JP2005254949A - シートベルト装着状態検知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内を撮像した画像を画像処理して複数のシートの乗員のシートベルトの装着状態を精度よく検知する。
【解決手段】車室内の運転席12及び助手席13を撮像する撮像装置14が、単一の撮像素子21と、一の面に運転席12の像が入射され、他の面に助手席13の像が入射され、両方の像が内部で反射されて撮像素子21側に集光されるプリズム23とを備え、撮像装置14で撮像された撮像映像について所定の画像処理を行い、シートベルト17のバックル18に取り付けられたマーク19を画像認識して、各搭乗位置のそれぞれの乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断する。
【選択図】図2
【解決手段】車室内の運転席12及び助手席13を撮像する撮像装置14が、単一の撮像素子21と、一の面に運転席12の像が入射され、他の面に助手席13の像が入射され、両方の像が内部で反射されて撮像素子21側に集光されるプリズム23とを備え、撮像装置14で撮像された撮像映像について所定の画像処理を行い、シートベルト17のバックル18に取り付けられたマーク19を画像認識して、各搭乗位置のそれぞれの乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断する。
【選択図】図2
Description
本発明は、シートベルト装着状態検知システム及びそれに関連する技術に関するものである。
自動車の運転席に座している乗員(運転者)がシートベルトを装着しているか否かを検知する方法として、シートベルトを座席横の位置に連結するためのバックルの内部にスイッチを設け、このスイッチのオン/オフによりシートベルトの装着状態検知を行うシステムがあった。
ただし、この例では、シートベルトのバックルの内部にスイッチを内蔵し、このバックル内のスイッチと例えばインストゥルメント・パネルとの間を、ハーネス等の所定の電線を引き回して電気回路を構成しなければならなかったため、自動車内部の配線が煩雑となっていた。
そこで、例えばインストルメントパネルにCCDセンサ等の撮像装置を設置し、車室内を撮像して、この撮像映像の輪郭抽出、特徴抽出及びパターン認識等の種々の画像処理を行うことで、乗員の姿勢を自動的に検出する方法が開示されており(例えば、特許文献1参照)、この画像処理を応用して、乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断する方法も考えられる(提案例)。この場合は、バックルとインストゥルメント・パネルとの間に電線を引き回す必要がなくなり、自動車のボディ部の配線が簡素化して製造工程が簡単になる。
しかしながら、上記した提案例のように、通常の撮像画角を有する撮像装置を使用すると、コストの低減を目的としてCCDセンサを1個だけしか使用しない場合は、例えば助手席の乗員のみしか検知できないといった不便さが生じ、運転席と助手席の両方の乗員についてシートベルトの装着状態検知を行いたい場合は、少なくとも2個のCCDセンサを設置しなければならず非効率である。
一方、例えば図8のように、単一のCCDセンサ1で、その撮像画角が比較的大きいものを使用した場合は、例えばその撮像方向の中心2を運転席3と助手席4の中間に設定することで、運転席3と助手席4の両方を撮像できる。この場合は、単一のCCDセンサ1で撮像された画像について、輪郭抽出、特徴抽出及びパターン認識等の種々の画像処理を行うだけで、運転席3と助手席4の両方の乗員5,6のシートベルトの装着状態を検知できる。
しかしながら、この図8のCCDセンサ1に結像される像は、図9中の符号7のようになり、運転席3と助手席4との間の空間8がそのまま現れることから、輪郭抽出、特徴抽出及びパターン認識等の種々の画像処理を行って乗員5,6のシートベルトの装着状態検知を行う場合、画像7の全領域中に占める画像処理対象領域9が、運転席3と助手席4との間の空間8の分だけ狭まってしまい、その分、画像処理精度が低下してしまう。
そこで、本発明の課題は、車室内を撮像した画像を画像処理して複数のシートの乗員のシートベルトの装着状態検知を行う場合に、画像処理精度を向上することを最も主要な特徴とする。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車の車室内の所定の搭乗位置に座した乗員がシートベルトを装着しているか否かを検出するシートベルト装着状態検知システムであって、車室内の前記両搭乗位置を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で撮像された撮像映像について所定の画像処理を行って、この画像処理の結果に基づいて前記搭乗位置の乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断するシートベルト判断手段と
を備えるものである。
を備えるものである。
