム20は、一端がワイパモータ12の出力軸12Aに連結されて出力軸12Aと一体に回転する。また、このクランクアーム20の他端は、ボールジョイント26を介してリンクロッド22の一端に連結している。リンクロッド22は、他端が、ボールジョイント28を介して、ピボットレバー24に連結しており、このピボットレバー24は、ピボット軸30を軸に、ピボット軸30と一体で回動するように連結されている。
これにより、リンク機構18は、ワイパモータ12の出力軸12Aが一方向に連続回転することにより、ピボットレバー24を、ピボット軸30を中心に往復揺動させる。
ワイパ16は、ワイパアーム32と、ワイパブレード34によって形成されており、ワイパブレード34に取付けられているブレードラバーによってウインドガラスの表面を払拭するようになっている。
ワイパ16は、ワイパアーム32が、ピボット軸30に連結されており、ピボット軸30を軸に、ピボットレバー24及びピボット軸30と一体で回動する。
これにより、ワイパ装置14では、ワイパモータ12の出力軸12Aが一方向に回転駆動すると、ピボット軸30を軸にしてワイパアーム32が揺動して所定範囲を往復移動する。すなわち、ワイパモータ12の出力軸12Aが矢印A方向へ連続回転することにより、ワイパ16が、ピボット軸30を中心に矢印B方向及び矢印C方向へ往復移動する。なお、出力軸12Aの回転は、ワイパモータ12のアーマチャの回転軸12Bの回転を所定の減速率で減速しているので、アーマチャの回転軸12Bの回転に対応した出力軸12Aの回転が得られる。
このように、ワイパ装置14では、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転を、ワイパブレード34の往復運動に変換して、ワイパブレード34に設けているブレードラバーによってウインドシールドガラスを払拭し、ウインドシールドガラスの表面の雨滴等を除去する。なお、ワイパ装置14は、従来公知の一般的構成を適用でき、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
一方、ワイパモータ12としては、例えば、正極ブラシと負極ブラシ(何れも図示省略)を備え、このブラシ間に供給される電力に応じて回転駆動するモータ(従来の如く、低速度用ブラシと高速度用ブラシをそれぞれ設けたものではないモータ)を適用できる。
図1に示すように、ワイパモータ12を制御するワイパ制御装置10には、図示しないマイクロコンピュータを備えたコントローラ50が設けられている。コントローラ50には、ワイパモータ12へ駆動用電力を供給する駆動制御部52が設けられている。
駆動制御部52は、ワイパモータ12のオン/オフと共に、ワイパモータ12の駆動電圧を制御することにより、出力軸12Aの回転速度を制御する。ワイパ制御装置10では、ワイパモータ12の回転速度を制御することにより、ワイパ16の払拭速度を制御するようにしている。
ワイパモータ12には、検出手段として、例えばロータリーエンコーダ等を用いた回転出力部54が設けられている。この回転出力部54は、ワイパモータ12の回転軸12Bと一体に回転して、回転軸12Bの回転角に応じたパルスをコントローラ50へ出力する。
コントローラ50には、回転位置検出部56及び回転速度検出部58が設けられている。回転位置検出部56は、回転出力部54から入力されるパルスをカウントしてワイパモータ12の出力軸12Aの回転位置を検出する。具体的には、回転軸12Bの回転角に対する出力軸12Aの回転角は、所定の減速率で減速されているので、回転軸12Bの1パルス当たりの回転角に前記減速率の逆数を乗算することで、出力軸12Aの回転角が求まる。
コントローラ50では、回転位置検出部56が検出する出力軸12Aの回転位置(回転角)から、ワイパ16の移動位置であるピボット軸30を軸としたワイパ16の回転角を判定する。
図2に示すように、ワイパ装置14では、ピボット軸30を軸に回動することによりワイパ16が上反転位置RHと下反転位置RLの間を往復移動する。ワイパ16の回転角は、出力軸12Aの回転角に応じて変化し、出力軸12Aが1回転した時に、ワイパ16が1往復することから、出力軸12Aの回転角からワイパ16の回転角を判断することができる。
ここから、コントローラ50は、出力軸12Aの回転角から、ワイパ16の上反転位置RH、下反転位置RL、ワイパ16を停止するときの停止位置などの予め設定された位置に対応する回転角となっているか否かを判定する。なお、ワイパ16の停止位置は、下反転位置RLであっても良く、以下では、停止位置を下反転位置RLとして説明する。
ワイパ制御装置10では、クランクアーム20の回転角からワイパ16の回転角を判定して、ワイパ16を停止させるときには、ワイパ16の回転角が下反転位置RLとなるクランクアーム20の回転角でワイパモータ12を停止するようにしている。
図1に示す回転速度検出部58は、例えば、回転位置検出部56でカウントするパルスの単位時間当たりのカウント値から、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転速度を検出する。具体的には、回転軸12Bの回転速度と減速率に基づいて出力軸12Aの回転速度を検出する。なお、回転速度検出部56は、回転出力部54から出力されるパルスを読み込み、パルス幅ないしパルス間隔からワイパモータ12の出力軸12Aの回転速度を検出するものであっても良い。すなわち、回転出力部54が出力するパルスは、回転軸12Bの回転速度に応じたパルス幅(パルスのオン時間)及びパルス間隔(パルスのオフ時間)となっており、ここから、パルス幅ないしパルス間隔からワイパモータ12の回転軸12Bの回転速度を得ることができ、回転軸12Bの回転速度と減速率から出力軸12Aの回転速度を得ることができる。
回転位置検出部56が出力する出力軸12Aの回転角及び、回転速度検出部58が出力する出力軸12Aの回転速度は、駆動制御部52に入力される。
ワイパ装置14では、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転速度(クランクアーム20の回転速度)をVM、ワイパ16の払拭速度(ワイパアーム32又はワイパブレード34の移動速度)をVWとしたときに、払拭速度VWは、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転速度VMに応じて変化し、回転速度VMが低くなると払拭速度VWも低くなる。ただし、ワイパ16の動作は、リンク機構18により一方向回転運動を往復回動運動に運動変換されるため、クランクアーム20の回転位置(回転角)やリンクロッド22及びピボットレバー24の長さによっても変化するものの、これらの構造が決まれば一義的に決定される。
一方、コントローラ50には、目標速度設定部60が設けられている。この目標速度設定部60では、ワイパ16による払拭速度VWを決定するワイパモータ12の回転速度VMの目標値(目標回転速度)を設定する。
コントローラ50では、回転速度検出部58で検出したワイパモータ12の回転速度VMと、目標速度設定部60で設定した目標回転速度が駆動制御部52に入力されるようになっている。
この駆動制御部52では、PWM制御によってワイパモータ12を回転駆動する。このとき、駆動制御部52では、回転速度検出部58から入力されるワイパモータ12の回転速度VMと、目標速度設定部60から入力される目標回転速度に基づいて、ワイパモータ12の回転速度VMが目標回転速度となるように、ワイパモータ12を駆動するパルスのデューティ比を設定し、設定されたデューティ比の駆動パルスでワイパモータ12を駆動するようになっている。
すなわち、ワイパモータ12の回転速度VMが目標回転速度より低いときには、ワイパモータ12の駆動パルスのオン時間(パルス幅)が長くなるようにデューティ比(オンデューティ)を補正し、ワイパモータ12の回転速度VMが目標回転速度より高いときには、駆動パルスのオン時間(パルス幅)が短くなるようにデューティ比を補正する。
これにより、コントローラ50は、このワイパモータ12の回転速度VMを制御(フィードバック制御)することにより払拭速度VWの制御を行うようにしている。
このような駆動制御部52は、PWM制御によってワイパモータ12を駆動するドライバを有しており、また、PI制御又はPID制御などを用いてワイパモータ12の回転速度VMを目標回転速度とする構成を適用することもできる。
一方、車両には、例えば、図示しないステアリングコラムなどにワイパ操作スイッチ62が設けられている。ワイパ制御装置10には、図示しないイグニッションスイッチがオンされた状態で、ワイパ操作スイッチ62がオン操作されることにより、図示しないバッテリから動作用の電力が供給される。