請求項2に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、請求項1に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、前記撮像装置が、自動車の車室内の所定の二箇所の搭乗位置に座したそれぞれの乗員を撮像するものであって、単一の撮像素子と、一の面に一方の前記搭乗位置の像が入射され、他の面に他方の前記搭乗位置の像が入射され、両方の前記像が内部で反射されて前記撮像素子側に集光されるプリズムとを備え、前記シートベルト判断手段が、前記各搭乗位置におけるそれぞれの乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、前記シートベルトに取り付けられたマークをさらに備え、前記シートベルト判断手段が、前記マークを画像認識してシートベルトを装着しているか否かを判断するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、前記プリズムの先端の頂角は、前記撮像素子の撮像有効領域に入射される像が、前記各搭乗位置の像に限定されるよう、前記プリズムの前記各面に入射される像の範囲を限定する角度に設定されたものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のシートベルト装着状態検知システムであって、前記一方の前記搭乗位置が運転席であり、前記他方の前記搭乗位置が助手席であり、前記撮像装置が車室内のインストゥルメント・パネルに設置されるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、前記撮像素子が、インストゥルメント・パネル内の各電気部品を実装する実装基板に実装されるものである。
請求項1に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、搭乗している乗員がシートベルトを装着しているか否かを容易に検知できる。
請求項2に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、車室内の搭乗位置を撮像する撮像装置が、単一の撮像素子と、一の面に一方の搭乗位置の像が入射され、他の面に他方の搭乗位置の像が入射され、両方の像が内部で反射されて撮像素子側に集光されるプリズムとを備え、撮像装置で撮像された撮像映像について所定の画像処理を行って、この画像処理の結果に基づいて各搭乗位置のそれぞれの乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断するようにしているので、単一の撮像素子で2箇所の乗員について同時にシートベルト装着状態を検知できる。
そして、請求項1に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、例えば請求項4に記載されるように、プリズムの先端の頂角を、撮像素子の撮像有効領域に入射される像が、各搭乗位置の像に限定されるよう、プリズムの各面に入射される像の範囲を限定する角度に設定するなどして、撮像対象である両搭乗位置の像をプリズムにより有効に撮像素子に集光しているので、撮像素子の撮像有効領域全体に亘って両搭乗位置の像を結像させることができる。したがって、両搭乗位置だけでなく当該両搭乗位置の間の空間を併せて撮像して搭乗位置のみを対象に乗員のシートベルトが装着されているか否かを検知する場合に比べて、撮像素子の撮像有効領域につき広い像レンジで撮像した高解像度の撮像映像で種々の画像処理を行うことができる。したがって、乗員のシートベルト装着状態検知の判断精度が向上する利点がある。
請求項3に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、シートベルト判断手段が、シートベルトに取り付けられたマークを画像認識してシートベルトを装着しているか否かを判断するので、シートベルトの装着状態検知を正確に行うことができる。
請求項5に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、一方の搭乗位置が運転席であり、他方の搭乗位置が助手席である場合においては、撮像装置が車室内のインストゥルメント・パネルに設置して、撮像対象である運転席及び助手席を有効に同時に撮像できる。
請求項6に記載の発明のシートベルト装着状態検知システムは、撮像素子を実装する基板として、インストゥルメント・パネル内の各電気部品を実装する実装基板を兼用しているので、別個に撮像素子専用の実装基板のみを使用する場合に比べて、部品点数を低減できるとともに、この実装基板を通じて、シートベルト判断手段に対する接続を容易に行うことができる。
図1は本発明の一実施形態に係るシートベルト装着状態検知システム10が搭載された自動車の車室内を示す図、図2はそのシートベルト装着状態検知システム10を示すブロック図である。
このシートベルト装着状態検知システム10は、図1の如く、自動車内の所定の搭乗位置の各乗員がシートベルト17を装着しているか否かを判断するものであって、自動車のインストゥルメント・パネル11において運転席12と助手席13との中間位置に対向する位置に配置されて、車室内の運転席12及び助手席13を前方(インストゥルメント・パネル11側)から撮像する撮像装置14と、この撮像装置14で撮像された撮像映像について輪郭抽出、特徴抽出及びパターン認識等の種々の画像処理を行う画像処理部15と、この画像処理部15での画像処理結果に基づいて運転席12及び助手席13のそれぞれの乗員がシートベルト17を装着しているか否かを判断する判断部16と、シートベルト17のバックル18に取り付けられた画像識別用のマーク19(図6)とを備える。