ワイパ制御装置10では、例えば、ワイパモータ12を一定の低速度で連続回転させて払拭動作を行う低速払拭モード(LOWモード)、所定の休止時間の間隔で一定の低速度で間欠的に払拭動作を行う間欠払拭モード(INTモード)及び、LOWモード時よりも高速の一定の高速度でワイパモータ12を連続駆動する高速払拭モード(HIGHモード)が設定されており、ワイパ操作スイッチ62によってワイパ装置14をオンするときに払拭モードの何れかが選択されるようになっている。
このワイパ操作スイッチ62は、目標速度設定部60に接続しており、目標速度設定部60では、払拭モードに応じたワイパモータ12の目標回転速度が記憶されている。このワイパモータ12の目標回転速度は、払拭モードに応じて予め設定されているワイパ16の払拭速度VWが得られるように設定されており、目標速度設定部60では、ワイパ操作スイッチ62によって払拭モードが選択されると、選択された払拭モードに応じたワイパモータ12の目標回転速度を設定する。
これにより、ワイパ制御装置10では、払拭モードに応じた回転速度VMでワイパモータ12を駆動し、ワイパ16が払拭モードに応じた払拭速度VWで作動するようにしている。
なお、INTモードでは、間欠動作時の休止時間が予め複数段階に設定され、休止時間を含めてワイパ操作スイッチ62によって選択するものであっても良く、また、ワイパ操作スイッチ62と別に可変抵抗器(INTボリューム)を設けて、このINTボリュームによって休止時間を設定するものであっても良い。
また、ワイパ制御装置10には、INTモード、LOWモード及びHIGHモードに加えて、車両の走行状態ないし車両の走行環境に応じてワイパ(払拭動作)のオン/オフ及び払拭速度が設定されるAUTOモードが設けられているものであっても良い。
このときには、車両の走行環境として雨滴を検出する雨滴センサ64や、車両の走行状態として走行速度を検出する速度センサ66などを、コントローラ50に接続する。コントローラ50に設けている目標速度設定部60は、AUTOモードが選択されている時に、雨滴センサ64や速度センサ66の検出結果に基づいて、ワイパ16による払拭のオン/オフ及びワイパモータ12の目標回転速度を設定する。
ところで、ワイパ制御装置10では、ワイパ操作スイッチ62の操作によってワイパ装置14がオフされると、ワイパ16(ワイパアーム32及びワイパブレード34)を予め設定している停止位置へ移動させて、ワイパモータ12を停止する。これにより、ワイパ装置14では、ワイパ操作スイッチ62がオフされると、ワイパ16が常に停止位置で保持されるようにしている。
また、ワイパ制御装置10では、ワイパ操作スイッチ62がオフされると、ワイパ16の払拭速度VWを漸次減少させるようにしている。
すなわち、目標速度設定部60では、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されると、ワイパモータ12の目標回転速度を漸次減少させ、ワイパ16の停止位置で、目標回転速度が「0」となるようにしている。
一方、ワイパ制御装置10では、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたときに、ワイパモータ12の回転速度を漸次減少させるときのワイパ16の位置(回転角、減速開始位置)が予め設定されており、ワイパ制御装置10では、この減速開始位置からワイパ16の払拭速度VWの減速が開始されて停止位置(下反転位置RL)で停止するように、ワイパモータ12の回転速度を制御する。
図3に示すように、ワイパ装置14のワイパ16は、上反転位置RH及び下反転位置RLで反転動作を行うとき、瞬間的に移動を停止する。すなわち、ワイパ16の払拭速度VWは、リンク機構18による構造上、出力軸12A(クランクアーム20)が一定の回転速度で回転してクランクアーム20が等速円運動すると、その回転角に応じてピボット軸30を軸としたワイパアーム32の払拭速度VWが変化し、両反転位置(上反転位置RHと下反転位置RL)の略中央部で最も高くなる。そして、ワイパアーム32の回転角に応じて変化し、この位置から徐々に低下しながら下反転位置RL又は上反転位置RHへ向けて移動し、反転後は、徐々に高くなる。
また、ピボット軸30を軸としたワイパアーム32の払拭速度VWは、出力軸12A(クランクアーム20)の回転速度VMを変化させることによっても変化させることができる。
図2に示すように、リンク機構18を形成するクランクアーム20の長さ、リンクロッド22の長さ、ピボットレバー24の長さから、ワイパ16は、機械的に反転位置(上反転位置RH及び下反転位置RL)が定まり、この機械的反転位置に対するピボットレバー24の回転位置及びクランクアーム20の回転位置(回転角)が定まる。図2では、この機械的に定まる上反転位置RH及び下反転位置RLを破線で示している。