撮像装置14は、CCD等の撮像素子21と、この撮像素子21に対して集光するためのレンズ系22と、左右斜めから取り込んだ光30a,30bを内部で1回反射させてレンズ系22側に集光するプリズム(光学素子)23とを備え、これらが、図3及び図4の如く、透明プラスチック等で形成された透明窓26a,26bを有するカバー(アクリル板)24の内面側に配されて、インストゥルメント・パネル11の内部に設置される。このカバー24は、インストゥルメント・パネル11の例えば中央部分等にあって、撮像素子21、レンズ系22及びプリズム23を覆って外部から目立たなくするために、インストゥルメント・パネル11の開口部11aに固定して設置されるものである。
レンズ系22は、図2の如く、撮像素子21の撮像有効領域に対してプリズム23からの光を集光するもので、具体的には74°の凸レンズが使用される。そして、このレンズ系22の光軸L1が撮像素子21の中心軸に一致するように配置される。
プリズム23は、図2の如く、例えばガラス等の透明体が使用されて平面視二等辺三角形の三角柱状に形成されており、レンズ系22の前面側で、このレンズ系22の光軸L1を軸として平面視線対称に設置されている。このプリズム23は、カバー24の透明窓26a,26b(図3及び図4)に対向する視野側面36a,36bとレンズ系22に対向する背面36cとが光透過面となっている。
これにより、車室内の運転席12及び助手席13の像は、光30a,30bとしてカバー24の透明窓26a,26b(図3及び図4)を通過してプリズム23の各視野側面36a,36bから内部に進入し、その反対側の側面36b,36aで全反射して、背面36cからレンズ系22に向けて出射される。尚、プリズム23の左右の視野側面36a,36bに斜め方向から入射された車室内の運転席12及び助手席13の映像は、プリズム23の内部で1回反射を行うことから、この撮像装置14から見て左側に位置する運転席12の像は、プリズム23の背面36cから出射してレンズ系22を通過した後、撮像素子21の図2中左側の領域37に入射され、逆に撮像装置14から見て右側に位置する助手席13の像は、プリズム23の背面36cから出射してレンズ系22を通過した後、撮像素子21の図2中右側の領域38に入射される。したがって、運転席12と助手席13との相対的な左右関係は、図5の如く、実際の左右関係と同等となる。ただし、プリズム23の各視野側面36a,36bから内部に進入したそれぞれの像は、プリズム23内での1回反射により各映像が鏡像反転して撮像されるため、撮像素子21の左右それぞれの領域37,38で撮像された撮像映像41は、実際の車室内の運転席12及び助手席13のそれぞれの像に対して左右関係が逆向きになる。
ここで、プリズム23に入射されてレンズ系22を通じて撮像素子21に結像する像の中には、シートベルト17のバックル18の像が含まれるように設定される。このように、運転席12と助手席13の両方の乗員についてシートベルト17のバックル18の像が含まれるように撮像素子21で撮像を行うためには、プリズム23への像の入射を水平から45°〜82°程度が望ましいことが分かっている。このことから、上記のように、レンズ系22として74°の凸レンズを使用し、材質がBK4のプリズム23を使用した場合には、スネルの法則のガラス屈折率と入射角度の関係より、プリズム23の頂角を32°に設定している。これによって、運転席12及び助手席13のそれぞれのシートベルト17のバックル18の像が含まれた像をレンズ系22を通じて撮像素子21に結像させるために必要且つ充分な視野範囲を得ることができる。
画像処理部15は、撮像装置14の撮像素子21で撮像された撮像映像41について輪郭抽出を行い、抽出された輪郭に対して特徴抽出及びパターン認識等を行って、予め設定されている所定の像、即ち、乗員の像と、その乗員(運転席12及び助手席13)が規定の装着状態としたシートベルト17の像、特にシートベルト17がバックル18に係合している状態の像に対する一致度を演算するものである。特に、バックル18の形状や、このバックル18に取り付けられたマーク19についてパターン認識等の画像認識を行い、上記の一致度を演算するようになっている。
判断部16は、画像処理部15から与えられた一致度に基づいて、運転席12及び助手席13のそれぞれについて乗員が居るか否か、乗員が居る場合には、その乗員についてシートベルト17を装着しているか否かを判断する。ここでの判断結果は、図示しない車内LAN等の所定のネットワークを通じて他の車載電装ユニットに伝達され、例えばインストゥルメント・パネル11でのウォーニング表示の可否判断等に利用される。
尚、画像処理部15及び判断部16は、撮像装置14で撮像された撮像映像について画像処理を行い、この画像処理の結果に基づいて運転席12及び助手席13のそれぞれの乗員がシートベルト17を装着しているか否かを判断するシートベルト判断手段として機能するもので、RAM及びROMが接続されたCPUが、ROM内に予め格納された所定のソフトウェアプログラムに規定された手順に従って動作する機能要素である。尚、このシートベルト判断手段は、タイマーが内蔵されており、エンジンが始動した後に、タイマーでの計時に基づいて、所定の時間が経過したときから、シートベルトの装着状態検知が開始されるようになっている。
マーク19は、図6の如く、シートベルト17のバックル18の表面に貼付されるなどして取り付けられたシートであり、例えばストライプ状に形成された所定の模様により、画像処理部15での画像認識によって車室内の他の部品との識別が可能となっている。
尚、図4中の符号42は、インストゥルメント・パネル11内の種々の電気部品を実装する実装基板を示しており、このシートベルト装着状態検知システム10の撮像素子21、画像処理部15及び判断部16等が実装される。
上記構成の車両周辺視認装置の使用方法を、図7に示したフローチャートに沿って説明する。
まず、図7中のステップS1において、エンジンが始動した時点で処理が開始され、ステップS2のように、シートベルト判断手段(画像処理部15及び判断部16)に内蔵されたタイマーでの計時に基づいて、所定の時間が経過(タイマーイベント)するまで待機する。
そして、所定の時間が経過した時点で、ステップS3の如く、タイマーでの計時に基づいて、シートベルト判断手段(画像処理部15及び判断部16)が、撮像素子21に結像された像(カメラ映像)の取り込みを行う。
この際、図1に示した車室内の運転席12及び助手席13の像は、光30a,30bとして、カバー24の透明窓26a,26b(図3及び図4)を通過して、図2の如く、プリズム23の視野側面36a,36bから内部に進入し、その反対側の側面36a,36bで1回反射した後に、背面36cからレンズ系22を通じて撮像素子21に入射される。このときの撮像素子21に結像した像は図5のようになる。
この図5に示したように、単一の撮像素子21を使用するだけで、運転席12と助手席13の両方を同時に監視できる。
ここで、図2の如く、プリズム23の前部先端の頂角(材質がBK4のプリズム23を使用した場合は32°)の設定により、プリズム23内での1回反射及びレンズ系22を経て撮像素子21の撮像有効領域に結像するのに有効なプリズム23の各視野側面36a,36bに対する入射角度が、プリズム23から見て運転席12及び助手席13に対応した角度範囲として設定されているので、この撮像素子21の左右それぞれの領域37,38には、運転席12と助手席13とが可及的に広い像レンジを以て入射される。特に、プリズム23に入射される像には、運転席12及び助手席13のそれぞれのシートベルト17のバックル18の像が含まれた像が含まれる。
次に、ステップS4において、この撮像素子21で撮像された撮像映像を、画像処理部15で輪郭抽出し、抽出された輪郭に対して特徴抽出及びパターン認識等を行う。
この際、図8に示したシートベルト装着状態検知システムでの撮像映像(図9)に比べて、プリズム23に入射する光の角度を運転席12及び助手席13の像(バックル18部分が含まれる)の範囲に限定し、その像を撮像素子21の撮像有効領域に対して入射するようにしているので、撮像視野範囲を有効に活用でき、運転席12及び助手席13の像を広い像レンジで撮像した高解像度の撮像映像(バックル18部分の像が含まれる)41で、上記の種々の画像処理を行うことができる。この際、画像処理部15は、運転席12及び助手席13のそれぞれについて乗員の有無について判断するための画像処理を行うとともに、その運転席12及び助手席13のシートベルト17の装着状態について判断するための画像処理をも行い、特に、シートベルト17のバックル18に取り付けられたマーク19について画像認識を行う。これらの画像処理の結果は、一致度のデータとして判断部16に伝達される。
そして、ステップS5において、画像処理部15から与えられた一致度のデータに基づいて、運転席12及び助手席13のそれぞれについて乗員が居るか否かを判断部16で判断する。
ここで、運転席12または助手席13に乗員が居る、と判断部16が判断した場合は、次のステップS6において、その乗員についてシートベルト17を装着しているか否かを、画像処理部15から与えられた一致度のデータに基づいて判断部16が判断する。
そして、例えば、運転席12または助手席13に乗員が居るにも拘わらず、その乗員がシートベルト17を装着していないと判断した場合には、続くステップS7において、インストゥルメント・パネル11に設置された所定のLEDを発光させたり、あるいは影響表示パネルに所定の形象を表示するなどして、シートベルト17を装着していない旨のウォーニング表示(シートベルトウォーニング表示)を行う。
このように、運転席12及び助手席13の像を広い像レンジで撮像した高解像度の撮像映像(バックル18部分の像が含まれる)41で、上記の種々の画像処理を行うことができるので、判断部16における乗員のシートベルト17の装着に係る検知精度が向上する利点がある。
また、撮像素子21を実装する基板として、インストゥルメント・パネル11内の種々の電気部品を実装する実装基板42を兼用しているので、別個に撮像素子21専用の実装基板のみを使用する場合に比べて、部品点数を低減できるとともに、この実装基板42を通じて、シートベルト判断手段である画像処理部15及び判断部16に対する接続を容易に行うことができる。
さらに、カバー24により、撮像素子21及びプリズム23を外部から目立たなくすることができ、美観を向上できる利点がある。