ここで、ワイパ16の幾何学的な上反転位置RH及び下反転位置RLに対するクランクアーム20(出力軸12A)の回転位置をそれぞれ、回転角Ca、Cbとする。
一方、ワイパ制御装置10では、ワイパ16を停止するときのワイパモータ12の減速開始位置Rssを、上反転位置RHと下反転位置RLの間の設定位置としての略中央位置と上反転位置RHとの間の所定位置に設定している。なお、図3に示すように、減速開始位置Rssは、一例として上記設定位置としての略中央位置と同じ位置としている。
ワイパ制御装置10のコントローラ50では、クランクアーム20が出力軸12Aと一体で回転するので、クランクアーム20の回転角は、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転角とすることができ、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転角は、回転軸12Bの回転角に対して所定の減速率で減速されるので、回転軸12Aの回転角を検出することによりクランクアーム20の回転角が検出される。
コントローラ50では、設定位置としてのクランクアーム20の回転角Cssが予め記憶されており、コントローラ50では、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたときに、設定位置としてのクランクアーム20の回転角Cssを下反転位置RLへ向けて通過する前である場合、ワイパ16がワイパ操作スイッチ62の操作時点より減速を開始し、ワイパ16が減速開始位置Rssで減速を開始し、下反転位置RLで停止するようにワイパモータ12の回転速度を制御するようにしている。
このとき、コントローラ50の駆動制御部52では、ワイパモータ12を駆動するパルスのパルス幅(オンデューティ)を段階的に狭めることにより、ワイパモータ12の回転速度を所定の傾きで低下させるようにしている。
また、コントローラ50は、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたときに、上反転位置RHから下反転位置RLへ向けた払拭移動中のワイパ16が設定位置、すなわち、クランクアーム20が設定位置としての回転角Cssを下反転位置RLへ向けて通過してしまっていると、ワイパ操作スイッチ62のオフ操作にも関わらず、ワイパモータ12の回転駆動を継続する。
この後、コントローラ50は、ワイパ16が下反転位置RLから一旦上反転位置RHに戻り、さらに、設定位置よりも上反転位置RH側の所定位置(設定位置も含む)としての減速開始位置Rssに達すると、ワイパモータ12の減速を開始し、ワイパ16が、再度、下反転位置RLに達したときに、ワイパモータ12を停止させるようにしている。
このように構成されたワイパ制御装置10によってワイパ16による払拭動作を行うワイパ装置14は、車両の図示しないイグニッションスイッチがオンされ、さらに、ワイパ操作スイッチ62がオン操作されることにより作動する。
ワイパ制御装置10では、ワイパ操作スイッチ62がオン操作されると、払拭モードを読み込み、払拭モードに応じてワイパモータ12の目標回転速度を設定する。すなわち、ワイパ操作スイッチ62が、LOWモード、HIGHモードの何れかに設定されているときには、LOWモード又はHIGHモードに応じた払拭速度VWとなるように設定されている目標回転速度を設定し、この目標回転速度が得られるようにワイパモータ12を駆動する。
このとき、ワイパ制御装置10のコントローラ50では、ワイパモータ12の回転速度VMが、目標速度設定部60によって設定された目標回転速度となるようにワイパモータ12を駆動する駆動パルスのデューティ比を制御する。これと共に、コントローラ50では、回転速度検出部58で検出したワイパモータ12の回転速度が、目標回転速度となるようにフィードバック制御を行うようにしている。
なお、払拭モードがINTモードに設定されているときには、LOWモードと同じ目標回転速度で間欠的にワイパモータ12を駆動し、AUTOモードに設定されているときには、雨滴センサ64や速度センサ66の検出結果に基づいて目標回転速度を設定してワイパモータ12を駆動するようにしている。
ワイパ装置14では、ワイパモータ12の出力軸12Aとワイパ16(ワイパアーム32)をリンク機構18によって連結し、ワイパモータ12の出力軸12Aの回転運動をワイパ16の往復運動に変換している。