さらにまた、バックル18に取り付けられたマーク19を画像認識して当該マーク19を他の部分から識別し、シートベルト17の装着状態の検知を行っているので、シートベルト17の装着状態検知を正確に行うことができるという利点がある。
尚、上記実施形態では、運転席12及び助手席13の乗員がシートベルト17を装着しているか否かを判断するシートベルト装着状態検知システムについて説明したが、例えばリアシートに座している乗員がシートベルト17を装着しているか否かについて検知するようにしても差し支えない。この場合は、例えば車室の天井部に撮像装置14を設置して、リアシートの左右の2つの座席領域における乗員を斜め下向きに撮像し、こうして得られた撮像画像に基づいてシートベルト17の装着状態検知を行っても良い。
また、上述のような乗員のシートベルト17の装着状態検知だけでなく、運転者の居眠り運転の検出等を、画像認識等の画像処理で併せて実行しても良い。
10 シートベルト装着状態検知システム
11 インストゥルメント・パネル
11a 開口部
12 運転席
13 助手席
14 撮像装置
15 画像処理部
16 判断部
17 シートベルト
18 バックル
19 マーク
21 撮像素子
22 レンズ系
23 プリズム
24 カバー
26a,26b 透明窓
30a,30b 光
36a,36b 視野側面
36c 背面
41 撮像映像
42 実装基板
11 インストゥルメント・パネル
11a 開口部
12 運転席
13 助手席
14 撮像装置
15 画像処理部
16 判断部
17 シートベルト
18 バックル
19 マーク
21 撮像素子
22 レンズ系
23 プリズム
24 カバー
26a,26b 透明窓
30a,30b 光
36a,36b 視野側面
36c 背面
41 撮像映像
42 実装基板
Claims (6)
- 自動車の車室内の所定の搭乗位置に座した乗員がシートベルトを装着しているか否かを検出するシートベルト装着状態検知システムであって、
車室内の前記両搭乗位置を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置で撮像された撮像映像について所定の画像処理を行って、この画像処理の結果に基づいて前記搭乗位置の乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断するシートベルト判断手段と
を備えるシートベルト装着状態検知システム。 - 請求項1に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、
前記撮像装置が、自動車の車室内の所定の二箇所の搭乗位置に座したそれぞれの乗員を撮像するものであって、
単一の撮像素子と、
一の面に一方の前記搭乗位置の像が入射され、他の面に他方の前記搭乗位置の像が入射され、両方の前記像が内部で反射されて前記撮像素子側に集光されるプリズムと
を備え、
前記シートベルト判断手段が、前記各搭乗位置におけるそれぞれの乗員がシートベルトを装着しているか否かを判断する、シートベルト装着状態検知システム。 - 請求項1または請求項2に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、
前記シートベルトに取り付けられたマークをさらに備え、
前記シートベルト判断手段が、前記マークを画像認識してシートベルトを装着しているか否かを判断する、シートベルト装着状態検知システム。 - 請求項2に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、
前記プリズムの先端の頂角は、前記撮像素子の撮像有効領域に入射される像が、前記各搭乗位置の像に限定されるよう、前記プリズムの前記各面に入射される像の範囲を限定する角度に設定されたシートベルト装着状態検知システム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のシートベルト装着状態検知システムであって、
前記一方の前記搭乗位置が運転席であり、
前記他方の前記搭乗位置が助手席であり、
前記撮像装置が車室内のインストゥルメント・パネルに設置されるシートベルト装着状態検知システム。 - 請求項5に記載のシートベルト装着状態検知システムであって、
前記撮像素子が、インストゥルメント・パネル内の各電気部品を実装する実装基板に実装されるシートベルト装着状態検知システム。
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Cited By (2)
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CN102874210A (zh) * | 2012-06-18 | 2013-01-16 | 浙江吉利汽车研究院有限公司杭州分公司 | 一种防止安全带假系的装置 |
JP2015074350A (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-20 | 株式会社ユー・エス・ジェイ | 遊戯用乗物の安全支援装置 |
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2004
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