これにより、ワイパ16は、上反転位置RHと下反転位置RLの間を往復移動しながらウインドシールドガラスの表面の払拭動作を行う。
ところで、ワイパ制御装置10では、ワイパモータ12に回転出力部54を設け、この回転出力部54がワイパモータ12の回転軸12Bの回転角に応じたパルスを出力する。ワイパ制御装置10に設けているコントローラ50では、この回転出力部54から出力されるパルスに基づいて、ワイパモータ12の回転速度VMを制御すると共に、回転位置検出部56によってクランクアーム20(出力軸12A)の回転角を検出し、ワイパ操作スイッチ62によってワイパ16のオフ操作がなされたときの、ワイパモータ12の停止制御を行う。
すなわち、コントローラ50では、ワイパ16がオフするようにワイパ操作スイッチ62が操作されると、クランクアーム20と一体に回転する出力軸12Aの回転角から、クランクアーム20が回転角Cssに達すると、ワイパモータ12の回転速度VMを漸次減少させて、クランクアーム20の回転角が、ワイパ16の停止位置である下反転位置RLに対応する回転角Cbに達したときに、ワイパモータ12を停止するようにしている。
図4には、ワイパ制御装置10に設けているコントローラ50によるワイパモータ12の停止制御の概略を示している。このフローチャートは、ワイパ操作スイッチ62が操作されてワイパ16の払拭動作(ワイパモータ12の駆動)が開始されると実行され、最初のステップ100では、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたか否かを確認する。
ここで、ワイパ操作スイッチ62のオフ操作がなされると、ステップ100で肯定判定して、ワイパモータ12の停止処理を実行する。
ワイパモータ12の停止処理は、先ず、ステップ102でクランクアーム20(ワイパモータ12の出力軸12A)の回転角から、設定位置としてのクランクアーム20の回転角Cssに達したか否かをワイパ16の払拭動作方向と共に検出する。なお、払拭動作方向は図2に示すクランクアーム20が回転角Caから回転角Cbの間にあるか否かによって判断できる。
ここで、ワイパモータの出力軸12Aの回転角からクランクアーム20が設定位置としての回転角Cssに達すると、ステップ102で肯定判定してステップ104へ移行し、ワイパモータ12の回転速度の減速を所定位置としての減速開始位置Rssより開始する。このときのワイパモータ12の回転速度の変化の傾きは、クランクアーム20がワイパ16の停止位置である下反転位置RLに対応した回転角Cbで、ワイパモータ12の回転速度が「0」になるように漸次減少する傾きであればよい。
ワイパモータ12の減速を開始すると、次のステップ106では、出力軸12Aの回転角からクランクアーム20が、ワイパ16の停止位置である回転角Cbに達したか否かを確認し、クランクアーム20が回転角Cbに達すると、ステップ106で肯定判定してステップ108へ移行し、ワイパモータ12を停止させる。
図5(A)及び図5(B)には、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたときのワイパ16及びクランクアーム20の回転角(回転位置)に対するワイパモータ12の速度変化の概略を示している。なお、図5(A)及び図5(B)では、一例として回転速度VMが一定の回転速度Vsで駆動している状態から停止するときのワイパモータ12の回転速度VMの変化を示している。
図5(A)に示すように、ワイパ制御装置10では、ワイパ16が設定位置、つまり、クランクアーム20の回転角Cssよりも上反転位置RH側にあるときに、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作(ワイパオフ)されたときには、ワイパ操作スイッチ62の操作時点より減速を開始し、ワイパモータ12の回転速度VMの減速を開始し、ワイパ16が停止位置である下反転位置RLに達した時に、ワイパモータ12を停止する。
このようにして、ワイパ16を停止するときのワイパモータ12の回転速度を制御することにより、図3に実線で示すように、ワイパ16の払拭速度VWは、ワイパ16が設定位置、つまり、クランクアーム20の回転角Cssを通過することにより滑らかに減少し、ワイパ16は下反転位置RLで確実に停止する。
これにより、ワイパ制御装置10では、ワイパ16の停止時に高級感が得られるようにしている。
一方、図5(B)に示すように、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたときに、ワイパ16が上記設定位置を通過してしまっていることがある。
このときにも、払拭動作方向が下反転位置RLから上反転位置RHへ向けた動作であるため、クランクアーム20の回転角Cssがすぐには検出されず、図4のフローチャートでは、ステップ102で否定判定される。
これにより、図5(B)に示すように、ワイパ操作スイッチ62がオフ操作されたにも関わらず、ワイパモータ12の駆動が継続され、ワイパ16は、下反転位置RLで反転すると、上反転位置RHへ向けて移動する。
このときにも、クランクアーム20の回転角Cssが検出されないので、ワイパモータ12の回転駆動が継続され、ワイパ16は上反転位置RHに達すると、再度、下反転位置RLへ向けた移動を開始する。
この後、下反転位置RLへ向けて移動するワイパ16が、設定位置、つまり、クランクアーム20の回転角Cssに達したことを検出し、図4のフローチャートでは、ステップ102で肯定判定されて、ワイパモータ12の還俗制御を開始する(ステップ104)。
これにより、ワイパ16が、ワイパ16の急激な減速を感じさせることのない払拭移動距離を確保可能な設定位置を過ぎて下反転位置RLへ向けて移動していたときに、ワイパ操作スイッチ62のオフ操作がなされても、ワイパ16が急激に停止してしまうことがなく、図3に実線で示すように、ワイパ16を再度上反転位置RHに至らせた後に上記設定位置よりも上反転位置RH側の所定位置としての減速開始位置Rssより滑らかに払拭速度(ワイパモータ12の回転速度)が減少し、ワイパ16は下反転位置RLで確実に停止する。
したがって、ワイパ16が下反転位置RLの近傍にあるときにワイパ操作スイッチ62のオフ操作がなされ、ワイパ16が停止位置で急激に停止してしてしまったために、ワイパ16の停止動作に高級感が得られなくなってしまうことがなく、常に、高級感を持たせてワイパ16を停止させることができる。
このように、ワイパ制御装置10では、ワイパ16を停止させるときに、予め設定した位置からワイパ16の払拭速度VWが緩やかに減少して所定の位置で確実に停止するようにワイパモータ12の減速制御を行い、ワイパ操作スイッチ62によってオフ操作されたときに、ワイパ16が、ワイパ16の急激な減速を感じさせることのない払拭移動距離を確保可能な設定位置を過ぎてしまっているときには、ワイパモータ12を減速させずに、所定の回転速度での回転駆動を継続させ、一旦上反転位置RHへ至らせた後に上記設定位置よりも上反転位置RH側の所定位置としての減速開始位置Rssより滑らかに払拭速度を減速させるので、ワイパ16を急激に停止させることなく、常に高級感を持たせて停止させることができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、ワイパ16の減速開始位置Rssは、ワイパ16の急激な減速を感じさせることのない払拭移動距離を最低限確保可能な設定位置と同じ上反転位置RHと下反転位置RLとの略中央位置としたが、上反転位置RHと上記設定位置との間において、高級感を持たせてワイパ16を停止可能とする位置であれば、任意の位置を設定することができ、好ましくは、上記所定位置としてのワイパ16の減速開始位置Rssは、図5(B)の破線及び[ ]書きにて示すように、上反転位置RHと一致させることで減速開始時の変化点を乗員に気付かないようにすることができる。
また、上記設定位置(クランクアーム20の回転角Css)は、ワイパ16の払拭速度VWに応じて設定したものであっても良い。すなわち、払拭速度VWが比較的低いLOWモードでは、回転角Cssを、ワイパ16の停止位置である下反転位置RL(回転角Cb)の近くに設定し、払拭速度VWが高いHIGHモードの時には、回転角Cssを、ワイパ16の停止位置から上反転位置RH(回転角Ca)寄りに設定しても良い。
また、本実施の形態では、ワイパモータ12を一定方向に一定速度で連続的に回転駆動するワイパ制御装置10を例に説明したが、本発明のワイパ制御装置では、ワイパ16の上反転位置RH及び下反転位置RLでワイパモータ12の回転速度を減速して、ワイパ16が急激に反転するのを防止するものであっても良い。すなわち、ワイパ16の上反転位置RH及び下反転位置RLでワイパモータ12の回転速度を減速することにより、ワイパ16を滑らかに反転するものであっても良い。
また、ワイパ16の上反転位置RH及び下反転位置RLで、ワイパブレード34に設けているブレードラバーの反転動作を考慮して、ワイパモータ12を停止させることなく減速することにより、ブレードラバーの反転音を抑えるなどして、ワイパ16やブレードラバーの反転動作にも高級感を持たせるようにしても良い。
さらに、本発明は、ワイパモータの回転運動をワイパの往復運動に変換して払拭動作を行う任意の構成のワイパ制御装置に適用することができる。
本実施の形態に適用したワイパ制御装置の概略構成図である。 ワイパ制御装置を設けたワイパ装置の幾何学的な構成を示す概略図である。 ワイパの回転角及びクランクアームの回転角に対するワイパの払拭速度の変化の概略を示す線図であり、破線で払拭動作時を示し、実線で停止動作時を示している。 ワイパを停止するときのワイパモータの減速処理の概略を示す流れ図である。 (A)及び(B)のそれぞれは、ワイパ操作スイッチのオフ操作と、ワイパの回転角に基づいたワイパモータの回転速度の変化の概略を示す線図である。
符号の説明
10…ワイパ制御装置、12…ワイパモータ、14…ワイパ装置、16…ワイパ、32…ワイパアーム、34…ワイパブレード、50…コントローラ、52…駆動制御部、54…回転出力部、56…回転位置検出部、58…回転速度検出部、60…目標速度設定部、62…ワイパ操作スイッチ

Claims (5)

  1. ワイパモータの出力軸の回転を、ピボット軸を軸にしたワイパの往復運動に変換するワイパの制御方法であって、
    所定の回転速度で回転駆動しているワイパモータをワイパ操作スイッチの操作によって停止させるときに、
    前記ワイパが、上反転位置から下反転位置へ向けた払拭移動中で、かつ前記上反転位置と前記下反転位置との間の予め設定されている設定位置を通過後に前記ワイパ操作スイッチの停止操作がなされると、
    前記ワイパモータの前記所定の回転速度での回転駆動を継続して前記ワイパが一旦前記上反転位置に戻り、
    前記上反転位置もしくは前記上反転位置と前記設定位置の間の所定位置から前記ワイパモータの前記所定の回転速度を漸次減少する減速を開始し、前記ワイパを停止位置で停止させる、
    ことを特徴とするワイパの制御方法。
  2. 前記設定位置は、前記上反転位置と前記下反転位置との略中央位置であることを特徴とする請求項1に記載のワイパの制御方法。
  3. ワイパモータの出力軸に連結されたクランクアームの回転を、ピボット軸に軸支されたワイパの往復運動に変換して、前記ワイパを前記ワイパモータの回転速度に応じた払拭速度で払拭動作させるワイパ制御装置であって、
    前記ワイパの回転角を直接的又は間接的に検出する検出手段と、
    前記ワイパの払拭開始及び払拭停止を入力するワイパ操作スイッチと、
    前記ワイパ操作スイッチによって払拭開始操作がなされることにより前記ワイパモータを所定の回転速度で回転駆動する駆動制御手段と、
    前記ワイパ操作スイッチの払拭停止操作に基づいて前記ワイパモータを停止するときに、前記検出手段によって検出される前記ワイパの回転角から前記ワイパが、上反転位置から下反転位置へ向けた払拭移動中でかつ前記上反転位置と前記下反転位置との間の予め設定されている設定位置を通過後に前記ワイパ操作スイッチの停止操作がなされると、前記ワイパが前記上反転位置もしくは前記上反転位置と前記設定位置の間の所定位置に一旦戻るまで前記ワイパモータを前記所定の回転速度で継続して回転駆動し、前記上反転位置もしくは前記所定位置から前記ワイパの前記所定の回転速度を漸次減少する減速を開始し、前記ワイパが所定の停止位置に達したときに前記ワイパモータを停止させる停止制御手段と、
    を含むことを特徴とするワイパ制御装置。
  4. 前記検出手段により検出される前記設定位置は、前記上反転位置と前記下反転位置との略中央部であり、前記前記停止制御手段は前記検出手段によって検出される前記略中央位置よりも前記上反転位置側の前記所定位置が検出されてから、前記ワイパモータの減速を開始することを特徴とする請求項3に記載のワイパ制御装置。
  5. 前記駆動手段がPWM制御によって前記ワイパモータをパルス駆動してワイパモータの回転速度を制御するときに、前記停止制御手段が、前記ワイパモータを駆動するパルスのパルス幅を漸次減少させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のワイパ制御装置。
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